ジュリア「……」ガチャ
ジュリア「げ。バカP……もう来てたのか」
P「朝いちばんにそんなリアクションをされるとさすがの俺も傷つくんだが……」
ジュリア「ごめんごめん。おはようプロデューサー」
P「ったく。今日はいやに早いじゃないか、どういう風の吹き回しだ?」
ジュリア「べつに、今朝は単に早く起きちまっただけさ。たまには早めに事務所に来て、一番乗りのささやかな優越感に浸ってやろうかと企んでたんだが……」
P「俺がいた、と」
ジュリア「ご名答」
ジュリア「あたしの一番乗りを阻止しやがって、バカPのくせに生意気だな」
P「お前は労りの言葉の一つでもかけたらどうなんだ……」
ジュリア「ガラじゃないさ」
P「あーそうかい。コーヒー淹れるけど。ジュリアも飲むか?」
ジュリア「ありがと。砂糖とミルク1個ずつな」
P「へーへー。……今日はブラックじゃないのか?」
ジュリア「ん……そういう気分なんだよ」
P「確かにそういうときもあるかもしれんなあ……ほい。お待たせ致しました、お嬢様」
ジュリア「あんた、ほんとそういうの似合わないよな」
P「……最近、輪をかけて辛辣さが増してきてる気がするんだけど……泣いていい?」
ジュリア「あたしのプロデューサーともあろうものが、情けないねえ」
P「お前のせいだ、お前の」
ジュリア「はー……朝のコーヒーはしみるねえ」
P「お前最近老けてきたよな」
ジュリア「」バシッ
P「いって!ぶった!アイドルにぶたれた!プロデューサー虐待だ!」
ジュリア「担当アイドルににそんなこと言うほうが悪い」
P「はいはい、悪かったよごめんごめん」
ジュリア「まあ、いいけど。……ん」ゴソゴソ
P「お、今日はアコギか」
ジュリア「そういう気分なんだよ」
P「そればっかだな」
~♪~
P「……それ、新しい曲?」
ジュリア「どうだ?」
P「すごくいい。聴いてて優しい気持ちになるよ」
ジュリア「そりゃよかった」
P「朝からコーヒー飲みながら、ジュリアの弾き語りを聴く……いいね、最高だ。仕事のやる気も出るってもんだ」
ジュリア「んな大げさな」
P「大げさなもんか。プロデューサーの特権だな。実のところ、こうしてジュリアとコーヒーを飲むのが、俺が一番好きな時間かもなあ」
ジュリア「……頼むから、時々そういう恥ずかしいこと言うのやめてくれ」
P「ははは。なーんてな。少しは仕返しできたかな、こりゃあ?」
ジュリア「……あーもう、いい加減にしろ、このバカP!」
ジュリア、誕生日おめでとう。
>>2
ジュリア(16)Vo/Fa


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コメント一覧 (5)
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- 2018年09月27日 07:13
- ツン?
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- 2018年09月27日 23:46
- ジュリアかわいいよジュリア
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- 2018年09月29日 20:50
- ジュリアは逝っちまった
……終わりにしようぜ
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- 2018年09月30日 09:12
- もうちょいひねりがほしかった
俺の家にズカズカ入ってきて飲み物食べ物を要求し、ギターをジャカジャカ携帯見ながら鳴らして帰ってくやつ
ジュリアだったら許せるのに