【まちカドまぞく】シャミ子(23歳)「あ、依頼者の方ですよね、どうぞどうぞ」 魔法少女A「え…」
魔法少女A「…」
シャミ子「どうぞここにかけてください。あ、すみません、なにも出さずに」
シャミ子「ええと、今、お茶をお持ちしますねっ…、ってあっ」ガッチャーン
シャミ子「す、すみませんっ、床にこぼしてしまってっ、い、今入れなおしますからっ」
シャミ子「ほ、ほんとすみません。普段はこういうことは、良に…、あっ、妹に頼んでるんですけど、いまは出払ってて…」
魔法少女A「…」
シャミ子「それで、えっと、えっと、その、あなたの依頼内容なんですけど。
事前にメールで送ってくれてましたよね?」
シャミ子「たしか、あなたの相方の魔法少女の子が眠ったきり目覚めなくなったっていう相談で」
魔法少女A「そうですけど…、けど、あの、わたし、帰りますね」
シャミ子「えっっっっ!」
わたしに依頼するためにっ!」
魔法少女A「そうですよ…、『まぞくか魔法少女の方で、何かお悩みの方、なんでも解決いたします』って
なことホムペに書いてたから、来てみましたけど…、もう帰ることにしました」
シャミ子「な、なじぇっ!わ、わたし、まだ何もしてないのにっ!」
魔法少女A「何もしてないだなんて…、雰囲気と今の所作をみてもうわかりますっ!
見るからにおっちょこちょいでドンくさそうっ!」
シャミ子「ええっ!?」ガアン
なんで学校にも行かないでこんな事務所開いてるのっ!?信用できないわっ」
シャミ子「え……、あ、あの、わ、わたしこう見えてもう………、23歳…」
魔法少女A「え!?」
シャミ子「………、平日はOLしてます…、この仕事は休日だけで…」
魔法少女A「なお信用できませんっ、見た目幼すぎて人生経験なさそうっ!」
シャミ子「ひいっ…!」ガアン
0になりますからそれ以上は…」
魔法少女A「それに何より…、その立派な角っ……、あなた、まぞくじゃないですかっ!
魔法少女の天敵である貴方に、わたしの相方の体を預けることなんてできませんっ!」
シャミ子「え…?って…、あ、あの、ちょっと待ってっ!」
魔法少女A「だから帰るっていったでしょ!」
シャミ子「だ、だから待ってくださいっ!相方の方のその症状…!まぞくの仕業でしょう?
それは、放っておくと命のかかわる症状なんですっ、だからちょっと待って…!」
魔法少女A「えっ……?」
魔法少女A「なんでわかったの…?まぞくの仕業だって…?そんなことまだ一言も…」
相方の子は夢魔によってずっと夢を見続けてる状態にあるんですっ!」
シャミ子「わたしならきっと
その子を目覚めさすことができますからっ、だから、帰らないでっ」
魔法少女A「……」
リリス「シャミ子の言うことは聞いておいたほうがいいぞ、半人前の魔法少女よ」
魔法少女A「わっ…、銅像がしゃべった!?」
リリス「確かにお主が言うようにシャミ子は、いまだにドジでおっちょこちょいで
ドンくさくて運動神経0で見た目高校生ですぐ泣くしあきらめも早いが…」
シャミ子「ごせんぞ…、この方にそこまで言われてないですけど」
まぞくと同等の力を持っているといっても過言ではない」
リリス「とくに、夢魔がかかわる症状の分野ではエキスパートといっていい。
こやつ自身の夢魔の力を使えば、その気になればお主を瞬殺することだってできるしな」
魔法少女A「えっ…」
シャミ子「ご、ごせんぞっ、変なこと言わないでくださいっ、
そんなことしませんからねっ」
リリス「まあ、せっかく来たのだし、事情くらい話してみせよ。
ちゃんとその相方の子も連れて来てるのだろう?」
魔法少女A「…」
魔法少女B「すう…、すう…」
魔法少女A「ときどき笑ったり、悲しそうな顔をしたり、ドキドキした顔したり、
苦しそうな顔するけど…」
魔法少女A[ゆすっても何しても起きないの…、数週間前からずっと…、
まぞくとの闘いで攻撃を受けたことは初めてじゃないけど…、
こんなの初めてで、どうしたらいいか」
リリス「どうだ、シャミ子」
シャミ子「バラエティに富んだ夢をエンドレスで見させられてる感じですかね…、
過去の記憶だったり、オリの夢物語だったり…それでいろんな表情になってるのかな」
シャミ子「ええっとそれで、この相方の子が目覚めなくなった経緯ですけど…」
魔法少女A「…」
シャミ子「まちで突然、この子がまぞくに襲われて目覚めなくなったって…、
ほんとにそれだけ…ですか?」
魔法少女A「なによ…、そうだって言ってるでしょ。
それで、どうなの、貴方に治せるの…この子の症状を……!」
シャミ子「ええっと、そですね」
魔法少女A「えっ!?」
シャミ子「え…?あ、ああっ…!!、
ちょ…そんな驚いた顔でまじまじと、みないでくださいっ…」
シャミ子「その…、一応これがわたしの戦闘フォームというか…、なんていうか…、ちょっと露出度が高いですけど…
あ、やっぱ変ですか!変ですよね、わたしもそう思いますっ!
