律「おい梓」【その1】
律「今日は他3人誰もこないんだけどさ、練習するか?」
梓「当り前じゃないですか! そんなんだから先輩方は・・・」
律「あーはいはいじゃ準備しよっか」
梓「まったく・・・」
梓「とっくの昔にできてますう」ベー
律「生意気なやつめーうりうりー!」
梓「///」グリグリ
梓「…っていいから座ってくださいー!」
律「あっはっは」
律「もう下校時間か」
梓「えっまだそんなに時間経ってませんよね?」
律「あたしとの練習が楽しくて時間感覚麻痺ったんじゃないの?」
梓「えっ…/// そうなんですかね…///」
律「あれてっきり蹴りが入るかと思ったのに」
梓「私ってそんな風に見られてるんですか?」
律「まあ時々?うん」
律「んじゃ帰る準備しよーぜー」
梓「はい」
律「もちょっと…」
梓「先輩って意外と鈍くさいですね?」プププ
律「なんだとー?! ちゃんと1つ1つ磨いて箱に戻してんだよーこにゃろー!」ガオー
梓「きゃー先輩に襲われるうう!」
律「なっちょっとそういうこというのやめてまじで!」
梓「律先輩は前科ありそうですもんね」
律「なにこれいじめ?」
律「…」
律 キュッキュッ
律「んん…」
律「吹奏楽部の人に相談…ブツブツ」ギョーシ
梓「先輩…日が明けちゃいますよ…」
律「梓いたんだ」
梓「ひどい!」
梓「私も手伝います」
律「んじゃスネアをあの取っ手の付いてるケースに入れてくれ ほい」
梓「わとと…」
律「落とすなよーそれでもMy楽器なんだからーw」
梓「わかってます!」
梓(いつも先輩が叩いてる楽器…ゴクリ)
律「梓ー?」
梓「はいいいっすぐいれますっ」
律「?」
梓「いえ気にしないでください」
律「梓は澪達がいなかったら結構おとなしいんだな」
梓「そうですか?」
律「わかったー澪にいいとこ見せたいんだろっ?w」
梓「全然そんなんじゃないですよ!」
律「梓は澪スキーだからなあw」アハハ
梓(私が好きなのは…)チラ
律「?」
梓(脈なしなんだろうな…)
キュッキュッ
って
あずにゃんの前で何やってるのりっちゃん
梓「…元気もりもりですけど」ハア…
律「どこがだよ! 悩みとかあるなら私にいってみな? これでもけいおん部の部長なんだぜ?」
梓「今は遠慮しときます」
梓(好きな人に好きな人の相談なんてできるわけないし…)
律「なんだよつれないなあ」ムスー
梓「すねないでくださいよ」
律「どーせ私は頼りになりませんよー」イジイジ
梓(ちょっとかわいい)
梓「一人でも大丈夫ですよ」
律「一人寂しいだろ?」
梓「そういう先輩はどうなんですか? 私が帰ったら一人の時間が2倍くらいになりますよ」
律「一緒にいた時間が長けりゃどーってことねーし」
梓「夜遅いですし危ないですよっ」
律「嘘だけど私空手2段持ってるから大丈夫!」
梓「それなら安心です! …って嘘ですか」
律「これ意外とみんなひっかかってくれるんだぜ~」ニヒヒ
梓「友達なくしますよ」
律あずいいね
梓「いえ私の友達はこんなことばっか言ってて友達たくさんいたのにいつのまにかぼっちになりました」
律「現実の話をまぜるなよ」
梓「女ってのは怖いんです」
律「とりあえず家までいっくぞー!」ウオオオ
梓「先輩っ静かにしてください!」
略してカサデコ
律「あそういえばこないだ唯がなー梓「やっぱりいいです」
律「えっなんで?」
梓「なんでもですっ」プイ
律(唯ダイスキーだから食いつくと思ったのに…)
梓「この前友達の猫を預かったんですよ」
律「ん、おう」
梓「すごくかわいかったです」
律「そっか」
律「…」
律「話広げろよ!」グワッ
梓「先輩こそ質問とかで返してくださいよ!」キッ
律「何猫だったんだ?」
梓「えっと三毛だった気がします」
律「オス?」
梓「知りませんよ」
梓「結構なついてくれました」
律「梓も猫みたいだし猫も仲間だと思ったんだろうなー」
梓「誉めてるんですか?」
律「唯的には誉め言葉」
梓「先輩的には?」
律「私のはただの感想っていうか…その…テヘ☆」ピカッ
梓「かわい子ぶってもだめですー!」
梓「えっいじめてないですよ」
律 グスッ…
梓(私が泣かした?!)
