男「>>4（>>25）」 転校生女子「え？」
転校生女子（転校初日に目覚ましが壊れるとかホントありえないよー！）
転校生女子（こんな日に限ってお母さんは早朝勤務だし……）
転校生女子（次はこの角を曲がったら……）
男「…………」ﾄｺﾄｺﾄｺﾄｺ
ﾄﾞﾝｯ
転校生女子「あいたたた……」
転校生女子「……はっ！すみません、大丈夫ですか!?」
男「>>4」
st
転校生女子「あれ……もしもーし？」ﾕｻﾕｻ
男「…………」ｽｸｯ
男「……」ﾄｺﾄｺﾄｺﾄｺ
転校生女子「あっ……」
転校生女子（行っちゃった……こっちが悪いにしても無視はちょっと凹むなぁ）
転校生女子「……っていけないいけない、急がなきゃ！」
～～～教室～～～
転校生女子（なんとか間に合って良かった）
先生「今日から皆と一緒に学ぶ転校生女子さんだ」
転校生女子「転校生女子です！よろしくお願いします！」
先生「席は男の隣が空いてたな。あそこだ」
転校生女子「はい！」ﾄｺﾄｺﾄｺﾄｺ
転校生女子（……ん？この子さっきぶつかった……！）
転校生女子「あ、あの……さっきはホントごめんなさい。急いでて……大丈夫だった？」
男「>>40」
転校生女子（無視では飽きたらず舌打ちって……！もう許せない！）
転校生女子「あ、あのぶつかったのはゼロ百で私が悪いけど……そういう態度は無いんじゃない!?」
男「…………」
転校生女子「また無視って……ホントありえないんだけど！」
先生「おいおい喧嘩するにしても早速すぎないかぁ？」
転校生女子「あ、すみません……」
転校生女子（先が思いやられるなぁ……）
～～～昼休み～～～
お人好し女子生徒「ねぇねぇ！よければ一緒にお弁当食べない？」
転校生女子「いいんですか？ありがとうございます！」
お人好し女子生徒「あはは、敬語じゃなくていいよ！」
転校生女子「そう？それじゃあ……よろしくね！」
お人好し女子生徒「うん！にしても大変だね隣の席が男くんなんて」
転校生女子「あ……やっぱりあの人評判悪いの？」
お人好し女子生徒「>>52なんだよね」
転校生女子「それってアニメの……？どういうこと？」
お人好し女子生徒「あははごめんごめん！そうなるよね。でも違うの」
お人好し女子生徒「キュアは治すって意味でのキュア。いくら更正させようとしても黒いままだから「キュアブラック」って呼ばれてるのよ」
転校生女子「そうなんだ……じゃあやっぱり問題児なんだね」
お人好し女子生徒「でもそんなキュアブラックに初日からもの申すなんて、あんたはキュアホワイトになれるかもね？」
転校生女子「や、やめてよ！あれはｶｸｶｸｼﾞｶｼﾞｶって事情が～……」
～～～放課後～～～
転校生女子「さて帰ろうかな……」
転校生女子（朝はどうなるかと思ったけど、友達も出来たし良かったなー……）
転校生女子（隣は……まあ触らぬ神になんとやらだよね。関わらなければ……）
男「>>65」
転校生女子（……うん、帰りの挨拶とかもしない方が良さげだね）
転校生女子（……ってアルバイトの初日も今日からだった！急いで行かないと）
転校生女子「……」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
～～～転校生女子のバイト先の某バーガー屋～～～
転校生女子「今日からお世話になる転校生女子です！」
バイトリーダー「ははは、元気があっていいねぇ。次の時間からもう一人の子と入って貰うんだけど……」
ｶﾞﾁｬｯ……ﾊﾞﾀﾝｯ
男「…………」
転校生女子「！？」
バイトリーダー「あ、男くん！ナイスタイミング。今日から入った転校生女子さん。色々教えてあげてよ」
転校生女子（嘘……こんな偶然ある!?）
男「>>85」
バイトリーダー「……はっはっは、そろそろ後輩の指導なんかもと思ったけど、まだ早すぎたかな」
バイトリーダー「うん、指導は僕がやるから男くんはいつも通り頼むよ」
男「………」ﾄｺﾄｺﾄｺﾄｺ
転校生女子（バイト先でもあんな感じなんだ……）
バイトリーダー「それじゃ、ビシビシ教えるから頑張ってね！」
転校生女子「は、はいっ！」
～～～バイト後～～～
バイトリーダー「うん、初日にしては上出来！次も頼むよ！」
転校生女子「ありがとうございます！」
