妖狐「なんか！好きになっちゃいました！！」男「え！？」
- 2013年12月18日 18:10
- SS、神話・民話・不思議な話
- 31 コメント
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- 1：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:05:43.56 ID:9ZC+/8blP
神社
男「もーいーかーい」
男「」ｸﾙｯ
男「よし！！今からさがしにいくよー！」
- 6：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:10:38.75 ID:9ZC+/8blP
夕方
神社
ｵﾂｶﾚｰ
ﾏﾀｱｼﾀﾅｰ
男（僕もそろそろ帰ろ！）
妖狐「……」
- 7：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:11:54.50 ID:9ZC+/8blP
妖狐「もーいーかーい」
男「！？」ｸﾙｯ
妖狐「」ﾋﾞｸｯ
妖狐「……もぅいいかぁい」
男「？？」
妖狐「……」
男「君、だれ？」
- 9：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:14:14.52 ID:9ZC+/8blP
妖狐「……」
男「えっと……僕は帰るね！」
妖狐「もーいーかーい」
男「？」
男「かくれんぼがしたいの？」
妖狐「……」ｺｸﾘ
男「う～ん……でも、もう夕方だよ？おうちの人が心配するよ？」
妖狐「うぅ……」
- 10：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:16:53.08 ID:9ZC+/8blP
男「じゃぁさ！明日、あそぼうよ！」
妖狐「えっ」
男「だって、夏休みじゃん！君んとこもでしょ？だから、明日の朝にくるよ！」
妖狐「」ｷﾗｷﾗ
男「それでいいかな？」
妖狐「！！」ｳﾝｳﾝ
男「それじゃ！またあしたね！！」
- 11：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:18:46.11 ID:9ZC+/8blP
次の日
朝
神社
妖狐「」ﾜｸﾜｸ
男「おはよう！」
妖狐「！！」
男「今日も暑いね！！」
妖狐「あついね！」
男「何してあそぼっか！」
妖狐「何して遊ぶ！？」
- 13：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:21:18.07 ID:9ZC+/8blP
男「僕はなんでもいいよ！」
妖狐「もーいーかーいのやつ！」
男「かくれんぼかぁ！」
妖狐「」ｳﾝｳﾝ
男「でも、二人だとちょっとおもしろくないかなぁ」ｳｰﾝ
妖狐「そうなの？」
男「まぁいいや！とりあえず、かくれんぼしよう！」
男「どっちが鬼かじゃんけんだよ！」
- 14：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:23:10.32 ID:9ZC+/8blP
――
―
妖狐「もーいーかーい！」
男「もーいいよー！」
妖狐「よし！」ﾜｸﾜｸ
ﾃｸﾃｸ
妖狐「ここなぁ！」ﾁﾗｯ
妖狐「……いない！」
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ
妖狐「ここだぁ！」ﾁﾗｯ
妖狐「いない！」
- 16：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:25:18.71 ID:9ZC+/8blP
男（まさか神社の下にいるなんて思わないだろうなぁ）ﾄﾞｷﾄﾞｷ
妖狐「どこですかー！」
男（きた！）ﾄﾞｷﾄﾞｷ
妖狐「いない！」
妖狐「……」
妖狐「……帰ったのかな」
男（え！？）
妖狐「……かくれんぼおしまいですかー？」
男（帰ってないしおしまいじゃないよ！）
- 21：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:27:59.52 ID:9ZC+/8blP
妖狐「……」
妖狐「はぁ……」ﾃｸﾃｸ
男「ちょ、ちょっと！！」ﾀｯﾀｯﾀ
妖狐「あれ？」
男「見つけられないなら降参って言わないとぉ！」
妖狐「そうなの？」
男「うん！じゃないと、僕はずっと隠れたままだよ？」
妖狐「そっか」ｴﾍﾍ
妖狐「みーつけたっ！」ﾆｺｯ
- 22：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:30:02.38 ID:9ZC+/8blP
数日後
母「あら、今日も早起きなのね」
男「遊びに行ってくるー！」
母「また、神社で遊ぶの？」
男「うん！新しい友だちができたんだぁ！」
母「ふふっ、そう♪いってらっしゃい」
男「いってきまーす！」
母「危ないことはしちゃだめよー！」
男「わかってるー！」
