いろは「目を瞑ってください!」 八幡「はぁ?」
- 2015年05月13日 00:10
- SS、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
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いろは「付き合ってください」 八幡「はぁ?」>
の続きです
下校中
いろは「少しでいいのでお願いしますよ」
八幡「なにするつもりだよ?」
いろは「……目を瞑ってからのお楽しみってことで」
八幡「あれか、写メ撮って、俺のキス顔だとか言って雪ノ下達に見せるんだろ」
いろは「そんなことしませんよ」
八幡「じゃあ、その写メで俺を脅迫するのか?」
いろは「先輩は、わたしをなんだと思ってるんですかね……」
いろは「悪いことはしませんよ。むしろ、先輩にとっては良いことですよ?」
八幡「良くわかんねぇけど、変なことしないならいいぞ」
いろは「じゃあ、目を……。すみません、場所変えません?」
八幡「場所? ここじゃダメなの?」
いろは「人通りが多いですし。もう少し、静かな場所にいないところに行きましょう」
八幡「えー。めんどくさい」
いろは「先輩って、周りの目とか気にしないんですか?」
八幡「そんなもん気にしてたら、ぼっちなんてやれねえよ」
いろは「先輩がぼっちですか……?」
八幡「ああ、プロぼっちだ。ぼっちであることに誇りを持ってるまである」
いろは「……わたしがいるじゃないですか」ボソッ
八幡「えっ?」
いろは「さぁ、場所変えましょう」
いろは「ここなら人通りも少ないですかね?」
八幡「まぁ、ここならあんまり人は来ないんじゃないか」
いろは「じゃあ先輩、目を瞑って下さい」
八幡「あいよ」
いろは「わたしがいいって言うまでは目を閉じてて下さいね?」
八幡「わかったよ」
いろは「じゃあ……いきます……」
八幡「……」
・
・
・
5分後
八幡「なぁ……」
いろは「な、なんですか?」
八幡「まだか?」
いろは「じ、準備が必要なんです! もう少し待って下さい!」
八幡「はぁ……」
さらに5分後
八幡「おい」
いろは「は、はい?」
八幡「まだかよ? いくらなんでも待たせすぎだぞ」
いろは「わ、わ、わかってますよ!」
八幡「マジでなにするつもりなんだよ……」
いろは「すぐやりますから! 絶対、目は空けないで下さい!」
八幡「ったく……。早くしろよ」
さらに10分後
八幡(……もう10分ぐらいは経ったのだろうか……。依然として、一色はなにもしてこない)
八幡(まさか、俺を置いていったのか?)
八幡(もしそうだったとしたら、目を閉じた状態で10分以上も立ってるのだから、不審者として通報されても仕方がない……)
八幡(……もういいか)パチッ
いろは「!」
八幡「なんだ、お前いたのか。どっかに行ったのかと……」
いろは「な、なんで……」
八幡「お前、顔真っ赤だぞ? 大丈夫か?」
いろは「せ、先輩の嘘つき!」バチン
八幡「○△□×……!!?」
翌日 昼休み 生徒会室
八幡「うす」ガラガラ
いろは「先輩……」
八幡「ん? どうした?」
いろは「昨日は、突然叩いたりしてすみませんでした……」
八幡「昨日も言ったろ、別に気にしてねえよ」
いろは「でも……」
八幡「まぁ、痛かったけどよ」
いろは「すみません……」
八幡「でも、約束破って目を開けたのは俺だしな」
八幡「俺にも非があるし、気にすんなよ」
いろは「ありがとうございます……」
八幡「……」モグモグ
いろは「せんぱーい。今日なんですけど、帰りにご飯食べに行きませんか?」
八幡「……悪い、金がないんだ」
いろは「大丈夫ですよ。今日はわたしが奢りますから」
八幡「いやいや、お前に奢ってもらうのは……」
いろは「先輩って、専業主夫希望なんですよね?」
八幡「そうだけどよ……」
いろは「なら、いいじゃないですかー?」
八幡「養ってもらうのと、施しを受けるのは違うんだよ」
いろは「先輩は本当にめんどくさいですね」
いろは「昨日のお詫びがしたいんですよ」
八幡「だから、気にしてねえよ」
いろは「わたしが気にするんです!」
八幡「わかったよ。でも、金は返すからな」
いろは「それじゃ、奢ってることにならないじゃないですか……。まぁ、一緒にご飯食べに行けるならいいですけど」
八幡「なぁ、今日行く店はうまいのか?」
いろは「は?」
八幡「楽しみにしてるみたいだからよ」
いろは「やっぱり先輩は、鋭いのか鈍いのか、よくわかんないですね」
戸部「いろはすー」ガラガラ
八幡「戸部?」
戸部「ヒキタニ君じゃん。なしてん?」
八幡「まぁ、ちょっとな」
戸部「へー」
八幡(興味ないなら聞くなよ……)
