エレン「アニをデートに誘って好感度を稼ごうかな」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/09(木) 23:47:48.38 ID:fpFDxc8s0
リヴァイ「なんて面してんだよ」
エルヴィン「・・・」
リヴァイ「今回の壁外遠征は大した被害も出さずに迅速に橋頭堡を築けた。上出来だろう」
エルヴィン「まぁ、な」
リヴァイ「これじゃないって顔だな?」
エルヴィン「炙り出せる、と踏んでいたんだがな。そうそう上手くは進まんか」
リヴァイ「・・・遠征の成功でエレンの身柄も調査兵団が押さえる。上出来だろう」
エルヴィン「そうだな・・・今回の遠征は彼の理性と有用さを上に示す事が出来た。確かに収穫だ」
- 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/09(木) 23:49:24.41 ID:fpFDxc8s0
リヴァイ「しかし遠征に参加した全隊員に三日間の完全休暇とは、随分と気前が良いな」
エルヴィン「如何に“偉業”だったか王都に示さなければならんからな」
リヴァイ「結果に不満な分、他所からふんだくろうって魂胆か?」
エルヴィン「張り詰め続けた糸はいずれ切れるさ。たまには緩める事も大事だよ」
コンコン
リヴァイ「誰だ?」
ミカサ「ミカサ=アッカーマンです」
エルヴィン「入ってくれ」
ガチャ
ミカサ「失礼します。進言したい事があり、お伺いしました」
- 5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/09(木) 23:51:11.18 ID:fpFDxc8s0
時間は少し遡る
エレン「アニ、今度の休暇に予定あるか?」
アニ「別に」
エレン「それじゃあさ、二人で街に出て露店巡りでもしないか」
アニ「っ、べ、別に、いいけど・・・」
エレン「よっし、じゃあ待ち合わせ場所と時間決めないとな」
アニ「・・・。アンタって変わってるよ」
エレン「そうか?」
アニ「そうよ」
ざわ・・っざわ・・っ
コニー「ぎゃあああああああああああっ」
がしゃああああああん!
- 6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/09(木) 23:53:51.57 ID:fpFDxc8s0
エレン「あだだ・・・」
ミカサ「アニ。休暇中、エレンは私と過ごす。これはもう決まってること」
エレン「んなこと言う前に釈明する事あんだろうが!」
コニー「・・・なぁ、俺なんか悪い事したか?」
アルミン「コニーはミカサの前では喋らない方が長生きできると思うよ・・・」
アニ「私はエレンから直接誘われたんだけど?」
ミカサ「エレンはおっちょこちょいだから、私との約束を忘れただけ。大丈夫、私は覚えてるから」
アニ「あ、アンタねぇ・・・」
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/09(木) 23:56:36.79 ID:fpFDxc8s0
エレン「おい!俺はお前と約束した覚えはないぞ!」
ミカサ「エ、エレン・・・」
エレン「俺はアニを誘ったんだ。だからアニと過ごすんだよ」
ミカサ「だ、だって・・・」(オロオロ・・・)
エレン「俺とお前は今までもこれからもいつも一緒にだろうが。こういう時くらいお前も羽を伸ばせよ」
ミカサ「・・・」(シュン・・・)
アルミン「エレン、ちょっと言い過ぎだよ」
アニ「・・・。ホント、無神経」
エレン「何でアニまで不機嫌になってるんだよっ!?」
- 9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/09(木) 23:59:09.51 ID:fpFDxc8s0
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
エルヴィン「市街地での立体機動許可?」
ミカサ「はい。休暇中、エレンは街に出ます。ですが彼が壁の中で何らかの脅威に晒される可能性は捨て切れません」
エルヴィン「・・・。続けてくれ」
ミカサ「エレンを暗殺や拉致などの脅威から守るには護衛する必要があります。護衛には相応の装備と機動力が必要です」
リヴァイ「で?これはお前の入れ知恵か?」
アルミン「い、いえ。じゃない、はい!いいえ!二人で考えました!」
アルミン「エレンは我々人類と巨人双方に可能性を示しました!万全は期すべきt」
リヴァイ「分かった分かった、もういい」
アルミン「はぁ・・・、はぁ・・・」
- 11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:02:17.46 ID:7oQJmglI0
エルヴィン「だが、彼の護衛を君たちがする理由がない。駐屯兵でも充分なはずだが?」
ミカサ「エレンを絶対に裏切らないのは私とアルミンの二人だけです、他にはいません」
リヴァイ「なかなか面白い冗談だ。笑えないがな」
ミカサ「・・・」
アルミン(やめてミカサ!団長室で兵長を睨まないでぇ!)