- 23：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:32:21.26 ID:9ZC+/8blP
神社
妖狐「」ﾜｸﾜｸ
男「おはよー！」ﾀｯﾀｯﾀ
妖狐「！！」
妖狐「おはようございます」ﾍﾟｺｯ
男「今日はなにしよっかー」
妖狐「せみとりする？」
男「昨日したじゃん」
妖狐「じゃぁ、なにするー？」
男「えーと、おにごっこ」
妖狐「おにごっこ！」
男「困ったらおにごっこだよ！」ｴﾍﾍ
- 24：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:33:57.09 ID:9ZC+/8blP
男「たっち！」ﾀｯﾀｯﾀ
妖狐「ひゃぁ！」
男「次は君が鬼だよ！僕が逃げるばんだ！」ﾀｯﾀｯﾀ
妖狐「よし」
妖狐「まてー」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ
男「はやっ！！」
- 26：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:35:56.04 ID:9ZC+/8blP
数日後
駄菓子屋
男「へへーん！」ﾄﾞｰﾝ
妖狐「ぶたさん？」
男「これはね！僕の大切な貯金箱だよ」
妖狐「へー」
男「今日は特別に君にラムネを奢ってあげよう！」
妖狐「ラムネ？」
男「え？シュワシュワのやつ、知らないの？」
妖狐「」ｺｸﾘｯ
- 28：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:38:43.25 ID:9ZC+/8blP
駄菓子屋
妖狐「」ｺﾞｸｺﾞｸ
妖狐「！！」
妖狐「喉が……うっ」
男「あははっ、一気に飲んじゃうときついよ」
妖狐「」ｹﾌﾟｰ
男「もうすぐ夏休み終わっちゃうねー」
妖狐「え、えっと…うん」
男「今日からもっと遊ばなくちゃね！」
妖狐「！！」ｳﾝｳﾝ
- 29：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:40:05.52 ID:9ZC+/8blP
次の日
男「おはよー！」
妖狐「おはよー！」
男「今日はボールを持ってきたよ！」
男「キャッチボールだ！」
妖狐「キャッチボールだ！」
男「僕の球ははやいよー！」
妖狐「はやいのー！」
- 30：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:41:23.55 ID:9ZC+/8blP
「あれ、みろよー」
「男のやつ、女子と仲良くしてるー！」
「だっせー」
「最近、一緒に遊ばないと思ったら」
男「……」
妖狐「？」
- 31：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:43:29.68 ID:9ZC+/8blP
「女子と遊んでないで広場でドッジボールしようぜ！」
男「……え」
「おまえー、女子とあそぶのかー」
男「……えっと」
妖狐「…キャッチボール？」
「さきいくぞー」
男「え、えっと……」
男「ごめん、またね！」ﾀｯﾀｯﾀ
妖狐「またね」
- 32：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:44:50.78 ID:9ZC+/8blP
次の日
神社
朝
妖狐「」ﾜｸﾜｸ
妖狐「」ﾜｸﾜｸ
――
―
- 34：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:45:38.48 ID:9ZC+/8blP
夕方
妖狐「……」
妖狐「きょうはこないのかな」
妖狐「あしたはくるよね」
- 35：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:46:45.09 ID:9ZC+/8blP
数日後
神社
朝
妖狐「……」
妖狐「もーいーかーい」
ｼｰﾝ
妖狐「ふぅ……」
妖狐「もう、こない」
妖狐「……よね」
- 36：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:50:43.79 ID:9ZC+/8blP
高校１年 春
帰り道
男「ふぁあ……」
友「明日から、午後からも授業あるんだぞ？」
男「しってる」
友「夜更かしは控えめにしろよ」
男「昼寝すりゃいいだろ」ﾊﾊﾊ
友「入学してすぐからなんてやつだ」ﾊｯﾊｯﾊ
- 37：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:53:05.69 ID:9ZC+/8blP
友「そうだ！駄菓子屋よってこうぜ」
男「いいねぇ」
駄菓子屋
男「高校生になっても変わらんなぁ。こういうことするの」
友「放課後の買い食いは最高だからなぁ」
友「せっかくだし、そこの神社で座って食うか」
男「いいぜ」
