男「ふぁ~」母「起きなさーい、遅刻するよー!」ドンドン 男「!?!?」ビクゥッ!!!
男「!?えっ!?あっ、あえっ?」
母「ど、どうしたの?そんな驚いて」
男「あ…」布団を被る
母「えっ、えっと体調悪いの?」
男「ウンウン!」ガクガクブルブル
母「学校には言っとくから…ご、ごめんね?」
男「…」ガクブル
兄「いってきます」
父母「いってらっしゃーい」
父「いってきまーす」
母「いってらっしゃい」
母「お母さんも仕事いってきまーす」
男(なにこれどうなってる、お母さん…えっ、なんで入ってきた…?)
男「久しぶりに顔見た気がする」キョロキョロ
男「Amazon箱なくなってる?なんで?」
男(こわいこわいこわいこわい)
男「…」ガチャッ
男「間取り全然変わってない」テチテチ
男「からだクソ軽いぞw夢かこれ?」タッタッタ
男「中学生くらいか、これ…」ペタペタ
……
男「くぅぅぅぅああああ!!!!やったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
男「戻った!戻った!戻った!ぃよっしゃあああああああ!!!!!」ピョンピョン!
男「これ夢じゃねえよこれ!リアルすぎ!!勝ったああああ!!!」
男「と、とりあえず中学のラバン確認!」
……
男「いま中2の5月だな」
男「俺は今年の夏休み明けから不登校になるわけだ」
男「原因はクラスでぼっちだから」
男「こんなんよゆーじゃねえか!w」
男「いや、地元の公立でもいいな…あそこ頭悪くはないし」
男「底辺高校時代、バイト先の好きだった先輩がそこだったはずだし…」
男「自分に自信が持てなくて結局告白もできずに終わったけど」
男「高校の先輩、後輩。これで行けるはずだあ!たしか女子バスケ部だったはず!」
男「ここまで有利な戦いもないだろう!そんなことよりまずは中学校にィ…
いくぞーい!!」
近所のおばあちゃん「おはようさん、寝坊かい?」
男「まあwえへへw」
男(心なしかこの田舎道も華やかに見えるな)
男(懐かしくて涙出そう、こんな匂いだったな…)
男「あ、先生おはよーございまーす!」
先生「遅刻か、コラ!」
男「えへへwすんませんw」
先生(あいつ、あんなに笑う奴だったか…?)
先生「担任の先生に断り行けよー」
男「はーい!」
職員室の先生たち「おー、おはよー」
担任「あ、きたー!体調大丈夫?お母さんすごく心配してたよ?」
男「へーきっすよーwwてかお綺麗ですねせんせっw」
担任「な、なにいってるの?(こんな子だったかしら…?)」
担任「もー、んじゃこの紙書いてぇ…」
男「…先生、俺大丈夫だから!もう逃げたりしないから…」
担任「え、う、うん?体調はおっけーねwわかったわ!」
クラスメイト「?」
国語の先生「おお、来たんか」
男「遅刻してすみませんでした、まる」
国先「あいよー、席座んなー」
隣の女子「なにいまのw」ヒソヒソ
男「ポケモンだよw」
隣子「なにそれww」
クラスメイトたち「www」
男(なんで高校の範囲になるとあんだけ難しくなるかねえ…)
男「このくらい簡単なら底辺高校からでもサクッと大学行けてたのになー」
クラスメイト「なぁ、あいつどうしたん?」
クラスメイト「キャラ違うよな…」
クラスメイト「なんか急にヤンキーみたいでこえーよ」
男(しっかしかわゆいのぉw子供たちは純粋で)ニタニタ…
男(最高だな、2週目の余裕のある状態で厨房どもを見渡すと言うのはw)
夢泣かば筆を置いてしまうことになり遺憾の所存もないでござる
男「……」
男「夢……か……」
了
やだ、、
男「おっ!部活か!俺はたしかバレー部~♪だったけどバスケ部いきてえw」
男「将来の愛しの先輩が女子バスケ部だとわかっているのにバレーとは…やる気でねえ」ヤレヤレ…
男「あ、田中くん佐藤くん一緒にたいくかん行こうぜえ?」
田中「えっ、あー、うんいいけど」
佐藤「今日なんか元気だな!w」
男「そうかえ?wまあこんだけ嬉しいことが起きたら自然とテンション上がるわ!w」
田中「なんかあったの?」
男「君たちに会えた」キメ顔
佐藤「ギャハハハwww」
田中「ふふっw」
佐藤「おっつ~♪」
田中「お疲れ~キツかったね今日」
男(なにこれクソ辛いんだが?不登校になるのもわけねえよこれ)
佐藤「先生機嫌悪かったからなー」
田中「やめてほしいよね、やつあたり」
男「そ、それなぁ…はぁはぁ」
佐藤「最初飛ばしてたからいつもより疲れてんなw」
田中「だねw無駄に跳び跳ねてたもんw」
帰り道
男「んじゃまた明日もよろしくぅ!」
田中「うん!って明日土曜!部活やすみ!w」
男「あっ、そーだったっけw」
佐藤&田中&男「ギャハハハ!w」
男「じゃねー」
佐藤&田中「ばいばーい」
男(意外と受け入れてもらえるもんだな…)
男(もしかしたらぼっちだったのって自分から踏み込む勇気がでなかったからなのでは…?)
