【艦これ】整備兵「鎮守府で働け?」提督「そうだ」2
関連記事:【艦これ】整備兵「鎮守府で働け?」提督「そうだ」【後半】ピカッ
??「……!」
ポトリ
パシャッ
??「……あっ!す、すみませ……」
??「しーっ!多分そろそろ終わるから、後で片付けよ。ね?」ヒソヒソ
??「は、はい……」
??「……さ…………さん……」
??「ぅ……?」
??「整備兵さん……」
??「その……声、は」
??「はい。私です……」
??「……俺も、こっちに来たのか」
??「ええ。残念ですが……」
??「これからどうするか、選べるのか?」
??「もちろんです。潔く往くも良し、勇しく残るも良し……。私の役目は、あなたの意思を叶えることなのですから……」
??「……それなら、俺は残りたい。全部、何もかも女神に任せる。だから、俺を……!」
??「分かりました。――あなたがそう、望むのでしたら」
白雪「……っ」
漣「……!白雪ちゃん……起きた?」
白雪「漣、ちゃん……」
漣「よ、良かった……!丸二日眠ってたんだよ、白雪ちゃん!」ギュッ
白雪「そ、そんなに……それより、ここは……?」
漣「漣たちの部屋のベッド。身体は何ともない?大丈夫?」
白雪「うん、普段通り……」
漣「良かった……修復しきれないケガがあったら、どうしようかってずっと……」
白雪「……漣ちゃん、鎮守府は大丈夫なの!?」
漣「今はもう安全だよ。爆撃してきた機動部隊を、ミッドウェーから引き返してきた翔鶴さん達が逆に撃破してくれたから」
白雪「すごい……間に合ったんだ……!」
漣「空母の数は劣勢で苦しい戦いになったみたいだけど、戦闘前からなぜか敵の護衛艦隊が半壊していたのと、敵の戦闘機数が空母数のわりに少なかったのが決め手になって、何とか勝てたんだって」
白雪「そうだったんだ……」
漣「その後は、他の鎮守府の艦隊も次々と帰ってきて……深海棲艦も流石に諦めたみたいで、もう本土近海からはほとんど撤退したよ。だから、今は鎮守府の再建中。……でも、本当に心配したんだよ!白雪ちゃんが工廠の前で倒れてて……それもひどいケガで……」
白雪「ご、ごめんね……あれ?工、廠……?」
『……白雪!白雪っ!』
白雪「整備兵、さん……整備兵さんは?」
白雪「私の近くにいたはずだけど……見てない?そもそも、私を見つけたのって、誰……?」
漣「……間宮さんが、最初に白雪ちゃんを見つけてくれたみたい。工廠の入口前の岸壁に倒れていた、白雪ちゃんを」
白雪「うん。そのそばに……」
漣「……」
白雪「ど、どうして……黙ってるの?」
漣「……」
白雪「漣、ちゃん……?」
漣「……間宮さんは、他には誰もいなかったって。ただ、白雪ちゃんが倒れてた場所のすぐ隣……海中で大きな爆発があったみたいで、岸壁には……」
漣「整備兵さんの……こ、工員服の、袖と……」ウツムキ
白雪「……!」
『……はぁっ……はぁっ』
『待ってください!どこに行くんですか!?そっちは海――』
白雪「……」バサッ
漣「白雪ちゃん!?まだ、動いちゃ……!」
白雪「……ごめん。すぐ、戻るから。今だけは……行かせて」
漣「……」
白雪「……」スタスタ
白雪(ひどい。岸壁が、崩れかけてる……)キョロキョロ
白雪「……整備兵、さん」
シーン
白雪「まさか……そんなはず、ないですよね……」
白雪「……」
白雪「……っ」
ポタリ
白雪(どうして……私……整備兵さんは……)ギュッ
白雪(……何の、音?)チラッ
妖精「」ジタバタ
白雪(よ……妖精さん?溺れてる……!?)
白雪(早く助けないと……でも、どうしよう。艤装は無いし……)
白雪(……いや。このくらいなら、平気かな)
白雪「……」ピョン
バシャッ
白雪(お、泳ぐのって、水面を滑るのとは全然違うんだ……)
白雪「妖精さん。だ……大丈夫ですか?」
妖精「」コクリ
白雪「その工員服……工廠の妖精さんですか?」
妖精「」ジッ
白雪(違うのかな……?とりあえず、工廠に連れて行って工廠長さんに……)
白雪「……?あの、妖精さん。それ、何ですか?」
妖精「」パッ
『武運長久』
白雪「えっ……!?」
白雪(私がお祭りで買った、御守り……!)
白雪「それを、どこで……?」
妖精「」ピョンピョン
ペシッ ペシッ
白雪「き、急に地面を叩いてどうしたんですか?ここに、何か……」
白雪「ええと、とりあえず落ち着いて……あれ?」
白雪(まさか……水の跡?)
ペシッ ペシッ
白雪(……やっぱり!海水の跡で、コンクリートに文字を書いてる……!)
『ご』
白雪(……ご?)
