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【まちカドまぞく】吉田良子「ミカンさん素敵だな///」

1:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 21:10:48.794 ID:WrGXFyVS0

~千代田家~


良子(美人で優しくて、理想のお姉さんって感じがする…)

良子(はっ!いけない!良にはすでに充分素敵なお姉がいるというのに…)

ミカン「~♪」

良子(///)

良子(な、内緒で一枚写真撮らせて貰うくらいなら、いいよね…?)パシャ☆

ミカン「あら?」クルッ

良子(しまった!シャッター音消し忘れてた!)

ミカン「こぉら、良ちゃん。写真撮る時は相手にちゃんと断わってからにしなきゃダメじゃない」

良子「あぅ…ご、ごめんなさい…」シュン



2:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 21:13:55.486 ID:WrGXFyVS0

ミカン「…ふふ。なんてね。別に怒ってないわよ」

ミカン「まだ私とは知り合ったばかりだから、声を掛けるのがちょっぴり恥ずかしかったのよね?」

良子「あ、はい。そんな、ところです…///」モジモジ

ミカン「へぇ、このトイカメラ、撮った画像がその場で確認できるのね。ほとんど普通のデジカメと変わらないじゃない」

ミカン「ねぇ、今の写真見てもいい?」

良子「は、はい。どうぞ」

ミカン「…うん。くつろいでる姿もなかなか。やっぱりモデルがいいからかしら♪」

良子(同感です///)

ミカン「…良ちゃん。今のところはツッコんでくれないと、私がナルシスト女みたいでこっぱずかしいのだけど?」

良子「そ、そんなことない!ミカンさん素敵だし、自分で言うだけのことはある!」

ミカン「あはは!良ちゃん面白ーい♪」



4:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 21:16:50.432 ID:WrGXFyVS0

ミカン「そうだわ良ちゃん!お近づきのしるしに二人で記念撮影しない?」

良子「そ、そんなっ!恐れ多い!」ブンブン

ミカン「…な、なにが恐れ多いのかしら?えっと、このカメラ、セルフタイマー機能は付いてる?」

良子「付いてたと思うけど…良、自分を撮ったりしないから説明書読まないとやり方思い出せないかも…」

ミカン「そっか。それじゃあ自撮り方式でいきましょう?ほら良ちゃん、隣にいらっしゃい」ポンポン

良子「えっ///ええっ///」

ミカン「う~ん…レンズ小さ目だし、もっとくっつかないと収まりきらないかも…」グイッ

良子(わっ!わっ!ミカンさんがこんな近くに///そしてとてもいい匂いがする///)

ミカン「よっし、撮るわよ。良ちゃん、とびっきりのスマイルでいきましょう!」パシャ☆

良子「///」

桃(ちょっと目を離した間に随分と微笑まもどかしいことになってるなぁ…)



5:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 21:20:43.671 ID:WrGXFyVS0

桃「…良ちゃん、パソコンの調子戻ったよ」

良子「も、桃さん!?いつから見てたの!?」

桃「えっと…今しがただけど、見てたらマズかったかな?」

良子「そ、そうじゃないけど…///あ、パソコンありがとう。直ってよかった…」

ミカン「別に何もやましい事なんてしてないわよ。ただ親睦を深め合ってただけ。ねー、良ちゃん?」

良子「うん///」

シャミ子「あれれ、良とミカンさんはすっかりなかよしさんのご様子。これは喜ばしいですね」

良子「お姉。いないと思ったらエプロン着けて何してるの?」

シャミ子「今日はすっかり遅くまでお邪魔しちゃったので、お邪魔ついでにこのまま皆でお夕飯にしようと思って。今夜は御鍋ですよ」

桃「シャミ子、冷蔵庫のチルド室に貰い物のお肉があるから、それも使っていいよ」

シャミ子「お肉の入る御鍋って都市伝説じゃなかったんですか…!?」パアァァ

ミカン「…今後吉田家はおかーさんも含めて時々ご飯を食べに来るべきだと思うわ」



7:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 21:24:30.364 ID:WrGXFyVS0

ミカン「──それで桃ったら、私のお料理に決まってケチつけるのよ!自分だって殺傷兵器しか生みだせない料理音痴のくせに!」

シャミ子「それはいけませんね。自分でやりもしないで文句ばかり言う人ってとんでもないロクデナシだと思います!」

桃「いや…『その柑橘類は果たして本当に必要なのか?』という一点において意見しているだけで…」

ミカン「必要に決まってるじゃないの!あなたみたいな人がいるからスーパーのポテサラからミカンが消えるんだわ!」

シャミ子「そういえば最近お惣菜に入ってるの見なくなりましたね」

ミカン「そうだわ桃、今あなたが春菊を浸してるその液体の名前、教えてあげましょうか」

桃「…いいよ。知ってるから」

ミカン「いいからお聞きなさい!ゆ・ず・ぽ・ん!ゆずぽんよっ!柚子の果汁が入ったポン酢よ!」

桃「鍋の最中に熱くならないで。色んな意味でお腹いっぱいになる…」

シャミ子「確かにこのゆずぽん、さっぱり風味でおいしいです!」



9:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 21:27:44.077 ID:WrGXFyVS0

桃「いや、もちろんスイーツ的な物とか、あらかじめ他の食材との相性を考慮して作ってある物ならいいんだけど」

シャミ子「おお!私がアルバイトで売ったバジルレモンウインナーなどですね!」

桃「そう。だけどミカンの場合、万物に柑橘をドッキングさせようとするから…」

ミカン「仕方ないじゃない!柑橘類は全て…は言い過ぎとしても、大半の物を美味しくするポテンシャルを秘めてるんだから」

桃「ええ…」

ミカン「よしんば組合わせによってはイマイチだとしても、それは柑橘の風味に足並みを揃えられない相手側の食材に問題があるんだわ!」

シャミ子「な、なかなか斬新な考え方をお持ちなんですね。完全に柑橘類目線というか…」

桃「良ちゃん、ミカンはあんなことを言うんだけどどう思う?」

良子「…うん。確かにこのゆずぽんみたいに、スイーツ系以外にも柑橘類と相性のいい食べ物はけっこう多い」

ミカン「良ちゃん…!」パアァァ

良子「桃さんの好きなおうどんにも、切ったスダチを入れて香りづけしたり、味のアクセントにしたりするでしょ?」

桃「う、確かに」



11:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 21:30:05.546 ID:WrGXFyVS0

