不死鳥「自分の肉で作った焼き鳥うんめぇ~~~~~~!」
- 2014年01月23日 10:10
- SS、神話・民話・不思議な話
- 71 コメント
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- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 22:42:17.82 ID:T3jbN6oa0
~ 山奥 ~
不死鳥「フンフ~ン」
不死鳥「まずは火を焚きます」
ボワァッ!
不死鳥「続いて、自分の肉をちぎります」
ブチィッ!
不死鳥「いってぇ~~~~~~~~~~!!!」
不死鳥「ちょっとちぎりすぎたか……!?」
不死鳥「でもすぐに再生するので、安心です」シュウウ…
- 6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 22:47:20.56 ID:T3jbN6oa0
不死鳥「続きまして──」
不死鳥「ちぎった肉を形を整えてから、串にぶっ刺します」プスッ…
不死鳥「ぶっ刺した肉を、火であぶります」
ジュウゥゥゥ……
不死鳥「串が焼けないように気をつけながら……丁寧に焼きます」
不死鳥「裏表、まんべんなく焼きます」クルッ
ジュウゥゥゥ……
不死鳥「お、いい匂いが漂い始めてきたぞぉ~」
- 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 22:50:12.39 ID:T3jbN6oa0
不死鳥「そろそろかな~~~~~?」
不死鳥「まだかな~~~~~?」
不死鳥「ワクワクしつつ、なおかつ火に気をつけながら焼きます」
不死鳥「山火事とかシャレにならないからね。俺は死なないんだけど」
不死鳥「中まで火が通ったら……」
不死鳥「食べ頃!」
不死鳥「よしっ! もういい、オッケー!」
不死鳥「う~~~~ん、肉汁が垂れて実に食欲をそそりますなぁ!」
- 17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 22:54:09.52 ID:T3jbN6oa0
不死鳥「そしてトドメは──」
不死鳥「なんといっても塩!」
不死鳥「この山で取れた天然の岩塩を、振りかける!」
不死鳥「この絶妙なさじ加減は経験こそがものをいう!」パサッ…
不死鳥「死なないから何千何万年と生きてきた俺だからこそ、可能な技だ!」パサッ…
不死鳥「よし……これでいいかな」
不死鳥「それじゃさっそく……いっただっきまぁ~~~~す!」モグッ…
- 21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 22:57:15.98 ID:T3jbN6oa0
不死鳥「うん……」モグ…
不死鳥「うんうん……」モグモグ…
不死鳥「うんめぇ~~~~~~~~~~!」
不死鳥「自分の肉で作った焼き鳥うんめぇ~~~~~~!」
不死鳥「サイコォ~~~~~~!」
不死鳥「不死なんてろくなことねえけど」
不死鳥「この瞬間だけは、不死鳥やっててよかったって気がすんね! うん!」
- 23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 23:01:33.28 ID:T3jbN6oa0
幼児「なにやってんの? トリさん?」
不死鳥「!?」ビクッ
不死鳥(人間の子供……!?)
不死鳥(ここはめったなことじゃ、見つけられない場所なのに……)
不死鳥(子供ならではの純真さで見つけてしまったってところか)
不死鳥(……恐ろしい子!)
幼児「ねーねー、トリさん、何やってんの?」
- 28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 23:05:09.13 ID:T3jbN6oa0
不死鳥「ん、ああ……焼き鳥を作ってたんだよ」
幼児「へぇ~、やきとり?」
不死鳥「ああ、自分の肉をちぎって焼いてんだ」
幼児「ふう~ん」
不死鳥「どれボウズ、お前も食ってみるか?」
幼児「えっ、いいの?」
不死鳥「おお、特別大サービスだ! 熱いから、火傷すんなよ!」
- 30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 23:08:16.87 ID:T3jbN6oa0
不死鳥「こうやって塩をかけて……っと」パサッ
不死鳥「ほら、召し上がれ」
幼児「いただきます」パクッ
不死鳥「ん、ちゃんといただきますが出来る奴は、将来出世するぞ! 多分な!」
幼児「…………」モグモグ…
不死鳥「どうだ、美味いだろ?」
幼児「う~ん」モグモグ…
- 31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 23:12:14.87 ID:T3jbN6oa0
幼児「しょっぱい」
不死鳥「!?」
幼児「これしょっぱいよ、トリさん」
不死鳥「ハ……ハハ……まぁ、俺の肉は人間には合わないかもな」
不死鳥「俺の肉食っても不死になるとかはないけど、でも栄養は豊富だし……」
幼児「う~ん……おにくはおいしいと思うんだけど……」
不死鳥「!?」
不死鳥(ってことは、俺が塩かけすぎってことか!?)
