勇者「この扉の向こうに大魔王が…!よしいくぞ!魔王覚悟!!」女魔法使い「リレミト」
勇者「……え?」
女魔法使い「………」
勇者「え、いやいや…あ、あれ?おま…」
女魔法使い「ん?」
勇者「今、リレミトしたよね?なにしてんの?お前」
女魔法使い「…え?ああ、いやあ…、あぶないところでしたね」
勇者「…え?何が?」
あのまま魔王と戦ってたらヤバかったですよ…、街に戻って買い出しにいかないと」
勇者「ええ…、いや…そんなん序盤のダンジョンじゃないんだから…、薬草なんか、もう中盤以降使ってないでしょ…、
俺毎ターン自動回復するし、お前も回復魔法使えるし…」
女魔法使い「ん…、ああ、そうでしたっけ?けど、毒消しとかエーテルとかもないし…」
勇者「いやなにいまさら…、そんな序盤に使う道具今や必要ないじゃん…、
ほら、バカなこと言ってないで、もう一回、魔王城入るぞ!」
女魔法使い「…ああ、はいはい」
魔王の部屋の前
勇者「はあ、はあ…ようやくもう一度ついたな…、よし、今度こそ魔王に挑むぞ…!
そして世界に平和にするんだ!いくぞ!!」
女魔法使い「リレミト」
フィールド
勇者「………」
女魔法使い「…………」
女魔法使い「うーん、勇者さんさあ…わたし思ったんだけど、ちょっと私達の装備品、
魔王に挑むのには心もとない感じしません?」
勇者「いやしないけど」
勇者「俺の装備、伝説の剣に伝説の鎧とかすごいやつだし…敵の攻撃うけてもそこまで痛くないし…」
女魔法使い「ああそう…」
このみすぼらしいローブにこの杖」
勇者「え…、いやお前のそれ、あれじゃん…、なんだっけ?エルフの凄い人に無理やり夜なべさせて作ってもらったやつじゃん……、それ着てるとくっそ魔力あがってるじゃん。
知ってんぞおい…、敵の炎とか精神攻撃とかも平気じゃん」
女魔法使い「うーん…けど、この装備だと敵におもっくそ殴られたときとかに、
たまにチクッってするんですよね」
勇者「十分じゃね?何それ俺の伝説のやつよりめっちゃ防御力あるやん?
それ以上ないくらいいい装備じゃん」
女魔法使い「ううん…けど」
勇者「ほら、バカなこといってないでとっとと行くぞほら!」
女魔法使い「はあ……」
勇者「はあ…はあ…流石に一日に3回もここまで来るのしんどいな…、
だが…これでもう最後だ!いくぞ!魔王覚悟!」
女魔法使い「リレミト」
フィールド
勇者「いやなんなんお前マジで!」
女魔法使い「勇者さん…これあれですわ…レベルあげしなきゃですね」
勇者「急になに!?」
勇者「いやなに言ってんだよ俺もうレベル300だぞ!魔王倒す攻略水準40~50くらいなのに!
