バーノン「ハリーは連れていかさんぞ！！」
ハリー「おじさん！」
バーノン「息子をそんなわけわからん連中に預けられるか！ハリー下がってろ！」
ペチュニア「大丈夫、大丈夫よハリー……」
ダドリー「かかかかってこい！僕が相手だ！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
ハリー「ダドリー……」
バーノン「言うなああああ！！」ﾄﾞｰﾝ
ペチュニア「うちの玄関にこの子が置かれていたその日から！私たちはこの子を守ると決めたんです！！」
ダドリー「安心しろハリー、こんなやつ僕がやっつけてやる……」ｶﾞﾀｶﾞﾀ
ハリー「うああ……」
ハグリッド「いや、それはダンブルドア先生がだな……」
バーノン「ならその老いぼれをここに呼んでこい！！ワシがバラバラにしてやる！！」
ハグリッド「ダンブルドア先生を侮辱するな！」
バーノン「やかましいぶっ殺すぞおおおお！！」ﾄﾞｰﾝ
ハグリッド「ひいい……」
ハリー「……おじさん」
キングズクロス駅
ハリー「じゃあ、行ってくるね」
バーノン「ああああハリー……」
ペチュニア「いつでも帰ってきて良いのよ！明日にでも帰ってきていいのよ！そうよそれがいいわ、チョロッと見たらすぐ帰ってらっしゃい！」
ハグリッド「ハリーそろそろ……」
バーノン「貴様！！ハリーに怪我でもさせてみろ！人生のすべてを賭けて魔法界を滅ぼしてやるからなあ！！」
ハグリッド「ひいい……」
ダドリー「ハリー……」ｸﾞｽｯ
ハリー「来年には帰るから……」
バーノン「もうあんなとこには戻さんぞ！ハリーがなんとかの石やらなんやらのせいで死ぬところだったそうじゃないか！」
ペチュニア「そうよ！もう連中に屈したりはしないわ！」
ドガアアアン！！
バーノン「！！？」
ペチュニア「なに！？ハリーの部屋の方から……」
バーノン「ハリー！！」ﾀﾞﾀﾞｯ
ロン「よし、ハリーは積んだぞ！」
ジョージ「ずらかれ！」
ハリー「」
ﾊﾞﾀﾝ
バーノン「ハリー！！貴様らああああああ！！」
ジョージ「まずい見つかった！フレッド早く！」
フレッド「まかせろ！アクセル全開！」
ダドリー「行かせるものかあああ！！」ｶﾞｼｯ
フレッド「！？なんだこのマグル！なんてパワーだ！！」
バーノン「良いぞ離すなダドリー！今銃を取ってくる！！」
ダドリー「うおおおハリー！！」ｸﾞｸﾞｸﾞｯ
ロン「なんだこいつ！やばいよ！」
一年経過
マージ「ああハリー会いたかったわ！！わたしのハリー！！ンーマッ！」
ハリー「あはは……」
ペチュニア「わたしたちのハリーよマージ」
バーノン「そうだ」
マージ「ハリーなにか欲しいものはない？なんでも買ってあげるわ！マンションとか！」
ハグリッド「あのーこんにちは」
バーノン「！！貴様あああ！！」
ペチュニア「今年こそは守りきって見せるわ！！ハリー！マージ！下がってなさい！」
ダドリー「来いよおおおお！！」
ハグリッド「ひいい……」
マージ「こいつがあんたらが言ってたハリーを連れ去るやつね！！ぶっ飛ばしてやるオラア！！」ﾊﾞｺﾞｫﾝ
ハグリッド「ゴアッ！？なんだこのババア強え！くそ、オラッ！」ﾊﾞｼｭﾝ
マージ「！」ﾌﾟｸｩｩｩ
ハリー「おばさん！」
マージ「なによこれ！」ﾌﾜﾌﾜ
バーノン「マージ！」
ハグリッド「今のうちに！」
一年経過
バーノン「ｶﾞｶﾞｯ……こちらパパ、聞こえるかダドリー」
ダドリー「こちらダドリー。玄関は異常なし。オーバー……ｶﾞｶﾞｯ」
ハリー「おじさん、ダドリー……」
ペチュニア「今年こそは大丈夫よハリー」
ドガアアアン！！
ペチュニア「！そんな、どこから！？」
<おい、早く行けよ！
<なにかが邪魔して進めないんだ！
<暖炉を塞ぐだなんて！
バーノン「なんの音だペチュニア！」ﾊﾞﾀﾝ
ダドリー「ハリー！」
ペチュニア「バーノン！暖炉よ！！」
<その、怪しいものではないんです！
バーノン「ここか！ダドリー！ガソリンをぶっかけろ！丸焼きにしてやる！！」
ダドリー「わかった！オラア！！」ｻﾞﾊﾞｧ
<ひいいい！！
ペチュニア「あなた火よ！！」ﾋｭｯ
バーノン「よし！！おら死ねええええ！！」ｶﾁｯｼｭﾎﾞｯ
ボンッ！！
<ギャアアアアアアアアア！！
<うわああああロンが火だるまに！！
<くそっ！アグアメンティ！！
一年経過
ダーズリー家
騎士団「「「……」」」
トンクス「ハリーいないじゃんか」
騎士団「「「……」」」
ムーディ「芝生コンテストの表彰式の招待状とかで一家を追い出しはしたが」
トンクス「ハリーも一緒に行くよね、そりゃ」
騎士団「「「……」」」
一年経過
今年も連れていかれた
そして
バーノン「ハリー……」
ペチュニア「ハリー、ほんとに行くの？」
