ヴィーネ「できちゃったみたいなの…赤ちゃん」ガヴリール「あ……?」
- 2017年02月28日 03:40
- SS、ガヴリールドロップアウト
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ガヴリール「あれ、今日のヴィーネの弁当変わってるね」
ヴィーネ「うん、レモンのはちみつ漬けなの、すっぱいものが食べたくなっちゃって」
ガヴ「ふーん、けどお昼それだけってのはめずらしいね」
ヴィーネ「うっ…吐き気が…」
ガヴ「え?どしたの、急に?こないだのカゼまだ治ってないの?」
ヴィーネ「ううん、つわりがちょっとひどくて……」
ガヴ「あ、ああ…そうなんだ、気を付けてね」
ガヴ「…………………ん?」
ヴィーネ「あ、蹴ったわ」
ガヴ「…あ、あのうヴィーネさん…?」
ヴィーネ「なによ」
ガヴ「今日のヴィーネ、ちょっと変じゃない?」
ヴィーネ「……、ふーん、ここまでヒント出しといてそんな反応なんだ」
ガヴ「え?」
ガヴ「え、いやいやいやど、どうしたのヴィーネ、今日のヴィーネ確実におかしいんだけど」
ヴィーネ「ああもう、皆まで言わせる気……まったく、ホントあんたってやつは…」
ガヴ「は、はあ?な、何言ってんのヴィーネ、体調悪いなら保健室いったほうが」
ヴィーネ「あのね、ガヴ…できちゃったみたいなの…赤ちゃん」
ガヴ「あ………?何が、できたって?」
ヴィーネ「だから、赤ちゃん」
ヴィーネ「ふふ…んもう、鈍感なんだから」
ガヴ「いやいや、ど、どゆこと!?急にそんなこといって!て、てか、相手、だれだよ!?え?」
ヴィーネ「え?」
ガヴ「え?」
ヴィーネ「……んもうガヴ、何言ってんのよ、つまんない冗談はやめてよ」
ガヴ「は?」
ヴィーネ「え?」
ガヴ「え、いやいやヴィ、ヴィーネ、どうしたんだよ、赤ちゃんがどうとか…お前今日、ほんとおかしいぞ?」
ヴィーネ「お、覚えて…ないの…?この間のこと…カゼの時、見舞いに来てくれた日のこと」
ガヴ「見舞いって…ああ、ヴィーネがカゼで学校休んだ日のこと?え?…な、なんかあったっけ」
ヴィーネ「え……」
ガヴ「え?」
ガヴ「は、はあ!?いや、何!?ホント何のこといってんの?あの日って別に私がプリントをヴィーネん家に渡しにいっただけでなんにも…」
ヴィーネ「ひ、ひどっ…う…」
ガヴ「え?ヴぃ、ヴィーネ…な、なんか、泣いて…ない?」
ヴィーネ「が、ガヴが悪いんじゃない…わ、私…はじめて…だ、った…のに…う…」
ガヴ「え…あ、あの…ヴィーネ…クラスのみんなもみてるんで…その…あのこれ以上、よくわかんないこというのは…」
ヴィーネ「!?」
ガヴ「げ…、つ、ついに本格的に泣き出した!?え、ちょ、ヴぃ、ヴィーネ!?ホントおかしいよ、保健室いこ、保健室っ…」
ヴィーネ「ううっ」だっ
ガヴ「え、ちょ、ヴィーネ、どこ行くの!?え、ヴぃ、ヴィーネ!??」
ラフィ「あらあら、ガヴちゃん……今のはいけないですねえ…」
ガヴ「え、な、何急にラフィエル!?観てたの、今の意味わかんない一部始終!?」
ガヴ「いやいやいや意味わかんないし!?私何にもしてないし!そもそもアイツ、赤ちゃんがどうとか言い出して、私に責任がどうとか…!