エルヴィン「ふむ・・・」
ミカサ「私には彼を守る力が、アルミンには彼を守る知恵があります」
エルヴィン「・・・。いいだろう。立体機動装置の使用を許可する」
ミカサ「は!」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
リヴァイ「良かったのか、エルヴィン?」
エルヴィン「どうせ彼の監視はするつもりだったしな。構わんさ」
リヴァイ「・・・ま、お前の判断には従うよ」
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:04:20.96 ID:7oQJmglI0
アルミン「・・・本当にやるの?」
ミカサ「エレンの安全のためだもの」
アルミン「そうだけどさぁ・・・」
ミカサ「エレンは絶対に守らないといけないから」
アルミン「た、確かに壁の中に内通者がいる可能性もあるしね、うん」
ミカサ「エレンはあの女に騙されてるだけ。大丈夫、私が絶対正気に戻してみせる」
アルミン「おぉ・・・もう・・・」
ミカサ「アルミンもいつでも抜刀できるように準備しておいて」
アルミン「うわぁ・・・」
- 13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:06:27.05 ID:7oQJmglI0
エレン「アニ。待たせたか?」
アニ「別に」
エレン「そうか、なら良かった」
アニ「・・・」
エレン「まだ飯には早いな。露店でも見て回ろうか」
アニ「す、好きにすれば?」
エレン「おう、じゃあ行こうぜ」(スッ)
アニ「・・・何?」
- 15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:07:49.92 ID:7oQJmglI0
エレン「何って、手繋ごうぜ。人多いからはぐれちゃ面倒だ」
アニ「・・・っ」
エレン「どうした?」
アニ「あ、アンタねぇ!」
エレン「ほら、行こうぜ」(ぎゅっ)
アニ「あっ。・・・」
- 16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:09:23.67 ID:7oQJmglI0
カチャン
アルミン「うわあ!ミカサ落ち着いて!刃装填しないで!」
ミカサ「・・・」
アルミン「あれはエレンの優しさだよ!誰にだってああするってば!」
ミカサ「・・・くっ。エ、エレンは優しい・・・」
アルミン「そうだよっエレンは優しいっエレンは優しいんだよっね?」
ミカサ「フーッ!・・・私のエレンは優しい・・・フーッ・・・」
- 19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:12:03.91 ID:7oQJmglI0
アニ「・・・」
エレン「アクセサリーとかはあんま興味ないか?」
アニ「無くはないけど。今まで縁がなかったからよく分からないだけ」
エレン「そうか。綺麗な顔してるんだから、どれでも似合うと思うぞ?」
アニ「っ・・・アンタねぇ・・・!」
エレン「そっだな、指も綺麗なんだし、指輪でも見てみるか」
アニ「か、勝手にすれば!?」
- 20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:13:23.19 ID:7oQJmglI0
エレン「これ、どうだ?花びらの飾りがついたやつ」
アニ「・・・」
エレン「嫌か?」
アニ「い、嫌じゃ、ない・・・」
エレン「そっか。じゃあ勘定済ませてくるから待っててくれ」
アニ「あ、エレン・・・もう」
- 21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:14:30.55 ID:7oQJmglI0
ミカサ「・・・」
アルミン「ミ、ミカサ?」
ミカサ「大丈夫・・・私はマフラーを貰った・・・」
アルミン「うわぁ・・・」
ミカサ「マフラーは指輪より大きい・・・だから問題ない・・・」
アルミン(うぅ・・・エレン、恨むからね・・・)
- 27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:16:24.95 ID:7oQJmglI0
エレン「そろそろ腹が空いてきたな」
アニ「・・・」
