兄「なんかお前、大きくなったよな?」妹「は?」
妹「うー、うー、だめだこりゃ。ボタンが閉めれない」
兄「なにうめいてんだよ。牛かよ」
妹「はあ? マジでウザすぎなんだけど」
兄「なんかお前、大きくなったよな?」
妹「は?」
妹「そんなんだからいつまでたっても彼女できないんだよ」
兄「はあ? かんけーねえし、つーか大学行けば彼女なんて簡単にできるし」
妹「ていうかお前のことなんて相手にしてる場合じゃないんだって」
妹「ふっ!ふっ!ダメだ、スカートのチャックがガチで上がんない!」
妹「クリーニング屋さんが誰かのと間違えたのかな」
兄「……いや、お前明らかに肥えたよな?」
妹「うざいっつーの。ぐぬぬぬぬぬっ!」
びりっ
兄「今すげえ音したな!? え? もしかして服破れた?」
妹「……」
兄「ぶひゃはははは! めっちゃきれいに破れてんじゃん!」
妹「うっさい!」ドンッ!ガララララ
兄「ぐはっ!?」
妹「ちょっと吹っ飛びすぎでしょ。大げさなんだから」
兄「」
母「朝から騒々しいって。うわ、なんで壁にめりこんでんの!?」
妹「もう正月終わってるし」ゴクゴク
兄「……さっきからお前なに飲んでんの?」
妹「どう見てもコーラじゃん。病院、暖房効きすぎ。すぐ喉かわいちゃう」ゴクゴク
兄「コーラ飲むとかえって喉かわかね?」
妹「うっさいな。休みからハマって1日4本飲まないと気がすまないの」ゲプー
兄「……1日で2リットルも飲んだらあきるだろ」
妹「6リットルだし。そんな計算もできないで受験とか大丈夫なわけ?」
兄「お前こそ大丈夫?」
妹「あたしは学校帰りにここまで歩いてきたんですけど?」
兄「高校から病院まで10分もないじゃん」
妹「おなかすいたからマック寄ってから来たの。いちいちうざいなぁ」
兄「ちなみに何食べたの?」
妹「いちいち聞いてくるのもうざいんだけど」
兄「食ったもん聞いたぐらいでそんなキレんなよ」
妹「……ビッグマックのLLセット。グラコロのセット。あとフィレオフィッシュ単品」
兄「夜飯入るの?」
妹「ここまで歩いてきたって言ってんじゃん。入るに決まってるでしょ」
妹「いちいちうざ。人がわざわざお見舞いに来てあげてんのに」
兄「汗もすごいな。顔テッカテカじゃん」
妹「だからここまで歩いてきたからだって。暖房効きすぎだしここ」
コンコン
友「ういーっす。お見舞いに来たべー」
兄「うおっ。入るならノックぐらいしてくれや」
友「めんどくせえし。ていうか個室で入院とかすげえじゃん」
兄「何言ってんの?」
妹「え? あたしですよ?」
友「ごめん。もしかしてお前の妹ちゃん?」
友「いや、ちげえか。お前の妹ちゃんってかなり小柄だったもんな」
友「こんな歩いたら肉が踊りそうなボデーじゃなかったわ、うははは」
妹「……」
友「ていうかジャマしちゃってごめんね。これ、見舞いの菓子な」
兄「あっ、うん。来てくれてサンキュー」
友「じゃあな。早く治して学校来いよ」
兄「……これ、お小遣い。やるよ、コーラでも買ってきたら?」
妹「気づいてたよ」
兄「え?」
妹「さすがにここ最近は食べすぎだって」
兄「そうだよね。そりゃ気づくよね、安心したよ」
妹「最近、とってもつらいことがあったんだよね」
兄「おう、急に語るね」
妹「最近あたしが鬼滅の刃にハマってんのは知ってるでしょ?」
妹「それで完全に沼っちゃって。鬼滅カフェにも応募したけど見事にハズれたわけ」
妹「最近は本誌も履修するようになったけど今すごくつらいじゃん?」
妹「推してた伊黒さんがやっと活躍したと思ったらフラグヤバいし」
妹「で、こっからまた合併号で2週間待たされるんだよ?」
妹「しんどいしストレスマッハ。でも尊い……もう感情ぐちゃぐちゃ」
兄「そんなにハマってたのか」
妹「お前みたいに遊郭編で飽きてコミックス買わなくなったり、
別の漫画に浮気とかしないからね」
妹「うん。肥満の呼吸、デブの型、暴飲暴食が炸裂したって感じ」コフーコフー
兄「……そっか」
妹「はは、ごめんね、話も重ければ体も重くて」
兄「あー、うん、自覚はあったんだ」
妹「さすがに気づいたよ、さっき病院のトイレで鏡見たときにね」
妹「そうだね。あと、それ」