戸部「いろはすー、飲みもん買ってきたべ」
いろは「ありがとうございますー」
八幡「一色、年上をパシらせるなよ……」
いろは「使えるものは使う主義なんです」ニコッ
八幡「目が笑ってないぞ」
戸部「ほれ、飲み物」
いろは「……」
八幡「どうした一色?」
いろは「もしかして、この水はわたしのですか?」
戸部「そうそう。いろはす買ってきたべ」
八幡「あっ……」
戸部「洒落てるべ? 俺のセンスやばくね?」
いろは「これ、飲み物代です」
戸部「えっと、10円……?」
いろは「戸部先輩のセンスなんて、こんなもんですよ」
戸部「い、いろはすー?」
いろは「じゃあ戸部先輩、お疲れ様でした」
戸部「いろはすー!」
八幡「あんまり戸部をいじめてやるなよ」
いろは「だって、あのネタしつこいんですもん」
八幡「そんなにか?」
いろは「部活にたまに出ると、CMの曲を歌ったりするんですよ……」
八幡「ああ、「そしたら君とキスがしたいー」ってやつか」
いろは「……先輩って本当にヘタクソですね。ごめんなさいファーストキスは素敵な思い出にしたいのでもう少し雰囲気を作ってくれないと無理です」
八幡「はぁ……?」
八幡「こういう歌詞だろうが」
いろは「だからって、その部分を歌いますか? 普通なら、「世界を変えさせておくれよ」の部分じゃないですかね?」
八幡「どこを歌うかなんて、個人の自由だろ」
いろは「でも、わたしと二人きりなのに、キスがしたいなんて歌うとか狙ってるようにしか思えませんよ」
八幡「……」
いろは「付き合って一ヶ月も経つのに、手も繋げないヘタレの癖に生意気ですよ」
放課後 校門前
いろは「すみません、遅くなりました」
八幡「おお、今日は遅かったな」
いろは「だから、いまきたとこって返すべきじゃないんですかね……。今日は部活に出てたんで遅くなったんです」
八幡「片付けとか大変そうだもんな」
いろは「重いものとかは部員達に持たせ……、手伝ってもらっているので、そこまででもないんですけどね」
八幡「お前、いつか刺されるぞ」
八幡「それで、今日はどこいくの?」
いろは「えっーと、サイゼですかね……」
八幡「いつものパターンじゃねえか。違う店に行くんじゃなかったのか?」
いろは「別に他の店に行くなんて言ってませんけどね」
八幡「そうだっけか? 結構、喜んでたから、行ったことがない店に行くのかと思った」
いろは「ここまで鈍いとか、本当に病気じゃないですか?」
移動中
八幡「今日は寒いな」
いろは「ですねー」ギュウ
八幡「……なんで腕に抱きつくの?」
いろは「寒いんですよね? だから、わたしが暖めてあげようかなって」
八幡「……あざといぞ」
いろは「先輩には、これぐらいしないと通じませんからね」
サイゼリア
いろは「なににします?」
八幡「ドリンクバーとミラノ風ドリア」
いろは「またですか?」
八幡「悪いかよ?」
いろは「悪くはないですけど、いつも同じもので飽きないんですか? たまには違うもの食べません?」
八幡「じゃあ、ピザとかどうだ? 一人でくるのが多いから、あんまり食べたことないんだよ」
いろは「なるほど……。じゃあ、頼みましょう」
八幡「でも、一人じゃ食いきれないから、お前も食えよな」
いろは「いいですよ? そうだ、アーンってしてあげましょうか?」
八幡「そんなバカップルみたいなことしたくねえよ」
八幡「ドリンクバー取ってくるわ」
いろは「あっ、わたしも行きますー」
八幡「いいよ。お前の分も持ってくるから」
いろは「あ、ありがとうございます」
八幡「んじゃ、行ってくる」
八幡(さてと、なに飲むかな)
結衣「あれー? ヒッキーじゃん」
八幡「あれ、お前らなにしてるの?」
結衣「ゆきのんと勉強会するんだよー」
八幡「あ、そうなの?」
雪乃「あなたは呼ばれていないはずなのに、どうしてここにいるのかしら? もしかして、ストーカー?」
八幡「なんでそうなるんだよ……。一色と飯食いに来たんだよ」
雪乃「……そう」
結衣「そっか、いろはちゃんと一緒なんだ……」
八幡「んじゃな」
結衣「あ、うん……」
雪乃「待ちなさい」
八幡「なんだよ?」
雪乃「相席してはダメかしら?」
八幡「はぁ? 席空いてるだろ?」
雪乃「いまはそうね。でも、これから夕食を食べにくる人たちで混み始めると思うわ」
雪乃「私達は知り合いなのだから、不本意なのだけれど相席をしたほうが良いのではないかしら?」
八幡「まぁ、俺はいいけどよ」
雪乃「なら……」
八幡「でも、一色に聞いてからだな」
雪乃「……そうね」
八幡「飲み物持ってきたぞ」
いろは「先輩、遅いで……すよ……? 結衣先輩?」
結衣「いろはちゃん、やっはろー……」
雪乃「一色さん、こんにちは」
