時折現れる訳知り顔の女性(♀)「……どこへ行こうというのかしら。」
女性「おおかた、例の賊との決着をつけに行こうという心づもりなのでしょうけど……図星のようね。」
女性「それなら、貴方をこれ以上先に行かせるわけにはいかないわ。貴方を、死なせるわけにはいかない。」
女性「今度こそ守ってみせると……そう決めたから。」
女性「……いいえ。貴方は知らなくてもいいことよ。私の独り言……忘れなさい。」
女性「それよりも……どうしても先に行くというの?それなら、私も少々手荒な真似をしなくてはいけないようね。」
女性「勘違いしないでちょうだい。私は、貴方の敵ではない。私が、貴方の敵になるだなんて……ありえない。」
女性「ただ……今貴方に動いてもらっては困ると、それだけよ。……どうするの?私と、するの?」
女性「……大丈夫よ。あんまり、痛くはしないよう、努めるわ。……来なさい。」
女性はそれを阻止するために幾度となく運命(ストーリー)に立ち向かう運命の外側にいる存在だった
その正体は、神話や伝説、童話に小説などの物語──運命世界(ストーリー・ワールド)を管理する現実世界(ヒストリー・ワールド)の人間である
◯◯はとある小説の登場人物だったが、あるとき、すべての運命世界を保管していた無限図書館バベルが暴走し、現実世界に数多の物語の悪役が現れて世界中が混乱してしまった
そのような事態が起こった理由はバベルに本来容量など名の通りなかったのにも関わらず、なぜか容量の限界に達してしまい、そこからはみ出た運命世界が現実世界に保存されてしまったせいだった
女性は元々はとある文筆家で、バベルの暴走が起こった際に物語を改変する力──「添削技術」を獲得した
バベルの暴走の対処及び鎮圧、制御を目的としていた超政府組織は、数多の能力者を集めその力によって「悪役が悪役にならない運命(ストーリー)に変える」を目的に動いていたけど彼女自身は自己の利益のために動いていたんだよね
すなわち自分の初恋の人(◯◯)をなんとしてでも救うという
み た い な
すごそう
というか俺を無視してどうよが書きたいの書いてよ。それで抜きたいんだから
無限図書館バベルは、残念ながら本当は無限ではなく有限だった
その正体は、地球が存在する天の川銀河からはるか遠くに位置する外宇宙に生息している人とはまるで別の法則で生きる生命、連合思念体だった
連合思念体はアメーバのように分裂しながら互いを繋ぎあって思考を共有し、そして宇宙にまんべんなく散らばっている情報をかき集めて栄養としとしたたまれた次元に保存していた
これらは生息域を数星団規模に拡げていたんだけど、あるときまったくの偶然で人がいうところの戦争にあたる現象が勃発。連合思念体がたくさん死んだことにより情報の容量不足が起きた上に死体からは情報あるいは運命のデブリが散乱してしまう
それに目をつけた黒幕はこの混乱を人為的に制御して利用することにした
女性が◯◯を助けようとしている時点で、実は宇宙はすでに運命で埋め尽くされていて、空を見上げたら見える太陽も本当はすでになくなっていて擬似的な視覚情報でしかない状態になっていた
宇宙の中で空間として生き残っているのは地球と、奴隷と化した連合思念体を利用するための銀河と、あとは他の生命が存在する惑星のいくつかだけになっていた
もうお前がスレ建てるんだよ
だからマジで書いて
黒幕自体は連合思念体が作り出したAIのような存在で、連合思念体が効率よく好みの運命を摂取するための情報集積機のうちの一つだった
担当するのは「悲劇物語」
連合思念体で戦争が起きたあとに情報集積機が独立し始め中には同じく戦争を行う者も現れた。黒幕は自分の担当「悲劇物語」から得ていた情報によって悲劇を生み出す戦争の知識や技術をいち早く獲得する
それによって数多あるAIのうちの一つに過ぎなかったところから一気に覇権を握った
またこのまま連合思念体同士の戦争を見過ごしたら自分を含めた宇宙全土を無論理な情報のデブリに飲まれてしまうので連合思念体の戦争に介入し、自分の手でバベルを管理し、悲劇を変えたいと願う悲劇物語の登場人物の願いを自らのアイデンティティとして地球に向かった
「添削技術」は元々は連合思念体が持っている能力だった
その由来は、情報集積機を使わず自らの足で地球から運命を摂取しようとしていた連合思念体がいた
ちょうどそのときに戦争が起きてしまい、それらは運よく巻き込まれずにすんだんだけど、自らの足で地球に来たといってもその移動手段は空間を折り曲げるというもので、本体は地球と自分達の住み処両方にあるような状態で結果的には住み処にある本体は傷を負ってしまった
連合思念体は不可避の死から逃れるためにより多くの情報の発生させる人間に寄生してなんとか生き永らえ、寄生された人間は連合思念体の技術のいくつかを扱えるようになった