全然いみわかんないだけどっ!」
ラフィ「いや、だから、ガヴちゃんなんじゃないんですか?」
ガヴ「はあああ!?何が!?」
ラフィ「ヴィーネさんを妊娠させたの」
ガヴ「」
ラフィ「さっきの会話の流れだと、ヴィーネさんがカゼに見舞いに行った日に、ガヴちゃんがヴィーネさんとアレして仕込んだっていう運びなのかなって」
ガヴ「んなわけあるかああああ!!何言ってんのラフィエル!バカじゃないの、バカなんじゃないの!!??」
ラフィ「あ、顔真っ赤にして焦っていることがまた」
ガヴ「いやいやいや、アホか!いろいろツッコミどころ多すぎるわあ!!」
ラフィ「え、ツッコミどころ…いやらしいですねえ」
ガヴ「下ネタじゃねーよ!お前ホント天使か!??
そもそも…ラフィエル…!聞くけどさ!女の子なんだけどっ!私もヴィーネも!」
ラフィ「ええ、そうですけど、それがなにか」
ガヴ「それが何かって…いやいやいや!!で、できないじゃん!!あ、ああ赤ちゃんなんか…!女の子同士じゃ、で、できないじゃん!!」
ラフィ「は!そ、そ、そういえば!!」
ガヴ「気づくの遅いわっ!」
ラフィ「え、それじゃあ…ヴィーネさんのあれは…もしかして…想像妊娠…?」
ガヴ「いやもう…ほんとヴィーネ、なんであんなことになったんだろう…まじ怖かったんだけど」
サターニャ「何よアンタたち二人して、こんなところで集まって」
ラフィ「あら、サターニャさん」
サターニャ「ねえ、ところでヴィネットってなんかあったの?なんか、さっきものすごい勢いで学校から走って去っていくのをみたんだけど…」
ガヴ「なあ、お前、さっきの流れなんで無視すんの…ホント、しばかれたいの?ラフィエル…」ギリギリ…
ラフィ「あ、す、すいません…お願いだから胸倉つかまないで」
ガヴ「知らねーよ、ヴィーネなんか…なんかアイツ今日変なんだよ…体調が悪くて早退でもしたんじゃね?」
サターニャ「ふーん、ヴィネットったら、まだこの間のカゼ治ってないのかしら…せっかく私が魔界通販で買った薬をヴィネットに差し入れしてあげたのに…」
ガヴ「……あ?お前、今なんてった?」
サターニャ「ん?いやだから、カゼがなかなか治らないヴィネットのために、このサターニャさまが、魔界通販で買った薬を…」
サターニャ「ば、バカ悪魔とはなによ!それに全然変な薬じゃないわよ!ただ、ちょっと魔界的に元気になる栄養ドリンクを…」
ラフィ「なるほど…おそらくは、その魔界の栄養ドリンクで(性的に)元気になりすぎたヴィーネさんが
(自分の願望と妄想力がだだもれになって)クレイジーサイコ力を高めて少しおかしい状態におちいっているという…」
ガヴ「なんだクレイジーサイコ力って!?いや、っていうか、そんなことより…もー、どーすんだよ、ヴィーネのやつ!」
明日にはもとに戻っているのでは?」
ガヴ「そうか…ラフィエルのいうことも一理あるな…それなら、とりあえず、ほっておいたら、もとにもどるかな」
サターニャ「そ、そーよ!私は何も悪くないわ!」
ラフィ「ええ、たぶん大丈夫だとおもいます」
ガヴ「そ、そっか…それなら、明日またヴィーネに会った時に様子をみればいいか…」
………
その日の晩
ガヴ「ふう…やっと家についた…さーって、今日は限定クエストの日だったな」
ガヴ「ただいまー」
ヴィーネ「おかえり、ガヴ」
ガヴ「!!???」
ヴィーネ「…なに玄関につったってんのよ…ほら、早くあがって。御飯できてるから」
ガヴ「い、いやいやいや…お、お前…あのまま自分ん家に帰ったんじゃあ…」
ヴィーネ「はあ?ああ、もしかしてお昼のこと気にしてるの?