ハリー「うん、僕がやらなきゃいけないんだ」
ペチュニア「そんな……他の誰かに任せとけばいいのよ！あなたがそんな危険なことをする必要はないのよ！」
ハリー「おばさん……ごめんなさい……」
ペチュニア「ハリー！いやよハリー！バーノンもなにか言ってちょうだい！」
バーノン「……ハリー。本気なんだな？」
ハリー「はい……！」
ペチュニア「ハリー！」
ペチュニア「え……」
ハリー「……」
バーノン「これは、本気で覚悟を決めた男の目だ。いくら家族と言えど、もう止めることはできんよ」
ペチュニア「バーノン！」
ハリー「おじさん……」
バーノン「ハリー、ひとつだけ約束してくれ」
バーノン「必ず生きて、帰ってくると」
ハリー「……はい！」
ペチュニア「ハリー！ああ……」
ペチュニア「もう立派な、男なのね、ハリー……ああ」
ダドリー「……絶対また、な」ｽｯ
ハリー「ああ、ビッグＤ！」ﾊﾟｰﾝｯ
ウオオー！
ハーマイオニー「分霊箱は破壊したわ！」
ハリー「あとはナギニとヴォルデモートだけだ！」
死喰い人「くらえ！アバダ……」
ハリー「！」
ロン「ハリー！」
「オラアアア！！」
死喰い人「ケダゴアアアア！？」ﾊﾞｷｬｧｯ
ハリー「……え？」
ダドリー「危なかったな、ハリー」
ハリー「ダドリー……？」
ダドリー「僕だけじゃないぜ。ほら」
ハリー「え？」
ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛ
死喰い人「なんだあああ！？」
死喰い人「マグルの車が突っ込んできた！ギャアアアアアアアアア！！」
バーノン「オラアアア！！死にたくなきゃどけどけええええ！！」
ペチュニア「全員ぺしゃんこにしてやるわ！」
ハリー「そんな、なんで」
ダドリー「なんでって？家族のピンチに駆けつけるのは当たり前だろ？ハリー」ﾆｶｯ
ハリー「ビッグＤ……！」
ロン「良い話だ……」ｸﾞｽｯ
ハリー「お前！」
ベラトリックス「死ねええええ！！アバダ……」ｶﾞｼｯ
ベラトリックス「……え？」
マージ「……あたしゃ握力が強いんだ」ﾆｺｯ
パァァァアンッ！！
ベラトリックス「ギャアアアアアアアアア！！腕がああああああ！！」
ハリー「おばさん！」
ダドリー「ハリー！ここは任せてケリをつけてこい！！」
ハリー「うおおおおお！！」ﾀﾞﾀﾞｯ
ヴォルデモート「小僧おおおお！！」
マージ「あたしゃ握力が強いんだ」ﾊﾟｧｧｧｱﾝ
ナギニ「ギャアアアアアアアアア！！」
ハリー「覚悟しろ！ヴォルデモート！！」
ダドリー「ハリー！」
バーノン「行けハリー！」
ペチュニア「ハリー！」
ハリー「ウオオオオオオ！！！」
ダドリー「ようハリー！どうだい仕事終わりに一杯」
ハリー「ビッグＤ、今日はおばさんたちと夕飯の約束だろ？」
ダドリー「あっ！そうだった」
ハリー「しっかりしてくれよ、二代目社長」ﾊﾊﾊｯ
ダドリー「ははっ、世話かけるな副社長」ﾊﾊﾊｯ
ｶﾞﾁｬ
ダドリー「ただいまー」
バーノン「おうダドリー！」
ペチュニア「おかえりダドリー！」
ハリー「ただいま」
バーノン・ペチュニア「おかえり、ハリー！」
完
ありがとうございました
転載元
バーノン「ハリーは連れていかさんぞ！！」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1422602411/
バーノン「ハリーは連れていかさんぞ！！」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1422602411/
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コメント一覧 (69)
-
- 2015年01月30日 22:12
- いい絆だなー
-
- 2015年01月30日 22:13
- 優しい世界
-
- 2015年01月30日 22:17
-
>バーノン「この子がなにをしたっていうんだ！貴様らの都合冬の日にで捨てられ！今度は連れ戻そうだと！？ふざけるな！！」
まさにその通りだよな
ダンブルドアの爺はハリーをダーズリー家に捨てた後、自分たちはパーティーに参加してんだよね
赤ん坊捨てて自分たちは暖かい場所でパーティーとかそりゃダンブルドア擁護できないわ…
-
- 2015年01月30日 22:24
- 結局連れて行かれすぎだろｗｗｗ
-
- 2015年01月30日 22:29
- >>3
一応、リリーの防御魔法は血によって守られるから、死喰い人から守るために否が応にもあの家につれていかなきゃいけなかった。
あれ以外にどうにかするには、それこそペチュニアの方を動かすしかない
-
