P「伊織がヤンデレ化してこわい…」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 20:01:21.66 ID:9cf9RoT50
- 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 20:01:40.42 ID:3QHgVDnn0
おい
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 20:10:17.97 ID:mhZK+lksO
だれか
⇒ヤンデレ大全- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 20:32:41.97 ID:Ip9ZTZPE0
おもしろそうやな
俺からも頼む
- 13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 20:41:48.79 ID:mY4IdcplO
俺からも
- 33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 21:19:17.32 ID:mgtX2W8A0
最初にプロデュースしたのは伊織だった…
伊織「こんにちは、水瀬伊織ですぅ」
P「こんにちは!(とても可愛い子だな)」
プロデュースするとき、俺はそう思っていたが…
伊織「ちょっとっ!この馬鹿プロデューサーっ!」
伊織「私が飲みたいのはぶどうジュースじゃないわよっ!」
伊織「今のレッスン全然わからないわよっ!」
P「す、スマンっ!」
彼女は猫を被っていて、1日を待たずして牙を剥いたのだった
- 35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 21:26:54.94 ID:mgtX2W8A0
しかし、次第に彼女の扱いにも慣れ…
P「お疲れ伊織、ハイこれ」
伊織「あっ、オレンジジュースね。あんたにしては気が効くじゃない」
P「今日のライブお疲れ、小さい規模とは言え疲れただろ?」
伊織「この水瀬伊織にかかれば、どうってこと無いわよっ、にひひっ♪」
彼女も俺に心開くようになってくれた…
伊織「はい、アンタの分」
P「こ、これはオレンジジュース?」
伊織「プロデューサーも今日は疲れたでしょ?」
P「い、伊織…ありがとう!わざわざ俺のためにっ!」ジーン
伊織「ちょっ、何泣いてるのよ」
伊織「べ、別にたいしたことじゃないでしょっ」
口ではこういってるが、彼女なりの表現だと…思ってる
- 36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 21:31:18.72 ID:mgtX2W8A0
そんな俺に転機は突然訪れた
P「へ?別のアイドルも掛け持ち?」
社長「うむ、今も伊織君で忙しいのは分かっている」
社長「しかし、人手不足で他のアイドルにプロデューサーを回す事ができないのだ」
P(もっと雇いましょうよ…)
社長「すまないが、彼女…高槻やよい君も一緒にプロデュースして欲しい」
P「は、はぁ…」
新しく、アイドルを受け持つことになったのだ
- 40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 21:35:18.02 ID:mgtX2W8A0
やよい「高槻やよいです、よろしくお願いしますっ!」
P「よろしく、今日から俺は君のプロデューサーだ」
やよい「うっうー!私、早くアイドルになるように頑張りますっ!」
P「あはは、一応今日からアイドルだけどね」
P(おっと、突然のことだったから伊織に言い忘れてた)
P(後で伊織にも言っておかなきゃな)
- 41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 21:37:59.47 ID:mgtX2W8A0
伊織「ふーん、あなたもアイドルになったのね」
やよい「はいっ、高槻やよいですっ!」
伊織「水瀬伊織よ、よろしくね」
伊織(………)
伊織「プロデューサー、アンタやよいの担当になったの?」
P「いや、伊織と掛け持ちでプロデュースすることになったんだ」
伊織「そうなの…」
伊織「ま、当然よねっ!」
- 44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 21:45:03.82 ID:mgtX2W8A0
伊織「ほらやよいっ、一緒にレッスンよ!」
やよい「はいっ!うっうー、頑張りますっ!」
伊織「プロデューサーも、もたもたしてないでよねっ」
P「元気だなぁ…お前ら…」
やよい「プロデューサー、大丈夫ですか?」
P「いや慣れてるから、平気平気」
伊織「まったく…ほらタオル」
P「ありがとう、すまないな」
伊織「いつものことでしょ、一々気にしないのっ」
- 47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 21:47:57.72 ID:mgtX2W8A0
伊織「プロデューサー、今日の予定は?」
P「伊織は午前はレッスンで…午後は休みだ」
伊織「あら、珍しいわね…?」
P「ああ、そして午前中も途中までは見てやれるんだが…」
伊織「何か予定?」
P「途中からは、やよいの仕事が午後まで入ってるんだ」
伊織「そうなの…やよいも人気が出てきたもの、仕様がないわよ」
伊織「せっかく早上がりなんだし、午後はゆっくりさせてもらうわ」
- 49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 21:53:30.53 ID:mgtX2W8A0
伊織「途中まで一緒にレッスンしましょ、やよい」
やよい「はいっ!」
P「そろそろ時間だ…やよい、行こうか」
伊織「やよい、頑張ってきなさいよ?」
やよい「はいっ!私、お仕事頑張りますっ!」
P「伊織はどうする?もうあがるか?」
伊織「…まだやっていくわ」
P「そうか、あまり無茶するなよ」
伊織「プロデューサーに言われなくても、分かってるわよ」
P「それもそうだよな…伊織、お疲れ様」ガチャ
バタン
伊織「………」
伊織「…お疲れ様、プロデューサー」
- 51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 22:00:05.35 ID:mgtX2W8A0
ガチャ
P「ただいま戻りましたー」
小鳥「あら、プロデューサーさん、お疲れ様でした」
小鳥「やよいちゃんはお家ですか?」
P「はい、やよいの仕事も終わったので、送ってから戻ってきました」
小鳥「ところで、伊織ちゃんは?」
P「え…今日は午前のレッスンで終わりですけど」
小鳥「そう、ですよね?」
P「え、何か問題が?」
小鳥「いえ、こちらに一度も戻ってきてないから…」
P「直接帰ったんですかね?」
P「連絡入れてみます」
- 54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 22:05:46.19 ID:mgtX2W8A0
プルルルル プルルルル プルルルル
伊織「………」ピッ
伊織「もしもし、どうしたの?」
P「もしもし、今何処にいるんだ?」
伊織「…もう家よ、午後はゆっくりしてるって行ったじゃない」
P「そうなのか?765プロに戻ってないようだったから心配になってな」
伊織「悪いけど直接帰らせてもらったわ」
P「そうか、わかったよ」
伊織「用はそれだけ?」
P「おう、わざわざすまなかったな…おつかれ」
伊織「はいはい、お疲れ様」ピッ
- 56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 22:08:18.11 ID:mgtX2W8A0
レッスン場
伊織「………」
伊織「ハァハァ…」
伊織(流石に、心配掛けさせるわけにも行かないわよね)
伊織(やよいも人気が出てきたから…)
伊織(少しでもアイツへの負担を減らさなきゃ…!)
伊織「でもっ…」
伊織「うまく…いかないわね」
- 57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 22:10:35.69 ID:mgtX2W8A0
P「帰ってたみたいです」
小鳥「そうなんだ、よかった」
小鳥「荷物も置いてあるから驚いちゃった」
P「いやいや、忘れ物ですよそれっ」
P「もっと早くに行ってくれれば…」
P「でも、荷物のことも行ってなかったし…大丈夫なのかな」
- 59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 22:19:08.02 ID:mgtX2W8A0
伊織「おはよう、プロデューサー…ふぅ」
P「おはよう伊織、最近疲れてないか?」
伊織「そ、そんなこと無いわよっ?」
P「いやいや…絶対疲れてるって」
伊織「何を根拠に言ってるのよっ」
P「俺が今まで、どのくらいそばで見てきたと思っているんだ?」
伊織(っ!)
伊織「…そ、そうね、少し疲れてるわ」
P「だろ?あまり無理するなよ?」
伊織「ふ、ふんっ!アンタに言われなくたって分かってるわよ」
P「それなら良いが…もうやよいのプロデュースもあるから細かくは見られないぞ?」
- 60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 22:22:38.26 ID:mgtX2W8A0
伊織「そのくらい知ってるわよっ!!!」
P「うおっ!?」
伊織(!)
P「そこまで怒鳴らなくても良いだろ…?」
伊織「…っ!」タッタッタッタ
P「ど、どうしたんだ?」
P「…いや待てっ!朝から仕事入ってるぞっ!?」タッタッタ
- 61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 22:25:59.21 ID:VJoNZk/iO
いおりちゃん…
- 63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 22:27:24.12 ID:mgtX2W8A0
P「本当に、すみませんでしたっ!」
伊織「………」
記者「いえいえ、最近人気ですからね水瀬伊織ちゃん」
記者「なかなかお時間が取れないのも分かりますよ」
P「いや、あらかじめ時間を調整していたのに…こちらのミスです」
P「(ホラッ、伊織も謝って?)」
伊織「…すみませんでした」
記者「気にしないでくださいよ、それよりもインタビュー、始めましょうか?」
P「はいっ、よろしくおねがいしますっ」
- 65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 22:32:47.72 ID:mgtX2W8A0
P「話の分かる人でよかったぁ」
P「運が悪ければその場で評価崩しちゃってたからな」
P「でも今度からは、気をつけような?」
伊織「……ご…なさぃ」
P「ん、どうした伊織?」
伊織「ごめん…なさいっ!」ポロポロ
P「い、伊織っ!?」
ここまで泣いた伊織を見たのは初めてだった
- 67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 22:38:48.39 ID:mgtX2W8A0
伊織「…私、プロデュ…サーに…っ!」
伊織「迷惑…かけない…よう…に…」
伊織「頑張…ったのにっ…!」
P「伊織…」
伊織「私の…ぁいても…できな…いから…っ」
P「だ、大丈夫だよ伊織」
P「俺は伊織のプロデューサーじゃないかっ!」
P「だから、迷惑かけても良いんだぞ?」
- 68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 22:42:32.64 ID:mgtX2W8A0
伊織「そしたらっ!…やよいが…っ!」
P「そうか…やよいをプロデュースする時間のことを…」
伊織「やよいも…っ!プロデュースしなくちゃ…いけないのに…っ!」
ナデナデ
P「ありがとう伊織…」
伊織「ふぁ…」
P「ありがとう…!」
- 70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 22:46:10.93 ID:mgtX2W8A0
P「プロデューサーなのに、アイドルに負担かけていたなんて」ナデナデ
P「恥ずかしいな…俺」ナデナデ
伊織「そんな…そんなこと…ない」
P「安心してくれ伊織、しっかりお前も見るからな?」
伊織「うぅ…」
ギュ
伊織「うぁっ…!」
P「…よしよし」ポンポン
- 74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 22:54:28.42 ID:mgtX2W8A0
ガチャ
やよい「おはようございまーすっ!」
P「おはようやよい、今日も元気だね」
やよい「えへへ、私元気がとりえですからっ!」
やよい「ところでプロデューサー」
P「ん?どうしたやよい?」
やよい「なんで伊織ちゃんを、抱っこしてるんですかー?」
伊織「…っ!?」
バッ
伊織「は、離れなさいよ変態、ど変態っ!」
P「お、俺のせいなのかっ?」
- 76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 23:01:59.09 ID:mgtX2W8A0
いつしか伊織は、二人だけになると甘えてくるようになった…
伊織「プロデューサーっ♪」
P「ど、どうしたんだ伊織?」
伊織「呼んでみただけっ」
伊織「プロデューサー?」
P「どうした伊織」
伊織「私今日、仕事頑張ったでしょ?」
P「そうだな、上出来だったよ」
伊織「じゃあ頭撫でてぇ…?」
P(…今までの伊織は嘘だったのか?)