聞きましたか、ごせんぞっ!」
リリス「何年やっとるだお主はっ、いい加減、余の考えた戦闘フォームになれんかっ!」
シャミ子「なれませんっ、こんなものっ!」
魔法少女A「(…え…え?)」
魔法少女A「(魔法少女の場合は、レベルの高い者ほど、変身が速いっていうけど…、
ひょっとしてこの人、ほんとに上級のまぞく…?)」
シャミ子「ああ、それであのぅ…」
魔法少女A「え…!?、あ、はいっ」
魔法少女A「えっ…?」
シャミ子「治せますから、この子のこと」
シャミ子「この子の夢の中にもぐって、ちょっとアレコレしてから、それから、起こしてきます。すぐすみます」
魔法少女A「え…え…、ほんとに…、なお…せるの?この子のこと…」
シャミ子「ええ…、だからあの、そんな不安そうな顔しないで」
シャミ子「ちょっとだけ、待っててね」
………
魔法少女B「う……ううん…、こ、ここ…は?…えっ」
魔法少女A「ううっ…、うううっ…!ほんとに…ほんとによかった…」
魔法少女B「ちょ…、どうしたの…?そんなに抱きしめられたら…痛いよ…、けど
わたし…いったい…」
リリス「いや早いな。ものの10分で終わらせたな」
シャミ子「いやまあ、アレコレして、夢にお邪魔して起こしてきただけですからね。
ゴタゴタで筋肉注射くらい痛い目にあいましたが、朝飯前です」
あ、ありがとうございます…、それでお代金はっ」
シャミ子「そんな…、お礼もお金もいりません」
シャミ子「ただ…、これからは、あなたの町にいるまぞくの方々ともっと
仲良くしてもらえると…助かるというか…えっと」
魔法少女A「え…?」
シャミ子「ごめんなさい…、実は、その子の夢の中に入ったとき…、
過去の記憶を少し拝見しちゃいました…、そんなに見るつもりはなかったんですけど…」
魔法少女A・B「……」
私たちがポイント欲しさにやっつけようとして…」
魔法少女A「け、けどそれはっ…、まぞくをやっつけることがイイコトって、
魔法少女になったとき聞かされたもの…、ナビゲーターに…闇の一族は昔から世界に害をなす存在だって…」
リコ「シャミ子はーん」
魔法少女A「え…?」
リコ「あれ、なんや生意気そうな魔法少女が2人も…、ま、いいわ」
リコ「あんなー、うちのフィアンセがな、料理作りすぎちゃって。よかったら、
夜ご飯、一緒どうかなって。みんなも誘っといたし、一緒に行こうや」
白澤「リコ君。だから僕は百歩譲って君の彼氏であってもフィアンセではなくて…」
ミカン「仕事帰りにわたしもさっきそこで誘われちゃったわ、
あら?シャミ子お仕事中??お邪魔だったかしら?」
小倉「大学の研究切り上げてきたよー、シャミ子ちゃんも行こうよ」
杏里「わたしも誘われたよっ、いこーぜシャミ子っ」
シャミ子「みんな…」
魔法少女A「まぞくに魔法少女に…、それに…?そんな…こんなごった煮の
空間が存在するなんて…」
魔法少女B「噂には聞いていたけど…こんなことが…」
リリス「そうだ。ここは、光と闇の勢力争いの中立地帯、せいいき桜ヶ丘。
両勢力が、それはもう、なあなあに共存してる場所だ。なあ、シャミ子」
シャミ子「ええ、まあ…」
シャミ子「けど、外の町ではまだまだ、光と闇の一族同士での争いをしてる地域もあるみたいですから…」
シャミ子「もっとお互いが仲良くなれるようにってことで、わたしはこうして、
両サイドのお悩み相談室を開いてるわけです」
シャミ子「まあ、みんなが仲良くなってくれるのが、わたしのモットーですからね」
魔法少女A・B「…」
最近になって、なあなあでイイ感じにいい加減な関係になってきた感じもするな」
リリス「まあ、とはいえ、のほほんと両勢力の共存を祈るシャミ子に対して…」
リリス「シャミ子の相方なんかは、今だ争いが絶えない地域に直接赴いて、
時にくそ下手な説得で、時に無理くり筋肉で止めようと、まだまだアクティブに奔走中だけれどな」
シャミ子「なっ…、あ、相方ってなんですか、あ、相方なんかじゃないですっ…あんな人っ…」
リリス「なんだ?23歳にもなってまだ、恥ずかしがってるのか…?