不死鳥(バ、バカな……!)
- 32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 23:16:36.35 ID:T3jbN6oa0
幼児「それじゃあね、トリさん」
不死鳥「お、おう」
幼児「またくるねぇ~!」タタタッ…
不死鳥「お、おう」
不死鳥(塩かけすぎなのかな……)
不死鳥(いや、そんなバカな!)
不死鳥(この味を出すまでに、何万年研究してきたと思ってんだ!)
不死鳥(でもしょっぱいって……)
不死鳥(いやいやいや、自分を信じろ! ビリーブ!)
- 36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 23:21:15.11 ID:T3jbN6oa0
やがて、幼児は少年になった──
少年「こんにちは、鳥さん」
不死鳥「おう、焼き鳥食ってけや」
少年「わぁ~い」
少年「…………」モグモグ…
少年「やっぱしょっぱい……」
不死鳥「マジで!?」
- 38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 23:25:24.81 ID:T3jbN6oa0
少年「ところでさ、不死鳥さんってなんで不死なの?」
不死鳥「さぁて、なぁ……」
不死鳥「生まれた時からこうだった、としかいいようがねえやな」
少年「なんで生まれた時からこうなの?」
不死鳥「それが種族ってもんだからだろうなぁ……」
少年「なんでそれが種族ってもんなの?」
不死鳥「えぇと……」
不死鳥(出た! なぜなぜ攻撃! 子供ならではのエンドレス攻撃!)
不死鳥(ある意味、不死である俺の人生みたいなもんだな!)
- 39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 23:28:19.43 ID:T3jbN6oa0
少年「……不死鳥さんって」
少年「焼き鳥焼く時とか、いっつも一人でベラベラしゃべってるけど」
少年「なんで不死鳥さんって、やたら独り言が多いの?」
不死鳥(大きなお世話だ!)
不死鳥「寂しいからだよ! 文句あっか!」
少年「なんで寂しいのに、ずっとこんな山奥にいるの? おかしくない?」
不死鳥「俺は人里じゃ受け入れられない存在だからだよ」
- 42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 23:32:53.06 ID:T3jbN6oa0
少年「なんで受け入れられないの?」
不死鳥「そりゃ……死なない鳥なんて不気味だろ」
少年「なんで不気味なの?」
不死鳥「そりゃ不死だからだよ」
少年「なんで不死鳥さんって、不死なの?」
不死鳥「そりゃ~あれだ。体内に不死パワーが駆け巡ってるからだよ」
少年「アハハッ、最初といってること違うじゃん」
不死鳥「!?」
少年「ダメだよ~、子供の質問だからって適当にはぐらかしちゃ」
不死鳥(こ、こいつ……やりやがる!)
- 43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 23:36:49.57 ID:T3jbN6oa0
少年「でもさ、不死鳥さん飛べるんだから」
少年「不気味がられても、逃げちゃえばいいだけの話じゃん」
少年「で、不気味がらない人を探せばいいじゃん」
不死鳥「まぁ、な」
不死鳥「こっちにも色々あんだよ」
少年「ふぅ~ん」
少年「色々ってなに?」
不死鳥「だから色々だよ!」
不死鳥(終わらねえええええ!)