普段は凛としているのだが、二人になるとすぐに溶けたようになってしまう…
- 78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 23:04:45.07 ID:sgZ2ANmp0
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
- 81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 23:08:27.23 ID:mgtX2W8A0
そんな時期もあったのだが、二人は更に活躍するようになって遂に…
P「竜宮小町?」
律子「はい、私が今後プロデュースする3人のアイドルユニットです」
P「3人も?」
律子「はい、私が企画書を出してその提案が採用されましたっ」
P「すごいじゃないか律子っ!」
律子「これからは同じ事務所ですが、よきライバルとして切磋琢磨しましょうね、プロデューサー殿」
そのメンバーの中に、伊織がいると言うことはそのときに初めて知った…
- 84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 23:14:47.57 ID:mgtX2W8A0
やよい「伊織ちゃん、すごいですねっ」
P「…あぁ、すごいな」
伊織「この伊織ちゃんがリーダーをして、他の二人を引っ張らなきゃね、にひひっ♪」
P「伊織…俺聞かされてなかったんだけど?」
伊織「サプライズよ、驚いた?」
P「…驚きすぎて、本当かどうか今も分からないよ」
伊織「まぁこれでアンタへの負担はなくなるでしょうね」
伊織(その分、甘えて…)
- 87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 23:20:55.46 ID:mgtX2W8A0
竜宮小町は、律子とメンバーの頑張りであっという間に有名になり…
伊織「ねぇプロデューサー」
P「なんだ伊織?」
伊織「私の活躍見てくれた?」
P「あぁ、しっかりと事務所のテレビで見ていたから」
伊織「直接見に来て欲しかったのにぃ」
P「こっちもやよいの仕事があるからな」
伊織「むぅ…」
伊織がこうしている時間も…
伊織「プロデューサーっ♪」ガチャ
シーン
日に日に、少なくなっていくのだった…
- 90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 23:28:12.40 ID:mgtX2W8A0
プルルルル プルルルル ピッ
P「もしもし伊織、どうした?」
伊織「ねぇプロデューサー?今何処にいるの?」
P「今か?やよいの家にいるよ」
伊織「やよいの?」
P「やよいがご馳走してくれるって言うからな」
伊織(やよいの…家に…)
P「え?今、伊織が電話掛けてきてくれたんだよ」
P「誘う?分かった…伊織もやよいの家分かるだろ、今から来ないか?」
伊織「…私はまだ竜宮小町の仕事が残ってるからっ」
P「ん?そうなのか…俺に用事があったのか?」
伊織「…アンタも仕事頑張ってるか、確認しただけよ」
- 92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 23:33:34.03 ID:mgtX2W8A0
P「あはは、さっきまでは頑張っていたけどな」
伊織「そうなの…」
P「ん?伊織はまだ仕事があるって」
P「じゃあやよい、代わるか?」
伊織「!…いいわよ、もう行かなきゃ行けないから切るわねっ」
P「そうか?」
伊織「うん…じゃあねプロデューサー」
P「おう、仕事…頑張れよ」
ピッ ツーツーツー
伊織「……ヒック…」
伊織「プロデューサー…ヒック…うぅ…」
- 95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 23:41:46.33 ID:mgtX2W8A0
双方のオフの日・仕事時間は、見事に重なり合い、伊織と会う時間は無くなってしまった
P「3通と、5件…か」
P(今日も伊織からメールと着信が着てる…)ピッ
プルルルル ピッ
伊織「もしもしっ、プロデューサー?」
P「お疲れ伊織…今、大丈夫か?」
伊織「もちろんよっ!」
P「仕事中で出られなくてごめんな?」
伊織「ううん、寂しいけど…忙しいんだもの、仕方ないわよ…」
P「そ、そうだっ!1週間後、俺はオフなんだが…時間は取れないか?」
伊織「ホントっ!?」
- 98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 23:46:40.16 ID:iytesJpKO
亜美もあずささんもりっちゃんもいるのに他にやよいしかアイドルいないのか?
- 99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 23:47:36.77 ID:mgtX2W8A0
P「ああ、近いのはその日くらいしか、余裕はなさそうだからなぁ」
伊織「あっ…でも…」
P「仕事か?」
伊織「…うん」
P「そうか…本当に忙しいんだな」
伊織「そうね…このあとも」
イオリー! ジュンビハ デキター?
P「律子の声…もう次の仕事か?」
伊織「うん…ばいばいプロデューサー…」
P「ああ、頑張れよ」
ピッ
伊織「いや…辛い…」
バタン
- 101:>>98他のアイドル描写すると、時間がかかるので省いてます…ごめんなさい:2012/02/29(水) 23:52:44.91 ID:mgtX2W8A0
P「もしもし、お疲れ様です小鳥さん」
小鳥「ぷ、プロデューサーさんっ!」
P「な、何ですか急に」
小鳥「伊織ちゃんがっ!」
P「…え?」
- 105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/29(水) 23:59:39.45 ID:mgtX2W8A0
病院
P「あ、小鳥さんっ!」タッタッタ
小鳥「プロデューサーさん、こっちですっ」
P「伊織は今…」
小鳥「今はもう、個室に移されました…こっちです」
ガチャ
P「伊織…!」
律子「しー、静かにしてください」
P「す、スマン…伊織は?」
伊織「スゥ…スゥ…」
律子「今は寝ています」
- 109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 00:06:13.58 ID:9T7B7e8L0
P「な、何があったんだ?」
律子「分かりません」
P「ど、どういうことなんだ?」
律子「音がして部屋に入ったら、もう伊織は倒れていました」
P「何かの病気なのか?」
小鳥「いいえ…過労だそうです」
律子「最近はずっと働き詰めでしたからね…」
P「でも、あずささんや…亜美でも頑張ってるじゃないか?」
律子「肉体的疲労だけなら、皆同じですけど…」
P「それだけじゃないのか?」
律子「精神的にも疲労がたまっているそうです…」
律子「伊織は、竜宮小町のリーダーですから」
律子「二人以上にプレッシャーがあったんだと思います」
P「………」
- 111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 00:11:45.34 ID:9T7B7e8L0
P「ところで、他の二人はどうしたんだ?」
律子「現場で待機させています…私もすぐに戻らなくちゃいけなくて」
P「そうか、それじゃあ俺は無いからここにいるよ」
律子「はい、お願いします…それでは失礼します」
ガチャ バタン
伊織「スゥ…スゥ…」
小鳥「よく眠ってますね、伊織ちゃん」
P「…そうですね」
小鳥「プロデューサーは、私達より心配ですよね」
P「ずっと見てきましたからね…」
P「こんなことになるのも初めてですし」
小鳥「そうですね…やっぱり、リーダーって負担が大きいのね」
P「………」
P「そうかもしれませんね」
- 115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 00:17:11.01 ID:9T7B7e8L0
ガチャ
高木「遅れてすまなかったっ」
小鳥「社長、こちらです」
伊織「スゥ…スゥ…」
高木「…眠っているようだね」
小鳥「はい、今は休んでいます」
高木「そうか、それと…しばらく席をはずしてくれないかね?」
小鳥「はい…では、私も先に765プロに戻っていますね」
P「お疲れ様でした、小鳥さん」
小鳥「はい、それでは…」
ガチャ バタン
- 116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 00:21:34.66 ID:9T7B7e8L0
P「俺に何か用事でしょうか?」
高木「そうだな、やはり彼女のプロデューサーである君なら」
高木「何か原因が分かるのではないかとね」
P「…過労で倒れたそうですけど?」
高木「伊織君は君がプロデュースしている間、倒れたことは一度も無かった」
P「そうですね」
高木「もちろん、新しい環境で…そしてチームメイトができて」
高木「そのリーダーとなった彼女には、他の二人以上に負担はかかるだろう」
高木「だが、私は一人でいるときのほうが…プレッシャーと言うものは大きいと思うのだよ」
P「………」
- 117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 00:25:02.83 ID:9T7B7e8L0
高木「仲間と言うのは、お互い支えあっていくものだからね」
高木「それとは逆に、一人のときは全て一人で抱え込まなくてはいけない」
P「…はい」
高木「分かち合う仲間は、そこにはいないのだ…」
高木「だから…というわけではないが、プロデューサーである君が」
高木「彼女の不安や喜びを、分かち合ってきたのではないのかね?」
P「…!」
- 120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 00:29:40.79 ID:9T7B7e8L0
高木「まぁ、私が勝手に思っているだけのことだ」
高木「今回起こったことは、別に君や律子君に問題があったわけでも無い」
高木「だが、できれば彼女のそばに…少しいてやってはくれないか?」
P「…え?」
高木「安心したまえ、彼女が回復する間やよい君は、こちらで切り盛りしよう」
P「…わかりました、お願いします」
- 121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 00:32:20.46 ID:9T7B7e8L0
高木「おっと…話し込んでしまったようだねぇ」
高木「私はこれで失礼するよ、君」
高木「よろしく頼んだぞ」ガチャ
P「はいっ!」
バタン
P「そうか…竜宮小町に行っても」
P「俺が伊織の支えになってたの…かな」
伊織「スゥ…スゥ…」
- 125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 00:36:39.53 ID:9T7B7e8L0
伊織「ん…んぅ?」
P「起きたか、伊織?」
伊織「…プロデューサー?」
P「ああ、大丈夫か?」
ギュ
伊織「にひひっ…ホントにプロデューサーだぁ」
P「あぁ、俺だよ」
P(声に覇気がないな…)
- 127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 00:41:04.83 ID:9T7B7e8L0
P「伊織、倒れたんだよ…知ってるか?」
伊織「うん…プロデューサーと電話して…」
伊織「切ったら悲しくて、苦しくなって…」
伊織「そしたら…プロデューサーが来てくれた」
P(やっぱり、依存してるの…かな?)
