八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「ぼーなすとらっく!」
- 2014年08月15日 11:06
- SS、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
- 210 コメント
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- 1: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 02:28:40.60 ID:QKnXaulJ0
俺ガイルとモバマスのクロスSSです。
モバマス勢がメインなので俺ガイル側の出番は少ないです。
ヒッキーのこれじゃない感はご容赦を。
ヒッキーと凛ちゃんが、大好きです!
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八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」
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八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「その2だね」
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八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「その3だよ」
前スレ
八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「これで最後、だね」- 19: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 02:34:50.50 ID:QKnXaulJ0
*
漕ぐ、漕ぐ。
ペダルを全力で踏みつけ、自転車を走らせる。
もう、体力も限界に近い。
ゼェハァと、息が切れる。
けれど、そのスピードは緩めない。
ライブ会場まで、もうそう距離は無いはずだ。
このまま行けば、間に合、うッ……!?
ガクンと、力が空回りするのを感じた。
軽くコケそうになり、足を踏み外したのかと錯覚したが、そうではないらしい。
見れば、チェーンがまた外れていた。
親父ぃーー!?
やっつけ仕事かオイ!!
……まぁけど、
八幡「ありがとよ畜生ッ!!」
近くにあった駐輪場付近にチャリを乗り捨て、再び走り出す。
若干申し訳ないが、今は事態が事態だ。
ちゃんと後で回収しておく。材木座が!
- 24: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 02:36:28.53 ID:QKnXaulJ0
限界が近い足で、走る。
くそっ、こんな事なら、普段からもっと運動しておくんだった。
そんなテンプレな後悔を胸に抱きつつ、それでも足は止めない。
とにかくひたすら、走れ。
八幡「…っ………く……!」
こうして走っている間にも、
思い出すのは、一人の女の子。
『ふーん、アンタが私のプロデューサー? ……まぁ、目が腐ってるとこ意外は悪くないかな…。私は渋谷凛。今日からよろしくね』
『隣で私のこと……見ててね』
『なんで私も連れてってくれなかったの!?』
『いやいや、その前に、プロデューサーの正式な担当アイドルは私だからね?』
八幡「っ……はぁ……ッ!」
走れ……
- 25: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 02:37:53.93 ID:QKnXaulJ0
『ここまで来れたのは、プロデューサーのおかげ。…………ありがとう、プロデューサー』
『ホント、プロデューサーは腐った目の割に、よく見てるよね』
『い、一番、大切な人…………ふーん、そっか。そうなんだ……』
八幡「……っ……はぁ……はぁ……!」
走れ。
『ずっと……こんな日が続くといいね』
『じゃあ…………私、頑張るから』
八幡「くそっ…………っ…!!」
走れーー
『さよなら』
八幡「っ……ぐっ……あぁぁあああああああッ!!!」
走れッ!!!
- 26: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 02:39:01.75 ID:QKnXaulJ0
ただただ、走り続ける。
恥も外聞も、何もかもを捨てて、ひたすら。
柄にも無いと思う。
けど、
そんな事、考えてる余裕も無かった。
ーーそして、見えてくる。
シンデレラプロダクション、アニバーサリーライブの会場が。
凛が、いる場所が。
八幡「はぁ…はぁ…………やっと、着いた…」
息を整えつつ、とりあえず時間を確認。
大丈夫だ。まだ雪ノ下が言っていた時間まで少しある。
何とか、間に合った。
- 27: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 02:40:23.83 ID:QKnXaulJ0
八幡「つーか…はぁ……どこに、行けばいいんだ……?」
会場に入るのはいいが、真っ正面から行ったって警備員に止められる可能性がある。
雪ノ下たちが説明してくれているといいんだが……
……つーか、全力疾走のダメージが案外キツい。
ちょっと吐きそう。
フラフラとおぼつかない足取りで歩き、会場玄関をくぐる。
会場内に入れないとはいえ、辺りには人が多い。
ライブを見れなくとも、声を、一目でも、というファンで溢れていた。
正直ゴシップ記事で顔バレしているから、気付かれないかと不安だったが……バレる様子はない。
安心したけど、それはそれで複雑だな。
所詮は、俺への興味などその程度なのだろう。
凛が解放された今、そのプロデューサー等どうでもいいらしい。
とりあえず一番可能性の高い、関係者以外立ち入り禁止の所まで行ってみたが……
やはりというか、警備員に止められた。
八幡「いやだから、確認して貰えれば分かる筈なんです」