梓「あの先輩…すみませんっ!」
梓「ただの衝動っていうかノリツッコミ的なネタかと思って…!」
律「花粉症かなあ」アサッテノホウコウ
梓「私空回り全開ですか」
律「なんの話だったっけ?」
梓「…もういいです!」
律「まったく梓はかわいいなあ」ニヤニヤ
梓「先輩の女泣かせーっ!」ダダダ
律「ええっうそっ何ごめん?!」ガビーン
梓「送ってくださってありがとうございました!」
梓「先輩も気をつけて帰ってくださいね!」
梓「失礼します!」ドアバタン
律「ええー…」
梓「とりあえずメールで謝っとこう…」
ピッピッ
To 律先輩
題 今日はありがとうございました!
本文
梓「本文がうかんでこない…どう言えばいいんだろ」
梓「とりあえずこれ送っとこうかな」
To 律先輩
題 無題
本文
今日はありがとうございました!
明日からも練習頑張りましょう(かわいい絵文字)
梓「送信っと…」
ピッ
アズニャンノキャラソンキキトレナイ~♪
律「梓からメールだ」
律「…」
律「やっぱりなんか悩みあるんだろうな」
律「こういうときはやっぱ澪だよな!」
律「えーっと澪…」
To 澪
題 おす
本文
梓がなんか悩みあるのかも
相談のってやってくれ
律「送信っと」
律「道がわからん…」
律「とりあえずいつも梓と別れるところまで戻ろう」
律「街頭少なくて暗いな…梓はいつもこんなところを通ってるのか」
律「こりゃ危ないぞ! 梓はロリコンとかからターゲットにされそうだし!」
律「暗い時期だけでも一緒に帰ってやろう!」
律「でも私たちが卒業したら…必殺技でも授けてやるか!」
律「早く帰ろう!」
唯「おいーっす放課後が待ち遠しかったよ~」
澪「唯の場合は放課後じゃなくてケーキが恋しかったんだろ」
唯「えへへばれちゃった~」
梓「もう練習もちゃんとしてくださいよ?」
唯「わかってるよあずにゃーん!」ダキッ
梓「律先輩は掃除か何かですか?」
唯「りっちゃん今日学校きてないんだよ」
澪「そういえば昨日メール来たけど返したら返信こなかったな」
梓「え…?」
紬「みなさん今日はきのこの山ですよ~♪」
澪「そういえば梓、悩み事とかあるんじゃないか? 私でよければ相談のるよ?」
梓(もしかして私があんな風にしたから? いや先輩はそんなことでへこむような人じゃあ…でも…)
澪「梓? 大丈夫か?」
梓「えっと…」
唯「澪ちゃんとあずにゃんのきのこの山ももらっちゃうよー!」
紬「唯ちゃん2人は今大事な話をしているのよ」
唯「そうなのー? じゃあ我慢しよう」
紬「いい子いい子♪」
唯「えへへー」
紬(澪梓?梓澪? 似た者同士もなかなかいいわ)タラタラ
唯「ムギちゃん鼻血出てる!」
かくかくしかじかまるまるうまうま
澪「なるほど律にちょっとひどい言動を…なんで梓はそんなことしたんだ?」
梓「自分でもよくわかりません…体が勝手に」
唯「あずにゃんは素直じゃないもんね!」
梓「わあっ唯先輩 びっくりさせないでください!」
澪「まああいつはそんなこと気にするようなやつじゃないよ」
澪「幼馴染の私が言うんだから確かだ」
梓「ありがとうございます」
紬「りっちゃんに素直になれないのはなんで?」ズイッ
唯「ムギちゃんが積極的!」
梓「それ全然関係ないですよっ私は切り株派なんですっ」
澪「えっそれは引く」
唯「その3つなにか違いがあるの?」
紬「話がそれてるっ ズバリ梓ちゃんはりっちゃんのことどう思ってるの?!」グググ
梓(何これ言うしかないの?!)