- 45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 23:39:37.10 ID:T3jbN6oa0
少年「でもさ、不死鳥さん」
少年「ボクが来たから、もう寂しくはないでしょ?」
不死鳥「ん……まぁ、な」
少年「あ、そろそろ帰らなきゃ」
少年「じゃあね、不死鳥さん。またね~!」
不死鳥「おう!」
不死鳥(ボクが来たから寂しくない、か……)
- 48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 23:45:07.82 ID:T3jbN6oa0
やがて、少年は学生になった──
学生「…………」
不死鳥「おう、ずいぶん凛々しい顔つきになったな!」
学生「別に……大して凛々しくもないよ。普通さ」
不死鳥「ハハハ……」
不死鳥「ま、せっかく来たんだ。焼き鳥でも食っていけよ!」
学生「別に腹減ってないけどね」
- 49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 23:48:19.31 ID:T3jbN6oa0
学生「…………」モグモグ…
不死鳥「どうだ!?」
学生「しょっぱい……塩がききすぎだよ、これ」
不死鳥「うぐっ……!」
不死鳥「ところで、どうだ!? 今の年齢だと、勉強で忙しいんだろ!?」
学生「……まぁね」
不死鳥「はかどってるか?」
学生「ふん……勉強なんて、下らないよ」
- 51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 23:52:27.57 ID:T3jbN6oa0
学生「あんなもの、いくら頑張ったって社会に出たら何の役にも立ちやしない」
学生「所詮学校なんてのは、社会の歯車になるための通り道みたいなもんなんだ」
学生「より勉強しておいた方が、いい位置の歯車になれるってだけさ」
学生「無意味だよ、バカらしい」
不死鳥「ハハハ……」
不死鳥(なんというか、この時期の人間にはありがちな症状が出てるな……)
不死鳥(世の中が下らなくなる、的な)
学生「不死鳥だってそう思うだろう?」
不死鳥「お、俺か? う、う~ん……」
- 52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 23:56:33.39 ID:T3jbN6oa0
不死鳥「バカらしいってことはないんじゃないか?」
不死鳥「面白いこともいっぱいあるぜ? 焼き鳥作りとか……」
学生「はっ、不死鳥も世の中のシステムに迎合する生き物だったか!」
学生「不死鳥っていうから、もっと高貴な生き物だと思ってたよ」
不死鳥「俺のどこが高貴なんだよ……」
学生「ひょっとしたら、不死ってのも眉唾なんじゃないのか?」
不死鳥「ほう……俺の不死まで疑うか」
不死鳥「だったら、見てみるか?」
学生「え?」
- 55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/22(水) 23:59:33.32 ID:T3jbN6oa0
不死鳥「ふんっ!」
グシャッ!
学生(え……頭打ちつけて、頭が砕け──)
不死鳥「…………」ピクッピクッ
学生「お、おい、しっかり──」
不死鳥「…………」シュウウ…ムクムク…
学生「うわっ! 頭が元通りに!?」
不死鳥「どうだ、死ななかったろ? 傷一つ残ってねえ」
学生「う……うん……」ゴクッ…
- 60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 00:08:04.98 ID:QE8YGRhA0
学生「不死鳥、こんな力がありゃ、なんだってできるだろ!」
学生「オレだったら……もっと色々やるよ! 不死を利用してさ!」
学生「この下らない世界を変えるために!」
不死鳥「あいにく、不死ってそんな便利なもんじゃないぜ」
不死鳥「ハッキリいって俺、喧嘩はそこらのタカやワシより弱いし」
不死鳥「例えば……動けないようにされたらもうオシマイだ」
不死鳥「永遠に肉をちぎられ続ける、無限焼き鳥製造装置にされちまう」
不死鳥「俺がここで大人しくしてるのは、万が一そうなるのが怖いってのもある」
不死鳥「不死に対する夢を壊すようで、悪いけどな」
学生「なるほど……そんなもんなのか」
- 64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 00:10:40.56 ID:QE8YGRhA0
不死鳥「ま、無駄に長く生きてる者として、アドバイスだ」
不死鳥「悟ったようなこというのもいいが」
不死鳥「程々にしとかねえと、大きなことばかりいう口だけ野郎になっちゃうぞ」
学生「……ふん」
学生「あ、やべ、もう帰る。そろそろテストの時期だから対策しなくちゃ」
不死鳥「……フッ」
不死鳥「頑張れよ~!」
学生「ふん、程々にやるさ」タタタッ…
- 68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 00:16:40.49 ID:QE8YGRhA0
やがて、学生は青年になった──
青年「……やぁ、久しぶり」
不死鳥「おお~! 最近来ねえから、心配してたんだ!」
青年「仕事が忙しくてね……」
不死鳥「仕事かぁ~、大変だな」
青年「うん……」
不死鳥「ま、焼き鳥食ってけや! な!?」
- 70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 00:19:16.93 ID:QE8YGRhA0
青年「…………」モグモグ…
不死鳥「どうだ!?」
青年「うん、しょっぱい」