- 2015年01月30日 22:33
- マージはすごいなぁ！(膨らましながら)
-
- 2015年01月30日 22:39
- ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ
-
- 2015年01月30日 22:47
- 良い話だった・・・
-
- 2015年01月30日 22:50
- 面白すぎるだろwww
-
- 2015年01月30日 22:52
- ヴォルデモート「イイハナシダナー」
-
- 2015年01月30日 22:57
- 拙いがなかなか
-
- 2015年01月30日 22:57
- 優しい世界
-
- 2015年01月30日 23:05
- 優しい世界
-
- 2015年01月30日 23:09
- 良い話だったな
ロンは燃えたけど
-
- 2015年01月30日 23:12
- ネタがいいだけにもっとしっかり書いて欲しかったな
-
- 2015年01月30日 23:13
- いきおいあるのほんとすこ
-
- 2015年01月30日 23:16
- やさしい世界
-
- 2015年01月30日 23:18
- マージおばさん無双すぎワロタ
-
- 2015年01月30日 23:23
- 握力が強いってお前……握撃ってお前……
-
- 2015年01月30日 23:34
- ※5
そもそもにしてニワトコの杖持ったダンブルドアならヴォルデモートですら互角
他の死喰い人なんて屁でもないんだからダンブルドアが守っとけばいい話しなんだよね
-
- 2015年01月30日 23:36
- 優しい世界としか形容の仕様がない
-
- 2015年01月30日 23:41
- なんか涙出てきた
こういう勢いだけだけど幸せな気分になれるのほんとすこ
-
- 2015年01月30日 23:54
- やだ…ビッグＤカッコイイ///
-
- 2015年01月30日 23:55
- ほっこりした。
-
- 2015年01月30日 23:59
- このハリーは親以外の愛も溢れ出るわ
-
- 2015年01月31日 00:45
- やっぱりハッピーエンドがNo.1やな(確信)
-
- 2015年01月31日 00:49
- ダンブルドアって手紙一枚で子供預かれっていってたよな
普通どんな事情があろうとそういう大事な話は面と向かって伝えろと…
手紙だけでやり取りするなよと
-
- 2015年01月31日 01:00
- ※27
話が通じないと分かってたから強硬策に出たんだろう
理解ある夫婦だったらちゃんと話を通したはず
-
- 2015年01月31日 01:14
- ちょっと考えれば思いつく話だったがこの発想は出来なかった。
-
- 2015年01月31日 01:31
- 爆笑した
-
- 2015年01月31日 01:36
- そういえば1作目で「怪しげな魔法使いになんぞさせん！この子は普通の学校に通わせる！」って啖呵きってたな
あれで普段から冷遇してなきゃ意味合いも違って聞こえたんだろうが・・・
-
- 2015年01月31日 02:41
- 今日誕生日だったんだけどこれ読んでいいプレゼントもらった気分になった
-
- 2015年01月31日 03:04
- ※31
あの辺りの台詞だけ切り取ると本当にいい親戚に見えてしまうから困る
-
- 2015年01月31日 07:02
- 握力すげぇwwww
あと※32おめでとう
-
- 2015年01月31日 09:57
- 握撃つかうとかマージやべぇ
-
- 2015年01月31日 10:25
- ハリーは、ダーズリー家からの扱いで普通の人間に対して心底うんざりしていたからこそ、魔法界に行くことに何の疑問も抱かなかった。もしウィーズリー家のような歓迎をされていたらハリーから拒否したと思う
-
- 2015年01月31日 11:11
- 握力ってすごい
最後はなんかこれが友情パワーかを思い出した
-
- 2015年01月31日 11:36
- 握力と言うか握撃か？ｗ
-
- 2015年01月31日 12:59
- ※32 たんじょびーおめでとう
-
- 2015年01月31日 13:51
- 分霊箱化してるナギニ潰せるとかヤバすぎだろ
-
- 2015年01月31日 14:40
- フレッジョのセリフの長さに違和感を感じた奴は原作かハニーを読み込みすぎてる。
-
- 2015年01月31日 21:22
- もう握撃おばさんだけでいいんじゃないかな……
-
- 2015年01月31日 21:30
- 実際魔法使い胡散臭いからなあ
真人間に戻そうとするのはわからんでもないよな