良子「長崎の方では、レモンの乗ったステーキが名物だと聞く」

良子「レモンの酸味が、こってりしがちなステーキの味を引き締めてとても美味しいらしい…」

シャミ子「じゅるり」

ミカン「聞いたわね桃!良ちゃんも私と同意見よ!今までの認識を改めなさい!」

桃「くっ…」

良子「──ただ、柑橘が大半の食材に合うって意見には、正直賛成しかねる」

ミカン「えっ…」

良子「何にでも合う、とか、これさえ使っておけば間違いない、って考えは、視点を変えればその事をそれ以上深く追及するのを放棄してるとも言える」

良子「残念ながら、世の中には柑橘類と相性の悪い食べ物だってそれなりにある」

良子「その事を踏まえずになんでも料理に取り入れてしまうと、桃さんみたいに柑橘そのものに苦手意識を持ってしまう人だっているかもしれない」

良子「それじゃあかえって柑橘が可哀そうだよ」

良子「それよりも、柑橘と相性がよくて、互いを引き立てられるような食材・調理法を追及して柑橘のポテンシャルを最大限引き出してあげるの」

良子「それが、料理という文化を持った人間達の使命なんじゃないかな…」



12:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 21:33:06.856 ID:WrGXFyVS0

三人「」ポカーン

良子(はっ!しまった!偉そうに喋り過ぎちゃった…)

良子(あんな生意気なこと言って、ミカンさんに嫌われちゃったらどうしよう…)

良子「え、えっと…あくまで人生の機微も知らない子供のたわごとです。あんまり気にしないで…」アセアセ

ミカン「……素晴らしい意見だったわ良ちゃん!私感動しちゃった!」ギュ

良子「えっ///」

ミカン「私、今までの自分が恥ずかしいわ。認識を改めるべきなのはどうやら自分の方みたい」

ミカン「『相性のいい食材・調理法を追及して柑橘のポテンシャルを最大限引き出してあげるのが人間達の使命…』確かにその通りだわ!」

良子(よかった。なんだか分からないけどミカンさん喜んでくれてる///)



13:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 21:35:51.564 ID:WrGXFyVS0

ミカン「仰せの通り、これからはどんどん柑橘料理の道を追求していかなくちゃ!」

良子「そ、それならミカンさん、図書館で柑橘を使ったお料理の本を何冊か見掛けたよ?」

ミカン「ほんと!?良ちゃんはお料理に興味があるのかしら?」

シャミ子「いえ、良は私の為に兵法から現代兵器に至るまで、様々な知識を吸収するため足繁く図書館に通ってくれているのです」

ミカン「そう。良ちゃんはお姉さん想いのお勉強家なのね。偉いわ」ナデナデ

良子「ううん。いつも家族の為に頑張ってくれてるお姉の役に立ちたくて、良が好きでやってるだけだもん///」

ミカン「くふうぅぅ~!なんていい子なのぉ!」キュンッ

シャミ子「ええ。よく出来た妹です」

桃「うん。良ちゃん『は』将来性で溢れかえっていると思うよ」

良子「///」

シャミ子「桃…『良は』って言い方、物凄く引っかかるんですけど」

桃「そこが引っかかるなら、これからも精一杯努力するがいいさ」



14:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 21:37:14.295 ID:WrGXFyVS0

ミカン「でも私、そのお料理の本是非読んでみたい。そうだわ良ちゃん、今度図書館を案内してくれないかしら?」

良子「えっ!?も、もちろんよろこんでっ!」

良子(わぁ///ミカンさんと一緒におでかけ…///)

ミカン「決まりね。憧れの図書館デート!なんだか知的な響きだわ♪」ウインク

良子「デ、デートだなんて…///」モジモジ

ミカン「それじゃあ予定はまた今度お話しましょう」

シャミ子「良、しっかりミカンさんをエスコートしてあげてくださいね」

良子「うん///」

桃「良ちゃん、良ちゃん」ツンツン

良子「…どうしたの?桃さん」

桃「良ちゃんのおかげでミカンが思い直してくれた。ありがとう。本当にありがとう」

良子「う、うん。大変だったんだね、桃さん…」



15:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 21:41:41.282 ID:WrGXFyVS0

シャミ子「それじゃあ私達はこれでおいとまします。夜遅くまで居座っちゃってすみませんでした」

良子「ミカンさん、桃さん、おやすみなさい」ペコ

桃「おやすみ。二人とも、夜道に気を付けて帰るんだよ」

ミカン「今日はとっても楽しかったわ。また皆で鍋パーティーやりましょうね♪」


ミカン「~♪良ちゃんってほんとにいい子よねぇ。あんな妹がいてシャミ子が羨ましいなぁ…」

桃「…あのさミカン、今日の良ちゃん見てて、気付いたことない?」

ミカン「ふふん。当然気付いていたわ!ミカンちゃんの女の勘はダテじゃなくってよ!」

桃「そっか、それならいいんだ。もちろん決めるのはミカンだけど、あの子の気持ちは大事にしてあげて──」

ミカン「良ちゃん、魔法少女の素質があるわねっ!」

桃「そっち!?」



16:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 21:46:16.378 ID:WrGXFyVS0

ミカン「なによ…桃も感じたでしょう?良ちゃんの魔力の性質」

桃「う、うん…感じた。確かにまぞくより魔法少女向きの魔力だったと思う。でも、そうじゃなくて…」

桃「…まぁいいか。こういうのって自分で気付かないと意味ないと思うし」ボソッ

ミカン「?さっきからイマイチ会話が噛み合わないわね…」

ミカン「ねぇ桃、良ちゃんを魔法少女に勧誘するのって流石にマズイかしら」

桃「…どうだろう。良ちゃんはシャミ子をとても慕ってるし、光の一族には寝返ってくれないと思うけど」

ミカン「そうよねぇ。でも勿体ないわ…せっかくの素質なのに。可能性を提示するくらいはやってみてもバチは当たらないんじゃないかしら?」

桃(いや、ミカンが誘っちゃうと今の良ちゃんはなびきかねないから怖いんだよ…)

桃「まぁ、その辺のことは追々話し合っていこうよ。今日は少し疲れちゃった」

ミカン「あら、気が付かなくてごめんなさい。桃は今日みたいに賑やかなの、あまり得意じゃないものね」

桃「別に得意じゃないワケじゃないけど…」

ミカン「ありがとう桃。今日はとても楽しかったわ。たまには賑やかなのもいいものだったでしょ?」

桃「…うん。そうだね。私も楽しかったよ。おやすみ、ミカン」



18:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 21:51:04.874 ID:WrGXFyVS0

~翌朝 ばんだ荘前 ゴミ捨場~


ドサドサッ!