兄「ん? お見舞いのお菓子のこと?」
妹「お兄ちゃんは病人なんだから食生活気を付けないとね」
兄「そのお菓子どうすんだよ?」
妹「なに、いちいち聞かないと死ぬの?」
兄「そういうわけじゃないけど」
妹「お兄ちゃんは病院のご飯をしっかり食べること。じゃあねバイバイ」
兄「……」
兄(……LINEが来てるな。母さんからだ)
母『あの子どうにかして!』
兄『どうしたの?』
母『食欲がすごすぎるの。太りすぎて制服も買いかえなきゃいけない!』
母『下の階の人からも足音がうるさすぎるって苦情が来まくってる!』
母『なんか漫画のせいでこうなったとか言ってるんですけど!!』
母『いったいどんな漫画読ませたの!?』
兄(マズイな。このままだと妹が肉柱になってしまう。こうなったら……)
妹「こんなに早く退院して大丈夫なの?」ボリボリ
兄「いやまあ痛いっちゃ痛いけどギリギリ大丈夫かな」
妹「長男だから我慢できたんだね。次男だったら我慢できなかったね、きっと」ボリボリ
兄「……はぁ、このノリうぜえ」ボソッ
妹「なんか言った?」ゴクゴク
兄「なんにも。それよりこっから真面目な話するから聞いてほしいんだけど」
妹「真面目な話?」ゲプー
兄「ダイエットしよう」
妹「そんなことより勉強は? 入院してたせいで遅れてるでしょ?」ボリボリ
兄「とりあえずセブンのチーズインスナックをモンスターで流し込むのやめろよ」
妹「好き嫌い多いお前に言われてたくないっつーの」
兄「……分かった。じゃあ今後俺は嫌いなものも絶対に食べる。約束する」
妹「なに、どうしたの急に」
兄「お前のことが心配なんだって、冗談抜きで」
妹「……」
兄「母さんも父さんもガチで心配してる」
兄「べつに好きなもん食うなとは言わないけど、今のままじゃ本気でヤバイから」
妹「……あたし、もとの体系に戻れるかな?」
兄「なれるって。もともと痩せてたんだし、お前は」
妹「それはない。どんなに長くてもあと一年ぐらいで連載終わるから」
兄「馬鹿野郎。お前はアニメの最終回も拝みたくないのか?」
妹「あっ」
兄「そう、鬼滅は今や大人気。原作も全部アニメ化する可能性が高い」
兄「だけどアニメができるまでにはすごく時間がかかる」
兄「もしかしたらメチャクチャ先のことになるかもしれない」
妹「そっか。そうだよね。だったら……」
兄「そういうことよ。大好きな物のためにがんばろうぜ!」
兄「そうそう」
妹「でも今のあたしにできるかな?」ボリボリボリ
兄「できるって。俺も父さんも母さんも協力してくれる」
妹「分かった。あたし、頑張ってみる」ボリボリ
兄「……よし、まずはその手に持ってるお菓子を置こっか」
妹「あっ、いけね。無意識に全集中の常中まで会得しちゃってた」
兄「ったく、おっちょこちょいだなお前は」
妹「えへへ」
兄(こうして妹のダイエット生活が始まったのであった)
兄「正確な数値を知って明確な目標を立てる。元の体型に戻るだと曖昧だからな」
妹「それはいいけど体重教えたくないんだけど」
兄「他人に体重を知られるって羞恥心」
兄「これがダイエットへの意識を高めると思うんだよ、俺は」
妹「うぅー、しゃあない。あたしも腹くくる!」
兄「よし、じゃあさっさと体重計に乗って!」
妹「アイアイサー!」
兄「体重はピーKg。体脂肪率は、うわあ……ピー%。ってことはBMIは……」
兄「いやあ、よく正月だけでここまで太れたな」
妹「恥ずかしっ。顔めっちゃ熱くなってきた」パタパタ
兄「すげえな。一瞬で毛穴が油まみれになってる」
妹「歩くより走ったほうがよくない?」
兄「膝壊すからやめとけって。最初のうちはからだに優しくいこう」
妹「まっ、それもそうだね」
兄「いちおう準備体操もしとけよ。簡単にでいいからさ」
妹「ラジャー」
兄「ウォーキングしたんだよね?なんでそんなことになってんの?」
妹「こ、効率を考えて……はぁはぁ、途中から、走ったの……!」コフーコフー
兄「だから打ち上げられたトドみたいになってんのか」
妹「はぁはぁ、話しかけんな……はぁはぁ……今は!」ビクンビクン
兄「まあいいや。とりあえず風呂入って休めよ」