ハリーへの対応もいつあの基地害どもとかかわり合いになるのか、覚醒するのかと怯えていたと思えばわからなくもない
-
- 2015年02月05日 13:40
- 完結後に裏設定知るたびに問題がないとは決して言えないし実際非道だけど、
割とバーノンさんも苦労人でいい人な面がでて更にジェームズのアレっぷりが際立つ。
-
- 2015年02月06日 21:53
- こんな世界だったら尚更ジェームズが本当にアレな人物でしかないなw
-
- 2015年02月07日 11:22
- ありえない話じゃないなー
ハリーのお母さんは超いい人でその姉妹の家やしなー
誰でも彼でも捨て子にきびしいって考えるのはちがうよな
-
- 2015年02月23日 03:21
- 「あたしゃ握力がつよいんだよ」がそういう呪文なのかもしれない。
-
- 2015年02月24日 01:53
- 深夜に笑かすなや
-
- 2015年04月08日 23:36
- マージおばさん握力強過ぎて握撃しとるやんけwww
優しい世界大好きですわ
-
- 2015年04月27日 18:42
- シリウスとか、疑似家族の出る幕がない世界だった。
ひねくれる余地が全くないハリー・ポッター。
-
- 2015年06月09日 13:17
- 一巻でダンブルドアが問題があるからむしろここで暮らすのがいいと言ってたなあ、そういえば。
まあ実際はペチュニアの血の問題があったからなんだけど……。
もしこんな感じのいい家族だったらどうしたんだろうな……。
-
- 2015年07月23日 22:49
- 目から汗が出てきた……
-
- 2015年07月29日 08:46
- これが絆の力か
-
- 2015年07月30日 09:50
- 好き
-
- 2015年07月30日 19:45
- なにこの優しい世界
ペチュニアがリリーに嫉妬せず両親もペチュニアを気にかけてたらいい子に育ったかもな
-
- 2016年02月05日 23:50
- ペチュニアが歪んだのは自分も魔法学校に入れてくれって手紙を書き続けたけど無理だったこととそれをリリーやスネイプに知られたこと、後にその繋がりをダンブルドアに利用されたことが原因だよ
-
- 2016年02月26日 21:41
- 56.
まじかよジジイ最低だな
-
- 2016年05月08日 01:21
- マージっていかにも魔法使いそうな名前から繰り出される無慈悲な握撃
-
- 2016年06月12日 18:30
- 神、降臨のお知らせ
-
- 2016年06月12日 22:48
- 感動した！！ありがとう！！！
-
- 2018年04月21日 12:19
- このダドリーは間違いなくハリーの誕生日に、箱が大きいという理由でハリーの誕生日プレゼントが自分よりも少ないことにキレるタイプ。
-
- 2018年06月10日 10:15
- 逆にこのSSでハリーとシリウスが互いにどんな態度を取るか見てみたかった
-
- 2018年08月22日 20:48
- マージおばさん花山薫説
-
- 2020年08月02日 17:46
- ペチュニアの手紙をスネイプが盗み読みしたんだもんな、そりゃひでえわ
マグルってだけで目の敵にされて、リリーばっかちやほやだし
ちなみにジェームズは言われてるほどアレな人間ではなく、
禁じられた呪文を一回も使わずにお辞儀を退けていたと判明している
-
- 2020年11月14日 15:37
- 禁じられた呪文より強そうな握力すげぇ
-
- 2021年10月02日 20:49
- 絶対ダーズリー一家とハリー一家で交流持ってるぞこの世界線。
-
- 2021年10月02日 20:51
- 62 多分普通に「たまにはおじさんたちと一緒に遊びにおいで」って感じの関係になってたと思う。
-
- 2021年12月06日 15:14
- ※20
頭目と決闘の腕が同じだからって理由で賊の軍団に狙われてる赤子を確実な安全が約束されない状態に置き、しかもせのせいで自ら賊軍の調査も碌にやれない状態に身を置くのがあの時点でのベストって事かい？
面白い事言うねあんた
賊軍と言っても国家転覆をガチでやれるテロ集団相手にその対応は悪手にも程があるわ
-
- 2021年12月07日 16:03
- 他は知らないけど正直ホグワーツはグリフィンドール贔屓とか生徒がすぐ危険な目に遭うのに治安改善に取り組まなかったり腐敗した部分が多すぎる
マグルで考えるとあんな学校は運営者を総入れ替えするかお取り潰しにあっても文句は言えん
ダンブルドアは強いだけで先生としては酷い
まあだから面白いんだけど
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