シャミ子「ふぅ。最近体力がついて来たのかゴミ捨てが苦じゃなくなってきました。さて、今日も元気に登校しますか!」

良子「お姉~!」タタタ…

シャミ子「良。どうしたんですか?途中まで一緒に行きます?」

良子「お姉、ごせん像忘れてる」

シャミ子「はっ!ホントだ!忘れてるっ!」

リリス(ごせん像)「…シャミ子よ、これで何度目だ?」イライラッ

シャミ子「たはは…ごめんなさい」



19:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 21:55:56.429 ID:WrGXFyVS0

シャミ子「助かりました良。でも、よく気が付きましたね」

良子「お姉、ゴミ当番の日はゴミ袋で両手が塞がっちゃうから、以前はよくごせん像を玄関のドアストッパー代わりにしてたでしょ?」

良子「今でもお姉、疲れたりぼうっとしてる時は昔の癖が出ちゃうから、注意してた」

シャミ子「そうか。昨夜は遅くまで桃のお家ではしゃいでたからついうっかり…」

リリス「ついうっかりではないわっ!まったくっ!」プンスカッ

シャミ子「機嫌治してくださいよごせんぞ。もう忘れませんから」

シャミ子「それにしても、良はいつも私のことをよく見てくれていて助かります」

良子「いいんだよ。こういう些細なことには良が気を配るから、お姉は気にせず偉大なまぞくへの道を目指して!」

リリス「余を忘れるのは些細なことなのか…」ショボン

シャミ子「まったく、どこまでも頼れる妹です!」

良子「…そんなことない///良はまだまだ甘えん坊だから、今日はお姉と一緒に学校行く///」ギュ

シャミ子「そのうえ甘え上手ときているっ!我が妹ながら末恐ろしい!」



20:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 21:58:00.445 ID:WrGXFyVS0

~小学校 良子の教室~


良子「えっと、一時間目は…」

同級生A「良ちゃん、良ちゃん!」

同級生B「聞いてあげてよ良ちゃん。Aちゃんね、良ちゃんに相談があるんだって」

良子「相談?どんなこと?」

同級生A「えっと、そのね…えへへ///やっぱ言うの恥ずかしいな///」モジモジ

同級生B「なに言ってるの。自分が良ちゃんに相談したいって言い出したんじゃん!」

同級生A「そうだけどぉ…」

良子「?」

同級生B「はぁ…あのね良ちゃん、Aちゃんさ、伊藤君のことが好きなんだって」

良子「えっ///そ、そうなんだ…///」

同級生A「うん///実はクラスが一緒になった時からずっとなんだ///」

良子「へ…へぇ…」

良子(そういうの、良達にはまだ早いと思ってた…なんだかAちゃんがすごく大人っぽく見える…)



22:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 22:02:05.488 ID:WrGXFyVS0

同級生B「Aちゃんね、こんど伊藤君に告白しようと思ってるんだよ」

良子「こ、告白っ!?」

同級生A「しーっ!もうっ!良ちゃん声が大きいってばっ!」

良子「ご、ごめん…ちょっとビックリした」

同級生B「はは。別に良ちゃんが驚かなくてもいいじゃん」

良子「えっと、それで良に相談というのは…?」

同級生A「だから、良ちゃんのアドバイスが欲しいんだよ」

良子「アドバイス?何のアドバイスかな?」

同級生A「だからその、恋の…アドバイスよ…///」テレッ

良子「な、なぜそれを良に求めるの…?良、まだ恋なんてしたことないよ?」



23:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 22:05:30.351 ID:WrGXFyVS0

同級生B「でも良ちゃん、いつも図書館で難しそうな本読んでるでしょ?」

同級生A「良ちゃんって賢くて頼りになるし、色んなこと知ってるじゃない!」

良子「確かに本はよく読むけど…だからって、恋愛とかの本まではノーチェックだし…」

同級生A「お願い良ちゃん!私、この告白絶対成功させたいの!」

同級生A「恋の必勝法みたいな本に書いてある事でいいから、良ちゃんに読んで貰って、その内容を分かりやすく教えて欲しいの」

同級生B「私もAちゃんも本ってどうも苦手だしさ。ねっ、頼れるの良ちゃんだけなんだよ。Aちゃんのこと助けてあげてよ」

良子「…う、うん。分かった。どこまで役に立てるかわからないけど、図書館でそういう本探してみるね」

同級生A「ほんと!?ありがとう良ちゃん!大好きっ♪」

良子(こ、困ったことになった…)



24:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 22:10:44.266 ID:WrGXFyVS0

~放課後 図書館~


良子(Aちゃんの熱意に押されてつい承諾しちゃったけど、良にだって恋愛なんてよく分からないのに…)キョロキョロ

良子(『思春期のこころと体お悩み相談室・女の子編』…こんなのでいいのかな?)パラパラ


『最近胸が膨らんできてクラスの男子の視線が気になります(小6女子)』


良子(お姉みたいにご立派様をお持ちの人は、むしろ誇ればいいと思うんだけど…)

良子(かくいう良も、最近ちょっと…///)ペタペタ


『この頃体に脂肪がつきやすくどんどん体重が増えています。クラスの女の子達みたいに綺麗に痩せたいのですが(中3女子)』


良子(贅沢な悩みだ…)


『最近お父さんが気持ち悪いです。お風呂も洗濯も別々にして欲しい(小5女子)』


良子(せっかくお父さんがいるのになんでそんな風に思うんだろう。あと、そんな事してたら水道光熱費が恐ろしい事になりそう…)


『クラスの男の子のことを好きになってしまいました(小6女子)』


良子(…あった)



25:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 22:15:41.661 ID:WrGXFyVS0

『その子はあまり勉強はできないけど、スポーツが得意だし面白い子なので、いつもクラスの中心にいます』

『初めのうちは目立つ子だな位にしか思っていなかったのですが、ある時体育の授業でケガをした私に優しくしてくれて、それから好きになりました』

『毎日、気がつけば彼のことを目で追っています。でも所詮私は、彼にとっては唯のクラスメートのひとり』

『彼が他の女の子と喋ったりしているのを見掛けると、なんともいえず胸が苦しくなります』

『最近は夜もあまり眠れなくなり、食欲もありません』

『このモヤモヤを解決するためには、彼に告白するしかないと思うのですが、もし迷惑がられたらと思うとためらってしまいます』

『先生、私はいったいどうすればよいのでしょう──』


良子(ふむふむ。この相談の答えはどんなだろう?)



27:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 22:17:23.723 ID:WrGXFyVS0

『解答:あなたが彼のことを大好きな気持ちがとてもよく伝わってきます。あなたは今、とても素晴らしい体験をしているのですね』

『クラスのお友達にヤキモチを妬いたり、夜も眠れなくなるほど誰かに想いを募らせたり』

『そこまで大きく気持ちが揺れ動くのも、あなたが若い証拠。大人になるとなかなかそうはいきません』

『結論からいうと、そこまで思い悩んでいるのなら、いっそ何かしらのかたちで彼に想いを伝えてみるべきだと思います』

『直接言いにくいのであれば、お手紙やメールでもいい』

『確かに現段階では、彼にとってあなたは唯のクラスメートに過ぎないかもしれない』

『しかし、想いを伝えることで、彼だってあなたの事を意識するようになるはず』

『誰だって、好きと言われて悪い気はしないものですから』

『大丈夫。あれこれ悩む前に、まず一歩踏み出しましょう。必ず進展があるはず。素晴らしい恋の世界を楽しんでください(芳文大学心理学科・きらら教授)』


良子(そういうものなのかな?やっぱり良にはよく分からない…)

良子(とりあえず、要点はメモしておこう。えっと、手紙やメールを利用する…想いを伝えることで相手もこちらを意識するようになる、と…)カキカキ



28:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 22:23:40.191 ID:WrGXFyVS0

良子(他にも参考になりそうな質問は載ってないかな…)パラパラ


『告白してフラれてしまった彼のことがどうしても諦められません(中2女子)』


良子(これは告白が失敗に終わった時の話だし…縁起でもない)

良子(でも、もしそうなっちゃった時の心がまえとして必要かも…)


『クラスメートの男の子に告白したのですが、その時の彼の返事は「今はそういう事に興味が持てない」というものでした』

『それでも私はその子のことを諦めることが出来ず、今でも好きなままです』

『今度こそ彼に振り向いて欲しくて、外見も内面も磨くよう努力を続けて来ました』

『おかげで告白した頃と比べて、ずっと素敵な女の子になれたと思います』

『ところがそうしている間に、彼は他の女の子と付き合いはじめてしまったのです』

『その子といっしょにいる時の彼はとても幸せそうで、正直ショックでした』

『ですが同時に「彼もようやく異性と付き合うことに興味を持ってくれるようになったのかな」と、嬉しくも思うのです』

『黙って身を引くべきなのは分かっています。でも、私だって自分を磨くために努力した』

『せっかくここまで頑張ったのだから、せめてそれを彼にも認めて欲しい。彼は優しいので、嫌な顔はしないと思います』

『もう一度想いを伝えるべきかどうか真剣に悩んでいます。お願いです、答えを教えてください』


良子(こ、これは略奪愛というやつなのでは…///)



29:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 22:25:15.638 ID:WrGXFyVS0

『解答:あなたには少々厳しいお答えをせねばなりません』

『まず、告白の時の彼の返事が「今はそういう事(男女交際)に興味が持てない」だったとのことですが』

『おそらくそれは、彼があなたを傷つけまいとして言った建前のように思います』

『現に彼は、その後別の女の子と交際を始めていますよね?これを心境の変化と捉えることもできますが』

『むしろ彼は、あなたの告白を受けた当時から、その女の子のことを好きだったのではないでしょうか?』

『彼女といる時の彼はとても幸せそうな様子とのこと。ならばもう答えは出ているじゃありませんか』

『あなた自身が述べている通り、黙って身を引くべきなのです』

『フラれた者が、いつまでも未練たらしく相手の厚意に甘えていてはいけません』

『残念ながら世の中には、特に恋愛に関しては、いくら努力しても報われない場面が多々あります』

『ですが、誰かを想ってそこまで自分を磨くことが出来るあなたは、素晴らしい女性だと思います』

『そんなあなたにお願いです。彼を愛しているなら、彼の幸せを祝福してあげてください』

『これは綺麗事のように聞こえるかもしれませんが、人としてとても大切なことなのです』

『大人にだって難しく、なかなか出来ることではありません』

『だからこそ、それが出来たなら、次こそ必ずあなたに幸せが訪れることをお約束します』

『今は辛いばかりでしょうが、誰もがいつまでも子供ではいられません』

『あなたには、今こそ大きく成長する時が来たのです。先生はそう思います(芳文大学心理学科・きらら教授)』


良子(な、なんてシビアな解答…こども向けの本だよ?)

良子(でも、人を好きになるってこういう面も含んでるってことだよね…)



31:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 22:30:47.531 ID:WrGXFyVS0

良子(もう少し他の質問も見てみよう…)パラパラ


『女の先輩のことが好きで好きでたまりません(中1女子)』


良子(な、なにこの質問っ///)


『部活の二個上の女性の先輩を好きになってしまいました』

『その先輩はすらっと背が高く、美人で明るく、女の私でも見とれてしまうほどです』

『性格もよくて友達も多いし、スポーツも万能で、おまけにお家もお金持ちと非の打ちどころがありません』

『彼女に憧れている女生徒も多く、私もその一人でした。部活に入ったのも、先輩と少しでも親しくなりたかったからです』

『でも、彼女のまわりには常にたくさんのお友達がいて、なかなか近づくこともできません』

『私はチビで痩せていて、顔立ちもパッとしないし、地味で大人しい性格だとよく言われます』

『こんな私では先輩に振り向いてすら貰えないと思うと、悲しくなります』

『ですが、そんな事実とは裏腹に、先輩への想いはどんどん募っていきました』

『イケナイことだとは分かっていますが、先輩とキスをするところを思い浮かべたり、裸で抱き合う場面を想像したりしてしまいます』

『虚しいですが、そんな妄想をしている時間が一番幸せだったりするんです』

『同世代の女子達は、男性アイドルに夢中になったり、クラスの男子を意識しているというのに、私は同性の先輩に片思いしている』

『時々、自分はおかしいのではと思うこともあります。それに、こんな想いは先輩本人になんて、絶対に言えるはずがない』

『そんなことをして、先輩に気持ち悪がられたり、嫌われたりしたら私はもう生きていけません』

『誰にも相談できず、毎日苦しい思いをしています。どうすればよいか教えてください』


良子(お、女の子同士で恋愛って///)