警備員「君ね、そんな言い訳こっちは飽きる程聞いてきたわけ。大体、君みたいな若い関係者見た事無いよ」
七面倒とばかりに言う警備員。
いや確かにその通りだから困る。ぐうの音も出ん。
いやはや、俺が困っていると、しかし女神は現れた。
- 28: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 02:41:34.74 ID:QKnXaulJ0
未央「警備員さん、その人は大丈夫だよ☆」
卯月「ちゃーんと関係者ですから、安心してください♪」
島村と本田が、そこにいた。
八幡「お前ら……」
警備員「しまむーにちゃんみお……!? あ、これは失礼しました!」
思わず素に戻った警備員が、慌てて謝罪する。
つーか、お前もアイドルオタクかい……
卯月「やっと来たんですね。凛ちゃん、まだ控え室にいる筈ですから」
未央「ちゃちゃっと行ってきなよ。ここは私たちに任せてさ」
そう言って、二人は道を指し示す。
この先へ行けば、凛がいる。
……思えば、この二人は凛に次いで長い付き合いのアイドルになる。
もしかしたら、凛ではなくどちらかのプロデューサーとなっていたかもしれない。
二人は俺の事を、プロデューサーだと最初から言っていた。
なら、俺も、誠意を持って答える。
例え、今はプロデューサーじゃなくっても。
- 29: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 02:43:00.67 ID:QKnXaulJ0
八幡「……ありがとな。卯月、未央」
本当に感謝の気持ちを込めて、言う。
そして俺の言葉に二人は驚き、やがて微笑む。
未央「全くもう。……言うのが遅いよ!」
卯月「今それを言うなんて……ずるいです」
悪いな。
素直じゃないのが、俺なんでね。
俺は苦笑し、歩き出す。
警備員が一瞬止めにかかるが、それも卯月と未央に制される。
後は、二人に任せよう。
後は、この先へ向かうだけだ。
- 30: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 02:44:52.27 ID:QKnXaulJ0
*
何処からか、歓声が聞こえてくる。
きっと、今頃ライブは最高潮になっているんだろう。
それに引き換え、裏側は静かなものだった。
廊下を歩く内に、会場の奥へと自然と進んでいく。
控え室付近は人が少なく、ほとんどのスタッフが出払っているようだ。
俺は、凛の姿を探して歩き続ける。
コツコツと、俺の足音が響く。
そして、
それと重なるように、扉の開く音が聞こえた。
八幡「……っ…」
その後ろ姿は、見間違えるはずがない。
やや茶色みがかった、長い黒髪。
蒼を基調とした、ゴシック衣装。
渋谷凛が、そこにいた。
- 31: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 02:45:53.09 ID:QKnXaulJ0
まだ、凛は俺に気付いていない。
そのまま、ステージへと歩いていく。
どうした。声をかけろ。
躊躇ってんじゃねぇ。
何の為に、俺はここへ来た?
八幡「ーーーー凛ッ!!」
凛「ーーーーっ」
俺は叫び、そして彼女は、立ち止まった。
凛「…………何しに、来たの」
- 32: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 02:47:40.28 ID:QKnXaulJ0
凛は、振り返らない。
俺に背中を向けたまま、問いかけてくる。
八幡「……お前に、ちゃんと話そうと思って来た」
俺は静かにそう告げる。
だが、凛はその言葉が気に入らなかったようだ。
凛「ーーッ!!」
バッと振り返り、一心に俺へと視線をぶつける。
その顔には哀しみと、それ以上に怒りが込められていた。
凛「今更! ……今更、何を話すって言うの?」
今にも泣き出しそうで。
溢れる思いを、堪えられないようで。
彼女は、言葉を俺へぶつける。
八幡「……すまん。お前からすれば、身勝手な事を言ってるのは分かってる」
だから俺は、それに答える。
自分の全てを以て。
八幡「けど……俺はどうしても、お前に伝えたい事がある。……だからここに来たんだ」
凛「伝えたい…こと……?」
- 33: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 02:49:03.10 ID:QKnXaulJ0
呆然と呟く凛。
しかしやがて、僅かな希望を見つけたかのように、俺へ問う。
凛「もしかして……また、私のプロデューサーに…………?」
八幡「…………」
それはきっと、本当に望ましい未来なんだろう。
俺も、心からそうありたいと思う。
……でもそれは、お伽噺でしかない。
八幡「……いや」
だからーー
八幡「俺は、プロデューサーには戻らない」
凛に、ちゃんと伝えるんだ。
- 35: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 02:51:03.08 ID:QKnXaulJ0
凛「ーーっ」
目を見開き、口をつぐむ凛。
希望を断たれ、もう何も受け入れられないように、立ちすくむ。
けど、そうじゃないんだ。
俺はプロデューサーとしてではなく、
比企谷八幡として、ここへ来た。
八幡「俺はもうプロデューサーじゃない。……けど、それでもお前に伝えたい事がある」
凛「……さっきからプロデューサーは何をっ…」
八幡「だから、プロデューサーじゃねぇって」
凛の言葉を、俺が断じる。
すると凛はあからさまにムッとなり、不機嫌さを隠そうとせずに言う。
凛「なら、八幡」
八幡「う…」
凛「八幡は、私に何を言いたいの?」
毅然とした態度でそう言う凛。
- 36: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 02:52:24.57 ID:QKnXaulJ0
ここでまさかの名前呼び。
いや、確かにプロデューサーじゃないとは言ったが、さすがに予想外である。
何気に、名前で呼ばれたのは初めてであった。
八幡「ああーっとだな……」