P「今はまだ休んでろよ」
P「オレンジジュース、買って来ようか?」
伊織「うん…お願い」
- 131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 00:45:27.28 ID:9T7B7e8L0
ガチャ
P「ほら、買って来たよ…」
伊織「ありがと…プロデューサー」
プスッ チュー
P「うまいか?」
伊織「うん…うん…」チューチュー
ポタポタ
P「伊織?」
伊織「プロデューサー…美味しい…美味しい…」チューチュー
- 133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 00:48:49.56 ID:9T7B7e8L0
P「そうか…おかわりが欲しかったら言ってくれよ?」
ポタポタ
伊織「うん…うんっ…」チューー
その後、伊織が泣き止み眠りについたのは、面会時間終了ぎりぎりだった…
- 142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 00:55:53.01 ID:9T7B7e8L0
俺は毎日、朝から晩まで…それこそおはようからおやすみまで、伊織をプロデュースすることになった
ガチャ
P「伊織、今日も来たぞー?」
伊織「プロデューサーっ!」
P「お、今日はもう起きてたんだな」
伊織「あ、アンタは遅いのよっ」
P「悪い悪い、お詫びにオレンジジュースを買ってきたよ」
伊織「…ホントに?ありがとう、プロデューサー!」
P「あはは、お店で買ってきたちょっとお高い奴だからな」
伊織「………」コクコクコク
しかし過労でずっと入院しているわけにもいかず、いよいよ退院も間近となった
- 144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:01:47.59 ID:9T7B7e8L0
ガチャ
P「おはよう伊織」
伊織「おはよう、プロデューサー」
P「もうすぐ退院できるぞ、やったな?」
伊織「…えぇ、そうね…」
P「?…元気が無いけどどうした?」
伊織「そんなこと…ないわよ」
P「のどが渇いたのか、オレンジジュース買って来ようか?」
伊織「えっ?」
P「行ってくるよ」
伊織「いやっ」ガシッ
P「え?」
伊織「の、のど渇いてないから…ここにいて」
P「………水、飲むか?」
伊織「……………ぅん」
- 146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:08:13.12 ID:9T7B7e8L0
退院が近づくにつれて、伊織は一緒にいる時間を増やしたがるようになった…
P「伊織、もう時間だからっ!なっ?」
ギュー
伊織「いやっ!まだ一緒にいてよっ!」
P「で、でも規則だからっ」
伊織「行かないで…行かないでよ…」ポロポロ
P(………)
P「…ちょっと待ってて、伊織」
退院前日、とうとう病院に断りをいれ、一緒にいることになった
- 148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:12:52.04 ID:9T7B7e8L0
P「伊織、寝なくても大丈夫なのか?」
伊織「…寝たくないの」
P「明日退院できるんだから、少しは体調休めておいたほうが良いよ」
伊織「寝たらプロデューサーが…行っちゃうから」
P(………)
伊織「ねぇ、プロデューサー」
P「どうした伊織?」
伊織「手…握ってて」スッ
P「…あぁ」
ギュ
- 152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:16:49.72 ID:9T7B7e8L0
伊織「にひひっ…これでもう…逃げられないわよ…?」
P「そうだな」
伊織「…行かないでね?」
P「行かないから、安心して寝るんだ…伊織」
伊織「いーやっ、にひひっ」
P「伊織…!」
伊織「…昔はいつも一緒だったのにね」
- 153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:21:49.55 ID:9T7B7e8L0
P「………」
伊織「仕事のときも…」
伊織「たまにオフのときも…つき合わせて」
P「そうだ…ったな」
伊織「アンタが覚えて無くても…私は覚えてるわよ…?」
伊織「…竜宮小町に入れば…プロデューサーも疲れないし」
P「…っ!」
伊織「…楽になるって…思ってたのよ」
- 155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:25:55.08 ID:9T7B7e8L0
伊織「でも…全然違った…」
伊織「やよい一人に専念する分…やよいの仕事は増えて…」
伊織「竜宮小町も…律子の考えどおり…有名になったわ…」ギュー
ポタポタ ポタポタ
P「………」
伊織「甘えたかった…もっと甘えたかったのっ!」
- 157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:30:50.58 ID:9T7B7e8L0
伊織「どんなに有名になっても…」
伊織「プロデューサーが近くにいなきゃ…いや…」
P「…伊織」
P「昔は、一人でずっと頑張ってこられただろ?」
伊織「それはぁ…プロデューサーがぁ…」
P「もちろん、俺もいたよ……あぁ、二人だったな」
P「初めてのライブでも、まるで緊張しなかったじゃないか」
- 159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:37:57.30 ID:9T7B7e8L0
P「あいさつ回りやコンサートやテレビ出演」
P「どんなときでも、頑張ってこられたじゃないか」
伊織「…うん」
P「そのときは、俺がプロデュースしていたけど」
P「今のプロデューサーは、律子だ」
P「そして、あずささんや亜美もいる…」
P「困ったときは一緒に悩んで、嬉しかったら一緒に喜べるだろ?」
P「それが3人と共感できるんだ…すごいよそれは」
伊織「………」
P「だからさ」
P「もう伊織は一人でもないし俺がいなくても大丈夫だろ?」
- 161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:40:37.61 ID:9T7B7e8L0
伊織「………」
P「伊織…?」
伊織「………」
P「ははは、寝ちゃったか…」スルッ
P「俺はもう行くな?」ガチャ
P「おやすみ、伊織…」
バタン
伊織「………ぃゃ」
- 164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:46:41.77 ID:9T7B7e8L0
P「zzz…」
プルルルル プルルルル
P「んぁ…?」
プルルルル プルルルル ピッ
P「ふぁぁ…もしもし?」
伊織「プロデューサー?」
P「んー?伊織かー?」
伊織「あったり…にひひっ…」
- 166:ずっと一緒伊織:2012/03/01(木) 01:52:10.94 ID:9T7B7e8L0
P「…え?伊織っ!?」
伊織「他に誰がいるって言うのよ?」
P「ど、どうしたんだ?急に電話なんてっ?」
伊織「今…病院の前にいるの…こられない?」
P「わ、分かったっ!すぐに行くからっ!」
伊織「まってるわよっ♪」ピッ
- 168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:55:19.92 ID:9T7B7e8L0
P(でも何で病院の前なんだ?)
P(そんなの看護師が許可するはず無いだろう)
P「でも今は、伊織が待ってると信じて…行かなくちゃ」
病院前
P「伊織は…」
伊織「………」
P「いたいた、伊織ー!」
伊織「ちょっと、遅いじゃないのっ!」
- 171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:00:11.54 ID:9T7B7e8L0
P「夜中にいきなり電話掛けてくるからだよっ」
伊織「そうよねぇ、どっかの誰かさんは、もうとっくに私をおいて帰っちゃったわよねー」
P「うっ…」
P「い、伊織もぐっすり寝たと思ったからな…」
伊織「『行かないから安心しろ』って言ったのは何処の誰かしら~?」
P「ぐ…そこを突かれると痛いな…」
P(なんだか妙に元気になってないか…?)
- 174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:03:20.94 ID:9T7B7e8L0
伊織「まさか、謝罪のひとつも無いのかしら?」
P「ご、ごめんなさい」
伊織「『すみませんでした、伊織お嬢様』よ」
P「すみませんでした、伊織お嬢様!」
伊織「分かればいいのよ、にひひっ♪」
P(調子が昔と同じだな…)
- 176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:07:10.16 ID:9T7B7e8L0
P「と、ところで伊織?」
伊織「なにかしら?」
P「何で俺呼び出されたんだ?」
P「やっぱり、途中で抜け出したからか…?」
伊織「そうねぇ、それもあるけど」
伊織「私…気がついたことがあるのよ」
P「何に気がついたんだ?」
伊織「一緒にいられる限界についてよ」
P「限界?」
- 178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:11:09.70 ID:9T7B7e8L0
伊織「私は明日退院するわ…」
P「?…そうだな」
伊織「そうするとやっぱり、プロデューサーと会う時間って無くなるのよ」
P「伊織…だから俺は」
伊織「そして入院しているとき…プロデューサーはずっと看病してくれた」
伊織「毎日毎日、私のところに来てくれた…」
P「ああ…そうだな」
伊織「それでも…朝と夜は、プロデューサーがいなかった…」
- 180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:16:52.19 ID:9T7B7e8L0
伊織「欲張りかも知れないけどっ、寂しいのよ…」
P「二人とも仕事をやめて同棲しろってか…?」
伊織「それが素敵なんでしょうけど…そんなにまどろっこしいことはしないわ」
P「そ、そうか…まどろっこしい?」
伊織「プロデューサー、病院って良いわね…」
伊織「皆が心配してくれる、自販機のだけどオレンジジュースもある」
伊織「そして…」ダキィ
ドンッ
P(お、押したお…された?)
伊織「プロデューサーがいてくれる」
キキー
ドンッ
- 187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:22:52.96 ID:9T7B7e8L0
………
……
…
プ…デュー…ー プロデュー…ー
P(あー、あったかい…)
プロデューサーサン!
P「………んん…」
小鳥「プロデューサーさん!」
P「んぁ…小鳥さん?」
- 188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:25:54.10 ID:9T7B7e8L0
小鳥「うぅ…良かったっ!本当に…!」
P「な、なに泣いて…うぅ…」
小鳥「む、無茶しないでくださいっ!」
P「こ、ここ…は?」
小鳥「病院です」
- 192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:29:42.63 ID:9T7B7e8L0
P「な、なんで…病院に…」
小鳥「二日前…伊織ちゃんの退院前日」
小鳥「プロデューサーさん、交通事故にあったんです」
P「お、俺が…事故?」
小鳥「しかも病院前で…車とぶつかったそうです…」
P「よく…無事だったな俺…」
小鳥「本当にそうですよっ!」
小鳥「打ち所が悪ければ二人とも即死だったんですよっ!?」
- 195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:32:05.34 ID:9T7B7e8L0
P「ふ…たり…?」
P(確か俺は……っ!)
