ハルヒ「キョンー! あけおめーっ!」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 02:30:41.58 ID:Tb9nVxPK0
キョン「……なんだよ。こんなお前、元旦から」
ハルヒ「来ちゃったわ!」
キョン「いやあの、まだ二時とか」
ハルヒ「ほら」
キョン「?」
ハルヒ「ほらほら、挨拶」
キョン「……おめでとう」
ハルヒ「今年もよろしく! やー寒い寒い」
キョン「おいこら、なに勝手に入って」
ハルヒ「あれ、妹ちゃん起きてたの?」
キョン妹「あー! はるにゃんだ! あけまして!」
ハルヒ「はい、おめでとー!」
キョン「おーい、人の話聞いてるかー?」
- 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 02:37:34.36 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「あれ? 家族の人は?」
キョン「親父達は初詣に行ったよ」
ハルヒ「なにあんた、置いてけぼりにされたの……?」
キョン「いやほら、人が多いところに妹を連れて行くわけにも」
ハルヒ「可哀想ね……」
キョン「話を聞けと」
キョン妹「キョン君、かあいそうなの?」
キョン「あのなぁ……か「わ」いそうな」
ハルヒ「おもりねー」
キョン「一人にしとくわけにもいかないしな。中々寝やがらないし」
キョン妹「眠くないもーん。初詣行くのー」
キョン「この通りで。まあ、俺も寒いのは嫌だし」
ハルヒ「行く? 三人で行っちゃう?」
キョン「全く聞いてないよな、俺の話」
- 4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 02:40:46.11 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「いいじゃん。初詣ぐらいさ、妹ちゃんも行きたいよねー?」
キョン妹「行きたい! 行きたい行きたいーっ!」
キョン「だめだって言ってるだろ。人も多いし寒いし時間遅いし」
キョン妹「平気だもん」
キョン「ダメです」
ハルヒ「むー、キョンのいじわるー」
キョン妹「るー」
キョン「絶妙なコンビネーションを披露するな。あとハルヒの膝から降りなさい」
キョン妹「やだー。ハルにゃん大好きー♪」モゾモゾ
ハルヒ「えー? あたしも好きー♪」ギュウー
キョン「…」
ハルヒ「あらやだ、嫉妬?」
キョン「ああもう、元旦から疲れる……」
- 5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 02:43:27.43 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「いやでも、神社通り掛かったけど人沢山居たわよ」
キョン「そうか。……いやいや、その前に何故俺の家に」
ハルヒ「あ、おとしだまちょうだい」
キョン妹「わたしもー!」
キョン「頼むから話を聞いてください」
ハルヒ「ねーねー、初詣行こうよー」
キョン「だめだと言ってるだろ」
キョン妹「はちゅも……行くのー」
キョン「ダメだ。もう眠いだろ、寝なさい」
キョン妹「ねむくない! ……もん……」
キョン「止まりかけてるじゃないか」
ハルヒ「頑張れ! 頑張れ妹ちゃん!」
キョン「正月早々から人の妹を変に励ますな」
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 02:46:21.96 ID:Tb9nVxPK0
キョン妹「zzz」
キョン「ほら眠ってる。言わんこっちゃない」
ハルヒ「わー可愛いー♪ キョンの妹じゃないみたいね!?」
キョン「どういう意味だ」
キョン「よいしょ……と。ハルヒ、ドア開けてくれ」
ハルヒ「お姫様抱っこ」
キョン「ん? あぁ、まあそうだな」
ハルヒ「いいなー」
キョン「バカかお前は」
ハルヒ「あたしも!」
キョン「はいはい、わかったからドア開けてくれ」
ハルヒ「ふふっ、おやすみ妹ちゃん」
キョン妹「ふみっ……すぅ」
キョン「ほら、下戻るぞ」
ハルヒ「はいはいー」
- 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 02:49:40.93 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「キョンの家の階段、急ね」
キョン「そうか?」
ハルヒ「うん」
キョン「うぅ、寒い寒い……コタツはいいもんだ」モゾモゾ
ハルヒ「こらっ!」
キョン「!? なんだよ、夜中に大声出すな」
ハルヒ「さっきの」
キョン「?」
ハルヒ「いやだから、お姫様抱っこ」
キョン「……は? なんだお前、あれ本気で」
ハルヒ「まあまあ。正月なんだし」モゾモゾ
キョン「こら、重いってば……あぁもう、コタツに二人で座るのは狭いって」
ハルヒ「うっさいわねー」
キョン「それにこれ、お姫様抱っことか関係ないだろ」
ハルヒ「あれ? 久しぶりに見たわねこの芸人」
キョン「……はぁ」
- 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 02:52:31.38 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「ちょっと! どこ触ってるのよ!」
キョン「それを言うのは俺だろ。どこ座ってんだよ」
ハルヒ「キョンの前?」
キョン「その通り。テレビが見えない」
ハルヒ「ったく、仕方ないわねー」モゾモゾ
キョン「で、何しに来たんだよ」
ハルヒ「ん? なにって」
キョン「…」
ハルヒ「あんたどうせ暇だろうと思って」
キョン「だからって元旦から押し掛けんな」
ハルヒ「事実暇だったでしょ」
キョン「暇を楽しんでたと言ってくれ」
ハルヒ「この番組終わったら初詣行くわよ」
キョン「寒いから嫌だと」
ハルヒ「あんたに拒否権なんかないわよ?」
キョン「……今年は厄年かなにかなのか……」
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 02:59:35.89 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「美味しいわね、キョン家のお蕎麦」モグモグ
キョン「そうか?」
ハルヒ「うん」チュルル
ハルヒ「はー、お腹いっぱい」ゴロン
キョン「食った傍からゴロゴロしやがって……しかも人の家で」
ハルヒ「むっ、なによそれ」
キョン「自由人だな、ハルヒは」
ハルヒ「それがあたしの売りだもーん」モゾモゾ
キョン「なっ、足を絡めてくるな鬱陶しい」
ハルヒ「うりうりー♪」モソモソ
キョン「……三時か」
ハルヒ「そろそろ行くわよ」
キョン「えぇ? もういいだろ」
ハルヒ「初日の出とか、みたいじゃん?」
キョン「今日曇ってるんじゃ」
ハルヒ「いい夜空だったわ」
キョン「…」
ハルヒ「あ、おとしだま」
キョン「あげないってば」
- 14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 03:03:48.72 ID:Tb9nVxPK0
キョン「ったく……めんどくさい」
ハルヒ「新年早々めんどくさがらないの」
キョン「だってお前」
ハルヒ「あ、ちょっと! あたしがあげたマフラー使いなさいよ!」
キョン「……部屋からとってくるよ」