我ながら情けない。
名前で呼ばれた程度で、ここまで動揺するとは。
気を取り直して、言葉を選ぶ。
八幡「……ここで少し、俺の友達の話をしていいか」
凛「…………」
凛は思いっきり怪訝な顔をするが、その後首肯する。
良かった、ここで断られたらどうしようかと思った。
俺は、ゆっくりと語り出す。
八幡「……その友達は、ぼっちでな」
凛「…………」
八幡「昔っから人付き合いが苦手で、忘れられ、いない者として扱われるのがざらだった」
凛「…………」
- 37: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 02:54:14.95 ID:QKnXaulJ0
八幡「ずっとそうやって生きてきて、人を信じるのも嫌になって、人を好きになるのも……怖くなっていった」
凛「…………」
八幡「そんな時、出会うんだ。一人の真っ直ぐな女の子と」
凛「…………」
八幡「最初は、気まぐれか気の迷いか、その子を支えてやりたいと思った。どうせ裏切られても、また一つトラウマが増えるだけだからな」
凛「…………」
八幡「けど、いつしか気付くんだ。その子の存在が、自分の中で大きくなっていく事に」
凛「…………」
八幡「その女の子は、そいつにとっては初めて感じる程尊い人で、失いたくなくて、かけがえの無い存在になった」
凛「…………」
八幡「でも、その子の未来は、そいつ自身の手で摘み取られちまった」
凛「……っ、それは……!」
八幡「だから、最後まで聞けって」
凛「っ………」
- 38: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 02:55:51.53 ID:QKnXaulJ0
八幡「……本当に、絶望する思いだったんだろうな。辛くて苦しくて、後悔が募るばっかりだった」
凛「…………」
八幡「だから、俺がどうなってでも、何もかもを捨ててでも、女の子を助けた」
凛「…………」
八幡「そこに後悔はない。プロデューサーとして、俺は責任を取った。それ事態は、俺は間違っているとは思わない」
凛「…………」
八幡「けど、気付いちまったんだ」
凛「………え…?」
八幡「プロデューサーとして答えを出した後…………どうしようもないくらい、俺自身が悔やんでる事に」
俺は、凛の目を真っ直ぐに見て、言う。
八幡「プロデューサーとして、俺は最後までプロデュースを貫いた。……だから、俺は俺として、比企谷八幡として、この気持ちを伝えたい」
凛は、彼女は本当に真っ直ぐで。
こんな俺を信じてくれて。
ずっと隣に立っていてやりたくて。
いつまでも支えてやりたくて。
だから、だからこそ俺は。
そんなお前がーー
- 39: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 02:57:17.18 ID:QKnXaulJ0
八幡「ーーーー好きです」
プロデューサーではなく。
ただの比企谷八幡として。
八幡「あなたのことが、好きです」
俺は、俺の気持ちを伝えた。
- 40: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 02:59:51.37 ID:QKnXaulJ0
凛は、何も言わなかった。
ただ呆然と、立ったまま。
そして、何かに気づいたように。
何かと、向き合うように。
彼女は、きゅっと拳を握った。
俺は、その間もずっと、凛を見つめていた。
やがて、凛は顔を伏せる。
長い髪で、その表情は伺え知れない。
ぽたっと、雫が落ちた。
しかし、凛は直ぐさま目元を拭い、顔を上げる。
俺と同じように、真っ直ぐに俺の目を見つめ、告げる。
凛「ーーーーごめんなさい」
それは、いつかと同じ、哀しそうな笑顔だった。
- 41: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 03:01:24.02 ID:QKnXaulJ0
凛「……私は、プロデューサーと約束したから。トップアイドルを目指すって」
八幡「…………」
凛「だから……今は無理、かな」
八幡「…………そうか」
凛は笑い、
そして俺も、思わず笑みが零れた。
……お前なら、そう言ってくれると思ってたよ。
だからこそ、俺は比企谷八幡としての気持ちを伝えられたし。
プロデューサーとして、最後までプロデュースできたんだ。
- 42: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 03:02:42.66 ID:QKnXaulJ0
やがて、ステージへと繋がる会場入り口からコールが聞こえてくる。
凛を呼ぶ声。
恐らく、雪ノ下たちがギリギリまで時間を稼いでくれたんだろう。
もう、本番まで時間は無い。
八幡「……呼んでるな」
凛「うん……そろそろ行かなくちゃ」
八幡「大丈夫か? いきなりステージに直行で」
俺が笑いながら聞くと、凛もまた、笑って返す。
凛「当たり前だよ。誰に言ってるの?」
八幡「……そうだったな」
そうだ。
俺は知っている。
彼女の強さを。
その、美しさを。
- 43: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 03:03:59.65 ID:QKnXaulJ0
凛「……歌、聴いてってね」
八幡「それこそ、当たり前だ」
何たって俺は、
凛の、ファン第一号だからな。
その一歩を、踏み出す。
凛はスタジオに向けて。
俺は反対へ。
お互いに振り向かず。
二人は、歩き出す。
- 44: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 03:06:48.48 ID:QKnXaulJ0
×
×
×
×
×
陽の満ちるこの部屋
そっとトキを待つよ
気づけば俯瞰で眺めてる箱
同じ目線は無く
いつしか心は白色不透明
雪に落ちた光も散る
雲からこぼれる冷たい雨
目を晴らすのは遠い春風だけ
アザレアを咲かせて
暖かい庭まで
連れ出して 連れ出して
なんて ね
幸せだけ描いたお伽噺なんてない
わかってる わかってる
それでも ね