ペシッ ペシッ
『め』
白雪(め……)
『ん』
白雪(……)
ペシッ ペシッ
『な』
妖精「」ジッ
白雪「ご、め……ん、な」
妖精「」コクリ
白雪「そん、な……」
――『ごめんな、白雪』
白雪「せいびへい、さ、ん……」
妖精「」コクリ
白雪「じ、冗談ですよね?嘘ですよね……?」
妖精「」フリフリ
白雪「ま……また、私をからかってるんですか?いくら何でも、こんなの、趣味が悪すぎますよ……」
妖精「」
白雪「……答えてください。こんなの悪い冗談だって、言って……」
妖精「」
白雪「どうして、何も答えないんですかっ!?」
妖精「」
白雪「もう嘘は十分ですから!やりすぎてごめんでも、どうだびっくりしたかでも、何でも良いです!何か言ってくださいっ!」
ポタッ ポタッ
妖精「」
白雪「何を言うか、迷ってるんですか?それなら、簡単なもので良いんです。例えば、そう……名前を呼ぶとかです。呼んでみてください。白雪、と」
妖精「」
妖精「」フリフリ
白雪「……それなら、どうして呼べないんですか!?」
妖精「」
白雪「お願いです……お願い、します……。それだけで、良いんです……」
白雪「また前みたいに、白雪と……前と同じ、整備兵さんの、声で……」
妖精「」ウツムキ
白雪「ぅ……あ、ぁ……」
白雪「……ぁ、あ、ああぁっ!」
白雪「―― ! !!」
【数日後】
ガラガラガラ……ガタン
工廠長「来たか。……けっ、幽霊を見てるような気分だ」
整備兵「俺の方こそ。偉そうなこと言いながら、白雪をかばった妖精ともども美しく散ったんじゃなかったのか?」
工廠長「俺達はもう人間じゃねェ。……散ることも野垂れ死ぬことも許されねェで、ひたすら消耗品として戦うだけなんだよ。今日からは若造も、そんな奴らの仲間入りだ」
整備兵「……」
工廠長「……」
整備兵「……そういうことで、ようやく復帰だ。しばらく休んでいてすまなかった」
工廠長「ああ。……復帰とは言っても、その姿だがな」
整備兵「それもそうだ」
整備兵「……」
工廠長「だがな……若造、お前はそういう奴だ。本物の工員だ。結局、何が起ころうと最後にはこうなったのかもしれねェ」
整備兵「……」
工廠長「若造はこれからの世界のために残ることを選んだ。俺達と同じ中途半端なモノになることを選んだ。それなら……自分のやるべきことは、もう分かってるだろうよ」
整備兵「……もちろんだ」
工廠長「……」コクリ
整備兵「また今日から、改めてよろしくな」
工廠長「……おうよ、若造」ニヤッ
ザザーン ザザーン
白雪「整備兵さん、明石さんから届いた電文です。赤レンガはもう大騒ぎみたいですよ」ピラッ
整備兵「」フムフム
整備兵「」カキカキ
白雪「ええ、そうですね。今まで誰も考えてすらいなかったことが、一度に明らかになったんですから。生き証人もいますし……」チラッ
整備兵「」カキカキ
白雪「照れる……というのは何だか違いませんか?」
整備兵「」カキカキ
白雪「ええ。確かに、真面目な話、そうですよね……。これからは整備兵さんも、何かと大変でしょうし」
白雪「……」サッ
整備兵「」バタバタ
白雪「仕事の話はもうおしまいです。放っておいたら、工廠の話で一日が終わるんですから。こ……恋人といるんですし、少しは意識してください」パサッ
整備兵「」メソラシ
白雪「途端に何も書かなくならないでください……」ジトー
整備兵「」ウーン
白雪「む、難しく考えすぎですよ……」
整備兵「」カキカキ
整備兵「」ジッ
白雪「……ふふっ。たった三文字ですか?」
整備兵「」ビリビリッ
白雪「わ、笑ってすみません!破らなくても良いじゃないですか!」アワアワ
整備兵「」ポイッ
白雪「あ……す、捨てちゃった。そんなに恥ずかしかったんですか?」
整備兵「」カキカキ
白雪「あまりにも文章力が無くて、ですか?えっと、それは確かに……」
整備兵「」ガーン
白雪「……でも」
スッ
白雪「私も……同じこと、思っています」
ザザーン ザザーン
『好』
『き』
『だ』
ザザーン ザザーン
Fin.
Fin.