転校生女子（バイトリーダーさん良い人で良かったぁ……こっちもやっていけそう！）
男「……>>105」
転校生女子「ち、調子に乗ってなんか……！」
男「…………」ﾄｺﾄｺﾄｺﾄｺ
バイトリーダー「あ、男くんもありがとね！お疲れ様ー！」
男「…………」ｺｸﾘ、ﾄｺﾄｺﾄｺﾄｺ
バイトリーダー「それじゃあ転校生女子さんも帰りなー？」
転校生女子「はい！」
～～～自宅～～～
転校生女子（はぁ……思い出すだけで腹立つ！初めて口開いたと思ったらあんな言葉！）
転校生女子（あれがなければいい環境なのになー）
ﾌﾞﾙﾙｯﾌﾞﾙｯ
転校生女子「あ、スマホにメッセージが来てる……」
差出人：>>115
メッセージ：>>120
転校生女子「「そこから今すぐ逃げて」……？完全にイタズラとか迷惑メッセージの類っぽいね」
転校生女子「はぁ……今日はもう寝るかな」
～～～時間経過～～～
転校生女子（……寝る前にあんなの見るんじゃなかった！信じてる訳じゃないけど寝れない……）
転校生女子（……ホットミルクでも飲もうかな）
～～～リビング～～～
転校生女子「ふぅ……やっぱり落ち着くな、ホットミルク」
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
転校生女子「え？」
転校生女子（こんな時間に……？……あのメッセージとは流石に無関係だよね……）
転校生女子「……は、はい、もしもし……？」
>>130「>>135」
転校生女子「え？お人好し女子さん？何で私の家……」
お人好し女子生徒「今は話せない。でもあなたの為なの。早く寝なさい」
転校生女子「わ、分かったよ……お人好し女子さんも早くおうちに帰るんだよ」
お人好し女子生徒「……えぇ、ありがとう」
～～～翌日教室～～～
お人好し女子生徒「あ、転校生女子ちゃん！おはよう！」
転校生女子「あ、お人好し女子さん。あの後ちゃんと帰れたみたいだね！良かった良かった」
お人好し女子生徒「まあ学校終わったら家に帰る以外ないからねー」
転校生女子「……え？」
お人好し女子生徒「……あ、それより授業はじまるよ！」
転校生女子「う、うん……」
男「……>>151」
転校生女子「来る？」
男「…………」
転校生女子（……一々気にしてたらキリないか……）
……ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｯ
転校生女子「！？」
教室の扉が開くとそこには>>162の姿が
転校生女子「！？」
「きゃあああぁ！！」「変態！！！」「うほっ」
転校生女子「ち、ちょっと……あの変態あんたの知り合いなの!?」
男「>>175」
転校生女子（あの変態に近付いてく!?）
男「汚いモノみせんな、失せろ」ﾊﾗﾎﾞｺｰ
転校生女子「！！！」
全裸中年男性「うぐっ………」ﾊﾞﾀﾝｯ
「つえー！」「変態確保しろー！」「リアルキュアブラックじゃん！」
男「…………」ﾄｺﾄｺﾄｺﾄｺ
転校生女子「え、えっと……変態を退治してくれてありがとう。それにごめん、てっきり変態の仲間と……」
男「>>190」
転校生女子（笑ってる……？初めて見た……）
転校生女子「その……許してくれるってことでいいんだよね？」
男「………」
転校生女子（また無視モードに……）
転校生女子「勝手にそう受け取るからね！」
男「………」
～～～お昼休み～～～
転校生女子「屋上に来てみたけど、いい眺めだなー
転校生女子「お人好し女子さんは変態のせいでショックで寝込んじゃってるし……今日はここでお昼にしよーっと」
男「………」ﾄｺﾄｺﾄｺﾄｺ
転校生女子（……ん？あいつもここでお昼かな……）
男「>>205」
転校生女子「！？」
転校生女子（さ、柵を越えて……！）
転校生女子「ち、ちょっと落ち着きなさいって！何考えてんのよ！」
転校生女子「そ、そんな所に出たら危ないでしょ！早く戻りなさいって！」
男「>>216」
転校生女子「は？」
男「物事は全てうこやんさまのお告げ通りにならなければならない」
男「お前が転入してくることも、あの男が現れることもお告げ通りだった」
転校生女子「な、なに？宗教系……？」
男「そして、次のお告げは俺の死」