母「だめだめ。生魚みたいな臭いするし汚いからお風呂は最後にして」
兄「じゃあ俺が先に入ってくるわ」
妹「うぅ……」プーン
妹「お腹すいたなあ。夕飯なんだろ?」
妹「ダイエット中だしご飯減らさなきゃダメなんだろうけど、けっこう運動したしなあ」
妹「甘いモノ食べたい」
妹「キンキンに冷やした板チョコをパリッとむさぼりたい」
兄「早く出ろよ、もうメシできてるぞ」
妹「え?ほんと? 出る出る!」
兄(ひとりごとがメシのことしか言ってない)
妹「それがこれ?」
母「そう。ごはん。味噌汁。酢の物。冷しゃぶ」
兄「うまそうだな。なっ?」
妹「ちょっと少なくない? 運動したんだしもうちょっとだけ……」
母「正月前を思い出して。女の子が食べる分には十分でしょ?」
妹「……はい」
母「よく噛んで、しっかり時間をかけて食べてね」
兄「いっただきまーす」
妹「……いただきます」
母「使った食器は洗っておいてね。あ、あ食器洗ったらそこの姿見持ってて」
妹「そんなの何に使うの?」
兄「ダイエットの意識を高めるために常にからだをチェックできるようにするってわけよ」
妹「うえっ、めんどくさ」
母「文句言ってる場合じゃない。ほら、持ってって」
妹「これ、重いんだけど?」
兄「なんで俺を突き飛ばしたときの力を今発揮できないんだよ」
妹「お腹が減って力が出ない」
兄「……俺が持ってくよ」
妹「センキューセンキューセンキュー」
妹「……よし、3人とも寝たな。これよりオペレーションストリクスを開始する」
妹「ターゲットは棚にある板チョコ。あたしに遂行できないミッションはない」
兄「ひとりごとがデカイんだって」
妹「ぬわぁあっ!? な、なんでお前が!?」
兄「トイレから戻ったらお前が部屋から顔出してたから」
兄「あと自覚ないみたいだけど、足音もうるせえよお前」
妹「ち、ちがうんだって。べつに板チョコ食べようとか思ってないから!」
兄「母さんには黙っててやるから今日は寝ろって。な?」
兄「すると思う?」
妹「しないと思う」
兄「じゃあ明日にそなえて寝ろよ」
妹「でもでも! かえってストレスがたまって肥満の呼吸が!」
兄「あだ名が肉柱になるぞ」
妹「うぅ……分かったよ、寝るよ」
兄「おやすみ。明日は早いんだから頑張って寝ろよ」
兄「朝っぱらから愚痴が多いな、お前は」
妹「今からウォーキングとか学校行く前に死んじゃうよ! ほら、足なんてパンパン!」
兄「うわ、太いなあ」
妹「昨日の運動のせいでガクガクになっちゃってんの!」
兄「ブクブクの間違いだろ」
妹「こんな状態で運動できると思ってんの?」
兄「できるって。それに運動していくうちにある程度は体もほぐれてくるから」
妹「くっ、この鬼め。日輪刀があればお前なんか」
兄「はい、さっさとうつぶせになる」
兄「いや、お前一時間かけて2キロも歩いてないじゃん」
妹「あ、朝だから……仕方ないのっ……!」
兄「はい、とりあえず白湯でも飲めよ」
妹「こ、コーラか……せめてキンキンに冷えた水……ちょうだいっ……」コフーコフー
兄「白湯はお通じをよくする効果があるんだって」
兄「それに冬に冷たい水なんてやめとけって」
母「ていうか相変わらず生魚みたいな臭いしてるし。お風呂入ってよね」
妹「は、はひぃ……」
兄「朝ご飯は胃に優しいフルーツヨーグルトだって。よかったじゃん」
母「これからはヨーグルトや納豆みたいに胃の動きを活発にするものを食べること」
母「そしてなるべく胃の中のものを出す。わかった?」
妹「あー、なんかダイエットって感じがするね」ムシャムシャ
母「それから、これからはいつもより余裕持って学校に行くこと。いい?」
妹「なんで?」
母「いいから。あと制汗スプレーと着替えもは持ってくこと」
妹「今冬だよ?」
兄「いいから持ってきなって。小遣い使う分けじゃないしさ」
妹「荷物多くなるからイヤなんだけどな。まあいっか」
妹「今朝そう説明したじゃん」
女「で、それがダイエット中のランチ?」
妹「これはお母さんが作ってくれたお弁当。野菜ばっかでしょ」キャベツウメー
女「それでこれは?」
妹「牛丼にコンソメスープ。唐揚げ5個。おにぎりがシーチキンマヨとエビマヨ」