監督 青葉
助監督 秋雲
後援 海軍省
海軍軍令部
暮鎮守府
制作著作 寄越日鎮守府
ザワザワ パチパチ
青葉「というわけで……暮鎮守府の皆様をモデルに青葉と秋雲が計画、また多方面の方々のお力添えで完成しましたこの作品、いかがでしたか!?」シュタッ
那珂「後ろからずーっとカラカラカラカラ言っててうるさかったよー!どうして那珂ちゃんがこんな席なのー!」プンプン
秋雲「あー、それはしょうがないよ。予算節約のために古い映写機使ったからさ。……後、川内型の三人は抽選で最下位だったし」トコトコ
映写機「」カラカラ
川内「うん、私もそのせいでよく眠れなかったよ……」フワァ
神通「姉さん、眠らない方が良いんです……」
整備兵「うーん……いや、普通に面白かったが。しかし、いくら暇ができたとは言っても、こんな壮大な遊びをしてたなんて知らなかったぞ……」
瑞鶴「え、違うの?青葉と秋雲なんて組み合わせ……どうせまた趣味が高じたとか何とかでしょ?」
青葉「もちろん違いますよ!これはれっきとした企画であり仕事なんですから」
秋雲「海軍のお偉方も協力してくれてるんだよ?」
翔鶴「そう言えば、後援のところに海軍省と軍令部と……」
整備兵「一応、本当みたいだな。それで一体この映画、というかアニメ映画は何のために……」
青葉「よくぞ聞いてくれました!……ではまず整備兵さん、明日は何の日ですか?海軍に関係することですよ」
整備兵「ああ、それなら……深海棲艦との戦争が終わってから、ちょうど三年の日だ」
秋雲「ご名答っ!」マルッ
整備兵(地球規模での長期的な掃討戦を想定していた俺達にとって、深海棲艦が一度に消え失せてしまうというのはあまりにも突然の出来事だった。しかし、呆気ないとは全く思わない。……そのたった一回の勝利までに、人類は軍民問わず史上類を見ない破滅的な損害を被った)
整備兵(ともかく、深海棲艦はその後世界のどこにも出現していない。手放しで喜ぶというわけにもいかないが、今はこのノーフォーク攻略戦の日が事実上の戦勝記念日として盛大に祝われている)
青葉「さらにさらに、明日はもう一つ別の記念日でもあるんですよ」
整備兵「……?」
鳳翔「AL/MI作戦の完了からちょうど十年……ですね」ニコ
青葉「流石です!一番有名なのは、アリューシャンの戦いでもミッドウェーの戦いでもなくその後の本土防衛戦ですけどね」
整備兵「つまり、映画の内容は何と言うか……タイムリーってことか?」
青葉「その通りです。戦争終結から三年、ミッドウェーから十年の節目の年にこの映画。集客も見込めますよね?」
青葉「もちろんですよ。そのために作ったんですから。これから海軍省に宣伝を打ってもらうので、知名度についても心配いりません」
龍驤「言いたいことが分かったで。……要するに、この映画売り出して金稼ごうっちゅう単純な計画やないか」
青葉「あはは、身も蓋も無いこと言わないでくださいよ」
龍驤「でも、それが目的なんやろ?」
青葉「まあ、そうなんですけど。ですが実際、この資金調達は青葉の個人的なものではないんです。何せ、他ならぬ海軍から依頼されたものでして」
青葉「深海棲艦が全く現れなくなって三年、今も艦娘による警戒は続けられていますが海軍の役割は徐々に減少、予算も急速に減らされている……そういう現状なわけです。しかし戦後処理やら設備維持にまだ資金は必要……というわけで、国民の目を集め海軍をもっと働きやすくするため、海軍省の募集に青葉が提案した企画がこの映画です」
整備兵「つまり、赤レンガの資金集めの手伝いってことか……」
整備兵(確かに、最近は予算がきつくなって以前より軍務が窮屈になってきているという話もある。何とか自力で資金を工面する必要があるかもしれない)
熊野「けれど、普通の記録映画ではないんですのね?これで本当に人が集まるんですの?」
青葉「……なのでこちらは差別化を図って、ストーリー性を重視したフィクションにしてみました。ですが、これはあくまで史実を元にしたフィクションです。青葉の取材力を総動員して、細部まで事実に近づけることにもこだわりましたよ!」キラキラ
整備兵「いや……うん。本当にほとんど全部が事実にそっくりで、日記読まされてるみたいだった。俺としては見ていてかなり恥ずかしかったんだが……」
青葉「白雪さんの辺りとかですねー?」ニヤニヤ
整備兵「言うな。……けど、どうやってこんなに調べたんだ。青葉が暮にいたことなんてほとんど無かっただろ。それなのに、その……」
青葉「どうして、白雪さんの肩もみとか白雪さんとの逢引きとか白雪さんとの熱い夜とかについて微に入り細を穿ち描写できたのかですか?」
整備兵「あ……怪しい言い方はやめろ。あと最後のは捏造だ」ペシッ
青葉「ひゃうっ」
青葉「お、気づきました?」
整備兵「他はともかく、俺が鎮守府に来る前のことを知っている奴はただ一人……そうか、提――」
提督「呼んだか?」
整備兵「」ビクッ
整備兵「いつの間にか後ろにいるな……じゃない。提督、お前の差し金か」
提督「AL/MI作戦前最後の演習――映画にも出ていた演習だな――のときに、演習で来ていた青葉に話を持ちかけられてな。将来的に何かの作品を作りたいので今から鎮守府のことを記録させてくれと」
整備兵「え?となると……十年も前から計画していたってことか!?」
青葉「計画というほどのものでもありませんけどね。秋雲さんと約束したんです。いつかきっと、戦争は終わり平和が戻る。そうなったら、艦娘達の姿を自らの手で作品に描き残そう……」