男「うこやんさま、どうか見守っててください」
転校生女子「ほ、本気じゃないでしょうね!? うこやんだかウガンダだか知らないけど、そんなの無視しなって!!」
男「>>228」
転校生女子「ひぃっ!?」
男「わ、私のことを許してくださるのですか！あなたから告げられた死に怯えてしまったこの私を！」
転校生女子「わ、分かった！許す、許すから！だからとにかく戻ってきなさいって！」
男「>>242」
転校生女子「え？」
男「お前なんかうこやんさまの足下にも及ばない」
男「うこやんさまを騙るものは消えろ！！」
転校生女子「う、嘘ついたのは悪かったからとにかくやめなって！！」
男「全てはうこやんさまの為にいいいぃぃ」ｱｲｷｬﾝﾌﾗｰｲ
転校生女子「！？」
屋上から地上をのぞき込むとそこには>>256が……
男「……！」
転校生女子「あ、あれはバイトリーダー……！」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
バイトリーダー「もうこんなムチャクチャな事したらダメだよ？そしたらバイトもやめてもらうからね？」
男「はい……」
転校生女子「はぁ、はぁ……あ、ありがとうございましたバイトリーダー。どうなるかと……」
バイトリーダー「あ、転校生女子さん。そういえば君もこの学校だったね」
男「>>270」
バイトリーダー「結局目は覚めないか……これじゃあ目を離せないな」
転校生女子「バイトリーダー、男くんは何故こうなってしまったんですか……？」
バイトリーダー「それはね>>285のへいなんだよ」
転校生女子「そんなことが……」
バイトリーダー「昔は普通の子だったんだけどね、今となっては盲信……いや狂信者だよ」
転校生女子「……因果関係は分かりませんけど、本当にその宗教のおかげなんですか？」
バイトリーダー「僕は怪しいと睨んでるけどね。お母さんが入院してた病院はその宗教の関連病院だったんだ」
転校生女子「でも、たかだか高校生一人を取り込むために病院ぐるみでなんて……」
バイトリーダー「いや、それは彼の>>300が狙いだったと睨んでる」
転校生女子「なるほど」
バイトリーダー「今回の自殺に関しては彼から金の矛を奪ったので、もう用済みという事だろう」
バイトリーダー「許せないよ……流石にもう黙ってられない。お母さんの所に行ってくる」
転校生女子「え、何故？」
バイトリーダー「事情を説明して目を覚まさせてもらうんだよ」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
転校生女子「あ、行っちゃった」
～～～男の家の前～～～
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
男の母「……」ｶﾞﾁｬｯ
バイトリーダー「息子さんのバイト先のバイトリーダーと申します。息子さんの事で……」
男の母「>>312」
バイトリーダー「……は？」
男の母「どこか別のご家庭と勘違いなされてるんじゃないですか？」
男の母「申し訳ありませんがお帰りください」ﾊﾞﾀﾝｯ
バイトリーダー「ち、ちょっと！話はまだ……」
ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｯ
バイトリーダー「……ん？あ、男か。今ちょうどお前のお母さんと……」
男「>>325」
バイトリーダー「…………」
男「本当は知らないふりを貫こうと思っていた……けど、もう耐えられない！！」
男「あんたが助けなければ貫き通せてたんだ……責任をとってくれよ！」
男「なんで、なんで幼い俺を置いて家を出て、ましてや性転換なんて……」
バイトリーダー「>>340」
バイトリーダー「誤魔化す為に男装をしていたけど、性転換まではしていない」
男「あっ、あっ……やっぱり、やっぱり母さんだ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
バイトリーダー「全てはあたしのせいだって言うんだろ？」
バイトリーダー「あんたがコミュニケーションをろくにとれない子に育っちまった事も、それが原因で新しい母親からは無きものとして扱われてる事も、結果宗教にはまっちまった事も……」
