月「あっ」L「あっ」ゴツン!!
- 2016年12月05日 20:10
- SS、DEATH NOTE
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総一郎「どうした!」
相澤「月君がつまづいて竜崎に頭をぶつけて二人共気を…」
総一郎「なっ……!くそっ、救急車を呼びたいが竜崎を病院に連れていくと…」
ワタリ「夜神さん、そこを開けてください」
ワタリは竜崎を抱え
ワタリ「夜神さんは息子さんを頼みます。私について来てください」
総一朗「分かった」
ワタリ「…普通に気絶しているだけですね」
総一朗「そうか…命に別状が無ければ安心だが…治療室なんてあるんだな」
ワタリ「竜崎が体調を崩した時のために作っておきました」
1時間後…
月「…はっ! 僕は何を………いてっ」
月は額を抑えながら周りを見ると
月「なっ…僕?」
隣のベットに月が寝ていた
月「なんで僕が…まさか、死んだ……」
L「……はっ…… 私は何を……」
Lは額を抑えながら周りを見ると
L「な…私?」
月「僕が…」
L「まさか…」
Lは室内にある鏡をみると
L「月くん……の顔になっている……」
L「はい、私になっています」
月「嘘だろ……!!」
月(まてよ……これはチャンスだ…Lの名前を知る重大なチャンス…ミサに会ってLの名前を書けば…今頃ミサは森でデスノートを掘り出してる頃か……。いや、まて。今僕はLとして生きている…Lのまま死んだら僕が死ぬんじゃないのか……?ミサにまず会わないと…その前に父さん達にもこのことを教えた方がいいのか……?)
L(今私は夜神月だ…あのノートのことを夜神月としてあの死神に聞けばなにか分かるかもしれない…夜神月=キラというのが100%になる可能性が高い…これはチャンス…まずは夜神さん達に教える前にまずあの死神に会わないと…)
月「まて竜崎。」
L「はい?」
月「この事は父さん達には内緒にしといてくれ」
L「いやバレますよ」
月「…なんとかバレないように僕は出来るが……竜崎は演技が苦手か?」
L「…………分かりました。そこまで言うならやりますよ…」
L(死神に会えさえすればすべては分かることだ)
総一朗「月!竜崎!良かった、目覚めたか」
月 L「!!」
総一朗「ざっと1時間くらいか?」
L(上手い!!)
総一朗「月も大丈夫か?頭がふらついたりとかはしないか?」
L「え…わた…僕…も大丈夫です…だよ、夜が…父さん。」
月(不自然すぎる……)
総一朗「…そうか。それならいいが…二人共、まだ休んでいた方がいいぞ、起きたばかりだろうしな 何かあったらまた呼んでくれ」
月「はい、たまには頭を休ませてみようと思います」
L「僕も僕も…」
総一朗が出ていくと
月「演技下手くそか」
L「なかなか月くんの真似も難しいですね」
松田「月くーーーん!」パカッ
L「ビクッ な、なんですか?松田さん」
松田「ミサミサが会いに来たから行ってあげなよ」バタン
月(嘘だろ…そんな馬鹿な……ハッ! たしか埋めたデスノートと一緒に挟んだメモにノートの切れ端を僕に触れさせろと書いた…このまま行ったらリュークが見えてミサ=キラ確定じゃないか……っ! )
L「どうしましょうか」
月「僕が言って月は今手が離せない…とでも言っておくよ」
月(そしてその後どうすれば…まだリュークに会うのはまずいな…一応ミサにはLが僕で僕がLと話しておくか)
L「分かりました…」
L(夜神月の事だ…弥海砂には話すに違いない…怪しい行動をしてないか私も見ておくか…いや今戻ったらなんで手が離せないんだと聞かれるに違いない…夜神月の演技は難しすぎる…きっと不自然になって怪しまれる…いや、死神がいる…夜神月が弥海砂のところに行ってる時に死神を呼べば…)
月「じゃ行ってくるよ…」
L「はい…」
が掛かってるのかwww
ミサ(竜崎さん……!?なんで出てきたんだろ…でも本名を見るチャンス……!)
ミサ「えええええっ!月に用があるのに!!」
ミサ(あれ……?なんで竜崎さんの本名が月に……?)
L(月)[ミサ…よく聞いてくれ…]
ミサ[やっばり…月なのね……?]
L(月)[いま、色々あって僕とLが入れ替わってる]
ミサ[なんで……?]
L(月)[詳しい事はまた後で言う…後、ノートの切れ端はまだ、僕に触れさせるな…面倒な事になるからな]
ミサ[分かった…よく分からないけど月のためなら…]
L(月)[あと、Lの名前のことなんだが…]
ミサ[それが…忘れちゃって…でも、また目の交換したから!]
L(月)[そんな事したら君の寿命が……!]
ミサ[いいの…月の役に立てるなら…]
L(月)[ありがとう…ミサ…また今度一緒にデートしよう…]
ミサ[うん…]
L(月)「あー、月君にそう言っておきますね。では私も捜査に戻りますので」
ミサ「え、あ、うん!竜崎さんよろしくね~ハハハ…」
ミサ「本当残念だなぁ~…」
L(月)(とりあえず突破…父さん達に怪しまれるだろうな…)
L(月)(言い訳を考えろ…)
月(L)サイド
月(L)は相澤達のいる部屋に入り
月(L)「死神…ちょっと来い…」
レム「…分かった」
松田「なんで月君行かなかったんでしょーかね」
総一朗「まだ疲れてるんだろ…」
相澤「死神に何話してるんだろうな」
レム「おい夜神月、リュークがなぜミサに付いていてミサの寿命がまた減っているんだ。まさかまた目の取引をさせたのか…Lを殺すにはこの方法しか無かったのか……?」
月(L)(寿命…目…リュークというのはもう一つのノートの死神か?そして私を殺す……夜神月=キラ確定……だ。)
月(L)「目の取引…僕はそんな指示はしていない。確か、目の取引は相手の名前が見えるようになるんだったな」
レム「何を今さら…そうに決まってるだろ…さっき頭を打って混乱したか?」
月(L)(弥海砂=第2のキラも確定した…夜神月…貴様ももう終わりだ)
月(L)「それと、Lを殺す計画はやめだ。いまはまだそんな状況じゃない…」
レム「何…それならミサの命はどうなる……!」
月(L)「大丈夫。ミサの寿命の前には殺しておく…」
レム(夜神月…何を考えている…?)
レム(ミサに話を聞こう…あのノートを持って行ってな…)
レム「ミサっ」
リューク「おっレム。どうした?」
レム「夜神月の計画のことだか…」
リューク「あ、お前も気づいたか?Lと月が入れ替わってる事」
レム「入れ替わり……?」
リューク「何だお前知らないのか?目の力発動してなかったのか…」
ミサ「実は…」
レム「なるほど…」
リューク「レム、手は出すなよ? 」
リューク「おいミサ明日もう一回ここに来て中に入れてもらうぞ」
ミサ「なんで?」
リューク「楽しいものを見るためだ……ケケケ」
レム「分かった。私もこの月末最後まで見届けさせてもらおう じゃあ私は戻る。」
松田「月君、なんで行かなかったの?」
月(L)「……」
L(月)「ふーっ……」ガチャ
月(L)「……!! 竜崎…ちょっとこっちへ…」
月(L)「………………夜神月。」
L(月)「……!何だ……」
月(L)「目の取引…寿命が減る…Lを殺す…」
L(月)「……!?」
月(L)「死神から聞きましたよ…」
L(月)「何を言ってるんだ?竜崎。Lを殺す?死神から聞いたのか?あの死神、何を…」
月(L)「惚けても無駄ですよ夜神月。これで夜神月=キラは100%になりましたから」
L(月)「……!!何……!?」
月(L)「あの死神にはLを殺す計画は中止と伝えました。お前は私の名前を知らない…終わりだ、夜神月」
月(L)「最終決戦は明日、ということにしときましょうか?今すぐしたい所ですがまずはこの体をどうにかしないと行けませんし…」
L(月)(焦ってる…とでも思ってるだろうな…悪いがこれも計算のうち……)
L(月)「ククク…」
月(L)「!?」
L(月)「いや、何でもない…だが僕はキラじゃない。それを明日絶対証明する…。」
月(L)「これだけの証拠があって言い逃れると?」
L(月)「あぁ… それより竜崎、元に戻る方法を考え…」
ゴツン!!!!!!
L(月)「ぐはっ……!」
月(L)「……!!!」
L(月)「何を……!!」
月(L)「多分私とおまえが入れ替わったのは頭の衝突のせいだと思うが、やはり戻らないな…まさかこんな事が起きるとは…今日は凄いことがよく起きますね……」
月(L)「もう一回」
ゴツン!!!!!!
L(月)「ぐっ……」
月(L)「まだダメか、もう一回」
ゴツン!!!!!! ゴツン!!!!!! ゴツン!!!!!
総一朗「何をやってる……!」
月(L)「父さん……」
L(月)「月君とキラのことで揉め事になりまして」
総一朗「また気を失ったらどうするんだ!!やめておけ二人共!」
L(月)「分かりました…じゃあ仲直りついでに一緒にキラについてまた調べましょう」
月(L)「あぁ…」
次の日……
L(月)「どうします?月君」
月(L)「あぁ、いいよ。L、出迎え頼む」
L(月)(L……)
L(月)「分かりました」
月(L)「ごめん父さん、そこの引き出しからお面入ってるから取ってくれないか」
総一朗「別にいいが…なんで竜崎に行かせたんだ?」
月(L)はひょっとこのお面を被り
L(月)[ミサ、ノートの切れ端を]
ミサ「うん。」ピタッ
L(月)[久しぶりだなリューク…ついでに頼みがある…]
松田「竜崎、僕達をこんな所に集めてどうしたんですか?」
L(月)「実は…」
月(L)「分かったんですよ、キラの正体。それも第2のキラの方も」
ミサ「……」
総一朗「何っ……!!」
模木「…………」
リューク「ウホッ」
L(月)「夜神月、お前がキラだ」
月(L)「!!」
総一朗「竜崎、まだ疑ってたのか!」
L(月)「その証拠を見せましょうか?」
L(月)「これを聞いてください」
L(月)は小型録音機を取り出して…
L(月)これは私が月君の服に盗聴器を付けた時の音声です。ノートの所有権…というものは私なりに考えるとノートの所有権を捨てるとノートの記憶が無くなると思いました。だから以前監禁した時に急に人が変わったようになった…と、私なりの推理です そしてLをこのノートで殺す…という所は明らかに私をデスノートで殺すつもりだったんでしょう。何かこのことに関して意見はありますか?夜神月」
L(月)(今の音声は昨日ミサに作らせた合成音声だ…それに真実を付け加えれば、Lは相当焦るはず…)
月(L)「みなさん信じないでください、私が本当のLです。昨日月君と頭をぶつけた時に月君と私で体が入れ替わったんです」
L(月)「月君らしくない苦しい言い訳ですね。そんなの誰が信じるとでも」
月(L)(くそっ…やられた…何か、信じてくれる方法は…)
全く「月君…」
L(月)「言い逃れるものなら言い逃れて見てください」
月(L)「なっ…」
月(L)を模木達が取り押さえ手錠をかける
相澤「大人しくしろ…月君…」
月(L)「違いますよ皆さん…っ、僕じゃなくてLが…」
月(L)のお面が外れ、カランと音を立てる
L(月)(ミサ…今だ)
ミサはL(月)の合図で手につけてる腕時計からデスノートの切れ端を取り出しバレないように鉛筆で月(L)の名前を書く
回想
L(月)[ミサ、もう一つ頼みがあるんだ]
ミサ[な…何?]
L(月)[明日、【Lをこのノートで殺すためにはまずこのノートの所有権を捨てる】と僕の声を作ってこの録音機に保存してくれ]
L(月)[僕のパソコンはキーボードを打てばその打った通りの言葉を僕の声が喋る仕組みになっている]
ミサ[分かった、いつ渡せばいい?]
L(月)[近いうちに頼む…]
ミサ[OK]
L(月)[それと、今度僕はLを殺す、これからはLの姿で暮らすことになるからしばらく会えない]
ミサ[えええっ…]
L(月)[大丈夫、僕がなんとか事情を作ってミサとデートするから…]
ミサ[月の姿に戻れないのは寂しいけど…でも、月って事には変わりないから…]
L(月)[ありがとうミサ…]
ミサ[任せて月、私がLを消すから…]
…………………………………………………………………………
ミサがデスノートにLの名前を書いたら
リューク「なんかあっさりと倒したけど、月の事だから相当苦労したんだろうな」
L(月)「月君残念です。初めての友達を失うことになって…」
月(L)(白々しい……!!私はお前なんかと友達のつもりは無い… 絶対お前がキラだと分からせてやるぞ…弥海砂もキラということも……)
月(L)「……!?」ドクン
月(L)「な…」
月(L)(あいつが名前を…いや、書いた気配は…まさか弥…どさくさに紛れて私の名前を…私は間違っていなかった…が…ま…)
総一朗「月!どうした!?」
相澤「…死んでいます……」
松田「月君!!」
L(月)「第2のキラ……?もしかしてキラが口をすべらせて自分の事を喋るのを恐れて……」
総一朗「そんな…」
L(月)「少なくとも第2のキラを探さないと私達の命も危ない…」
松田「くっ…」
そして、月(L)は死亡した。
第2のキラの調査をキラが死んだ翌日から始めると
弥海砂がキラだと薄々皆気付き、弥海砂を相澤が尾行すると
弥海砂がデスノートらしき物に名前を書いていることが分かった相澤が取り押さえようとするとレムがミサの命を守るため
相澤を殺したと同時にレムも消える
そして4年の月日が経った…
L(月)「……」
松田「まだ第2のキラが見つかりませんね。もしかしてもういないんじゃないんですか?」
総一朗「でも、犯罪者裁きはまだ続いている…弥も可能性はあったが竜崎の推理によって白になった…。あの死神はいつの間にか消えて、それと同時に相澤も…」
伊出「相澤の敵は絶対取りますよ」
総一朗「伊出が入ってきてくれて助かった…人数不足で困っていたからな…」
L(月)「月君が死ぬ前に第二のキラの正体も吐かせるべきでしたね」
ミサ「竜崎~?開けて~?」
松田「きた、ミサミサ!」
総一朗「月が死んでから竜崎に恋愛対象が変わったな…」
L(月)「ミサさん、こんにちわ」
ミサ「もう!さんは付けなくていいって!」
L(月)「ワタリ、コーヒーおかわり あとミサさんにも」
ワタリ「かしこまりました」
ワタリ(あの弥海砂という女への扱いも慣れている。以前の竜崎なら自分からプライベートの事なんか喋ることは滅多にない…
本人にやはり聞くべきか……?)