ハルヒ「暖かい? それ」
キョン「ん? あぁ、まあまあ」
ハルヒ「もっとあったがりなさいよ」
キョン「なんか日本語おかしいぞそれ」
ハルヒ「え? あった……あたたが……どうでもいいの!」
キョン「はっは。バカだなぁハルヒは」
ハルヒ「もー! うっさいわね!」
キョン「それでお前、俺のあげた手袋は?」
ハルヒ「……忘れてきた」
キョン「酷いなおい」
- 16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 03:06:50.65 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「クリスマスが遠い日のようね」
キョン「そうか?」
ハルヒ「そうでもないかも」
キョン「適当だな」
ハルヒ「別に、そのマフラーに他意はないからね」
キョン「?」
ハルヒ「たまたまあんたに、あたしのプレゼントが廻っただけだからね」
キョン「……あぁ、そして偶然にも俺のプレゼントがお前に」
ハルヒ「えぇ、偶然。ほんとに偶然よね」
キョン「…」
ハルヒ「有希のプレゼントは、みくるちゃんに廻ったわよね」
キョン「そうだな。見事に古泉は自分で自分のプレゼントを持って帰ってたな」
ハルヒ「なんだか可哀想にみえたわよねあれ」
キョン「お前爆笑してたじゃないか」
ハルヒ「なっ、キョンこそ!」
- 18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 03:10:32.82 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「準備できた?」
キョン「できたよ。面倒だけど、できてしまった」
ハルヒ「…」
キョン「? ほら行くぞ。コタツから出ろ」
ハルヒ「寒いわね」
キョン「いい加減にしろ」
ハルヒ「やっぱあと三十分待って」
キョン「嫌だ。もう俺は行く準備できたんだ」
ハルヒ「やだー」モゾモゾ
キョン「こら、潜るな」モゾモゾ
ハルヒ「あ、こんにちはキョン」
キョン「うるさい。……まぶしいなコタツの中」
ハルヒ「あっつい! 顔焼けるっ!」
キョン「出ろよ」
ハルヒ「寒いー」
キョン「じゃあ出てくんな」ギュウウ
ハルヒ「! あつ、あっつ! 放しなさ、あっついってば!」モゾモゾ
- 20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 03:13:37.65 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「みてキョン、ブーツ買ったの」
キョン「あ? あぁ、いいんじゃない」
ハルヒ「なにそれ、それだけ?」
キョン「ムレそう。そして臭そう」
ハルヒ「ばっ、臭くないわよ!」
キョン「すげぇ、ふわふわだな」
ハルヒ「でしょー」
キョン「履いてみていいか?」
ハルヒ「はっ? サイズが違うでしょ、履けるわけ――」
キョン「物は試しだ。それそれ」モギュウ
ハルヒ「!! こ、こらっ! やめなさいっ!」バッ
キョン「……覆いかぶさるな。重い」
ハルヒ「えへへー、ぬくぬくー」
キョン「なんでもいいけど、自重でブーツ潰れていくぞ? ほらほら」モギュー
ハルヒ「! 脱ぎなさいってば!」
- 21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 03:17:51.33 ID:Tb9nVxPK0
キョン「あああ……っ.……やっぱり寒いじゃないか」
ハルヒ「そう? こんなもんでしょ」
キョン「風の子かハルヒは」
ハルヒ「むっ、なによ? 自分だけ手袋?」
キョン「そりゃ俺の家からの出発だしな」
ハルヒ「不公平よ」
キョン「俺だってカチューシャしてないんだからいいだろ」
ハルヒ「こんなの防寒着なわけないでしょ! 貸しなさい」スポッ
キョン「あっ、こら!」
ハルヒ「なにこれー。ちょーあったかーい」
キョン「返せよ。片手寒いだろ」
ハルヒ「それはあたしもよ」
キョン「あのな」
ハルヒ「ふふっ、仕方ないから……手繋いであげる!」
キョン「……嬉しそうに言いやがって」
ハルヒ「別にそんなことないわよっ」ギュ
- 25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 03:22:24.02 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「はっつもうでー♪ はっつもうでー♪」
キョン「なんだその歌」
ハルヒ「よかったわね、雪積もってて」
キョン「なにが?」
ハルヒ「冬っぽいじゃん」
キョン「そうか? 視覚的にも寒いから、勘弁してもらいたいけどな」
ハルヒ「えー? いいじゃん、冬」
キョン「俺はまだ夏の方が、っと、そこ。雪固まって凍ってるから気をつけ――」
ツルッ
ハルヒ「きゃっ!?」グイッ
キョン「うおっ!」
ハルヒ「びびったー……コケるかと思ったわ」
キョン「…」
ハルヒ「? どうしたの?」
キョン「腕……引っ張られて、ピンッって……」
ハルヒ「あら、じゃあ逆も引っ張っとく? 丁度いいかも」グググ…
キョン「痛い痛いっ!」
- 26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 03:26:49.03 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「キョンキョン、はーっ」
キョン「くせっ」
ハルヒ「!? そ、そうじゃないわよっ! それに臭くないわよ!」
キョン「じゃあなんだよ」
ハルヒ「息、白いー。はーっ」
キョン「くせぇ」
ハルヒ「死ねっ!」ドゴォ
キョン「がふっ!」
キョン「ううっ、レバーが……」
ハルヒ「あんたが失礼なこと言うからよ」
キョン「初レバーブローだ」
ハルヒ「あ、いいわねそういうの」
キョン「ちなみに初臭い息だった」
ハルヒ「もっかい死ね!」メゴォ
キョン「あだっ! 初右ストレートッ!」
- 27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 03:30:28.94 ID:Tb9nVxPK0
キョン「やっぱ元旦だけあって、電気点いてる家も多いな」
ハルヒ「夜更かしね、みんな」
キョン「今日ぐらいはなぁ」
キョン「誰か、初詣来てるかもな?」
ハルヒ「そうね」
キョン「あ、電話して聞いてみるか」
ハルヒ「えー? いいわよ、めんどうだもん」
キョン「さっきお前が言ったじゃないか。新年早々めんどくさがるなって」
ハルヒ「……電話したら、あたし帰るわよ」
キョン「? なんでだよ」
ハルヒ「なんでも。本当に帰っちゃうから!」プイッ
キョン「……わかったよ。しないってば」
ハルヒ「あ、五百円落ちてる」
キョン「はい聞いてないー」
ハルヒ「一円だった」
キョン「しかもいちえ……五百円と見間違えたのか!?」
- 30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 03:36:25.29 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「わー、車に雪がてんこもりだわ」
キョン「かき集めるなよ」
ハルヒ「なんで?」
キョン「車にキズが付くからだ。子供の頃、それで怒られたことがある」
ハルヒ「へー」
ハルヒ「じゃあどこで雪集めればいいのかしらね」