どうしようもないやつだな、お前も…、ていうか顔真っ赤だぞ?」
シャミ子「な、なにいってんですかごせんぞ、ち、違いますから…、…んっ?」ピロリン
シャミ子「……………、っえ!!??」
魔法少女A「?」
シャミ子「ご、ごめんなさいっ、わ、わたし…今日は急用ができちゃって…!
は、はやく事務所も閉めて家に帰らないと…っ!」
ミカン「どうしたの、突然…、あっ…まさか」
杏里「なんだー、つれないなシャミ子。
あーー、ひょっとして、久しぶりにダンナが家にかえってくんのか?」
魔法少女A「ダンナ…?」
シャミ子「ち、ち、違いますっ!ダンナなんかじゃありませんっ!!」
リコ「あーなんや。今日、帰ってくるんかいな。
放浪癖のあるフィアンセをもつと振り回されて大変やな、シャミ子はんも」
小倉「あー、なんだ、それじゃ仕方ないね~」
シャミ子「ち、違っ…!」
シャミ子「あれはっ……、宿敵っ!」ダッ
リコ「ああ…、いってもーた…」
ミカン「一緒に2人もくればいいのに…、
まあ、今夜は久しぶりに2人きりのほうがいいのかしら?」
ミカン「あ、そうだ、代わりと言ったら悪いけど…、
あなたたち、一緒に来ないかしら?」
魔法少女A・B「……」
魔法少女A「いや…遠慮しておきます。それより、早く自分たちの町に帰らないと」
魔法少女B「そうね…、、傷つけようとしたまぞくにちゃんと謝って…、
それから…、これからは、町にいるまぞくとも仲良くなるように努力してみる」
リリス「ああ、そうだな。それがいい。道中、気を付けて帰るのだぞ。それで…
帰ったら、みんな仲良くな」
……
シャミ子「はあ、はあ…!」
シャミ子「桃っ!」バンッ
シャミ子の家…
桃(23歳)「あ、お帰りシャミ子」
シャミ子「き…、き…」プルプル
シャミ子「き、き…貴様というやつは…!!」
シャミ子「あ、あったりまえですっ!半年ぶりに帰ってきたと思えばっ!
ちょこちょこ連絡送っても8割既読スルーのくせにっ!何突然帰ってきてるんですかっ!」
桃「え…、帰るって事前に連絡したと思ったけど」
シャミ子「ついさっきみましたよそんなもんっ!
今日帰るからっ、てか今帰ってる最中とか…連絡よこすの遅すぎなんですよっ!」
シャミ子「てかもう帰ってきてるし!」
シャミ子「それでっ!?今まで何してたんですかっ」
桃「あーしんどかった。うん、やっぱり、北の地方は、まだまだ魔法少女とまぞく
とのガチの抗争やってるから止めるの大変だったよ…」
桃「みんなの言いつけ通り、なるべく筋肉は使わずに抗争を止めたよ。
なるべく言葉で説得して…、あ、けど最後はちょっとイラっとして
筋肉でちょっとだけほんのちょっとだけ」
シャミ子「聞いてねーですよっ!!」
桃「ええ…?」
それと、…きゃっ…」
シャミ子「か、帰ってくるなら来るって、もっと早く行ってください、バカ…!!」ギュウ
シャミ子「けど…、あ、会いたかったです…、桃。お、おかえりなさい……でした」
桃「…ん。わたしも…、ずっとシャミ子に会いたかった…、ただいまシャミ子」
シャミ子「うん…」
桃「え…?ああ、それと」
桃「今日のご飯何かなって…」
シャミ子「……」
シャミ子「わたしは飯炊きまぞくではないっ!けど準備はこれからですっ!」
シャミ子「それで!!?何系が食べたいですかっ!!」
おしまい
「SS」カテゴリのおすすめ
- 赤沢「Akather…?」
- 社長「おら!休めッ!休めッ!」女社員「嫌ァアッ!?」
- 【ガルパン】杏「西住ちゃん選択必修科目はボーグ道取ってね」
- 出木杉「カプセルコーポレーション?」
- みほ「すけこまし作戦?」アンチョビ「そうだ!」【ガルパン】
- P「律子ってプロデューサー向いてないよな」
- みほ「聖グロリアーナが選ぶベスト百合カップルランキング?」
- 【三者三葉】小田切双葉「超無謀パフェ?」【きんいろモザイク】
- 波平「馬鹿モン!!一般人に念を使いおって!!」
- 純一「みんなと、イチャイチャしよう!」
- つかさ「お姉ちゃん、今年も桜、きれいだね」
- いろは「先輩って結構鈍いですよね」