そこへ行きたいの
胸に張りついたガラス 融けて流れる
光あふれる世界
もうすぐ
ひとりで守っていた小さなあの部屋は
少しだけ空いている場所があって
ずっと知らなかったんだ
ふたりでも いいんだって
わからずに待っていたあの日はもう
雪解けと一緒に春にかわっていくよ
透明な水になって
そうして ね
アザレアを咲かすよ
長い冬の後に
何度でも 何度でも
陽の満ちる
この部屋の中で
- 45: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 03:08:23.96 ID:QKnXaulJ0
× × ×
アイドル。
それは人々の憧れであり、遠い存在。
しかし、それも全てではない。
写し出された光景が真実のみとは限らない。
本当に性格が良いのか。恋人がいるのではないか。裏では汚い真似をしているのではないか。
そんな誹謗中傷は当然の事だ。
……だが、俺は知っている。
彼女らは懸命で、美しく、真っ直ぐだった。
もちろん、俺が見たものも全てではない。
俺が知る意外の所にも、アイドルの存在はいる。
もしかしたら俺の周りが特別だっただけで、本当のアイドルとは、やはり俺の知るものと違うのかもしれない。
……だが、そんな事はどうだっていい。
少なくとも俺は知っているんだ。
- 46: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 03:09:29.69 ID:QKnXaulJ0
彼女たちが、人々に希望を与え、輝きを見せる存在だと。
そう信じて、疑わない。
少女がその輝きに憧れを抱くのは当然で、
夢を与える彼女らは、遠いからこそ、その場所を目指す。
そんな彼女らの力になれた事は、きっと俺の財産となる。
ずっと誇りに持って、生きていける。
その出会いに後悔は無いし、あるとすれば、それは感謝のみ。
……だから、俺は今でも胸を張ってこう言える。
八幡「凛ちゃんマジ女神」
- 47: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 03:11:27.95 ID:QKnXaulJ0
学校への道を、一人歩く。
今日は月曜日。アニバーサリーライブから、既に二日が経過していた。
ipodから流れる音楽を耳に、その足を進める。
何故チャリではないのか? それは至極簡単な事。
……引き上げるの忘れてた。
一応翌日に思い出して見には行ったのだが、当然ながらそこには何も無かった。
そりゃ、不法投棄もいいところだもんな。むしろ何故わざわざ確認しに行った俺……
なので、今日は歩いて学校へ向かう。
大分早い時間に出たので、遅刻する事は無いだろう。
早くチャリ買わないとな……
幸い、蓄えはある。
あの後、ライブは無事成功。
凛も、それまでの不調が嘘のように抜群のパフォーマンスを見せた。
俺は卯月や未央の計らいで、特別席で見させてもらった。
金も払ってないのに申し訳なかったが……まぁ、元プロデューサーの権限という事にして貰おう。
それよりも、アイドルたちへの説得の方が大変だったな。
けど、これは俺が決めた事だ。
最後まで、プロデューサーとしてやり切った。
なら、もう思い残す事もない。
……俺自身としても、もう踏ん切りはついたからな。
- 48: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 03:12:46.24 ID:QKnXaulJ0
気持ちの良い風を頬に受けながら、俺はそのまま歩く。
たまには、こうして通学するのも悪くない。
音楽を聴きながらってのもまた…………あれ。
八幡「……うわ、電池切れかよ」
不意に音が止まったので確認してみると、画面には充電切れのマーク。
昨日、充電器に繋いでおくのを忘れていたらしい。
八幡「マジか。ついてねぇな…」
その時、ひと際強い風が吹き付けてくる。
今歩いていたのは丁度見晴らしの良い坂道で、時折、こうして強い風が吹いてくるのだ。
俺は思わず目を瞑り、風が通り過ぎるのを待った。
やがて風は吹き止み、俺は、ゆっくりと目を開ける。
八幡「ーーっ」
瞬間、俺は目を疑う。
数メートル離れた、少し俺よりも高い位置。
木漏れ日の中、彼女は、そこに立っていた。
- 49: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 03:14:10.49 ID:QKnXaulJ0
八幡「…………凛」
凛「おはよ、プロデューサー」
長い髪をなびかせ。
いつもの制服に身を包み。
彼女は、渋谷凛は微笑んでいた。
凛「あっ……もうプロデューサーじゃないんだっけ」
凛は自分の台詞にハッとなると、少しだけ恥ずかしそうに言う。
凛「えっと……八幡。…………なんか、改めると恥ずかしいね。この前は平気だったのに」
いや、その様子は大変可愛らしいのだが…
そんな事はこの際どうだっていい。
八幡「いや、お前こんな所で何してんだよ」
俺は至極当然の疑問をぶつける。
しかし、それに凛は何て事のないように答えた。
凛「何って…………プロデュ、じゃなくて、八幡に会いに来たんだけど?」
首をかしげ、本当に不思議そうに言う。
いやだから、そうじゃなくて!
- 50: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 03:16:10.32 ID:QKnXaulJ0
八幡「いや、あんな事あったら、普通もう会わないんじゃねーの?」
凛「え? なんで?」
八幡「なんでって、そりゃお前、あれだよ。………あれ、俺がおかしいの?」
なんか、凛がさも当然のように言うもんだから俺が間違っているような気がしてきた。
いやいやいや、そんな事はない。
凛「……なんか勘違いしてるようだから、ちゃんと言っとくね」
凛はジト目で俺を睨んだかと思うと、その後目を閉じる。
そして、ゆっくりと語り出した。
凛「私ね。プロデューサー……じゃなくて、八幡の自分を顧みない所が、嫌い」
八幡「うぐ……」
凛「捻くれ過ぎてるのもどうかと思うし、変なとこで頑固だし、正直引く」
え? なんなのこれ?