梓(でもっ女子高とは言えレズネタは引かれる…!)
唯「あずにゃんほらたいやき!」ヒョイ
梓「私は律先輩のことが好きなんですっ」パクッ
梓「あっ」
澪「簡単に釣られすぎだろ」
紬 ブハァッ バターン
唯「ムギちゃあああぁぁんっ」
紬 プギャぁぁぁー
にみえた
梓(引かれる…絶対引かれる…)
唯「じゃああずにゃんも私とおそろいだね!」
梓「え…唯先輩も…『も』って…?」
唯「私も澪ちゃんもムギちゃんもみーんなりっちゃんのこと大好きだもんね!」
紬「唯ちゃん…このファミリーパックおにぎりせんべいを水なしで食べきるまでしゃべらないで? お願い」
唯 ビクッ
唯「わかったいただきまーす!」
澪(ムギ…おそるべし)
梓 ショボンヌ
澪「人当たりもいいしな! 惚れる気持ちもわかるよ」ナデナデ
梓「澪先輩…」
唯「れんりゃくがにゃいってムシャムシャ」
紬「唯ちゃんまだあるでしょ?ね?」
唯 ムシャムシャ(そろそろきついなあ…)
梓「今何か大事っぽいワードがきこえましたが」
澪「連絡なしで休んでるのか?」
唯 コクン
紬「もしかして何かあったのかも」
梓「私が昨日送ってもらわなかったら…」グスン
澪「早まるな まだ何かあったと決まったわけじゃない」
紬「りっちゃんのおうちに行ってみましょう!」
澪「梓インターホンおしてくれ」
梓「はい」ピンポーン
聡『はい田井中です』
澪「あっ聡君? 律いる?」
聡『うちセールスはお断りなんですよすみません』
梓「そのいるじゃないです!!」
聡『うわすみません?! 姉ちゃんなら昨日から帰ってきてないです』
紬「事件のにおいがするわね」
唯「りっちゃん…」
梓「…」プルプル
澪「…梓のせいじゃないよ」
唯「そうだよ! りっちゃんはきっと居酒屋で酔いつぶれてるだけだよ!」
唯「りっちゃん…ご無事で!」ビシッ
梓「先輩への愛とかで道が開けたりしないですかね…」
紬「まあなんて素敵なお話なの?! 梓ちゃん素晴らしいわ!」
そのころ!
律「いてて…」
女「お目覚め?」
律「誰だ?!」
女「そういきり立たないでよ~」
律「なんで私が縛られてるんだ?! ほどけ!」
女「威勢がいいのね…かわいいわ」
律「?!」ゾクッ
梓「手分けして探しませんか?」
紬「でも1人ずつじゃ危ないわ」
唯「ちょうど2人ずつに分かれられるよ!」
澪「どう分かれる?」
唯「ぐっとっぱー!」
紬「まあ!私じゃんけんで分かれるの夢だったの♪」
梓「すごい夢ですね」
梓・唯
澪・紬
澪紬(あの2人ペアにして大丈夫かなあ…)
澪(変な奴に襲われたり…考えすぎか)
紬(梓ちゃん振り回されそうね)
澪「私は律の家周辺には詳しいしこのあたりを探すよ」
梓「私は自分の家周辺から探していきます!」
澪「じゃあ何かあったら連絡してくれ」
梓「はい!」
澪「なあムギ、律のやつどこ行ったと思う?」
紬「案外公衆トイレとかでホイホイついていったりとか…」
澪「ムギ?」
紬「あらやだ私ったらはしたない! 専門外よ!」
澪「?」
梓・唯ペア
梓「とりあえず簡単に周りを確認しながら私の家まで行きましょう!」
唯「りっちゃーん出ておいで―!」ノゾキッ
梓「律先輩は道路側溝には潜んでないと信じてます」
梓(律先輩になんて謝ればいいんだろう…)
梓(無事でいてください…!)