いろは「雪ノ下先輩も……」
八幡「そこで会ってな」
いろは「そう、ですか……」
雪乃「相席させていただけないかしら?」
いろは「……わかりました」
結衣「いろはちゃん、なんかごめんね……?」
いろは「いえいえ、大丈夫ですよー」
結衣「ありがと。今日はゆきのんと勉強会しにきたんだー」
いろは「そうなんですかー? ……って先輩」
八幡「ん?」
いろは「結衣先輩たちが座れませんよ」ポンポン
八幡「ああ、そうだな。悪い」
結衣「……」
雪乃「……」
八幡「なにしてんだよ、座らないのか? 席開けたぞ?」
雪乃「あなたが移動する意味はあったのかしら?」
八幡「お前らは隣同士がいいだろ」
結衣「……そうだね」
結衣「あのさ、この問題なんだけど……」
八幡「あー。夏目漱石の「こころ」のやつか」
結衣「そうそう、なんか難しくて……」
八幡「なにがだよ? 読んだ上で、自分の解釈をかけばいいだけじゃねえか」
結衣「そりゃ、ヒッキーには簡単だろうけどさ……。なんか、コツとかないの?」
八幡「まぁ、原作を読んでみたらどうだ? 心情とか理解しやすいぞ」
結衣「そっかぁ……。ヒッキーは持ってるの?」
八幡「持ってるけど……?」
結衣「じゃあ、貸してくれないかな?」
八幡「いいけど……。汚すなよ」
結衣「さすがに人から借りたものを汚さないから!」
いろは「……」ズズー
いろは「……」グイッ
八幡「袖引っ張るなよ、シワになるだろ。どうした?」
いろは「せ、先輩が、純文学を読むのが意外だなーって」
八幡「自分で言うのもあれだが俺はかなりの読書家だぞ? 行間まで読みこんでるまである」
雪乃「でも、一色さんの言うとおりだわ。比企谷君くんが字を読めるなんて驚きだわ」
八幡「俺を猿扱いするな」
雪乃「そうね。そこまで目が腐ってる猿は見たことないもの」
八幡「俺の目はどんだけ腐ってるんだよ……」
いろは「……」ズズー
雪乃「それにしても、由比ヶ浜さんが夏目漱石の本を読むなんて……」
八幡「ああ、なんか母鳥の心境だ……」
結衣「なんか、バカにされてる気分……。夏目漱石ってさ、他にどんなの書いてるの?」
雪乃「そうね……他には「吾輩は猫である」とか「坊っちゃん」が有名かしらね。私は「それから」なんかも好きよ。でも、由比ヶ浜さんのように、あまり本を読まない人なら「一夜」みたいな短編の方が読みやすいかもしれないわね」
八幡「でた、yukipediaさん」
雪乃「その呼び方やめてくれないかしら……」
結衣「ゆきのんすごいなぁ……。そういえばさ、夏目漱石の月がなんちゃらってやつはどうなの?」
雪乃「それは本じゃなくて、名言のようなものね」
結衣「本じゃないんだ? どういう意味なの?」
八幡「それは……」
雪乃「やめて。あなたが言うとおぞましいわ」
八幡「なんだよそれ……」
いろは「……」ズズー
いろは「……」ズズー
八幡「お前、さっきから飲むペース早くね……?」
いろは「……別にいつもと一緒ですよ」
八幡「まぁいいか。ほら、飲み物持ってきてやるよ」
いろは「……」ズイ
八幡「……お前らのも持ってくるけど、どうする?」
雪乃「紅茶をお願いするわ」
結衣「ゆきのんと同じでいいよー」
八幡「あいよ」
結衣「ちょっとヒッキー、いろはちゃんの聞かなくていいの?」
八幡「はぁ? 一色、いつものでいいんだろ?」
いろは「大丈夫ですよー」
八幡「ほら、聞かなくても大丈夫じゃねえか」
結衣「……そっか」
雪乃「……一色さんのことをよくわかっているのね」
雪乃「……さて、そろそろ帰りましょうか」
結衣「そうだね。もう、こんな時間だもんね……」
八幡「じゃあ、俺達も行くか」
いろは「……」
八幡「一色?」
いろは「え? あ、そうですね。行きましょう」
結衣「いろはちゃん、駅まで一緒に行く?」
八幡「……いや、俺と一色はちょっと用事があるんだ」
いろは「えっ?」
雪乃「なんの用事かしら?」
八幡「ちょっとな」
結衣「そ、そうなんだ……」
雪乃「一色さん、襲われないように気を付けて」
いろは「大丈夫ですよ。先輩にそんな度胸はありませんから」
八幡「それ、フォローになってないから」
いろは「先輩、なんの用ですか?」
八幡「少し食い過ぎたからな。腹ごなしに散歩でもしようぜ」
いろは「……」
八幡「ダメか?」
いろは「……謝ってきたりなんかしたら怒ってやろうかと思ってましたけど、先輩がヘタクソすぎてなにも怒る気にもならないですよ」
いろは「先輩のヘタクソさに免じて、一緒に散歩してあげます」
八幡「悪かったな、ヘタクソで」
いろは「でも、嫌いじゃないですよ。そういうところ」
八幡「そうかよ」プイッ
いろは「先輩、顔真っ赤なの隠せてませんよ」
八幡「赤くねえし。ほら、行くぞ」
