糸色「つまり、僕は田尻智の成りそこないなんです!」
智恵「はあ…」
糸色「つまり、僕は田尻智の成りそこないなんです!」
糸色「智恵先生、貴方も考えても見て下さい。もしも、同じ空間に、同じ志を持った人間が、同時に存在したとしたら一体何が起こりますか」
智恵「ジアビスですか?」
糸色「違います、貴方は全くわかっていません。即ち、夢カースト制度ですよ!」
糸色「夢、希望、なりたい職業、憧れを仕事にする…世の中には、こんな甘いキャッチフレーズに誘われて、モノポリーのラットレースに連れ込まれ路頭に迷う哀れな子羊たちが、豚の下で馬車馬の如く働かされているんです!」
智恵「またどうしてですか」
誰でも起業家に慣れますを名目にネットで教材を販売及び紹介をしている、
世間一般で言うネットアフィリエイトです。まずはせどりに始まり、
証券、FX、企画、広告収入等のノウハウが有料で配布されています」
智恵「要はアフィリエイトやスパムですか」
糸色「やあ、君は元不登校児の」
智恵「並さん」
奈美「並って言うな!!」
あびる「先生、アフィカスなんですか」
糸色「ギクリ…
ところで皆さんカースト制度ってご存知ですか?」
智恵「話を逸らしましたね」
そこは普通に普通って言ってほしかった
確かに普通にすればよかったな
奈美「わーなんだか普通に授業っぽくなってきた」
あびる「ところで夢カーストの説明はどうなっているんですか」
知恵「それで、先生は副業をされているんですか?」
糸色「…なんですかその疑うような目は」
あびる「奈美ちゃんがいうと何故か説得力あるよね」
奈美「どういう意味よ!」
糸色「良いですか皆さん。社会というのは、あらゆる職業の方が存在することで成立します」
しかし、問題は全ての人がせどりを始めたらどうなるか、ですよ!」
糸色「その通り!しかも、同じ競売で、同じ本を同業者が同時に売る事になったとしたら、無論、劣ったどちらか片方は撤退せざるを得ない!縄張りが同じブクオだったら尚更ですよ!」
あびる「そもそも、経済が成り立たなくなるんじゃ…
現在はFC2系列でしかレシートのクーポン割引や高値で取引をされる辞典の500円セールをやっていないんですよ!
つまり、暮らしている土地の時点ですでに格差はついてしまっているんです!」
糸色「ぶっちゃけFC2系列のブクオが存在しないほにゃらら県でのせどりは全然もうからねえ!」
マリア「それ誰の本音だヨ」
あびる「まるでせどらーみたいな口ぶりですね」
(メルメル)
『センコーのアフィブロサイト通報した』
奈美「うわあ!何これ総訪問者数14って…」
糸色「うわー!!見るな―!!」
あびる「ああ…、広告貼ったはいいけど内容が無い上に、
碌にマーケティングもせずターゲットがあやふやな事が祟って、
全く集客できず、モチベーションが下がってそのまま放置する
初心者アフィリブログでよく見られる光景ですね」
奈美「見てるこっちがひもじいよぅ」
糸色「報告しますか?それもいいでしょう…そう私は公権力に屈しない。教師の身分なんて捨ててやります!」
あびる「どうせ収益何かないんだから見逃してもいいんじゃないですか」
智恵「そうですね」
糸色「残酷だー!」
(メルメル)
『神話(笑)になれ』
奈美「まだ続いてたの?」
あびる「ただアフィカスの成りそこなっただけの話じゃないですか」
糸色「確かに、これはあくまでも一例にすぎません」
」
色色「そういったネズミ講式の金儲けシステムが構築されているのが普通です」
あびる「普通なんだ」
奈美「そこで私を見ないでよ!」
糸色「世界中の誰もが起業家になり、そしていなくなる購入者。そんな起業家を生み出すだけの永久機関の経済システムが存在するとお思いですか!」
マリア「無理だナ」
あびる「奈美ちゃんラーメン屋さんなくなっちゃうね」
マヨちゃん出せなくてごめんね
糸色「しかもですよ、仮に収益があったとしましょう」
糸色「だいたいそういう人達には、横の人脈だとか財政界、
技術者達との繋がりが付きものです。
界隈で収益を増やす方法が有名アフィラー紹介される、ですからね。
最終的に生産力とはつまり結局人脈と能力、知識、この三つですよ!