P「い、伊織はっ!…うぅっ…」
小鳥「む、無茶しないでくださいっ!」
小鳥「伊織ちゃんも生きてますからっ!」
P「そ、そう…ですか…」
- 201:END:2012/03/01(木) 02:40:30.89 ID:9T7B7e8L0
P「それで…伊織は何処に…?」
小鳥「プロデューサーさんの隣のベッドですよ」
P「え…?」
小鳥「伊織ちゃんのほうが傷は浅かったようですよ」
小鳥「それでも二人とも大怪我ですけどね…」
小鳥「本当は部屋も別々になるはずだったんですけど…」
小鳥「社長や私…なにより伊織ちゃんがお願いして、一緒にしてもらいました」
P「………」
伊織「ぷ、プロデューサー…」
小鳥「あら、伊織ちゃん…起こしちゃったかしら?」
P「…伊織」
伊織「プロデューサー…こ…」
これからも、一緒よ…にひひっ♪
- 204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:41:57.67 ID:9T7B7e8L0
こういうヤンデレもあるのよ、分かって欲しいのよ
ごめん、ちょっと…休憩
- 207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:43:45.49 ID:KFA8RDiW0
休憩か
終わりかと思った
- 210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:44:53.05 ID:TW73NFn+0
可愛いのう
- 212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:46:12.63 ID:+Ud1WTFu0
これは素晴らしいヤンデレ
- 213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:46:55.21 ID:9T7B7e8L0
自分、またルート分岐してる不思議…
- 219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:03:56.57 ID:9T7B7e8L0
さて、どのタイプの病みがなういのかな>>220
- 220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:06:44.10 ID:92fMg02A0
でもやっぱり俺にはこれしかねえんだ
監禁タイプ
- 222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:10:29.94 ID:XxBeiCMs0
おいwwww
- 224:かごの中伊織 >>164から:2012/03/01(木) 03:12:27.43 ID:9T7B7e8L0
P「…え?伊織っ!?」
伊織「他に誰がいるって言うのよ?」
P「ど、どうしたんだ?急に電話なんてっ?」
伊織「…プロデューサーは、何処に行っちゃったの?」
P「お、俺は…」
伊織「行かないって言ってくれたのにっ!」
P「………お、おちつけ伊織」
- 227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:17:05.45 ID:9T7B7e8L0
伊織「やっぱり駄目だった…プロデューサーがいなくなったら駄目だった…」
P(じょ、情緒不安定になってるな…)
伊織「ねぇ、プロデューサー…何処にいるのぉ?」
伊織「教えてよ…ヒック…どこぉ…」
P「じ、自分の家だよ伊織」
伊織「…なんでいなく…なっちゃったの?」
P「ご、ごめん…もう伊織が寝てたから…」
伊織「私は、行かないでって…言ったのにぃっ!」
- 231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:20:54.67 ID:9T7B7e8L0
P「わ、分かったから…落ち着け…な?」
伊織「いやっ!プロデューサー、いなくなったら駄目っ!」
伊織「そばにいてよ…うぅ…」
P「と、とりあえず深呼吸、深呼吸」
伊織「プロデューサー…プロデューサー…」
P(は、話を聞いてくれないな)
- 236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:25:33.83 ID:9T7B7e8L0
P「と、ところでこんなに遅くに…電話して大丈夫なのか?」
伊織「グスッ…へ?」
P「いや、病院の中ってそういうのって駄目じゃないの…?」
伊織「個室では…使えるわよ…」
P「そうなのか…」
P「じゃあ、今はベッドで寝ながら話してるのか?」
伊織「違うわ…今、XXXX…」
P「え?」
P(俺の家の近くじゃないか…)
- 237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:30:11.10 ID:9T7B7e8L0
P「い、伊織…?病院はどうした?」
伊織「そんなこと、どうでもいいのっ!」
伊織「プロデューサー…会いに来てぇ」
伊織「今…プロデューサーの家に向かってるよ…?」
P「だ…だろうな…」
伊織「来なくても、迎えに行くからぁ…」
P「わ…分かった、すぐに行くからっ!」
- 242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:35:30.65 ID:9T7B7e8L0
P「まったく…伊織は何を考えているんだ…?」
伊織「ぁ…」
伊織「プロデューサーっ!」
P「…伊織!」
ボフッ
伊織「プロデューサー、プロデューサーっ!」
P「おーよしよし…」ナデナデ
P(って何悠長なことしているんだ俺は)
伊織「どこに行ってたのぉ…行かないでよぅ…」
P「ご、ごめんな伊織…」
伊織「ずっと、会いたかった…寂しかったぁっ!」
- 246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:42:20.89 ID:9T7B7e8L0
P(1日もしないでこれか…)
P(少しでも落ち着かせないと駄目だよな…)
P「よしよし…もう大丈夫だよ、俺はここにいるから…」
伊織「…離れない?」
P「うん、離れない」
伊織「何処にも行かない?」
P「うん、行かない行かない…ずっといる」
ナデナデ
伊織「ほ、ホントにぃ?」
P「ああ、嘘はつかないよ」
伊織「じゃ、じゃあ…私が入院している間にね…家に頼んでおいたの…」
P(?)
P「何をだ?」
伊織「プロデューサーと、私の部屋っ!」
- 250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:47:19.59 ID:9T7B7e8L0
P「お、俺と伊織の部屋っ!?」
伊織「うんっ!だから、そこに行こう…?」
P「ちょ、ちょっと待ってくれ…!」
P(部屋?いきなりすぎて意味が分からない…)
P(家にって、水瀬に…だよな)
P「えと、今から…か?」
伊織「うんっ♪」
- 253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:52:21.73 ID:9T7B7e8L0
P「さ、流石に今からはちょっと…」
伊織「えっ…駄目…なの?」
P「ほ、ホラ…いきなり部屋って言っても…俺にも家はあるし…」
P「女の子と…しかもアイドルと同じ部屋になんて…」
伊織「いやっ!一緒にくるのぉ!!」
P「こ、声が大きいよ伊織っ!」
伊織「来てよ…一緒に来てよっ!」
P(とりあえずこの場をしのごうっ!)
P「よ、よし!行く、行くよ伊織っ!」
伊織「ホントっ!?」
P「あぁ…行こう、伊織」
伊織「うんっ!にひひっ♪」
- 258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:57:02.28 ID:9T7B7e8L0
P「そ、それで…?」
伊織「なぁに?プロデューサー」
P「その部屋は…やっぱり伊織の家にあるのか?」
伊織「それなんだけどね…な・い・しょ♪」カチッ
ビリビリビリビリッ!
P「いっ・・・!」
P(いおり…)
ドサッ
- 261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 04:00:38.43 ID:9T7B7e8L0
P「ん…んあー…?」
ジャラジャラ
P「ん、体が・・・動かない?」
ジャラジャラ
P「…鎖?」
ガチャ
伊織「ご、ごめんなさいっプロデューサーっ!」
ガバッ
伊織「痛かったでしょ?痛かったでしょ?ごめんなさい、ごめんなさいっ!」
- 266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 04:09:22.41 ID:9T7B7e8L0
P「ど、どういうことなんだ…?」
伊織「プロデューサーっ、プロデューサーっ!」
P「俺…確か伊織にスタンガンで…?」
伊織「そうなの…本当にごめんね?プロデューサー」
P「いや、それはたいしたこと無いから平気だよ…それより」
ジャララ...
P「この鎖は…なんだ?」
伊織「痛い?鎖、痛い?」
P「痛くは無いけど…これじゃあ動けないよ…」
伊織「ごめんなさいっ、はずしてあげられないの…」
P「な、なぜなんだ?」
伊織「鎖をはずしたら…プロデューサーがまたどこかに行っちゃう…」
- 268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 04:14:25.40 ID:9T7B7e8L0
P「お、俺がどこかに行っちゃう?」
伊織「そんなの耐えられないっ!いやっ!」
ギュー
P「苦しいよ…伊織…っ!」
伊織「!…苦しかった!?ごめんなさい、プロデューサーっ」
P「ゴホッ…ゴホッ…」
伊織「ごめんなさい…痛かった?プロデューサー?」
P「大丈夫…だから…」
P「ところで伊織…これから俺を、どうするつもりなんだ?」
- 274:END:2012/03/01(木) 04:21:06.28 ID:9T7B7e8L0
伊織「プロデューサーをどうにかなんて…しないわよ…」
P「な、なら俺をここから出しt」
伊織「それは駄目なのっ!」
P「なっ…」
伊織「ずっと一緒って…居てくれるって…言ったのっ!」
P「そ、それはそうだけど…こういうことじゃないだろ?」
伊織「離れちゃダメぇっ!どこかに行ったらいやぁっ!」
P(これじゃあ、どうすることもできない…)
P「じゃ、じゃあ俺はこれからずっと…」
伊織「ここに居るのぉっ!」
- 277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 04:24:30.35 ID:a5idFj5A0
end・・・だと・・・
- 281:はやまった…こっちがEND:2012/03/01(木) 04:26:17.67 ID:9T7B7e8L0
伊織の話では、竜宮小町はまた3人に戻り今も活躍している…
765プロはプロデューサーが一人辞めて、新しいプロデューサーを雇ったらしい
その人は優秀で、前のプロデューサー以上にアイドル達に熱を入れている
やよいは…一時的ではあったが、ショックから立ち直り、新しいプロデューサーにプロデュースしてもらっている
伊織は今日も、俺に色々な話をしてくれる…
―今、何時だろう
- 286: 忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2012/03/01(木) 04:34:07.64 ID:9T7B7e8L0
真は書いたばかりだし当分無理ですぅ><
束縛って物理的じゃなくて、精神的なものだと思うんだっ
P失明も考えたけど、ヘビーじゃなくても良いと思ったんだぜ
- 291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 04:44:53.13 ID:joDgE7SNO
>>286
もしかして肩揉み真?
あれも大変良かった
真「プロデューサー!肩もみしてあげますよ!」- 289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 04:41:55.80 ID:2rPlFx890
もう少しだけ続け
- 294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 04:46:50.72 ID:9T7B7e8L0
ちょっと考えてたEND
P「伊織ぃ…何処に居るんだぁ?」オロオロ
伊織「はいはい、ずっと近くに居るわよっ」
ギュッ
P「伊織…怖い、真っ暗だ……怖い…」
P「手…離さないでくれ…」
伊織「もう、しっかりつかまってなさいプロデューサー?」
目が見えなくなって…伊織が俺の支えになった…
- 298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 04:51:30.37 ID:TW73NFn+0
>>294
これだよ素晴らしい…
男がヤンに頼りきりになってヤンが笑顔になってるの想像するともうヤバい
- 319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 06:38:44.54 ID:rj5K/ADi0
よく頑張って書いたな褒めてやるぞ
- 321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 07:29:06.04 ID:utZly///O
響のヤンデレは是非書いてみたいが、いかんせんハードルが高すぎる
- 325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 08:02:19.43 ID:yaWRD/NN0
たまらないスレだな
妄想だけで脳汁が止まらん
- 338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 09:38:07.74 ID:utZly///O
P「響、出発の準備はいいか?」
響「う、うん」
P「今日も結構詰まってるからな、無理せず余裕を持って行こう」
響「了解さー。……」
伊織「……ふん」
美希「ハニー……」
春香「プロデューサーさん……」
- 339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 09:43:07.50 ID:utZly///O
響「……あのさ、プロデューサー」
P「ん? どうした?」
響「自分のこと、すっごく大事にしてくれるのは嬉しいし、
いつも一緒にいてくれてるのにはほんとに感謝してるんだけど……
伊織とか美希とか、春香が寂しそうだぞ……」
P「あぁ、……それはこの間、小鳥さんにも言われたよ」
- 341:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 09:48:47.03 ID:utZly///O
P「でもな、響。
お前は765プロで初めてのAランクアイドルになったばっかりで、
ある意味一番危ない時期なんだよ。
仕事が、じゃなくて、響の身体が、な」
響「……」
P「もちろん仕事も大事だが、俺はそれ以上に響が大事なんだ。
アイドルとして頑張ってもらうのに、響自身が疲れちゃったら
せっかくのチャンスも台無しだろう?」
- 343:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 09:53:38.43 ID:utZly///O
響「プロデューサー……」
P「だから今は、出来るだけ近くでお前をプロデュースしたいんだ。
響は頑張り屋だから、知らずに無理してることもあるかもしれない。
そう言うのに気付くには、やっぱり一緒にいるのが大切だからな」
響「うん……それはわかるぞ。でも……」
P「大丈夫、他のやつもちゃんと解ってくれてるさ」
- 344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 09:57:55.77 ID:utZly///O
P「あいつらだってAランクアイドル目指して頑張ってるし、
俺も全力で応援してる。
響が仕事の波にうまく乗れるようになったら、
その時は改めてあいつらと一緒に頑張るさ。
でも、今はとにかくお前が大事なんだよ」
響「……自分がちゃんとAランクアイドルとして、
自立できるようになったら、いいんだな?」
P「ん、まぁそうだな」
- 345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 10:02:44.35 ID:utZly///O
響「わかった。
自分、頑張って、早くプロデューサーが
伊織たちのことも見て上げられるようにするぞ」
P「響は優しいな」
響「そ、そうかな?」
P「きっとみんな上手く行くさ。
響は何も心配しないでいいからな」ナデナデ
響「……うん、プロデューサー」
- 347:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 10:09:30.14 ID:utZly///O
響(……違うんだ、プロデューサー。
自分、全然優しくなんかないんだ。
ほんとは、プロデューサーをひとりじめするために、
ずっと頑張ってたんだぞ。
でも、プロデューサーにいい子だって思われたいから、
あんなこと言ったんだ。
自分だけを見ててほしいのに。
自分……うそつきの、悪い子なんだぞ……)
- 348:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 10:16:00.42 ID:rOHYJzBR0
たまらんなこれは
- 349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 10:17:33.89 ID:utZly///O
響「はいさーい!