エレン「アニ?」
アニ「え?あ、な、何?」
エレン「飯、食わないか」
アニ「ああ、うん・・・いいよ」
エレン「さっきから指輪ばっか見てるよな」
アニ「そんな事は・・・」
エレン「いいや、さっきから指輪見て口元緩んでっぞ」
アニ「っ!ちが・・・!」
エレン「気に入ってくれたんなら俺も嬉しいよ」
アニ「う・・・あ・・・っ」
- 31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:19:39.80 ID:7oQJmglI0
ミカサ「フーッ!・・・フーッ!・・・」
アルミン「・・・」
ミカサ「私のマフラーにはエレンの匂い」
アルミン(もう泣きたい)
ミカサ「これは私のエレンの匂い、大丈夫。私のエレンは匂いも優しい」
アルミン(もう帰りたい)
- 33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:21:48.15 ID:7oQJmglI0
エレン「本当にサンドイッチで良かったのか?」
アニ「ええ」
エレン「じゃあ、川辺に座って食うか」
アニ「・・・ん」
エレン「よいしょっと」
アニ「ぷっ」
エレン「な、何だよ?」
アニ「爺臭い」
エレン「悪かったな」
- 35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:24:29.15 ID:7oQJmglI0
エレン「・・・」
アニ「・・・」
エレン「なぁ」
アニ「・・・何」
エレン「何でお前、憲兵団に行かなかったんだ?」
アニ「・・・」
エレン「結局、上位十人から内地希望者はマルコだけか」
アニ「そう」
エレン「前代未聞の異例だってよ」
- 36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:26:48.09 ID:7oQJmglI0
アニ「私が調査兵団に身を置きたいからそうしただけ」
エレン「散々言ってただろ?憲兵団入るって」
アニ「・・・」
エレン「俺はお前が心配なんだよ」
アニ「・・・私だってアンタが心配、なんだ」
エレン「お、俺のために内地勤務蹴ったのか!?」
アニ「自惚れんな、色男にでもなったつもり?」
エレン「うぐっ」
アニ「私の生きる道は、私が決める。それだけ」
エレン「なら・・・いいけどよ」
アニ「・・・」
- 38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:29:33.95 ID:7oQJmglI0
エレン「なぁ・・・」
アニ「今度は何?」
エレン「それ美味いか?」
アニ「まぁね」
エレン「一口くれよ」
アニ「・・・は?」
エレン「俺のもやるからさ」
アニ「あっ・・・ちょっ・・・!」
エレン「ん・・・んまいな」(モグモグ)
アニ「ぅあ・・・」
エレン「どうした?遠慮しないで俺のも食えよ」
- 40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:32:35.85 ID:7oQJmglI0
アニ「~~~っ」(パクッ)
エレン「胡椒効いてて美味いだろ?」
アニ「~~~~~っ」(モグモグ)
エレン「な、何でそんな全力で目を閉じて食ってんだ?」
アニ「はい!ありがと!」
エレン「お、おう。じゃあ、残りの一口食っちまうか」
アニ「え!?あ!ちょっと待って!」
エレン「ん?」(モグモグ)
アニ「うわぁ・・・」
- 41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:34:56.58 ID:7oQJmglI0
エレン「お前も残り食っちゃいなよ」
アニ「うぅ」
エレン「要らないなら俺が食うぞ」
アニ「~~~っ」(パクッ)
エレン「はは、一気にいったな」
アニ「~~~~~っ」(モグモグ)
エレン「だから何でそんな全力で目を閉じて食うんだよ?」
アニ(こ、こいつだけは・・・)
- 43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:37:32.70 ID:7oQJmglI0
がしっ
アルミン「ストップ!ミカサ!」
ミカサ「離してアルミン・・・!今、エレンが毒を盛られた・・・っ!」