L(月)「模木さん、今日死んだ犯罪者の確認済みましたか?」
模木「はい、今終わりました」
L(月)(僕がミサに頼んだ人間と一致している…大丈夫だ。 )
ワタリ「もしもし、ロジャーですか?」
ロジャー「……!ワタリ……どうした?」
ワタリ「今から言うことをニアとメロに話してくれ」
メロ「どうしたんだロジャー。」
ロジャー「よく聞いてくれ二人共 日本に今いるLが偽物らしい」
メロ「……!?」
ニア「……!」
L(月)「はい」
ワタリとL(月)は隣の部屋に移動する
ミサ「なんだろ」
伊出「どうせお菓子のことだろ」
総一朗「わざわざ別室で話すことか?」
ワタリ「最近、竜崎は生存確認の事忘れてますよね?」
L(月)「……生存確認?」
L(月)(……なんだそれは…やはり長年Lに仕えてただけはあるな…)
ワタリ「最近は私がずっとしといてるんですよ」
L(月)「すまない、それはいつも世話になってる」
ワタリ「ここしばらく、4年ほどですかね?それだけで随分と変わりましたね 喋り方、砂糖の量、人への接し方、癖、全部変わりました」
L(月)「…………」
ワタリ「もしかして貴方は竜崎ではないのですか?」
L(月)「……!!」
ニア「知ってましたよロジャー。」
ロジャー「何故だ……?」
ニア「ロジャーが不在時、電話がなり、代わりに私が出るとLからでした。内容は」
L【今のLは偽物です。そして、今から言う事は貴方も知っているでしょうキラに関してです。 まずは日本警察のキラ捜査班に所属している夜神月。こいつがキラです。そして第2のキラは夜神月の彼女、弥海砂。証拠は貴方達に掴んでいただきます。
わたしは死ぬかも知れませんが、もし生きていたらまた私から連絡をいれますから。来なかったらLは死んで、今のLは偽物だと言う事になります。そしてLの後継者はニア、メロ、2人に継いでいただき2人でキラを調査して下さい、頼みましたよ】
ロジャー「なぜその事を話さなかった……」
ニア「ロジャーには話す必要は無いと思いましたから」
メロ「ニア…俺にも話さなかったな…」
ニア「ロジャーからいつか話があると思いましたから」
メロ「………………」
ワタリ「どうしました?竜崎」
L(月)「何でもない…そんな事で私を呼んだんですか? 長年共にいるお前に疑われるなんて、なかなか傷つくものです」
ワタリ「申し訳ございません。ただ違和感を感じまして…今コーヒーを入れに行ってきます」
ワタリ(やはり違う、竜崎は私に敬語は使わない。今の竜崎は偽物。ニアに手伝ってもらうしか無いな…)
L(月)「ふぅ…」
総一朗「何だったんだ?」
L(月)「いや、少し…」
松田「少しって…」
伊出「言いたくないのならいいだろう」
伊出(L…お前は私が想像してたLとは違う…。松田達も言ったようにやはり変わっているのか?…ワタリ…という者にも聞いてみるか……?)
L(月)(ミサに頼んで殺すしかないか…だが今死んだら疑いはこの中にかかる…でも厄介だ…)
ミサ「はーい♪」
月(L)[ゴニョゴニョ…]
月(L)「だから、今回は帰った方がいいですよ」
ミサ「竜崎~?わ、私のために心配してくれるの~!!」
月(L)「じゃあまた会いましょう」
ミサ「はーい♪」
ワタリ「お帰りですか?」
ミサ「あ、はい、また日を改めて来ま~す」
ミサ(Quillsh Wammyね…月は名前だけは覚えておけって言ってたし、忘れないようにしないと… )
ワタリ「またのお越しをお待ちしております」ペコリ
L(月)「今日はここら辺でやめにしときますかね」
L(月)「夜神さん達は休んで結構ですよ」
松田「はーやっと終わったぁ~」
総一朗「松田、緊張感をもて、私達はいつキラに殺されるか分からないんだぞ」
模木「…………」
伊出「……」
伊出「ワタリさん、」
ワタリ「はい」
伊出「………………」
ニア「今のLはLの皮を被ったキラ。その彼女が第2のキラ。裁くのは犯罪者のみで、最近は窃盗犯などの罪が軽い犯罪者も裁かれている。殺し方や証拠はまだいまいち分かっていない」
ジェバンニ「しかし…いいのかニア。メロと一緒に探さなくて」
ニア「メロもメロで自分で探したいんでしょう。マフィアの仲間らしいですし仲間と探すようですね」
幸子「今日はキラ捜査班の皆さんにお休みを頂いたんでしょう?仕事なんかしないでもっとくつろいだらどうです?」
総一朗「そうはいかん。自宅の落ち着いたスペースで仕事をすれば何かわかるかもしれん…にしてもなんで今休みを…」
プルルル
総一朗「もしもし、あぁ模木か。……誘拐!?多貴村長官が!?」
総一朗「くそっ、やはり休みはないか…すまん幸子、行ってくる…!」
幸子「気をつけてくださいね?」
総一朗「確かなのか?」
伊出「電話があったのは6時12分、今から45分ほど前です。しかも長官の携帯からだったと分かりました しかも他の連絡手段を試してみましたが全部繋がらず、携帯の場所もわからないそして一昨日の午前3時から連絡がつかないらしいです」
L(月)(ちっ…誰がなんのために……?)
総一朗「犯人からの要求は?」
伊出「それが…殺人ノートとの交換です」
総一朗「殺人ノート…!?」
L(月)「…困りましたね、逆探も海外からですし、早くしないと上官さんの命が…」
L(月)(なぜ殺人ノートの存在を…)
伊出「この中で情報をもらしたものがいるとしか…」
松田「僕じゃありませんよ!?」
松田「えっ、僕じゃありませんよ!?」
伊出「この4年間の間に何かがあった竜崎。お前だ」
松田「えっ、僕じゃありませんよ!」
総一朗「お前もう黙ってろ」
L(月)「伊出さん、なんでそう思うんです?」
伊出「ワタリさんから聞いた。お前はこの4年間で変わりすぎたらしいな、俺はこの前入ったばかりだから分からんが夜神さんや松田も薄々気づいてましたよね?」
総一朗「私も思っていた。弥海砂が第2のキラと疑われた時も焦っているようにも見えた。そして殺人ノートに対するこだわりも」
伊出「どうなんだ、竜崎。」
L(月)(伊出…こいつはなかなか頭が回るな…火口の時も色々としていたみたいだが、こいつも要注意だな…いずれこのキラ捜査班は父さん以外始末はする…)
L(月)「私は情報は流していません。ワタリに疑われました、私もミサさんと付き合うとなってから少々浮かれてたのかも知れません。誤解するような事をしたなら謝ります。申し訳ございません」
伊出「…」
総一朗「もういい、今はまず多貴村長官の救出が先だ」
メロ「なにか喋ったか?」
チンピラ1「実際にLと捜査していたのは松田桃太、夜神総一朗、模木完造のみ そうだな?」
多貴村「あぁ…宇生田という部下もいたが死んだ……」
チンピラ1「で、警察庁長官であるおまえがノートの存在も知らなかったわけか」
チンピラ2「はははっなってねーな日本警察」
メロ(どんな手を使っても…ニアより先に…)
伊出「はい」
???「失礼します」
総一朗「なんだ?」
ジョン「FBI捜査官のジョンと申します。もちろん偽名ですが」
総一朗「なに……!?」
ジョン「事件解決のため我々に協力して頂きたい 」
総一朗「今他の事件に関わっているのだが…少しだけならいいぞ」
ジョン「ノートを事件解決のために我が国に渡してもらいたい」
総一朗「FBIだったのか!!!」
L(月)(なに……!?)
ジョン「何のことだ!」
ワタリ「もしもし、ワタリです。」
ロジャー「なんだ…。」
ワタリ「ニアとメロは動きましたか?」
ロジャー「あぁ、二人共施設を出て行ったよ」
ワタリ「そうですか、それなら良かった…私はまだキラは生きている……と思いまして…」
ロジャー「そうか…お前がそう言うならそうなんだろうな…じゃあ気をつけろよ…」
ワタリ「はい。」
ジョン「FBIがそんな真似をする訳がないじゃないですか」
ニア(SPKにスパイがいるのか……?日本警察庁長官を狙うような輩が…?)
チンピラ1「大変だ!ちょっと目を離したスキにタキムラがネクタイで自殺を…」
スキンヘッド「馬鹿野郎!人質を死なせちまったら元も子もねぇじゃねぇか!」
メロ「いや、これでいい……」
L(月)「FBI…ジョンさん、貴方は誰の命令でここに来たのですか?」
ジョン「FBIのキラ捜査班の班長だ…」
L(月)「その人となんとかコミュニケーションを取ることはできませんか?」
ジョン「何故そんなことを…」
L(月)「本当に犯人ではないとは信じきれませんから」
ジョン[どうしましょうか……?]
ニア「偽L…いやキラ…こんなに早く会えるとは…」
ニア「ではNという名前で名乗り出ましょう」
ニア「Nです。初めまして…」
L(月)「初めましてNさん」
L(月)(Nだと…ふざけやがって……)
ニア「日本の警察に交渉して火口を写した監視カメラを拝見させていただきました」
L(月)(日本警察…!?そんな情報を持っているのはこのキラ捜査班だけだ…こいつは一体……!)
L(月)「キラ捜査にノートを渡したいのは山々なんですが…警察庁長官との取り引き条件がノートなんです」
ニア(…ノート…ノートの存在を知るのは日本のキラ捜査班以外には私達、FBIの一部の人間…そしてメロ…ロジャー…)
ニア(メロ…おそらく貴方が…)
ニア「分かりました。今回は警察庁長官の方を最優先してください」
L(月)「分かりました。ありがとうございます」
ニア「ではまた」
L(月)(また…?)
プルルル
総一朗「犯人の電話番号だ!逆探!」
総一朗「もしもし…」
???「次長さん、上官との取り引きは中止だ」
総一朗「何故だ!」
???「タキムラは死んだ」
総一朗「貴様…」
???「代わりにお前の娘夜神粧裕と交換する」
総一朗「…!!」
L(月)(粧裕…!?)
???「次長であるお前が警察に報告するのはナンセンスだ。できれば個人で動いてもらいたい。警察に大きな動きがあれば娘は[ピーーー]。では今からタキムラの死体写真を送る。また明日連絡する」
総一朗「まて…!」
プープー
松田「なんで粧裕ちゃんが…!」
粧裕「………!?ここ…どこ……?」
メロ「目覚めたか夜神粧裕。お前は人質だ。多分お前の親がキラが殺人に使う道具を持ってここに来るはずだ…」
粧裕「返して…!」
粧裕は頭や手を動かし抜け出そうとすると…
メロ「あっ」
ゴツン!!!!!!
メロ(……!?俺……?なんで俺がここにいるんだ……?)
メロは自分の体を見ると明らかに先ほどの服装ではなく女が着る様な服だった
粧裕(メロ)「まさか…夜神粧裕の体に……?」
メロ(粧裕)「……あれ…いつの間に寝てたんだろ…。!?
私…!?」
粧裕(メロ)「俺の声でそんな言い方するなよ」
メロ(粧裕)「この服…さっき来た人と同じ服…もしかして、入れ替わった……!?」
粧裕(メロ)(こんな現象が起きるのか……?ちっ、面倒な事になった…)
粧裕(メロ)「おい、お前、これ外せ 」
メロ(粧裕)「鍵…欲しいタイプですよ…コレ…」
粧裕(メロ)「はぁ……部下を呼んでこい。」
メロ(粧裕)「無理無理…無理です…驚いたのと恐怖で腰が抜けて…」
チンピラ1「おいメロ…何やってんだ、遅いぞ」
粧裕(メロ)「返してくださいっ!何の為に…」
チンピラ3「そのまましてればすぐに返してやるよ。いくぞメロ」
メロ(粧裕)(私の真似…?この人達に教えないの……?私だって…警察の娘…やってやる…!)
メロ(粧裕)「あぁ、今行く」
ニア「……誰にですか?」
レスター「誰に?それは誘拐したその犯人に……」
ニア「それより、彼の行方は?」
レスター「4年前まではニアと同じ施設にいたというのは分かってそこからは消息不明…」
ニア「そうですか。ではLと話をしたいのですが」
レスター「いきなり…はい。分かりました」
総一朗「……!?」
モニターにNという文字が移りニアの声が聞こえてくる
ニア「Nです。Lはいますか?」
総一朗「悪いが今は取り込み中だ…また連絡し直してくれ」
ニア「そうですか。ではまた」
松田「やけに簡単に引き下がったな…」
ニア「…………。」
レスター「ニア、何を考えている…」
L(月)「逆探からはやはり海外から…誰が行きましょうか」
総一朗「無論私だ」
松田「えっ!?」
プルルル
総一朗「犯人からだっ!」
???「悪いが娘との取り引きは後日になる」
総一朗「何故だ!」
???「ちょっとこっち側でトラブルが起きた」
総一朗「な…まさか、娘に…」
???「娘さんには関係ない事だ。また改めて電話する」
プツッ
ロス(マフィアのボス)「メロ…お前、最近おかしいな」
メロ(粧裕)「えっ?いや、わた…俺…変わったか?
チンピラ3「そういう所だよ。私って言おうとしてるだろ?」
ロス「表情も穏やかになってる…クールなところは全部消えた」
メロ(粧裕)「たしかに変わったが…キ、キラを捕まえる気持ちは変わらねぇ」
チンピラ2「……」
ロス「……駄目だ。俺は今まで何人も殺してきたから分かる。お前は嘘をついている。そんなやつをここには入れたくはない。ここで[ピーーー]」
メロ(粧裕)「……!?何でだ……!」
ロス「俺に隠してる事を言ったらここから追い出すだけにしてやるよ」
ロスは銃口を向ける
メロ(粧裕)「そんな…」
ロス「3秒やる…その間にいえ。3」
メロ(粧裕)(お兄ちゃん…お父さん…お母さん……っ!)
ロス「2、1」
パァン
銃声が聞こえると同時にロスが倒れる
チンピラ2「ボス!?」
粧裕(メロ)「ちっ、面倒な事になったな…」
メロ(粧裕)「あ…」
粧裕(メロ)「立て」
チンピラ1「てめぇ、人質の……!」
チンピラ3「殺してやる!」
パン!
チンピラ達を銃で撃っていく
メロ(粧裕)「助けて…くれてありがとう…」
粧裕(メロ)「助けた訳じゃねぇよ…お前が死んで元の体に戻れなくなるのが嫌なだけだ。」
粧裕(メロ)は手榴弾を部屋に投げ込みメロ(粧裕)を連れて外に逃げるとマフィアのアジトは木っ端微塵となった
粧裕(メロ)「ふーっ…こっからどうするか…」
粧裕(メロ)(こいつからピストルと手榴弾と鍵、電話を貰っておいてよかった…まずこの電話でマットに連絡を…いや、こいつに頼むか…?駄目だ。マットは長い付き合いだからバレるか…)
出目川「キラは神だっ!さぁみんなでキラを称えましょう!」
観客「「ワーー!!!!」」
魅上照「…………」
L(月)(ノートが要らないなら取り敢えず安心だ…だがなぜ急に…? それよりミサも仕事と裁きはキツイはずだ…ミサの代わりに誰かを…今はキラになれそうな奴を探すのは無理だ…)
伊出「私も付いていきます顔をバレてないのは私だけですから…」
総一朗「あぁ…頼む。では、行ってくる。」
L(月)(チャンスだ…今父さんと伊出がいなくなればここには松田と模木だけだ…ワタリを、南空ナオミの時みたいに行方不明に…)
模木「…………」
松田「こんな時に…気楽でいいですねぇ」
模木「……」
松田「まぁ、いいですけど。ミサミサ悲しませたくないし……」
ミサ「竜崎ー!!!」
L(月)「こんにちわ」
ミサ「久しぶりのデートね、どこ行く?」
L(月)「とりあえず歩きましょう」
L(月)「リューク…このノートをなるべくキラを称える、犯罪者に恨みがありそうなやつに渡してくれ」
リューク「…あぁ分かった」
L(月)「このノートの切れ端は僕が持っている、これでリュークの姿は見えなくならないし所有権も僕のままだ。じゃあ頼んだぞ」
リューク「あいよ」
L(月)「…じゃあ、デート開始…か」
ミサ「は~い?」
【Quillsh Wammy 2009年 10月13日 午後16時ちょうどに
キラ捜査本部の人に「Lが生存確認をしていた場所に行ってくるので暫く留守にする」と言った後誰にも見つからないような場所で自殺】
ミサ(ワタリさん…いい人だったけど、月のためだから…)
ワタリ「すみません、皆さん」
松田「どうしましたか?」
L(月)「……」ニヤ
ワタリ「Lが生存確認をしていた場所に行ってくるのでしばらく留守にします」
松田「生存確認…え?あ、まっ……行っちゃった…」
松田「竜崎、生存確認ってなんですか?」
L(月)「私が昔いた場所に生存確認をしています。もし、一定時間来なかったらLの捜査団が私の死体を回収に来ます」
L(月)(こんなのはデタラメの嘘…これで邪魔者がまた消えた)
模木(前の竜崎なら…絶対に何か否定したはず…今は喜んでるようにも見える…やはり、竜崎に何かあったのでは…?)