キョン「そんなもんその辺で」
ハルヒ「もー解けてたり汚いもん」
キョン「むしろ集めなくてもいいんじゃないか?」
ハルヒ「あ、あそこ綺麗に積もってる」タタタタ…
キョン「……子供」
ハルヒ「キョン?」ポイッ
キョン「? ぶへっ!」
ハルヒ「あはは! 直撃したわね!」
キョン「ぺっ、ぺっぺっ……冷たいだろバカ」
ハルヒ「それーっ」ポイポイッ
キョン「こら、やめっ! このやろう!」シュッ
ハルヒ「きゃっ! やったわねっ!」
- 33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 03:39:59.02 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「あー、遊んだ遊んだ」
キョン「何やってんだ俺達」
ハルヒ「はーっ、はー……手冷たい」
キョン「あぁ、ちぎれそうだ」
ハルヒ「あくしゅ」ギュッ
キョン「……冷たすぎてなにも感じない」
ハルヒ「ぎゅーってしてれば、そのうちあったかくなるんじゃない?」
キョン「どうだろうな」
ハルヒ「あら、あんた深爪してるわね」
キョン「あー、そうだな」
ハルヒ「あたし爪綺麗でしょ?」
キョン「どうだろ……人の爪なんて凝視したことないからな」
ハルヒ「綺麗なのー」ギュウウ
キョン「痛い」
- 34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 03:43:22.96 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「あ、そうだ」
キョン「?」
ハルヒ「ほら、ほらほら」ブンブン
キョン「??」
ハルヒ「初はぐ!」
キョン「……わけがわからん」
ハルヒ「うるさいー」ギュウ
ハルヒ「あー、あったかー」
キョン「ん、そうだな」
ハルヒ「…」
キョン「黙るなよ」
ハルヒ「え?」
キョン「……なんでもない」
ハルヒ「ん」
キョン「頭、雪残ってる」
ハルヒ「のけて」
キョン「あいよ」ポフポフ
ハルヒ「ふぃ」
- 35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 03:49:58.49 ID:Tb9nVxPK0
鶴屋「はー、お腹いっぱいだよー!」
みくる「沢山夜店の食べ物、食べてましたねぇ」
鶴屋「もちろんっさ! 並んでた屋台全制覇も……ん?」
みくる「ふぇ? なんですか?」
鶴屋「ほらあれ、公園の……あ!」
鶴屋「……キョン君とハルにゃんっさ!」
みくる「あらあら……抱き合ってますねぇ」
鶴屋「おーおー、新年早々アツアツだねぇ!」
みくる「そうですねぇ」
鶴屋「って、あの二人そういう仲だったのかい!?」
みくる「えっと……その、そういうわけでもないかと」
鶴屋「?」
みくる「邪魔しちゃダメですね。行きましょう?」
鶴屋「あいあいっさ!」
キョン「……なんか今、緑色とぽよんぽよんな気配が……」
ハルヒ「え? なに?」
キョン「なんでもない。ほら行こう」
ハルヒ「うん!」
- 36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 03:57:58.80 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「そういえばあそこの神社、去年も行ったわね」
キョン「あぁ、俺も行った」
ハルヒ「いつ?」
キョン「確か……一月二日かな」
ハルヒ「あたしもそうよ!」
キョン「そうか。じゃあもしかすると出会ってたかもな」
ハルヒ「全然記憶にないわね。あんた地味だものね」
キョン「俺だってハルヒみたいなおかしい奴、見た記憶ないな」
ハルヒ「なっ、失礼ねっ!」
キョン「……そういやさ」
ハルヒ「?」
キョン「それ以来、お参りしたのっていつ?」
ハルヒ「いつって……今日?」
キョン「俺もそうだ。アレだよな、初詣って言っても年一回しか行かないなら」
ハルヒ「いつ行っても同じね」
キョン「今年はたまーにでも、お参りしに行くかなぁ……」
ハルヒ「じゃああたしも着いてってあげるわよ!」
キョン「はいよ。そりゃどーも」
- 37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 04:08:27.61 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「着いたー!」
キョン「あー……人多いな。もう減ってると思ったんだけど」
ハルヒ「がやがやしてるわね。近所迷惑よ」
キョン「じゃあ帰るか」
ハルヒ「あっ、うそうそっ」
キョン「おみくじ引いて」
ハルヒ「たこ焼き食べてー」
キョン「お参りして」
ハルヒ「リンゴあめ食べてー」
キョン「あ、絵馬も書くか」
ハルヒ「ハンバーグくじ? 興味深いわねアレ」
キョン「って、食い物ばっかりじゃないか」
ハルヒ「じゃあなんか飲み物も」
キョン「そうじゃなくて」
ハルヒ「まあそんなもんかな。よろしくね!」
キョン「俺のオゴリ!?」
- 38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 04:10:36.95 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「フランクフルトー」
キョン「無駄に高いと思うんだよ、こういうの……」
ハルヒ「ほらほら、ケチケチしてんじゃないわよっ」
ハルヒ「んー」モクモク
キョン「美味いか?」
ハルヒ「普通ね。いたって普通」
キョン「おごってやったんだから美味いって言っとけよ」
ハルヒ「はい、あーん」
キョン「……あむっ」
ハルヒ「今のが感謝の証ってことで」
キョン「ほまへ、ひほくないはほへ」
ハルヒ「何言ってるのかぜんっぜんわかんないわよ!」
- 39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 04:21:29.81 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「ちょっ、キョン待ちなさいよっ」
キョン「あぁもう。迷子になるなよー?」
ハルヒ「待ってってばー!」
ハルヒ「ふっ、ほんっとに人多いわね」
キョン「今日ばっかりはな」
ハルヒ「……お参りの列、もっと凄いわよ」
キョン「先におみくじ引くか?」
ハルヒ「そうね」
キョン「えっと、あっちか」
ハルヒ「あっ! リンゴあめ発見!」
キョン「勝手にウロウロすんな!」
キョン「これってさ」シャクッ
ハルヒ「んー?」モグモグ
キョン「食えば食うほど……残念な気持ちになるよな」
ハルヒ「あー……ずーっと舐めてるのが正解かもね?」ペロッ
- 41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 04:26:26.44 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「おみくじいっぱいあるわね……どれにしようかしら」
キョン「あっちのあれでいいんじゃないか?」
ハルヒ「どっちのどれよ?」
キョン「見えないか?」
ハルヒ「見えないーっ」
キョン「まあいいや。俺が適当に二つ買っとくぞ」
ハルヒ「同じやつね? 勝負するんだから!」
キョン「はいはい」
キョン「ほら」
ハルヒ「まだ開けてない?」
キョン「もちろん」