アルミン「違うよ!食べ比べしただけだよ!」
ミカサ「待ってて、エレン・・・すぐに胃の中をきれいにして上げる・・・」
アルミン「僕たちだってするだろ!普通に食べ比べするだろ!?」
ぐいいいいいっ
ミカサ「・・・くっ!」
アルミン「あれもいつものエレンだよ!大丈夫だってば!」
ミカサ「フーッ!フーッ!フーッ!」
- 48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:41:23.53 ID:7oQJmglI0
エレン「さってと・・・そろそろ帰るか」
アニ「・・・」
エレン「今日は楽しかったよ、ありがとうな」
アニ「・・・そう」
エレン「アニのニヤけた顔も拝めたしな」
アニ「・・・」
エレン「あ、あれ?怒んないの?」
アニ「エレン。私も、アンタに渡したい物があるんだ」
- 49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:43:42.94 ID:7oQJmglI0
エレン「・・・指輪?」
アニ「さっきの装飾屋で切れ目入れて拡げてもらったから、エレンでも付けられると思う」
エレン「・・・これ、お前んだろ?」
アニ「うん、お父さんがくれた物」
エレン「そんな大事なもの貰えないよ」
アニ「もうサイズ変えたから私には使えない。もう必要ないし・・・その・・・ぉれぃ・・・」
エレン「え?」
アニ「さっきの指輪のお礼だって言ってんの!この唐変木!!」
- 50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:46:10.38 ID:7oQJmglI0
エレン「ど、怒鳴んなくても・・・」
パチンッ
エレン「ん?うわ、あぶな!指輪から針みたいなの出てきたぞ!」
アニ「・・・」
エレン「ア、アニ?何だってこんなものが・・・」
アニ「分からない。私のお父さんに聞いて」
エレン「・・・あ。これ口塞がれた時とかに使えるな」
アニ「・・・」
エレン「サンキュー。大事にするよ」
アニ「そう・・・」
- 52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:49:33.06 ID:7oQJmglI0
カツ、カツ、カツ、カツ・・・
アニ「エレンはどうして調査兵団を希望したの?」
エレン「そりゃ、巨人どもを駆逐して外の世界に行くためさ」
アニ「・・・外の世界に出て、その先はどうするの?」
エレン「そんなもん、踏み出してから決めるよ」
アニ「・・・ミカサと一緒に?」
エレン「そうだな、ミカサは一緒に来るだろうなぁ」
アニ「っ・・・」
- 54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:55:00.09 ID:7oQJmglI0
エレン「あいつは俺の保護者を気取ってるから」
アニ「・・・」
エレン「そんでアルミン。実はこの夢な、あいつが言いだしっぺなんだ」
アニ「・・・」
エレン「そんで・・・。あとはお前が隣りにいると言うことないかな」
アニ「っ」
エレン「はは・・・無理に、とは言わないけどさ」
アニ「・・・」
- 55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 00:57:17.50 ID:k6CrHNhW0
エレンそれプロポーズや
- 56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 01:01:04.53 ID:7oQJmglI0
アニ「・・・春の陽は若さ、結実、苦悩を強く描き」
エレン「え?」
アニ「それでも春終わることなく花は咲き連ね」
エレン「ア、アニ?」
アニ「順風に帆を上げてなお挫折しても」(スッ)
エレン「ちょ・・・」
アニ「やがて地獄から楽園へいざなう」(・・・ッ)
エレン「・・・っ」
アニ「・・・私の故郷の、旅立ちのおまじない」
エレン「キ、キスも?」
アニ「・・・さぁね」
- 59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 01:05:28.47 ID:7oQJmglI0
ガシャン!カチン!キュイイイイイイイイイン!