- 38：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:54:22.05 ID:9ZC+/8blP
神社
――
―
友「それでよー！あいつがさぁ」
男「またそいつかよ」
ﾊｯﾊｯｯﾊﾊ
妖狐「あ」
- 40：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:56:42.16 ID:9ZC+/8blP
男「えっと、なんすか？」
友「この神社、巫女さんとかいたっけ？」
男「しらん、祭りくらいしか行ってなかったし」
友「去年のお祭りで巫女さん見たかなぁ……いや、見たような気もする」
妖狐「お久しぶりです！！」ﾍﾟｺﾘｯ
友「え？知り合い？」
男「お前の知り合いじゃないのか？」
友「俺じゃない！俺じゃない」
- 42：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 01:58:31.69 ID:9ZC+/8blP
妖狐（覚えてない……）
妖狐「よく、遊んだじゃないですか！」
男「え？俺？」
妖狐「はい！よく二人で！」
男「そうだっけ？」
妖狐「……そうですよ」
友「人違いとかじゃないんすかね？」
妖狐「違います！」
- 43：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 02:01:09.19 ID:9ZC+/8blP
男「……すいません。ほんとに覚えてないんすけど」
妖狐「！！」
妖狐「むぅ！！」
友「と、とりあえず今日は帰ろうか！」
男「そうだな」
妖狐「あっ！ちょっと！！」
神主「妖狐ちゃん、掃除おわったかい？」
妖狐「えっと！すみません！まだでーす！」
- 46：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 02:05:30.39 ID:9ZC+/8blP
夜
家
母「知らない人に声をかけられた？」
男「なんか神社の巫女さんに昔よく遊んだでしょって」
父「お前ほんとに覚えてないのか？」
男「うん」
母「そういえば、確か小学生の頃に」
男「え？何か思い出したの？」
母「あんた、夏休みにずっと神社に通ってたじゃない」
男「夏休み……神社」
父「あれか、朝から父さんと同じくらいに起きて」
男「あっ！！！！」
- 47：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 02:06:29.85 ID:9ZC+/8blP
夜
自室
男（確かに……あったな）
男（二人で何か色々と遊んでたような）
男（なんで、忘れてたんだろ）
- 48：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 02:08:14.35 ID:9ZC+/8blP
数日後
朝
神社
妖狐「」ｻｯｻ
妖狐「桜の花が……履いても履いても降ってくる」
妖狐「つかれたー」
男「おはよう」
妖狐「！！」
- 49：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 02:11:03.64 ID:9ZC+/8blP
妖狐「おはようございます！！」ﾜｸﾜｸ
男「この間はごめんね。思い出したよ。君のこと」
妖狐「よかったー！」
妖狐「それで、今日は何して遊びますか？」
男「いや、遊びとかじゃなくて」
男「……久し振りだね」
妖狐「お久しぶりです」ﾍﾟｺﾘｯ
- 50：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 02:13:40.17 ID:9ZC+/8blP
男「俺、君に謝らなくちゃならないんだ」
妖狐「？」
男「えっと、君との約束やぶったでしょ？」
妖狐「約束ですか？」
男「夏休みにおもいっきり遊ぼうって」
妖狐「そう……そうですよ！なんで来てくれなかったんですか！」
男「……なんていうか、小学生の男って女の子と遊ぶのが恥ずかしいっていう」
妖狐「？」
男「とにかく！！ごめん！！」
- 51：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 02:14:37.43 ID:9ZC+/8blP
妖狐「いいですよ♪」
妖狐「だってこうして遊びに来てくれたんじゃないですか」
男「えっと……」
妖狐「夏休みじゃないですけどね」
男「すいませんした！！」
- 53：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 02:18:21.29 ID:9ZC+/8blP
高校１年 夏休み
神社
男「暑いなぁ」
妖狐「ですね～」
男「ここももうすぐまつりだなぁ」
妖狐「はい！楽しみですね～」ﾜｸﾜｸ
男「でも、お前は大変なんじゃないか？準備とかさ」
妖狐「男さんがてつだってくれますから♪」
男「おい」
- 54：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 02:21:59.82 ID:9ZC+/8blP