バイトリーダー「……辛い思いをさせて悪かったね」
男「なら教えてよ！何で消えたのか！」
バイトリーダー「>>351」
男「それって……」
バイトリーダー「私の血筋は勇者の血筋でねぇ、魔王と戦う宿命にあるのさ」
バイトリーダー「だからあんたを捨てたんだよ」
男「で、でも金の矛を置いていった！これは魔王と戦うための……」
バイトリーダー「ああそうだよ。奴らは厄介でね……「血」から勇者の血筋のものの居場所を特定できるんだ」
バイトリーダー「私の血の方が濃いから、来るにしても私の所だとは思ったんだけど……もしもの時用にね」
男「…………」
バイトリーダー「私の力で魔王は再び討伐したからもう戦うことはない……けど、今更あんたの母親として顔を出すことは出来なかった」
バイトリーダー「運命のイタズラというか、神様からの討伐報酬なのか……だから、あんたが面接に来た時は驚いたよ」
バイトリーダー「母親としてではなくとも、そばで見守られるだけで良かったんだけどね。どうかこの罪深い母を許しておくれ……」ｷﾞｭｯ
男「>>362」
バイトリーダー「！！ありがとうっ、ありがとうっ……」
男「ただし」
バイトリーダー「！？」
男「もうどこにも行っちゃヤダよ」ｷﾞｭｯ
バイトリーダー「ああ、二度と離すもんかい……！」
～完～
転校生女子（転校初日に目覚ましが壊れるとかホントありえないよー！）
転校生女子（こんな日に限ってお母さんは早朝勤務だし……）
転校生女子（次はこの角を曲がったら……）
男「…………」ﾄｺﾄｺﾄｺﾄｺ
ﾄﾞﾝｯ
転校生女子「あいたたた……」
転校生女子「……はっ！すみません、大丈夫ですか!?」
男「>>385」
転校生女子「そ、そっかぁ……良かったぁ……」
男「……その制服、君○○高校の人？」
転校生女子「うん！今日転校初日なんだけどね」
男「なら急がないと」ｶﾞｼｯ
転校生女子「へ……？」
男「行くよ」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
転校生女子「わわわ～！ちょっと！」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
～～～学校～～～
転校生女子「な、なんとか、間に合ったー……ありがとう！」
男「>>397」
ディープキスが挨拶の国ってあるんですかね･･･？
転校生女子「！？」
男「ﾝﾝｩ………」ﾚﾛﾚﾛﾚﾛ
転校生女子「んぐーっ！んぐーっ！」ﾄﾞﾝｯ
男「いたっ」
転校生女子「い、いいいいきなり何すんのよ！頭おかしいんじゃないの!?」
男「>>418」
転校生女子「誰でもイヤがるに決まってるじゃない！」
転校生女子「い、いいきなりキスして……し、ししかもその舌……を入れられるなんて」
男「他の子たちは喜んでくれたんだけどな……」
転校生女子「……はぁ!?色んな人にやってんの!?」
男「うん」
転校生女子「……学校まで連れてきてくれたのはお礼を言う。けど、もう金輪際関わらないで！この変態っ！！」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
～～～教室～～～
転校生女子（なんなのよアイツ……って切り替えなきゃね！）ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ
先生「今日から皆と一緒に学ぶ転校生女子さんだ」
転校生女子「転校生女子です！よろしくお願いします！」
先生「席は男の隣が空いてたな。あそこだ」
転校生女子「はい！」ﾄｺﾄｺﾄｺﾄｺ
男「…………」
転校生女子「あ、あんたさっきの……！」
男「>>432」
転校生女子「……次あんなことしたらぶっ飛ばすから」
男「ゆ、許してくれるの……？」
転校生女子「もういいわよ。反省してるみたいだし」
男「あ、ありがとう！」
～～～昼休み～～～
転校生女子（私としたことが急ぎすぎてお弁当忘れるなんて……なんという不覚）
男「>>440」
転校生女子「！？」
「えぇこんな所で!?」「転校初日だよ!?」「男は相変わらずだな」
男「……よければお昼ご飯、一緒にどう？」