整備兵「……」ジーン
整備兵「台無しじゃないか!おい提督、どうしてこんなのの提案を受けたんだよ!」
提督「基本的にネタにするのは整備兵で俺は脇役だと聞いたから、まあ良いかと思った。観る分には楽しそうだしな。……じゃあ、俺は司令部に戻るぞ。夕食までに雑務を片付けなければならん」スタスタ
整備兵「この野郎、上手いことやったな……!」
青葉「そういうわけで、暮鎮守府での情報収集や秘密取材の許可を司令官にいただき存分に調べさせてもらいました。もちろん、このことを知っていたのは司令官だけです。ちなみに、整備兵さんの工員服に盗聴器を仕込む許可ももらいましたよ」
整備兵「はっ!?そんなの、いつの間に?俺の身体に何か付ける暇なんて……」
青葉「イヤですね、映画でもきちんと描かれていたじゃないですか。演習が終わって、整備兵さんと別れるとき……」
整備兵「……あ。手を、握って」
青葉「いやぁ、隙だらけですね。青葉が深海棲艦のスパイだったら色々握られて大変なことになっちゃいますよ。……ええ、握手だけに」ドヤッ
整備兵「……」イラッ
青葉「……まあ、鎮守府外の人はどこまでが本当かなんて分かりませんから、恥ずかしがる必要なんてありませんよ。広い心で受け入れてください!」
整備兵「善処するよ……」ハァ
整備兵「しかし……そうなると、青葉達が新しく作ったのは妖精や艦娘の設定周りだけってことか」
青葉「はい。それに関連して、本土防衛戦についてもいくらか脚色しましたが。整備兵さんが自爆するところや、戦闘機の妖精さん達が死闘を繰り広げるところなどですね」
整備兵「艦娘や妖精が昔の軍人の痕跡から生まれただとか、俺が妖精と話せるだとかは面白い設定だったな。俺も実際に妖精の謎を解けたら良かったんだが……」
青葉「整備兵さんはもともと妖精について調べるために鎮守府に来たんでしたね」
整備兵「映画の中の俺みたいに妖精と話せたりはしなかったから、結局ほとんど何も分からないまま戦争が終わっちゃったけどな」
青葉「それは仕方ないですよ。何も手掛かりが無かったんですし。……ですが、工廠業務についてなら整備兵さんの貢献はとてつもないですよ。東の寄越日西の暮。暮は今や、戦中の功績で唯一寄越日と肩を並べられる鎮守府です」
青葉「整備兵さんが来る前の暮は装備開発などに弱みを抱えていましたからね。司令官と整備兵さんが合わさることで暮鎮守府は完全な力を発揮したわけですから、整備兵さんのおかげで終戦が早まったとも言えます。……ともかく、最後には勝ったんだから良いじゃないですか、ってことです」
整備兵「……ま、そうかもな。結果オーライだ」
整備兵(こうして全員生き残って戦争を終えられたこと……それが何よりも重要だ)
青葉「それに実は、整備兵さんから物語のアイデアをもらったこともあったんですよ?」
整備兵「?」
青葉「まずは、その妖精さんですね」
整備兵「ああ……女神か」チラッ
女神「」ピョン
整備兵「何だか分からないけど、ずっと昔から懐いてるからな。女神が暮にいるときはよく一緒にいるぞ。にしても、女神が全ての始まりってのは凄かったな……」
青葉「この女神さんを見て、もしそうだったら面白いなと思いまして。そう言えば、どうして名前が女神なんでしたっけ?」
整備兵「確か……色んな鎮守府に現れるから、いつの間にか海軍の守り神みたいになったんだ。法被姿も目立つしな。それで安直に女神の妖精、と」
青葉「実は、この女神さんが映画みたいに人類を裏から支えていたら……?」
整備兵「まさかな」ハハハ
女神「」クビカシゲ
青葉「もう一つは、整備兵さんと工廠長の妖精さんが話す場面です」
整備兵「それも、俺からアイデアを……?」
整備兵「そうか……その話か!正直忘れかけてた。一言二言喋ったように聞こえたけど、そのときは工廠内も騒がしかったしな。あれは気のせいだってことになったんだよ」
青葉「そこから着想を得て広げたのが、今回の物語になったわけです」
整備兵「なるほど……」
スタスタ
漣「……」ムスー
白雪「あ、あはは……」
青葉「漣さんに白雪さん、こんにちは!」
白雪「お久しぶりです」ペコリ
白雪「魚雷が爆発する場面で、私が驚いて飲み物を落としてしまって……。漣ちゃんに手伝ってもらって片付けていたんです」
漣「……秋雲」ジロッ
秋雲「さん付けは……あれ、してない。な、何だよー?」
漣「よくも漣のことをネタに……!」
秋雲「ん、ああ。あれか。そっちの提督と漣の不器用な……」
漣「」ガシッ
秋雲「く、首が締まるっ!ごめん、ごめんってばー!」ジタバタ
白雪「漣ちゃん!?」
秋雲「お、お許しを……」ピクピク
青葉「まあまあ。今は晴れて周知の仲なわけですし、良いじゃないですか」
漣「そういう問題じゃないんですよっ!」パッ
秋雲「げほっ。しかし、まさか同じ鎮守府から二人も駆逐艦とくっつく人間が出てくるとはねぇ。どうなのよそれは?……まー良いか。いつまでもお幸せに~」ニヤニヤ
整備兵「お、おい、さりげなく俺達を巻き込むな!」アセアセ
白雪「……///」メソラシ
秋雲「いやーそれにしても、上映中に漣が睨みつけてきたのは面白かったね」チラッ
漣「……」
秋雲「流石の漣も劇場じゃ暴れられないし。安全なところで思いっきりからかうってのは優越感があるよ」チラッチラッ
漣「」ブチッ
<ワー!
<マアマアマア!
<アオバサンモドウザイデスッ!