いろは「せんぱーい、待ってくださいよー」
翌日 昼休み 廊下
材木座「はっちまーん!」
八幡「……」スタスタ
いろは「せんぱーい!」
八幡「あれ? お前、なにしてんの?」
いろは「一緒に飲み物買いに行こうと思って」
八幡「なんだよ。それなら、生徒会室で待ってりゃ良かったのに」
いろは「本当、先輩は女心がわかってませんね」
八幡「なんだよそれ……」
材木座 「はっちまーん!」
いろは「少女漫画を読んで、勉強したほうがいいですよ」
八幡「妹が持ってるから、たまに読むけどな」
いろは「ごめんなさい。その腐った目で少女漫画を読んでるとか、冷静に考えたら無理です」
八幡「目は関係ないだろうが……」
材木座「は、八幡……? 聞こえてるよね?」
八幡「つーか、飲み物買いに行かなくていいのかよ?」スタスタ
いろは「そうでした! 早く行かないと……」スタスタ
材木座「は、はっちまーん!!!!」
八幡「あれ? お前、いたの?」
材木座「絶対聞こえてたよね? 見えてたよね?」
八幡「いや、まったく気付かなかった」
材木座「八幡の馬鹿! もう知らないんだからね!」
八幡「そのキャラやめろ。おぞましい」
八幡「それで、なんの用だ?」
材木座「新作のプロットができたのでな、見せてやろうかと思ったのだ」
八幡「あー。また今度な。いま、忙しいんだよ」
材木座「どうせ、ボッチ飯なのだろう? 我も一緒に……」
いろは「あのー? 先輩は、わたしとお昼食べますけど?」
材木座「……」チラッ
いろは「?」
材木座「さ、さぁ、八幡よ、行こうではないか」
八幡「悪いが断る。用事があるんだよ」
材木座「……八幡、いつから、そんな簡単に騙されるようになったのだ?」
八幡「はぁ?」
材木座「こんな可愛い年下の後輩が、お主と食事をするなんて、なにかの罠があるに決まっておろう!」
いろは「罠なんてありませんよ。付き合ってるだけですけど?」
材木座「つ、付き合っているだと……?」
八幡「まぁ、そういうことだ」
材木座「う、嘘だ!」
いろは「本当ですよ。付き合って、1ヶ月くらいですね」
材木座「は、八幡のばかあああああ!」ドドドド
八幡「……行くか」
いろは「……無駄な時間でしたね」
いろは「先輩のお知り合いって濃いキャラの人が多くないですかー?」
八幡「まぁ、お前もその一人だけどな」
いろは「濃いキャラってのは否定しませんけど、わたしを知り合いのカテゴリーに入れるのは間違ってませんか?」
八幡「なんで?」
いろは「彼女ですから」
八幡「ああ、そういうことか……」
いろは「はぁ……。まだ、先輩の中でわたしの存在は確立されてないんですね」
八幡「いや、別にそういうわけじゃ……」
いろは「でも、わたしにとって、先輩は他の人とは違う特別な人ですからね」ニコッ
八幡「……あ、あざといぞ」プイッ
いろは「……」
八幡「一色?」
いろは「……早く生徒会室に行かないと、お昼抜きになりますよ」スタスタ
八幡「お、おう」
いろは(いまのは素だったのに……。先輩のばか……)
放課後 帰り道
いろは「……」ハァ
八幡「どうした、タメ息なんかついて」
いろは「なんかうまくいかないなーって」
八幡「人生なんてそんなもんだろ」
いろは「……」ベシ
八幡「な、なんだよ?」
いろは「誰のせいで、悩んでると思ってるんですか!」
八幡「はぁ? 誰だよ?」
いろは「……先輩には一生わかりませんよ」
いろは「そうだ先輩、ストレス発散しに行きましょうよ!」
八幡「なにすんだよ?」
いろは「そうですね……。そうだ! カラオケとかどうですか?」
八幡「カラオケ? まぁ、構わないが」
いろは「じゃあ、決まりですね! あ、先輩も歌ってくださいね?」
八幡「いいけど、お前が知ってる曲かは知らんぞ」
いろは「えー? どういうの歌うんですか?」
八幡「そうだなー。アニソ……」
いろは「アニソンはやめて下さいね」
八幡「……お、おう」
八幡(俺の持ち歌が無くなった……)
移動中
陽乃「あれー? 比企谷くんじゃない」
八幡「げっ」
いろは「はるさん先輩、お久しぶりでーす!」
陽乃「えっーと……。ああ、いろはちゃんだよね?」
いろは「覚えてもらえてるなんて光栄です!」
陽乃「……比企谷くん、浮気はダメだよ? お姉ちゃん怒っちゃうぞー?」
いろは「浮気……?」
陽乃「そうだよ? 比企谷くんには雪乃ちゃんがいるもんねー?」
いろは「えっ……」
八幡「雪ノ下さん、なに言ってるんですか? 俺と雪ノ下はそういう関係じゃ……」
陽乃「じゃあ、私とそういう関係になる?」ズイッ
八幡(ち、近い……。胸当たってるし……)
八幡「冗談はやめてください」プイッ
陽乃「照れちゃって、比企谷くんは可愛いなー」
いろは「…………」