まったくもう…ガヴの性格はよくわかってるし…そんなことくらいで怒って帰ったりしないわよ実家になんか」
ガヴ「じ、実家ってなに!?」
ヴィーネ「もういいから、どうしたのガヴ…今日のガヴなんかおかしいわよ?ふふ…あ、それとも御飯よりお風呂が先のほうがいいのかしら」
ガヴ「(な、なんか昼よりもヴィーネの様子が輪にかけておかしいような…薬の影響がピークになってるのか…!?)」
ここは逆らわずに…)」
ガヴ「あ、ああ…いや…と、とりあえず御飯が先で、いいかな」
ヴィーネ「そーいうと思って、もうテーブルに並べてるわ、ほら、早くあがってあがって」
ガヴ「う、うん…(あ、なんか部屋もすごいきれいになってる…ヴィーネが掃除してくれたのか…)」
ガヴ「………ん、あ、あれ?ヴぃ、ヴィーネ…さん?」
ヴィーネ「え?何よ、ガヴ?」
ガヴ「その…私のパソコンが見当たらないんだけど」
ヴィーネ「え?ああ、捨てたわよ」
ヴィーネ「だってガヴったら、パソコンがあったらすぐネトゲして遊んじゃうでしょ…これからパパになるって人がそれじゃあダメだとおもって…」
ガヴ「ぱ、ぱぱぱぱ…パパぁ…!??いやだから、ヴィーネそれは…ひっ!」
ヴィーネ「ん?なにか言ったかしら?」
ガヴ「いやいやいやいや、ちょ、ちょっと、ヴぃ、ヴィーネさん…そ、その包丁…あ、あぶないから、ちょっとお、おこうか…ねっ、ねっ」
ヴィーネ「ガヴリール…まさかあんた…まだ、私の妊娠のことをどうとかいうつもりなんじゃあないわよね…」
ガヴ「ま、まっさっかああ…は…は…そ、そんなわけ、な、ないじゃん…と、とにかく、刃物はだめでしょ、刃物はさあ…」
ヴィーネ「………」
ガヴ「う、うん…」
ガヴ「………」
ガヴ「(やばい…やばいやばいやばい…今日のヴィーネは、マジにやばい…
え、いくら魔界の栄養ドリンクの影響とはいえ…なんで私なの!?サターニャとかのところに行けばいいのにっ!なんで、私なんだよお…!)」
ガヴ「け、けど、と、とりあえず、今日までの辛抱だ…今日はヴィーネを怒らせないように、おとなしくしておこう…)」
ガヴ「ご、ごちそうさま…でした」
ヴィーネ「はい、おそまつさまでした、それじゃ、ちゃっちゃとお風呂はいっちゃって、ガヴ」
ガヴ「う、うん…」
………
お風呂 浴槽につかるガヴリール
ガヴ「……悪夢だ」ぶくぶく…
ガヴ「(…風呂あがったら、今日はすぐ寝よう…明日になったらヴィーネも元のヴィーネにもどってるはず…)」
がらっ
ガヴ「ん?」
ガヴ「……え?あ、あの…」
ヴィーネ「………おふろ…一緒に……はいっても……」
ガヴ「えっ!?」
ヴィーネ「いいかしらあ……、ガヴ……私と……久しぶりに……!!」
ガヴ「」
ヴィーネ「ふふ…何言ってんのよガヴ、あんたまだ体洗ってないでしょ…ほら、背中あらってあげるから」
ガヴ「いやいやもう、いいって、いいから…ほんとマジで」
ヴィーネ「はやく背中向けて」ぎり…
ガヴ「は、はい…」
ヴィーネに背中をながしてもらっているガヴリール
ごしごし…
ガヴ「」がたがた……
ヴィーネ「ねえ…ガヴ……なんで震えてるの…?」ごしごし…
ガヴ「え、いやいや…そ、そそそんなこと…ないけど……」
ヴィーネ「ふーんもう…ま、いいけど…ほら、次は前ね…前も洗ってあげるから、こっち向いて」
ガヴ「はああ!?」
ヴィーネ「えー、なによ、もしかして恥ずかしいの、ガヴ…ふふ…何よ今更」