もしかして俺、現在進行形でトラウマ刻まれてる?
この間女の子に振られ、そして今日同じ子に罵倒される奴がそこにいた。
- 51: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 03:17:17.18 ID:QKnXaulJ0
凛「ぶっちゃけ私服のセンスも微妙だし、妹思いもいいけど、過度なシスコンは気持ち悪いかな」
八幡「ぐ……」
凛「その上、女の子にも気が遣えない」
凛は、言葉を止めない。
凛「自分が泥を被って、それで勝手に満足して」
八幡「っ………」
凛「周りにどう思われても、自分をちゃんと持ってて」
八幡「…………」
凛「大切なものを、どんな事をしてでも護って……」
凛は、その瞳を俺へと向ける。
凛「誰よりも、優しくて」
どこまでも真っ直ぐで。
ただ、一心に。
- 52: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 03:18:21.88 ID:QKnXaulJ0
凛「ーーーー私は……そんなあなたが、大好きです」
彼女は、そう告げた。
俺は、言葉が出なかった。
ただただ、目を見開いて。
彼女の、微笑む顔を、見つめるのみ。
頭が理解するよりも早く。
胸の奥が、
熱くなっていくのを、感じる。
勝手に、涙腺が緩む。
- 53: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 03:20:03.50 ID:QKnXaulJ0
八幡「……っ……お前、この前言ってた約束はどうなったんだよ…」
かろうじて、言葉を絞り出す。
だが、その声は情けない程にか細い。
凛「言ったでしょ? 『今は無理』って」
確かに、彼女は言っていた。
だけど、いやそれって……なんかずるくねぇ?
凛「だから、待っててほしいんだ。私がトップアイドルになるまで」
凛は、何て事の無いように言う。
それがどれだけ大変で、難しい道のりだと分かっていながら。
平然と、言ってのける。
凛「プロデューサーと、私はトップアイドルになるって約束した」
八幡「……ああ」
凛「だからそれが叶ったら……今度は、八幡との約束を叶えたい」
凛の顔を見れば、分かる。
こいつは、本気で言っているんだ。
- 54: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 03:21:52.38 ID:QKnXaulJ0
八幡「……まだ、約束なんてしてねぇだろ」
凛「……ふーん。じゃあ、八幡は待っててくれないんだ」
八幡「いや、そうは言ってねぇけど……」
凛「じゃあ、約束ね♪」
そう言って、凛は珍しく無邪気に笑った。
照れたように、それでも、何処か嬉しそうに。
その笑顔を見ていたら、なんかどうでも良くなってしまうのだから、本当にずるい。
凛「……よく、人を好きになるのに理由はいらないって言うけど、私はそうは思わないな」
本当に思いついたように、凛は呟く。
凛「好きになる理由なんて、いくらでもあるよ。むしろ、あり過ぎて困るまであるかな」
八幡「……なんだそりゃ」
凛「プロデュ、……八幡は、違うの?」
そう訪ねられて、俺は思わず押し黙る。
人を好きになる理由、か。
- 55: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 03:24:05.98 ID:QKnXaulJ0
八幡「…………」
凛「…?」
八幡「……知るか」
凛「あっ、ちょっと!」
俺は誤摩化すように早足で歩き、凛の横を通り過ぎる。
本当に、痛い所を突く奴だ。
……マジであり過ぎて困るんだから、何も言えねぇよ。くそっ。
その後、二人肩を並べて歩いていく。
だがもう少しで学校だ。生徒に見られる前に、離れた方が良い。
……けどそれでも、出来るだけはこうしていたい。
俺も、凛も。
その気持ちは、確かにお互いに感じ合っていた。
凛「プロデューサーは、ガラスの靴をくれた、って感じはしないかな」
八幡「なんの話だよ。つーか、プロデューサーじゃねぇ」
- 56: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 03:25:07.88 ID:QKnXaulJ0
特に意味の無い会話をし。
たまに軽口を叩き合って。
お互い、笑い合う。
凛「なんだろ…………動き易い運動靴……というかむしろ、安全靴をくれた、とか?」
八幡「夢も希望もねーな」
今の俺と凛は、ただの人と人。
アイドルとプロデューサーでもない。
ましてや、友達でも、恋人同士でもない。
凛「……いや、プロデューサーはどっちかっていうと…」
八幡「今度はなんだ?」
凛「ガラスの靴はくれなかったけど…………裸足で、一緒に歩いてくれたって感じかな」
八幡「……なんか、ちょっと納得しちまったのが嫌だな」
- 57: ◆iX3BLKpVR6:2014/08/11(月) 03:27:50.11 ID:QKnXaulJ0
元々は、プロデューサーとアイドル。
だが、今は俺はただの高校生で、彼女はアイドルのままで。
それでも、そうさせたのは俺自身。
後悔はしていない……が、どこかおかしい。
やはり、俺のアイドルプロデュースはまちがっている。
だからーー
凛「ねぇ、聞いてるプロデューサー?」
八幡「……だから、プロデューサーじゃねぇって」
俺たちの青春ラブコメを、始めよう。
了
転載元
八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「ぼーなすとらっく!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407691710/
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コメント一覧 (210)
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- 2014年08月19日 13:31
- 俺ガイルにつられて一気に読んで、すごく楽しめた
これのおかげで765プロ厨、アイマス本家組の俺もモバマスやりたくなったわ
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- 2014年08月19日 13:33
- なんかもう作者本人が書いてるんじゃないかと思った
確か俺ガイルの作者ってアイマス好きでしょ、自分の作品とコラボさせてみたかった的な。仕事しなさい
冗談は置いといて最高でした
これ映画化したらBD買うわ、むしろ発売しろ
とにかく面白かった
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- 2014年08月19日 15:57
- こんな糞ssが評価されてるとか世の中やっぱり馬鹿しかいねーな
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- 2014年08月19日 17:25
- 葉山の信号の下りが良かったです(小並感)
オリキャラでやれっての見るけど、オリキャラでやったらもっと叩かれるだろコレ
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- 2014年08月19日 18:18
- リアルタイムで追ってた作品で、ここでまとめるとは思わなかった。いや、いいね。
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- 2014年08月19日 18:46
- おう、いつアニメ化すんの?これ?