妹「そんでもって締めにメロンパンとタピオカミルク」
女「なにこれ、ツッコミ待ち?」
妹「あたし、昨日と今日で2時間も歩いてんだよ」
妹「むしろこれぐらい食べなきゃダメじゃない?」
女(運動する→安心する→お腹がすく→食べる→運動する、以下略)
妹「それに、食べないと運動できないしね」
女「限度ってもんがあるだろ、ふつうに考えて」
妹「これでも量は控えてるから大丈夫だって」ゴクゴク
妹友「あとタピオカでご飯流し込むのやめたら?」
妹「昼休みの間に食べちゃいたいからさ。むしゃむしゃ」
女(デブってやっぱり気持ちからデブなんだね)
兄「体重が減るどころか増えてるんだけど、どうしてよ?」
妹「あれれーおかしいぞー? 全然食べてないのになあ」
兄「食べてない? 本当に?」
妹「まあ体質ってあるよね。肉と友達になりやすい、みたいな?」
兄「これ、お前の友達からもらった画像なんだけどさ」
妹「おいしそうなご飯やお菓子がいっぱいだね」
兄「ついでにお昼休みで食欲が爆発してるお前が写ってんな」
妹「いつのまにそんな写真を!?」
兄「お前の友達が心配して俺に画像送ってきたんだよ」
妹「あの女よくも!」
妹「いったいここでなにすんの?」
兄「てきとうにウォーキングしてろよ」
妹「なんで小学生しかいない公園なんかで?」
ウワッデブガイルゾ!
ブタガヨウトンジョウカラデテキタンダ
アノブタニソクホコウシテル!!
アケボノダー
妹「……」
兄「どうよ、子どもは正直だろ?」
妹「あのガキどもたいらげてやる!」コフーコフー
兄「落ち着けって」
妹「うぅ……」
兄「べつに太ってることが必ずしもいけないってわけじゃない」
兄「でもやっぱり何事にも限度がある。今のままだと健康が心配だ」
兄「それにお前自身は少なくとも痩せたいと思ってるよな?」
妹「思ってるよ。思ってるけど、食べるのも我慢できないよ」
兄「じゃあ一生その体型でいるか? 道行く人にデブだって指さされたいか?」
妹「……やっぱりイヤ!」
兄「じゃあガンバってダイエットするしかないような?」
妹「ちくしょーやってやるよっ!」
妹「意識って言われてましても」
兄「まずは暇なときは外に出ようぜ」
妹「常に運動してろってこと?」
兄「いいや、重要なのは外出して人に見られるってことよ」
妹「さっきの公園みたいな感じってわけね」
兄「正月太りの原因ってさ、いっぱい食べてダラダラと過ごすからってのもあるけど」
兄「赤の他人と会わなくなるからってのもあると思うんだよ、俺は」
妹「言われてみればあたし、正月の間は引きこもって鬼滅の夢小説漁ってたわ」
兄「人に会わないと鏡見る頻度も減るだろ? そんで太ったことに気づかなくなるわけだ」
妹「その心は?」
兄「これも結局同じことよ。その方が自分の体型に意識が行くじゃん」
兄「それに自分の体の変化も分かりやすくし」
妹「……お兄ちゃん、あたしのことそこまで考えてくれてるなんて」
兄「母さんとも相談したんだよ。お前に痩せてもらうためにな」
妹「うん、あたしガンバる。絶対にもとの体型に戻ってみせる!」
兄「よっしゃ!それじゃ家に戻って着替えてダイエットにいくぞ!」
妹「え? 膝に悪いから走っちゃ駄目なんじゃないの?」
兄「LSDって知ってるか?」
妹「何それ? もしかしてヤバイ薬?」
兄「言うと思ったけどゆっくり長く走るってことな」
兄「ダイエット中ならこれを基本にするといい。今のお前は持久力ゼロだから」
妹「ゆっくり走るってどれぐらいのペースでやればいいの?」
兄「だいたいしゃべりながら走れるぐらいのスピードが理想だな」
妹「うぅ、今のあたしに走ることなんてできるのかなあ」
兄「このLSDにもきちんと狙いがあるんだよ」
妹「狙い?」
妹「じゃあウォーキングのほうがいいじゃん」
兄「ウォーキングで成果を出すのってけっこう根気がいるだろ」
兄「お前の性格的に早めに効果が分かる方法のほうがいいと思うんだ」
兄「何より走るってのは達成感や快感がウォーキングの比じゃない」
妹「そういえばお兄ちゃんも一時期ジョギングにハマってたよね」
兄「受験で忙しくなってやめちゃったけどな」
兄「一時間ぐらい走れるようになると楽しいぞ」