良子(男の人同士っていうのは武将関連の本で読んだけど、その逆の世界もあったなんて///)



32:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 22:34:11.230 ID:WrGXFyVS0

『解答:まずはじめに、あなたはおかしくなんてありません。誰かを好きになる事がいけない筈がないじゃありませんか』

『きっと、あなたぐらいの年頃はまだ頭がやわらかいので《好き》の範囲が大人より広いのだと思います』

『確かに、同性を好きになる人は、異性を好きになる人と比べれば少数派にあたります』

『ですが、人と違うからといってそれが異常とはいえません。世界を見渡せば、同性愛者も大勢いるのです』

『あなたが自分の気持ちに戸惑うのはよくわかります。ですが、その想いを否定するようなことはしないでください』

『繰り返しになりますが、誰かを好きになる事がいけない筈がありません』

『その気持ちを大切にし、自分自身とゆっくり向き合ってみてください』

『そうすればやがて、ご自分の進むべき道が見えてくる筈です。あなたなら大丈夫。我が道を信じて進んでください(芳文大学心理学科・きらら教授)』


良子(これ、答えになっていないんじゃ…)

良子(さっきまでの回答に比べて当り障りないフワッとした事しか言ってないし、最終的な判断は質問者に丸投げしてるし…)

良子(でも、大学の教授さんでも答えに迷っちゃうくらい難しい問題だってことだよね)


良子「女の子同士、か…」ポツリ


良子(……な、なんでミカンさんの顔が浮かんでくるのっ///)ブンブンッ



34:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 22:38:13.915 ID:WrGXFyVS0

~夕飯時 吉田家~


清子「それでAちゃんの為に遅くまで調べ物を。それはお疲れ様でした」

良子「うん。でも、時間がなくて自由帳一冊分の資料しか作れなかった」

シャミ子「放課後の僅かな時間でそんな大作を仕上げたのですか…よかったらその資料、お姉ちゃんにも見せてくれませんか?」

良子「あ、ごめん。もう帰りがけにAちゃんの家に寄って渡してきちゃった」

清子「さすが良は仕事が早いですね。Aちゃん、喜んでいたでしょう?」

良子「うん、とても。だけど、本当に良が作った物なんかで役に立つのかな…」

清子「と、いいますと?」

良子「だって良、お付き合いの事とか全然わからないし、そもそも男の子についてすらよく知らないのに…」

清子「…うちはおとーさんが封印中なので、良や優子は周りの子と比べて男の人に接する機会が少ないですからね」

清子「実はおかーさん、そのせいで将来あなた達が間違った恋の道に進んでしまうのではと時々心配になるのですよ」



35:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 22:42:09.979 ID:WrGXFyVS0

良子「間違った恋の道って…」

良子「それって例えば女の子同士の関係ってこと?」

清子「えっ!?女の子どうs…///」

清子「い…いえ、なにもそこまで極端な例でなくても…///え、ええっと…///」アタフタ

清子「ゆ、優子っ!どう説明すればよいものでしょうか?」

シャミ子「ほへっ!?そこで私に振るんですか!?う~ん…でも、そうですねぇ…」

シャミ子「私は、恋に間違った道なんてないと思いますよ」

シャミ子「だって、誰かを好きになる事がいけない筈がないじゃありませんか」キリッ

シャミ子「おお!とっさに出た言葉なのに存外に深イイ台詞を決めてしまいました!」

良子(どこかで読んだ台詞を…)

清子「優子の言う通りですね。おかーさん間違ってました。そうですよね、色々な道があっていいんです!」

清子「つまり、ダンボールをお慕いして時々頬ずりしちゃう貞淑な妻がいてもいいということですよね♪」

シャミ子「おかーさん、娘的にそういう両親のいちゃいちゃエピソードは聞いててキツイので控えてくれませんか…」

良子(要は、お姉やおかーさんにもよく分からないってことだね…)



36:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 22:44:44.825 ID:WrGXFyVS0

シャミ子「ところでごせんぞ、今日はいつになくお静かです」

シャミ子「せっかくのガールトークなんですから、ごせんぞもいっしょに盛り上がりましょうよ」

リリス(ごせん像)「むっ!よ、余はよいのだ。今ちょっと畳の目を数えるべきか止めるべきかで葛藤するのに忙しいのでな!」

シャミ子「数えてすらいないんですか!?悲しくなるから話の輪に入ってくださいよ…」

リリス「放っておいてくれ!お主ら若僧の青臭い恋愛観など聞かされても背中が痒くなるだけだっ!」

良子「…ごせんぞ、なんでちょっとイジけてるの?」

リリス「い、イジけとらんわっ!」



37:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 22:48:46.159 ID:WrGXFyVS0

~数日後 さくらシネマ前~


ミカン「はぁ…」

ミカン「なかなか度胸って身に付かないものね…」

ミカン(やっぱりまだ私には、ひとりスプラッタ映画鑑賞は早かったみたい)

ミカン(ひとりなら誰にも呪いで迷惑をかけないと思ったけど、結局チケット売場のお姉さんをポップコーンまみれにしちゃったし…)

ミカン(いけないわ、こんな事じゃ。今後良ちゃんを魔法少女に誘うにしても、先輩として示しがつかないじゃない)

良子「あっ!ミカンさん!」

ミカン「りょ、良ちゃん!?」ギクッ

良子「おはようございます。こんな早くから映画ですか?」



38:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 22:51:45.168 ID:WrGXFyVS0

ミカン「え、ええ。良ちゃんはおつかい?偉いわね」

良子「うん。マルマまでお肉を買いに行くの」

良子「ねぇミカンさん、何の映画見てたの?」

ミカン「えっ!?え、ええっと…それは…」

良子「ひょっとして、そのポスターの恋愛映画ですか?」

ミカン「えっ!?」

ミカン「…そ、そう!実はそうなのよ!今日は朝からラブロマンスな気分だったのよーっ!」

良子「やっぱりミカンさんは映画のチョイスもひとあじ違う…!ねぇ、どんなお話だった?」

ミカン「ど、どどど…どんなって…」



39:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 22:56:01.803 ID:WrGXFyVS0

ミカン「りょ、良ちゃんにはまだ早いからナ・イ・ショ♪」オデコツン

良子「すごい…!ミカンさん、オトナ…!」

ミカン(ううっ…純粋さが痛い…)

ミカン「良ちゃん、私そろそろ呪いが…じゃなくて用事があるから失礼するわね」

良子「あ、はい。お気を付けて」

ミカン「そうそう、今度の図書館デート、楽しみにしてるわよ」

良子「はいっ///」

ミカン「…その時私からお話したい事もあるから。それじゃあね」

良子(お話したいこと…なんだろう?)