不死鳥「そ、そうか」
不死鳥「ところで、仕事は辛いか?」
青年「辛いよ……」
不死鳥「やっぱり、お客さんとかの相手は辛いか?」
- 73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 00:23:27.74 ID:QE8YGRhA0
青年「いや……むしろ、敵は中にありって感じかな」
不死鳥「中?」
青年「上司や先輩がすごくイヤな奴でね……」
青年「オレの手柄を自分のものにするし、口を開けばイヤミやら言いがかりやら……」
青年「何度ブン殴ってやろうと思ったか分からないよ」
青年「このままじゃいつか本当にやっちゃうかもしれない、と思って」
青年「久々に不死鳥の顔を見にきたんだ」
不死鳥「ハハハ、光栄だな」
- 74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 00:27:12.18 ID:QE8YGRhA0
不死鳥「で、どうだ? 俺の顔見て、少しはリラックスできたか?」
青年「まぁね……相変わらずで安心したよ」
青年「オレはこうして変わってしまったけど……君はなにひとつ変わってない」
不死鳥「成長がない、ともいえるけどな」
青年「ハハハハハ……!」
不死鳥「ハハハハハ……!」
青年「ハハハハハ……!」
不死鳥「おい、笑いすぎだろ」
青年「ごめん」
- 76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 00:31:14.54 ID:QE8YGRhA0
青年「なにしろ、笑うことすら久しぶりだったからね」
青年「愛想笑いならしょっちゅう浮かべてるけどさ」
不死鳥「…………」
不死鳥「よぉ~し」
不死鳥「だったら今日は、この俺が徹底的にお前を笑わせてやろう!」
青年「へえ、ホント?」
不死鳥「あたぼうよ! 万年生きた俺の不死鳥ギャグを披露してやる!」
不死鳥「いくぜ!」
- 79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 00:35:25.09 ID:QE8YGRhA0
不死鳥「不死鳥さん、なんで不死なの? 不思議だね」
青年「ハハハハハ……!」
不死鳥「この鶏肉、取りにくいね」
青年「フフフッ……!」
不死鳥「バードを逆立ちさせたらドーバーッてゲロ吐いた」
青年「アハハハッ……!」
不死鳥「死なねえ鳥は、ただの鳥だ」キリッ
青年「プッ、クククッ……!」
- 81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 00:39:31.72 ID:QE8YGRhA0
不死鳥「大笑いだな! そんなに面白かったか!?」
青年「いやぁ~、全く面白くなかったんだけど、なんでか笑えた」ハハ…
不死鳥「…………」ガクッ
青年「でもスカッとしたよ。ありがとう」
青年「おかげで……また元気に働けそうだ」
青年「もしまたくじけそうになったら……ここに来るよ」
不死鳥「おう、待ってるぜ!」
- 87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 00:45:22.33 ID:QE8YGRhA0
やがて、青年は中年になった──
中年「やぁ、不死鳥」
不死鳥「おう、久々だな」ジュウウ…
不死鳥「今、焼き鳥焼いてるから、ちょっと待っててくれ」ジュウウ…
中年「うん」
不死鳥「にしても、お前貫禄ついたよなぁ~」
不死鳥「ちょっとぐらいちぎっても痛くねえんじゃねえの?」
中年「オレとしても、ちょっとぐらいちぎってもらいたいね」ブヨッ…
- 90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 00:48:38.71 ID:QE8YGRhA0
不死鳥「焼き鳥、準備完了!」ドサッ
中年「オレもビールをいっぱい持ってきたよ」ガラン…
不死鳥「お、気がきくねぇ~!」
中年「じゃ、再会を祝して──」プシュッ
不死鳥「おう」プシュッ
不死鳥「って、すげえ泡出てきた!」シュワシュワ…
中年「なんたって、山道を登ってきたからなぁ」シュワシュワ…
不死鳥「んもう……濡れちゃった」シュワシュワ…
- 93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 00:52:21.26 ID:QE8YGRhA0
中年「じゃ、気を取り直して──」
不死鳥「カンパーイッ!」
中年「カンパーイッ!」
不死鳥「…………」グビッグビッ…
中年「…………」グビッグビッ…
不死鳥「っぷはぁ、うんめぇ~~~~~~~~~~!!!」
不死鳥「ビールと焼き鳥ってのは、最高に合うなァ!」モグ…
中年「焼き鳥が少ししょっぱいけどな」モグ…
不死鳥「…………」
- 95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 00:55:55.62 ID:QE8YGRhA0
不死鳥「ところで、景気はどうだ?」
中年「ん、まずまずさ」
中年「仕事もとりあえず中間管理職としてなんとかやってるし」
中年「結婚したし、ローン組んで狭いけど家も買えたし、子供も生まれた……」
不死鳥「お前が子供持つってのも、なんだか不思議な話だ」
不死鳥「俺にしてみりゃ、お前なんてまだまだガキなのによ」
中年「そりゃあ何万年も生きてる君に比べたらねえ」
中年「樹齢何千年の木だって、君にしてみれば若木なんだろうから」
- 97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 01:01:25.32 ID:QE8YGRhA0