お前だって俺と同じくらいだろ!?今レベルいくつだよ!いってみろ!」
女魔法使い「いや、1200くらいですけど」
勇者「なんで知らない間にそんなレベルあげてんだ!なめてんのか!」
女魔法使い「いや…まあ…それはそうなんですけど…」
勇者「魔王を倒せば、この旅の目的は果たされるんだぞ!ほら、いくぞ!」
女魔法使い「……」
勇者「よし、こんどこそ…」
女魔法使い「あ、あの…ゆ、勇者さん!」
勇者「あん!?」
女魔法使い「勇者さんは…そのぉ…、魔王を倒した後のことって…、
何か、考えてるんですか?」
勇者「え…、いやそりゃ…、まあ…普通に帰るよ…故郷に…」
女魔法使い「へ…へえ…、そうですか…」
女魔法使い「まあ、確かに旅の間も、何度か言ってましたもんね…故郷に待っている人がいるって…」
勇者「いやまあ…」
勇者「いやなにその言いかた!お前俺のことバカにしてんのか!そんな下品な相手じゃないから!」
女魔法使い「そ、そうですか…てことはやっぱり…彼女…とか」
勇者「違うよ!家族だよ家族!いもーとだよ、いもーと!」
勇者「そうだよ…何勘違いしてんだよ…、おれ、故郷帰っても彼女とかいないし…」
女魔法使い「へ、へえ…そ、そうですか…妹、ですか、へえ…そうですか…」
女魔法使い「………へえ…そうか…妹か…ふーん」
勇者「………」
勇者「…まあ確かに、血こそつながってない義理の妹だけど…けど、昔からホントの家族のように」
女魔法使い「リレミト」
勇者「ほんと何なのお前!」
女魔法使い「はは…まあそりゃ、義妹とフラグたってりゃ、
はよ魔王倒して故郷帰りたいですわな…はん」
勇者「いや一体なんの話だよ!意味わかんないんだけど!」
女魔法使い「ああ!勇者さん!私、怖い!怖いの!!」
勇者「急に何!?」
すごい宿屋に帰って休みたい…すっげ吐き気してきた…魔王のプレッシャーで頭痛もヤバい」
勇者「レベル1200が言うセリフか!魔王のほうが怖がってるわ、ほら、いくぞおら!」
女魔法使い「い、イタイイタイ!ひ、ひきづらないでくださいよ!あ、勇者さん!急にお腹が痛い…!!」
勇者「うっさい、早く来いこら!」
勇者「次、リレミト使ったら承知しないからな」
女魔法使い「はい…」
勇者「よし、それじゃ扉を開けるぞ…準備はいいか…?」
女魔法使い「……」
勇者「………」
勇者「なあ…」
女魔法使い「え?」
お前も一緒に来ないか…?俺の故郷に…」
女魔法使い「…え?」
勇者「え、あ…いやほら…、お前って故郷がなくなったって話、前にしてたし…、
その…、帰る当てがないんだったら…よかったら…って思って…」
女魔法使い「………」
勇者「まあそれに…、お前と旅をしたこの数年間楽しかったし…、魔王を倒して離れ離れになるのも…さみしいっちゃさみしいから…その…、
要するに、俺の故郷で一緒に暮らさないか…よかったら、だけど」
女魔法使い「ゆ、勇者さん…」
女魔法使い「あ、ああの…勇者さん…、そ、それって…つまり、私と」
勇者「まあ、ずっと一緒にいて、お前ももう、俺にとっちゃ妹みたいなもんだしなっ!
故郷で妹2人を世話するくらいどうってこと…」
女魔法使い「リレミト」
おしまい
元スレ
勇者「この扉の向こうに大魔王が…!よしいくぞ!魔王覚悟!!」女魔法使い「リレミト」
https://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1538842299/
勇者「この扉の向こうに大魔王が…!よしいくぞ!魔王覚悟!!」女魔法使い「リレミト」
https://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1538842299/
「勇者・魔王」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (37)
-
- 2018年10月07日 03:22
- もう一人で行きゃ良いじゃん
-
- 2018年10月07日 03:22
- 最後吹いたw
-
- 2018年10月07日 03:35
- 魔王「見事だ、勇者に女魔法使いよ……!
だが、我を倒したとしても貴様らの戦いは終わらぬ…!
そう、勇者よ、貴様の大切な者が、貴様への、愛を奪い合う、女達の争いが……!