律「なんだよ…」
女「おびえる女の子っていいわよね…」
女「普段強気だとなおさらそのギャップが…ハア…」ポッ
律(なんかムギと同じようなにおいを感じる)
女「なんで私が君をこんなところに連れてきて縛ってるかわかる?」
律「わかるわけないだろ! 早く帰らせてくれ!」
女「君には前から目をつけててね…」
女「君って呼ぶのはいやね…名前を教えてくれる?」
律「…」
女「だんまり? やーねえ」フフッ
律(なんとかしてこの縄を解かないと…)
澪「あまりにも情報が少なすぎる」
紬「もう一度りっちゃんの家に行って弟さんにいろいろ聞いてみましょう?」
澪「そうしよう」
ピンポーン
聡『はいはい田井中ですよっと』
澪「聡? 律はどうしたんだ?」
聡『知らないですよ どうせリア充…朝帰り的なあれでしょう』
紬「りっちゃんに彼氏がいるの?!」
聡『いえ知りませんけど…そんなかんじ?フィーリング?弟の勘的な?』
澪「ごめん聡1発殴らせて?」
聡『あっすんません』
聡『もしかして姉ちゃんに何か』
澪「そうだな 家に帰ってないなら部屋にも手がかりはなさそうだし」
紬「公園とかで聞き込みしてみましょう」
タッタッタ…
聡『あったんですか? あれ?』
聡『無視ですか?』
梓「家から周辺地図をもってきました!」
唯「おおーっあずにゃんやるねえ!」
梓「ほめても何もでませんよ」
梓「私の家から律先輩の家で怪しげなところは…廃ビルが数件」
唯「周辺地図ってそんなことまでわかるの?」
梓「ジェバンニが一晩で仕上げてくれたんです」
唯「すごーい!」
梓「とりあえずうちに近いところからまわっていきましょう」
唯「うん! りっちゃん救助隊その1しゅっぱーつ おー! ほらあずにゃんも!」
梓「お…おー!」
梓(胸騒ぎが…)
律 モゾモゾ
律(くそっめちゃくちゃ固くしばってある…この道のプロか何かか?!)グッグッ
女「縄をほどいてほしいの?」
律「言ったらほどいてくれるのか?」
女「まさか」
律「…目的を言えよ」
女「ひとめぼれ」
律「あきたこまち」
女「とんちじゃないんだけど」
律「…私に?」
女「他に誰がいるのよw」
律(どうすればいいんだ)
縛られてちゃ意味ないか
澪「あの…」
スタスタ
澪「すいません…」
スタスタ
澪「ぐすっ」
紬「澪ちゃん…こんな大事な時にコミュ力を前面に押し出さないで…」
澪「最近食生活の偏りとかで体に異常が出たりするとかで…ほらたぶん耳のほうがちょっと…」
紬「澪ちゃん! 澪ちゃんがそんなことでどうするの?」
澪「ムギ…」
紬「ほら一緒に声をかけていきましょ!」
澪「うん!」
梓「私の家から一番近いのがこの廃ビルです」
唯「うわ~雰囲気でてるなあ…」
梓「どんなところであろうとも私は絶対に律先輩を探し出します!」
唯「おおっあずにゃんストーカー!」
梓「…」
唯「あれっ誉めたつもりだったんだけど…」
梓「さあ入りましょう!」
唯「りっちゃん隊員を求めて!」
梓唯「いざ突撃ー!(です!)」
見てくれてるみんなありがとう
女「そろそろ心の準備はできたかしら?」
律「何のだよ」
女「同性にやられちゃうっていう覚悟かな♪」
女「まずは大人しくなってもらいましょう」
女「まだ暴れそうだし…ふふっ」
律(この人何かで見たことあるぞ…?)