良子(ま…まさか、ね…///)


ミカン「はぁ…関りを持った子には私の体質についてちゃんと説明しなきゃいけないのに、つい下らない見栄張っちゃった…」

ミカン「まぁ、今度の時ついでに話せばいいかしら」



40:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 22:59:41.097 ID:WrGXFyVS0

良子「…ところでこれ、どんな映画なんだろう。良にはまだ早いって言ってたけど」

良子「ちょっとポスター見てみよう」


『劇場版 桜TRUCK PG12指定』


『春── 桜舞い散る通学路を急ぐのは、高校入学を機に百合の波動(闇)に目覚めた新入生の安田陽子(やすだ ようこ)』

『そんな彼女を異世界転生させようと目論む悪の暴走トラック(10t)が、通学時間帯の生徒達の列へ襲い掛かる!』

『あわや大惨事!だがその刹那、陽子とトラックの間に割って入る謎の影』

『トラックの突進を片手で難なく受け止める彼女の正体は、陽子同様、百合の波動(光)に目覚めたマッシブ系超能力少女の篠田乃々(しのだ のの)』

『陽子と乃々、二人の視線が交差する時、運命の歯車は廻りはじめていた──』

『闇と光、相反する百合の波動を持つ彼女らに立ちはだかるいくつもの困難』

『毎日の登下校時に律儀に襲撃してくるトラックもいつしか加わって、淡い恋は歪な三角関係を描き始める──』

『果たして、二人と一台を待ち受ける衝撃の結末とは?』

『少女同士の甘く切ない恋愛模様を描いた話題作、待望の劇場版!!』


良子「こ、これって///」

良子(正直書いてある事の半分も理解できないけど、ここでも女の子同士が…)

良子(ミカンさん…こういうのに興味あるんだ…///ど、どうしよう…///)モジモジ



42:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 23:03:50.803 ID:WrGXFyVS0

~ショッピングセンターマルマ内 マルマの精肉~


良子「ごめんくださーい」

杏里「いらっしゃいませー」

杏里「おや!どこの感心なお嬢さんかと思えばシャミ子の妹の良ちゃんじゃないの」

良子「今日は杏里さんがお店番なんだね」

杏里「そうなんだよー。部活に店の手伝いに大忙しさ。そんで、今日は何をお求めかな?」

良子「えっと、合挽肉400グラムください」

杏里「ほいよ。たっぷりおまけしとくからねー。今日の晩ご飯はハンバーグかな?」

良子「うん。良の学校もうすぐ運動会あるから、体力つけましょうっておかーさんが」



43:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 23:06:31.201 ID:WrGXFyVS0

杏里「そっかー。良ちゃんのとこもなんだ。うちらの高校も体育祭もうすぐなんだけど、準備が全然すすんでなくてさ」

杏里「あ、私体育祭の実行委員もやってるんだよ」

良子「部活とお店と委員会…杏里さん、倒れないでね?」

杏里「あっはっはっは。へーきへーき。委員会はミカンもいっしょにやってくれるしね」

良子「ミカンさんも体育祭委員なんだ」

杏里「うん。ミカンってばスゴイんだよ。転校早々みんなの人気者でさ」

良子「そっか。やっぱりミカンさんって人気あるんだな…」



46:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 23:10:38.633 ID:WrGXFyVS0

杏里「そりゃ、あの器量よしで面倒見もよくて、女子力も高いときてりゃね。競争率高いと思うよー?」

良子「そう、なんだ…」

杏里「うかうかしてると誰かのものになっちゃうかもね」

良子「そんな…!」

杏里「燃え上がる恋も、焼き上がった肉も早いもの勝ちなのさ!なんてね」

良子「早いもの勝ち…」

杏里「おっと、ウイットに富んだこと言っちゃった。うちさ、前世はアメリカ人じゃないかと思うんだよね。バーベキュー好きだし」

良子「…」

杏里「あれ、どしたの良ちゃん?聞いてるー?」

良子「…」

杏里「てか、そもそもうち女子校なんだけどねー。あはは」

良子(ミカンさんが誰かと特別仲良くなるのって、考えるだけでもなんか嫌だな…)



47:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 23:14:13.219 ID:WrGXFyVS0

~数日後 小学校 良子の教室~


同級生B「良ちゃん、ちょっといいかな?」

同級生A「うえっ…ひっく…ぐすっ…」ポロポロ

良子「ど、どうしたのAちゃん!?」

同級生A「う…うううっ…うええぇぇぇ…!」ポロポロ

良子「…ひょっとして、伊藤君のことで?」

同級生B「うん。Aちゃんの告白、上手くいかなかったんだよね…」

同級生A「びええええええぇぇぇぇ!!」

同級生B「ああ、ごめんごめん」

良子「…いったい何があったの?」



49:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 23:17:34.640 ID:WrGXFyVS0

同級生A「ひっく…私ね、良ちゃんがアドバイスしてくれた通り伊藤君にお手紙渡したんだよ…」

同級生B「そしたら伊藤のやつ、どうしたと思う?」

同級生A「『こんなのいらねーよバカ』って言われて、私の手紙を男子達でふざけて回し読みして笑い者にしたの…」

同級生A「うう…ううううっ…うえええぇぇぇん…!」

良子「ひどい…!」

同級生B「サイテーだよね」

良子「でも、ごめん。良が下手なアドバイスしたせいで…」

同級生A「違う…!えぐ…良ちゃんの…せいじゃ、ないよ…ひっく…」

同級生B「Aちゃんね、せっかく良ちゃんが頑張って協力してくれたのに、告白が失敗しちゃったから謝りたかったんだって」

良子「そんな!謝って貰うようなことじゃないよっ!」ブンブンッ

同級生A「ううっ…私もう、男の子なんか好きにならない…!あんなガキで、無神経で、乱暴な奴ら…!」ポロポロ

同級生B「よしよし。もう泣かないの」

良子(Aちゃん可哀そう…失恋ってそんなに辛いものなんだ…)



50:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 23:20:09.565 ID:WrGXFyVS0

~その日の夕方 吉田家~


良子「ただいま…」キィ

良子「おかーさんはお買い物だし、お姉は特訓だし、良ひとりでお留守番か」

リリス(ごせん像)「うっ…ううううっ…よよよよ…」ポロポロ

良子「ご、ごせんぞ!またお姉に置いていかれたの!?」

リリス「良か…!早くこっちに来ておくれ。取り残された部屋に夕方のチャイムが流れてくると無性に人恋しくなるのだぁ…」

良子「ごめんごせんぞ。良もお姉が忘れてるのに気付いてあげられなかった…」

リリス「よせ。お主のせいではない。悪いのは何度言っても忘れ癖が治らないおばかのシャミ子の方だ!」プンスカ

良子「ごせんぞ、あんまりお姉を叱らないであげて」



51:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 23:23:44.052 ID:WrGXFyVS0

リリス「とはいえ、確かにこの頃の良は少しぼうっとしがちだな」

良子「そ、そうかな…」

リリス「現に今も表情が沈んでいる。どうした、何か悩みがあるなら余が聞くぞ」

良子「だけど…」

リリス「よいから話せ。今ちょうど会話に飢えておるのだ!」

良子「うん。あのね、この間晩ご飯の時、同じクラスのAちゃんから相談受けた話したの、覚えてる?」

リリス「うっ…またその話なのか…」

良子「ほらね。ごせんぞ、こういうガールズトーク嫌そうだったから…」

リリス「いや、別に嫌というワケでは…」ゴニョゴニョ

リリス「ええい!構わん!とにかく話してみよ!」

良子「わかった。今日学校でね…」



54:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 23:27:22.609 ID:WrGXFyVS0

リリス「……なるほどな。ふぅ、やれやれ。いつの世も男というのは困った生き物なのだなぁ」

良子「ごせんぞは男の人と付き合ったことってあるの?」

リリス「ふえっ!?そ、そりゃあもちろん…」

リリス「……あるワケがなかろう」

良子「そうなんだ」

リリス「余はまだ魔力も安定しない未熟な頃に封印され、それきりだったからな。そんな経験あろうはずがない」

良子「ごせんぞ可哀そう…それで話の輪に入りにくかったんだ」

リリス「いや、小学生に同情される方がかえって虚しくなるのだが…」

良子「でも、ごせんぞ寂しがりやだし、恋人が欲しいとは思わないの?」

リリス「どうだろうな。永い封印の年月の中ではそんな風に思った時期もあった気もするが…」

リリス「でも、今の余の興味はもっぱら温泉巡りとかだしなぁ…惚れた腫れたの話なんて、もう本の中で読めればいいかなーって…」



56:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 23:31:52.946 ID:WrGXFyVS0

良子「ごせんぞってけっこう読書家だよね」

リリス「まぁ封印空間での楽しみなど限られているから、自然にな…」

良子「良もね、もともと本は好きだったけど、お姉がまぞくの力に目覚めてからは毎日読むようになったの」

良子「本ってすごいと思う。お姉や桃さん達みたいに特別な力がなくても、読んだだけで知識がそのまま力として役立つこともあるし」

良子「もちろんそれが万能じゃないのは分かってたけど、今日みたく本の知識が役立たないケースに実際出くわしちゃうと…」

リリス「本に対する信頼が揺らいでしまったか?」

良子「どうなんだろう。でも、やっぱり知識より経験が大事なのかもって…」

リリス「…良は、案外根っこの部分は余と似ているのかもな」

良子「ごせんぞと?」



58:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 23:35:34.047 ID:WrGXFyVS0

リリス「普段の振舞のせいで誤解されやすいが、余もどちらかといえば知識に頼りがちな方だからな」

リリス「逆にシャミ子は、当たって砕けちる経験をしながらでないと学習できないタイプだ」

リリス「まぁ、それが偶に予想以上の結果をもたらすこともあるから馬鹿に出来んのだが…」

良子「良もそれ思ってた!お姉のいざとういう時あれこれ考えずにやってみる思い切りのよさって、良にはない部分だから…」

リリス「うむ。良のスペックは大半の面でシャミ子を上回っているが、その点だけは姉の方に軍配があがるかもな」

リリス「《書を捨てよ、町へ出よう》などとも言うし、いずれにせよ経験を伴わない知識など程度が知れるというものなのだろう」

良子「そうだよね…」シュン

リリス「だが、その逆も然りだ。経験ばかりをあてにして知識をおろそかにする奴になど、いかにも自滅の道が見えているではないか」

良子「ごせんぞ…!」

リリス「知識と経験、どちらが優れているということもなかろう。勝利への道にはその両方が必要なのだ」

リリス「お主はまだまだ若い。封印の影響で生活に支障があるとはいえ、こんなダサ像に封じ込められている余に比べればいくらでも自由が利くだろう」

リリス「大いに書に学び、大いに野に遊べ。そなたの目指す立派な参謀になる為には、広い見識が必要不可欠なのだからな」

リリス「そしていつの日か、優秀なブレインとしてシャミ子を偉大なまぞくへと導いておくれ」

良子「…ありがとうごせんぞ。なんだか良、元気出た!」



59:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 23:40:25.227 ID:WrGXFyVS0

良子(そうだ!ごせんぞになら…)

良子「ねぇ、ごせんぞ。もうひとつ相談があるんだけど」

リリス「おお!なんでも言ってみるがいい!可愛い子孫よ!」

良子「うん。あ、あのね…///ごせんぞは、女の子同士の──」


シャミ子「ただいまー!すみませんごせんぞ!また置いてけぼりにしてしまって!」バタン

良子「あ…おかえりお姉……」

リリス「シャミ子っ!貴様この間もう余のことを忘れませんと言っておったのは何だったのだ!ええい!そこに直れぃ!!」

シャミ子「うわーん!ごべんなざいでじだー!」


良子(残念。聞きそびれちゃった…)



61:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 23:44:50.679 ID:WrGXFyVS0