貴様の大切な者が、憎しみ合い、傷つけ合う不毛な、あ…らそ……い………が……グフッッ!!!!」
-
- 2018年10月07日 03:53
- 蜘蛛ですがwww
-
- 2018年10月07日 04:36
- もうMP切らしてから豚みたいなモンスターの巣にでも放り込んじゃえよその面倒な女。
-
- 2018年10月07日 05:18
- そこそこ面白かった
このくらいの長さなら飽きずに読める
-
- 2018年10月07日 05:29
- 笑ったwww
テンポがよくておもしろかったよw
-
- 2018年10月07日 05:54
- ※5
1200レベルの時点で十中八九切れることがなさそうなんですが…
-
- 2018年10月07日 06:52
-
天丼の正しい形を見た気がする
-
- 2018年10月07日 07:12
- 魔法使いがラスボス
-
- 2018年10月07日 07:42
- 先にラスボスと打ち合わせして、勇者との仲取り持ってもらえ
-
- 2018年10月07日 08:05
- 話が終わったら故郷で妹を世話するでエルガイム思い出したわ
-
- 2018年10月07日 09:04
- 米5
1200ってディスガイアの人をドラクエの世界にぶちこむみたいなもんだからMPなくなっても素手で殴ったら消し飛びそうだよ
-
- 2018年10月07日 09:05
- 何回も死の恐怖を与えられる魔王さんかわいそう
-
- 2018年10月07日 09:07
- 昔ね、こんな感じでラスボスの魔王戦の直前に、勇者と魔法使いの女の子が「これで魔王倒したら旅終わっちゃうじゃん!放置したろ!」ってなったアニメがあったんすよ
-
- 2018年10月07日 10:49
- 洞窟の途中でリレミトをかまして大幅なロスをしたRTA走者がいてぇ…
-
- 2018年10月07日 11:00
- ステージコントが見える
-
- 2018年10月07日 12:00
- 仮に女魔法使いの装備全部剥ぎ取っても魔王倒せそう
-
- 2018年10月07日 12:41
- これは勇者さんが悪いっすわ
-
- 2018年10月07日 12:53
- ※15
リメイク版ではちゃんと倒したから・・・
-
- 2018年10月07日 12:55
- 魔王「ドアの向こうに勇者一行来たな…勝てるかなドキドキ…勇者だけでも強いのに相方の女めちゃくちゃ強そうだ…もうだめかも……ん?いなくなった?……帰ったのか?………あれ?また来た」以下ループ
-
- 2018年10月07日 13:23
- この手の「同じ状況を何度も繰り返す」ってシュチエーションやるなら突っ込み方に緩急つけろよ。
何で勇者は毎回同じ突っ込みしてるの?
最初は「おい何やってんだ!」でいいだろうけど二回目以降はテンション変えるとか逆に心配するとか方法あるだろ?
何で引き出しの棚一つしかないの?
-
- 2018年10月09日 13:46
- >>22 が受ける場合もある。書き方によってはその方が面白いかもな
でも天丼としてのわかりやすさやテンポの良さを意識するならこっち。お笑い芸人だってワンパの方が多いじゃん?その方が受けるからだよ
-
- 2018年10月07日 14:08
- ※22
そんなこと気にしてるのお前だけだし
>二回目以降はテンション変えるとか逆に心配するとか
これ全然面白くないよ
-
- 2018年10月07日 16:24
- そこは面白がる部分じゃないだろ?
笑い所おかしいんじゃね?
-
- 2018年10月07日 18:15
- 血の繋がらない妹……?
その妹、緑髪で包丁持ってたりしない?
-
- 2018年10月07日 18:51
- 最近のドラクエじゃエーテルがあるのか?
-
- 2018年10月07日 19:51
-
戦いは終わりへと その時を刻むけど
永遠に変わらない 熱い想い出
女魔法使い報われろ報われろ…
-
- 2018年10月07日 20:24
- んもう!
-
- 2018年10月07日 23:13
- これは可愛い魔法使いだわ
確かにリレミトしたくなるのはわかる
旅のとちゅうでフラグを立てようにも
この勇者相手ならダメだったんだろうなってわかるよ
-
- 2018年10月08日 01:27
- ※23 やめたれw
次からそいつは具体性のない中傷しかしなくなるぞ
自分のセンスがずれてると気づいたけど、自分の攻撃性を抑える努力とかセンスを磨こうとする努力なんてするはずないだろうからな
-
- 2018年10月08日 01:46
- はーすき
-
- 2018年10月08日 04:00
- 魔王倒したら部屋の前に戻ってループすることに気づいた魔法使いの話しかと思ったら違った。面白かったわ
-
- 2018年10月11日 23:39
- よいやな
-
- 2018年10月15日 02:10
- 良いテンポ
-
- 2018年10月18日 01:47
- 女魔法使いが魔王ってオチかと思ったら違った
-
- 2018年10月20日 12:15
- ※15
懐かしいな。タイトルを見て真っ先にそれが思い浮かんだわ