男「まぁ、手伝うけどさ」
妖狐「」ｴﾍﾍ
妖狐「来年も再来年もよろしくおねがいしますね」
男「再来年はどうかなぁ」
妖狐「え？どういうことですかー？」
男「受験だよ。一応、俺も進学志望だし」
妖狐「あ……」
男「お前はどうすんだ？」
妖狐「えっと……ここにいます」ｴﾍﾍ
男「そっか」
妖狐（だって狐だもん……）
- 55：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 02:24:32.05 ID:9ZC+/8blP
夜
妖狐「……」
妖狐「はぁ……」
神主「悩み事かい？」
妖狐「い、いえ！」
神主「顔にかいてる」
神主「言ってみなさい」
妖狐「……」
- 59：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 02:30:06.03 ID:9ZC+/8blP
神主「そうですか……」
妖狐「先祖代々から人の世に深く浸るべきではないと言われております……」
妖狐「ですが……」
妖狐「私はもっと人に近づきたいんです！」
神主「狐は人に化けても狐なんだよ」
妖狐「……」
神主「辛い言葉かも知れないが……人との相違は埋められん」
神主「いつか、息苦しくなってしまう」
妖狐「それでも！」
神主「恋をしてるんだろ？」
妖狐「/////」
- 60：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 02:34:03.08 ID:9ZC+/8blP
神主「人の世に深く浸りたいのではなく」
神主「あの青年にもっと近づきたい……そうじゃないかい？」
妖狐「はい……」
神主「今のままの関係では駄目なのかい？」
妖狐「……」
神主「じっくり考え、悩みなさい」
神主「そして、自分で選んだ道を歩みなさい」
妖狐「……神主さん」
神主「狐も人も恋はするからね」ﾆｺｯ
- 62：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 02:37:19.93 ID:9ZC+/8blP
高校二年
夏
妖狐「今日から夏休み～♪」
男「俺がな」
妖狐「ねぇ！今年の夏は一杯あそぼう！」
男「来年は受験だからなぁ」
妖狐「とりあえず、今日はアイスを食べに行こう」
男「すぐそこじゃないか」
妖狐「男さんがいればすぐそこでもデートになるんだよ！」
男「むず痒いセリフだなぁ」
妖狐「さ！行こう！いざ、駄菓子屋へ！」ｷﾞｭｯ
- 64：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 02:41:20.15 ID:9ZC+/8blP
駄菓子屋
友「あっち～」
男「よう暇人」
友「よう、暇人カップル」
妖狐「こんにちわ！友さん！」
友「こんちわ」
男「ひとりで、駄菓子屋か？」
友「買い物ついでに遊べる最後の夏休みを満喫してるのさ」
男「最後の夏休みかぁ」
妖狐「……あぁ！アイス美味しいなぁ」ｶﾞﾂｶﾞﾂ
男「頭きーんとするぞ」
妖狐「うぅ……」ｷｰﾝ
- 66：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 02:43:53.93 ID:9ZC+/8blP
妖狐（いまの関係で私は十分に満足しています。）
妖狐（だけど、彼は……私が狐であることを知らない。）
妖狐（それが、とても辛くて嫌だったんです。）
妖狐（ずっと彼に嘘をついているようで……）
妖狐（彼は私が狐であると承知でも）
妖狐（今の関係でいてくれるのか）
妖狐（私は知りたくて……怖くて……たまりませんでした。）
- 67：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 02:46:46.25 ID:9ZC+/8blP
数年後
夏
神社
妖狐「もーいーかーい！」
妖狐「よし！」ﾜｸﾜｸ
ｽﾀｽﾀ
妖狐「ここなぁ！」ﾁﾗｯ
妖狐「……いない！」
ｽﾀｽﾀ
妖狐「ここだぁ！」ﾁﾗｯ
妖狐「いない！」
- 69：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 02:57:40.59 ID:9ZC+/8blP
妖狐「こうさーん！」
妖狐（私は最も臆病な選択肢を選びました。）
妖狐「私の負けだからもう出てきていいんだよ～」
妖狐（彼の中の私はずっと彼の見てきた私のままなのです。）
妖狐「な～んてね！」
妖狐（人としての私。狐としての私を知らない。）
妖狐「元気にしてるかな～、男さん」
妖狐（確かに少しさびしいです。だけど、素敵な思い出は汚れなく胸にしまうことができました。）
妖狐（私はそれで、十分なのです。）
- 71：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 03:00:40.43 ID:9ZC+/8blP