整備兵「はははっ……」
白雪「ふふっ……」
明石「皆さん、そろそろ食堂に移動してくださいとのことです。間宮さんはもう戻って準備を始めていますよ」ガチャッ
秋雲「やった、夕飯の……ぐえっ!」ズザー
漣「隙ありです」
明石「やめてください。ただの工作艦ですよ。やたらと鋭い洞察をする映画の中の私は凄かったですが」ニコ
元帥「……整備兵君、どうだったかの?その様子じゃと、どうやらこの映画のせいで少なからず迷惑をかけてしまったようじゃが」
整備兵「元帥閣下!いえ、そのようなことは……迷惑など……」
元帥「硬くならずとも良い。わしが同じことをされたら顔から火が出るわい」フォッフォッ
整備兵「は、はぁ……確かに恥ずかしくはあります」
元帥「しかし、こういうものを作れるというのも今だからこそじゃな。ほんの三年前までは、こんな日が来るなんて誰も知らなんだ。そうは思わんかね?」
整備兵「……はい、その通りだと思います」コクリ
元帥「まだ海軍の仕事は山のように残っておるが、ひとまずは世の中に平和が戻ったのじゃ。これからは軍人としてだけでなく――」
整備兵「な……!」
白雪「……!?」ドキッ
元帥「分かったね?」
整備兵「り、了解しました!」ビシッ
元帥「ふぉっふぉっふぉっ……」スタスタ
整備兵(……な、何だったんだ)
白雪「整備兵さん。私たちも食堂に行かないと……」
整備兵「ああ……分かった」
白雪「え……?///」
整備兵「ほら。行くぞ、白雪」メソラシ
白雪「……はい」
ギュッ
白雪「行きましょう……一緒に」ニコ
ザザーン ザザーン
「工廠長、どうしたんですかいー?」
工廠長「ちょっと海を見てるだけだ。お前らは先に戻っとけ」
「了解っス!」
工廠長「……ふう」
「白雪さん、今日は来ないっスかね……」
「今日明日と仕事も休みで、今頃は寄越日の方々との食事会でさぁ」
「苦しいっス……ほんの二日会えないだけで、胸が……」キリキリ
「へいへい。勝手に苦しんでいれば良いんでさぁ」スタスタ
「薄情な奴っスね!」
「むしろ、話したことすら無い相手に十年も片思いなんて芸当、どうしてできるんですかい?そもそも、白雪殿には整備兵殿が……」
「今は一時的に騎士役を代わってやっているだけっス!」
「はぁ……」
工廠長「……」ジー
ザザーン ザザーン
工廠長「……」
女神「珍しいですね。工廠以外の場所にいるなんて……」
工廠長「今はもう珍しくもねェよ。仕事も昔よりは随分少なくなった」
女神「良いことです」
工廠長「……そうだな」
女神「この平和な海を……今を生きる人々の手に取り戻された海を、もう一度眺められる。何と素晴らしいことでしょう……」
工廠長「あんたはいちいち感傷に浸り過ぎだ。俺はそんな難しいこと考えちゃいねェよ」
女神「それはすみませんでした」
女神「はい。実際にあった作戦をもとに、人間模様なども絡めて架空の設定を盛り込んだ娯楽映画……という感じでしょうか。近々一般にも公開されるそうですよ……」
工廠長「そうか」
女神「貴方も来れば良かったんですよ」
工廠長「俺には興味の無ェ話だ。俺はただ、あんたに頼ってまで還ってきた目的が果たせればそれで良い」
女神「……整備兵さんと初めて出会った日」
工廠長「あ?」
女神「どうして、整備兵さんに話しかけるのを止めたんですか……?」
工廠長「……」
工廠長「……突然どうした」
女神「ふと思い出しまして。深い意味はありませんよ……」
工廠長「その質問にはもう何回も答えたじゃねェか。艦娘も含めて、今まで話せる奴なんて見たこと無かったからな。どんな奴かも分からない人間相手に、考えも無しに話を続けるのもどうかと思ってとっさに止めたんだよ」
女神「ですが、貴方には話し続けるという選択肢もあったのではないですか……?」
工廠長「……ま、そうかもしねェな」
女神「貴方が彼を見る目はいつも特別でした。まるで、彼を誰かに重ね合わせているかのように。彼に何かを期待するかのように……」
工廠長「……」
女神「貴方の行動一つで、全く異なる歴史が綴られていたかもしれないのですよ……?」
女神「確かにそうですね。良くも悪くも……どちらに転んだかは分かりません。しかし、面白い想像だとは思いませんか……?」
工廠長「……つまらないとは言わねェよ。ただ、無意味だな。いくら想像したところで過去は変わらねェ」
女神「無意味……そう、感じますか……」
工廠長「……」
女神「……」
工廠長「映画はどうだった?」
女神「……それは、本当に私の感想を聞きたいと思って言っているのですか?」
工廠長「お、おう……当然だ」
女神「そうですか。ちょうど私も、その話をしたいと思っていたのですよ。気が合いますね……」
女神「ええ。とても良かったです」
工廠長「……」
女神「何ですか、その目は……?」
工廠長「あんたみたいな気難しい奴が、娯楽向けの映画を素直に褒めるとは思わなかったからな」
女神「失礼ですね……。仮初めに過ぎない終戦ですらまだわずか三年前の出来事であるにも関わらず、もうあの戦争を主題に娯楽映画を作って楽しめるということには実に感動しましたよ……?」
工廠長「何だ。過去をすぐに忘れ去っていく、薄情な連中だって言うのか?やっぱり皮肉が言いたいだけじゃねェか」
女神「ああ、すみません……言い方が良くありませんでした。しかしこれは私の本心です。決して皮肉ではありませんよ……」
工廠長「はァ……?」
工廠長「……そうだな」
女神「私は違うと思いますよ。過去は変わらないからこそ、想像する意味があるのです……」
工廠長「何だと?」
女神「過去に存在したあらゆるもの……ちょっとした間違いから大きな悲劇まで、そこで起きたことは何一つ変えられませんし、それらをありのまま知ることは大事です。ですが、ひたすら記録をなぞり『正しい』負の出来事に留まるだけでしたら、人間はこれほど強い生き物にはなれなかったと思うのですよ……」
女神「……人間は、想像できます。有り得たかもしれない道、流石に有り得そうもない道、もはやきちんとした道と呼べるかすら怪しい絵空事の類い……それらを想像するとき、人間は最も深く過去に触れるのです。ただ単に傍から見るだけのものではなく、自らに繋がる生きた出来事として……」
女神「私は気付きました。あの映画が、有り得そうもない過去を創作しながら、かつ本当の過去をこぼさないように拾い集めるものだということに。そこにあるのは薄情や忘却ではなく、全くもって逆のものなのでしょう……」
工廠長「……」
女神「……ですが、それは不思議でも何でもないのですよ。その想像がある限り、恐らく人間は何物にも打ち勝つでしょう。誰からもどんな形でも想われず本当に忘却されてしまったことが、深海棲艦という存在が生まれた唯一の理由だったのですから」
女神「当の本人達にとってはあまりにも当たり前すぎて、きっと気付くことも無いと思いますが……。時には難しい顔で知り、思い、考え――しかしそれだけでなく、時には笑顔で自由に想像することこそ、生きている人間の最大の武器なのですよ……」
ザザーン ザザーン
工廠長「……なるほど、な」
女神「貴方はどう思いますか……?」
工廠長「俺ァ細かいことをうだうだ話すのは嫌いだから、あんまり気の利いたことは言えねェが……」
工廠長「つまり……俺達が知らずに落として来ちまった道も、誰かがまた拾ってくれるかもしれねェってことだろ」