- Gackt「THE IDOL M@STER?」
- メトリアカントサウルス「今回も映画に出れなかったな・・・」
- モバP「まゆってヤンデレだよな」
「ランダム」カテゴリのおすすめ
- エレン「兵長がイメージと違う・・・」
- 八幡「俺たちでバンド?」 雪乃「そうよ、今度こそね」
- 杏子「お」ほむら「あ」マミ「え?」
- 男「この奴隷はいくらだ?」 奴隷エルフ「…………」
- 出木杉「カプセルコーポレーション?」
- 主人「キミ、以前は男だったって本当?」 メイド「はぁ、まぁ」
- 晶葉「出来たぞ! 助手がHなことを考えると殴る装置だ!」
- 遠子「ねぇ、心葉くん」心葉「なんですか?」
- 部長「両津の馬鹿は何処だ……」中川「部長……」
- みゆき「修造さんとウルトラh」 修造「ビー・ハッピー!!!」
- 武内P「緒方さんと飲むことに」 智絵里「甘いジュースが好きです」
- 多田李衣菜「3*3*3」
- 彡(゚)(゚)「江戸川区?」(´・ω・`)「うん」
- 千早「ジャズ…ですか?」
- 市原仁奈「ばっく・とぅ・ざ・ふゅーちゃー!」
コメント一覧 (23)
-
- 2020年01月15日 01:04
- ご先祖様像のままで草
-
- 2020年01月15日 01:25
- なかなか良かったけど、ごせんぞの件とか
多分本来の世界線から分岐してるのかな
-
- 2020年01月15日 01:39
- 店長を見て既読者だってのはわかるしごせんぞはまあそういうことがあったんだでええやん
-
- 2020年01月15日 02:00
- まだ5巻まで読んでないんやろ
許したれ
-
- 2020年01月15日 02:05
- 材質不明の像ではなく銅像になってる事からリリスさんになんかあったんだろうな
-
- 2020年01月15日 02:11
- 最終話にありそうな雰囲気。とりあえず好き
-
- 2020年01月15日 06:57
- ごせんぞが等身大よりしろを欲しがらなかった世界線
-
- 2020年01月15日 06:58
- 本編終了後の読み切りっぽい
-
- 2020年01月15日 09:44
- ごせんぞゴミ拾いノルマ失敗しちゃったか
-
- 2020年01月16日 09:44
- >>10
実際続けるの結構キツイよな、あのゴミ拾いノルマ
-
- 2020年01月17日 20:58
- >>20
拾うゴミ無くなったらどうするんだろうね
-
- 2020年01月15日 10:07
- リコくんなら魔法少女のことは巫女はんって言うかもしれない
けどシャミ桃の前ではそこまで気にすることではないと思う
-
- 2020年01月15日 10:38
- ご飯作りすぎるのはリコくんの方だと思ったけどまぁ平行世界とかある世界観だし気にするほどじゃないよね
-
- 2020年01月15日 13:00
- 見掛けだと良ちゃんの方が年上のお姉さんになってそう
-
- 2020年01月15日 15:38
- だってシャミ子老け止まりだし
-
- 2020年01月15日 18:16
- 最後にシャミパパのいつものセリフがないということはつまりそういうことなのかな。
ごせんぞはなんだかんだで自由に動けるようになったけど、
普段は自分好みに作ってもらった銅像の中でくつろぎ空間満喫してそう
-
- 2020年01月15日 18:16
- わたシャミ子がつよいまぞくになっている所が高得点です!こんな感じにシャミ子をつよくしたSSがもっとあっていいと思います!
-
- 2020年01月16日 00:44
- >>16
しっぽと角見えてますよ
-
- 2020年01月15日 21:17
- 自分関東人だからよく分からんけど、このリコの関西弁は紅玉がしゃべってそうな感じ
京都弁と大阪弁?
-
- 2020年01月15日 21:52
- もんもが出張ってる間にミカンとシャミ子がわるい関係になってるな…
-
- 2020年01月16日 16:34
- ※18
みとめませーん
-
- 2020年01月19日 11:50
- 尊い
ええやん?