今日は東京でも食べられちゃう、すっごく美味しい沖縄料理を教えるぞ!」
司会「響ちゃんは沖縄出身なんだよね?」
響「うん!
だからちょっと厳しくコメントしちゃおっかな?」
司会「本場の舌はごまかせませんねぇ。
でも、響ちゃんに認められれば本物の味ってこと!」
響「保証するさー!」
- 351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 10:23:27.85 ID:utZly///O
響「まずは、このお店!……」
司会「そこは……」
響(プロデューサー、見ててくれてるかな?
誉めてくれるかな……また、頭撫でてくれるかな……)
- 352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 10:27:10.27 ID:utZly///O
響(……でも、……)
響が仕事の波にうまく乗れるようになったら、
その時は改めてあいつらと一緒に頑張るさ。
響(……誉めてほしい。
完璧な自分をプロデューサーにたくさん見てほしい。
でも、自分が完璧だったら、プロデューサーはもう自分だけのこと、
見てくれなくなっちゃうのかな……)
- 357:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 10:31:13.26 ID:utZly///O
スタッフ「お疲れさまでーす」
P「お疲れさまでした!」
響「お疲れさまでしたー!」
P「響、今日もすごくよかったぞ。
ディレクターも店の人も、喜んでくれてた」
響「ほんと?」
P「あぁ。
この調子なら、トップアイドル定着もすぐだな!」
響「――――自分、完璧だからな!」
- 358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 10:36:51.95 ID:utZly///O
P「じゃあ、俺はこれからもう一件だけ営業があるから、
響は先に事務所に戻っててくれ」
響「うん、わかったぞ」
P「くれぐれも、気を付けてな?」
響「タクシーに乗るのに、気の付けようがないと思うけど」
P「まぁそれもそうだが……」
響「平気だってば。
プロデューサーも次の仕事に集中しなきゃだぞ!」
- 359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 10:40:23.07 ID:utZly///O
P「あぁ」
響「……ちなみに、誰の営業なんだ?」
P「ん、まぁ765プロ全体だが、企画としては伊織の売り込みかな」
響「そっか。……そっか」
P「心配するな、大丈夫だって。
じゃあ、また明日な」
響「うん、プロデューサー。
……いってらっしゃい」
P「おう」
響「……」
- 364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 10:58:26.61 ID:utZly///O
ガチャッ、
伊織「!」
春香「プロデューサーさ……」
美希「ハニー! おかえ、り……」
響「……ただいま。
プロデューサーは営業に行ったぞ」
伊織「……」
美希「そう……なの」
春香「プロデューサーさん……忙しそうだね……」
- 369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 11:14:01.25 ID:utZly///O
伊織「……ま、しょうがないわね。
今は踏ん張りどころなわけだし」
美希「でも、もうずっとハニーとお仕事できてないの。
寂しいよ……響が羨ましいの……」
春香「美希、そんなこと言ったら響ちゃんが困っちゃうよ?」
美希「あ……ごめんなの、響」
響「じ、自分は別に……」
- 370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 11:17:10.16 ID:utZly///O
伊織「じゃあ……帰ろうかしら」
春香「うん、そうだね」
美希「……ハニー、もうミキたちのこと見てくれないのかな……」
伊織「!……」
春香「……っ」
響「美希……」
- 372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 11:20:56.41 ID:utZly///O
春香「そ、そんなことないよ。
プロデューサーさんはちゃんとみんなのこと考えて……」
伊織「そうよ、アイツのことだもの、いくら忙しくたって……」
美希「でも、でも、……ミキ、怖いの。
ハニーに見捨てられちゃったらって……
すっごくハニーに大事にされてる響を見てたら、
余計にそう思っちゃうの……」
- 374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 11:23:58.67 ID:utZly///O
春香「……」
伊織「……」
美希「……」
響「じ、自分は……
……そんなこと、ないって、思うぞ。
今日の営業だって、伊織を売り込むためだって言ってたし」
- 376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 11:27:24.57 ID:utZly///O
伊織「そっ、……そうなの?」
響「うん。765プロ全体の営業と、その中で伊織の企画だって、
プロデューサー言ってた」
春香「ほ、ほらぁ、やっぱり美希の考え過ぎだよ!
私たちも頑張れってことだよ!」
美希「ハニー……ミキ、明日からもっと頑張るの!」
伊織「わ、私も……!」
響「……」
- 379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 11:32:53.18 ID:utZly///O
響「……今は自分のことで精いっぱいだけど、
自分も、伊織たちのこと、応援してるぞ。
自分がここまで頑張れたのも、プロデューサーとみんなのおかげだし。
一緒に、頑張ろ?」
伊織「響……」
春香「響ちゃん……私たちもすぐAランクアイドルになってみせるから!」
美希「ハニーのひとりじめもそこまでなの!」
- 380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 11:38:58.94 ID:utZly///O
響「……待ってるぞ、みんな。
自分も、頑張るからさ」
伊織「響、……ありがと」
春香「響ちゃん、ありがとう!」
美希「悔しいけど、響がAランクアイドルな理由が、
ちょっとわかった気がするの」
響(……また、うそつき。
うそつきだぞ、自分……)
- 383:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 11:42:15.58 ID:utZly///O
響(みんなにはAランクアイドルになんてなってほしくないって、
そんなこと思ってるんだぞ、自分……
プロデューサーもみんなも必死になって頑張ってるのに、
みんなを騙して、自分は、最低のうそつきなんだ……
自分、プロデューサーに見てもらえる資格なんて、
ほんとは……そんなの、ないんだぞ……)
- 384:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 11:52:55.71 ID:utZly///O
響「二時間ドラマ? 自分が?」
P「あぁ。
主役ってわけじゃないが、ほとんどヒロインだな。
まだしばらく先の話にはなるが」
響「……」
P「できそうか?」
響「どうかな……演技とかってちゃんとやったことないけど……」
P「おいおい、そうじゃないだろ?」
響「え?」
- 386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 11:55:26.74 ID:utZly///O
P「俺の知ってる響なら、多分、ああ言うと思うんだけどな」
響「……あはは、そうだな。うん。
やるよ。プロデューサー。絶対やりきって見せる。
自分、完璧だからな!」
P「よく言った!
そうと決まれば、色々とそれを見越したレッスンを入れなきゃな!」
響「うん!」
- 394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 12:32:26.29 ID:utZly///O
響「『好きなんです!
好きだったんです……あなたのことが』
『ずっと、言えなかった』
『私にはあなたしかいないの』」
P「お疲れさん。今のは結構よかったんじゃないか?」
響「うー、やっぱりちょっと恥ずかしいぞ……」
響(……台本なら、言えるのにな……)
- 396:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 12:42:39.08 ID:utZly///O
P「で、これが今度の台本だな。
細かい変更はあるかもしれないが、大体最終版と考えていいそうだ」
響「ん。
……プロデューサーはもう読んだのか?」
P「あぁ、まぁ、ざっとはな。
楽しみにしてるよ、ひとりのファンとしても」ナデナデ
響「……自分、頑張るから……」
P「うん、頑張ってくれ」
- 398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 12:51:49.24 ID:utZly///O
響(『好きだったんです』、か……
……自分、いつからプロデューサーのこと、好きだったんだろ……
事務所に上手く馴染めなかった自分に、優しくしてくれたから?
初めてオーディションに受かったとき、思いっきり抱きしめてくれたから?
自分のこれからのことを、すごく真剣に考えてくれたから?
……どれも、ちょっと違う)
- 399:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 12:59:45.74 ID:utZly///O
響(そうだ……
伊織。伊織が自分より先にオーディションに受かって、
それで一日中プロデューサーに誉められてるのを見て、
それから、自分も、誉めてほしいって、
伊織より、自分だけを見てほしいって、……
プロデューサーの全部がほしい、自分の全部をあげたいって、……)
- 401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 13:03:30.36 ID:utZly///O
響(でもそれって……ほんとに『好き』ってことなのか……?
……。
……今は、この仕事に集中しよう。
上手くできたら、きっと、プロデューサーにいっぱい誉めてもらえる……)
- 403:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 13:08:50.45 ID:utZly///O
響「『……離して。もう、私に構わないで』」
響(そうだ。プロデューサーは、今は自分を見ててくれてる)
響「『離してよっ! どうせ、……どうせまた、嘘なんでしょ!』」
響(自分だけを見ててくれてる)
響「『……うそつき』」
響(……自分だけの、プロデューサー……)
- 405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 13:14:23.21 ID:utZly///O
P「すまん響、明日はどうしても現場に行けないんだ」
響「そうなのか?
自分は別に平気だけどさ。また営業?」
P「伊織と美希、それから春香のオーディションがあるんだ。
それぞれバラバラな上に、結構大きなやつでな。
これが掴めたらデカいんだが」
響「――――おぉ!
さすが自分をここまで育てた敏腕プロデューサーだな!」
- 406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 13:18:20.11 ID:utZly///O
P「ははは、おだててもジュースぐらいしか出ないからな」
響「三人に『応援してる』って、伝えといてほしいぞ」
P「あぁ、わかった。
ちゃんと伝えておくよ」
響「自分も負けないように頑張らないとなー」
P「監督も、ほかの役者さんも響のことべた褒めしてたから大丈夫だって。
響に合わせてちょっと脚本を書き換えるぐらいだからな」
- 407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 13:22:57.11 ID:utZly///O
響「そうなのか?」
P「近いうちにもっと活躍できるようになるさ」
響「そっか……よし、やるぞー!」
P「その意気だ!