シドウ「ノートがねぇ!!!!!うおおおおっ!?」
カリカーチャ「アホだなあいつ」
グック「こんな所で見つかるわけねぇよ。死神大王に頼んで新しいもん貰ってこいよ」
シドウ「リュークが持ってるって言ってるんだが…リュークが見つからないんだよ」
グック「困った時のジャスティンだな。」
夜神総一郎「粧裕!」
粧裕(メロ)「…………ちっ、お、お父さんっ!」
粧裕(メロ)は総一朗に抱きつく
粧裕(メロ)(これは…ホモってやつか…?)
総一朗「貴様か…娘をよくも!」
メロ(粧裕)「………」
粧裕(メロ)「違うのよ父さん!この人は私を助けてくれたのよ!」
総一朗「そうなのか…ありがとう…」
メロ(粧裕)(お父さん…)
メロ(粧裕)「すみません、夜神さん。娘さんを我々のキラ調査に手伝っていただいても宜しいでしょうか?」
総一朗「なっ…娘にそんな危ないことはさせられん!」
粧裕(メロ)「お父さん!この人に助けてもらったお礼をしたいの……お願い、日本で調査するから…」
総一朗「…そうか、分かった。娘を頼んだぞ 」
粧裕(メロ)「じゃあまた連絡するね」
総一朗「ああ」
伊出「………………。」
総一朗「…あぁ、娘が知らない間にあんな成長しているとは…」
魅上「死神、いい目を貰った。神の仰せのままに私は犯罪者を裁く」
魅上「削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除」
リューク「やべぇのに渡しちまったかも…」
ニア「Nです」
L(月)「言わなくても分かりますよ。なんですか?」
ニア「実は、近々日本で調査をしようかと思いまして」
L(月)「へー、そうなんですか」
ニア「いずれ対面するかもしれませんね」
L(月)「はい、楽しみにしてます」
ニア「では」
L(月)「はい」
ニア「…」
ハル「どうしましたか?」
ニア「何かを食べてる音も飲んでる音も聞こえませんでした」
ハル「……?」
L(月)「大丈夫です。何でしょうか」
ニア「誘拐犯のことですが」
L(月)「N、誘拐犯に心当たりがあるのなら誰なのか教えて下さい こちらでもその者を捜します」
ニア「L それはあなたに教えたくありません 私達は私達で犯人を追います」
L(月)「調査に協力はして頂けないのですか?」
ニア「L、貴方なら私の手など借りなくても大丈夫でしょう。昔のLなら殺しの道具やキラの場所などを明らかにしましたが最近のあなたは何もしていない。いやそれどころかあなたのせいで世界にキラの賛同者が増えたとさえ考えています。いまの貴方には何も期待出来ない 誘拐犯の対処でそれが分かりました 」
L(月)(こいつ…殺す…絶対に…)
メイスン「うぐっ…」
レスター「メイスン長官」
ガードナー「くっ…」
レスター「ガードナー!」
ハル「ラット!?」
バン!
L(月)「N、今の銃声はなんですか?」
ニア「今ここにいるSPKのメンバーのほぼ…いや、これはSPKのメンバーほとんどが殺されたようです」
L(月)(ははは…いいざまだ…ほとんどということはまだ生き残ってるやつもいるという事…)
L(月)「それなら…互いに知っていることを教えあいましょう。こっちはノートについて知っていることを、貴方は犯人と目をつけている者のことを ノートには色々なルールがあります それを知ると確実にあなた方の操作も進む」
ニア「……分かりました。私が犯人と絡んでいるものは通称メロ 写真も本名もわかりません 分かっているのはイギリスのウィンチェスターのワイミーズハウスという養護施設にいたということだけです」
L(月)(ワイミーズハウス?確かワタリが建設した…)
模木「Nのことでわかったことはロジャーという施設の責任者がLの後継者ということでロジャー氏も含めて本名は知らされず通称で呼びあい、かなり卓越したことを個々にやらせてたみたいです。その中で総合的にトップにいたのがニアという少年 そしてNのいっていたメロという少年がニアに一番近いところにいたそうです これはリンダという画家に書かせた似顔絵です」
L(月)「…」
L(月)(ニア…N…そしてLの後継者…LがLと戦う…面白いじゃないか…)
伊出「ふぅ、ただいま」
総一朗「ただいま」
L(月)「……」
L(月)(粧裕がいない……?)
メロ(粧裕)「どうするんですか?ここから」
粧裕(メロ)「お前はメロになるためにメロとしての喋り方をしろといったじゃないか……とりあえず、キラ捜査本部と連絡を取る…その為には俺の知り合いにいるマットというヤツがいろいろと準備してくれる マットも多分もう少しすればいろんな道具を持ってここに来るはずだ」
メロ(粧裕)「な…なるほどな…マットというやつは信用出来るのか?」
粧裕(メロ)「あぁ、あいつもなかなか秀逸だ」
粧裕(メロ)(どうするか…こいつにキラの正体を告げるか…?だが黙っていてもいずれはバレる…)
マット「うわっ、ホントに女になってんのかよ」
粧裕(メロ)「来たか。」
マット「ほらよ、パソコンとか通話機材と、武器、板チョコ」…だろ
粧裕(メロ)「あぁ、ご苦労」
マット「…にしてもなんか変な感じだな」
リューク「……!」
リューク(死神…今ここで喋ったらまずいよな…)
シドウ「おい、聞いてるのか?」
リューク「ちょっと散歩してくる」
ミサ「はーい」
シドウ「まてよ、逃げるな」
シドウ「ノート返して
リューク(やっぱそれ…)
マット「ところでお前女の演技うまいよな、どこで練習したんだ?」
粧裕(メロ)「……うるさい。」
メロ(粧裕)「なぁ…キラの正体ってもう掴んで入るのか…?」
粧裕(メロ)「!」
シドウ「死神はノートを一冊は持ってなければいけないから
はやく返してほしいけど…まずノートに憑く死神が俺になるためにお前が俺に返すという意思がいる」
リューク「あのノートに憑くの俺じゃなくなってるんだけど…」
シドウ「は?」
リューク「レムって知ってる?メスの白のスカスカした死神」
シドウ「知らないな…」
リューク「そいつにあげてそいつが人間に渡した」
シドウ「ええっ!?ならレムってのに返してもらわなきゃダメじゃないか レムってどこにいるんだよ」
リューク「レムは死んだ……」
シドウ「え…と死神がない場合……一度ノートに触りその人間に憑く死神となりその人間に憑きその人間の最後を見届けたあと他の人間が手にする前に取り上げる もしくはその人間に返してもらう 面倒な事になった…」
リューク「じゃあ一応付いてこいよ…俺の憑いてる人間なら何とかしてくれるだろ」
シドウ「おっ、分かった」
リューク「月」
L(月)(周りには誰もいない…みんな寝たな…)
L(月)「なんだリューク。随分と久しぶりだが…」
リューク「実は…」
L(月)「僕が最初に手にしたノートはそのシドウってやつの者なのか…今僕にはレムのノートもシドウのノートの切れ端もあるから記憶を忘れる事はない…まぁいい、死神なら勝手に持っていけるだろ。」
シドウ「わーい、コレで帰れるぞ」
L(月)「なら早く怪しまれる前に行け」
リューク「あいよ」
総一朗「そうだ…さっき見に行ったらノートが無くなっていた…」
L(月)「あ、それならワタリが持っていきました。ワタリがワイミーズハウスに持っていく…と言っていました。」
総一朗「ワタリ…そういえば最近見ないと思えばそんな所に…」
伊出「ワタリさんが帰ってきたらまた事情を聞けばいいでしょう」
L(月)(これで取り敢えずは大丈夫だ…シドウとかいうやつはもう死神界に帰ったか…?僕の服の中には以前ミサから預けてもらったノートがある…滅多に歩くことはないからバレることは無いだろ…)
L(月)(粧裕を誘拐した犯人は父さん曰く死んだらしいが
粧裕を助けたやつは粧裕と一緒に行動してるらしい…まぁ僕にたどり着く事は無い…)
メロ(粧裕)「……!?そんなばかな…!」
粧裕(メロ)「今のL…というやつが夜神月らしい…」
メロ(粧裕)「だってお兄ちゃんはキラに殺されたって…」
マット(メロの声でお兄ちゃんとかwwwww腹痛いw)
粧裕(メロ)「多分俺とお前が入れ替わったみたいにLと夜神月も入れ替わったんじゃないか…と俺は思う」
メロ(粧裕)(お兄ちゃんが生きてる…でもキラ…信じたくない…けど!)
メロ(粧裕)「私は…じゃあお兄ちゃんを捕まえる…ことになる」
粧裕(メロ)「そうだ。そして俺はお前の姿でキラを捕まえる事になる」
メロ(粧裕)「そう…分かった…私はお兄ちゃんを捕まえるっ」
メロ(粧裕)「そして…キラが悪だということを分からせる…!」
粧裕(メロ)「OK、じゃあ早速Lと連絡を取る…」
メロ(粧裕)(お兄ちゃんと…喋れる…)
粧裕(メロ)「俺が合成音声で喋る。お前はなにもしなくていい
マットはLとの会話を録音しといてくれ」
マット「ww…りょ、了解…w」
粧裕(メロ)「何笑ってるんだ……?」
プルルル
L(月)(Nか…?いや、Nとは違う通信だ…誰だ…?)
L(月)「Nではありません…もしかして第二のキラかも…」
総一朗「キラ!? 出てみろ竜崎…!逆探!」
伊出「はい」
L(月)「M…?私はNしか知りませんが…」
L(月)(Mだと…?Nとはまた違う…! メロか…?)
伊出[M…メロ…か?]
総一朗[な…っ]
粧裕(メロ)(N…?もしかして…ニアか…。ニアがもうここまで…)
粧裕(メロ)「私は、夜神総一郎の娘、夜神粧裕さんと共にキラを調査しています」
L(月)「そうですか。証拠を見せてください。合成の音声を消して、粧裕さんの声で」
L(月)(ここで粧裕が出てきたら誘拐犯から粧裕を助け出したのはメロ…?)
粧裕(メロ)(はぁ…1人2役か…)
粧裕(メロ)「お父さん、他のキラ捜査班の皆さんこんにちわ
夜神粧裕です。」
総一朗「粧裕!」
L(月)「!?」
粧裕(メロ)「私はNと共にキラを捕まえます。そしてキラを悪だということを分からせます。お父さん達とは協力せずにキラを捕まえお兄ちゃんの仇をとります。」
マット「wwwwwwwwww」
L(月)「夜神さん。本当に粧裕さんですか?」
総一朗「……あ、あぁ…」
L(月)「正体…?宜しければ教えていただけませんか?」
粧裕(メロ)「言ったでしょう。私は貴方とは協力しません。
今の貴方は信用出来ません。どうして信用出来ないかというと私は正直貴方をキラ候補者の中に入っています。しかも、貴方は最近はキラ捜査ばかりでほかの事件の事は放ったらかしで今は全然貴方の手柄が耳に入ってきません。信用して頂きたいのならもっとほかの事にも目を向けて、わたしの耳に届くような事をしてください。協力する最低限の条件はそれです。 では、今回は失礼いたします」
L(月)「…M…貴方は何か勘違いをしている…ほかの大きな事件はキラのせいで何も起きていない…それを分かってて言っていますね…」
粧裕(メロ)「さぁどうでしょうか」
プツッ
L(月)(Mに疑われている…NもMも絶対に殺してやる…)
伊出「逆探の結果東京の新宿までは絞れました」
L(月)(日本にいる…?ならばNよりは容易く殺せるはずだ…その為には魅上照と言うものとコミュニケーションをとらねば…)
メロ「あぁ…大丈夫だ。あれで怒るなら完璧正体は夜神月だ…」
ミサ「魅上さん…ですよね?」
魅上「……?お前は…」
ミサ「第二のキラです。」
魅上(神…!?いや、女神…!)
魅上「あ……貴方が神という証拠は…?」
ミサ「貴方の持っているノートに憑いてる死神の名前はリューク。どう?」
魅上「……!!神!!!」
ミサ「キラからの伝言です♪」
魅上「…!!」
L(月)(ミサはハリウッドから帰ってきて僕の伝言を魅上に伝えてくれているはず…これでなんとかコミュニケーションが取れた…後はミサが…)
L(月)(来た…)
ニュースキャスター「キラの新しい代弁者が決まりました。
その名も誰もが知ってる人気モデル、ミサミサこと弥海砂さんです。」
松田「ミサミサ!?竜崎!いいんですか!?」
L(月)「どうしてもやりたいと言いまして…しょうがなく了解しました」
ミサ「こんばんわ ニュース6 弥海砂で~す 今日から皆様にキラの言葉をいち早く正確にお伝えする事が私の勤めになりま~す! 芸能界は引退して、これからはキラを慎重に弥海砂を通してこのニュース6でお伝えします?」
総一朗「そういえば弥は昔親を殺した犯人をキラが殺したからキラの事を称えていたな…」
魅上(神…これがあなたの…やり方…彼女はキラに繋がっている…これで次は本物の神にあえる…)
魅上(次は…このノートを神に返す…。所有権は元々神の物…私がこのノートに関する記憶が消える訳では無い…。)
魅上「死神、このノートを神に届けてくれ」
リューク「…あいよ。あの手で行くんだな?」
松田「大変です!!」
松田「外にこんな物が…!」
伊出「ノート!!?」
L(月)(計画通りだ魅上照…)
総一朗「私が…」ピタッ
総一朗「うおおおおっ!……模木、伊出…竜崎、触ってみろ…」
リューク「こんにちわ」
伊出「ぐおおおおおおおおおっ!これが死神……!」
模木「…………!!!!!!!」
L(月)「また死神…あなたの名前は?」
リューク(知ってるくせに…)「初めまして、リュークです。」
松田「なんでこのノートが外にあるんだ…?」
リューク「私は死神界という所から来て、ノートをこの世界に落としたらどうなるかと実験をしました…割と流行っていたので…」
総一朗「そうか…このノート…どうする…?」
松田「燃やすと僕達死んじゃうし、ここで保管していた方がいいですよ!」
総一朗「あぁ…そうだな。」
L(月)「……!通信…!Mから……!?」
L(月)(Mじゃないんだなそれが…恐らく魅上…リュークにリンゴ10個と取り引きで魅上にここの連絡先を教えた…)
総一朗「こんなタイミングに…」
L(月)「Lです」
魅上(…神ィ…!)