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- 2014年08月19日 21:29
- 八幡のこれじゃない感ってあるけど、八幡も高校生なんだし環境や出会いで変わるだろ。根っこのところはそんなに変わってなかったと思うし。そういう意味ではどんどん八幡が成長していくのも面白く感じたかな。
あと何より口調によるキャラ崩壊が無かった。俺ガイルのSSは口調がガバガバなのが多すぎるんだよなぁ。
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- 2014年08月20日 00:37
- ※113
コテの方がよっぽど馬鹿っぽいがな
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- 2014年08月20日 02:00
- 楽しく読ませてもらった。
ありがと。
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- 2014年08月20日 23:11
- すごく良かった
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- 2014年08月20日 23:39
- ワイ泣きそう…
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- 2014年08月21日 01:37
- 80000点
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- 2014年08月21日 01:54
- 長すぎるが短すぎる
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- 2014年08月21日 06:30
- もう一年もやってたんだなこれ
無事完結してよかったよ
次回作にも期待してる
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- 2014年08月21日 10:44
- お疲れ様です
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- 2014年08月21日 14:35
- よかったっすよ!
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- 2014年08月21日 15:28
- いや~面白い。こっちの八幡もなかなか・・・あと、静ちゃんまじカッケー。
でも川なんとかさんendじゃないから 200点
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- 2014年08月22日 00:45
- すんげえ長かったけど面白かったよ
お疲れ様
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- 2014年08月22日 02:40
- 面白かった!!
そのあとの話もみたい
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- 2014年08月22日 10:22
- これ読んで俺ガイルに興味でてきた
時間とれるようになったら読んでみるか…
みんな個性的でとても良かった!乙!
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- 2014年08月22日 14:39
- 今まで見てきた中で、一番面白かったです。 50000点
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- 2014年08月22日 16:02
- 5回も読み直してしまうくらい面白かったです。
99999点(カンスト)
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- 2014年08月22日 22:35
- 最高でした。 ありがとう。
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- 2014年08月23日 00:37
- 番外編とかあったらいいな
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- 2014年08月23日 16:38
- すごいよかった、まとめで読んでるとかなり長いけどその分読む価値があった。楽しませてもらいましたありがとうございました!
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- 2014年08月23日 20:30
- すごくおもしろかった!
時間忘れて読むほどだったぜ。
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- 2014年08月24日 02:49
- クロスSSでここまで面白いのは始めて。
モバマス2ndライブ先行落選してやさぐれていた心に良い清涼剤になりました。
番外編もそのうちまとめてもらえると嬉しいかなーって。
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- 2014年08月24日 03:20
- 何の気なしに見て、まさか最後まで読んでしまうとは思わなんだ。
SSでこんなに魅力的な話を見つけられたのは、久し振りです。
作者さん、お疲れ様でした。これからも頑張って下さい。
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- 2014年08月24日 13:30
- 乙、久しぶりにそこそこの長さで読み込んだよ。
かなり良くできててすごいと思った。
れい点つけてるみたいな人もいるけど、ツンデレ乙としか思えない。
さて、次の作品も期待して待っておくか。
まぁ、今度は別のキャラメインでお願いしたいけど
。
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- 2014年08月24日 19:08
- このあとの学校生活もこの八幡と仲間たちならなんとかなりそうだな
良い作品に出会えた
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- 2014年08月25日 04:31
- そこら辺の売れてるラノベ作家よりも断然文章上手いんだよなぁ。
実はハードカバーの作品出してて暇潰しでこういうの書いてるんちゃうんかってくらい凄い出来。
長い間お疲れ様です。おもろかった…
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- 2014年08月25日 06:50
- クロスは難しいのに上手く調理されてたね
今後書かれるらしい番外編に期待
ED後の八幡やアイドルの生活風景とか見てみたいわ
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- 2014年08月25日 13:24
- 113. 猫伊織
恥ずかしげも無くイタイコテハン付けて相手にされてないとか馬鹿な上に無様すぎわろた
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- 2014年08月25日 22:25
- 感動した!