ハルヒ「あれね、運勢がいいほうが、なにかオゴるってことで」
キョン「え? 悪いほうじゃないのか?」
ハルヒ「あんたもし大凶とか出て、更にお金まで持っていかれたいの?」
キョン「うっ……って、今のところ全部おごってるような」
ハルヒ「それじゃ開けるわよ!」ゴソゴソ
キョン「…」
ハルヒ「あ、中吉だ」
キョン「…」
ハルヒ「?」
キョン「……初めてみた……大凶って、あるんだな」
ハルヒ「うわっ」
キョン「…」
ハルヒ「お、落ち込まないのっ! 綿菓子おごったげるから!」
- 42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 04:31:42.38 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「でもあたしも初めて見たわ。それ」
キョン「どうしろっていうんだろうな」
ハルヒ「なにって書いてる?」
キョン「学問……無理は禁物」
ハルヒ「どうあがいてもダメってことかしら」
キョン「商売……勘違いが難を呼ぶ」
ハルヒ「勘違いしちゃだめよ?」
キョン「恋愛は……ええっ?」
ハルヒ「? うわっ」
キョン「…」
ハルヒ「た、たかがおみくじ! たかが印刷物よ!」
キョン「…」
ハルヒ「大丈夫よ……多分」
キョン「まあ、気にしちゃだめだな」
ハルヒ「そうそう。ほら、わたがしあった」
キョン「一番大きいのがいいな。妹にやる」
ハルヒ「しかたないわねー。じゃああの、可愛いのにしましょ」
- 45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 04:36:28.16 ID:Tb9nVxPK0
キョン「こんなもん、結んでしまって忘れるのが一番だよな」クルクル…
ハルヒ「そうね」
キョン「? ハルヒ、結ばないのか?」
ハルヒ「うん。あのね、あたしこれ持っておくの」
キョン「なんでさ」
ハルヒ「たまーに開いてね、書かれてること見るの。で、忘れないように」
キョン「でもこれって、こうやってくくりつけるもんじゃ」
ハルヒ「それするとどうなるの?」
キョン「……さあ?」
ハルヒ「もしかして、その通りになるのかしら」
キョン「かもな」
ハルヒ「じゃああんたの一年終了じゃない?」
キョン「! しまった! あっ……どこに結んだっけ……」
ハルヒ「あははっ、ばーか!」
キョン「うっせぇ」
- 46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 04:40:00.17 ID:Tb9nVxPK0
キョン「ちょっと疲れたな……座って休もう」
ハルヒ「座るとこある?」
キョン「んー、なんかあっちに」
ハルヒ「あ、お神酒もあるわね」
キョン「もらうか?」
ハルヒ「んっ……うー」
キョン「見るからに苦手な顔してるな」
ハルヒ「うぇ」
キョン「甘酒は?」
ハルヒ「そっちは好き!」
キョン「ほら、こぼすなよ?」ククッ
ハルヒ「んっ、んっ……はー、暖まるわね」
キョン「ん」
ハルヒ「ふふっ」ススッ
キョン「なんだよ、狭い」
ハルヒ「混んでるから仕方ないわよ。もっとそっちー♪」
キョン「……もう酔ってるんじゃないだろうな」
- 47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 04:44:36.14 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「! キョン、牛がいる!」
キョン「牛? おおっ」
ハルヒ「でっかいわねー」
キョン「丑年だからか……にしてもでかいな」
ハルヒ「これ、何牛かしら」
キョン「さぁ、普通に牛じゃないか」
ハルヒ「普通に牛ってなによ」
キョン「なんかその辺の」
ハルヒ「この辺で牛なんて見たことないわよ」
キョン「言われてみれば……どこから連れてきたんだろ」
ハルヒ「触ってもいいかな?」
キョン「いいだろうけど、止めといたほうが」
ハルヒ「もーもー」
ネベロリンッ
ハルヒ「!!!!!」
キョン「あー……ほら、いわんこっちゃない」
ハルヒ「あううっ……手ぇ舐められたぁ」
キョン「暖かいからいいんじゃないか?」
ハルヒ「いいわけないわよっ! 手、洗うーっ」
キョン「あーもー、手洗い場はあっちか?」
- 50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 04:58:02.37 ID:Tb9nVxPK0
キョン「遅いな……手洗うだけにどんだけ時間――」
国木田「あれ? キョンだ」
キョン「? 国木田」
谷口「おぉ、キョン! あけおめ!」
キョン「誰だお前」
谷口「!?」
国木田「初詣、来てたんだね」
谷口「電話したらめんどうだから行かないって言ってたじゃないか」
キョン「ん? あ、あぁ。気が変わったんだよ」
国木田「涼宮さん?」
キョン「!」
国木田「あはは、一緒なんでしょ?」
谷口「なんだって? どういうことだキョン!?」
キョン「いやあの、何言ってるんだよ」
国木田「あれ、違うの?」
キョン「…」
谷口「なんだと……嘘だと言え! このキョン!」
キョン「うるせぇ」
- 52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 05:03:46.72 ID:Tb9nVxPK0
国木田「だと思った。じゃないと、キョンが初詣に来るとは思えないもん」
キョン「なんでだよ」
国木田「去年だって、僕らと年越しまで遊んでたからついでにって感じだったじゃん」
キョン「あー、そうだったな」
谷口「くっそ、お前いつからそんな関係だったんだよ!」
キョン「そんな関係って」
国木田「ふふっ、僕の目は騙せないよ」
キョン「騙してるわけじゃ……別になんでもないって」
谷口「お前、女の子と二人でこんな時間にウロウロしてて……なんでもないってあるかっ!」
キョン「あーもー。俺は別にハルヒとは……」
国木田「あはは、なんだか二人らしいや」
キョン「…」
国木田「あ、そういえば佐々木さんも来てるんだって」
キョン「え? あぁ、おう……そうか」
谷口「なに? 佐々木さん?」
国木田「さぁてと、そろそろ帰ろうか谷口」
谷口「えぇっ、折角だし四人で」
国木田「邪魔しちゃだめだよ。ほらほら、あっちに凄い美人が」
谷口「おっしゃ! 今行くぜ! 今年は俺も年男だーっ!」
キョン「あいかわらずうるさいなぁ……」
キョン「佐々木……来てるのか……なんか、今遭遇するのはアレだな」
ハルヒ「誰が来てるって?」
キョン「!? っと、なんでもない。もういいか? ほら行こう」
- 55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 05:07:15.37 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「国木田君? 谷口も?」
キョン「あぁ。でももう帰るってさ」
ハルヒ「そう……」
キョン「逢いたくなかったんだろ?」
ハルヒ「! そっ、そんなことないわよ? 別にどうってことも」
キョン「そうか? 俺は逢いたくなかったよ」
ハルヒ「えっ? なんで?」
キョン「そりゃお前……折角二人で来たんだし?」
ハルヒ「あ……う、うん」
キョン「あいつらの邪魔しちゃ悪いだろ?」
ハルヒ「って! なによそれっ!」
キョン「なんだよ、なにちょっとテレてるんだ? えぇ?」
ハルヒ「うっさいうっさい! あんたも牛に舐められちゃえばいいのよっ!」