ガヴ「いやいやいや今更とか…おかしいから…めちゃくちゃおかしいからってひい!」
ヴィーネ「なんで、こっち向いてくれないのガヴリール…ねえ…こっち…向いてよ」
ガヴ「いやいや…ヴぃ、ヴぃ、ヴィーネ…あ、あたってる…ちょ、背中越しに抱き着かないでって…み、耳に息あたって」
ヴィーネ「ほら、ガヴリール…こっち、向いて…ねえ」ぎゅっ
ガヴ「~~~~~~!!!」
サターニャ「…で」
ガヴ「はあ…はあ…はあ…」
サターニャ「なんでアンタが急に私の家にいんのよっ!しかも泡まみれの裸の状態でっ!」
ガヴ「よ、よかった…下界に来て…はじめて成功した…神足通(じんそくつう)…なんとかヴィーネから逃げきれてよかった」
サターニャ「いや、なんで私の家ににげてくんのよっ!」
ガヴ「仕方ないだろっ!そもそもお前のせいなんだしっ!私の貞操の危機だったんだぞっ!」
ラフィ「あらあら…泡プレイなんて…ガヴちゃんもやりますねえ…」
ガヴ「うっさいわっ!!しかもなんで当然のようになんでラフィエルもサターニャの家にいんだよ!」
ラフィ「いやあ、なんだかおもしろそうな予感を聞きつけて…」
ガヴ「当然、ほとぼりが冷めるまでここに潜伏するよ。おいバカ悪魔、今日は泊めろよな」
サターニャ「何勝手に決めてんのよガヴリール!」
ラフィ「けどヴィーネさん、今頃ガヴちゃんのこと探してるんじゃあ?」
ガヴ「ああ…?知らないよそんなの。もう今日は無理だわ…あのヴィーネの相手なんか絶対に。
それに私がここにいるなんて、ヴィーネにわかるわけ…」
ぴんぽーん
ラフィ「………」
ピンポーン
ガヴ「いやいやいや…ま、まさかあ…」
ぴぴぴぴぴんぽーん ぴぴぴんぽぽーん
ラフィ「あら~、めっちゃ連打してますねえ」
ガヴ「いやいやいやう、うっそだろ…逃げてきてから10分とたってないんですけどっ!ま、まさか、ありえな…」
サターニャ「んもう、こんな時間に誰よ…はーい、ちょっと待ってください、今開けますから」
ガヴ「あっほかあああ!このバカ悪魔あああ!!お前この状況いい加減把握しろよおお!」
サターニャ「は、はああ!?何よガヴリール、一体…へ?」
どぎゃあ!!
ガヴ「ひっ」
ラフィ「あ、あらあら…ヴィーネさん」
サターニャ「ヴぃ、ヴィネット!?……い、いや…ちょっとまって…うちのドア…」
ガヴ「な、…なんで…ここが」
ヴィーネ「あ、2人もいたんだ。ごめんね、サターニャ。うちのガヴが迷惑かけちゃって
…ほんと、ごめん、すぐ連れて帰るから」にこっ
サターニャ「え…う、…うん…あの…ヴィネット……うちのドア…」
ラフィ「あらあら…なんかもう……めっちゃ怖いですね」
ガヴ「ひ、ひいいいい!」
…妙だわ…今日のヴィネット…なんか怖いわ…ちょっと様子がおかしいような…」
ガヴ「気づくの遅すぎるわああ!このバカ悪魔、頼むから展開についてきてくれよお!」
ヴィーネ「ねえ…ガヴ…なんで、サターニャとラフィエルの影に隠れて…出てきてくれないの…?さ…はやく、こっちいらっしゃい」
ラフィエル「あら、角生やして、エモノまでもって…ヴィーネさん、完全悪魔モードですね」
ガヴ「げええ…」がたがた…
ガヴ「ちょ、ちょ、サターニャ…こ、こうなったのもお前に責任があるんだし…ヴィーネから、私を
守ってくれ…ほ、ほんとお願いだからっ!」
サターニャ「は、はああ!?よくわかんないけど、私がアンタのためにヴィネットと戦えっていうの!?