陽乃「それで比企谷くんはなにしてるのかなー?」
八幡「これから一色とカラオケに行くんですよ」
陽乃「二人で?」
八幡「まぁ、そうっすね」
陽乃「ふーん……。二人はどういう関係なのかな?」
八幡「それは……」
いろは「付き合ってるんです!」
陽乃「へーえ」ニヤリ
いろは「……」ゾクッ
八幡「……もういいですか? 急いでるので」
陽乃「えー、これから面白くなるのになぁー?」
八幡「おい、一色行くぞ」グイッ
いろは「せ、先輩……」
いろは(手繋いでる……)
陽乃「比企谷くん」
陽乃「また、あとでね」ニコッ
いろは「せ、先輩?」
八幡「ん? ああ、悪い」パッ
いろは「あ、いや、手を繋いでたのはいいんですけど……。どうしたんですか?」
八幡「別にどうもしねえよ。ただ早く行こうと思ってよ」
いろは「そうですか……」
八幡「……雪ノ下とはなんもねえからな」
いろは「……わかってますよ? わたしはそんなことで動じませんよ」
八幡「まぁ、俺と付き合うような物好きはお前くらいだしな」
いろは「……それはどうでしょうね」
カラオケ店
いろは「わたし、カラオケ来るの久し振りです」
八幡「よく来てるのかと思ってたけどな」
いろは「前はよく来てたんですけどねー。最近は全然ですねー」
八幡「生徒会やら部活やらで忙しいからか?」
いろは「それもありますけど、彼氏が連れて来てくれないんですよー」
八幡「……お前の彼氏は引きこもりだしな」
いろは「ヒッキーってあだ名は伊達じゃありませんね」
いろは「なに歌いますか?」
八幡「俺は適当に入れるから、お前は好きなの歌えよ」
いろは「えっーと、じゃあ……」
陽乃「比企谷くん、いるー?」ガチャ
八幡&いろは「!」
陽乃「あっ、いたー! もう、探したんだからね!」
八幡「……どうしてここに」
陽乃「私もたまにはカラオケに行きたくてさー」
八幡「一人で歌えばいいじゃないですか。ほら、ヒトカラとか流行ってますし」
陽乃「比企谷くんじゃないんだから、ヒトカラなんて寂しいことは出来ないよ」
陽乃「いろはちゃん」
いろは「は、はい」ビクッ
陽乃「私も一緒じゃダメかな?」
いろは「え、えっーと」チラッ
陽乃「比企谷くんを見たってダメだよ。私はいろはちゃんに聞いてるんだから」
いろは「……大丈夫です」
陽乃「ありがとー! 私の知り合いも後からくるからさー」
八幡「知り合い?」
陽乃「そうそう、きっと盛り上げてくれると思うよ」ニコッ
陽乃「さー、なに歌おうかなー」
いろは「……」
八幡「……雪ノ下さん」
陽乃「なにかな?」
八幡「悪いんですけど……」
コンコン
陽乃「どうぞー」
雪乃「……姉さん、こんなところに呼び出して、なんの用かしら」
八幡「……お前」
雪乃「比企谷くん……」
結衣「えっ、ヒッキー?」
いろは「結衣先輩……」
結衣「い、いろはちゃん?」
陽乃「……」ニヤァ
雪乃「……姉さん、どういうこと」
陽乃「えー? みんなでカラオケを楽しもうと思ってさー」
雪乃「……私、帰るわ」
陽乃「ダメだよ。逃げるなんて」
雪乃「逃げてなんて……!」
陽乃「じゃあ、帰らないよね?」ニッコリ
雪乃「……わかったわ」
陽乃「~~♪」
八幡(さっきから、雪ノ下さんしか歌ってない)
いろは「……」
雪乃「……」
結衣「……」
八幡(他の三人はずっと黙ってるし……)
八幡(ジャイアンリサイタルかよ)
陽乃「~~♪」
八幡(……まぁ、歌は上手いが)
陽乃「ねーねー。比企谷くん、私の歌唱力はどうだったー?」ズイッ
八幡(だから、近いって……)
八幡「まぁ、いいんじゃないですかね?」
陽乃「もう、私に見とれてた癖に素直じゃないなぁ!」プニプニ
結衣「は、陽乃さん……」
陽乃「ん? なにガハマちゃん?」ジロッ
結衣「そ、その……、ヒッキー嫌がってますし……」
陽乃「ガハマちゃんが嫌なんじゃなくて?」
結衣「そ、そんなことないです……」
陽乃「ふーん。でも、比企谷くんはいろはちゃんと付き合ってるんだよね? だったら、いろはちゃんがなにも言わないんだから、比企谷くんになにしたっていい
んじゃないのかな?」
結衣「なにしたっていい……?」
陽乃「そうだよ? こうやって胸を当ててみたりとかさ」ギュウ
八幡「なっ……」
陽乃「ガハマちゃんも、胸が大きいんだから、比企谷くんに当ててあげたらいいのに」ギュウー
いろは「……てください」
陽乃「なに? 聞こえないよ?」
いろは「やめてください!!」
陽乃「やめてほしいの?」
いろは「当たり前じゃないですか!」
陽乃「そっか。彼女さんが嫌がるなら仕方ないね」
陽乃「でも比企谷くん、わたしになにかするのはいいんだからねー?」
いろは「……!」
いろは「さっきと言ってることが違うじゃないですか!」