キョン「うわ、そりゃ勘弁だな」
ハルヒ「そろそろお参り行くわよ!」
キョン「まだ並んでるな……まあでも、いいかね」
- 57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 05:15:21.71 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「どれぐらい並べばいいのしら?」
キョン「うーん、どーだろ」
ハルヒ「前、見えない」
キョン「手放すなよ。探すの面倒だからな」
ハルヒ「わかってるわよー」ギュ
キョン「牛の舌、どんな感じだった?」
ハルヒ「ぬめっと……ざらざらっと」
キョン「うわぁ」
ハルヒ「人間の舌とはちょっと違うのかも」
キョン「? そうか?」
ハルヒ「あーでも、舌の感触って知らないわね」
キョン「手の甲、舐めてみればいいじゃないか」
ハルヒ「こう?」ペロッ
キョン「うおっ、自分のを舐めろよ」
ハルヒ「あはは、キョンびくってした!」
キョン「そりゃビビるだろ。いきなり舐められたら」
ハルヒ「あ、そうだ耳貸しなさいよ」
キョン「?」
ペロリン
キョン「!」
ハルヒ「うわ、キョンのほっぺしょっぱい」
キョン「……なにやってんだよバカ」
ハルヒ「? 顔赤いわよ? 熱?」
キョン「うるさいな。ほら進むぞ」
- 61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 05:30:06.83 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「中々たどり着かないわねー」
キョン「もう少しだ。我慢してろ」
ハルヒ「あ、また雪降ってきた」
キョン「寒くないか?」
ハルヒ「うん。全然大丈夫!」
キョン「そうか」
ハルヒ「……くしゅっ!」
キョン「? やっぱり寒いんじゃないか?」
ハルヒ「う、ううん。そんなことないわよ? ただちょっと、さっき手洗った水が冷たかったかなって」
キョン「ほら、手袋両方使ってていいぞ」
ハルヒ「いいわよ別に」
キョン「いいから。正月から風邪ひいてちゃバカだろ?」
ハルヒ「……さんきゅ」
キョン「おう」
ハルヒ「じゃああたしも恩返しー」ムギュー
キョン「歩きづらいって」
ハルヒ「あ、じゃあキョン? 後ろからあたしを覆っててよ。それなら暖かいかも」
キョン「……そうしてみるかな」
- 64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 05:45:23.49 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「あっ、見えた見えた!」
キョン「おー……賽銭箱大きいなぁ」
ハルヒ「でもあれ、箱というよりかはただの囲いじゃない?」
キョン「まあそうかもな」
ハルヒ「なにお願いしようかしら」
キョン「なんでもいいじゃないか」
ハルヒ「だめよ! 初詣なんだから、ちゃんとしないと!」
キョン「じゃあ.……SOS団メンバーの健康を、とか」
ハルヒ「SOS団が世界的に大きな集まりになるようにとか?」
キョン「それだけはやめてください」
ハルヒ「あ、お賽銭」
キョン「あぁ、俺のコートのポケット漁ってみ」
ハルヒ「ん?」ゴソゴソッ
キョン「一応五円玉分けといた」
ハルヒ「あー、ご縁があるようにって? でも神主さん達からしたらもっとよこせって感じじゃない?」
キョン「……もう適当にばらばらーっと」
ハルヒ「こっちサイフ入ってる。こっからでもいい?」
キョン「ばっ、それはお札しか入ってないぞ!」
- 65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 05:49:33.15 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「キョンキョン、上見て」
キョン「上?」
ハルヒ「でっかいしめ縄!」
キョン「おおっ」
ハルヒ「……火点けたら凄いことになりそうね」
キョン「お前なぁ」
ハルヒ「えいっ」ポイッ チャリン
キョン「…」
ハルヒ「二回、手を叩くんだっけ?」
キョン「あっ、そうか。忘れてた」パンパンッ
ハルヒ「あれ? 叩かないでいいんだっけ?」
キョン「……もう遅いって」
ハルヒ「まあいいわ!」
キョン「結局、何にしたんだ?」
ハルヒ「んー……まあ平和に暮らせますようにって」
キョン「おぉ、それはありがたい」
ハルヒ「え?」
キョン「いやいや、こっちの話」
ハルヒ「あとキョンになにか面白いこと起こしてくださいって。突然頭髪が抜け落ちるとか」
キョン「!? とっ、取り消して来いっ!!」
ハルヒ「嘘よ嘘ー♪ なーに慌ててるの? あはは!」
キョン「お前、本当にそんなこと頼んでないだろうな……」ブルブル
ハルヒ「??」
- 66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 05:56:15.87 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「えま!」
キョン「……なんで絵馬って言うんだろうな」
ハルヒ「絵を描く馬……馬? ならアレよね、今年丑年だから」
キョン「絵丑? 言いにくいな」
ハルヒ「どーでもいいわね!」
キョン「結局こっちでも願いこと書くのならさ」カキカキ
ハルヒ「うん」キューッ
キョン「参拝っていらなかったんじゃないか?」
ハルヒ「どうだろ? それはそれで……できた!」
キョン「? なんだそれ」
ハルヒ「牛よ!」
キョン「……牛? 俺の知ってる牛はそんな……」
ハルヒ「う、牛なの! 牛ったら牛よ!」
キョン「すいません神様。今からそっちに変な生物が行きます」
ハルヒ「失礼ね!」
キョン「ほら、括りに行こう」
ハルヒ「平凡な一年でありますようにって……つまんないわねぇ」
キョン「それが一番だろ。うし、帰るか」
ハルヒ「やだ。もうちょっとウロウロするわよ」グィー
キョン「……わかったわかった」
- 69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 06:08:42.65 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「タコ焼き……」
キョン「まだ食うのか?」
ハルヒ「うーん。食べたいけど全部は無理かも」
キョン「じゃあ半分こするか?」
ハルヒ「そうね!」
キョン「あっつ……熱いから気をつけろよ?」フーフー
ハルヒ「あーん」
キョン「自分で食え」
ハルヒ「けち!」
キョン「うるさいなぁ……ほら」
ハルヒ「はふ」
キョン「俺も」
ハルヒ「それ」ポイッ
キョン「あっつい! 口に放り込むなっ!」
ハルヒ「…」パサパサパサ…
キョン「この……線香の煙だか知らないけど」
ハルヒ「…」パサパサパサ…
キョン「何故そんなに必死になって俺の頭に」
ハルヒ「そりゃあもう、大凶の男だから……」パサパサパサ…
キョン「いたたっ、目がしみるっ」
- 71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 06:13:04.39 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「着物の人も沢山いるわね」
キョン「そうだな」
ハルヒ「あたしも着てくればよかったかなぁ」