魅上「私は夜神粧裕を人質にしました。二人で捕まえる…と言ったのは嘘です。あれは脅迫で言わせました。誘拐犯から助けたのも嘘です 2時間以内に今から言う所に来てください 一秒でも遅れたら殺します。そして、私はノートを持っていますから では場所を言います…新宿細工町の…」
L(月)(逆探の結果と僕の推理が正しければMはあそこにいるはず…)
L(月)「くっ…やはり、Mが…」
総一朗「私が馬鹿だった…あいつを信じて娘を簡単に手放した…奴を…奴を殺す!このノートで…そしてやつを殺し私も死ぬ… 」
伊出「そんなばかな…!奴の名前は分からないですし、死ぬのはやめてくださいっ 」
リューク「やつの名前を知る方法が一つだけあります…」
総一朗「なにっ!教えてくれ!」
リューク「死神の目の取引です。死神の目とは、自分の寿命を半分にする代わりに相手の顔を見るだけで本名と寿命が見える目です。」
総一朗「寄越せ……その目を!」
L(月)(何…!?僕の予想では松田か伊出だったが…!)
松田「次長がしなくても僕が…!これくらいしか役に立ちませんし…」
総一朗「いや、娘のためだ…」
L(月)「私がやりましょうか…?」
総一朗「お前は指示をしてくれ…通信用のカメラを持っていく…頼んだぞ…キラ襲撃用にFBIに貰った銃と防具服がある…模木、伊出、松田…すまないが、手伝ってくれ…」
伊出「もちろんですよ…」
松田「当たり前じゃないですか!」
総一朗「さぁ、目を…」
L(月)(まずい…!今死神の目を交換されたら…)
リューク「待ってください、今死神の目を渡す能力が不足していて…リンゴを一つ…頂けると…リンゴを完食して10分立たないと能力が戻らなくて…」
L(月)(ナイスだリューク…苦しい言い訳だが、今はファインプレーだ…)
松田「……変な死神だな、リンゴは冷蔵庫にあるけど…あっちで交換を…」
L(月)(父さん…くそっ……死んだら困るが…Mを殺すため…許してくれ…)
L(月)「皆さん、生きて帰ってきてくださいね」
総一朗「任せろ…」
伊出「ここか…」
一般人「何…?なんかの撮影?」
模木「皆さん!ここから離れてください!ここに誘拐犯が…!犯人は銃を持っている可能性があります!巻き込まれないように直ちに避難してください!」
総一朗「死神の目を頼む…」
リューク「分かりました…」
総一朗「さぁ、行くぞ!」
マット「外が騒がしい…なんだ?」
総一朗「警察だ、動くな…お前がMか……?」
マット「警察……? なんで…」
総一朗「お前がMかと聞いている…5秒以内に答えなければお前の頭に弾を放つ」
マット「んな馬鹿なw 僕はMみたいな優秀じゃありませんよ。」
マットは手を後ろに回すとポケットに入っていた催涙ガスを投げる
総一朗「なっ…ゴホッ!」
マット「ヤバイヤバイ…メロに…!」
バァン!!
マット「うげっ…!」
伊出「…松田!」
マットは足を撃たれるがなんとかエレベーターに乗りメロの方に向かう
伊出「逃げられた……!階段だ…!」
松田「くっ…次長!今のやつの名前は……!」
総一朗「しまった!粧裕の事に夢中で名前を見るのを……!よく考えればMはあんな顔ではなかった……すまない……」
伊出「大丈夫です。次は必ず…」
マット「メロ…サユ…」
メロ(粧裕)「マットさん!」
マット「……メロの声でさんとか付けんなよww ハァ…ハァ…」
粧裕(メロ)「マット…!警察…なぜ…!」
粧裕(メロ)「何言ってんだ…マット…オレが警察を殺す…」
メロ(粧裕)「マットさん…止血しなきゃ…」
マット「いいって…お前らはキラを…捕まえてくれ…」
粧裕(メロ)「……くっ………おいサユ…こいつ、お前の父親じゃないのか?」
メロ(粧裕)「……え?本当だ……お父さん…。なんで……?」
粧裕(メロ)「マイク……!こっちに来る前に…!」
粧裕(メロ)「Mだ…。なんでこんな事を……!」
総一朗「M…やっと本物の声を現したな……?なぜ娘をまた誘拐した!私達を騙したのか……?」
粧裕(メロ)「何の話だ……!」
総一朗「とぼけるな!お前がノートを持っていて娘を誘拐したのは分かっている!お前はマフィアらしいな、人も殺してきただろう。私はお前をこの手で殺す!」
粧裕(メロ )「ちっ…」
メロ(粧裕)「そんなの…やってないよね?」
粧裕(メロ)「こんな事するのは…L…夜神月。お前だけだ…必ずこいつらを消してキラを……!」
マット「メロ、ダイナマイトを2個寄越せ…俺があいつらを消す…お前らは…ニア…ニアのところに言って、夜神月とか言うやつの正体を…」
粧裕(メロ)「ニア…ちっ、今はそんなワガママはいってられない…任せたぞ…マット…」
マット「任せとけって…サユ、メロ…お前らといたの…楽しかったよ…」
粧裕(メロ)「サユ、行くぞ。父親の事はもう諦めろ」
メロ(粧裕)「マットさん…ありがとうございました…」
マット「ふっ…ありがとう…か…最後に笑えて良かったぜ…」
粧裕(メロ)はワイヤーのようなものを窓から垂らして、降りていくメロ(粧裕)も続けて降りていく
マット「あばよ、メロ…サユ…」
マットはダイナマイトに火をつけて総一朗達に投げつけると
同時に爆発する
メロ(粧裕)「うわっ」
粧裕(メロ)「こっちだ、ビルの破片が落ちてくる…」
粧裕(メロ)(夜神月…絶対に殺す…)
総一朗「くっ…お前ら…大丈夫か…?」
伊出「なんとか…松田は?」
松田「あーもうダメです…」
伊出「大丈夫そうだな。防護服のお陰で死なずにすんだ…あんな爆発だったら粧裕ちゃんは…」
総一朗「いや、粧裕はMと共に逃げた筈だ…ゲホッ……」
模木「…」
3日後…
L(月)「おかえりなさい、ろくな指示ができなくてすみませんでした」
伊出「まさか入院するとは…」
総一朗「ふぅ…竜崎、なんだそのふざけた仮面は…月と戦った時に被ってた奴か…そうか、本名を見られると困るんだな」
L(月)「はい。しばらくはこれでいさせて頂きます。それよりMの名前は?」
総一朗「すまない…Mの仲間に邪魔されてMに会えず粧裕も…」
L(月)(ちっ…Mの仲間……?二人で捜索するんじゃなかったのか…?これじゃあ父さんが…)
総一朗「ぐっ…くそっ…この前の怪我が…」
総一朗は急に倒れ病院に運ばれる
伊出「次長…!」
総一朗は見るからに無残な点滴の数…人工呼吸器…見たこともない道具で繋がれていつ死んでもおかしくない状況だった
L(月)「……!夜神さん……大丈夫ですか?」
総一朗「ハァ……ゲホッ…私はもうダメだ……伊出、指揮は任せた…4人で…頑張ってくれ…竜崎…来てくれたか…3人を任せた…粧裕も…救出してくれ…そして、最後の願いだ…お前の本名を…見せてくれ…」
L(月)「……!」
伊出「竜崎…最後の次長の願いだ…頼む…」
L(月)(父さん…)
L(月)はお面をはずし総一朗と目を合わせる
L(月)「第二のキラは必ず捕まえ、粧裕さんも救出します…。」
総一朗「……!!月………そうか…同名…か…。寿命も見える…ノートを所有してる者の名前は見えない…お前がキラじゃなくて……良かった…。」
L(月)(今だけ所有権を捨てて切れ端だけを持っていて良かった…)
L(月)「父さん…いや……夜神さん!……!!ありがとうございました……!!」
総一朗はにこやかに笑って目を閉じたと同時に生命の反応がなくなった
松田「次長……!!」
L(月)「…行きましょう、一秒でも早く粧裕さんを…夜神さんを安心させるために…」
松田「はい」
伊出「はい」
模木「はい」
あ、誤字りました…すいません
ハル「メロ…!?なんでそんな姿に…?」
メロ(粧裕)「こんにちわ…」
ハル「メロ…じゃない…?善人の顔ね…」
ニア「メロ…来ましたか…。なぜその姿なんですか?」
粧裕(メロ)「フン、俺はお前に助言をしに来ただけだ。」
ニア「助言…?」
粧裕(メロ)「今のLは完璧夜神月。夜神月とLが入れ替わったんだ…俺とこいつのようにな」
ニア「そうですか…貴方とその人、なんで入れ替わったんですか」
粧裕(メロ)「まぁ、色々あってだな…それだけを言いに来ただけだ。俺はお前と協力するつもりは無いからな。」
ニア「どっちが先にキラにたどり着けるか…競争ですね」
粧裕(メロ)「俺が勝ってLを超える」
ニア「私が勝ってLを超えます」
粧裕(メロ)「行くぞ、サユ」
メロ(粧裕)「あ、はい。分かりました…」
ニア(メロの声で敬語…似合いませんね…)
粧裕(メロ)「次は第二のキラの調査だ。行くぞ。」
メロ(粧裕)「第二のキラの正体も分かってるの?」
粧裕(メロ)「あぁ…夜神月の彼女、弥海砂……だ。」
メロ(粧裕)「……!ミサミサ……?」
ミサ「えーー!もう1週間もしてないよ!」
L(月)「今はまた1人失ってしまいましたから…しばらく忙しいです…」
ミサ「んー…まぁ、いいや、また遊ぼうねーライ…危な、竜崎ー !」
松田「いいですよねー竜崎は…次長が亡くなったって言うのに恋愛ですか…」
伊出「またそれか松田…」
松田「伊出さんは恋愛とかした事なさそうですね」
伊出「俺だって恋愛くらいわ…!まだ大恋愛というのはないが…」
模木「…」
松田「……なんか、静かになりましたよね~…」
リューク「おい、リンゴ。」
松田「リンゴ食いたくなるとすぐ来るよな~ ほら、リンゴ。」
リューク「ナーイス」
伊出(松田が言うのにも一律ある…竜崎は気を抜きすぎだ…
まだ俺は疑っている…死神の目で次長が竜崎の顔を見た時に寿命が見えないと言っていたが…あれはノートに何らしかの事情があったのじゃないか?しかも、その事情は竜崎が意図的にした…まるで、次長が死ぬのを計算してたみたいに…名前を見られたくない…キラに狙われる可能性があるからというのは分かるが…俺達は顔を隠していない…竜崎も俺達と危険な状態にいた方がいいのでは…?)
松田「何考えてんすかー伊出さん。ありもしない恋愛話でも作ってるんですか?」
伊出「バカいえ!俺は調査を…恋愛話か、話してやろう…あれは5年前…」
松田「お、」
メロ(粧裕)「さて、私たちは何を…」
粧裕(メロ)「マットの仇もとりたいが…その前にこの体をどうにかしたい…この姿でキラを捕まえるのは流石に抵抗がある…」
メロ(粧裕)「どうしましょうか…頭を思いっきりぶつけますか?」
粧裕(メロ)「一回やってみるか…行くぞ…せーの!」
ゴツンッッッッ!!!!!
メロ(粧裕)「いったぁ…っ」
粧裕(メロ)「ぐっ…戻ったか…?」
メロ(粧裕)「戻った気配は無いですね…」
粧裕(メロ)「元に戻れねぇのか…まいったな…」
メロ(粧裕)「このまま…頑張りましょうよ…私も嫌ですけど…大学とかどうしましょう…」
粧裕(メロ)「知るか…」
L(月)(…Mを[ピーーー]には…どうすれば…粧裕を助けるためには…どうするべきか…。父さんが生きてるのが一番だったが…やはり僕がやるしかないか…)
ピピピ
L(月)「!」
伊出(ニアか…。)
L(月)「Lです。どうしましたかN」
N「メロを捕まえました……が。逃げられました。しかし多少の尋問はできました」
L(月)(何…!尋問できる状態で逃げられた…ということになるのか?)
ニア「知りたいですか?」
L(月)「はい、よければ」
ニア「ふーん、そうなんだ。」
L(月) イラッ
ニア「…まぁ、いいですよ。メロが言うにはノートには死神が憑いてるらしいですがそういう者の存在は確認できましたか?」
L(月)「……確かに死神は存在します しかし、そんなことをいきなり話しても信じていけないとあえて伏せていました」
ニア「ぜひともその死神からいろいろ聞いてみたいものです」
ニア「それと…気にかかっている点はあなたに最初教えていただいたノートに書いてある七つのルール その中に嘘があることです」
L(月)(くそっ…バレたか…。)
L(月)「……嘘がある?」
ニア「はい、そうですね」
L(月)「死神 ノートに書いてあったルールに嘘はあるのか?」
リューク「……いえ、ありません」
ニア「……!」
L(月)「嘘はないようです 嘘を言っているのはメロなのでは…それに名前を書けば書かれたものは死ぬノートだ試すことは出来ません」
ニア「…そこに死神がいるんですね?」
L(月)(……分かっていることをいちいち確認する…)
L(月)「はい」
ニア「この会話あなた以外にも聞いてる者が?」
L(月)「はい…」
ニア「捜査本部の皆さんですか…?」
L(月)「はい…。」
L(月)(こいつ…どこまで…)
ニア「13日のルールが嘘だと私は思います…その説を検証するために私はM、メロの名前を書きます…」
L(月)(なぜこいつがメロの名前を…そもそもMの存在をいつ…)
ニア「メロがMとなぜ知っているかと疑っていますね。
私は日本警察との通信をジャック出来るようにして、会話の内容が聞こえてきます。夜神粧裕の誘拐の時からずっと…SPKの生き残りの1人が一晩でやってくれました 」
ジェバンニ「……」
ニア(よく言いますねキラのくせに…)
ニア「分かりました。今回はこれで」
L(月)「はい、また」
伊出「ニア…優秀なやつだ」
松田「そうっすねぇ」
ブルルルル
松田「!?」
模木「私のだ……。」
松田「もしかして…多貴村長官から聞き出した電話番号をメロが掛けてきたりして」
粧裕(メロ)「頼んだ」
メロ(粧裕)「はい。」
模木「もしもし」
メロ(粧裕)「模木か?」
L(月)(やった!かかった!本当にメロ……!)
伊出「これがメロの声か…」
松田「念のために逆探しといてよかったっすねー」
メロ(粧裕)「1人か?」
模木「いや…」
L(月)(しかし声も変えずに来るとは…メロ本人と確認させるためか…?)