不死鳥「子供は可愛いか?」
中年「うん、可愛いよ」
中年「顔はオレに似てるけど、好みとかがオレと逆なのが困るけどね」
中年「オレが子供の頃好きだったオモチャを買ってやっても、喜びやしない」
不死鳥「ハハハ、中身までは似なかったか」
中年「今はまだ可愛いけど、そのうち反抗期になっていくんだろうなぁ」
不死鳥「そりゃそうだ、それが人間ってもんさ」
不死鳥「お前だって、世の中下らねえ……とかいってた時期があったもんな」
中年「あ~……あった、あった! 社会の歯車になんかなりたくねえ、ってね」
- 99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 01:04:02.68 ID:QE8YGRhA0
不死鳥「……で、どうだい」
不死鳥「今でも世の中は下らないと思ってるかい?」
中年「どうなんだろうねえ……」
中年「下るとか、下らないとか、そういうのを全部ひっくるめて」
中年「世の中……なんだろうねえ、きっと」
不死鳥「ま、そんなもんだ」
中年「ま、そんなもんか」
- 102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 01:07:28.28 ID:QE8YGRhA0
中年「さぁ~て、そろそろ帰らないと浮気だとか思われちゃうな」
中年「どっこいしょ、と」スクッ
不死鳥「ホントオヤジになったな、お前」
中年「おいおい、よしてくれよ」
中年「久々に来たけど、やっぱり君は全く変わってなくて、安心したよ」
不死鳥「お前は少し痩せろよ。生活習慣病になるぞ」
中年「分かってるよ! ──じゃあな!」
不死鳥「おう!」
- 109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 01:13:17.53 ID:QE8YGRhA0
やがて、中年は老人になった──
老人「ふう、ふう……」
老人「この年になると、ここまで来るのも一苦労だ」
不死鳥「おう、ちょうどいいとこに来た!」
不死鳥「ま、焼き鳥でも食っていけや! な!?」
不死鳥「ちょうどもうすぐ焼きあがるところだったんだ」
老人「そうさせてもらうよ」
- 114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 01:16:22.59 ID:QE8YGRhA0
老人「…………」モグモグ…
老人「オレはこのとおりすっかり髪の毛も白くなって、シワだらけだけど……」
老人「君はなにも変わらないねえ」
老人「この焼き鳥のしょっぱさとおんなじだ」
不死鳥「お前も味覚オンチは全く変わってないな」
老人「ハハハ」
- 120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 01:21:52.78 ID:QE8YGRhA0
老人「……ところで」
老人「君はオレに、何度か不死なんていいもんじゃない、と話してくれたろう?」
不死鳥「ん、あったっけな」
老人「理由は……色々あった」
老人「不気味がられるとか、動けなくされたら意味ないとか……」
不死鳥「ああ、いった覚えがある」
老人「だけど、この年になって……本当の理由がようやく分かった気がするよ」
不死鳥「…………」
- 121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 01:24:58.31 ID:QE8YGRhA0
老人「不死鳥……君は何度も他人と知り合っては、死別、を繰り返してきたんだろう?」
老人「何度も何度も……数えきれないくらい……」
老人「オレもこの年になると、友だちや仲間と呼べる人間が次々減っていき……」
老人「ようやく気づいたんだ」
老人「君が山奥から出ない理由にね」
老人「誰と出会おうが、仲良くなろうが、どうせ自分より先に死んじまうから……」
老人「これって……キツイよなぁ……」
不死鳥「…………」
不死鳥「ま……そういうところもあるかもな」
- 122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 01:28:15.85 ID:QE8YGRhA0
老人「実は……オレももう長くない」
不死鳥「!」
老人「病院で宣告されちまってな……」
老人「オレは自然に任せる道を選んだ」
老人「すまんなぁ……もっと焼き鳥食いにきたかったんだが」
不死鳥「お前が謝ることじゃねえだろ」
不死鳥「人間は不死じゃないんだ。いいってことよ」
不死鳥「よくもまぁ、そんな年になっても俺に付き合ってくれたよ」
不死鳥「……ありがとう」
老人「こっちこそ、ありがとう……」
老人「君みたいな変わった鳥と知り合えてよかったよ」
- 125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 01:32:26.13 ID:QE8YGRhA0
老人「さて……そろそろ行くかな」
老人「家のもんが心配すると、いかんしな」
不死鳥「……あと何回ぐらい来れそうだ?」
老人「あと……二回……いや、一回かもな……。一回は必ず来るよ」
不死鳥「そうか……」
不死鳥「ま、体を大事にな!」
老人「ああ、そうさせてもらうよ」
- 136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 01:38:23.13 ID:QE8YGRhA0
やがて──
不死鳥「…………」
不死鳥(あれから、アイツ来ねえなぁ……)
不死鳥(まさか──)
不死鳥(いや、まさかな! 忙しいとか、ここに来るのがおっくうになってるだけだ!)