アルミン「あはははもう駄目だもう駄目だもう駄目だ」(カチャカチャカチャ)
ミカサ「・・・!・・・!!・・・!!!」
ダン!
アルミン「待ってミカサぁっ!」
がしっ
ぎゅいいいいいいいいいいいいい・・・ズダン!
- 60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 01:09:49.46 ID:7oQJmglI0
アニ「!?」
エレン「ミカサ!?」
ミカサ「・・・」
エレン「・・・と、アルミン?な、何でミカサの腰にぶら下がってんだ?」
アルミン「あはは何でだろうね~あははは」
ミカサ「大丈夫だからエレン、今その女にかけられた呪いを解いてあげる」
エレン「お前、何言って・・・」
ミカサ「大丈夫、大丈夫だから・・・すぐにその女の首刎ね飛ばして助けるから」
エレン「おい!?」
- 61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 01:14:25.75 ID:7oQJmglI0
アルミン「アニ!」
ぶん!・・・がしっ
アニ「!?立体機動装置!?」
アルミン「僕のだけどアニなら問題なく扱えるはずだ!」
ミカサ「アルミン!?」
アルミン「今のミカサには何言っても無駄だよ!エレンを連れて早く逃げて!」
ミカサ「・・・くっ!逃がさない・・・!」
- 63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 01:17:30.98 ID:7oQJmglI0
アニ「・・・!」
キュイイイイイン!
ガキン!ガキキン!
アニ「誰が逃げるって!?」
アルミン「えーっ!?アニー!?」
ミカサ「この・・・!」
アニ「ぐっ!」
シュバ!キュイイイイン!
ガキガキガキン!
エレン「ちょ!何で二人が斬り合ってんだよ!?」
アルミン「エレンは馬鹿か!」
エレン「何でだよ!馬鹿っていうなよ!」
- 64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 01:21:29.74 ID:7oQJmglI0
ミカサ「エレンは渡さない・・・!」
アニ「アンタっていつもそう!エレンエレンって!」
ミカサ「だってエレンは私の・・・!」
アニ「家族なんだろ!!」
ミカサ「そう・・・エレンは私の・・・家族!」
アニ「そうやって予防線ばっか張って!イライラするんだよ!!」
ミカサ「くぅ!?」
ガキィィィン!
アルミン「ミカサが圧し負けてる!?」
エレン「アルミン!俺のどこが馬鹿なんだよ!?」
アルミン「ああもうちょっと黙ってて馬鹿エレン!!」
- 65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 01:25:39.81 ID:7oQJmglI0
アニ「私はエレンが好き!」
ミカサ「なっ!?」
アニ「エレンが大好き!だからアンタにだけは絶対に負けない!」
ミカサ「う!うう!うああ!?」
アルミン「アニ・・・」
エレン「馬鹿エレンって何だよ!?説明しろよおい!」
アニ「自分の気持ち誤魔化してばっかの癖に、人の気持ちは無神経に踏み躙って!」
ミカサ「違う・・・!」
アニ「だったらちゃんと言葉にしてみろよ!この卑怯者ぉっ!!」
ずだぁん!