でもその前に、今の仕事がクランクアップしたら、
何かお祝いしないとな。どこでも連れてってやるぞ!」
響「ほ、ほんとに?」
P「あぁ、約束だ。だから、最後までしっかりな」
響「うん!」
- 408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 13:28:26.61 ID:utZly///O
響「『だ、だからって、こんな……今更、好きだなんて……』」
響(プロデューサー)
響「『ひどい……ひどいです。ずるいですよ、そんなの……』」
響(プロデューサーは、どうして自分に優しくしてくれるんだ?)
響「『私だって!……私、だって……』」
響(こんな、自分なんかに)
- 416:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 14:03:58.14 ID:utZly///O
響「『……うそつきです』」
響(こんな、うそつきの自分なんか)
響「『でも、これは、ほんとの気持ち』」
響(……ほんとは知ってるのかな。
知らないふり、してくれてるのかな)
響「『好き、です。好きだったんです』」
響(自分の嫌な、汚いところ……)
- 417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 14:06:01.30 ID:utZly///O
響「お疲れさまでした」ペコリ
響(今から事務所に戻ったら、プロデューサーと会えるかな……)
監督「おい我那覇、ちょっと来い」
響「え? あ、はい」
響(な、なんだろ……怒られるのか……?
プロデューサーに迷惑かかっちゃったらどうしよう……)
- 429:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 15:05:00.29 ID:utZly///O
響「……キスシーン?」
監督「そうだ。最後の台詞の後にそれを加える。
確認を取ったら、765の社長はお前に任せると言っていた」
響「……」
監督「俺としては、画の質を上げる最短の方法だと思ってる。
どうする?」
響「少しだけ……考えさせてください」
監督「なら次の収録までに決めろ」
響「……はい」
- 439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 15:52:45.99 ID:utZly///O
響(どうしよう……
どうしようどうしようどうしよう……
監督は『お前次第でどこまでも良い画になる』って言ってたけど……
でも、キス、なんて……まだ、初めても……なのに……
……プロデューサーに、相談する?
プロデューサーなら、きっと何かアドバイスをくれる……
うん、そうしよう、プロデューサーならきっと……)
- 452:20:00頃まで作業中につき:2012/03/01(木) 16:54:28.10 ID:utZly///O
「……、……」
「……!」
響(? なんか事務所がざわざわしてるな……)
ガチャッ、
春香「あっ、響ちゃんお帰りなさい!」
美希「お疲れさまなの!」
伊織「遅かったわね、響」
P「お、響か!
ちょうどよかった、今連絡しようと思ってたんだよ」
響「どうしたんだ?」
- 456:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 16:59:23.85 ID:utZly///O
P「この3人が、めでたくBランクアイドルに昇格したんだ!」
響「――――」
春香「響ちゃんが励ましてくれたおかげだよ!」
美希「響に追いつくまであとちょっとなの!」
伊織「どんどん追い上げていくわよ」
響「そう、なのか。
はは、やった。やったな、三人とも!」
- 472:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 18:17:57.91 ID:utZly///O
P「それで、これからささやかな祝賀会でも開こうかと思うんだが、
響もどうだ? と言うか、春香たちが」
春香「一緒にご飯食べに行こうよ!」
P「って言ってるんだけど」
響「えと……」
P「どうする?」
響「……ごめん、自分ちょっと用事があるんだ」
- 475:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 18:21:55.38 ID:utZly///O
美希「そうなの?」
伊織「残念ね」
P「ん、じゃあ、気を付けて帰れよ」
響「……うん。ごめんね。
誘ってくれてありがとう」
春香「今度は一緒に行こうね!」
響「楽しみにしてるよ。
じゃあ、お先に」
ガチャ、
……バタン。
響「……」
- 477:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 18:29:06.47 ID:utZly///O
響(今、自分のドラマの相談なんかしたら、なんか嫌だよな。
せっかくお祝いしようってムードなのに、水差したら……
プロデューサーも、すごく嬉しそうだったし、
今、心配掛けたら、ダメ……うん。
自分は、自分で頑張らなきゃ……みんなにも追い付かれちゃうし……
……、……)
響「プロデューサー……」
- 479:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 18:35:23.20 ID:utZly///O
響(『私はずっと、うそつきのままいます。だから……』
……ここで、キス、か……)
バサッ、…
響(プロデューサー、プロデューサー、……
プロデューサーに、全部話してしまいたい。
自分が最低のうそつきだってことも、全部ぜんぶばらしちゃいたい。
苦しいよ、プロデューサー……)
- 480:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 18:40:45.57 ID:utZly///O
P「え? 今日は観に来てほしくないって?」
響「うん……どうしても、プロデューサーがいると緊張しちゃって」
P「そうか……わかった。
それなら仕方ないな」
響「わがまま言ってごめんなさい」
P「いや、いいよ。響のしたいようにやってくれ。
俺も出来る限りの協力はするからさ」
響「……ありがとう、プロデューサー」
- 483:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 18:45:29.67 ID:utZly///O
P「じゃあ、終わったら迎えにくるからな」
響「うん。自分、頑張ってくるね」
P「あぁ、期待してるぞ」ナデナデ
響「ん……」
響(……止めてほしかった。
プロデューサーに。キスなんかするな、って。
そんなの、言わなきゃわかるわけないのに……)
- 496:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 19:31:36.73 ID:utZly///O
響(プロデューサーに、もらってほしかったなぁ……)
- 500:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 19:51:37.51 ID:RoQiyekv0
うあああああああああああああ
- 502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 20:06:09.07 ID:utZly///O
P「お疲れ、響。
よくやったな」
響「うん。自分、頑張ったぞ。
いっぱい、頑張ったぞ」
P「あぁ、あぁ、完璧だった。
やっぱりお前は完璧だよ。本物のトップアイドルだ」
響「プロデューサー、あのな、自分、……」
P「ん?」
響「……」
- 504:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 20:13:41.15 ID:utZly///O
P「どうした、何でも言ってくれよ。
今日ばっかりはどんなことでも聞いてやるぞ?」
響「……いや、いいよ。
プロデューサーに迷惑掛けたくないし……」
P「今更そんな水臭いこと言うのか?
俺はお前に迷惑掛けられたらなんて思ったこと、一回もないぞ?」
響「……プロデューサー、優しいもんな」
- 506:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 20:18:25.99 ID:utZly///O
P「結構厳しくやってきたつもりだったんだけどな」
響「全然だぞ。プロデューサーなんか甘々だ。
だから、時々、甘えたくなっちゃうんだよ」
P「まぁ、たまにぐらいなら良いぞ。
美希みたいにべったりなのは困るが」
響(あぁ。ほんとうに、この人は。
自分の本心を知ったら、どれだけ幻滅するのだろう)
- 511:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 20:40:44.76 ID:utZly///O
響(知ってもらいたい。
自分の泥みたいな、暗いところを、全部知ってほしい。
いままでついた嘘を、ぜんぶ告白して、
これからつく嘘もぜんぶ吐き出してしまいたい。
それで、自分なんか、ゴミみたいに捨ててほしいんだ。
自分なんかプロデューサーには相応しくないって、
証明してほしいんだ……)
- 514:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 20:52:47.95 ID:utZly///O
響(……でも、でも、もしかしたら、プロデューサーなら、……
『こんな自分でもいいよ』って、言ってくれるかもしれない。
万に一つだけ、こんな自分でも、受け入れてくれるかもしれない。
もしそうなら、どんなに嬉しいだろう。
嬉しすぎて、死んじゃうかもしれない。
考えただけで、泣いちゃいそうだ)
- 515:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 20:58:20.10 ID:utZly///O
響(言おう。
自分は、こんなに汚い子です。
うそばっかりつく、悪い子です。
プロデューサーに嫌われたくて、また嘘をついています。
プロデューサーに嫌われたくなくて、こんな嘘をついています。
言おう。言おう。
言って、嫌われたら、嘘でしたってことにしよう。
それで元通り……元通り……)
- 518:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 21:03:26.96 ID:utZly///O
P「……き、……おい、響!」
響「……え?」
P「どうしたんだ、うわの空になったと思ったら、
急に泣き出したりして。びっくりしたぞ。
どこか痛いのか? つらいのか?」
響「……うぅん。大丈夫だぞ、プロデューサー。
心配させてごめんなさい」グシグシ
- 519:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 21:09:29.33 ID:utZly///O
P「いや、大丈夫には思えないんだが」
響「ほんとに平気だってば。
ただ、急に緊張が解けて……そんな感じだよ、うん」
P「……」
響「大丈夫だから。
ほら、……もう泣いてないぞ?」ニコッ
P「……響、お前の笑った顔は、誰より可愛いと俺は思ってる。
けど、俺の知ってる響は、そんなつらそうな笑い方はしない」
- 523:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 21:15:13.45 ID:utZly///O
響「……」
P「頼む。言いたいことがあるなら、言ってくれ。
俺に出来ることがあるならなんでもする。
なくても、話だけでも、聞かせてほしい。
俺に話せない話なら、それでもいい。
そうだと言ってくれ。
響、頼むよ。お前の力になりたいんだ。
お前には、笑っててほしいんだよ」
- 526:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 21:17:45.20 ID:utZly///O
響(……今のは、プロデューサーが、悪いんだからな。
そんなに優しくするから、悪いんだから……)
P「なぁ、響? 話してくれないか?」
響「……わかったよ。
ぜんぶ、正直に話す。ぜんぶ、全部」
P「あぁ、聞かせてくれ」
響「――――自分、アイドルをやめたいんだ」
- 529:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 21:24:57.45 ID:utZly///O
P「……え?」
響「伊織と、美希と、春香がAランクアイドルになったら、
自分、アイドルをやめたいんだ。プロデューサー」
P「……」
響「それで、自分はただの女の子になって、
プロデューサーのお嫁さんになりたい」
- 531:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 21:29:58.27 ID:utZly///O
響「毎日、プロデューサーのために、ご飯をつくったり、お掃除したり、
仕事の愚痴をきいたり、一緒に765プロのアイドルが出てるテレビを観たり、
他にもたくさん、……したいんだ。
アイドルじゃなくて、お嫁さんになりたい。
プロデューサーの、お嫁さんになりたい」
- 533:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 21:35:49.39 ID:utZly///O
響「プロデューサーの特別は、自分じゃなきゃやだ。
プロデューサーが全部ほしい。
自分だけを特別に見てほしい。
プロデューサーに全部あげる。
自分の特別を、ぜんぶあげる。
今、自分が持ってるものを、ぜんぶあげる。
だから、プロデューサーのもぜんぶほしい。
誰にも渡したくないんだ」
- 534:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 21:38:21.14 ID:utZly///O
響「いらなくなったら、捨ててくれていい。
プロデューサーが消えろって言ったら消える。
プロデューサーが死ねって言ったら死ぬ。
プロデューサーが、そばにいていいよって言ってくれたら、
こんな自分だけど、そばにいさせてもらう。
プロデューサー以外は何もいらない。
プロデューサーしかいらないよ、自分」
- 540:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 21:41:56.17 ID:utZly///O