――
―
神社
男「ねぇ、なんで毎日、僕と二人で遊ぶの？」
妖狐「いや？」
男「いやじゃないけど、ちょっと不思議だなって。女の子同士で遊ぶほうが楽しいかなとか」
妖狐「なんか！好きになっちゃいました！！」
男「え！？」
妖狐「なんか！！好きになっちゃったから！」ﾆｺｯ
男「そ、そう///なんだ///」
妖狐「うん！」ｴﾍﾍ
おわり
- 73：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 03:01:40.98 ID:nTki4wsb0
おい
- 78：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 03:11:54.85 ID:9ZC+/8blP
One more time, One more chance聞きながら
ノリで書いたのですんません
- 80：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 03:20:10.32 ID:9ZC+/8blP
あったかもしれない話
妖狐「」ﾎﾟﾝｯ ﾎﾟﾝｯ
妖狐「これで信じてくれましたか？私は狐です。……人じゃありません」
男「……」
妖狐「だ、騙すつもりはなくて！」
妖狐「でも、嫌われるのが怖くて……」
男「いいじゃん」
妖狐「え？」
男「可愛いよ。ふかふかしてて」
- 81：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 03:25:10.07 ID:9ZC+/8blP
妖狐「か、可愛いって！狐ですよ！？変化狐です！神通力も使います！！」
男「でも、前のお前と何も変わらないじゃないか」
男「それとも、狐だと性格まで変わっちゃうのか？」ﾊﾊﾊ
妖狐「笑い事じゃなーい！」
男「笑い事だよ。俺からすればね」ﾆｺｯ
妖狐「/////」ﾄﾞｷｯ
男「だけど……隠し続けるお前からすれば笑い事なんかじゃないよな」
男「ずっと辛い思いをさせてしまったな……」
妖狐「男さん……」
- 84：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 03:31:42.27 ID:9ZC+/8blP
男「関係無かったんだ。あの時、ここで初めて好きだって言われた時からずっと」
男「狐でも人でも俺には関係なかったんだよ」
男「嬉しかったし恥ずかしかった。恋ってこういうのなんだって思った」ｴﾍﾍ
男「だからさ」
妖狐「はいぃ」ｳﾙｳﾙ
男「泣くなよ～」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
妖狐「だってぇ」ﾋｯｸﾋｯｸ
- 86：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 03:39:13.48 ID:9ZC+/8blP
それは神社が桃色に染まる春の出来事でした。
桜の花びらを頭に載せた彼は泣きじゃくる私にずっと微笑みかけてくれました。
春の陽気と彼の温もりはとても心地よくこんな時間がずっと続けばいいのにと思いました。
ずっと続くんです。これからもずっと
男「さて、今日はこれをしようか」
妖狐「ボール？」
男「あの時、できなかったキャッチボールだ！」ﾋﾞｼｯ
妖狐「スーツ姿で？」ｸｽｸｽ
男「大学の入学式だったんだからしかたないだろう！」
男「俺の球は速いぞ～！」
妖狐「えへへ、懐かしい」
男「いくぞ！それ！」
おわり
- 87：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 03:43:57.54 ID:kU49XV9i0
乙
なんかノスタルジック
- 89：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/12/18(水) 03:56:45.08 ID:sqqn+zq20
ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ
転載元
妖狐「なんか！好きになっちゃいました！！」男「え！？」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1387296343/
妖狐「なんか！好きになっちゃいました！！」男「え！？」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1387296343/
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「SS」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (31)
-
- 2013年12月18日 18:36
-
実にSSであった
-
- 2013年12月18日 18:47
- ああ……良いなあこれは
-
- 2013年12月18日 18:50
