ラスボス(♀)「あと少しで世界が死ぬというのに、キミは馬鹿に落ち着いているんだね。」
ラスボス「……ふぅん、人類も哀れだな。キミのような情熱のない人間に、世界の行方を賭けていたとは。」
ラスボス「だけど…………案外そういうものかもしれないな。本気で救おうとするほど、情熱はどこかへ失せてしまうこともある。」
ラスボス「でもね、この世界は間違いなく消える。それだけは、今更どう足掻いても変わらない。殺す本人が言うのもなんだが、別れの挨拶くらいはした方がいいんじゃないかな。」
ラスボス「…………哀れだね。」
ラスボス「生まれが違えば、こんな悲しい結末の当事者にならずに済んだかもしれないのに。」
ラスボス「…………私が創る世界では、キミのような不幸な者を産まぬよう、約束するよ。」
ラスボス「さあ、終焉だ。光が包んでいく……。」
ラスボス「……また、逢えたらいいね。そのときは、友達になろう。○○。」
たまにはたまには儚げなのもいいかなって…
いややっぱよくねぇな
元ラスボス「……起きて…………ほら、いつまで寝ているんだ……起きろ……。」
元ラスボス「…………おはよう。……いや、少し馴れ馴れしいかな。それなら、そう…………はじめまして。」
元ラスボス「……あまり驚かないんだね。飛び上がって叫びだすくらいの姿を期待していたんだけど……まあ、いいか。」
元ラスボス「ここがどこかなんて、キミにはおおよそ見当がついているんだろう?」
元ラスボス「ようこそ。私の創った、新たな世界へ。歓迎するよ、○○。」
元ラスボス「……ああ、殺したさ。キミも人類のうちのひとりだからね。あの光に包まれて、“○○”という存在は宇宙から消え失せた。……いや、宇宙ごとなくなったというべきか。」
元ラスボス「……でもね。キミは人類のひとりである前に、私にとっては“友達になってくれるかもしれない存在”だった。……キミと語り合ううちに、そうなった。」
元ラスボス「小さくて儚いけれど、私の宝物。あのくだらない世界で手に入れた、たったひとつのもの。」
元ラスボス「だから……キミは、特別。特別だから、この世界に産んだんだ。厳密に言えば、キミではないけれど、確かにキミさ。」
元ラスボス「……なにもしなくていいよ。ただキミは、ここにいてくれさえすればいい。そうしているうちは、私はキミを祝福しよう。いつまでも、ずっと。」
元ラスボス「…………前の世界では、ついに私たちは理解しあうことは出来なかった。けれど、この新しい世界でなら……」
元ラスボス「○○……私の友達に、なってくれる?」
うん!!!!
散り際にキツめの悪口吐き捨てるとか
ラスボス「……そう。それでいい。キミはそれでいい。キミにはその権利がある。」
ラスボス「だって、こんなに必死に戦ったのだもの。こんなに醜く足掻いたのだもの。キミ以上に、この“世界”のために生きた人類はいない。」
ラスボス「だから、世界が死ぬなんてキミには耐えられない。耐えられないなら、耐えなければいい。さあ、もっと……世界が私に殺されるその瞬間まで、泣いて、喚いて、醜く取り乱してごらん。」
ラスボス「その姿を見ることで、私はこの世界を殺すという選択をしたことが間違いではなかったと、そう思えるだろうから。」
冷たい
散り際にラスボスちゃんに情熱的キッスをかましてから逝きたいね
ラスボス「……そろそろ、みたいだね。キミという存在が、概念が、宇宙が、1から0になっていく。いや……0という概念すらも……」
ラスボス「キミが生きた世界は、どうだった?もうすぐ消えてしまうから、吐き出したいことがあるなら、済ませておくといい。」
ラスボス「…………そうか、キミらしいね。そのキミらしさをもろとも殺すことは、どうにも口惜しい……けれど、仕方の無いことだ。」
ラスボス「…………○○。私のことを、見てくれる?…………。」
ラスボス「…………。」
ラスボス「…………………は……。」
ラスボス「……驚いたな。まさかキミから、こんなことをされるだなんて。……変だな…。」
ラスボス「……嬉しいと、思うんだ…。こんなこと、あるはずないのに…。」
ラスボス「…………○○……消えてしまう前に、もう一度……」
ラスボス「………………。」
ラスボス「…………もう一度くらい……。」
元ラスボス「……ところで○○。キミは、前の世界の記憶は残っているのかい?」
元ラスボス「私の隣で、終焉を迎えたことも?」
元ラスボス「…………そう、なのか。」
元ラスボス「………………あのとき……最後になにをしたか、覚えて……」
元ラスボス「……いや……やっぱり、なんでもない。覚えていないのなら、思い出すようなことでもない。」
元ラスボス「でも……そうだな…………キミにはきっと、なんのことだか分からないだろうと思うけれど……約束したいことがあるんだ。」
元ラスボス「今度は……こちらから、迎えにいくよ。……………覚えていなくても、覚えておいて。」
ほろぼろ世界を歩んだラスボスちゃんが好きなのに!!
新世界の創造主だから普通の女の子とはちょっと違うかもしれない
感覚としては「今まで頑張ってきたラスボスちゃんのために永遠に続く理想のプライベートルーム」的な感じがいいかもしれない
ラスボス「……キミは本当に、なにを言い出すか分からないな。不可解であり、それゆえに興味深い。」
ラスボス「……だけれどね。それは少し、無茶なんじゃないかな。」
世界「うおおおおおおおおお!!!」
ラスボス「…………え。」
蘇った世界を勇者くんの理想郷にするんだ
勇者くんとラスボスが永遠にイチャイチャするためだけの理想郷
ラスボスちゃんって世間常識とかなんにも知らなそうだから同棲したら苦労しそう
お米とか炊けそうにない
どうせ勇者くんって田舎の農村出身だろ
そこで培った生活スキルを生かしてラスボスちゃんを養ってあげるべき
~~~end~~~
いくらなんでも童貞のまま死ぬのは可哀想だし
最後にヤらせてくれたら勇者くんの生涯いっぺんの悔いなしだよね
旧世界でラストエッチするのと新世界で新人類を産むためのストレスフリーエッチ
何が違うのだろうか
女キャラを描いているようでいて受け止めてくれる男キャラを規定してる感
元スレ
ラスボス(♀)「あと少しで世界が死ぬというのに、キミは馬鹿に落ち着いているんだね。」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1582742392/
ラスボス(♀)「あと少しで世界が死ぬというのに、キミは馬鹿に落ち着いているんだね。」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1582742392/
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コメント一覧 (7)
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- 2020年02月27日 14:39
- 何故普通に倒して世界を救うという事が出来ないのか
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- 2020年02月28日 18:16
- >>1
普通に勝てなかったか、気が変わって世界滅びろってなったかだ。
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- 2020年02月27日 16:33
- 今更だけど「みたいなのどうよ」はどうしたんだよどうよくん
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- 2020年02月27日 16:42
- 世の中諦めないで必死に抵抗する姿見せたら、あんたらのその姿勢はほんと素晴らしいけどいい加減現実認めて諦めろやちくしょうってキャラ崩壊起こすのも居るからなぁ……
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- 2020年02月27日 19:15
- デビルマンじゃん
-
- 2020年02月27日 19:31
- ラスボス佐々木
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- 2020年02月27日 20:15
- あーこんなラスボス大好き