陽乃「だから、私からはしないよ? でも比企谷くんからならいいでしょ?」
いろは「だ、ダメです!」
陽乃「あれー? いろはちゃんなら比企谷くんがそんなことしないって言うと思ったんだけどなー?」
陽乃「不安なんだ? わたしに取られそうで」
いろは「ち、違います! 彼女がいるのにそんなことするなんておかしいじゃないですか!」
陽乃「そうかな? こんな、わがままで嫉妬深い彼女なんか見捨てて、他の女に靡いてもおかしくないとおもうけどなぁー」
陽乃「それに比企谷くんの周りには雪乃ちゃんやガハマちゃんみたいな、素敵な女の子もいるわけだしさ」
いろは「っ……」
八幡「……雪ノ下さん」
陽乃「比企谷くん、そんな恐い顔してどうしたのー?」
八幡「なにが目的なんですか」
陽乃「目的? 私はただカラオケを楽しみたいだけだよー?」
八幡「そうは見えませんが」
陽乃「それはいろはちゃんが怒ったからでしょ?」
八幡「それは陽乃さんが……」
陽乃「私はただ比企谷くんとじゃれただけだよ?」
陽乃「ねぇ、いろはちゃん。彼女になったら自分のことだけを見てくれると思ったんだよね? 比企谷くんを独占できるとすら思ったのかな?」
陽乃「でも、うまくいかなくて怖いんだよね? もしかしたら、雪乃ちゃんやガハマちゃんに奪われそうでさ」
いろは「……」
陽乃「そんなに比企谷くんが信用できないなら」
陽乃「別れちゃえばいいのに」
いろは「……すみません。わたし、帰ります」ガタッ
八幡「お、おい」
八幡「……」
陽乃「行っちゃったねぇ……」
八幡「すみません、先に帰ります」ダッ
陽乃「雪乃ちゃん、いいの?」
雪乃「なんのことかしら?」
陽乃「別にー?」
結衣「陽乃さん、どうして……」
陽乃「いろはちゃんの態度が歯痒かったからついね。それに雪乃ちゃんとガハマちゃんの諦めるキッカケになればいいかなって」
雪乃「……なんのことかしら?」
陽乃「まぁ、私がいたら強がっちゃうか。じゃあ、私も帰ろうかなー」
陽乃「ガハマちゃん、あとよろしくねー」バイバイ
結衣「ゆきのん……」
雪乃「……なにかしら」
結衣「ゆきのんにはあたしがいるからね……?」ギュ
雪乃「由比ヶ浜さん……」
結衣「今日くらい、泣いたっていいんじゃないかな……」
雪乃「……由比ヶ浜さんだって、泣いてもいいのよ」
結衣「……二人で泣いちゃおう。それで明日は、笑顔でいようね」
雪乃「……そうね」ギュウ
八幡「……待てよ!」グイッ
いろは「先輩……」
八幡「雪ノ下さんが言ったことなんて気にすることねえだろ」
いろは「……はるさん先輩の言うとおりなんです」
いろは「わたしは、先輩が他の人に取られるんじゃないかって不安でした……」
八幡「取られるって……。そんなことあるわけねぇだろ」
いろは「あんな素敵な女性が二人も彼氏の傍にいたら不安になりますよ」
いろは「それに先輩がわたしのことを本当に好きなのかわからなくて……」
八幡「……好きでもないやつと、付き合ったりするかよ」
いろは「結局、わたしは自分に自信がないんですよ。だから不安になってしまうんです……」
八幡「生徒会だって、なんだかんだ頑張ってるじゃねえか。自信もっていいだろ」
いろは「……そういうことじゃないんですよ」
八幡「……なんつーか、あざといけど可愛いし」
いろは「あざといは余計じゃないですかね……」
八幡「あー、あれだ。甘え上手だし」
いろは「慰めるの下手すぎますよ……」
いろは「なんか、この人の為に悩んでるのがバカらしくなってきました……」
八幡「……ダメな彼氏で悪いな」
いろは「ほんとダメダメな彼氏ですね」
八幡「ダメが一つ増えちゃったよ……」
いろは「でも、そんな先輩が好きです」
いろは「わたしは、雪ノ下先輩のように美人じゃないし、結衣先輩みたいに優しくてスタイルもいいわけじゃないですけど……」
いろは「わたしと一緒に居てください」
八幡「……ああ、わかってる」
八幡「……なぁ」
いろは「なんですか?」
八幡「月が綺麗ですね」
いろは「……?」
八幡「……」ガシガシ
いろは「!」
いろは「先輩、それって……」
八幡「さぁな」プイッ
いろは「なんか先輩らしいですね!」
八幡「なんの話だ」
いろは「別になんでもないですよー!」ギュウ
八幡「まぁ、なんだ……。これからもよろしく頼む」
いろは「……ねぇ先輩、こっち向いてください」
八幡「今は無理だ」
いろは「先輩が顔が赤いのなんて、もう慣れましたから恥ずかしがることないですよー?」
八幡「……別にどこを向いてようが俺の勝手だろ?」
いろは「ちゃんと、顔を見て答えたいんですけどね……。そうだ、ご褒美あげますよ」
八幡「ご褒美? そんなこと言って、またビンタするんじゃないだろうな」