女「縛ってるし特に難しいこともなさそうね」
律「何をする気だ?!」
女「ふふっ」
ドカッ
澪「最近廃ビルから女の笑い声がするって…」ブルブル
紬「それはなかなか重要な手掛かりかもね」
澪「なんで?」
紬「誘拐の線で疑っていけば自然と犯人は男性になっちゃうけど、それを利用して何かしらの方法で女性が犯人ということも…」
澪「詳しいんだな」
紬「とりあえず廃ビルに向かっていきましょう?」
澪「それよりもさ」
澪「警察に連絡しよう」
紬「盲点だったわ」
梓「暗いですね…」
唯「あずにゃん! こわかったら私を頼ってくれてもいいんだよ!」
梓「大丈夫です!」
唯「ちぇー」
梓「ここって携帯使えるでしょうか?」パカッ
唯「あーそれ最新機種?!」ガバッ
梓「ちょ…やめてくださいっ あワンセグ起動しちゃった」
携帯『…依然犯人は逃走中です。市内の方はお気を付けください』
唯「この女の人やつれてるねえ」
梓「ドラッグにはまるとそんな風になるんですよね」
唯「…あずにゃん、なんか物音しない?」
梓「上から聞こえます…」
唯「いってみよう!」
律「うぐっ…げほげほ」
女「私ってばSの才能あるのかしらねえ…」ゾクゾク
女「どう? もう暴れる気分じゃないでしょ? あはは」
女「んー…ちょっときれてきたかも…」
律(いてぇ…ん? バッグから何か…白い粉?)
女 スゥッ
女「はぁああ いいわあ」
女「そろそろ脱がしたりとか…いいわよね」
律(殴られたついでに縄がゆるんだりとかは…ないか)
ピト
律「! さわるなっ」
女「あらまあ まだ痛めつけてほしいの?」
女「ふふっ」
女「いいわよ♪」
澪「とりあえずなにかあったら連絡してくれ…か」
紬「他の事件もたくさんあるもの 仕方ないわ」
澪「目下で事件がおきてるっていうのに…」
紬「まあまあまあまあまあまあ」
澪「うん私たちにできることをしよう」
紬「とりあえず笑い声がするっていう廃ビルからみていきましょう」
澪「やっぱいかなきゃだめ?」ウルウル
紬「えっ」
唯「! 今何か声が…」
梓「笑い声が…」
唯「お化けとかじゃないよね?」
梓「そんなこと気にしてられません!」
梓「早く行きましょう!」
唯「まってよ~」
梓「緊張感ないですね唯先輩はっ」
唯「ごめんよ~」
唯(私がちょっとでもりっちゃんの代わりになれればと思ったけど…無理かあ)
律「…!…っぐ」
女「楽しいねーあはははは」ゲシッ
律(この人…狂ってる!)
女「逃げ出した甲斐があったようふふふ」
-----
唯(あずにゃーん…なんかやばそうな独り言が聞こえるよぉ…)
梓(まず様子を見ましょう!)
-----
女「そろそろ元気なくなったころかな~」ドカドカ
律「…」
女「えっまさか逝っちゃった? あははごめ~ん」
女「好きな人がしんじゃうのはかなしいねー」
女「まあ今更何人でも同じだけど」
紬「ここのビルみたいね」
澪「なあ…仮にこんなところに律がいたとして、私たちで対処できるようなことなのかな?」
紬「やるしかないわ」
澪「…うん」
澪「梓にメールしとこう」
To 梓
題 今から廃ビルに入ることにする。そっちの状
本文
況も教えてほしい
紬「…澪ちゃん…」プルプル
澪「何? 入ろうよ?」
女「もうちょっといっちゃおーかなっ」
女 スーハー
女「さーてお楽しみターイム!」
-----
唯(あずにゃんどうするの~?!)