妹「あたしもそういうふうになれると思ってるの?」
兄「まあやればできるようになると思うぜ」
兄「ほれ、さっさと着替えろ着替えろ」
妹「なんでそんな急かすわけ?」
兄「よくあるだろ、18時以降食べないダイエットって」
妹「あれ、JKには厳しくない? 学校だってあるし」
兄「じゃあ19時ぐらいを目安にしよう。それならなんとかなるだろ」
妹「まあそれなら」
兄「食ってから走るってのは億劫だからな。夕飯前に運動する習慣を身につけるぞ!」
妹「アイアイサー!」
兄「まっ、勉強のほうはなんとかなるっしょ」
妹「あとさっき聞きそびれたけど、LSDってなんの略なの?」
兄「Long Slow Distance。そのまんまの意味だな」
妹「へえ、なるほど」
兄「なあ、俺からも1個いいかな?」
妹「なに?」
兄「なんでお前は腕だけ振って立ち止まってんだよ?」
妹「だってしゃべれるペースでいいって言ったでしょ!」
兄「おかしいだろ! 走るどころか歩いてすらいないって!」
兄「そうだったね。俺が悪かったわ」
妹「ていうかやっぱりあたしが走るって、天地がランダバ踊っても無理じゃない?」
兄「一瞬で楽な選択肢に飛びつくその腐ったデブ根性を叩きなおす意味もあるんだよ、このジョギングには」
兄「絶対に1時間ノンストップで走れるようになってもらうからな」
兄「さらに言えば10キロを1時間30分で乾燥できるようにしてやる!」
妹「細かすぎてうざっ!」
兄「うるせえ。道のりは長い、さっさと走れ走れ」
妹「クソが!絶対に痩せて見返してやるからな!」タッタッタ・・・…テクテク
兄(走り出して10秒で歩き出したけどまあいいや)
兄「当たり前だろ。あれ、お前の大好きなコーラよりカロリーあるんだぞ」
妹「そうなの!?」
兄「やっぱり知らなかったんだな」
妹「いやあ、冬休みの間自分の食欲にさからわずに生きてたもんで」
兄「目につくもんを片っ端から食ってくような生活してたんだな」
妹「あたしもみつりちゃんみたいに爆食いしても太らない体質になりたい」
兄「現実を見てさっさと風呂入ってこい」
妹「はーい」
妹「おいしい! しっかりとハンバーグの味してる!」ムシャムシャ
兄「いやあ、なんだかんだ母さんって料理うまいよなあ」パクパク
母「ちなみにタレはよくあるあんかけじゃなくて酢とトマトをベースにしてるの」
母「酢はダイエットの効果をあげるんだって。理由は知らないけど」
妹「あー、なんかもうご飯がおいしくて仕方ない。しあわせー」
母「よく噛んで食べてよ。ごはんのおかわりはしちゃ駄目だからね」
妹「・・・・・・そういえばあたしってお米食べていいの?」
母「意外とダイエットに失敗する人って、炭水化物を抜きをやってる人が多いんだって」
妹「なんで?」
母「炭水化物を抜く→体力がない→運動しない→お腹はすく→炭水化物以外を大量に食べてしまう」
母「こんな感じの負のサイクルができちゃうんだって」
妹「あー、なんかあたしそのパターンになりそう」
兄「あとは痩せるには痩せるけど食生活を戻したら簡単に元に戻るとかな」
妹「リバウンドね」
妹「んー」
兄「判断が遅い!」
妹「そうそうそれを言ってほしかった。うん、できませーん」
兄「めんどくさい奴だな」
母「まあ普段よりはお米はひかえめにするってところね」
母「あと毎回言ってるけど、よく噛んで食べること。おっけー?」
妹「わかてるってば。しつこいんだから」
妹「あー、ファミチキにタルタルソース載せて食べたいなあ」
兄「これを見てもそんなこと言えるか?」
妹「ぎゃっ! なにこれ!?」
兄「夕方走ってるときのお前を撮ったんだよ」
兄「みにくすぎる二十アゴに服を引き裂かんばかりに揺れる贅肉」
兄「飛び散る汗はもはや汚いシャワーだわ」
妹「なんか食欲失せたよ、サンキュー」
兄「普段それだけ暴食してたってことだな」
兄「あと、やっぱり肥満なもんでダイエット始めは成果も出やすいんでしょ」
妹「待って、メチャクチャ嬉しいんですけど?」
兄「これからは必ず体重を毎朝はかること。分かった?」
妹「朝にはかるのはなんで?」
兄「まあ別に朝じゃなくても同じ時間帯であればいいと思うけど」