アルミン「ミカサが倒された!?」
エレン「アルミン!おいアルミンってば!!」
- 67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 01:28:48.08 ID:7oQJmglI0
ミカサ「・・・」
アニ「はぁっ!はぁっ!」
アルミン「ミカサ・・・」
ミカサ「・・・すまない。私は冷静じゃなかった・・・もう、帰る・・・」
アルミン「ミカサ!」
ミカサ「アルミンにも迷惑をかけた・・・すまない」
アルミン「待ってよ!ミカサ!!」
エレン「だからちゃんと説明しろってアルミンンンンン!!!」
アルミン「うっさい黙ってろ大馬鹿エレン!!!」
エレン「はあああああぁぁぁぁぁぁぁあ!??!?」
- 68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 01:32:19.11 ID:7oQJmglI0
エレン「くそ!二人とも行っちまいやがった」
アニ「・・・」
エレン「ちっくしょう、人の名前連呼しやがって・・・」
アニ「・・・・・・!~~~~っ!!」
エレン「アニ!」
アニ「はぃっ!」
エレン「聞いてくれよ!アルミンのやつ、俺のことを馬鹿エレン馬鹿エレンて!」
アニ「・・・はい?」
エレン「俺のどこが馬鹿だっていうんだよ!あーっ腹立つなーっ!」
アニ「死ね朴念仁!馬鹿エレン!!」
ずがん!
エレン「ぐあえっ!?」
- 70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 01:37:55.11 ID:7oQJmglI0
リヴァイ「立体機動装置の無断貸与」
アルミン「・・・」
リヴァイ「立体機動兵器の無断使用」
アニ「・・・」
リヴァイ「ついでに私闘もだ。舐めてんのかお前ら?」
ミカサ「・・・」
リヴァイ「喜べ。お前らの残りの休暇はめでたく営倉の中だ」
エレン「お、俺は!?俺は何でぶち込まれるんですか!?」
リヴァイ「お前の罪は扇動だ」
エレン「なんでぇー!?」
リヴァイ「他の三人の自供が一致してるからな。諦めろ」
エレン「お、お前らぁ・・・」
- 71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 01:42:08.05 ID:7oQJmglI0
ガチャン
エレン「何でこんな事に・・・」
アルミン「エレンが馬鹿だからだよ・・・」
エレン「おい!・・・はぁ。もう怒る気力もねぇや」
アルミン「僕もだよ・・・」
・・・・・・・・・・・・
ミカサ「・・・」
アニ「・・・」
ミカサ「・・・私はエレンが好き」
アニ「・・・」
ミカサ「渡さない」
アニ「気が合うね、同感だよ」
- 72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 01:44:19.87 ID:7oQJmglI0
エレン「おーい、二人とも。なに睨み合ってるんだよ?」
アルミン「はぁ・・・」
エレン「アルミン、久しぶりにあの話聞かせてくれよ」
アルミン「外の世界?」
エレン「おう。二人ともこっち来い、アルミンが面白い話するぞ」
アニ「・・・」
ミカサ「・・・」
アニ・ミカサ「・・・はぁ」
- 75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 01:48:55.14 ID:7oQJmglI0
アルミン「外の世界にはさ、炎の水や氷の大地、砂の雪原があるんだって」
アニ「・・・へぇ」
エレン「凄いだろ!絶対見たいよな!?」
ミカサ「うん」
エレン「あ、あれ?お前反対しないの?」
ミカサ「エレンはもう・・・そう、兵士だから」
エレン「そ、そっか。でさ、凄いだろ?絶対行きたいよな!」
アニ「もちろん四人で、でしょ?」
エレン「当然だろっ」
ミカサ「・・・うん」
アルミン「ふふ・・・。それでさ、他にも視界に収まらないくらい広い塩水の・・・・・・」
おわり
- 82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/10(金) 02:31:45.71 ID:RSHz1GWx0
面白かった
乙
転載元
エレン「アニをデートに誘って好感度を稼ごうかな」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1368110868/
エレン「アニをデートに誘って好感度を稼ごうかな」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1368110868/
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コメント一覧 (58)
-
- 2013年05月10日 09:38
- 他の作品にもいえるが原作準拠のキャラ作りというよりSS準拠のキャラ作りになってるよね
-
- 2013年05月10日 09:42
- 難聴ヒロインエレン爆誕
-
- 2013年05月10日 09:49
- 珍しく団長と兵長が出てきた!