いろは「もうしませんよ? だからこっち向いてください」
八幡「ったく、なんだよ……」クルッ
いろは「……」チュ
八幡「!」
いろは「いまのは、わたしのファーストキスなんですよ」
いろは「だから先輩、責任を取って……」
いろは「わたしを幸せにしてくださいね!」
END
転載元
いろは「目を瞑ってください!」 八幡「はぁ?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430876847/
いろは「目を瞑ってください!」 八幡「はぁ?」
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「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (58)
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- 2015年05月13日 00:17
- いろはす〜
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- 2015年05月13日 00:24
- いろはすハス
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- 2015年05月13日 00:25
- 八幡はゆきのん以外に興味ないから
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- 2015年05月13日 00:26
- うわああああああああああいろはす〜〜〜
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- 2015年05月13日 00:31
- いやああああああああああああいろはすー
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- 2015年05月13日 00:31
- 月がきれいですねを使いたがる奴が多すぎる問題
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- 2015年05月13日 00:32
- ゴクゴク ぷは〜
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- 2015年05月13日 00:33
- バッティングセンターならワンチャンあった
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- 2015年05月13日 00:40
- いろはす〜
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- 2015年05月13日 00:44
- ※8
バッティングセンターは平塚先生ルートへの分岐だから
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- 2015年05月13日 00:56
- 死んでもいいわ
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- 2015年05月13日 00:57
- いろはす~
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- 2015年05月13日 01:13
- ※6
確かにウンザリするよね。こういう言い回しの方が返って歯が浮くようで、ものすごく恥ずかしいと思うし、正直、ロマンティックだとかカッコイイだとか、全然そういう風にはならない上に、物凄くダサいと俺は思うけど、それでも問題になるほどではないと思うよ。
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- 2015年05月13日 01:17
- えるたそ~
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- 2015年05月13日 01:31
- >>3
ねぇよ戸塚に興味ありありだろ
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- 2015年05月13日 01:34
- 月が綺麗云々はSSでやたら使われてるよね
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- 2015年05月13日 01:36
- いろはすぅううっ!!