女神「ええ……。それだけ分かっていただければ、私も嬉しいです」
女神「よりによって、数えきれないほど多くの人々の力から生み出された私にそれを言うのですか?」
工廠長「……けっ、違いねェ」
NOT TRUE, BUT REALLY REALLY HAPPY END
最後にご意見ご感想などいただけると幸いです。
また、疑問・質問がありましたら出来る限りお答えしたいと思いますので、どうぞ遠慮なく。
元スレ
【艦これ】整備兵「鎮守府で働け?」提督「そうだ」2
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450955355/
【艦これ】整備兵「鎮守府で働け?」提督「そうだ」2
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450955355/
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コメント一覧 (69)
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- 2016年01月05日 21:02
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連載中に読んでたけど、工員が妖精になった所で終わったと思っていた。こう言う終わり方してたのかぁ。なんにせよ大作だよ。素晴らしい。
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- 2016年01月05日 21:36
- ああ…これ完結したのか…
長い間お疲れ様だよ
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- 2016年01月05日 21:41
- シリアル3割ってマジ?
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- 2016年01月05日 22:49
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素晴らしく面白かった。この作品に出会えて良かったと思う。また、この作者さんの作品が読みたいな!乙!!
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- 2016年01月05日 22:50
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白雪が可愛い。正統派ヒロインだな。
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- 2016年01月05日 23:40
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いやぁ面白かった!
鎮守府の名前が漢字が違うことに違和感を覚えた。
一応理由は説明されたし良かったんだがこの程度の理由なら変えるまでもなかったかなとは思った。
まぁそれでも特別上手いというわけではなかったけど充分長編を読むに耐えうる文章だったし暇がある人は是非読んで欲しい
するすると読めるから1時間もあれば全部読めると思う
一言でまとめると新説艦これって感じだったな
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- 2016年01月05日 23:52
- まだ本編見てないのにコメ見ちゃったけど、好評価っぽくてワクワクしながら前半開いたら1/30とかいう絶望を知る
これあかん、パソコンで見てくるわ
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- 2016年01月06日 01:05
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素晴らしい、一気に読んでしまった
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- 2016年01月06日 01:26
- 読みごたえ抜群、ガッツリ読んでしまったわい(^-^;)
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- 2016年01月06日 01:48
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みんな好評かのようだからこれから読む人ため一言、時間の無駄。
設定凝ってるし、長くても続きを読みたくなるような文章。しょうじき、面白かった。
ネタバレになるから部分的にしか言わないが
読むのに時間をかければかけるほど時間の無駄。
彼の功績を誉め、終結を早めたとあるが、いったい彼は何をしたのか。
こんな終わりかたにするならもっと補足を増やしてほしかった。とってつけたような賛辞などではなくて。
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- 2016年01月06日 01:57
- 上に同意。確かに面白かったけど、読み終わった時の感想は時間の無駄だったとしか言えない。賛辞のコメントを真に受けて読むと多分後悔する
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- 2016年01月06日 02:10
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2時間かかったけど一気に読んじゃった
戦闘場面の妖精さん達のくだりは本当に泣きそうになってしまった
まあ少し蛇足感も残るけど…
何はともあれハッピーエンドで良かったね
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- 2016年01月06日 02:32
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一気に全部読みました! いやぁ、最高だった!
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- 2016年01月06日 02:48
- 唐突な吹雪に草
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- 2016年01月06日 02:50
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普通に読み応えある大作でした
艦載機のくだりからうるうるした
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- 2016年01月06日 03:47
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面白かったんだが……
こういう実は映画でした~みたいなオチは
うーん……ってなっちまうのは俺だけか?