梓(決まってます。…突撃です)
-----
バタンッ
唯「りっちゃんはどこだーっ」
梓「律先輩! いたら返事を!」
律「……」
梓「え…」
唯「嘘だ…」
女「んん~?」
女「この子ね、おとなしくさせようとしたらやりすぎちゃったみたいでさあ」
女「血であんまり肌がみえないってゆーね…はあー後悔」
女「君たちもかわいいかんじじゃん」ウフフ
唯(この人…普通じゃないよ!)
梓(先輩がっ… ん?こんなときにメール…)
パカ
唯「あずにゃんっ なんでこんなときに携帯なんか…澪ちゃんから」
梓「ここに来るみたいですし…時間を稼ぎましょう!」
唯「いつになくあずにゃんが勇敢だ!」
唯「よーしりっちゃん隊員を返せ―!」タタタッ
女「ふふっいやよー♪」サッ
唯「おわっとっと…」フラフラ
唯「…ん?」
女「あれー私有名人なのー? うれしー」
唯「なんか悪いことしてるんでしょ?! 素直に言わなきゃだめだよ!」
女「あははおもしろいねえ君~」
梓「律先輩っ起きてください!」
律「ん…あずさ…?」
梓「よかった…」
律「なんでこんなところに…」
梓「私っどう謝ればいいのかっ…!」
律「なんで泣いてるんだよー…」
紬「なんだか上が騒がしいわね」
澪「まさかポルターガイストとか…」
紬「もう澪ちゃん! りっちゃんがいなくなるのとおばけどっちがいやなの?!」プンプン
澪「ごっごめんよムギ…」
紬「そんなに遠くないし一気にいきましょ!」
澪「がんばるぞ!」
梓「唯先輩?! 羽交い絞めにされてるっ」
女「面白い子も好きよ~ 私と遊ぶ?ふふっ」
唯「やだよーお姉さんこわいもんっ」
梓「ていやっ」ドンッ
女「キャッ」ドサッ
唯「あずにゃんグッジョブ!」
梓「先輩どうしましょうこの人?!」
唯「とりあえず警察さんに連絡しよう!」
唯「まっかせーい!」フンス
バンッ
澪「りりりりりちゅぅぅぅ無事かっ?!」ゼエゼエ
紬「みんな平気?!」
律「みお…むぎ…」
澪「縛られてるじゃないか?! ほどいてや…血!」バタリ
紬「澪ちゃんったらほんとにもう…私がほどく!」
律「ムギ…さんきゅ」
女「1人の力で拘束できると思わないでよ?」グググッ
梓「ですからイタズラじゃないです! 廃ビルの…!」
女 グッ
唯「わあっ」
女「ふふっ警察に信じてもらえないの?」パキポキ
女「あなたロリ声ですもんね」
梓 カチンッ
女「私は たくさんの素晴らしいものを持っているの」
女「男顔負けの筋力を手に入れるものとか…最高にハイになれるもの…」
女「どう? うらやましい?」
唯「ばかーー!」
梓「何が素晴らしいんですか!」
女「そう? 努力せずに力や快楽が手に入るのよ 素晴らしいじゃない」
梓「あなたは…もう言葉にできませんっ」
紬「ほどけたわよ 大丈夫りっちゃん?」
律「ああさんきゅー…梓たちが大変そうだ」
紬「私も加勢にいくわ」
律「ムギ…ありがと」
紬「…梓ちゃんに言ってあげて」スッ
澪「うう…血…」
女「ちょっと危ないじゃないの」
梓「えいっ」
女「ちょこまかしないでって~」
女「…なにかしら?」
紬「先ほど琴吹家の特殊部隊を呼びました」
紬「5分と経たないうちに到着するでしょう」
女「ふうん…」
紬「何か…伝えたいことは?」
女「…そっかあ5分かあ」
女「次はもう一生牢屋から出られないんだろうなあ」
女「なら罪を重ねて重ねて…ふふっゾクゾクしてきちゃった♪」
紬「?!」ゾワッ
紬「いたた…助かったわありがとう」