「こんにちは」ザッ…
不死鳥「お、ウワサをすれば、来たか! 焼き鳥食ってけよ!」
- 145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 01:43:22.61 ID:QE8YGRhA0
「…………」モグモグ…
不死鳥「いやぁ~、てっきりもう来ないもんかと思ってたぜ」
不死鳥「しっかし、ずいぶん顔つきが若返ったな!?」
不死鳥「見違えたぜぇ~! 最新医療ってやつか!?」
不死鳥「ところでどうだ、焼き鳥の味は? ん?」
不死鳥「っていっても、お前はいっつも──」
「塩がよくきいていて、美味しいですね」
不死鳥「!!!」
- 152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 01:47:38.76 ID:QE8YGRhA0
不死鳥「ま、まさか……」
不死鳥「まさか……アンタ、まさか……アイツの……」
息子「はい……私は息子です」
不死鳥「だよなぁ……人が若返るわけないもんな。瓜二つってのは、このことだ」
不死鳥「もうアイツ、自分でここに来れなくなるほど悪く……」
息子「いえ、父は亡くなりました」
不死鳥「…………!」
息子「三日前……家で安らかに息を引き取りました……」
不死鳥「そうだった、のか……」
- 161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 01:51:39.01 ID:QE8YGRhA0
息子「父はよくいってましたよ」
息子「この山にはしょっぱい焼き鳥を焼く不死鳥がいるって」
不死鳥「ハハ、アイツらしいや」
息子「いくら場所を聞いても、自分だけの秘密だって」
息子「決して教えてくれなかったのですが……」
息子「亡くなる寸前……オレの代わりに焼き鳥を食いに行ってくれ、と……」
不死鳥「そうだったのかい」
不死鳥「アンタの父さんはいっつもオレの焼き鳥に文句いってたぜ」
不死鳥「結局、一度も褒めてくれたことはなかった」
息子「父はなんでも薄めて食べるほど、薄味が好みでしたから……」
息子「私は逆なんですけどね」
- 165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 01:54:54.60 ID:QE8YGRhA0
息子「それと……父から伝言が」
息子「あと一回、石にかじりついてでも行きたかったがすまない、と」
不死鳥「ハハ、それもまたアイツらしい。気に病む必要なんてねえのによ」
不死鳥「……あ、そうだ」
不死鳥「肉は腐っちまうから……この串と塩をアイツの墓前に、頼む」
息子「分かりました」
息子「父もきっと喜びます」
不死鳥「い~や、アイツはしょっぱいっていうね」
- 169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 01:59:08.23 ID:QE8YGRhA0
息子「では私はこれで……」
不死鳥「おう、達者でな!」
息子「──そうだ。もしよろしければ、また来てもいいですか?」
息子「あなたの焼き鳥、私の好みにドンピシャだったので……」
息子「できれば、私の息子……父の孫と一緒に……」
不死鳥「もちろんだ!」
不死鳥「あ、できれば、ビールも持ってきてくれよ!」
息子「分かりました」ニコッ
息子「では……」スタスタ…
不死鳥「…………」
- 178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 02:04:20.33 ID:QE8YGRhA0
不死鳥「さぁ~て、焼き鳥焼くかぁ~」
不死鳥「立派な息子じゃねえかよぉ……お前よりよっぽど味ってもんを分かってるぜ」
不死鳥「…………」
ジュウゥゥゥ……
不死鳥「そろそろ……いいかな……」
不死鳥「…………」モグッ…
不死鳥「……へっ」ホロッ…
不死鳥「まだ塩もかけてねえのに……今日の焼き鳥はなんだかしょっぱいや」
~おわり~
- 193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/23(木) 02:09:55.47 ID:VB1HBe8/0
いいSSだった乙
転載元
不死鳥「自分の肉で作った焼き鳥うんめぇ~~~~~~!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1390398137/
不死鳥「自分の肉で作った焼き鳥うんめぇ~~~~~~!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1390398137/
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コメント一覧 (71)
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- 2014年01月23日 10:30
- おすすめのトップが小鳥さんで吹いた。
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- 2014年01月23日 10:34
- ちょっと涙でた
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- 2014年01月23日 10:38
- 腹が減ってきた
-
- 2014年01月23日 10:40
- ※1
俺はラブライブだった……ちゅんちゅん
-
- 2014年01月23日 10:41
- おもしろかった(小学生並の感想)
-
- 2014年01月23日 10:54
- 焼鳥はちょっと強めに塩が効いてるくらいが美味しいですよ
-
- 2014年01月23日 10:56