- 秒速5cmはやめろとあれほど
-
- 2013年12月18日 18:53
- トリートメントはしているか？手入れは充分にしたほうがいい…人間の髪は痛みやすいからな
-
- 2013年12月18日 19:03
- ※４
それでお前の頭は……
-
- 2013年12月18日 19:05
- 女子と遊べることが勝ち組だと
小学校の時に気付いていれば…
-
- 2013年12月18日 19:05
- 何でオタクが考えた話ってこんなに気持ち悪いんだろうな。
-
- 2013年12月18日 19:22
- ※7
ここ見てる時点で・・・
いや、もう何も言うまい・・・・
-
- 2013年12月18日 19:28
- オタクイズビューティフル
-
- 2013年12月18日 19:42
- コメ欄に鴉が混じってるな。
-
- 2013年12月18日 20:42
- むしろ狐っ娘は耳と尻尾を出してからが本番でしょ！
-
- 2013年12月18日 22:33
- はぁ……なんか泣きたくなってきた
青春なんてクソ喰らえ
ノスタルジックなんてクソ喰らえ（笑）
-
- 2013年12月18日 23:22
- 最近カテゴリが神話だと変に警戒する自分
-
- 2013年12月18日 23:26
- ※7
俺もお前もここのやつらもキモオタだから意地はるなよ
-
- 2013年12月18日 23:30
- 現実ってつまらないと思わないか？
俺はそう思っていた・・・しかし現実がつまらないのではなく自分自身がつまらないのだと「マジで」理解してから
少しでも非現実を手に入れるために頑張ることにした
今の目標は外人嫁を手に入れる事、妖狐とまではさすがにないが「異種族」と付き合うってのはいいぞー
非現実的で毎日が興奮する
-
- 2013年12月18日 23:34
- ちょっとキャスター召喚してくる
-
- 2013年12月18日 23:38
- ※4
鴉乙
-
- 2013年12月18日 23:48
- 「白面の者」って昔の漫画のキャラが人間に化けてた時の姿に脳内変換したら最高に萌えた
-
- 2013年12月19日 00:02
- 男の方が最低すぐる
-
- 2013年12月19日 01:22
- のすたるじっく
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- 2013年12月19日 02:34
- ※5
鴉の髪はフサフサツヤツヤストレートだっただろ！いい加減にしろ！
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- 2013年12月19日 03:11
- 今の自分が嫌になるな
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- 2013年12月19日 04:31
- こんにちは！
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- 2013年12月19日 06:03
- テンプレをいかに丁寧に書くかが大事だと改めて思った
最高だった
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- 2013年12月19日 10:23
- 日本人は変態に見えて王道の安心感が大好きだからね
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- 2013年12月19日 16:50
- 猫玄の狐の嫁入り前かよ
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- 2013年12月20日 19:01
- 小学生の時ほど女子達とは遊ぶだろ
それっきりだがな
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- 2013年12月21日 02:11
- ※27
でも二人で遊ぶことはないだろ
そもそも鬼ごっこもかくれんぼも数名で遊ぶもんだし
小学生視点からなら異端じゃないかな
あと男女の仲についての幼稚な冷やかしも小学生まででしょ
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- 2014年01月03日 20:10
- 映画化求む
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- 2016年01月11日 20:27
- ※１８
白面はやめろよ
漫画史に残る名悪役で残虐非道の狐だぞ
今すぐに獣の槍を要求する。
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- 2016年06月16日 01:45
- なかなかに切ない…
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