唯「どういたしましてっ」フンス
梓「この人はもう救いようがない人なんですね…」
女「なっいっふー♪」サッ
女「…私をほっといていいのかな?」
唯「あっ油断したよお!」
梓「唯先輩のばかあ!」
女「そこで寝てる子からいきましょうかっ あーっはっは」
唯「澪ちゃああん!」
梓「澪先輩っ!」
バッ
斎藤「そこまでだ」
唯「かっこいい…」
梓「…ほっ」
律「…助かったのか?」
斎藤「女さん。麻薬中毒者…脱獄…殺人…たくさんの罪を重ねていますな」
女「なんなのよあはは」
斎藤「…つれていけ」
特殊部隊員「はっ!」ビシ
女「はなせええぇぇ…」
特殊部隊員「あばれるなっ」
ガチャ
バタン
紬「ありがとう斎藤」
斎藤「いえいえ。 それより…なぜこんな大事を…」
紬「家に帰ってからゆっくり話すわ」
唯「ムギちゃんちすごいなあ」
澪「ん? はっ律今助けるぞっ…やっぱ血グロ…」バタリ
梓「律先輩っすぐ救急車来ますから安心してください!」
律「おー…そんな大事でもない気がするけど」
梓「大事ですよっ先輩にとっては小さいかもしれませんけど!」グスン
梓「私のせいで…律先輩にも…けいおん部の先輩方にも…迷惑をっ…」
律「大丈夫!」ナデ
梓「///」
唯「りっちゃーん! お見舞いのバナナだよ!」
律「おうサンキュー! 毎回バナナだな」
澪「唯がそれ律っぽいからって選ぶんだ」
律「人を遠回しにサルって言ってんのか?!」
唯「ばれちゃったー!」アハハ
紬「ケガはしちゃったけど…無事でよかった」
律「ムギがいなかったら今回ほんとに危なかったな!」
梓「律先輩…」
律「ん?」
澪「あっそういえば私たち宿題いっぱいでたんだよ! 先帰るからな~」
唯「えっそうだっけ?」
紬「唯ちゃん!」
澪唯紬「ばいばーい」
律「おうまたきてくれよなー」
梓「あの…律先輩」
律「ああなんだっけ?」
梓「私…律先輩のことずっと…」
律「えっまさか愛の告白?!」
梓「…人が勇気を振り絞ってるのに茶化さないでください!」
律「へへっ悪い悪いw」
梓「好きです! 付き合ってくれませんか?」
律「私でいいの?」
梓「先輩じゃなきゃだめなんですっ」
梓「えっもしかして先輩も…///」
律「皆まで言うなー! 恥ずかしいだろ!」
梓「えへへ…」
律「じゃあ梓は今日からこのりっちゃん大明神様の彼女だな!」
梓「先輩も彼女ですよ?」
律「細かいことはいいの!」
梓「せんぱーい!」ダキッ
律「うおっ梓大胆!」
梓 グスッグスッ
律「梓って結構泣き虫なんだな」
梓「うるさいですっ」グスン
律「もちろんだぜ! 私の回復力をなめんなよっ」
梓「ふふっ それじゃあ私もそろそろ帰りますね」
律「もうそんな時間かあ」
梓「また明日も来ますね」ニコッ
律「…」
律「おい梓」
梓「はい?」
チュッ
梓「///」ボンッ
律「ほっぺたくらいでそんなんなるなよw」
梓「先輩のばかー!」
~~完
乙
私はね、律と梓でほのぼのかこうと思ってたんですよ
そしたらなんでかわからないけどこんなわけのわからない話になってたんです
なんかごめんなさい
支援とかAAとか嬉しかったです
本当にありがとう
早く寝てね!
いちゃいちゃしてる後日談希望!
ネタが無くても書く
みんな愛してるおやすみなさい
律梓はいい。心が洗われるようだ。
乙
コメント一覧 (2)
-
- 2010年09月23日 04:27
- これじゃオオカミさんだよ!
話唐突すぎんだろ