メロ(粧裕)「模木、今俺はニューヨークにいる。俺に会いにニューヨークへ来ないか?」
模木「……!」
松田「……!?」
L(月)(メロ…何を考えてる…?)
メロ(粧裕)「今すぐ返事をしろ、しないと夜神粧裕の命はない」
模木「……!!」
L(月)(大丈夫だ……皆にメロと話した時の対応は言ってある…ここの情報は誰にでも外部に漏らさないようにと言って対策はしてある…)
L(月)は模木にOKとサインを送ると模木はそれを確認し
模木「分かった…どこに行けばいい?」
メロ(粧裕)「よし、今から出来る限り早くNYのニック ストリート駅の出口の前に来い」
L(月)「伊出さん、手筈通り模木さんの尾行を…」
伊出「分かった…」
L(月)(一応模木には通信機を付けている…しかしどうせ通信できないような状況にされるだろう…僕が分かればいいのは模木の最後に行き着く場所…伊出の尾行さえしっかりあればそれでいい)
L(月)「メロの仲間が伊出さんの尾行を読んで尾行の尾行をしてくるかも知れません…そこは十分注意してください…」
模木「待ち合わせ場所に付いたぞ…」
メロ(粧裕)「どうです…?」
粧裕(メロ)は模木の様子を伺い
粧裕(メロ)「いいぞ」
メロ(粧裕)「いいだろう。真向かいのビルだ。そこに入れ」
松田「やった!竜崎 きっとメロのアジトですよ」
L(月)「伊出さん 今指示されたビルの見える出来る限り離れた場所で待機してください」
L(月)(大丈夫 もしここにメロがいても直接接触してきたとしても模木は何も言わない…そしてこのままなら会話も聞こえたまま)
メロ(粧裕)「よし、ごくろうだった」
メロ(粧裕)「次は俺だ…」
ピピピ
ハル「はい」
粧裕(メロ)「ハル 俺だ ニアに代われ」
ハル「ニア、メロです」
ニア「もしもし」
粧裕(メロ)「ニア 今そこへ模木という日本捜査本部のひとりが行く 身長190のがたいのいい男だ しかしそいつの携帯は切らずにそれを通して俺にも会話をきかせろ Lが夜神月でキラならそう納得出来ることを言わせてみろ それはお前が得意なことだろう それが出来れば俺がキラを捕まえる 」
ニア(メロ…やってくれたな…これならメロには危険はない しかしこのやり方は…日本捜査本部のものであるのを疑う必要は無い だがこの捜査員がLだったら…メロが直接Lと連絡を取ってキラ自身が動くとは思えない メロが私を殺そうとすることも無い…が可能性は0ではない)
L(月)「ニア…どうしましたか?」
ニア「…いえ、間違えました」
松田「えっ!?ニアが間違い電話?」
L(月)(何をしているニア…)
ニア(あの捜査員はLではないな…)
ニア「捜査員をこの中に入れてください」
模木(こいつが…メロ…!)
ニア「こんにちは はじめまして ニアです」
模木「……?」
松田「えっ!今度は模木さんの携帯の方から……!」
L(月)(ニア…?……!そうか、メロはニアと既に接触している……!だから模木を直接ニアの所へ…まずい… 何かおかしいとは思っていたがこれなら模木との会話を聞かれてもメロは何も困らない…通信機のチェックも必要ない…いや、もしわざと聞かせていたとしたら…これからニアと模木が交わす会話でこっちの動揺を……Lがキラと考えているなら…有り得る……いやそう来るならこっちだって想定していたことを組み込める メロがニアに変わっただけだ やってしまえ……ちっ、ニアの顔さえ見えれば…僕の目で…殺してやるのに…)
模木「ニア…メロと接触のはずが…ニア…?」
ニア「そこへお座り下さい色々お聞きしたいことがあります」
模木「ニアと組んでいる…やはり信用出来ない…どんな小さなことでも断じて話してはならない…」
L(月)(大丈夫だ…松田ならともかく模木はニアの口車に乗ることは無い…)
出目川「キラを信じましょう!キラを讃え信じるものは救われます!キラ様ー!!」
魅上「クズめ…」
出目川 仁 とデスノートに名前を書く
出目川「うっ…」
観客「キャアアアア!!」
魅上「神を軽々と口にするなあああっ!」
魅上は観客や出演者の名前を書いていく
そして、しばらくお待ちくださいと画面に出る
魅上「神を信じるのは私だけでいい…」
月の死神の目は特に意味は無いですが後々使っていく予定なので宜しくお願いします
ニア(もたもたしてられない……Lがキラでも今ならまだ模木は殺せても私は殺せないはず…今模木が死ねば日本捜査本部に吉良がいることになる…)
ニア「模木さんでしたね メロも私達もあなた達同様キラを捕まえたいだけです それは分かって頂けているはず」
ニア「協力してくれませんか?あなたの命を賭けて」
模木(何も言ってはだめだ…)
ニア「あなたがたは今本部内にいるものの中に一度でもLがキラじゃないかと疑いを抱いた者はいませんでしたか? イエスかノーでも構いません」
模木「……」
ニア「メロ この捜査員は既にキラに何も話せぬよう操られている可能性がありますね」
粧裕(メロ)「そうだなニア もし喋らなければ日本捜査本部にキラがいると考えていいだろう キラを捕まえる為の協力をしない理由なんてないんだそれがノートでなくとも操られているのは確かだ」
L(月)「……!」
伊出(Lが、キラ…今まで何回かある…Lは怪しすぎる…。
くそっ…言いたい…Lを裏切ってでも…、自分の命を掛けて…)
粧裕(メロ)「俺はあのノートを実際に人に使わせ色々試してみたが人の名前を書き込んだ人間が13日書き込まなくても死ななかった」
ニア「13日以上書き込まなくても死なないこれに引っかかることはありませんか模木さん どんな些細なことでもいいんです」
L(月)(…………?検証済みか…それより……この声…ずっと思っていたがメロは女…?似顔絵からして男みたいな感じだったが…そしてこの声…聞き覚えが…くっ…二つ物事を一気に考えるのは難しい…!模木…それは罠だ!何も言うな…)
ニア「私達はキラを捕まえたいだけです。嘘をつく必要も無い 貴方だってもし信じている仲間が疑われているのは嫌でしょう」
2日後
ミサ「私 弥海砂はついにキラを捕まえようとする悪の組織のアジトを突き止めて奴らを包囲しました~! 今この建物の中にSPKの生き残りが潜伏しているという情報を得ました!
悪の組織~! この民衆の力!正義の力!」
正義人1「出てこいー! 」
正義人「ドアをぶち壊せー!」
L(月)(思ったより早かったな…)
レスター「どうしますか」
ハル「このままじゃ私達…」
ニア(キラめ…このタイミングでこれとは日本捜査本部にキラがいると言っているようなもの…しかし我々が[ピーーー]ば関係ない そういうことか…)
ピピピ
ニア(L…)
L(月)「どうしましたN?そちらに模木捜査員がM…メロによって送られたのは分かったが、SPKを本当に信用して協力されるべきかどうか模木捜査員には何も言わせず あなたの言葉をずっと聴かしてもらっていたがこれでは模木捜査員まで…これはSPKを始末しようとするメロの策ですか?」
ニア(こいつ…白々と…)
ニア「困りましたね…」
L(月)「N…ニア。とりあえずはやくそこから避難した方がいいですよ」
ニア「キラのくせに…」
L(月)「やはり疑っている様ですね…このままではこちらの模木まで殺されるんです…避難した方が…」
ニア「そのMr.模木がここに来た途端これです。Mr.模木がここにいるのを知るものは限られている そして私たちが死ねば自分以外の日本捜査本部の人間も殺せばいい そういう腹いせでしょう」
L(月)「ニア、あなたは何か勘違いしてますね。私は絶対にキラではありません」
ニア「少なくとも日本捜査本部の皆さん、その中にキラはいる…と考えてみてください」
伊出(やはりLがキラ…Lの後継者が言うのだから…くっ、何が何だか分からん…!)
キラを称える者「ドアを破ったぞーー!」
キラを称える者2「行くぞー!!悪者を殺せー!」
覆面「……」
覆面(ふん…メロの為だ…ニアが死ねばメロも捜査に困るはず…)
覆面の男はポケットから手榴弾を5個取り出し
ビルに入っていった者達に投げつける
チンピラ「お…おい…」
正義人間2「あ…」
ビルの1階が爆発し中にいた者は全員死亡する
覆面「次」
覆面は手榴弾を外にいる者にも投げつけ爆発させる
覆面(あのヘリコプターを混乱させれば…)
覆面は催涙スプレーをヘリコプターに投げつけると
ヘリコプターの中に入りガスが充満する
覆面(匂い付きだ…かなりの混乱を…)
ミサ「ゴホッ…!何この匂い…臭…っ…」
ミサ「大変です!何者かにヘリコプターが襲われました!直ちに近くに緊急着陸を…」
操縦者「うおおっ…ゴホッゴホッ…くっ……」
ヘリコプターは近くの建物の屋上に着陸し、
ミサと操縦者、カメラマンが中から出る
松田「ニュース6…なんだか酷いことになってますね」
覆面(まてよ……?今のって弥海砂…第二のキラか……!手榴弾を投げて殺した方が良かったか…!)
メロ(粧裕)「ニアさん…大丈夫ですかね?」
ニア「今のうちに逃げましょう。ジェバンニ、Mr.模木を」
ジェバンニ「はい」
ニア達は防護服を着て外にいるチンピラ達を止める警察に紛れて逃げる
L(月)(くっ…警察に紛れて逃げるつもりか……?)
L(月)「伊出さん、ニア達は警官に扮装して逃げることが予想されます このままでは模木さんの居場所が分からなくなってしまう 警官の動きに注目してください」
伊出「竜崎…無理だ 警官は100はいる…1人でこの動きを把握するのは…」
ミサ(みんなマスクして誰が誰だか分かんないじゃないの!
これじゃ名前が分からない…!)
ニア「爆発に注意してください」
ハル「はい」
模木(あの覆面男…もう50人は殺した…。なぜヘリコプターにいる者だけ殺さなかったのか……?)
ドオオオン!!
模木(……!)
ジェバンニ「Mr.模木、大丈夫ですか?」
模木は頷く
魅上「そろそろキラ王国にでる準備を…神と繋がるために…」
魅上「普通に携帯などで喋りたい…神…神ィ…」
L(月)「くっ…やられましたね…」
松田「そうっすね~…」
L(月)「はい」
2日後
ニア「やはりLがあの集団を押し寄せて私たちを殺そうとした。これで決まりです。」
ニア「あれだけの事があってまだLを疑わないならもう幼稚園以下です」
伊出「あれからもう何も無い…ロスに戻るか…?いや…その前に…」
プルル
L(月)「どうしましたか ニア」
ニア「Mr.模木が心臓麻痺で死にました 遺体はそちらに送ります」
L(月)(……!模木が……?まさかミサが間違えて…いや、そんなことは無い…いま模木が死ねば疑いは僕にかかる…ニアの罠だ…)
ニア「もしこの会話を聞いて少しでもキラが日本捜査本部にいると考えた人がいるなら今からいう番号にかけてください
私に繋がります」
L(月)「……」
松田「ニア、強気っすね~」
伊出「……!」
ミサ「もー散々!悪者は見つからないし臭くなるしカメラは映らなくなるしヘリコプターは壊れるし 飛行機で帰るしかないじゃないの!」
操縦者「はぁ…」
メロ(粧裕)「あ、電話…」
粧裕(メロ)「俺が出る、もしもし」
マット「俺だ」
粧裕(メロ)「……!!??」
伊出「日本捜査本部の伊出という者だ ニアと話がしたい」
ニア「ニアです 日本捜査本部には場所を明かさないという条件でここへ来て話をして頂けますか?もちろんあなたがキラかどうかを調べさせてもらってからですが」
伊出「分かりました…」
ニア「あとひとつ、あなたに行っておかねばならない事があります Mr.模木は生きています 貴方のような方の決心。後押しする為に嘘をつきました」
伊出「では、模木に変わってもらえるか?」
ニア「はい」
模木「模木です 」
伊出「今から俺もそっちに行く そしてまず話を聞きこちらが話せる事を話そうと考えている」
模木「はい、私もそのほうがいいと思っています」
ニア「模木さん…喋れたんですね 大した人だ」
リューク(元気だなこいつ…)
粧裕(メロ)「何で…生きてんだ……?」
マット「んーと」
回想
総一朗「M!覚悟しろ…!な…」
マット「あばよ、メロ…サユ…」
ドオオオン
マット「……!痛っ…。ハァ…生きてたか 吹き飛ばされて崩壊したビルの壁が守ってくれたんだな…運がいい…あんなにカッコイイ死に方したのに生きてるってカッコ悪いなぁ…携帯は壊れてるし…とりあえずメロの所に行きたいけど…何処にいるんだ…」
マット「あーあ…足痛え…歩けん…警察が来る前に行かねぇとな…」
遠くからサイレンの音が聞こえマットは力を振り絞りビルの瓦礫のなかに入って隠れる
マット(見つかんなよ…)
警察「酷いな…」
警察班長「とりあえず中にいる人がいないか探すぞ!」
マット(余計なことを…誰もいねぇって…)
しかし、マットは上手いこと隠れ、警察の視界に入らない場所に隠れており、見つかることは無かった
マット「セーフ…とりあえず…地下の武器庫が安全か…探さねぇとな…」
マットは地下へと続く扉を見つけて開けると中の銃は
ビルが崩れた衝撃で使い物にならなくなっている。
あるのは、手榴弾が30個ほど、サバイバルナイフ、催涙スプレーのみ
マット「こんだけありゃ充分…」
マットは武器庫にあるガーゼ、湿布を体に貼り、行動は明日
と決めて睡眠をとる
マット「……あー朝か」
マット「はぁ…メロを探さないとな…」
マット「それでニアの所に聞きにいこうとしたらすげえ騒ぎでとりあえず携帯を人のを盗んでチンピラ達に手榴弾なげて今に至る」
粧裕(メロ)「大分大雑把な説明だが、だいたい分かった。
今の俺の場所いうから来いよ」
メロ(粧裕)「メロさん…マットさんはお父さんを…」
粧裕(メロ)「…死んでないかも知れないだろ…1回Lに電話する」
プルル
L(月)「M…メロからです」
松田「えええっ!何で今!!」
粧裕(メロ)「助ける…?何を……まぁいい、夜神総一朗はいるか?」
松田「な…白々しい!お前らが殺したくせに!」
粧裕(メロ)「あれは俺の指示じゃない、そうか、死んだか。じゃあな」
プツッ
L(月)(…何を考えてる…やはりあいつの声…粧裕…としか考えられないが…粧裕に言わせてるのか…?それにしては自然すぎる…)
メロ(粧裕)「……やっぱり…お父さんは……!!」
粧裕(メロ)「……」
メロ(粧裕)「…ノートさえあれば…マットさんも殺して、私も死ぬのに…」
粧裕(メロ)「! お前は死ぬ気か…そしてマットに殺意を…」
粧裕(メロ)(今マットが来たらサユは何をやらかすか分からん…今呼ばない方がいいか?……いや、マットは優秀だ……とりあえず今はここに来てもらって俺はサユを慰める……お、女を本気で慰めるなんて思ったのは生まれて初めてだ…)
粧裕(メロ)「おら、泣くな。俺の姿で泣くんじゃねぇよ…
マットは確かにお前の父を殺したが、すべてはキラのせいなんだ…そう、お前の兄が父を殺したも同然…マットを許してやってくれ…マットは俺達を助けてくれたんだぞ…?」
メロ(粧裕)「……うん……はやく証拠を見つけて…お兄ちゃんを…」
粧裕(メロ)(ふぅ…良かった…)
L(月)(…………はっ…もしかして…僕とLが変わったみたいにメロと粧裕が変わった…いや、それは有り得ないな…僕も考える事が幼稚になってきたな…ハハ)
松田「…それにしても、メロの声って粧裕ちゃんに似てると思いませんか?」
L(月)「やはり松田さんも思いましたか…しかし粧裕さんの喋り方はあんなのじゃない…もしかして言わされたのかも知れません…」
松田「お、竜崎も同じこと考えてましたか!」
松田(……??何で竜崎粧裕ちゃんの声知ってるんだ?)