響「今までだって、ずっとプロデューサーの特別になるために頑張ってたんだ。
それで、誰より早く、誰よりたくさん、
プロデューサーに誉めてもらいたくて、
必死になってAランクアイドルになった。
みんな、真剣にトップアイドルを目指してるのに、
自分はそんなのどうでもよかった」
- 544:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 21:46:43.24 ID:utZly///O
響「ほんとはもっとプロデューサーに甘えたかった。
でも、プロデューサーに迷惑を掛けたくなかった。
プロデューサーは自分を特別扱いしてくれたけど、
他の子もやっぱりプロデューサーの特別だった。
他の子と一緒はやだ。でも、プロデューサーに嫌われるのはもっとやだ。
だから、いっぱい嘘をついた」
- 548:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 21:50:36.71 ID:utZly///O
響「みんなも、プロデューサーも、自分のこと信じてくれたのに、
自分はみんなを騙してたんだ。
嫌われるのが怖くて、ずっと、真剣にアイドルをやってるふりをしてた。
プロデューサーがあんなに頑張って自分を応援してくれたのに、
自分はほんとは、プロデューサーに言ってほしかったんだ。
『頑張らなくても、響は特別だよ』って」
- 554:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 21:57:45.21 ID:utZly///O
響「……自分、もう、うそつくの疲れちゃった。
それに、こんな自分、どうせプロデューサーには相応しくない。
嫌われて当たり前だもん。
だから、プロデューサーが困るって知ってて、
こんな話したんだぞ。
自分、悪い子だから、
プロデューサーの気持ちなんか、考えなかったんだ」
- 556:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 22:01:49.39 ID:utZly///O
響「ごめんなさい、プロデューサー。
うそつきでごめんなさい。
わがままでごめんなさい。
悪い子でごめんなさい。
嫌な子でごめんなさい。
……なのに、大好きでごめんなさい、プロデューサー」
P「……、……」
- 562:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 22:12:36.80 ID:utZly///O
響「……自分のこと、嫌いになったんなら、何も言わないで。
もし、自分のこと、お嫁さんにしてくれるなら、何か言って。
自分、言いたいことはぜんぶ言ったから」
P「……」
響「……」
P「……」
響「……」
P「……」
響「……」
- 566:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 22:17:46.59 ID:utZly///O
P「……」
響「――――うん。
よかった。
何も言ってくれないで」
P「……」
響「だいじょうぶだぞ、プロデューサー。
ちゃんと、こうなることはわかってたから。
ずっと前から、わかってたから」
P「……」
響「明日からは、全部元通り。
今のも全部うそだから。
なんくるないさー、って」
- 567:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 22:22:14.83 ID:utZly///O
P「……響、」
響「まだ喋っちゃダメ」
P「……」
響「……」
P「……」
響「……明日からも、プロデューサーが、
もうお前なんかいらないって言うまでは、
自分はアイドルだから。
特別扱いなんて、しなくていいから。
……うん。じゃあ、自分、帰るね。
ばいばい、プロデューサー」
- 572:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 22:26:11.62 ID:utZly///O
響「……」
響「……」
響「……」
響「……走って来て、後ろから抱き締めてくれないかなー、なんて。
ドラマみたいにはいかないもんさー」
響「……」
響「……」
響「嫌われたかな。嫌われたよね。
あぁあ。……最低だ」
- 576:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 22:29:36.19 ID:hvx15Qcx0
oh・・・
- 582:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 22:34:47.49 ID:utZly///O
響『好きです。
好き、だったんです』
春香「……」
美希「……」
伊織「……」
P「おい、お前ら、いい加減に帰らないと」
春香「しーっ!
もうすぐラストシーンなんだから、静かにしてください!」
P「やれやれ……」
- 587:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 22:38:00.18 ID:hvx15Qcx0
ごくり・・・
- 588:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 22:41:59.93 ID:utZly///O
P「……確か、ラストシーンは」
伊織「ちょっ、バカっ! やめなさいよっ!」
美希「ネタバレ厳禁なの!」
P「はいはい……」
響『私は、うそつきのままいます。
だから、……あ……』
- 594:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 22:47:07.34 ID:utZly///O
春香「……う、わ、ぁ……」
響『……、……』ポロポロ…
美希「き、キスシーン……」
伊織「ちょ、ちょ、ちょっと、あんた!
これ、これってありなの!?」
P「――――」ガタッ
- 597:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 22:53:55.78 ID:utZly///O
響『……泣いてる? 私……
なんでだろう……嬉しいはずなのに……変ですね。
止まらない……』ポロポロ…
響(……今ごろ、みんなびっくりしてるかなぁ。
結局、言えなかったもんな。言えるわけないよ。
好きな人に、その人じゃない人とキスする話なんて。
それも、それがお仕事で、ファーストキスなんて)
- 601:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 22:58:29.27 ID:utZly///O
響(……でも、別にいいか。
もう、嫌われちゃったし。
あれ以来、すっかり距離取られちゃったし。
もうすぐ、あの三人がAランクになったら、
自分なんて、すっかり忘れられるんだ……
それで、いい。
このうそつきの自分が、
プロデューサーにプロデュースしてもらったアイドルの自分なんだもん)
- 602:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 22:58:37.03 ID:5dKJ4tPt0
まじ鬱だ…泣きそう…響が…俺の響が…
- 609:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 23:02:43.31 ID:utZly///O
響(だから、自分、こんなうそつきの自分でも、好きになれる。
プロデューサーに、いらないって言われても、まだ好きでいられる。
この自分が、プロデューサーと自分の最後の絆なんだもんな。
……プロデューサーにあげるつもりだったもの、
全部、この自分にあげるのも、いいかもね)
- 613:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 23:07:58.47 ID:utZly///O
響「キスだけは、違う人にあげちゃったけど、後は全部あげるね、自分――――」
~♪
~♪
~♪
響「――――ひょっとしたら、万が一、なんて、期待してたけど……
プロデューサーさんから、電話……」
- 617:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 23:15:08.88 ID:utZly///O
響「こんなことするから、また期待しちゃって、
嫌な自分になるのになぁ……
嫌だなぁ……嬉しいなぁ……」ピッ
P『もしもしっ、響かっ?』
響「うん、そうだぞ、プロデューサー」
P『今どこにいる!?』
響「えーと……どこだろう? わかんない。
海。どこかの海にいるよ。
オフだったし、ちょっと遠くにおでかけしたんだ」
- 618:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 23:19:19.70 ID:utZly///O
P『な、何か看板とか無いかっ?
地名とか、建物の名前とか……』
響「んー、暗くてよくわかんない。
けどプロデューサー、そんなの聞いて、どうするの?」
P『どうするって……そんなの、迎えに行くに決まってるだろっ!!』
響「迎えに来てくれるんだ。
でも、いいよ、もう遅いし、迷惑になっちゃう」
- 621:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 23:25:09.48 ID:utZly///O
P『そんなこと気にするなっ!
頼むから、場所を教えてくれ、響……!』
響「だって、プロデューサー、迎えに来てくれるだけなんでしょ?」
P『だけ……?』
響「うぅん、なんでもない。
わがまま言ってごめんなさい。
心配させてごめんなさい。
やっぱりプロデューサーは優しいね」
- 623:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 23:30:36.96 ID:utZly///O
響「そんなに優しくされると、自分、ダメになっちゃうぞ」
P『響……、頼むから、そこがどこかを、言ってくれないか。
外にいるんだろう? もう寒い。早く帰らないと風邪ひくからさ。
だから、すぐに迎えに行きたいんだ』
響「……」
P『響……約束したじゃないか。
ドラマの撮影が終わったら、一緒にどこかに行こうって』
- 624:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 23:34:03.04 ID:utZly///O
響「……そうだったっけ。
もう、忘れちゃった」
P『俺は覚えてる。ちゃんと約束したぞ。
お祝いに、何か食べに行こうって』
響「さすが、プロデューサー。
スケジュール管理も完璧だな」
P『……響、お願いだ。
これは俺のお願いなんだよ』
響「……」
- 626:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 23:39:46.52 ID:utZly///O
P『どうしても、聞いてくれないか?
今、どこにいるのかを、俺に教えてくれ。
迎えに行かせてくれ』
響「……プロデューサーのお願いなら、断れないな」
P『響……!』
響「ねぇ、プロデューサー、あのドラマ見た?」
- 628:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 23:43:30.74 ID:utZly///O
P『あ、あぁ、見てたぞ。
すごい出来映えだったな』
響「自分のキスシーン、どうだった?
上手く出来てたと思う?」
P『……』
響「あのシーン、ほんとはNGだったんだ。
けど、監督がそのまま使ったんだって」
P『……何が、NGだったんだ?』
響「……」
- 629:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 23:43:43.81 ID:fuJa2r+H0
ひびきぃ…
- 632:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 23:47:30.75 ID:utZly///O
春香「さっきのシーン……響ちゃん、泣いてたよね」
伊織「えぇ……」
美希「あれ、多分演技じゃないよ。
本物の涙だと思うの」
春香「……響、ひょっとして、あれが初めての……?」
美希「……」
伊織「……そんな……」
春香「だから、プロデューサーさんにも言わずに……」
美希「響……」
伊織「……」
- 637:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 23:52:00.86 ID:utZly///O
美希「こんなのってないの。
響は無理やりでもなきゃ、そんなことする性格じゃないよ!」
春香「けど、嫌だったら嫌だって、プロデューサーじゃなくても、
誰かに言えたはずだよね……?」
伊織「……止めてほしかったんじゃないかしら」
美希「……」
春香「……」
伊織「ほんとは、プロデューサーに止めてほしかった、とか……」
- 639:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 23:54:59.88 ID:utZly///O
P『……ごめんな、気付いてやれなくて』
響「……」
P『響がずっと悩んでたのに、気付いてやれなくて、ごめんな』
響「……プロデューサーは、悪くないぞ。
自分が言わなかっただけだから……」
P『言えなかったんだよな?
言いたくても、怖かったんだよな?』
響「……うん」
- 643:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 23:58:31.61 ID:utZly///O
P『ごめんな、響。
ごめん……』
響「もし、キスシーンがあるって知ってたら、
プロデューサーはどうしてた?」
P『……止めたさ。
全力で止めたに決まってる』
響「それは、自分がプロデューサーのアイドルだから?」
P『違う。
響だからだ』
響「……」
- 646:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/02(金) 00:01:39.85 ID:s2HAUQGnO
P『響、俺は他にもたくさん響に謝らなきゃならないことがある。
お願いだから、謝らせてくれ。
会って、謝らせてくれないか』
響「プロデューサーが……?