つまり、それに気が付かない素人は永遠に支配者の金づるに過ぎない!」
起業家の倍率が上がればそのノウハウの需要が高まる。
しかし世の中全員が起業家になりノウハウの必要がなくなれば完全に需要は消え既存システムが機能しなくなる。
それを防ぐためには、羊…生産力を持たぬ者の存在が必要なんです!夢という名の搾取の無限ループ!」
希望に向かって夢の奴隷になり続ける…しかしその実体はコネと裏を教えられない情報弱者のラットレースに過ぎない!
無能力者には優雅に泳ぐ白鳥の水面下のバタ足が目先にぶら下がる餌のせいで見えない!ああ、何て金汚い世の中だ」
起業家として活躍できる人がいる事に幸福を感じているんです」
奈美「それ、思いっきりただのニートの考えじゃないですか…」
・三次元だから決して可能性は0ではないと○○の夢をもち○○○に投じ続ける○○○○信者
・○○○○○○○に○○できると夢をもち○○○○に通い結局○○○○に収まる○○○
・弥勒菩薩の救済
糸色「はい?日塔さんがどうかしましたか?」
奈美「先生酷ぅい!」
あびる「人脈、能力、知識。成功のためには不可欠で、
そのための努力は必要ですし、生活が保障されるなら生産者の下について試行錯誤するのは通過儀礼でしょう」
智恵「というよりも、アフィリエイトのように極端で、完全実力主義で自己責任の世界ではそうかもしれませんが、大抵は法人組織、機構に属していればある程度の生活と身分は保証されていますし、ちゃんと能力や知識に応じた職場が用意されているものですけど
奈美「同僚なんて嫌でも人脈になるしね」
奈美「別に有名になれなくても適材適所で夢を叶えられる職場って探せばあるだろうし」
マリア「先生はただの敗北主義だナ」
糸色「ック…生産能力を持たず、生産者に支配されている事が問題だというのに…。ここにも夢カーストに思考を犯され批判能力を摘み取られた犠牲者が」
絶望「うわっでた!」
あびる「あ、こんにちは」
智恵「さて、この微妙な話にどうオチをつけるのかしら」
奈美「ハードルをあげないで下さいよぅ…」
カフカ「確かに、世の中には夢を叶えられず苦労する哀しい人達も一杯います!」
漢字で書いてくれよ
あと可符香なら
「そんな人いるはずがありません!」じゃね
確かに漢字で書けばよかったな。ちょっとキャラなりきれなかったなすまん
最高の名誉を誇る石英チャンプの需要は一つ。
一つの椅子のために争いを繰り広げるトレーナー達、
そんな中で勝ち抜いた二人の幼馴染は争いを拒み、
親友の地位と名誉のために、
人生の成功から身を引いた優しくて哀れな田尻智のなりそこないのシゲル君」
カフカ「チャンプに成りたい、でも親友とは闘いたくない!そんなシゲルくんの夢をかなえる方法が一つだけあります!」
絶望「一体何だと言うんですか?」
でも本当の神様にはなれなくとも、個人の神にはなれるんです!先生私、先生の神様になります!」
モブ「カフカ様ー!私にお慈悲を!」
モブ「皆のもの、カフカ様の夢をかなえるのだ!」
絶望「うわー!新興宗教だ!!」
カフカ「夢を持って夢を人に語れば誰でも夢の生産者(バラモン=支配者)ですよ」
最初田尻智さんを出したのはいいけど、うまくまとめられなかったすまん
モンスターボールの発想もなかった
ポケモンの話を出した割に中身がアフィリエイトな話になってしまったのもあって
ちょっと反省
アフィ絡みなのは良いと思う
絶望先生っぽい
節々に違和感は会っても全体はすごく好き
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コメント一覧 (2)
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- 2019年04月13日 21:18
- 良
-
- 2019年11月22日 01:22
- 絶望先生終わって7年経ってるしな
しゃーない