パチッ
伊出は目隠しされる
伊出「……!」
ジェバンニ「申し訳ない あなたを全面的に信用したら訳ではないので またこの前のようなことにならない為の配慮です」
伊出「まだ信用してない…それはこっちも同じだ…」
ジェバンニ「Mr.伊出、約束通り通信機などは持ってきてないようですね」
伊出「携帯すら持ってきてないからな」
ハル「ニア、2人がつきました」
ニア「Mr.模木、Mr.伊出で間違いありませんか?」
模木 コクリ
ニア「入れてください」
模木「伊出さん……!」
伊出「! 模木!」
ニア「はじめましてMr.伊出 ニアです」
伊出「目隠しさせたまま初めましてもないものだな」
ニア「2、3個質問をするので答えていただければ取っていただいて結構です」
ニア「SPKがあった場所の近くにいたらしいですがその理由は?」
伊出「メロに誘導されていた模木を尾行していたからだ」
ニア「その時は当然Lと繋がった通信機を付けていましたね?」
伊出「ああ、会話するための通信機、場所を教えるための発信機それとカメラを付けていた 今は言われた通り何もつけてない 」
ニア「それでは目隠しをとっても構いません」
伊出「!?」
ニア「カメラを持たせていたと言うことはLがキラでメロの顔を見たいが為とも考えられますがあなたは人の顔を見ただけで殺せる能力を持ったキラの手下ではないという事になります
その後にキラと取引したとも思えません あなたが本当の捜査協力の目的で来たという事を信じます」
伊出「協力と言ってもまだ全面的に信用した訳では無いし俺はあくまでも日本捜査本部の一員だ できる範囲はある
ただあなたの言うLがキラであると言う話に自分でも引っかかる……可能性は0ではないと考えて来ただけだ」
ニア「どうして引っかかったんですか?」
伊出「今のLは何か変わっている…昔、モニター越しで見たLのクールな雰囲気とは少し違う…違う捜査員曰くここの4年間で人付き合いや喋り方、ワイミーズハウスへの生存確認が無いらしい…」
ニア「はい、生存確認が無いのはワイミーズハウスの責任者に聞きました。あともう一ついいですか?」
伊出「ああ…… 」
伊出「すまない…俺は夜神月…というものが死んでから、第二のキラを捜査するために日本捜査本部に入った…キラとの面識はない…それなら模木の方がよく知っているはず…」
ニア「分かりました。ではMr.模木、夜神月はどんな人間でしたか?」
模木「…完璧主義者……という感じだったな…なんでも完璧
…彼女が何人もいる…」
伊出「俺とは大違いだ…」
ニア「その彼女の名前は分かりますか?」
模木「覚えてるのは弥海砂、高田…なんたら…だ。」
ニア(弥海砂…第二のキラ…やはり関わっていたか…)
伊出「なんで夜神月の存在が気になるんだ」
ニア「私は、今の第二のキラの裁きは誰かの命令でやっている…と思います。何か不自然な…スッキリしない感じなんです」
伊出「スッキリ…?」
ニア「その第二のキラとは違う…私は第三のキラの可能性を感じました」
伊出「第三の…」
ニア「そして、第二と第三のキラを操る真のキラ…それがL…と私は思いました。そして、夜神月というものは何らかの形で生きている…有り得ない話ですがこのノートがあるという事は生き返ることもあるはずです…」
模木(月君が…生きている…)
ニア「貴重な話をありがとうございました お二人共帰って結構です」
伊出「聞くだけ聞いてもう帰れか……」
ニア「だからありがとうございましたって言ってるじゃないですか…ジェバンニ、2人を空港まで送ってあげて下さい」
ジェバンニ「分かりました ではお二人共、目隠しを…」
粧裕(メロ)「あぁ、マットか」
メロ(粧裕)「…」
マット「どうしたサユ メロに泣かされたか」
粧裕(メロ )「お前がこいつの父さん殺したからしょげてんだよ…」
マット「あああ、やっぱり死んだか…悪いなサユ」
メロ(粧裕)「…大丈夫…です…父さんが死んだのはキラがいるせいですから…キラのせいで昔から全然遊べなかったし…早くキラを…夜神月を…家族として、捕まえたい…」
マット「……w」
粧裕(メロ)「あ…とりあえず、サユを誘拐したという誤解をとかなきゃな…マット、笑うの我慢してないで通信準備しろ」
メロ(粧裕)「ぎゃっ こんな時も笑ってたの!マットさん!」
マット「あー悪い悪い、あ、通信準備だな。任せとけ」
粧裕(メロ)「Mです」
L(月)「どうしましたか…。」
松田「な…お前らが粧裕ちゃんを」
L(月)「松田さん黙ってください それは、貴方達が夜神粧裕さんを誘拐し、脅迫させていたからです。それで夜神総一郎さんは責任を取るためにあなたを殺して自分も死ぬつもりでした
しかし、貴方は既に逃げており仲間にダイナマイトを投げさせて殺させた…そうですよね?」
粧裕(メロ)「……!?何を言っているんですか?夜神総一郎さんにはちゃんと許可を得ました。だから夜神粧裕さんと一緒に捜査してたのに、急に私たちのところへ来て仲間は私たちを守るために犠牲になりました。あなた達のせいです」
L(月)(…いいぞ……感情的になってる……)
L(月)「所でM、気になっていたのですがなぜ女性の声なんですか?以前電話した時は男性の声でしたよね?そして、仲間の声は男性の声とは違う、まさかあなた夜神粧裕さんですか?
Mに言わされてるんですか?」
粧裕(メロ)(さすが夜神月…妹の声は簡単に見破るか……)
伊出「もう一度弥から調査する…いいな」
模木「はい」
ミサ「今日はニュース6お休みなんだってー 休みもらっちゃったし遊ぼー!!」
伊出(この格好でノートを持っているとは…)
伊出「実は、デマだと思うがLを狙ってか、爆弾がこの部屋に仕掛けられているとの情報が」
ミサ「えっ!竜崎に報告しなきゃ!」
伊出「待ってくれ、竜崎に心配させて捜査に遅れたら困るからな」
ミサ「あ、そっか、竜崎ミサのこと愛しまくってるから困るもんね」
模木「部屋には何も無かったです」
ミサ「モッチー捜索はや!」
伊出「……さて、私が残る」
ミサ「え!イッチーが残るの!」
伊出「私じゃ力不足か?確かにモッチー…模木の方がガタイはいいが…」
ミサ「イッチー恋愛話とかできないからさー。モッチーはイッチーよりはマシー」
模木「wwww」
伊出「模木ィ…何を笑ってる!ふざけるな!!」
模木「すwwwwすいませんwww」
伊出「まぁいい、じゃあ模木が残れ!」
模木「は…はい!」
粧裕(メロ)「なるほど、私が夜神粧裕と…」
伊出「ただいま……Mか?」
松田「あ、おかえりっすー」
L(月)「私、世界一の名探偵なので。貴方のような誘拐犯とは違うんですよ」
松田「煽りますね…… 」
粧裕(メロ)「さすがは夜神月さんですね」
L(月)「!」
松田「え?」
伊出「何!!!???!!!!!!!!!!!!????!???!!!!!!」
粧裕(メロ)「どうしました?夜神月」
L(月)「私をあんな殺人犯と一緒にしないでください。」
粧裕(メロ)「いや、貴方は第二のキラ、もしくはキラですよね?」
マット「ネタバレ早いなw最高ww」
L(月)「………さすが…と言うことはやはり貴方は夜神粧裕さんですね?」
粧裕(メロ)「ぎゃ、なんの事かわかんないな~♪私、キラがお兄ちゃんだったとかまじでショックだったんだよ!私はお兄ちゃんをキラとして、悪として捕まえるから」
プツッ
L(月)「……」
伊出(確かにLが夜神月なら辻褄はあう…ワタリが言っていたようにLは変わった…その理由が夜神月と何らかの形でLと変わったのでは…?ニアに話すか…?いや、ニアの事だ。どうせ分かっているだろうな…)
L(月)(妹も殺すことになるとはな…キラを悪と言うものは全員殺す もはや妹ではない、敵だ。メロと粧裕を殺すにはミサを使う…メロを何とか日本に来させてミサと会わせた後殺してもらう そして多分疑いは僕にかかるだろう。その対策は考えてある…ミサを魅上か僕がLに疑いがかかりにくい殺し方をノートに書き殺す…しかし、1番困るのは母さんだ。母さんは一人きりになる…母さんも殺してしまおう…新世界を作るには家族も犠牲にする覚悟も必要だ……メロはもう死んだも同然。あとはニア…お前だけだ……。)
マット「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒゴッ!!!ゴホッ!ゴホッオエェェェー!!!
ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャwwwwwwwwシンゾウマヒシソウwwwwwヤバすぎるwww」
メロ(粧裕)「マットさん…」
粧裕(メロ)「これでLに疑いが日本捜査本部にもかかるはずだ…計画通り…俺たちも日本に行って最後の仕上げと行くか……w」
L(月)「……よし、帰国しましょう」
伊出「な!…模木はどうなる!……ハッ!」
L(月)「模木さん?……生きてるんですか?生きてるならなぜその事を……?」
伊出「……!」
伊出(Lがキラならこれを言ったら始末される……!!)
伊出「……あ、あぁ…弥の監視をさせてもらった……やはり、まだ確信ができないんでな…納得するまでいさせてもらう…」
L(月)「はい、分かりました」
松田「なんで急に帰国しようと思ったんスか?」
L(月)「メロを捕まえることも大事ですが…キラがやはり最優先です。……それに、メロは私をキラだと思っているので多分メロも日本に来ます。メロとキラを一気に捕まえてニアを馬鹿にするんです。ミサさんと模木さんにも一緒に帰国してもらって捜査を続けましょう」
松田(竜崎…意外と根に持つタイプなんだな…)
粧裕(メロ)「サユ、マット日本に行くぞ」
メロ(粧裕)「お母さん……」
マット「え?マジかよ。まぁ日本にいけば珍しいゲームとかがあるだろうしな…でも何でだ?」
粧裕(メロ)「ニアからさっき通信が来てな…第三のキラの可能性を調べるためだ。ニアも近々日本にくるらしい。それにいずれはLも日本に来るだろう…そこでキラ、第二のキラ、第三のキラを全員捕まえてニアをバカにしてやるんだよ」
マット「ふーんw面白そうだなww」
ミサ「ええ!日本に?分かった~すぐ帰るね~」
模木「かしこまりました」
ニア「ハル、日本に行きましょう。Lもメロも多分同じこと
を考えているはずです。」
ハル「分かりました…ですが、何故?」
ニア「キラ…L…夜神月を捕まえる為です。キラ、第二のキラ、第三のキラを捕まえてメロと牢獄のキラ達を馬鹿にしてやるんです」
ジェバンニ「手配をしておきます」
ニア「お願いします」
プロデューサー「ミサミサを選んでから視聴率がうなぎ登りだな…すばらしい」
模木「……え、ははは。スタッフの私も嬉しい限りです」
L(月)「なんか懐かしいですね」
伊出「自宅に帰ってきた雰囲気だ」
松田「おっ、大変だ!ニュース6が始まってます!」
リューク「りんご」
松田「いたのかよ リューク」
ニアのヘリコプターの中
ニア「………」
ハル「ニア、どうしました?」
ニア「いつ、Lと顔を合わせるか…考えています
会うなら…窓も何も無い…倉庫のような感じの…」
レスター「探しておきます」
ニア「さすがレスター指揮官」
魅上(…弥海砂…第二の神…あれからなんの話もないが…神はどうお考えで……まぁ、私は神の仰せのままにするのみ)
魅上「今日裁くのは…イタリアの…ロピ・コタウ、アアイ・ウエ…etc……削除ォォ!!!」
L(月)「ミサさんからですね」
松田「今CMだからですか?」
ミサ「竜崎ーー!!!!!」
L(月)「…………!!」
ミサ「そろそろ会いたいよー!」
L(月)「……どうしましょう」
L(月)(このままデートでもしてテンションが上がったところでメロの似顔絵を見せてこんな顔のやつ、もしくは粧裕がいたら
粧裕とメロを殺せ……と命令すれば簡単に…)
伊出「たまには…いいんじゃないか?」
松田「うんうん!そうですよ!女の子を待たせちゃいけませんよ! 」
L(月)「分かりました ミサさん、分かりました。細かい日程はニュース6が終わってからまた話しましょう」
ミサ「やったー!ありがとう!竜崎!!じゃ、始まるから後でねー!」
松田「あ、始まりました」
ミサ「えっとー…次裁かれた犯罪者は……」
伊出「さっきまで竜崎と喋っていたなんて思えないな」
松田「そうっすよねー!」
粧裕(メロ)「ちっ…ここでは女っぽくか…」
メロ(粧裕)「あぁ…メロさんの真似しないと…」
粧裕(メロ)「はやくアジトになりそうな所探しに行きましょうよ!」
メロ(粧裕)「ちっ…そう焦んなよ…」
マット「wwwwwwwwww」
メロ(粧裕)「ほら、マットも行くぞ」
マット「まっwwwwまって……ww腹筋痛くてww動けんwwww」
粧裕(メロ)「もー何してるんですか?早くしないと…」
粧裕(メロ)はマットの耳元で
粧裕(メロ)[どうなっても知らねぇぞ…?]