そんなの、プロデューサーが謝るようなことなんて……」
P『俺は、響から逃げてた。
響の本音から逃げてたんだ。
それを、謝らせてくれくれ』
- 650:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/02(金) 00:06:04.30 ID:s2HAUQGnO
響「あれは……仕方ないぞ。
あんなの、気持ち悪いもん……誰だって、逃げるよ……」
P『気持ち悪くなんか無い。
ただ、響は人より純粋だっただけだ』
響「うそ、うそ。
プロデューサーのうそつき。
自分、純粋なんかじゃないぞ。
汚くて、悪いやつなんだ」
P『違う! 響は汚くない! 悪くない!』
- 655:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/02(金) 00:11:10.08 ID:s2HAUQGnO
響「プロデューサーはうそつきだぞ……
自分のことなんか、嫌いなくせに……」
P『嫌いなわけないだろ!
……いや、そんな風に思わせてしまったことを、謝りたいんだ』
響「うそ、うそだ……」
P『ほんとだ。
響、もう一度ゆっくり話そう。
色んなことを話そう』
- 656:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/02(金) 00:15:28.24 ID:s2HAUQGnO
響「そんなこと言われたら……
せっかく、やっと、あきらめられたのに……
こんなやつだから、仕方無いって、
やっと、やっと、あきらめられたのに……」
P『今すぐにってわけには行かないが、
お前が俺のお嫁さんになるって話も、一緒に考えよう。
響、今すぐ迎えに行くから、たくさん話そう』
響「そんな……そんなのっ……!」ポロポロ…
- 659:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/02(金) 00:22:22.48 ID:s2HAUQGnO
ザザァァン……
ザザァァン……
P「響……こんなに冷たくなって」ギュッ
響「……プロデューサー……ほんとに来てくれたんだ……」
P「当たり前だろ。
心配させやがって」
響「ごめんなさい……
……やっぱり、嫌いになった? 自分のこと……」
P「バカ。早く来い。
もう日付替わってるんだぞ」
- 662:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/02(金) 00:26:12.41 ID:s2HAUQGnO
響「……」ギュッ
P「おい、何やってるんだ?」
響「もうちょっとだけ、このままがいい……」
P「……全く。響は甘えん坊だな」ナデナデ
響「いっぱい誉めて、いっぱい叱って、
いっぱい厳しくして、いっぱい甘やかしてくれないと、やだぞ……」
P「あぁ、わかってる」
- 665:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/02(金) 00:33:00.32 ID:s2HAUQGnO
響「……怖いんだ、やっぱり怖い……
ほんとの気持ちを、プロデューサーに言うのが……
プロデューサー、自分、うそつきのままでいてもいいかな?」
P「ダメだ。
俺ももう響には嘘はつかないし、隠し事もしない。
だから、響も……」
響「……ん……」
- 668:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/02(金) 00:36:19.33 ID:s2HAUQGnO
響「……うそつきのアイドルじゃなくて、
ほんとの我那覇響にとっては、これがファーストキスだぞ……プロデューサー」
ザザァァン…
ザザァァン……
【HAPPY END】
- 675:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/02(金) 00:38:40.62 ID:sO9cnp4l0
わあああああああああああいああああ
乙!
- 680:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/02(金) 00:39:28.88 ID:q9CQV/Az0
乙である
昨日から貼りついてたが良かったぞ…良かった…
- 683:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/02(金) 00:41:18.44 ID:N5Ixe7T50
響まじかわいい
- 684:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/02(金) 00:41:27.82 ID:brgaS4M1O
素晴らしい
もう一回言う
素晴らしい
- 688:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/02(金) 00:42:15.04 ID:s2HAUQGnO
HAPPYENDになったのは自分でも意外だった。
BADEND直行かと思ってたんだけどな。
スレタイと関係無いのを長々書いて悪かった。ごめん。
ID:mgtX2W8A0に対するリスペクトと対抗心でやった。今は反省している。
響可愛いよ響。
風呂入ってくる。寒い寒い。
- 689:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/02(金) 00:42:44.53 ID:baUP2dgZO
乙
ハッピーエンドと銘打ったということはバッドエンドもあるんですかい?
- 708:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/02(金) 01:04:12.12 ID:s2HAUQGnO
>>689
クランクアップと同時に三人がAランク昇格
Pとの時間は日に日に減ってゆく
そんな中、伊織に恋愛相談を持ち掛けられた響は、協力を決意
そして伊織がPに告白を敢行したその日、
響は本当の自分を捨てた『アイドル』となり、更なる快進撃を始めるのだった
しかし、彼女の目はまるで……
- 691:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/02(金) 00:43:45.69 ID:dw91nA6l0
乙です 響が可愛かったです。
- 710:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/02(金) 01:06:51.58 ID:s2HAUQGnO
まぁジャンルとしては『鬱デレ』に近いかな
いわゆる内向きのヤンデレ、大好物。
おやすみ。
- 713:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/02(金) 01:12:30.64 ID:6AyKrJgQ0
ハラハラするいいストーリーだった乙
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コメント一覧 (49)
-
- 2012年03月02日 20:30
- 伊織のヤンデレSSかと思ったら、上質な響SSだった
-
- 2012年03月02日 20:28
- なんという俺得
-
- 2012年03月02日 20:30
- この響みたいなヤンデレなら俺は好きだな
-
- 2012年03月02日 20:40
- 響・・・
-
- 2012年03月02日 21:25
- 乙と言わざるをえない
響かわいいよ響
-
- 2012年03月02日 21:36
- 読ませるねぇ
面白かった
-
- 2012年03月02日 21:48
-
伊織SSも面白かったのに読み終わってみると響一色になってた。
後半がそれくらい良い出来だった。
もう一回伊織の話読み直すわw
-
- 2012年03月02日 22:01
- こういう味付けありだな。というか響を見なおしたわ。
-
- 2012年03月02日 22:36
- 響が全部持っていって伊織が空気な罠
-
- 2012年03月02日 22:38
- タイトルの伊織ssもなかなかだったけど
響のssも普通にスレ建てして良いレベル
一つケチをつけるなら、男キャラの語尾に○○っはダメだな
まあ、女キャラでも多用するのはあれだけど
-
- 2012年03月03日 00:55
- どちらのssよかったです。
特に響ssの方はかなりの出来だと思います。
グッジョブです。
-
- 2012年03月03日 01:52
- どっちもぞくぞくした
本物のヤンデレってこういうのだったんだな
-
- 2012年03月03日 02:04
- こういうお話を読むと、プロデューサーと特定のアイドルが結ばれるのってハードルが高いですよねぇ…
仕事上1人だけヒイキするわけにもいかないですし…
今の時代は、事務所に戻るといつも笑顔で迎えてくれて、同じ裏方として苦楽を分かち合える…そんな女性ですよ!
-
- 2012年03月03日 02:05
- まさか響でこういうSSがくるとは予想外
おもしろかった
-
- 2012年03月03日 03:23
- 「ディープラヴなんです。私ヤンデレなんかじゃないんです
人より少し愛が濃いだけなんです!!」
-
- 2012年03月03日 04:06
- ヤバイな、このSSで俺の中の響の株が急上昇したわ。
伊織もよかったけど、完全に響に食われちゃったな。いや、本当に伊織もよかったんだけどね。
-
- 2012年03月03日 05:49
- 伊織もの方も良かったけど、響きの方はもっと良かった
-
- 2012年03月03日 06:02
- 事務職員が※に出現してるwww
-
- 2012年03月03日 09:24
- 小鳥さん仕事して下さいwwwww
響SS凄い良かった
響は本当に良い子
健気だわぁ
-
- 2012年03月03日 12:37
- 面白かった
二本立て続けに読んだのが勿体ないくらい
-
- 2012年03月03日 19:45
- 響を好きでよかった…
だからこの言葉をもう一度
「響、かなさんどー」
-
- 2012年03月04日 17:44
- 220は何もわかってない
-
- 2012年03月05日 01:17
- 監禁は邪悪萌えだろ
-
- 2012年03月05日 08:55
- 後半のファーストキスのくだりはドラマの1シーンに使えそうな盛り上がりだったよ
面白かった
-
- 2012年03月05日 18:56
- 響と伊織のかわいさがこわい
-
- 2012年03月07日 12:00
- ※13仕事してくださいw
-
- 2012年03月08日 01:13
- なかなか良かった
-
- 2012年03月09日 19:23
- 読んで良かった。明日には忘れてるけど見えないものが残った
ただ後半のヤンデレではないよね
-
- 2012年03月16日 07:42
- ヤンデレの定義は、奇行や暴走の有無じゃない。
偏に病んでいること、そしてデレていることだけがヤンデレの条件だ。
その点で、この響はある意味最も典型的かつ基本的なヤンデレだと言えるだろう。
もちろんオプションとしての監禁や発狂はありうるが、あえてそれを使わないことで純正な病みとデレに対する外見上の正常な日常のコントラストがより強調されていてだな…
何がいいたいかというと、ヤンデレ響が可愛すぎて生きるのがつらい
-
- 2012年04月17日 19:38
- very good
-
- 2012年06月04日 05:06
- 響が全部もっていった
-
- 2012年07月02日 22:48
- ひょっとして自分は不幸萌属性が有るのかもしれないと気付かされた。
響マジ天使。
-
- 2012年07月09日 08:21
-
どちらも楽しめた!
だが響が良すぎて脳内が響一色になってたよ
特に独白やキスシーンのくだりは鳥肌
-
- 2012年09月06日 02:12
- よかった
-
- 2012年09月28日 01:41
- 響SSがすべて持ってったって書こうとしたら既に書かれてた。
破壊力パねえ・・・
-
- 2013年02月20日 23:10
- 響の方は物語になってたな
-
- 2013年04月16日 11:23
- この響は自分に酔ってて気持ち悪かった
-
- 2013年08月09日 13:35
- ひびきいいいいああああ
-
- 2013年08月19日 23:19
- 伊織編も響編も素晴らしすぎる
伊織の強すぎる責任感と気配りのせいで壊れていく様も良かったし、響の度を超えた純愛も良かった
まさに俺得SS
-
- 2013年10月06日 14:25
- ひびきぃいいい
-
- 2014年03月07日 18:15
- 響の方は書いたやつモイキーって感じだった
-
- 2014年04月18日 17:49
- ヤンデレ、というより自己犠牲が強い子には幸せになって欲しい
-
- 2014年04月28日 21:50
- 響ssは妙に身体が熱くなった
-
- 2015年12月31日 00:50
- 伊織編ラスト分岐ってことがちょっと分かりにくかったかな。響編は急に始まるし。内容はどっちも良かった。
-
- 2016年02月23日 23:26
- どっちも良かった!
-
- 2016年02月29日 15:40
- 全部読み終わってから「スレタイの伊織の話どんな内容だったっけ?」と思って、思い出すまで十数秒かかった
響推しじゃないけどいいSSだった、引き込まれたよ
-
- 2017年07月17日 12:38
- 面白かったけどどっちも重い原因って色々と溜め込みそうなタイプだからだろうなぁ
-
- 2018年01月21日 11:24
- 響がヤンデレではなく鬱デレという風潮
ほんとすこ
-
- 2020年01月02日 13:06
- この響SSをずっと探してた。