兄「一日の始まりに体重知っておいたほうがやる気が出ることね?」
兄「体重が減ってりゃ嬉しくてやる気も俄然出て来る」
兄「増えてたら増えてたで、メシの量減らとか運動量増やすとか調整できるだろ?」
妹「うん、なんかもう今すぐ走りたくて仕方ない」
兄「じゃあそんなやる気のお前にはひとつ、すばらしい筋トレを教えてやる」
妹「どんとこい」
兄「とりあえず仰向けになって、からだをピンとのばしてみて」
妹「このあとはどうするの?」
兄「そしてピンと伸ばした足をそのまま垂直に持ち上げて」
妹「ぐ、ぐぬぬぬぬぬああああああああああっっっ」
兄「今のお前に普通の腹筋は無理だから足上げ腹筋にしてみた」
妹「しぬしぬしぬしぬ! 本気で無理っ! 普通の腹筋より絶対これつらいって!!」
妹「はぁはぁはぁ……いや、これヤバすぎでしょ」コフーコフー
兄「これでも普通の足上げ腹筋よりは簡単にしてあるんだけどなあ」
妹「ぜぇはぁはぁ……ひさびさに死ぬかと思ったよ、本当に」
兄「今度はこれ以外の筋トレも含めて、ジョギング前にやってくからな」
妹「マジか」
兄「ジョギング前に筋トレをやることで相乗効果が生まれるんだって」
兄「でもお前デブだから普通の腹筋できねえじゃん」
妹「しねしねしね」
兄「足上げ腹筋はやればやっただけ成果が出るし、慣れれば絶対に持続時間も増える」
妹「ほんとに?」
兄「俺は3分できる。お前は?」
妹「20秒で死にそうになりました」
兄「雑魚すぎだろ。文句言う前にやったら?」
妹「ちくしょぉやってやるよ!」
兄「よしじゃあもう一回足上げ腹筋だ!そんでジョギングに行くぞ!」
妹「おうよ!」
妹「お母さんに食べたモノ記録しとけって言われてんの」
女「もしかしてあれ? レコーディングダイエットだっけ?」
妹「正解。めんどくさいけど今はアプリもあるからやっとけ、だって」
女「今日から学食なのもなんか関係あんの?」
妹「記録して摂取カロリーの計算するのもけっこうめんどいでしょ?」
妹「その点、うちの学食はしっかりカロリー表記されてるからしっかり記録できるしね」
女「朝ご飯とか夜ご飯は?」
妹「お母さんが計算してくれてるから、そっちは大丈夫」
妹「まあさすがに家族で協力してもらってるからね。あと馬鹿兄貴にも」
女「密告した甲斐があったね」
妹「ほんと、信じられないって思った。まあけど結果的にはよかったよ、あれも」
女「私はアンタの食べる量のほうが信じられなかったよ」
妹「いやあ、それを言われちゃうとね」
女「まっ、この調子でがんばってね」
妹「うん、ありがと」
兄「……すごいな。マイナス4.7キロだ」
妹「すごっ!一週間で5キロ近く痩せたってことでしょ?」
兄「やっぱ顔とかも心なしかシュッとしてるもんな」
妹「それだけじゃないんだよ、ほら見て」
兄「おおっ、ズボンのウエストもゆるくなってんな」
妹「いやあ、あたしってばダイエットの才能があるのかな?」
兄「調子に乗るなよ。まだまだこれからだぞ」
妹「わかてるって! 最近は走るのが少し楽しくなってきたし大丈夫だよ」
兄「……なんかちょっと泣きそう」
妹「キショっ。……まあでも、ありがと」
母「そろそろ停滞期かな。まあ今までが順調すぎたのかも」
妹「うーん、そうなのかな」
母「女の子には生理もあるからね。そんな簡単にうまくはいかないよ」
兄「まあ前はなかった首も復活してきたし、根気よくがんばろうぜ」
妹「……」
兄「あ、実は体重が減ってないのはなにかつまみ食いしてるせいだったりして?」
妹「はあ? くたばれ馬鹿兄貴!」ダダダダ
兄「んだよ、そこまでキレなくてもいいだろ」
母「そういうとこがお前のダメなとこなんだよなあ」
兄「頑張ってるのは俺も知ってんだけど、つい……」
母「あとできちんと謝っておいたら?」
兄「……そうするよ」
妹「んー、なんか食欲ないからパスかな」
女「めずらしいね。なに、体調不良?」
妹「べつに平気。お昼食べないぐらいで死ぬわけじゃないし」
女「……ダイエット、あんまり無理しない方がいいんじゃない?」
妹「だからそういうのじゃないって」
女「そっ。あんまり無理しないようにね」