男「ふんふふーん♪」
女子「…(小学生から家の方向同じだけどこんなテンション高いの初めて見た)」
男「懐かしいね~小学生のとき俺落ちた川じゃんw」
女子「え、うん。懐かしいねw」
男「部活どう?」
女子「へ?ぼ、ぼちぼち…かなw」
男「今日クソキツかったよ~」
女子「あー、バレー部の顧問の先生うちのクラスでめっちゃキレてたもん」
男「それが原因か!オニダルマオコゼみたいな顔してたぜ」
女子「なにそれw」
男「よく知らなーいwたしか魚」
女子「ふふっw」
男「じゃーねー」
女子「うん、じゃーね」
男(なんかいいな、やっぱ中2の頃は。不安とか一切なくて)
兄「おかえりー」ジャンプペラペラ
男「あれ?はやくね?」
兄「早引きだったしなー」ペラペラ
男「ほーん」
母「ただいまー」
兄&男「おかえりー」
母「すぐごはん作るね~」
男「…」
兄「ほーい」
男「ぎゅー」
母「えっ、なにwどうしたのw」
男「ありがとね。いっつも」
母「えっうんw」
男「なんか手伝う?」
母「大丈夫よ、ありがと♪」
男「そっかー」
父「ただいまんもすー」
兄「ぶふぉぉwお前と同じこと言ってらw」
男「それなw」
父「おー揃ってんなー珍しい」
母「おかえりなさい~」
父「はいただいま」
男「はいはい?」
母「ねえ、なんかあった?」
男「なんかとはなにか?」
母「いやだから…嫌なこととか」
男「なんで?」
母「先生からお昼電話きて、ちょっと様子が変だったって聞いたよ」
男「うーむ、嬉しいことばっかりで変ではあったかも知れぬなw」
母「嬉しいこと?ほ、ほんとに?なんか隠し事とかしてない?」
男「してないよw嬉しいことは、今の日常が幸せすぎることなんだって気づけたこと!」
母「は、はあ…?」
男「お母さん大好き!」ぎゅっ
母「もう、中学生にもなってこの子は…wうふふw」
母&父&兄「おやすみ~」
母「大丈夫かしら…」
父&兄「なにが?」
母「今日あの子ちょっと変じゃなかった?」
父「そうか?」
兄「あーたしかにずっとリビングいたなー」
父「たしかに」
母「うん…」
兄「初めて中学の話聞かされたし」
父&母「まじ?」
兄「あーうん、部活キツかったんだと」
母「やっぱおかしいわ…でも少し嬉しい」
父「あいつも成長したんだろう…」
兄「まあいいことなんじゃねー、俺もそろそろ寝るわ、おやすー」
父&母「おやすみー」
眠れないし
男「兄よ、今日は休みなのか!?」
兄「弟よ、休みの日にこんな早く起きると思うか?部活だ部活」もぐもぐ
男「そっか」
兄「てか早いな部活か?」
男「違うが」
兄「珍しいな」
男「バスケットボール使ってもいい?」
兄「は?お前バレー部じゃん、まあいいけど」
男「将来のフィアンセに情けない姿は見せられんからな」
兄「意味わからん、ごちそうさまー」
母「おそまつさまー」
兄「いってきます」
母「いってらっしゃい」
男「気を付けていってくるのだぞ、あとボールは借りていくぞ」
兄「お、おう…(やっぱなんかおかしいなこいつ)」
さらっと読み返したらすげえ勢いだけ感あるw
男「ドリブルむずかしい」ドムドム
通学路一緒系女子(なんでバスケしてんだろ…?)
男「あっ、、」コロコロコロ
女子「はい」
男「ありがとうございますって、あれ…?部活?」
女子「うんwしかしなぜバスケ?」
男「将来のフィアンセのためにね!」
女子「??まあいいやwドリブルはこう」ドムドム
男「おーうめえ!バスケ部なんだっけ?」
女子「そうだよ!昨日の部活も隣でやってたじゃんw」
男「そだっけ?w」
女子「んじゃあたしいくねー」
男「あんがとー!部活ファイトー」
担任「えー、夏休み中はみんな問題を起こさないよう…」
佐藤「おい男!」
男「なんだね佐藤クン」
佐藤「今日の夏祭り田中と一緒に三人で行こうぜ!」
男「イグゥ!」
佐藤「ギャハハww」
隣の席系女子「あ、あたしも行きたーい」
佐藤「まじか?いいねいこいこ!」
担任「はいそこ、静かにね」
担任(いつも机に突っ伏してたから心配だったけど友達できたみたいでよかった…)
担任「それでは夏休みはみんなルールを守ってたくさん楽しんでね!」
クラス一同「さよーならー!」
担任「さようなら」
男「でねー、今日夏祭り行くことになったんだけど通学子ちゃんもいかない?」
通学路一緒系女子「いきたい!」
男「よかったありがとー!一緒にイくべ」
元スレ
男「ふぁ~」母「起きなさーい、遅刻するよー!」ドンドン 男「!?!?」ビクゥッ!!!
https://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1607101912/
男「ふぁ~」母「起きなさーい、遅刻するよー!」ドンドン 男「!?!?」ビクゥッ!!!
https://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1607101912/
コメント一覧 (6)
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- 2020年12月05日 15:05
- 昔に戻りたいとは思うけど大学受験はやりなおしたくねぇ…
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- 2020年12月05日 15:33
- 底辺工業高卒業ワイ人生やり直したすぎて震える、しかし社会人だからこそコロナ禍を乗り越えられたと思うと微妙だ
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- 2020年12月05日 16:33
- 今まで楽しかったから何度やり直しても似たようなことしてそう
金かける趣味変えるくらいかな
-
- 2020年12月05日 16:43
- 実際は引きこもりにこんなハイテンションで話しかけられるコミュ力ないだろうなぁ
-
- 2020年12月06日 00:22
- 当時
親「マジで勉強はしておけ」
ワイ「めんどいわ」
現在
ワイ「マジで勉強はしておけ」
-
- 2020年12月06日 10:57
- ドラえもんで似たような話あったけどまああれが真理だろうな
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