このコメツンデレとMAX越えの点数多すぎww
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- 2014年08月26日 02:03
- 凛と八幡が気に入ってるからという単純な理由で読み始めたらどっぷりハマった。
飛鳥とニアミスしてたってのが個人的に一番ガックリきた(飛鳥ファン感)
他の人と同様に小ネタのしつこさやコレジャナイ感は確かに感じたけど、長いことやってるし、ま、多少はね?
オレはすげぇ面白かったよ
そんなツンデレニキ達の言葉も糧にして、これからも頑張ってね(他人事)
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- 2014年08月26日 21:53
- スキャンダルからの八幡がライブに向けて走るところ、自分を客観的に説明しながらの告白
…なんかどっかで見たことあるような気がするけど
そういうのを置いておいても面白かったかな
じゃなきゃ最後までは読めないし
語りはヒッキーと阿良々木が混じってた気がする 不快感はなかった
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- 2014年08月26日 22:52
- よかった。本当に良かった。
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- 2014年08月28日 02:44
- 今まで読んできたモバマス系ssで最高の作品だった!
作者さんよい作品をありがとう!
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- 2014年08月29日 04:54
- 最後上手いことまとまったな。ドタバタしてて好きだわ
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- 2014年09月04日 22:32
- おもしろかった
楽しい時間をありがとう
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- 2014年09月08日 12:31
- あー。よかった。気づいたら朝になってたわ。乙乙
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- 2014年09月16日 15:36
- また読みたくなって2週目読み終わったがやはり面白い
ところどころ誤字が目立つのがちょっと気になったけど。
正直俺ガイル原作より好きだった。乙
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- 2014年09月20日 14:16
- 久々に良いものを読ませてもらったよ
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- 2014年09月23日 18:51
- 1日潰れた 許さん
114514点
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- 2014年09月24日 16:11
- 凄いなあ、この文量も混ぜ方も話の組み方もキャラクターの力関係も色々と練り込まれてて飽きがこない。
素晴らしい。
80765点
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- 2014年09月27日 21:00
- 久しぶりに読み返して見たけどやっぱり面白いなぁ
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- 2014年09月29日 01:23
- 大学受験の真っ最中なのに、読むのにメッチャ時間取られちまったじゃねぇかどうしてくれんだ。
名作をありがとうございます。
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- 2014年10月14日 05:04
- 3の926、材木座もっといいセリフあったろ…
…………ないのか?
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- 2014年10月24日 11:11
- キャラおかしいとこ多いし材木座としずかちゃん可哀想。
765さんを出すとこもそこでかと半々な気持ち。
長すぎるのとやってることに少しイライラした。
最高だった5000点
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- 2014年10月24日 11:12
- 159だ!
評価忘れてた
文句ないな?
改めてよかったよ
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- 2014年11月03日 00:30
- 最高の作品をどうもありがとう。
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- 2014年11月06日 00:40
- キャラ崩壊は否めないが
それを補って余りある面白さだった
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- 2014年11月15日 03:00
- うん
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- 2014年11月30日 14:26
- こんなに長いSSなのに寝食も忘れて一気に読み切ってしまった
これは名作
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- 2014年12月27日 20:45
- アンタ最高だよ、番外編を期待しています。
凛ちゃん可愛いよ凛ちゃん
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- 2015年01月03日 12:59
- 良かったです(*´ω`*)
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- 2015年02月01日 16:59
- 今回が15週目になったけど未だに飽きないし泣ける!!
ガイルもデレマスも好きだけど、これは本になってもいいレベル!!
名作をありがとう!!!
あと具体的には凛の引退後の話とかお願いs(ry
という訳で80000/100点!!
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- 2015年02月26日 14:17
- 最近モバマスにハマり始めてこのSS思い出した。
やっぱ名作だよ最高です
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- 2015年03月16日 17:21
- はまちもモバマスも好きだけど
クロスだから避けてた
もっとはやく読んどけば良かった!!
面白かった
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- 2015年03月21日 11:06
- 八幡× 学生P○
これはクロスというかオリキャラだな
あ、話は割と面白かったです
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- 2015年03月24日 10:35
- ※170
お前は原作を読んでないにわかってのが丸分かりだゾ
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- 2015年04月23日 01:46
- えっ?続きは?ワイ将この世界にずっとひとっときたいんやで……続編おなしゃす
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- 2015年05月04日 05:47
- 文章力あるし話の構成がその辺のラノベよりよっぽど良く出来てる。
今まで読んだss中最高の出来でした。
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- 2015年05月06日 22:04
- 感動した
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- 2015年05月07日 12:09
- もう続編まとめられてたりしますか???