妹「……」
妹「うっさいな。早く行かないと夜ご飯に間に合わなくなるでしょ」
兄「たまには休んでもいいんじゃね?」
妹「はあ?言ってることコロコロ変えるのやめてほしいんですけど?」
兄「足を痛めたらもともこうもねえじゃん」
妹「自分の体のことは自分が一番分かってるっつーの」
兄「……まああんまり無理すんなよ」
妹「はいはい」
母「なんか足の形が変になってない?」
妹「別に特には……」
母「アンタの足の指、ほとんど隙間なくくっついるように見えるけど?」
妹「……言われてみると」
母「これ、『ハンマートゥー』ていうのかも。ひょっとして靴のサイズ合ってなくない?」
妹「気にしてなかったけど、気持ち大きいかも」
母「だからだ。足に無意識に力が入って変形しちゃったんだよ」
母「今はまだいいけど、もっとひどくなると血の巡りが悪くなったりするの」
母「そのうち指が痛くなったりするかも」
母「まあそうと言えばそうだけど」
妹「明日ABCマート行く。それで問題ないじゃん」
母「まずは足の痛みが治まるまで休んだら?」
妹「お母さんもお兄ちゃんもなんなの?」
母「え?」
妹「痩せろって言ったり休めって言ったり。イライラする」
母「私はただ心配して……」
妹「イライラするからもうちょっと運動してくる」
母「……車には気を付けてね」
妹(昨日無理したせいか足も痛いし)
妹(やっぱりお母さんやお兄ちゃんの言うこと聞いとけばよかったかも)
母「おはよ。足の調子はどう?」
妹「……昨日はごめん」
母「ん? べつにいいよ」
妹「やっぱりちょっと足が痛くなっちゃったみたい」
母「そっか。じゃあ少しの間は走ったり歩いたりするのはやめておこっか?」
妹「……うん」
母「あとは踏み台昇降とかはどうかな?」
妹(踏み台昇降は前からやってるけど。すぐに効果は出ないだろうしなあ)
妹(だけど走ることはできないしどうしよう?)
妹(体重、今のままだと減るどころか増えるかも)
妹「ねえ、お母さん。ちょっと相談があるんだけど」
母「なに?」
母「今だって十分減らしてるって。無理にごはんの量減らすのはやめな」
妹「だってだって。走れないしまた体重増えちゃうよ!」
母「無理にご飯の量減らして体調崩したら意味ないでしょ?」
妹「それはそうだけど」
母「女の子ってのは太りやすいの。まして思春期ならなおさら」
母「何事も適度なのが一番なの。分かったら朝ご飯食べなさいよ」
妹「……分かったよ」
妹「うん」
妹(お母さんが見てたから、しっかりご飯食べちゃったよ)
妹(何キロ増えたんだろ……うわ、0.6キロも増えてる……!)
妹(朝ご飯だけでこんなに増えた? どうしよう、これじゃまた太っちゃうよ!)
妹(服脱いでも……)ヌギヌギ
妹(0.1しか変わんない)
妹「ああもうっ!こんなんじゃまたもとに戻っちゃうじゃん!」
妹「……トイレ」
妹(いやいやあたしってば何考えてんだ!?)
妹(考え方が極端すぎる! そもそも作ってもらったものを吐くなんて……)
妹(でも、ちょっと口に手を突っ込めば……)
妹「おえぇっ……ゲホッゲホッ!」
妹「吐くのも簡単じゃないってね」
妹「……はぁ、学校行こう」
妹「だって、体重が0.2キロ昨日から増えてたんだもん」
女「誤差じゃん。そんなのおしっこしたら一瞬で減るでしょ」
妹「そういう問題じゃないんだって」
女「真面目な話さ、アンタ顔色悪いよ? なんでもいいから胃に入れときなよ」
妹「……なんかてきとうに食べるよ」
妹(食べるなって言ったり食べろって言ったり!)
妹(もういい! こうなったら!)
妹(もっと喉の奥に手を突っ込めば……)
妹「おえええぇっ……!」ピチャピチャピチャ
妹「はぁはぁ……やった、出た……」
すっかり吐くコツをつかんだあたしは、ご飯を食べては吐くというのを繰り返すようになりました。
明らかに衰弱していくあたしをみんなが心配してくれました。
だけどあたしからすると、ダイエットの邪魔をされてるみたいで鬱陶しいだけ。
気づくと周りに八つ当たりすようになり、気持ちも荒むようになりました。
そして。
ついに恐ろしいことが起きました)
妹(あ、トラック……)
キキキキィ!