- 最後の最後で泣いたw。。。泣いた。。。
-
- 2014年01月23日 11:02
- 頑張ろう…
-
- 2014年01月23日 11:09
- うんめぇぇ〜!でワンピースのルヒーを想像したのは俺だけじゃないはず
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- 2014年01月23日 11:28
- SSは普通飛ばすけど
初めて読んだ。
不死を持つ傍観者の不死鳥と
一人の人間の一生の関わりを書いてて寂しい気持ちになった。
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- 2014年01月23日 11:52
- イイハナシダナー
-
- 2014年01月23日 12:14
- そもそも不死鳥の力って怪我の再生じゃなくて死からの復活のような・・・
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- 2014年01月23日 12:15
- ※10
お前……何の為にこのサイトに来てんだ?
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- 2014年01月23日 12:35
- なんだろう泣いた
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- 2014年01月23日 12:57
- 最後の最後でベタなのにガツンと来た
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- 2014年01月23日 13:32
- ベタなんだけど、
だがそれがいい。
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- 2014年01月23日 14:03
- ベタだけどグッときた
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- 2014年01月23日 14:11
- 少し泣いちまった…
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- 2014年01月23日 14:27
- 狂気系かと思ったらいい話だった
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- 2014年01月23日 15:19
- ※10
おまえみたいなやつが社会の歯車になりたくないとか言ってるガキ
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- 2014年01月23日 15:24
- なにこの鳥、会いに行きたい
-
- 2014年01月23日 16:17
- 悲しいなぁ…
鳥は何回も経験してるんだろうな
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- 2014年01月23日 16:32
- 不死鳥の不死性は再生能力じゃねーだろ。
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- 2014年01月23日 16:45
- まさかのシリアス
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- 2014年01月23日 16:53
- 灰から蘇る?
いちいち死ななきゃ復活もできないとは難儀だなー不死鳥って
ああ焼き鳥うんめぇ
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- 2014年01月23日 18:42
- 長生きする系によくある話だな<死別が辛い
こういうのに弱いんだ俺……
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- 2014年01月23日 18:59
- お前らも髪の毛が再生したらいいのにな…
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- 2014年01月23日 19:09
- タイトル見て開いたらネタっぽさあんまりなくてベタな内容だとは
でもたまには良いよねこういうのも
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- 2014年01月23日 19:14
- なんだか絵本みたいな道徳的な話だな
面白かった
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- 2014年01月23日 20:08
- オチも上手く纏まってて良いな
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- 2014年01月23日 20:10
- ※13
まとめサイトから飛んでくるんでね
普段見ないからサイト名とタイトルだけでは分からんのよ
普段は読まないけど今回面白かったから読んでみたって訳
※20
頭の回路いかれてんのか
ちゃんと会話しろや
文の繋がりめちゃくちゃすぎだわバカが
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- 2014年01月23日 20:54
- 不死鳥は宇宙の終わる時にも1人で焼き鳥食ってんのかなぁ..,.。
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- 2014年01月23日 21:06
- あっさりしてて良かった
それはそうと不死鳥ってうまいのかね?
