女友「娘ちゃんいいなぁ。スマホ買ってもらって」
カメムシ「あー…俺も…娘に誕生日プレゼントあげたかったな…7年前死ななかったら…」
カメムシ(俺はあの臭い虫のカメムシ。学校の横にある木から6年2組にいる娘を見守っているのだ)
女子A「娘ちゃ~ん!スマホ買ったんだね」
娘「あ、うん。スマホ買ったの」
女子A「えー、でもそれ結構前のモデルじゃない?」
女子B「この子のは最新型だよ」
女子A「まあね。で?なんであんたは古臭い物買ってんの?」
娘「えっと………」
その瞬間、教室に大量のカメムシが入ってき
た。
女子達「きゃぁぁぁぁぁ!!!!」
カメムシ(敵を威嚇する臭いを出すつもりが…間違えて集合ホルモンの臭いを出してしまった!?)
カメムシ(でも!ちょうどいい!)
女子A「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!なんで追いかけてくんの!!!!」
娘「臭っ!!!」
カメムシ「く、臭い……!!?」
カメムシ(7年前も臭かったって言われたもんだな…懐かしい…)
パパ(昔のカメムシ)
パパ「行ってきます」プゥ~(オナラ)
ママ(パパの妻)
娘「臭っ!」
ママ「パパはカメムシみたいにオナラが臭いはねwww」
パパ「…………」ガーン
俺は昔、人間だったのだ。
-娘の家のキッチン-
『ママはモリモリ働いてくるからご飯チンして食べてね^_^』
という手紙はキッチンの台に置いてあった。娘は黙ってママが作った料理をチンして食べ終えた。
カメムシ(もう少し近づいてみようかな…昔はよく食後にオナラしてたな…)
カメムシ「…………」ガサガサッ
ママ「ただいまー!」
娘「ママおかえりー!あのさ、昨日のお願い考えてくれた?」
娘「そう」
ママ「でも、そんなお金…うちにはないから…」
娘「でも、公立の中学校の制服ダサいしー!」
ママ「でも、ほら!仲良しの女子Cちゃんもいくらしいじゃない」
娘「大丈夫。学校が変わっても遊ぼうって約束したから」
ママ「ごめん……うちにはそんな余裕ないの…我慢して……」
娘「…………」
娘「いつも我慢我慢って………」
娘「私がママがいないところでいっぱい我慢してるんだよ!」
娘は泣きながら家を出て行った。
娘は幼稚園から幼馴染だった「少年」を電話で公園に呼んで、ママと喧嘩したことを話した。
少年「そっか、でも僕が引っ越しても娘に会いにいくから」
娘「でも、私は少年と同じ学校に行きたかったの」
娘「せめてみんなと一緒がいい」
娘「うわーん」
少年「……………」
娘「ひっく…ひっく……え……」
『どこに行ってるの?』
『もう遅いから帰っておいで』
『危ないよ』
少年「本当にお母さんのこと嫌いになっちゃった?」
娘「……………」
娘は首を振った。
娘「でも……私がいなくなったらママが悲しくなると思うの……」
少年「はは!娘のそういうところがかわ・・
・!!?」
娘「え?今なんて?」
少年「なんでもないってば」
娘「クスクス」
ある…でもこんな手じゃ人間のお金を稼ぐどころか、娘を悲しい時に頭を撫でることさえできないよ…」
カメムシ「くそ…なんで俺は虫なんだ……」
カメムシ「あの時、信号無視してなかった
ら……」
パパ(あ~いつも通り出勤するか~)
女子高生A「臭っ…何このおっさん…臭すぎなんですけど」
女子高生B「本当それな」
パパ「……………」
パパ(女子高生に臭いなんて言われるなんて最悪だ……一刻も早くここから離れたい……信号無視してここから離れるか!)
パパは信号無視をし、車に轢かれて亡くなっ
た。
カメムシ「聞いてないぞ、神」
カメムシ「生まれ変わっても後悔するなん
て!」
カメムシ「…………」
カメムシ「はは…せめて人間の時にもっと一緒にいればよかった……」
カメムシ「そして、死んでも困らないようにもっとお金を用意しておけばよかったなぁ……」
神様「虫でも後悔できたじゃないか」
カメムシ「え?」
娘「パパー!!!朝だよ!!!起きてー!!!」
パパ「!?」
娘「何言ってるの?」
パパ「はは…夢か…」
ママ「あなた、何ぼーっとしてるのよ。会社に遅れるわよ」
パパ「いや、今日は休む。有給がたっぷり溜まってるからね」
END
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コメント一覧 (2)
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- 2019年01月13日 23:33
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まあいいんじゃない?出来はともかくこういうのは嫌いじゃないし
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- 2019年01月15日 03:54
- 信号無視はやめましょう