転校生女子「……ふざけないでよ。全く反省してないじゃない!?」
男「え？でも今回はナメるようには……」
転校生女子「そういう問題じゃないの！キスする事自体が問題なの！」
転校生女子「……今度こんな真似したらぶっ飛ばすって言ったから！」全力ﾋﾞﾝﾀｰ
男「>>455」
転校生女子「さっき「他の子は～」とか言ってたのもう忘れたの？」
転校生女子「二度と話しかけてくるな！この最低男！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝﾌﾟﾝﾌﾟﾝ
「あ、行っちゃった」「今回の転校生はすげぇなぁ」「男くんのほっぺ真っ赤っ赤」
～～～放課後～～～
転校生女子「終わったー……」
転校生女子（怒りでお昼ご飯を忘れるなんてことあるんだね、お腹すいたなあぁ……）ｸﾞｳｳｩ……
男「>>466」
転校生女子「……その手には乗るもんですか。どうせ食べかけのパンでも渡すんでしょ？キスのグレードを下げた所でキスはキスだからね!?」
男「いや、まだ未開封なんだけど……」ｻｯ
転校生女子「あっ……」
男「君がお昼食べられなかったの、僕にも一応の責任はあるみたいだしさ」
転校生女子「……っ、二度あることは三度あるって言うし……信じないから！」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
男「行っちゃった」
～～～某ファーストフード前～～～
転校生女子「はぁ、はぁ………」
転校生女子（走ったら余計お腹がすいたよ……ちょっとくらい贅沢いいよね）ｳｨｰﾝ
転校生女子「すみません、ビッグバーガーセットをください」
男「かしこまりました、ビッグバーガーセットですね」
転校生女子「……！！あ、あんた！」
男「>>475」
男「ビッグバーガーも美味しいけど、僕のパンならお代もいらないから」
転校生女子「……学校に言うから」
男「え？」
転校生女子「このストーカー変態キス野郎！！！あんたなんか退学にしてもらうんだから！！！！」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
男「あ、ち、ちょっとー！」
～～～翌日、職員室～～～
転校生女子「……ていう訳なんです、先生。だから彼を」
先生「ふむ、そんなことがあったのか……」
ｶﾞﾗﾗｯ
男「失礼します」
転校生女子「！！！」
男「>>490」
転校生女子「なっ……舌打ちしたいのはこっちくらいよ！いったい何しにきたのよ！」
先生「まあまあまあ。転校生女子さんから話は聞いたぞ男。所かまわず無理矢理キスしたり、ストーキングしたり……本当なのか？」
男「>>500」
こんな風に…ﾁｭｯ
転校生女子「！！！」
男「わかっていただけました？」
転校生女子「ほんっと……いい加減にしなさいよおおおぉ！！！」ﾊﾞﾁｨﾝ
～～～時間経過～～～
先生「……ごめんな、転校生女子さん。俺の言葉選びがまずかったばかりに」
転校生女子「い、いえ悪いのは全部あの変態ですから……」
先生「流石に目の前でやられちゃな……あいつは当分謹慎だ。正式な処分はもう少し待ってくれ」
転校生女子「はい」
～～～教室～～～
転校生女子（はぁ、これでやっと平和な学園生活が送れる……）
お人好し女子「あの、転校生女子さん。噂になってるよ」
転校生女子「え？」
お人好し女子「>>510って」
転校生女子「そ、それはアイツが………」
お人好し女子「事情は分かってるけど知らない人の誤解を解くのは大変だと思うよ」
転校生女子「そ、そんなぁどうしよう……」
お人好し女子「……そうだ！>>525なんてどうかな？」
転校生女子「SMプレイ……？」
お人好し女子「うん！暴力に見えるのは一方的にぶってるように見えたからだと思うんだよね」
お人好し女子「だから、男くんがMで望まれてぶってたって風になれば、皆も暴力とは思わないよ！」
転校生女子「で、でもそれじゃあ私がドSって……」
お人好し女子「うん、我ながら天才的！転校生女子ちゃんは何も心配しなくていいからね！早速広めてくる」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
転校生女子「ちょ、ちょっとー！」