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- 2014年01月23日 21:29
- こういうやりとりも何万回と経てきたんだろうな
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- 2014年01月23日 22:09
- 好き
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- 2014年01月23日 22:23
- 王道っていいよね
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- 2014年01月23日 22:35
- これただの不死身の屋台のオッサンやんけ!
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- 2014年01月23日 23:10
- 最近はSSよりもコメント欄の可愛い書き込みを見る方が面白いなw
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- 2014年01月23日 23:39
- 不死鳥は死んだら体が燃え尽きて灰の中からひな鳥の姿で出てくるんじゃなかったっけ?
あとこれは割とマジキチ感ある
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- 2014年01月24日 01:53
- いいじゃん
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- 2014年01月24日 01:59
- 不死鳥おやじの焼き鳥:1本60円から
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- 2014年01月24日 02:00
- このタイトルからまさかの感動系
泣いた
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- 2014年01月24日 02:50
- 不意打ちで癒された
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- 2014年01月24日 03:34
-
不死鳥は 再び墓地に 舞い戻る
マリ句
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- 2014年01月24日 09:11
- ※33
あっさりしてて良い味なんじゃね?
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- 2014年01月24日 11:53
- こういうのもっと読みたいな
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- 2014年01月24日 20:35
- お前らが言ってる不死能力の不死鳥はフェニックスのことだろ?
死ぬ寸前に炎に焼かれて新たな命になる能力の不死鳥
だけどこの不死鳥はフェニックスではないんだろ
再生能力のある不死鳥
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- 2014年01月25日 01:15
- うまい
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- 2014年01月25日 01:40
- 読みやすくて良いんだけど
最後の台詞やりたかっただけちゃうか・・・と思ってしまう
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- 2014年01月25日 02:30
- 49
最後の台詞まで含めて王道、テンプレだろ。
それがいいんだよw
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- 2014年01月25日 14:45
- ※44
その後の
炎を纏いし 不死鳥となりて
を忘れるな。あれは短歌だ。
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- 2014年01月25日 15:52
- 久々に泣けるSSだった…
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- 2014年01月25日 18:16
- 失う事は寂しくっても、縁って続くもんだよな。
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- 2014年01月25日 21:53
- うまくまとまっててスラスラ読めたし、内容もいいSSでした。
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- 2014年01月26日 21:21
- いい短編だった
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- 2014年01月27日 01:50
- 怪我しても再生出来るのに、焼くことは出来るという不思議
本体からちぎった(離れた)ら再生能力は働かないのか?
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- 2014年03月30日 12:06
- これは教科書にのせよう!
-
- 2014年06月21日 22:01
- いったい誰がこのスレタイからこんな話になると予想できただろうか
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- 2014年09月04日 10:02
- http://camburividrosepersianas.com.br/css/Y3D/omega-index.html モンクレール
モンクレール http://mittalbrothers.net/images/VIL/omega-index.html
-
- 2014年09月06日 10:34
- http://revisam.org.br/css/D70/omega-index.html モンクレール
モンクレール http://happymetal.com.ar/css/7BU/omega-index.html
-
- 2014年09月16日 08:09
- http://fiker-e-nou.com/html/Q3A/omega-index.html モンクレール
モンクレール http://recargasuri.com.ar/files/JAW/omega-index.html
-
- 2015年07月26日 14:01
- 不死鳥自体が伝説の生き物なのに、「不死鳥の再生能力は~……」とか言ってるやつらが湧いてて草
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- 2015年08月06日 04:29
- デカい鳥かと思ったら そんなことはなかった
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- 2015年08月06日 12:34
- タイトルでオチてるじゃねえかwww
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- 2016年03月20日 08:28
- 肉ちぎって放置したらバイバインみたいに増えそう
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- 2016年05月01日 02:55
- セルみたいに小さいコアがあるんやろなあ
んでコアのある方が再生するっていうブルァアアアア
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- 2016年05月06日 22:48
- こうゆう話、好きだ
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- 2016年05月23日 19:36
- こういう人の一生とそれを見守る不変の何かみたいな話大好き
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- 2016年05月25日 09:22
- 焼き鳥食いたくなってきたなぁ。
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- 2016年12月03日 18:13
- このSS本当にいい話だよな…
何回読んでもジーンとくるよ
今から焼き鳥食べに行くけどw
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- 2018年08月09日 00:53
- ※62
ほんそれ。不死鳥自体想像上の人物やねんから絶対なんてないんだよなぁ。