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- 2015年05月13日 01:43
- 八幡ってガハマの好意に気づいてるし
部活での関係壊れるくらいなら付き合わねえってなりそう
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- 2015年05月13日 01:44
- 「日本人がそんな台詞口にするか。『月が綺麗ですね』とでも訳しておけ。 それで伝わるものだ」
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- 2015年05月13日 02:08
- いろはす~
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- 2015年05月13日 02:10
- この作品人気あるよな~。
でもぼっちはずっとぼっち、こんなハーレム状態はあり得ないんだよな~。
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- 2015年05月13日 03:17
- えびあん~
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- 2015年05月13日 04:07
- 陽乃は本当にちょろインになるかゴミカスゲス野郎になるか、どっちかしかないよなあ・・・
原作でクズだから仕方ないけど
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- 2015年05月13日 04:29
- いもはす~
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- 2015年05月13日 04:36
- 前の作品が良かったから期待してみたら普通に良かった。もっといろはすss増えんかなー
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- 2015年05月13日 05:48
- 久しぶりにまともなガイルのSS見たわw
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- 2015年05月13日 06:35
- 変な名前だなぁ、今更だけど
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- 2015年05月13日 07:11
- 定期的にやらないと死んでしまう
いろはす〜
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- 2015年05月13日 07:40
- ガイルSSは起承転結の転に陽乃を出さないといけないルールでもあるのか?
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- 2015年05月13日 07:41
- 俺はお前が好きだけど部活が潰れるくらいなら付き合わない!
あれ、既視感が
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- 2015年05月13日 09:27
- 八幡は戸塚以外のルートには入らないから
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- 2015年05月13日 10:12
- いろはすかわぃ いろはす~
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- 2015年05月13日 10:27
- いろはす~
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- 2015年05月13日 10:53
- ※30
え?なんだって?
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- 2015年05月13日 10:54
- 魔進チェイサー
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- 2015年05月13日 11:16
- 雨降って地固まる的な感じかもしれんがただの基地外やではるさん
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- 2015年05月13日 11:54
- これ好きなやつってハーレムラノベ馬鹿にしてるの多いけど結局同じようなキャラ萌えばっかりで草
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- 2015年05月13日 13:39
- ベタ過ぎて詰まらん
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- 2015年05月13日 16:56
- 流し読みしたから最初なんで目をつむらせたのかわからんちん
だいたい分かるといえばわかるけども
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- 2015年05月13日 18:44
- いろはす〜
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- 2015年05月13日 22:16
- はるのんがひたすら嫌な奴で心が苦しい
最後にはデレてもいいのよ?
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- 2015年05月13日 23:07
- 月が綺麗ですねは遠まわしな告白らしいけど目を瞑らせたのはなんで?
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- 2015年05月13日 23:36
- 月がサテライトキャノンですね
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- 2015年05月13日 23:50
- オタクって「月が綺麗ですね」の表現好きだね
いろんなSSで多用しすぎてもはや陳腐で安っぽくて小っ恥ずかしい
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- 2015年05月13日 23:53
- CLANNADで見た展開だな
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- 2015年05月14日 00:41
- ぬぁぁぁぁんんんんんいろはす〜〜〜
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- 2015年05月14日 01:16
- えんだあああああああああああ
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- 2015年05月14日 01:16
- いやああああああああああああああ
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- 2015年05月14日 04:42
- あぶねえキュン死にするとこだっt…
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- 2015年05月14日 04:53
- 月が綺麗ですね
という表現はべつにいいが
月と恋愛をからめたセリフなんて
金色夜叉の「今月今夜のこの月を」とか
ロミジュリの「月になど誓わないで」とか
誰でも知ってるのがいくらでもあるのに
延々ひとつのセリフに踏みとどまって
文学わかります、みたいな顔されるとな
いや、このSSがそうだというんじゃないが
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- 2015年05月14日 06:18
- いろはす~
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- 2015年05月14日 11:49
- 月がきれいですねの前にあなたといるとをつけないと意味が無いんだよなぁ
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- 2015年05月15日 12:28
- い〜ろ〜は〜すー!
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- 2015年05月17日 02:08
- いろはす~
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- 2015年05月20日 21:27
- ※52
おお、それが本来の言葉ですか。ありがとうございます。
いや、当方も前に「月が綺麗ですね、というのはよくI LOVE YOUの訳語的に言われてるけど
本当はもう一語つくらしいぞ。」的な事を人から言われまして、
それが何なのか気になっていたのですが、あなたのおかげで疑問が氷解しました。
ありがとうございます。
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- 2015年05月25日 21:33
- なんで八幡こんなにあらゆる面で鈍感なん? むしろ敏感男子だったはずだが。
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- 2015年06月01日 14:01
- 自意識高いからな
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- 2017年03月06日 23:06
- ※23
俺は陽乃好きだよ