転校生女子（……終わった。私の高校生活完全に終わった……）
～～～放課後～～～
「なぁ見た？新聞部の記事」「ああお人好し女子が書いた転校生の奴だろ」「ビックリだぜ」
転校生女子（広めるってそういう……高校生活が終わった事には変わりないけど、念のためどんな記事か見に行こう）ﾄｺﾄｺﾄｺ
転校生女子（あったあった掲示板。どれどれ……>>540……？）
転校生女子（「昨日転校してきた転校生女子さんはS極、男君はN極で、人間ながら磁石のような体質だった。」）
転校生女子（「時には唇で、時には手のひらでバチン！とくっついてしまっていたのが弊部の取材で分かった。）」
転校生女子（「だからキスも恋愛感情から来るものではなく、ビンタも暴力的衝動が起因となってる訳でもないので誤解無きように！」）
転校生女子「……こんなの誰が信じるのよ」
「いやー人間磁石なんてあんだな」「これノーベル賞もんじゃね？」「なんだよつまんねーなー」
転校生女子（私はとんでもない学校に入ってしまったのかもしれない）
お人好し女子「あ、転校生女子さん！見てくれたんだ。SMよりいいのが思いついてさ、そっちにした！」
お人好し女子「それならキスの方もフォローできるでしょ？」
転校生女子「お人好し女子さん……言いたいことがないわけじゃないけど助かった！ありがとう！何かお礼できるといいんだけど……」
お人好し女子「>>555」
転校生女子「え？それってどういう……」
お人好し女子「実は……一目見た時から気になってたんだよね転校生女子さんのこと」
お人好し女子「誤解を解きたかったのはあなたのためだけじゃなくて……私のためでもあるの。す、好きな人がそういう噂に苦しむのは耐えられないから……」
転校生女子「そんな私なんか……！」ｶｱｧｯ
お人好し女子「だから、私とSとNの関係に……くっついて欲しいの！」
転校生女子「>>565」
お人好し女子「！！！」
転校生女子「えへへ……お望み通り、くっついたよっ！」
お人好し女子「転校生女子さんっ……！」ｷﾞｭーｯ
転校生女子「ふふっ……もっと磁力つよくなっちゃった」ｷﾞｭｯ
転校生女子「守ってくれて……私の為に戦ってくれて、嬉しかった！だからこれからも守り続けてね……？」
お人好し女子「うん！」
こうして私達は正式に付き合う事になった。
女子同士と言うことで理解のない人もいるけど……
そういう人たちとは磁極の時点で反発するのうにできてるのだろう。
だから気に留めることもない。
何か忘れてるような気もするけど……
これからの輝かしい高校生活への期待に胸が躍るばかりである。
～完～
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- ほむら「だからあなたのことなんか嫌いよ……鹿目まどか」
- モバＰ「ホワイトデーだから、皆にお返ししちゃうぞ」
- ドモン「アイドルマスター！REDY！ゴオオオオ！！」
- 伊織「何してるのよ」 P「アイドルマスターだよ」
コメント一覧 (10)
-
- 2020年01月06日 16:16
- 2回目からが本番
-
- 2020年01月06日 17:10
- がんばってんなー
-
- 2020年01月06日 18:20
- 作者も安価も良かったな
-
- 2020年01月06日 19:18
- ええ話や
-
- 2020年01月06日 19:53
- ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ( ；∀；)
-
- 2020年01月06日 20:18
- 素晴らしい
-
- 2020年01月06日 20:48
- みんな満足してて何よりだ
じゃあ俺take2のキス魔イケメン男の娘くん貰って帰るから
-
- 2020年01月07日 12:28
- 感動した
-
- 2020年01月08日 21:09
- SとNの関係だった！を
あんまり面白くない料理したと思ったら、次の安価な人が強引に戻してくれて良かった
作者のお気に入りが
転校生>お人好し>男なのを見抜いたのすごい
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