キョン「いや、やめとけ。ハルヒは動き回るから……ぐしゃぐしゃにしそう」
ハルヒ「むっ、なによそれ!」
ハルヒ「でも成人式は着物よね」
キョン「んー」
ハルヒ「……まだまだ先の話かしら」
キョン「どうだろうな。気がつけば、そういう時期になってるかもな?」
ハルヒ「あら、あの人綺麗ね」
キョン「?」
ハルヒ「ほらほら、なんか髪短い子」
キョン「……おいおい」
ハルヒ「あ、こっち来る……ん?」
キョン「嘘だろ、なんでお前……あぁっ」
佐々木「やぁキョン。あけましておめでとう」
キョン「…」
ハルヒ「あれ、キョン? 知ってる子?」
キョン「……おめでとう、佐々木」
- 72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 06:23:05.95 ID:Tb9nVxPK0
佐々木「えっと、涼宮……さんかな?」
ハルヒ「!」
佐々木「キョンから話は聞いてます。あ、佐々木です」
ハルヒ「あぁ、えっと、涼宮ハルヒよ!」
キョン「なんでお前、そんな格好」
佐々木「こういう行事には着物もいいかなって。どう?」
キョン「どうって……」
ハルヒ「…」
キョン「……まあ……」
ハルヒ「いいなぁ。あたしも着てみたい」
キョン「!」
佐々木「ふふっ、涼宮さんなら確かに似合いそうだね」
ハルヒ「決めた! 来年の初詣は着物で行くわ!」
キョン「お、おう。そうか」
佐々木「それじゃ、僕……っと! うん、それじゃまたね」
キョン「? もう行くのか?」
佐々木「うん。友達待たせてるし、折角の所を……悪いでしょ?」
キョン「いや、あの」
佐々木「それじゃ、キョンのことをよろしくね。涼宮さん」
ハルヒ「さよなら!」
キョン「…」
- 73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 06:26:00.60 ID:Tb9nVxPK0
キョン「……なんだ、別に大丈夫か」
ハルヒ「ねぇキョン?」
キョン「ん?」
ハルヒ「あんた、あの子とどういう関係?」
キョン「ど、どうって別に。ただの同級生」
ハルヒ「ふーん.……ただの同級生の女の子?」
キョン「そうだよ。それがどうした?」
ハルヒ「なんであたしのこと、知ってるのよ」
キョン「! い、いやあの、まあなんだ」
ハルヒ「……仲いいんでしょ」
キョン「べっ、別に普通だって」
ハルヒ「あんたがふつーに女の子と仲良くできるとは思えないわね」
キョン「おい、ハルヒ」
ハルヒ「ったく……帰るわよ!」
キョン「あっ、おい!」
キョン「……あぁもう……やっぱり変な勘違いしやがって」
- 75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 06:32:21.82 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「…」スタスタ
キョン「おい、ハルヒ」
ハルヒ「…」スタスタ…
キョン「おいってば」
ハルヒ「…」
キョン「あの、違うんだ。佐々木は本当にただの友達で」
ハルヒ「わかってるわよ。だからなに?」
キョン「……なんにもないって」
ハルヒ「意味わかんない」
キョン「だから……その、なんていうか……」
ハルヒ「…」
キョン「国木田とかにも勘違いされるけど、あいつとは本当に」
ハルヒ「……ふふっ」
キョン「本当にただの……え?」
ハルヒ「あははっ、なに、なに慌ててるのよキョン!」
キョン「いや、あの」
ハルヒ「あーもー。そんなに焦っちゃって……あたし、怒ってると思った?」
キョン「そ、そりゃお前」
ハルヒ「バカねー。あんた、あたしを誰だと思ってるのよ? 涼宮ハルヒちゃんよ?」
- 76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 06:41:53.43 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「なんであんたの同級生? の女の子を見て不機嫌にならないといけないのよ?」
キョン「……だってお前」
ハルヒ「言ったでしょ。あたしは恋愛なんてただの病気だって」
キョン「…」
ハルヒ「あんたが別にどこの子とどんな関係でも、あたしには関係ないわ」
ハルヒ「もしかして、嫉妬してるとか思った?」
キョン「……思っちゃ悪いかよ」
ハルヒ「そっか。そっかぁー」
キョン「わけわかんないことすんなよ。……まったく」
ハルヒ「もしさ」
キョン「え?」
ハルヒ「もしあたしがね、恋愛ってのを理解した普通の女の子だとしたらさ」
キョン「……?」
ハルヒ「新年早々、約束もなしに家を訪ねてさ」
ハルヒ「無理矢理連れ出して、一緒に初詣して」
ハルヒ「あんまり美味しくないフランクフルトや、表面だけが甘いリンゴあめ食べたり」
ハルヒ「寒いかって心配してくれて、ちゃんと手を繋いでてくれる」
ハルヒ「そんな男の子がいれば……それってとっても幸せなことだと思うの」
キョン「……ハルヒ」
ハルヒ「嫉妬なんてできないわ。嫉妬なんてする前に……信用しきっちゃってるもん」
キョン「…」
ハルヒ「ほら、もう日が昇るわよ? 初日の出、見るんでしょ?」
キョン「……うん、そうだな」
- 77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 06:49:49.31 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「ここ座って? あたしも座る」
キョン「おう」
ハルヒ「んー……なんだか歩きつかれたわね」
ハルヒ「……佐々木って子、多分あんたのコト好きだったんじゃないかな」
キョン「? そうかな」
ハルヒ「うん。だってね、さっき何度もキョンの手見てたもん」
キョン「手?」
ハルヒ「あんた気がついてなかった? ずっとあたしの手、繋いでてくれてたの」
キョン「あ……あぁ、そうだった。でも佐々木は、お前と同じこと言ってたぞ?」
ハルヒ「あたしと?」
キョン「だから、恋愛感情は病気の一種だとか」
ハルヒ「あぁ、じゃあ本当にキョンのこと好きだったんだ」
キョン「?」
ハルヒ「あたしがそうだから……あたしもそう思ってるから、わかるの」
キョン「…」
ハルヒ「あたしがお参りで、本当は何をお願いしたか教えてあげよっか?」
キョン「?」
ハルヒ「今年もキョンと……今まで通り、仲よくできますようにって」
キョン「……そっか。うん、ならそうしなきゃな」
ハルヒ「もちろん!」
- 84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 06:57:19.91 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「あっ、日が出てきた」
キョン「おー……なんだよ、綺麗だな」
ハルヒ「…」
ハルヒ「楽しかったわね」
キョン「うん」
ハルヒ「でも疲れた。今日は熟睡できそう」
キョン「あのさ」
ハルヒ「?」
キョン「なんていうか、今年もよろしくな」
ハルヒ「なっ、なによ急に」
キョン「色々と面倒なことが起こるかもしれないけど……それでも俺はさ」
ハルヒ「…」
キョン「ハルヒの隣にいるのが、一番楽しい時だと思ってるから」
ハルヒ「……うん」
キョン「さ、そろそろ帰ろう。送るよ」
ハルヒ「ちょいまち!」
キョン「えっ? なんだよ、まだどこか行くのか?」
ハルヒ「初詣、初日の出、初ハグ、初……レバー?」
キョン「??」