なんでよ!そんなことできるわけ…」
サターニャ「」ぴくっ
サターニャ「ふうん…アンタがそこまで言うなんて…しかたないわねえ…
守ってあげようじゃないのよガヴリール!けどこの借りは高くつくわよ!」
ガヴ「サターニャ!」
サターニャ「ガヴリール!アンタはとっととここから逃げなさい!戦闘の邪魔よ!」
ガヴ「すまない、サターニャ!」
ヴィーネ「は、何?サターニャ…」
サターニャ「ヴィネット!同郷の悪魔と戦うなんて本意ではないけど…
この大悪魔サターニャ様が相手になって……きゅう」ごきぃ
サターニャ「」どさっ
ガヴ「ってよわあ!!…なんだよこのダメ悪魔、1秒もってねーぞ、ほんと使えな…ひっ」
ヴィーネ「……」かつかつ…
だまってガヴリールのそばへと近寄るヴィーネ
ヴィーネ「………」
ガヴ「……あの…」
ヴィーネ「……」ぽろ…
涙を流すヴィーネ
ガヴ「……………え?」
ヴィーネ「ガヴリール………ガヴは……その…私のこと…嫌い?」ポロポロ…
ガヴ「え……いや、あ、ああああの…き、嫌い…では…ない…かな…」
ガヴ「は、いやいや、きょ、極端すぎるでしょ質問が…いや、けどまあ…好きっちゃ好きというか…
いや、けど、あのですね、ライクですよヴィーネさん!あくまで親友として、ね!?ね!?あくまでさあ!」
ラフィ「悪魔だけに…ですね!」
ガヴ「いたんだラフィエル!ていうか、くだらないこと言うんだったら、ちょっと黙っててくれ……え?」
ヴィーネ「ガヴリールぅ…ぐす…」ぎゅうう…
ガヴ「ちょ、ちょっとヴィーネ…い、痛いよ…!、そんな強く抱き着かないでってば…」
ヴィーネ「そ、それじゃあ…ガヴ…あのさ…あのね…!私と…ずっと一緒にいてくれる…?ぐす…ぐす…」
ガヴ「え……あ、ああ!いるいる!けど、あれだ!あくまでそのずっ友的なあれで…ね!貞操がアレしない…友達として…一緒にって…ね!」
ヴィーネ「………」
ガヴ「ヴィーネ……?あれ…おーい」
………
ヴィーネ「ううう…ん…」
ガヴ「あ、起きた」
ヴィーネ「あれ……ガヴ…ラフィエルも…どうしたのよ…私の家で…」
ガヴ「ええと…その…具合はどう?」
ヴィーネ「なんか…頭がぐらぐらするみたいだけど…え?なに…何かあったの?」
ガヴ「ええっと…ヴィーネさん…お腹の赤ちゃんとかどうとかは…」
ヴィーネ「……は?何の話?アンタ何言ってんのガヴリール?」
ラフィエル「どうやら、もとに戻ってるみたいですね」
ガヴ「あー、よかった…まじあせったわ…」
ヴィーネ「え、何々、何よ、ホント何かあったの?」
ガヴ「うん、私はもうすこしヴィーネを診てからいくよ」
ヴィーネ「え?」
ラフィ「そうですか…それじゃあわたしはこれで」
ラフィ「(なんだか、昔のガヴちゃんみたいに優しいですねえ…、いや、ヴィーネさんだからなのかなあ…)」
ヴィーネ「え……、何よガヴ…気持ち悪いわね…一体どういうカゼの吹き回しよ」
ガヴ「いやあいいからいいから…ヴィーネさんは、そのまま寝ていてくださいよ…私が作りますから」
ヴィーネ「いや、何よ…アンタもしかして、また何かしたんじゃないでしょうね…!」
ガヴ「なんでそうなるんだよっ!……友達が具合悪い時くらい…私だって看病くらいするよ」
ヴィーネ「………、友達……」
ヴィーネ「えっ、うん…そうね…
いや…ガヴがわざわざそんなこと言うなんて…珍しいなって思っただけだけど…」
ガヴ「え…そうかな…」
ヴィーネ「そうよ、いつものやさぐれガヴさんらしくないわねえ…けど、ま、そう思ってくれて光栄ね…ふふ」
ガヴ「な…なんだよ、それ…」
ヴィーネ「まあ、いいわなんでも。それじゃあ、まあ友達のお言葉に甘えて、うどん、作ってもらおうかしらね」
ガヴ「えー、やっぱ私がつくるのお…」
ヴィーネ「あんたがいいだしたんでしょうがあ!ったく…ほんとギリギリ天使ねアンタ…」
ヴィーネ「台所、よごさないでね」
ガヴ「…ああもう、いちいちうるさいなあ…」