何か今まで読んだの全部台無しにされた気分
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- 2016年01月06日 04:22
- 遂に完結
良い大作だった
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- 2016年01月06日 04:31
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俺は普通に読んでて面白かった。充分読み応えはあった
けど時間の無駄っていう意見も一理あるな
やっぱ人によるね
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- 2016年01月06日 06:38
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設定凝ってて久しぶりに面白い大作だった
白雪ちゃん可愛い
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- 2016年01月06日 07:06
- なるほど
ただの夢オチ系に捉える人もいるのか
俺は素直に現実の方とIFになってるだけだと
捉えたからそこはすんなり来たかな
コメで言われてる主人公に対する異様な好感に関しては原作ゲームからしていきなりベタ惚れな艦娘や毎日会ってるのに初めましてな事いう艦娘がいるから気にしてなかったけど言われてみれば異様だねwww
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- 2016年01月06日 09:23
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長いけど長すぎるって程でもないボリューム。
紙提督としてはストーリーものの方が読んでて楽しめる
しかし、飲食シーンに一切シリアル出なかった…
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- 2016年01月06日 10:01
- 前後編が良く出来てた部分もあって、最後の2
が少し物足りない気がして思うところもあったけど長編物としては凄く楽しめた。
※欄は見ても見なくても変わらないと思う。
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- 2016年01月06日 12:32
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面白かった。
戦闘機妖精覚醒シーンには感動したよ
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- 2016年01月06日 14:35
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長いし設定も凝りまくってるし伏線だらけだが、全部が違和感なく回収されててすっきり。
最後に深海棲艦だけが消えて艦娘だけが残ったっていうのは不思議だけど。
総じて面白かった。
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- 2016年01月06日 19:03
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本当に良かった
うるっちまったよ…
映画オチはあまり良くはないかなとは思う
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- 2016年01月06日 19:07
- 終わり方はアリだと思うけど、全体の構成としてはちょっと尻すぼみ感あるな
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- 2016年01月06日 21:12
- 映画と実際の鎮守府の名前は分けた方が良かったような…。暮と呉、寄越日と横須賀。少数精鋭にも程があるしなぁ。まぁそこらへんは仕方ないところもあるが。
それにしても久々の超大作だな。それでこれだけ纏まりのある文章書けるのは正直凄い。
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- 2016年01月06日 22:03
- なんかこのendにしたかったこの人の気持ちもわかる気がするなぁ
やっぱり自分の作品のキャラクターには幸せになってほしいし
映画の話ってことにするかしないかで相当悩んだんだろうなぁと思いました(小並感)
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- 2016年01月06日 22:03
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ある意味弁えてる感じだよね。自分の力量を自覚して、なおかつフォローする。
自分のことを自分でフォローするとか、なんだかワケが分からないけど、言うなれば丁寧、か。
どこかに粗が無ければフォローは出来ない。粗があるからこそ、出来る演出。構成。
創作物の中で創作物を語り、それでもなお創作物足りえた。とても珍しい。
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- 2016年01月06日 22:15
- 正直間宮さんのくだりはいらなかったかなー
すごい斬新で面白いとは思ったけど蛇足要素がいっぱいあった感じ
この人の作る他の長編みたいかも
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- 2016年01月06日 23:23
- 面白かった
ガチで泣いたからな、ガチで
映画の内容は、もし工廠長が話しかけ続けていたらというifだったのかもな
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- 2016年01月07日 01:17
- 連投お疲れさま
暇なことしてないで働け
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- 2016年01月07日 01:19
- 読み終わると良質のエロゲーやった後みたいな寂しさが残る
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- 2016年01月07日 02:03
- 10ページ越えのSSにも慣れてきた今日この頃
あ、SSは面白かったです
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- 2016年01月07日 03:10
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ifエンドは俺は好きだけど、分岐させるのがあまりにも物語の最初すぎて、ありがちな話になってしまったな。
このSSの面白かった部分を全て排除したのがハッピーエンドなだけに夢オチって感想が出るのもわかる。
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- 2016年01月07日 04:55
- 話は面白かったが………
主人公が妖精になるとこまで映画というオチがなぁ………
まぁ、一言言えるのは読むだけ時間がかなり消耗していくの覚悟するんなら読んでも良いんじゃないか?
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- 2016年01月07日 10:40
- 映画というか、2パターンあるみたいな話と思ったけどな俺は
工廠長が整備兵に話しかける→本編ルート。最終的に整備兵は戦死して妖精に転生する
工廠長が整備兵に話しかけない→おまけルート。本編の話は映画扱い
Finまでは話しかけるルートで、最後のおまけから話しかけない場合のルートに切り替わった、みたいな。まぁあくまでも解釈の一つだけど
SS自体は読み応えがあって面白かった
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- 2016年01月07日 12:37
- 作者がバットエンドエンド嫌いなのはわかった 提督を妖精から人間に戻すエンドかいてもよかったんやで?
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- 2016年01月08日 00:33
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一気に読めた
素晴らしい!!