ハルヒ「もう一個初○○ってのが、あると思わない?」
- 88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 07:00:56.57 ID:Tb9nVxPK0
ハルヒ「さっき舐めたとこの、ちょっと下」
キョン「……あー……うん」
ハルヒ「これはキョンから、させてあげる」
キョン「いいよ別に。ハルヒからでも」
ハルヒ「……キョンからのが、いいの」
キョン「……わかった」
ハルヒ「ぎゅってしながら、ね?」
キョン「もちろん。今年初めて、だけど今年一番幸せに」
ハルヒ「それは嫌よ」
キョン「なんでだよ」
ハルヒ「また次も……一番幸せって思うように。今、一番幸せって思わせて?」
キョン「…」
ハルヒ「今年も、よろしくね? キョン」
- 89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 07:05:52.37 ID:Tb9nVxPK0
古泉「へぇ……これはいい年の始まりですね」
長門「…」コク
みくる「うふふっ、涼宮さん嬉しそうです」
古泉「しかしなんでしょうね。この孤独感は……」
みくる「そっ、それは」
みくる「ところで」
長門「?」
みくる「キョン君のおみくじの、恋愛ってどういうことが書いてあったんでしょうね?」
長門「…」
古泉「なんだか、とてもマズイことが書いてあるような素振りでしたね」
長門「……これ」カサカサ
古泉「なんで持ってるんですか?」
恋愛:待ち人は来ず
古泉「……これは」
みくる「待ってる人は来ない……それはつまり」
長門「彼は誰も待っていない」
キョン「俺の傍には、もう待ち人は間に合ってるからな」
ハルヒ「ん?」
キョン「いいや、なんでもないよ」
終。
- 95:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY :2009/01/02(金) 07:09:37.09 ID:Tb9nVxPK0
はい。あけましておめでとうございます。
なんといいますか、今年もよろしく……を混めて、一発目から甘い甘いお話で。
今年は去年より、もっと面白いSSを書けるよう頑張ります。
それじゃまた、近いうちに。
去年も今年も、変わらずハルヒはキョンの嫁ってことで。
おやすみなさい。
- 96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 07:12:39.55 ID:8EaF4ZB20
>>95
またアマアマなの期待してるぜ!
良い夢を!
- 98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 07:18:13.48 ID:sJ57XFeSO
おもしろかった!乙です
- 99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 07:20:28.05 ID:GKZ59IgZO
乙!!久しぶりにニヤニヤしてしまったwww
- 101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 07:25:39.63 ID:s7EEwMaYO
>>1乙!
ハルヒかわえぇ…
転載元
ハルヒ「キョンー! あけおめーっ!」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1230831041/
ハルヒ「キョンー! あけおめーっ!」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1230831041/
「Amazon」カテゴリのおすすめ
「涼宮ハルヒの憂鬱」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (61)
-
- 2013年01月02日 01:49
- 新年一発目からいいもん読ませてもらったぜ
-
- 2013年01月02日 01:52
- 懐かしい
この人またなんか書いてくれないかな
-
- 2013年01月02日 02:15
- ハルヒウザいし
終わったコンテンツなんだから わざわざ古いのとかまとめんなよ
-
- 2013年01月02日 02:46
- 100%同意
4年前のSSなんぞまとめられても…なぁ
-
- 2013年01月02日 03:08
- サイト自体に文句つけるならこのサイト使わなきゃいいだろ常考
おみくじを結ぶのは大凶と凶だけ
あれは悪い運を燃やす意味合いがあるから
-
- 2013年01月02日 03:13
- 読者様はこれだから気持ち悪い
-
- 2013年01月02日 03:23
- >>3
バカかお前は
-
- 2013年01月02日 03:33
- ※4
※3
お前達なにいってんの?キモッ
サイトに文句つけるくらいなら来るなよ。
まとめてもらってるだけありがたいと思えよ。
だいたい古いから云々っつったら時期逃した良SSとか長期に渡って書かれたSSがまとめられないじゃねぇか
-
- 2013年01月02日 03:39
- まとめてもらってるっておかしくないか
そんなやつばかりかここの住人は
これだからエレ速にはまとめて欲しくないんだよな
-
- 2013年01月02日 03:49
- 悪いのはアホなコメ書く奴で
エレ速は悪くない
-
- 2013年01月02日 03:51
- その米を放置してる管理人はどうなんだろうね
-
- 2013年01月02日 04:00
- ※11
まったく罪無し。米欄ごときでガタガタ騒ぐな。
-
- 2013年01月02日 04:08
- 嫁氏ひさびさに見たと思ったら随分前のSSだった。
物語にもならないようなしょうもない人生した奴らのコメントが残る世の中なんだから、昔のSSをまとめるくらい良いんでない?
少なくとも文句たれてる奴のコメントよっか面白いSSだった。
-
- 2013年01月02日 04:12
- 嫁のSSはワンパターンなんだよな
文章力自体は高いと思うんだけど、いっつも同じ様なSSばかりだからなぁ
まぁ好きな人はいるみたいだしいいんじゃないの?
そもそも嫁も筆折ったみたいで最近見掛けないしな
-
- 2013年01月02日 04:30
- 罪ってあほかとw
信者ってどうしようもないな
-
- 2013年01月02日 05:34
- ※15
お前がアホか。こんなサイトも米欄も管理人もどうでもいいわ。SS読めりゃ十分だろ。管理人は余計なことせず黙々と載せてりゃいいんだよ俺のために。
言葉尻の揚げ足とるしかない無能がいっちょまえに煽ってんじゃねえよ。
それとも何の罪も非難されるいわれもない人間相手ってわかった上でにグダグダ文句言ってたの?
-
- 2013年01月02日 05:56
- ※16
少なくともお前如きの為だけに管理人は働いてるんじゃねぇ
皆の為にやってんだ
そこんとこ勘違いすんな馬鹿
-
- 2013年01月02日 06:55
- ※16
お前ちょっとやばいよ
頭おかしいって言われない?^^;
-
- 2013年01月02日 07:20
- ※16
え、釣りじゃないの
本気だったら酷すぎる
-
- 2013年01月02日 07:35
- ※16
俺は今本物のアスペを見た。
-
- 2013年01月02日 07:42
- 管理人さんスイマセン。
※16は精神科に連れていくので、気を悪くせずに更新してください。
ほら!※16も謝れ!