妹(よけなきゃ。でも全然頭も体も働かないや)
妹(ああ、死ぬのか。あはは、結局痩せれなかったな)
妹(鬼滅も最後まで読めなかったし)
妹(ごめんなさい。お母さん、お父さん)
妹(……お兄ちゃん)
妹「ぬぉおっ!?」ゴロゴロ
兄「はぁはぁ、なんとか……間に合ったな」
妹「……お兄ちゃん? なんでお兄ちゃんがここに?」
兄「お前がぼけーっとしたまま道路に飛び出そうとしてたからだろ!?」
妹「……そうだったの?」
兄「ていうか大丈夫かよ? 顔色が……お、おい!?」
妹「」バタンキュー
兄「嘘だろ!? 血が出てるし気絶してんじゃん!」
兄「きゅ、救急車呼ばなきゃ!」
兄「入院したのは栄養失調のせいだろ」
妹「でもお前に突き飛ばされておでこ切ったのは事実なんですけど?」
兄「……悪かったよ」
妹「……あたしこそごめん」
兄「珍しいな。お前が俺に謝るなんて」
妹「ダイエットが原因でこんな迷惑になると思わなかったから」
妹「不思議だよね。ついこの間まで食べることしか考えてなかったのに」
兄「ほんとにな。お前は極端な奴だよ」
妹「いいよ。あたしのやる気を出させるためだったんでしょ?」
兄「……まあ、そうだけど」
妹「お兄ちゃん」
兄「なんだよ?」
妹「ん? あたし、生きてるんだなあって思ったらお腹すいてきちゃった」
兄「……まずは病院食をしっかり食えよ」
妹「あーあ、やだなあ。食欲湧いてきたのに病院のご飯しか食べれないなんて」
兄「帰ってきたらお前の大好物作るように母さんに頼んどいてやるよ」
妹「サンキュー、楽しみにしておく」
母「まあでも何も食べないでやつれるよりは、こっちのほうが健全でよし」
妹「いやいや、あたしってばきちんと痩せてるから!」
兄「地道にだけど確かに痩せてってるよな」
妹「一週間に1キロのペースで減ってるからね。地味にすごくない?」
兄「すごいすごい」
妹「お兄ちゃん知ってた?」
兄「なにが?」
妹「ほどよく食べてほどよく運動して痩せる。これが理想のダイエットなんだよ?」
兄「……そういうダイエットを教えてきたつもりだったんだけどな」
妹「お兄ちゃんもお母さんもあたしのこと色々考えてくれてたんだよね」
母「分かってくれればそれでいいよ」
兄「まあ、ちったあ賢くなったな」
妹「あはは、やっぱお兄ちゃんってうざっ」
兄「なんとでも言え」
妹「……あたし、絶対に痩せてみせるからね」
妹「あ、もちろん無理はしないよ?」
兄「それならよろしい」
妹「だからちゃんと見ててよね」
兄「俺はする。お前は?」
妹「もちろんあたしも!」
おわり
兄「なんか今日のお前、食いすぎじゃね?」
妹「それが最近フォロワーに勧められた呪術廻戦に沼っちゃって」ボリボリ
兄「それで?」
妹「もうエモさの塊でキャラもいいしストーリーも面白いし、さすが葦原先生が帯書くだけはあるなあって」ボリボリ
妹「で、最近は本誌も追いかけてるんだけど」ボリボリ
妹「あたしの一番の推しの夏油が、ああっイケない! これ以上はネタバレに!」ボリボリ
兄「で?」
妹「とにかく今しんどいし続きが気になっちゃってまた食欲が止まらないんだって!」
兄「……そっか」
妹のダイエットはまだまだ続くのであった。
おしまい
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- 楽園の管理者・メタトロン「夏だ! 海だ!」【パズドラ】
コメント一覧 (11)
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- 2020年01月11日 04:42
- >>1
SSに何求めてんだゴミ
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- 2020年01月11日 07:04
- >>4
作者の容姿に決まってんだろクズ
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- 2020年01月11日 09:26
- >>5
クズすぎて草
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- 2020年01月11日 17:45
- >>1
きめ つおばさんに決まってんだろ
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- 2020年01月11日 03:54
- 鬼滅の~っと出てきたところで察してコメ欄にとんだ
1コメ見る限り正解だったらしい
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- 2020年01月11日 04:04
- 気持ち悪いよ
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- 2020年01月11日 07:40
- 後半意外とリアルで面白かった
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- 2020年01月11日 07:42
- 文章が古く感じた
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- 2020年01月11日 18:19
- アホ死.ぬ
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- 2020年01月11日 18:20
- アホ死.ね
ほんとキモいわ