【モバマス】愛海「女の子のお山には」
短いです
ほたるちゃんが、偶然会ったかつての同僚のお姉さんに
『事務所が潰れた疫病神』扱いされてしまった
その場にいた智絵里ちゃんが、あとになって
『頑張っているほたるちゃんのことをわかってほしい』
って、お姉さんの元に取って返すことになって
あたしはその隙にお山に登りたいから
…違う?ええと
ちゃんと思いを伝えられるように、ってことで
智絵里ちゃんについていって
無事、お姉さんのお山に初登頂!
ついでにお姉さんの誤解も解くことが出来たよ
いやー充実充実!
<その日の深夜、女子寮エントランスホール>
愛海「………」
ガサゴソ
愛海「!?」
愛海(え…何かいるの…泥棒? 山岳救助隊? 真奈美さん?)
愛海(何にしたって、真っ暗なホールでごそごそとか…怪しすぎるっ)
愛海(こうなったら…女子寮のお山はあたしが守る!!)
パチ
愛海「手をあげろっ!」
???「!!」
愛海「怪しいやつ、おとなしくお山を差し出s…え…」
???「…愛海!?」
愛海「プロデューサー!?」
愛海「…今何時だと思ってるの」
P「1時、じゅう…ななふん」
愛海「重要書類忘れたからって、こんな夜中に電気つけずに女子寮に侵入するとか」
P「…めんぼくない」
愛海「プロデューサー、もしかして…同類?」
P「一緒にするな」
P「愛海こそ、何してたんだ」
愛海「水飲みに下りてきただけだよ」
P「うそつけ」
愛海「夜中1時にドア開けっぱなしにしてるアイドルいると思う?」
P「…確かに」
愛海「ま、開いてたらありがたく侵入するけど」
P「納得を返せ」
P「それはそうと、今日はありがとうな」
愛海「なんのこと? 」
P「智絵里と一緒に…」
愛海「ああ」
P「さりげないフォロー、本当に助かった」
愛海「ばらされちゃったけどね、てへ☆」
P「ただ、やらかしたことは本当に酷かった」
愛海「上げて落とすね」
P「初対面の一般人のお山に登るとか何考えてるんだ」
愛海「え、面識のあるアイドルのお山なら登っていいの?」
P「面識あっても登っちゃだめだから言ってるんだ」
愛海「えー」
P「ここまで見境ないとは思っていなかったな」
愛海「でもあたしだって考えあって登ったのに」
P「本当か?」
愛海「そうだよ」
愛海「あのさ、プロデューサーが最初にスカウトしてきたときに」
愛海「あたしがなんて言ってたか、憶えてる?」
P「…最初?」
愛海「そう、いっちばん最初」
P「えっと、確か…」
愛海『女の子のお山には夢が詰まってる』
P「…みたいなこと、言ってたな」
愛海「だからだよ」
P「え」
愛海「女の子はみんな、胸の中に夢が詰まってるんだよ」
愛海「それを確かめるために、あたしは智絵里ちゃんについていって、お姉さんのお山に登ってきたの」
P「………………」
愛海「考えてお山に登った、っていうのは、そういうこと」
P「…そのお姉さんの胸には、夢が詰まっていたのか」
愛海「うん、詰まってた…ほたるちゃんと同じくらい、いっぱいね」
愛海「お姉さんが最初に思い描いていた形からは、随分変わっちゃったみたいだけど」
愛海「諦めなかったら、ほたるちゃんみたいに、きっと花咲くと思う」
P「そうか…」
愛海「わかった?」
P「ああ…よくわかったぞ」
愛海「みんながいない深い時間でないと、こんな話しないからね」
P「話してくれてありがとう」
愛海「どういたしまして」
P「今日はゆっくりおやすみ」
愛海「うん、おやすみなさいプロデューサー」
<きょうの出来事>
念願だった、ほたるちゃんのかつての同僚のお姉さんのお山に初登頂!
…違う?ええと
お姉さんに『頑張っているほたるちゃんのことをわかってほしい』
ってことで智絵里ちゃんについていったけれど
あたし達の思いだけでなく
お姉さんのお山に込められた夢も
しっかり両手に感じ取って
無事、ほたるちゃんやプロデューサーに伝えることに成功!
ついでにプロデューサーの誤解も解くことが出来たよ
いやー充実充実!
おしまい
ちょっと信じたくなるくらい、あのコミュでの愛海は良いクッションでもあり
頼りになりました
ということで
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コメント一覧 (2)
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- 2020年05月10日 10:09
- たまに冷静になる師匠すこ
-
- 2020年05月14日 05:22
- 師匠のss増えろ
愛海のssが見たいんじゃ