と思ったら一瞬だったな
もうエレン争奪戦そろそろ飽きてきたかも
-
- 2013年05月10日 09:51
- アニならミカサに勝てるという風潮
※2
発表の場が限られている二次創作の常だから仕方がない>>キャラの内輪化
文句あんなら原作読んでろ!とまでは言わない
さあとっととSSを書くんだ!原作準拠の作品を期待しているぞ!w
-
- 2013年05月10日 09:54
- みんなはっきり言えばいいのに
駄作でした
米5みたいなのはしねばいいと思う
-
- 2013年05月10日 09:55
- SSのキャラ性格は原作と中学校のブレンドって感じ
人によってブレンドの比率がかなり変わるけど現状あるSSは中学校よりの方が多い感じ
まぁでもこのSSは割と違和感なく読めた
どれとは言わないけど酷いのも結構あるし
-
- 2013年05月10日 09:59
- ※6
みんなってなんだよwwww
お前の感想を人に押し付けんなwwww
少なくとも俺は楽しめた
-
- 2013年05月10日 10:39
- ここまでくるとエレンウゼェな
-
- 2013年05月10日 11:03
-
エレンがひでぇ
-
- 2013年05月10日 11:14
- アイマスのせいで麻痺してるんだろうけど
VIPで流行ったSSでキャラが崩れないものはないぞ
-
- 2013年05月10日 11:47
- アニのコレじゃない感が凄まじいな
-
- 2013年05月10日 11:52
- ※11
ちょっとなにいってんのかわかりません アイマスがなんで出てくるん?
-
- 2013年05月10日 11:57
- アニが幸せそうならそれでいい
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- 2013年05月10日 12:28
- 米13
アイマスはわりとキャラを崩さないSSが多いから挙げた
深い意味はないよここ見てる人は多かれ少なかれアイマスも見ると思って
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- 2013年05月10日 12:31
- 主人公をプレイボーイ化させたり、ヒロインを過度にデレさすのはなんか違うと思うんだ
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- 2013年05月10日 12:37
- ※11 まぁそもそも進撃は恋愛ネタやデレ要素、ほぼ0な作品だし、それをSSに合わせて色々カップリングさせたらそりゃキャラ崩れるわな。
正直4巻のアニとのあの程度のやり取りをフラグって言ってるやつらは萌え漫画に毒されてると思う。
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- 2013年05月10日 12:41
- というか最近ラブコメ以外の良作進撃SSも少しずつ書かれてきてるのに、何故ここはラブコメ以外まとめようとしないのか
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- 2013年05月10日 12:50
- ※18
ギャグはないのかギャグは
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- 2013年05月10日 12:51
- 書かれてるのは深夜っていう外部板でじゃね
ここが深夜まとめることはまずないでしょ
VIPか速報からだけ
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- 2013年05月10日 13:04
- っ・・・アンタねぇ・・・!
