ゆずこ「朝釣りとかいっぺんやってみたい」
唯「う~ん、でも釣りって道具とかそろえなきゃだし実際やるの難しそう」
ゆずこ「エビでタイを釣るってことわざあるじゃん?」
縁「おおー、あるねー」
唯「カニなら何が釣れるのか、とか言うなよ」
縁「黒髪のこけしみたいな女の子!」
唯「結構でかいの釣れてる、ってか人間!」
ゆずこ「この前召喚されて行った異世界で出会った子達だよ?」
縁「さっきこっちの世界に帰って来たんだよねー、ゆずちゃん」
唯「知らんがな……え、マジすか……」
縁「世界観よかったぁ」
唯「それ何かのゲームの話のなの?」
ゆずこ「たくさんの可愛い女の子たちがキャッキャウフフしてる世界だよ」
縁「違う世界から来た人たちとおしゃべり楽しいよー」
唯「作った人誰?」
縁「殿様とか将軍かな~」
唯「何か作ってる人の統一感無いな」
ゆずこ「日本を作ったのは誰なんだっけ?」
縁「ぬー……ヌシ的な、オオクニヌシ??」
唯「年表とかにまだ載っていない神話の時代な」
縁「母親が生まれた子供に焼かれて死ぬやつとか?」
唯「火の神のアレか……」
ゆずこ「古い時代の人たちの発想の凄さね……」
縁「ヘンなこといっぱい考えてたんだねー」
唯「本当に怖くなるからヤメて……」
縁「みんなで唯ちゃん祀ってお願い叶えてもらおー」
唯「ムリだから……あたし普通の人間だから」
ゆずこ「女神様ったら控え目でお可愛いこと❤」
縁「もっと、もっとテレて女神様~❤」
唯「やめてくれませんかね……神様困らせるの」
縁「よもつひらさか行ってみる~?」
唯「楽なところで過ごさせて……てか思ってないよ、言ってみただけだよ?」
ゆずこ「リンゴお供えしよっか、黄金のリンゴ取ってこよう」
縁「ルシファーとか倒して献上するー?」
唯「歴史改変レベルのお供えやめい!」
縁「わたしも神様やってみたい」
唯「を」
縁「…………」
唯「『を』で会話繋ぐの無理じゃない、さすがに……」
ゆずこ「!」
縁「!」
唯「……!(あ、今の『を』で始まってた)」
ゆずこ「そんなことより釣りに行こうぜ!」
唯「『(う)ん』で終わらんのかい!!」
縁「あははははははははっ」
佳「相変わらず変なことして盛り上がってんな、あいつら」
ふみ「……。櫟井さんって実際女神っぽいよね、千穂」
千穂「! ……う、うん」
佳「そぉかあ? どっちかっつーと日向の方が女神っぽくね」
千穂「…………」
佳「ん? どした?」
ふみ「佳から始まってたのに、佳は残念だなあ」
佳「は? あっ! って知るかボケぇ!」
千穂「ふふっ」
その後、休みの日
遠くの海に行って出会ったていぼう部の面々と
一緒に釣りをするゆずこ達であった――
(おしまい)
コメント一覧 (3)
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- 2020年10月06日 10:48
- ゆゆ式SSもっと増えろ
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- 2020年10月06日 18:59
- 良作
全く気付かなかったわ