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- 2016年01月08日 04:09
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ネタバレすると、シリアルは出てこない
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- 2016年01月08日 04:42
- 真面目に映像化してほしい。
いや、冗談抜きで。
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- 2016年01月08日 06:38
- 普通にラノベ読んでる気分だった。面白かったよ
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- 2016年01月08日 17:02
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中々の力作。人間模様は読んでいて楽しいし、設定もボリュームに見合う練り具合だった。
ただ、戦闘の描写と女神の説教臭い感じが少し自分には合わなかったかな。それ以外は上手く纏まってて面白かった。
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- 2016年01月08日 19:47
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これは泣ける
いままでで一番よかったんじゃないかな
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- 2016年01月08日 22:30
- 書いてあるが、艦載機妖精が過去を思い出したところは熱くて、感動して涙が出てしまった
白雪のチョイスも良かったと思う。全体的にはとても良かったんだけど、あー夢オチみたいな感じで終わったかと思ってしまったかな
こういう未来もあったかも、という感じの話もしてるからうまいことフォローしてるけどね。
読んでよかった作品でした。作者さんありがとう
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- 2016年01月10日 03:00
- 話の主幹は凝った設定の長々とした説明
読み終えると分厚い説明書を読破する様な達成感がある
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- 2016年01月10日 14:14
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今まで読んできたの艦これSSの中で抜群に面白い
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- 2016年01月10日 17:16
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普通とは違う視点からの鎮守府とオリジナルな設定で長めだったけど読ませる文章で良かった
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- 2016年01月11日 03:28
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女神の言い回しといい、読んだあとのスッキリ感といい、ストーリー構成といい、なんかデジャビュを感じる。上の※でもあったけど、良作のエロゲやったときの後味っぽいんだけど、なんか違う。ラノベでなかったけ? 確か古いやつで、タイトルももう覚えてないけど。
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- 2016年01月11日 11:55
- fin後におまけがつくまでかかった時間が数時間あるから
本来はfinまでで終わらせるつもりだったのかもね
設定もよかったし出来の良さは間違いなく上位
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- 2016年01月11日 16:32
- NOT TRUE…ってのに普通の夢オチにしたくないのを感じた。
あと、なんとなくジョ○ョのス○ーンオー○ャンのラストを思い出した。
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- 2016年01月11日 18:28
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白雪ってこんなかわいかったんやな
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- 2016年01月12日 01:14
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本当にいい作品でした
妖精さんとかの設定も良かったし戦闘シーンでの覚醒とか涙出ました
これ原作にしてコミック版になってもいいんじゃないかと思いますわ
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- 2016年01月13日 00:50
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作者見てる?最高に面白かった。文章作りも設定作りも凄く上手くて、飽きずにずっと楽しく読めた
こういう長編大好き。長いからって読むのを諦めてる人のことは気にしないで、また新しい話をお願いします。楽しみにしてます
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- 2016年01月13日 01:47
- 個性的で面白かった
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- 2016年01月13日 22:51
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読み終わった。夢オチにがっかりした自分と整備兵も白雪もハッピーに終わってよかったと思っている自分の2種類がいるように感じた。妖精の声や技術を聞いたり扱えたりするようになるには、その妖精の根幹に触れなければいけないって設定が個人的にすごい好き。
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- 2016年01月16日 03:18
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幾度もなく張られた伏線をすべて回収したことに感動。全部読むのにかなり時間は消費したけど、それに見合うだけの超良作。クライマックス付近は割とベタな感動シーンが多いけど、それでも涙腺を刺激されたのは作者の巧さかな。次回作に期待。
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- 2016年01月18日 17:54
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これは真実ではない、だがほんとのほんとのハッピーエンドである・・・か
映画の世界では、真実を知ってしまったから運命に殺されたのかもしれないな
もし映画のまま事が進んでしまったら、そのままそれが事実になってしまったかもしれないと思うとゾッとする話だ
非常に面白いものを見させてもらいました、作者様には感謝したいです
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- 2016年01月18日 22:09
- 最後まで読んで時間の無駄ってのは、よくわからん 無駄だと思う作品なら普通途中で切るはず。最後の終わりかたで評価下がって時間の無駄と感じるなら分かるが、星5で時間の無駄は正直ツンデレかよって突っ込みたくなるわw
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- 2016年01月21日 17:00
- ワイ提督、戦闘妖精覚醒の件で無事号泣。
映画オチで引っ込んだ涙は無駄じゃなかったんやな、作者のこだわりが良く分かるラストだった。
艦これSSはたまにこういう高レベルな作品が出てくるから面白い。
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- 2016年01月28日 19:31
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やっぱり設定が詳しく語られて無い作品は色んな解釈が出来てそこから多くの二次創作が出来るのがいいな
ストーリーもしっかり組まれてたし長い作品なのに一気に読めた
特に艦載機のくだりは凄かったと思う
ところで最初に書いてあったシリアルはどこに出てきたんでしょうかねぇ(すっとぼけ
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- 2016年02月14日 14:13
- ラノベかエロ少なめのエロゲやった後の充足感
人の入りが多い作品はこういうのが出てくるから良い
まぁ読むのに一月近くかかったがな・・・
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- 2016年02月27日 04:15
- 女神白雪、工廠長は整備兵か。何度読み返してもいい作品だ。
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- 2016年05月15日 14:13
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長編だが、時間を忘れるぐらい面白かった
よくよく読み直せば、映画化ENDの伏線は序盤(前編>>26)からあったんだな
【??】の場面も二周目だと状況が分かって尚更楽しめた
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- 2016年08月07日 16:23
- 人類を・・・無礼るなぁー!
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- 2016年09月05日 20:43
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面白いから一気に読めたゾ
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- 2017年05月21日 01:29
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ビターエンド愛好家としては妖精ルート(トゥルーエンド?)最高でした。
─これは真実ではない。しかしこの上なく幸せな結末である。
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- 2018年11月06日 21:39
- なんだろう
いい夢見てたのに冷水ぶっかけられて無理やり起こされた感がパネェ
面白かったけど時間の無駄ってこういう事なのね
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- 2018年12月02日 15:56
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良かった。
伏線の張りかたが上手く、読んでいて飽きなかった。
自作があるなら読みたい。