女性「私がここににいるということは……きっと、貴方はまた愚かな判断を下そうとしているのね。」
女性「私は、貴方が道を誤りそうなときにのみ現れる。それが私に与えられた私の役割。貴方のことを救うために与えられた力。」
女性「……無駄よ。私から逃げることはできない。私は貴方の想像の範疇を超えた存在。諦めなさい。」
女性「…………。……結構よ。私は今あまり喉は乾いていないの。お気遣いありがとう。」
女性「生憎だけれどお腹も減ってないの。私はそういう…………貴方の手作り?貴方、料理なんてできたの…?」
女性「……以外ね…。」
女性「……………。…………………。」
女性「…………でも、結構よ。私は貴方への過度な接触は許されていないから。……口惜しいけれど。」
女性「…………今日のところはまだ大丈夫そうだから、これで失礼するわ。でも忘れないで。貴方のことは、いつでも見ている。」
女性「…………。」
女性「……ありがとう。後でいただくわ。それじゃあ。」
かっこつけてるところを空気読まずにおもてなししたい
お土産も持たせてあげたい
肩凝ってそうだからねこの人
こうかはばつぐんだ
女性がどういう条件で現れるのかを突き止めておいとけば、来てほしいときに必ず来てくれてすっごくいい
無意味に呼び出したりもしてちょっと叱られたい
もういっそのこと仲間になっちゃえばいいのにね
女性「…………貴方。最近私で遊んでいる節があるわよね。」
女性「どう思っているかは知らないけれど、私は貴方を正しい方向に導くために現れるの。貴方の友人になりに来たわけでは……」
女性「……まあ、いいけれど。」←ちょろい
でも「私の肩の心配より、自分の周りに注意を向けていなさい……」って言ってもらったままにしてそう
そして大事に保管されるんだ
趣向を変えて足つぼマッサージ券をあげたりもしたい
「……あのね、そういう問題では……」って言われたい
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コメント一覧 (11)
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- 2020年01月12日 15:30
- おほむ
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- 2020年01月12日 16:26
- 三分間待ってやる!
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- 2020年01月12日 16:34
- どうよは好きだけど長文ニキはちょっと…
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- 2020年01月12日 21:44
- どうよの魅力は記号化された設定と自由な構成力であって、他人発案の世界観は筆の妨げにしかならんだろ
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- 2020年01月12日 22:10
- なんでかウォズが思い浮かぶ
方向としては真逆の筈なんだがな
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- 2020年01月13日 01:58
- どうよの設定で妄想するのは楽しいけど、変な長文野郎はマジでいらん
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- 2020年01月13日 07:07
- 設定長文は面倒なので読み飛ばしました
ぶっちゃけそういう細かい背景まで用意してくれなくていいのよね
それっぽいセリフさえあればあとはこっちで妄想するから
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- 2020年01月13日 08:10
- 読みたいものよりも読みたくないものの量が多かった
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- 2020年01月14日 02:35
- 訳知りって何?
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- 2020年01月14日 07:43
- >>9
自分だけ分かったような顔しちゃってさ!
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- 2020年01月14日 08:28
- どうよは基本来る者拒まずだからな
長文ゲロカス野郎が来ても受け入れる菩薩の様の心の持ち主やで。もしくは興味なくてどうでもいいのか