-
- 2013年01月02日 08:43
- 3年前だと…
嫁氏SSは甘くていい~
-
- 2013年01月02日 08:48
- お前等仲いいな
-
- 2013年01月02日 09:27
- 書かれた年に関係なく読まれるもの、楽しまれるものを更新するのがここのスタンスだろ
ランキングに乗るくらい読まれるジャンルなのにまとめないわけがない
-
- 2013年01月02日 09:32
- 執拗にむかしのSSを毛嫌ってる人を見かけるけどなんなんだろ
10年前に発売されたCDが街で流れると発狂したり20年前の本を本屋で見かけると頭がおかしくなったりするの?
書かれた時期なんて気にすることなくね?
-
- 2013年01月02日 09:50
- 今年の正月終わりすぎ 昨日もコメント欄でわけわからんこと言ってるアホいたよな
-
- 2013年01月02日 10:09
- わざわざまとめて貰ってるのにお前らのその態度はなんなの?
-
- 2013年01月02日 10:26
- まとめて貰ってるって考え方っておかしいよなw
-
- 2013年01月02日 10:56
- 横レスだけどわざわざまとめてもらわないとこんな昔の記事を読む機会なんてないわけだから
別におかしなことを言ってるわけではないと思われ 今回が初見の人もいるだろうしさ
-
- 2013年01月02日 11:22
- 最近変な奴沸きすぎだろ……
画像だけじゃどんなキャラかわからないとか古いSSは更新するなとか設定がどうのこうのとか……
正月なんだし少しは肩の力抜けよ……
-
- 2013年01月02日 13:35
- 俺は怒っている。なぜ昔のSSがまとめられているのに、依頼したSSがまとめられないのか
-
- 2013年01月02日 13:55
- ※31依頼したものが必ず載ってたら酷いことになりそうだな
-
- 2013年01月02日 14:25
- うーんこいつのSSはワンパでつまらん
総じてハルヒでやる意味無し 10点
-
- 2013年01月02日 14:50
- ネタ無いんなら個人サイトのいいの紹介してくれよ
もちろん作者の許可とってさ
-
- 2013年01月02日 15:09
- ※16だけどなんで叩かれんのか本気でわからんね。
お前らここへ何しにきてんの?
-
- 2013年01月02日 15:26
- コメント欄終わりすぎ
-
- 2013年01月02日 15:29
- ここで文句言ってる人に共通してるのは自分の立場からしか物事を見れてないこと
-
- 2013年01月02日 15:36
- ※35
読みに
-
- 2013年01月02日 15:53
- 週間ランキング4位のハルヒSSがオワコンなら
それより上のエヴァSSと勇者SSだけが終わってないコンテンツということになるから
管理人さんはエヴァSSと勇者SSだけをまとめるといい
-
- 2013年01月02日 16:51
- とてもいいSSだった。
管理人さんはいいセンスしてると少なくとも俺は思うよ。
-
- 2013年01月02日 17:09
- 素晴らしい
俺もこんな正月迎えたかったぜ
-
- 2013年01月02日 17:10
- この人のSSは安定してていいね
面白かった
作者&管理人おつつ
-
- 2013年01月02日 17:20
- キョン妹が小一くらいにしか見えないww
-
- 2013年01月02日 18:38
- ※33
10点満点ですねわかります
-
- 2013年01月02日 18:58
- ※38
だろ?
なら管理人が米欄の整理をしないことにいちいち文句言うやつは何がしたいんだって話だ
-
- 2013年01月02日 19:24
- 上に何人もコメントしてるけど、嫁のSSはワンパターン。これに尽きる
いっつも似た様なSS書いて楽しいのかね?
まぁさすがに飽きたのか最近嫁見ないけどさw
-
- 2013年01月02日 19:27
- 最近のコメント欄見てると管理人が可哀想になってくる
新年早々キャラ画像だけじゃどんなキャラかわからないとコメント欄が荒らされたり
古いSSはまとめるなとかコメント欄整理しろとか荒らされたりこんな三賀日はあってはならないんじゃないかと
もう慣れっこでなにも感じてないのかも知れないけどさ
-
- 2013年01月02日 20:06
- まあ俺が管理なら※欄なんかいちいち見ないわ
-
- 2013年01月03日 00:26
- ※16の考え方に賛成だぜ!
ちなみにこのコメは自演だぜ!
-
- 2013年01月03日 08:27
- ※16だけど本当にお前らの言い分が理解できない。
なんで管理人の言いなりにならないといけないんだよ。
俺の世界は俺を中心に回ってるんだから、管理人は俺が気に入るSSだけを黙って纏めればいいんだよ。
俺はお前達みたいなニート共と違って仕事で疲れてるんだよ。
そしてSSを見て1日の疲れを癒すんだよ。
そんな俺に上質のSSを提供するのは当たり前だろ?
悔しかったら論破してみろニート共www
-
- 2013年01月03日 10:05
- ↑どこを縦読み?
-
- 2013年01月03日 11:03
- ※16
まぁ気持ちは分からんでもないけどさー嫌いだわお前みたいな奴
悪いとは思わないけど嫌いだわ
とにかく嫌いだわ
何を言われても嫌いだわ
働いて疲れてる奴は何言ってもいいとかいう考えが嫌いだわ
-
- 2013年01月03日 12:35
- ネタなんだろうけどネタとしてつまらないからマジレスぽいし
かといってマジレスらしいマジレスでもないから反応に困るという……
どういうのが好きなのかとかも文中に書いてればマジレスぽかったのにな
-
- 2013年01月03日 13:44
- ハルヒはやっぱり可愛い、それでいいじゃないか
-
- 2013年01月06日 01:26
- 佐々木か朝倉のSSまた誰か書いてくんねーかなぁ
-
- 2013年01月07日 01:45
- 可愛いには違いないが、何というコレジャナイ感・・・
-
- 2013年01月10日 17:17
- 面白かった
-
- 2013年01月11日 13:02
- ハルキョン嫁氏のは結構読んだつもりだが
これは初めてだったな。
いつもながらいい甘々じゃないか。
ハルヒに対するキョンの言葉遣いが微妙に丁寧な気がするのは
仲が微妙に進展してるから?
-
- 2013年02月14日 02:32
- ツマンネ
キョンがハルヒとこんなにべったりなわけねえし
待ち人は隣に~なんてハルヒに言うわけないだろ
キョンの隣にいるのは長門だよボケ原作見直してこい
-
- 2013年04月04日 20:49
- オモロかったなぁ、
また観さしてねw
んでぇ、何を偉そうに文句言っとるん?
何でそんな偉そうなん?
お客様は神様だーとか言っちゃう人ですか?
文句しか言えねえ人間ですか?
-
- 2017年01月01日 10:27
- みにきた