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- 2013年05月10日 13:23
- キャラが違うとか2ちゃんの落書きに何を求めてるんだよw
SSなんてそんなもんだろ
相変わらずエレ速の米欄は気持ち悪いですね
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- 2013年05月10日 13:25
- ※22
さすがベテランのお方は心がひろいでんな
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- 2013年05月10日 13:32
- ※19
ギャグならジャンが怪我したリヴァイの替え玉で変装して壁外調査行くSSや、ライナーが日焼け止め塗って死にかけるSSがある
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- 2013年05月10日 13:51
- アルミンのエロ展開はよ
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- 2013年05月10日 13:58
- ※24
つまんなかったわ ありがとう
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- 2013年05月10日 14:01
- ※24
面白かった ありがとう
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- 2013年05月10日 14:15
- ※24
それどこで読めんの?タイトルもよろ
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- 2013年05月10日 14:56
- 基本的にSS宝庫と、進撃の巨人ちゃんねるが恋愛ネタ以外も多い。
ちなみに※24のSSのタイトル
↓
アルミン「ジャン!君が人類最強だ!」
ライナー「アニ、日焼け止めクリームかしてくれ」
ついでに
↓
エレン「タヌキの奇行種がでたぞ!!」
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- 2013年05月10日 14:56
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アニは憲兵団行ったはずだけど……このSSの設定って事でいいのかな
アニが調査兵団に居たら、女型巨人が出た時に居なかった人物として一発で正体バレるんだけど
それ以外はまあ普通に面白かった
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- 2013年05月10日 15:39
- エレンに無理がある気がする
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- 2013年05月10日 15:48
- 原作のキャラ描写が甘いからSSにしにくいんだろ
正直、進撃の巨人の登場人物は感情で動く馬鹿しかいない
「そこでその行動はおかしいだろ」
とか、
「あれ、こんなキャラだっけ?」
ってなるから、原作読んでいてもいちいち冷める
アニメは面白いけど漫画はイラネ
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- 2013年05月10日 15:57
- ※32正確にはラブコメ無縁の作品でラブコメSS書いてるからそうなってるだけだと思うよ SSだから別にいいこどさ
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- 2013年05月10日 16:17
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アニが色々崩壊しすぎだろ…
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- 2013年05月10日 16:22
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※29
ドラと日焼けクリームのやつ、くっそつまらんかった乙
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- 2013年05月10日 16:57
- ※30
これ続き物だよ
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- 2013年05月10日 17:11
- いいパラレルワールド
良作
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- 2013年05月10日 17:17
- 確かにアニに違和感があったけど普通に読めた。
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- 2013年05月10日 17:29
- アニの設定からして有り得んのよなぁ
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- 2013年05月10日 17:32
- ※5のウザさったらないな(笑)
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- 2013年05月10日 17:35
- そろそろ生殖器のついてる巨人のSSが来てもいいはず
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- 2013年05月10日 19:32
- ラッキースケベの続きか、ちゃんと攻略編やったんだな
面白かった、おつおつ
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- 2013年05月10日 19:51
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面白かった!アニ可愛い
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- 2013年05月10日 20:11
- クリスタはもう需要ないか、、、
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- 2013年05月10日 20:31
- ラノベ主人公並みに鈍すぎ
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- 2013年05月10日 20:39
- ※41
鎧の巨人×エレンってのが既にある
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- 2013年05月11日 00:21
- ミカサ→ヤンデレ
アルミン→苦労人、ツッコミ
ライナー→サンドバック
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- 2013年05月11日 01:46
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何かコメ欄荒れてるが、俺は面白かったなぁ
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- 2013年05月11日 02:09
- プロSS読者がいっぱいいますね
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- 2013年05月11日 02:54
- 最後のミカサが出て来た後のエレンが無ければとてもよかった。そこ含めてもかなり好きだけど
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- 2013年05月11日 06:29
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※欄で自演すんなよ(笑)
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- 2013年05月11日 08:50
- アルミン「胃を全摘出したけど質問ある?」
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- 2013年05月11日 20:57
- ※36
これの前作のタイトルって何ですか?
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- 2013年05月12日 15:39
- ※53
エレン「ラッキースケベ属性を身につけたい」
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- 2013年05月16日 23:04
- なんでアニが憲兵団じゃねーんだよって事以外はなかなか面白かったと思うよ
でもエレンがアニをデートに誘う理由をしっかり書いてないからあまりにも唐突すぎる感じがするのが良くなかったな
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- 2013年05月19日 03:36
- でもアニは水晶になっちまうんだよな...
悲しい
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- 2013年05月21日 20:59
- ※56
うわぁ油断してたらえぐいのがあった・・・
でも水晶なら復活もアリだよね?
あと途中のアニの詩みたいなのが良かったのですが、原作からですか?
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- 2013年12月19日 18:53
- マルコしんでないのにジャンが憲兵行くとは…どんな心境の変化なんだろ←
うん、まぁ割と普通だな。