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- 2015年05月17日 13:24
- うん、すっげえ良作。誤字脱字が多くてそれに目が行っちゃって星一個減らしてる俺が惨めに思えるくらいには良作。
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- 2015年05月17日 19:37
- 平塚先生がカッコヨスギだと思いました(小並感)
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- 2015年05月20日 18:09
- 2でも怪しかったけど、3辺りからの八幡はもはや八幡ではなかったな
仕事通して成長した、ってことにしとこう
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- 2015年05月25日 23:43
- 楽しく読ませてもらいました。ありがとう。
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- 2015年06月20日 00:42
- 超感動!食い入るように読んでたわ。終わりが惜しすぎる作品です、本当にありがとう。
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- 2015年06月29日 11:35
- 久々読んだが、やっぱ名作やなコレ
そういえば、俺ガイル2期も安定の面白さだったなぁ
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- 2015年07月02日 03:18
- 仕事あるのに一気読みしてしまった
寝る時間ないじゃないか
どうしてくれる 最高に面白かった
俺ガイル9巻以降のひっきーならそこまでキャラ崩壊してないしな
つかオリキャラだったら剣豪将軍と蘭子の絡みどうすんねん
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- 2015年07月05日 20:45
- その後につづいてるのもまとめようぜ
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- 2015年07月16日 02:02
- あぁ…何度読み返してもイイなぁ。
らしさが残ってるし、心理描写もちゃんとしてる。物語が進むに従って心の変化が見て取れる。
何もやることがない時に一気読みしてたら半日ぐらい経ってたwそれぐらいのめり込める作品です。
チープな言い方になってしまいますが、とても面白い作品でした。また、内容が頭から薄れてきたら読ませて頂きます。
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- 2015年08月11日 18:52
- すっきり終わったね!良作!
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- 2015年08月18日 08:31
- 泣いた。
ふつーにやばかった。
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- 2015年08月18日 17:37
- いやあ良かったんじゃないでしょうか
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- 2015年08月27日 02:18
- 長かったけどあっという間だった。最高
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- 2015年09月18日 22:51
- 違和感あるのは確かだけどキャラ崩壊って言うとなんか語弊がある
アイドルによって価値観が変化したのと仕事を通して成長した結果キャラが変わってるだけだからどっちかというとキャラの乖離というか
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- 2015年12月06日 03:16
- アニメしか見てないからか違和感バリバリだったし、ハーレム系携帯小説主人公が混ざって捻くれが減った比企ヶ谷だった。
悔しい・・・でも読んじゃう(ビクンビクン
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- 2015年12月19日 00:16
- いやぁ良かったよ。たまーに中身のないスッカスカのSSがあるけど、このSSは中身がめちゃくちゃ詰まってるよな。むしろちょっとはみ出てるまである。(八幡感)
あと番外編とかあんの?あったら読んでみたい。管理人さんまとめお願いします。
関係無いかもだけど、俺がこのSSを読んだのは、もうひとつのクロスを読んだから。教えるとなんかギャーギャー騒ぎ出す知能も教養もない低脳猿がいそうだけど、一応教えとく。正式名称は忘れたけど、一方通行がアイドルをプロデュースするやつだったと思う。確かそれは765プロだったけど。
あと俺大抵書いてるけど、『八幡はこんなじゃない~』とか書いてるやつ。注意書き見ようぜ?
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- 2015年12月19日 00:18
- ↑
ごめんちょっと偉そうな物言いをしてしまった。スマン。
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- 2016年01月17日 21:31
- 八幡のキャラと誤字脱字はすごかったけど楽しかった
あと765を知ってるはずなのに春香に気づかない?なのにバネPは知ってるとゆうね
うんよかった
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- 2016年01月31日 16:35
- やっぱ比企谷くんは有能なんやなって。
8万点
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- 2016年02月23日 01:47
- おっつおっつ☆ばっちし
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- 2016年02月27日 06:25
- 春香に気付かなかったのは春香が帽子やメガネで変装してたからでしょ。
知り合い以外に簡単に気付かれる変装とか意味ないですしおすし
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- 2016年03月28日 23:30
- 素晴らしかったと思ふ。
時折入る艦これネタとライダーネタが好き
南条光の回は個人的に神回
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- 2016年04月11日 21:32
- 今更読了した。
いやぁ、ファンの反応が怖い作品だが、
八幡もデレマスも好きな俺に死角はなかった、、、
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- 2016年04月23日 23:40
- 最高っした
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- 2016年05月07日 21:56
- エレ速でしかもクロス物なのにここまで叩かれてないのは凄いな...見たろ!
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- 2016年06月06日 01:51
- ついにコメント201に…
何回も見直してるけどやっぱ凄い
文章が上品というか癖が無いから読みやすい
王道だけど決して揺らぐ事のない王道ど真ん中ってのがたまらなく好き
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- 2016年08月08日 14:36
- 時間泥棒絶許
あまりにも長かったから100点満点中8000点止まり
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- 2016年11月30日 00:16
- また読んじゃった
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- 2016年12月26日 19:52
- 最高でした!
114514点
で?今現在続編はあるのかな?
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- 2017年03月02日 13:46
- よかった
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- 2017年05月07日 17:43
- 俺氏俺ガイルSS史上、1番目に面白かった
俺氏SS史上、2番目に面白かった
最高でした!
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- 2017年08月14日 07:45
- コメ欄が気持ち悪い
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- 2017年08月14日 09:32
- この作品は別に嫌いじゃないけど、これを真似した八幡クロスオーバーが大量発生したのは許せない。そうゆうののほとんどが八幡(自分)だし
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- 2018年11月20日 19:32
- よく書けてる方だとは思うけど他のクロスオーバー作品と同じく
スキャンダル炎上からの責任とる胸糞ワンパターンどうにかならねーの?
どれ読んでも同じ流れで辟易する
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- 2020年08月05日 12:28
- なんで?めちゃイイよ。