ガヴ「………」
ガヴ「(それにしても、ヴィーネって…魔界の栄養ドリンクのせいとはいえ
あんな変な妄想したんだろう…私がぱぱとか…)」
ガヴ「ま、別にどーでもいーか。一件落着したし、よしとしますか…」
ガヴ「ん…あれ…けど……、なにか忘れてるような……」
…………
サターニャの家
サターニャ「きゅう…」
…その翌日、自宅のびていたサターニャは、
大家さん(第一発見者)の通報によって病院に搬送され、なんとか一命をとりとめたという…(全治一週間)
一応、ヴィーネからかばってくれたことを恩義に感じたガヴリールは、
サターニャが退院するまで、なんだかんだ、それなりの頻度で見舞いにいったとさ。
おしまい
ガヴィーネはやれ
元スレ
ヴィーネ「できちゃったみたいなの…赤ちゃん」ガヴリール「あ……?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1488208727/
ヴィーネ「できちゃったみたいなの…赤ちゃん」ガヴリール「あ……?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1488208727/
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- 大沼くるみ「ふぇぇん……わかんないよぉ……」
コメント一覧 (21)
-
- 2017年02月28日 03:55
- 映画化してほしい
-
- 2017年02月28日 05:18
-
早起きのベランダで見た太陽の様なSS
朝ごはんのお供に良い感じ(´・ω・`)
-
- 2017年02月28日 05:41
- ヴィネットがCPLという風潮
一理ない
-
- 2017年02月28日 07:00
- あれ?おもろかったな
-
- 2017年02月28日 07:38
- ガヴィーネ流行れ
-
- 2017年02月28日 08:45
- サターニャ握力めっちゃあるのになぜ犬にメロンパン盗られるのか謎
あの犬が化け物なのか?
-
- 2017年02月28日 08:55
- ラブレターの人かな
もっと書いてくれ
-
- 2017年02月28日 10:09
- 途中で吉良吉影と化してて草はえる
-
- 2017年02月28日 10:13
- 実際ヴィーネはガヴリールへの想いを拗らせそう感はある
-
- 2017年02月28日 10:16
- 控えめに言って神
-
- 2017年02月28日 11:03
- 魔界通販ってベタだけど便利だよな
原作にも感情操作アイテムがあったけどこれのお陰でこういう見たいものが自然と見れる
いや良いガヴィーネだった
-
- 2017年02月28日 14:44
- 素晴らしいね
-
- 2017年02月28日 15:01
- 天使は両性具有なんて解釈もあるくらいだし、てっきりホントに作っちゃったのかと
-
- 2017年02月28日 15:43
-
普通に怖いんだよなぁ…
-
- 2017年02月28日 16:24
- 魔界通販が博士みたいな役割になりそう
-
- 2017年02月28日 17:26
- あくまでガヴリールはヴィーネの好意に気づいてないってのがもどかしいな
-
- 2017年02月28日 17:45
-
ヤンデレヴィーネのガヴィーネとか俺得過ぎるだろ
-
- 2017年02月28日 19:43
- 受胎告知ネタじゃないのか……面白いが
-
- 2017年02月28日 22:58
- 冒頭のやり取りも周りのモブがポカンとしながら見てるのが何となく思い浮かぶ
-
- 2017年02月28日 23:34
- やっぱりヴィーネちゃんをサイコレズにする風潮嫌いじゃないけど好きじゃないな
-
- 2017年07月09日 20:41
- いつ結婚する?みたいなやつと同じ人かな
良い