マット「…」
粧裕(メロ)「さ、行きましょう!」
マット「怖…w」
マット「あ…おもちゃ屋…」
マットはふらふらとおもちゃ屋に入った
メロ(粧裕)「お、おいマットは?」
粧裕(メロ)「え!?……あの馬鹿……!!」
マット「おおおおっ!見たことないゲームが沢山…!!!欲しい…!あ、日本円に換金してもらうの忘れたー!!戻ろ………あれ?サユ達は…?」
メロ(粧裕)「え…えと、すまねぇな…俺はここら辺はあまり来たことないんだよ…」
粧裕(メロ)「くっそ…時間が無いって時にあいつは…」
マット「まぁ、メロの事だ。すぐに見つけてくれるだろ それまでゲームを眺めてよ…おおおっすげぇ、VRだ。」
子供「ねーあの人なんか独り言言ってるー!」
お母さん「見ちゃいけません!」
粧裕(メロ)「ちっ…日本で見たいゲームがあるって言ってたから、ゲーム店、おもちゃ店を探せ!」
メロ(粧裕)「あ…あぁ」
ニア「さて、ここが日本でのSPK本部ですか」
ジェバンニ「すでに清掃や通信器具は一晩で用意しておいた」
ニア「流石です 早速Lに通信準備をして下さい」
L(月)「…ビスケットの上にバニラアイスを…その後板チョコを砕いてパラパラまいて…砂糖を大さじ3杯…生クリームをドバっとかけてビスケットでまた挟む…その上にチョコクッキーを…」
松田「日本に帰ってきてから糖分取りすぎじゃないですか?」
伊出(…疑われないように無理やりやっているようにしか見えない…)
L(月)「!!……私も日本にいます」
ニア「では近いうちに顔を合わせることになりそうですね」
L(月)「その時はよろしくお願いします」
ニア「はい、ではまた」
L(月)「…………!!」
ニア「…キラ王国…!!こいつはたしか…」
ニアはガサガサとDVDを探る
ニア「やはりこいつ…かなりのキラ崇拝者…」
ニア(弥海砂がキラ代弁者になってあまり使えなくなって夜神月は必ずキラ王国で使えそうなやつを選ぶはず…出目川の暴走を止めるため殺したのも…夜神月は必ず何らかの形で弥海砂と第三のキラに指示をするはず…第三のキラ…つまりXキラは…魅上照?)
ニア「ジェバンニ…尾行を頼みたいのですが」
ジェバンニ「……!?は、はい、誰のでしょう?」
ニア「魅上照…キラ王国に出演してるならさくらTV周辺によく現れるはずです…」
ジェバンニ「はい、分かりました…」
だからニアはキラが現れるまでまつはず…それで中々魅上照が現れなかったら仮面を外す…そこで魅上がノートで全員を殺す…ニアは必ず魅上照の存在も調べるだろう…尾行もする…魅上に偽のノートを作らせて…あとはあの手で…)
松田「なんかにやけてますよ竜崎」
伊出「これは悪いことを考えたやつの顔だ。何を思いついたんだ?」
L(月)「……伊出さんにコーヒーを入れて頂こうかと…」
伊出「……!コーヒー…」
伊出(お湯が既に湧いているポットにお湯を注いでティーパックを入れる…それでいいのか…?やり方がよく分からん……)
マット「はーまだ来ないのかなー」
メロ(粧裕)「あ!見つけました!おもちゃ屋ですよ!」
粧裕(メロ)「でかした!」
メロ達はマットの入って行ったおもちゃ屋に入っていく
マット「あ、キター!遅いぜーどこいってたん…」
マットは言葉を言い終わる前に粧裕(メロ)に腹パンされて言葉を失う
マット「力つええ……w」
粧裕(メロ)「時間がねぇから今はこれで許す。アジトを見つけたら…覚悟しとけ」
マット(………やべ)
L(月)(メロ…来たか…多分日本に…)
粧裕(メロ)「L、私は今日本にいます。仲間も一緒です。
私はあなたがキラだとしか思っておりません。第二のキラは
弥海砂。第三のキラ…ニアはXキラと呼んでいますが、第三のキラはキラ王国の番組の中にいるらしいです……。私はそれを聞いて、貴方は弥海砂がキラ代弁者になってしまってあまり裁け無くなったから、代わりの…キラ崇拝者を選ぶためにキラ王国から選んだ…」
L(月)(もうそこまで…だが、そんなことは想定内…)
粧裕(メロ)「まぁ、違ってたらごめんなさい…です。」
L(月)「なら今すぐごめんなさいと謝ってください。私はニアにもそれを言われて傷ついています。…私は考えていました…弥海砂がやはり第二のキラなのではないかと…調査中に何故か死んだ捜査員がいておかしいと思いました…ですが明らかに証拠は無かった…弥海砂がノートを所持しているなら絶対一つはおかしいところがあるかも知れませんが弥海砂の行動は何一つおかしいところはありませんでした」
粧裕(メロ)「そうですか…なら、私は弥海砂を捕まえて証拠を吐き出してやりましょう」
L(月)「何のために?証拠はないと言ったはずですが…」
粧裕(メロ)「さすが夜神月…彼女を労る優しい人だ」
L(月)「また夜神月ですか。いい加減にしてください。夜神粧裕さん」
粧裕(メロ)「またそれですか。まぁ否定はしませんけどね。
では、また」
L(月)「分かりました」
プツッ
マット「夜神月ってのは相当焦ってたみたいだが?」
粧裕(メロ)「…弥海砂……あいつをいつか確保して…刺し違えてでも殺す…」
メロ(粧裕)「待ってくださいよ!刺し違えるなんて…しかも第二のキラじゃないかもしれま…」
粧裕(メロ)「本物のLは間違えない。Lが言ったことは本当。
嘘は言わない…と俺がいた施設で習った。本当にキラを捕まえたいなら嘘などは絶対誰でもつかないはずだ…証拠を掴めば必ず…俺がやるしか…」
マット「その時は一緒に逝こうぜっ!」
粧裕(メロ)「あぁ…頼む」
伊出「ふーっ…やっぱ三人じゃきついな」
松田「模木さん今頃ミサミサと何してるんでしょうね」
L(月)「あ、伊出さん寝る前にコーヒーを…」
伊出「はー、まぁいいが…」
L(月)「ありがとうございます」
ニア「ジェバンニ、お疲れ様でした」
ジェバンニ「今日の行動は大したことはしてない、キラ王国に行った後飲食店で夕食、その後家に帰宅。しかし魅上が本当にキラなのか?」
ニア「はい、必ずと言っていいでしょう」
粧裕(メロ)「武器は?」
マット「今 弥海砂を崇拝する者はかなりの狂人で拳銃を持っているらしい。おっそろしいー。一応銃は3丁買っといた。日本円で30万だとよ。金ある?」
粧裕(メロ)「金は1000万ほどはある。大丈夫だ。問題ない」
L(月)「……!」
L(月 )「どうしましたミサさん」
ミサ「竜崎…会いたい…今日の18時ちょうどに帝東ホテルの2階の201号室で待ってる」
L(月)「分かりました。」
L(月)(これでメロの顔写真を見せていつかミサにメロたちの名前を書かせてメロ達を殺しその後ミサを僕が殺す。魅上にはニアを殺してもらう予定…)
L(月)「では、」
伊出「ふん、恋愛というものはわからん…」
松田「いいですねーミサミサに会いたいなんて言われるなんて」
ミサ「月~!!」
L(月)「ミサ…久しぶりだな」
L(月)「…早速だが頼みがある…」
ミサ「…メロ…ね?あと、粧裕ちゃん…本当にいいの?」
L(月)「あぁ、新世界を作るには犠牲が必要だ…嫌ならいいんだ…」
ミサ「やる!やります!!愛してるダーリンのためなら!」
プルルルル
ミサ「あ、魅上さんからだー。」
L(月)「貸してくれ」
魅上「神…」
ジェバンニ「……?誰と電話を…」
魅上「今貴方は見張られて動けませんか?」
L(月)「はい、今から言うことを必ず実行してください」
魅上「かしこまりました」
ジェバンニ「魅上が独り言を!」
ニア「ビデオを」
レスター「し・に・が・み・か 死神かだ。 」
レスター「か・み・か・ら・の・で・ん・ご・ん・か?」
レスター「神からの伝言か…?」
ニア「決まりですね…魅上は死神がついている…」
ジェバンニ「先ほど魅上は電話で神…と言っていた…」
ニア「……神はおそらくキラ…Lの事でしょう」
ジェバンニ「引き続き尾行をします」
ニア「お願いします」
ジェバンニ「!!待ってください!魅上がノートを…」
ニア「……!あれが…」
ジェバンニ「男の写真を撮った後ノートに何かを書き込んで…」
男「なぁ、いいだろ?」
女「こ…困ります」
男「このやろ…うっっっ!!」
女「きゃー!」
ジェバンニ「男が心臓を抑えて死亡…やはりあれが…」
魅上(あれが尾行をしている者か…?誰かと通信をしている…神は尾行をしている者は殺すな…と言っていた。この偽物のノート…恐らくあいつはジムに行った時に偽物のノートを見るだろう…馬鹿なやつだ…実際裁いているのは第二の神だ…)
魅上「さて、ジムの時間だ…」
ジェバンニ(近くで人が死んだのにも関わらず平然としている…ジムであのノートを…)
ハル「はい、宜しくお願いします」
ハル(これも…ニアからの指示…殺される可能性はあるが…ジェバンニも危険な状態…私もやるしか…)
ミサ「じゃあ、明後日の紅白私出るから、その打ち合わせして来るね~」
ハル「はい、何かあったら電話を。」
ミサ「かしこまり~」
粧裕(メロ)「弥海砂を[ピーーー]準備はどうだ…。」
マット「とりあえずバイクで弥海砂を連れてきてトラックに乗せる。名前は書かれないように手錠をかけておく。その後ニアのところに連れていって拘束する。でいいんだろ?もし名前が書かれそうになったら手榴弾でトラックごと爆破。とりあえず弥海砂を[ピーーー]」
メロ(粧裕)「私は…トラックにいれば…」
粧裕(メロ)「ああ、その通りだ。死ぬ可能性が高い。気をつけろよ」
ニア「はい。お願いします。死神がもし居て死ぬ可能性があります。嫌ならレスター指揮官に頼みます」
ジェバンニ「いや、やります…」
ジェバンニはジムに入って魅上のロッカーを開ける
ジェバンニ「ノート…」
ジェバンニ(死神は見えない…ふぅ…)
ニア「ノートの写真を」
ジェバンニ「分かりました今撮ります…」
伊出「おい死神、」
リューク「あん?」
伊出「りんご以外に好きな食べ物ないのか?」
リューク「んー100%のリンゴジュース」
伊出「…」
ニア「L…お会いしたい」
L(月)(ククク…来たか…!!)
ニア「場所は町外れのYB倉庫近くには何も無い…今写真をお送りします…そしてそちらにあるノートを持ってきていただきたい…」
L(月)「窓が…」
松田「酸素不足になりませんか?」
伊出「いや…換気扇がある…」
L(月)(なるほど…ニアは僕のやろうとしている事を実行させるために…いいだろう…)
L(月)「こちらは二人の捜査員と死神…」
ニア「私は3人のSPKとMr.模木…」
L(月)「会うのが」
ニア「楽しみですね」
L(月)(僕が)
ニア(私が)
L(月) ニア ((正義だ!!))
ミサ「はーっ…つかれた…」
ハル「お疲れ様でした」
SP「……ん? 」
マット「発見ー?第二のキラさん!」
マットは催涙スプレーをミサたちに投げつける
SP「反逆者だ!!!捕まえろ!」
ハル「ミサミサ…大丈夫ですか?」
ミサ「うん…」
ミサは反逆者と呼ばれている者の顔を見て
ミサ(Mail=Jeevas…マイル・ ジーヴァス…… )
マット「やべ…顔見られたかなー」
マットは車で逃げていくと後からミサ崇拝者達の車が 何台か追いかける
ハル「ミサミサ、こっちへ…」
粧裕(メロ)「まて!あんな輩がいたんだ!NHNも危ない!ミサミサをこっちへ!」
ハル「では、任せました…」
粧裕(メロ)(ハル…ありがとよ)
粧裕(メロ)はバイクでしばらく走っているとミサの手に手錠をかける
ミサ「えー!誘拐!?」
粧裕(メロ)「黙れ…第二のキラ」
ミサ(……!!バレてる…もしかして…メロかニアってやつ!?でも、この声…女の子っぽいけど…)
SP「くそっ!」
SPは銃をバイクに向けるが
SP2「やめろ!ミサミサに当たったらどうするんだ!」
ニュースキャスター「速報です。ミサミサこと弥海砂様が何者かに連れ去られました」
L(月)(メロ…思ったより早かったな…)
L(月)「な…ミサさんが……!!」
伊出「くっ…!竜崎、電話をしたほうが…」
L(月)「はい」
メロ(粧裕)「ここ!!ここだよ!」
粧裕(メロ)「あぁ…!おい、弥…着ているものを全てそこに入れろ」
ミサ「なっ…ここで裸になれって言うの!?」
粧裕(メロ)「そうだ。お前は通信器や発信機が付いていて護衛がすぐに来るかもしれない…はやくしろ……毛布くらいはやるよ」
粧裕(メロ)はヘルメットをはずすと
粧裕(メロ)「ニアか、弥海砂を確保した。あとはお前の所に」
ニア「ありがとうございます。では、お気を付けて」
粧裕(メロ)「待て、俺はこのまま電話を繋げておく…心臓麻痺などになったら力を振り絞って言う…」
ニア「……分かりました」
ミサ「……!?粧裕ちゃん……?」
粧裕(メロ)「まぁ、夜神月と付き合っているんだ。こいつの存在を知っていてもおかしくはない…なんだ?死神の目…ってので俺の名前でも見たか?」
ミサ(ミハエル・ケール…かな?…早く殺さないと…多分私は死ぬ…でも、月のためだもん…っ! )
粧裕(メロ)「ふん、サユ、脱がせてやれ」
メロ(粧裕)「う…うん」
ミサ「なんで…粧裕ちゃんとあいつの名前が…まさか、Lと月みたいに…?」
メロ(粧裕)「やっぱり…お兄ちゃんはLでキラなんだ…」
トラック内
プルルルル
ミサ(電話…手錠のせいで手が使えないから…顎で…)
ミサ「もしもし…竜崎?」
L(月)「…もしもし、ミサさん」
L(月)「落ち着いてください。今何処に?」
ミサ「メロに…トラックの中に入れられて…」
L(月)「車のナンバーを見ましか?」
ミサ(……!ナンバー…名前って事ね…)
ミサ「うん…みたよ…」
L(月)「教えてください」
ミサ「東京501 め12の34…」
L(月)(この数字は…以前ミサにもし粧裕がメロと一緒にいて、仲間の名前もみた…という合図にした数字…)
L(月)「分かりました。では、一旦切ります…お疲れ様でした」
ミサ(お疲れ様でした…殺してくれって意味ね…)
ミサ「うん」
プツッ
L(月)「無事でいて欲しいものですが…」
伊出「…」
伊出(お疲れ様でした…??)
マット「うわ…まだ着いてくる…しつこいな…ここは煙でまいて…」
マットは催涙ガスを投げつけると、車が何処かにぶつかったような音がする
マット「計画通り…あ、トラック…メロ、今行くぞ」
メロ(粧裕)「あ、マットさんの車…」
粧裕(メロ)「ちゃんと逃げ切れたのか…??」
ミサ「…腕時計を月から貰っておいて良かった…」
ミサは腕時計からデスノートの切れ端を3枚取り出して
ミサ「多く入れておいてよかった…」
ミサはポケットからなんとかボールペンを出して口でくわえて粧裕(メロ)の名前をまず書く
ミサ「……はぁ…はぁ…書けた…!!次は…粧裕ちゃん…」
粧裕(メロ)「っっっ ……!!!ちっ…くしょ… 」
メロ(粧裕)「メロさん!!」
粧裕(メロ)「くっ…………ニア……心臓麻痺…だ…ハァ…あとは頼んだぞ…」
ニア「……はい。分かりました。任せておいてください…」
マット「!!この合図…メロが…死んだ…!!?嘘だろ…メロ……!!」
ミサ「粧………裕……!か…書けた…」
粧裕(メロ)「悪いな………迷惑かけちまって………」
メロ(粧裕)「…大丈夫でっっ……!!」
メロ(粧裕)は心臓を抑えると動かなくなった
粧裕(メロ)「ちっ…………サユ…………」
ミサ「最後…仲間の名前……………よし…書いた……できたよ…月…」
マット「くそっっっ!……っ!!」
マットは心臓麻痺になるが最後に手榴弾をトラックの運転席の窓に投げつける
手榴弾はトラックの窓を突き破り運転席に入る
マット「へへ…ざまぁみろww…」
そしてマットの車はビルにぶつかった
その瞬間光が弾けて大きな音がなる
L(月)「な…」
伊出「竜崎…」
松田「ミサミサーー!!!!」シクシク
L(月)(ククク…ハハハハ……!!よくやったミサ…これでメロも消えた…後は…1月27日…ニア…貴様を殺す…フハハハハハ…)
L(月)「ミサさん…くっ…メロ…許しませんよ……死んでも許しません…」
伊出「……」
ニア「……メロ、あとは任せてください。仇はとります あなたのお陰で夜神月を追い込むことが出来ます…」
プルルルル
L(月)「…ニア、どうしました?」
ニア「L、色々トラブルはありましたが、お会いするのは27日の午後1時でよろしいですね?」
L(月)「はい…会うのを楽しみにしてます」
プツッ
松田「ニア…僕達に何を見せてくれるんでしょうか…」
伊出「ワクワクしてきたな」
リューク(緊張感のねぇやつら…)
L(月)「いよいよ今日ですね ノートは?」
松田「あとは模木さんの暗証番号を入れれば…」
L(月)「じゃあ、ニアに通信を」
プルルル
伊出「ニアからかこちらからかける手間が省けたな」
ニア「みなさん、おはようございます」
松田「お、おはようございます…? 」
ニア「いよいよ今日ですが…ノートの準備は?」
L(月)「ニア、模木を出して下さい。全員の暗証番号を入力してノートを金庫から出すので、模木しか知らない暗証番号があるんです」
ニア「分かりました。今繋ぎます」
模木「模木です、番号は62324 」
伊出「ノートは俺が持っておく」
ニア「あれ?L、持たせるのはMr.伊出で良いんですか?」
L「はい、あなたにとっても伊出が1番持たせるのがいいと思いまして」
ニア「ありがとうございます。では3時間後に…」
プツッ
ニア「ジェバンニ、魅上照は?」
ジェバンニ「いつも通り仕事へ…」
ニア「分かりました。ではジェバンニもこちらに戻ってきてください」
ジェバンニ「かしこまりました」
伊出「あれがニアの車…?」
松田「うわーいよいよっすね…」
L(月)「伊出さん、中にいる人の確認を」
伊出「…あぁ、中にいるのはニアに違いない。」
L(月)「分かりました…」
L(月)はYB倉庫の扉を開き、ニア達の姿を確認するの笑みを浮かべる
ニア「…」
L(月)「ニア…対面するのは初めまして…ですね」
ニア「はい」
松田「ニア…卑怯だぞ!自分だけ面を付けて自分だけ助かろうとする…」
ニア「ここにいる皆さんはキラに顔を見られている可能性があるので…」
L(月)「…。」
伊出「ニア、私達に見せたいものとは……?」
ニア「…。まだです。それは私が面を外してから…」
L(月)「いつ外すんですか?」
ニア「Xキラ…が来るはずです…私が面を外してから間もなくそこの扉が開いてXキラが私たちの名前をノートに書きます。ですが、それを気づかないふりをしてください。そして名前を書いたあと私達が死んだか確認をします そこをジェバンニ、レスターが取り押さえてくれます」
松田「わ、訳が分からない!ここにXキラが来て、我々を殺すというのか!?」
伊出「それを黙って見ていろと!?」
ニア「大丈夫です。死にません。信じて下さい」
松田「なんだよ…僕達が死なないか待ちかよ…」
30分後…
松田「30分はたった!何も起こらない!」
L(月)「当たり前ですよ。ここにキラはいないのですから…」
ニア「では面を外します」
ニアは面を外し、笑みを浮かべる
松田「ニアだけにニヤッ…ハハ」
伊出「松田…場をわきまえろ…」
ニア「来ます…いや、もう来ました!」
魅上(……ネイト・リバー…松田桃太………!!寿命が…神ィ…!!)
松田「うあああ!」
ジェバンニ「動かないで下さい!!」
ニア「大丈夫です!死にません!ノートに細工しました!」
魅上(神の仰せのままに!!)
L(月)(まだだ…まだ笑うな…いや…しかし…35秒…35秒で宣言しよう…)
魅上「削除削除削除削除削除削除削除削除!!削除ォ!削除ォ!!削除ォ!!サァクジョオオオ!!!」
L(月)「そこにいる者…ノートに名前を書きましたか?」
魅上(神…)
魅上「はい、書きました」
ニア「おかしいですね。何故、あなたの問いに答えるんでしょうか」
L(月)「さぁ?余裕なのでは?」
ニア「…魅上照…入ってきたらどうです?」
L(月)「魅上照…ですか?そうです。入ってきてくださいよ」
魅上は扉を開けて
L(月)(魅上…良くやった…)
L(月)「一人目の名前を書いて何秒ですか?」
魅上「32.33.34.35.36」
L(月)(ククク…)
魅上「37.38.39!」
L(月)「ニア、僕の勝ちだ。」
ニア「!」
伊出「!」
魅上「40!!」
魅上「な…何故死なない…神!私は仰せのとおりに!」
ニア「レスター、ジェバンニ、魅上を!」
魅上「うああっ!」
ニア「ジェバンニ、ノートを」
ニア「自分達の目で確認してください。ここに名前のないもの…魅上は先ほどLのことを神と呼んだ…決まりです」
伊出「L…やはりお前が…」
L(月)「罠だ!これは罠だ!ニアが僕を陥れるために仕組んだ罠だ!ノートに名前を書いても死なないというのはおかしいじゃないか!それが罠だという証拠!」
ニア「ノートに細工したから死にませんと言ったじゃないですか」
伊出「ぼ…僕?」
L(月)「はっ…!」
ニア「そうです。多分何らかのの形で昔夜神月とLが入れ替わり、今のLが夜神月で夜神月がL…そしてキラは死んだように思えましたが、実はLが夜神月として生きていた…つまり、Lではなく、夜神月…あなたがキラです」
伊出「夜神月…?」
松田「月君…そんな…」
伊出「模木、L いや 夜神月をキラ容疑で逮捕する」
月「やめろ!」
月はシャッターの前に逃げる
月(馬鹿な…なにかカラクリが…まさか魅上が裏切って!)
ニア「違いますよ キラ…あなたは先ほど勝ちだ…と言った、確かに私達は負けていました…私は以前偽のノートにまんまと引っかかって偽のノートに偽装をしました…ですが、死神はどれだけ待っても来ない…これで私は初めて偽のノートの存在に気づきました。つまり、偽のノート、本物のノートの二つに偽装したということです。筆跡も全部真似てジェバンニが1晩でやってくれました」
ニア「これが本物のノートです。死神も見えます」
リューク「おっ?」
ニア「そしてこの状況を作ってくれたのは…メロ、夜神粧裕、マットのおかげです」
月 「メロだと…?」
ニア「この左のページの1行目…弥海砂の名前…」
月「馬鹿な…!魅上がミサを…!!」
月(あれはメロが殺したんじゃなかったのか…?死因も焼身自殺…)
魅上「神は見張られ動けぬと…第二の神があんな状況になれば殺すのは…私の役目」
月(バカが!今日まで余計なことをするなと言っておいただろうが!)
ニア「言い逃れるのなら言い逃れてみて下さい」
月「うぐっ…うあああああっ…」
伊出「夜神月…」
伊出(俺はずっと…キラと捜査していたのか…!)
松田「月君…」
月「ククク…フハハ…ハッハーッハッ!!!ハハハハハハ!!!」
月「そうだ…僕がキラだ…」
月「今の世界はキラが法でありキラが秩序を守っている
もはやキラは正義…世界の人間の希望…殺すか 本当にそれでいいのか?キラが現れ6年…戦争はなくなり世界の犯罪は7割減少した…人を殺すのは犯罪…?そんなこと分かってる!でももうそれでしか果たせない!最初にノートを手にした時に思った…僕がやるしかない…いや、僕にしかできない!このノートで…」
月「他のものに出来たか!? ここまでやれたか!この先できるか!……新世界を作るのは…僕しかできない…」
ニア「いいえ」
月「!」
ニア「あなたはただの人殺しです。そしてこのノートは史上最悪の殺人兵器です」
松田「竜崎…L…月君…逮捕されてくれ…」
月(…言ってもわからぬ…バカばかり…)
月(ここで殺す…それでいい…ニアを殺して他のメンバーには説得して魅上にノートに残りの者の名前を書かせる…そう、書くには時間とスキ…作るしかない…)
月「ニア…」
ニア「!」
月「伊出の持っているノート…果たして本物か?」
ニア(今度ははったりか?)
月「本物のノートの在処は僕しか知らない…僕はすり替えることは簡単だ…Lとして生きているから…全員の暗証番号は知っていた…今の日本警察本部の人間は馬鹿だから僕に暗証番号を教えてしまった…」
ニア「……!」
月「ならそのノートに魅上や僕の名前を書いて確かめればいい…」
月は腕時計を4回引いて
月「ノートが本物か……偽物か!」カチャ!
月はすぐさまペンを持ってノートに名前を書く
レスター「仕込んだノートだ!」
パンッ!
月(伊出…だと!?)
松田「伊出さん…」
松田は銃を放とうとする前に伊出が月の手を撃つ
月「馬鹿野郎ーーっ!!伊出ァ…誰を撃ってる!!?ふざけるなああああっ!!」
伊出「な…何だったんだ…!相澤や次長……ワタリ、Lは…一体何のために!」
月「…なんの事だ…?」
松田「な…次長は君のお父さんじゃないかっ!」
月「…あぁ…あいつかぁ…ククク…そんなのもいたな…」
伊出「な…っ、貴様ッ!!」
月「ああいうクソ真面目で真っ直ぐな人間が損をするんだ…その為にキラがいるんだ!分からないのか!?お前達も平和の方がいいんじゃないのか!?それなのに…神に手を出しやがって…そんなのよりここら辺にいるゴミ共を撃つべきだ!」
伊出「……日本警察本部の人間達を死に追いやって…馬鹿を見たで済ませるのか……?」
月「…」
月は右手から出る血でニアの名前の続きを書く
月(ネイト・リバー…死神の目を取引しておいて良かった…!!
あと一文…!!)
伊出「あああああっ!」
バンッバンッバンッ!!!
月「う…あああっ…」
月は倒れ込むと
伊出「殺す…キラ、ここで殺すしか…!!」
松田「伊出さん!落ち着いて下さい!犯罪者を殺したら、こいつと同じレベルになります!」
月「あぁ…くそ…何だこれは…魅上照…何してる……?弥海砂…松田…粧裕…出目川…誰でもいい…こいつらを殺してくれ…」
魅上はペンで自分の首を掻っ切る
魅上「キエエアアアアアアアア!!!!」
伊出「……!」
松田「魅上照が!」
松田や伊出、レスター ジェバンニが魅上の元へ行く
魅上「カァァァァァアアアミィィィイイ!!!!」
松田「魅上照、大丈夫か!?」
月(いいぞ魅上…ポケットの中にも1ページ分入れてある…全員の…名前を…!!)
月(ネイト・リバー、ステファン=ラウド、アンソニー=カーター、ハル=ブロック、松田桃太、模木完造、伊出英基…)
月は名前を書いていく
月「ふははははっ!はははははっ…はーっははははは!!」
月はフラフラしながらも立ち上がって紙を見せる
月「これなーんだ…ククク…」
松田「あ…」
レスター「なにっ!」
月「僕が新世界を作るんだ…お前らは死ぬべきなんだっっ!」
松田「うああああっ!」
伊出「死ぬ…?あと数秒で…」
ニア「レスター…ジェバンニ…夜神月も一緒に殺してください…あいつには…新世界は作らせない…」
レスター「分かりました…」
レスターとジェバンニは銃を構え月に放つ
月「うああっっっ…がぁっ!!」
ニア「Lの姿で…叫ばないでください…この人殺し…」
月は撃たれながらもニアに向かって歩いていく
月(…これに…かける…)
月はニアの前で倒れる
月「あっ」
ニア「あっ」
ゴツンッ
月(ニア)「な…こんな事が…」
ニア(月)「はははっ!後5秒だ…じゃあな…ネイトリバー…」
月(ニア)「ぐっ…そんな……馬鹿な…」
レスター「うぐっ……!!」
ジェバンニ「うあああっ!」
ハル「ぅあっ…!」
松田「ゃあああ!!」
模木「ぐっ…そんな馬鹿な…」
伊出「…」
月(ニア)(夜神…月…くそ…こんなはずじゃ…)
伊出(なんで…こんなことに…)
ニア達は倒れていく
ニア(月)「はははははっっ!!ふははははっ!正義は勝つんだよバーカ!!」
ニア(月)「入れ替わりが…また出来るとはな…しかも気を失わずあいつらの死に顔を拝めた…今日から新世界を作るんだ…そうだな、まずはワイミーズハウスのやつらを殺すか…」
リューク「なかなか面白かったぜ」
ニア(月)「行くぞリューク…また面白いものを見せてやるよ…」
リューク(人間って…面白っっっ!)
…完…
元スレ
月「あっ」L「あっ」ゴツン!!
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1479560400/
月「あっ」L「あっ」ゴツン!!
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1479560400/
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コメント一覧 (17)
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- 2016年12月05日 20:11
- つまらなかった
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- 2016年12月05日 20:46
- 面白かった
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- 2016年12月05日 20:55
- わからなかった
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- 2016年12月05日 21:04
- 長かった
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- 2016年12月05日 21:31
- 産業で
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- 2016年12月05日 21:41
- (新世界が)来た
(死神の目で)見た
(月が)勝った
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- 2016年12月05日 22:09
- 前々前世
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- 2016年12月05日 22:35
- 死神も当然死神の目を持ってるんじゃないの?
ミサとレムで見え方違うのは違和感
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- 2016年12月05日 22:52
- すっげぇ読みにくい
頑張って二ページ目まで読んだけど駄目だったわ
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- 2016年12月05日 23:05
- 後半適当すぎだわオチはしつこいわで
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- 2016年12月06日 00:57
- 月L入れ替わる
月結局倉庫でやられる
月とニア入れ替わる
テキトーすぎて草も生えない
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- 2016年12月06日 00:58
- ネタバレ
読む価値無し
こんなのに時間かけない方がいいよほんとに
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- 2016年12月06日 11:11
- 長かった
登場人物がバカしかいない
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- 2016年12月09日 02:59
- 途中までの流れがNM主体だったから月が勝ってびっくりした
なんかもやもやする終わり方ンゴ・・・
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- 2016年12月13日 03:01
- 面白くなかったけど落ちだけ下らな過ぎて笑った
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- 2016年12月27日 15:03
- 原作同様一部までだな読めたのは。入れ替わり相手であるLが死んだら後は概ね原作をなぞるだけの展開とか糞だわ。
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- 2017年06月11日 21:29
- 最後、眼がなくても魅上照のノートで名前把握できるだろ。
素直に時間の無駄でした