~図書館デートの日 吉田家~


良子「それじゃあ行ってきます。夕方ごろには戻るね」

シャミ子「良、ちょっと待ってください」

良子「お姉、どうしたの?」

シャミ子「これ、良にプレゼントです」スッ

良子「プレゼント?嬉しい!」

良子「わぁ!新しいシュシュだ!可愛い…」

シャミ子「今日のデートにして行ってください」

良子「だ、だからデートじゃないもん///」

シャミ子「良だって年頃の女の子です。お洒落したい筈なのにいつも私のお下がりで我慢させちゃってるので、せめてそれくらいは」

良子「お姉…ありがとう…!」ジーン

シャミ子「ほら、お姉ちゃんがつけてあげます」

良子「似合うかな///」

シャミ子「とってもよくお似合いです。可愛いですよ良。ミカンさんとの図書館デート、楽しんできてくださいね♪」

良子「…うん。ありがとう///行ってくるね」



63:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 23:51:23.711 ID:WrGXFyVS0

~図書館前~


ミカン「あ!いたいた良ちゃん。おーい!」

良子「ミカンさん♪」

ミカン「ごめんね。私の方がお姉さんなのに待たせちゃって」

良子「そんなに待ってません。それに、女の子は準備に時間がかかるものと相場が決まっていますし」

ミカン「うふふ。何それおかしい。良ちゃんだって女の子じゃない」

良子「ううん、良なんて…///」

ミカン「あら?そのシュシュつけてるの初めて見るわね。とっても似合ってるわ」

良子「あ、これ…今日のためにお姉がプレゼントしてくれたの」

良子(ミカンさん、細かいことにまで気付いてくれる///)

ミカン「そうなの。きっとシャミ子は良ちゃんに一番似合う物を真剣に選んでくれたのね」

良子「うん。良の自慢のお姉ちゃん///」

ミカン「うんうん、仲良し姉妹で羨ましいわ」

ミカン「それじゃあ、そろそろ中に入りましょうか」

良子「はい。そうだミカンさん、スマホは鳴らないようにしてる?」

ミカン「いけない、忘れてたわ。さすが良ちゃんは図書館慣れしてるわね」

良子「えへへ///」



64:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/14(土) 23:54:30.913 ID:WrGXFyVS0

~数時間後 再び図書館前~


ミカン「まさか柑橘料理の本だけで6冊もあるとは思わなかったわ」

良子「結局全部借りたの?」

ミカン「ええ、せっかくだから。これでばっちりお料理のお勉強が出来るわ」

ミカン「上手く出来たら良ちゃんにも食べてもらいたいな」

良子「もちろん///楽しみにしてる///」

ミカン「それにしても、この図書館には久し振りにきたわね…」

良子「ミカンさん、前にもこの街に住んでたんだよね?」

ミカン「ええ。昔はパパの工場があったのよ」

ミカン「その頃、桃のお姉さんの桜さんに連れられて、よく絵本を借りに来ていたわ」

ミカン「家に戻ると桜さんが、私と桃に読み聞かせをしてくれてね…懐かしいなぁ…」

良子「そうなんだ…」

ミカン「……ねぇ良ちゃん、少し寄り道に付き合ってくれない?もうじき暗くなるけど、ちゃんと送っていくから」

良子「は、はい!何処までもおともします!」



65:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 00:00:21.575 ID:Sgi+RiJB0

~桜ヶ丘公園~


良子「この公園は前から知ってたけど、こんな時間に来たのは初めて…」

良子「街の明かりがキラキラしてるのが見渡せる。とっても素敵な場所だね」

ミカン「ありがとう。気に入って貰えたなら私も嬉しいわ」

ミカン「ここね、桜さんが好きな場所だったの…」

良子「それでミカンさん、ここに何の用事?」

ミカン「うん。ちょっと待っててね」シュン

良子「わっ!変身だ!」

良子「ミカンさんの魔法少女姿はじめて見た…///カッコいい…///」

ミカン「ふふ。ありがと」



66:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 00:03:45.298 ID:Sgi+RiJB0

良子「でも、どうして変身なんて…肩出しファッションじゃ寒くなったの?」

ミカン「今日の素敵なデートのお礼に、良ちゃんにいいものを見せてあげようと思ってね」

良子「いいもの?」

ミカン「良ちゃん、空を見ておいて」キン!

良子「それ、魔法の弓矢…?」

ミカン「みんなには…内緒よっ♪」キィィィィ…

ミカン「サンライズアロォ──ッ!!」シュピーン!!


シュルルルルルッ…カッ!!


良子「綺麗…!光の矢が夜のお空にのぼっていく…」

ミカン「よし。うまくいったわね♪」

良子(でも、それ以上にミカンさんがキラキラしてる…///まるで弓を構えた天使様みたい…///)

ミカン(思った通りだわ。良ちゃん、あんなに瞳を輝かせて…)

ミカン(シャミ子の妹だからやはり必殺技への食いつきがいいわね。これで魔法少女に少しは興味を持ってくれたかしら…)

良子(やっぱり良…ミカンさんのこと大好きだ…///)



67:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 00:07:18.479 ID:Sgi+RiJB0

ミカン「ふぅ…久し振りの大技はやっぱり疲れるわ」

ミカン「良ちゃん、こっちへ来て一緒に座りましょう」

良子「うん。お隣失礼します///」チョコン

ミカン「あのね良ちゃん、この間あなたに話があるって言ったの、覚えているかしら」

良子「う、うん。覚えてるよ」

良子(いったいなんだろう…?ま、まさか…///)

良子(でも…このロマンチックなシチュエーションなら、あるいは…///)



68:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 00:13:45.592 ID:Sgi+RiJB0

ミカン「…その前に、お顔をよく見せてくれないかしら?」

良子「えっ///ははは…はい…///」

ミカン「ふ~む…」ジーッ

ミカン(この瞳の色と輝き…やはり魔法少女の素質を感じるわ…)

良子(み、ミカンさんすっごく見つめてくる…///これはもう身を任せるしか…///)

良子「ん…んちゅーっ///」

ミカン「…?良ちゃん、目は開けておいてくれた方がありがたいのだけど」

良子「あ…あれ?」パチッ

良子(さ、さすがにちゅーはまだ早かったみたい///)



70:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 00:18:53.534 ID:Sgi+RiJB0

ミカン「ちょっと手も握らせて貰うわね」キュ

良子「は、はい///こんな手でよければいくらでも///」ドキドキ

ミカン(うーん…脈拍は少し早めかしら?…けど、昔のシャミ子みたいな持病はなさそうね)トクントクン

良子「ミカンさんの手、あったかい…///」

ミカン「そう?私の手が嫌じゃないならよかったわ。もう少し良ちゃんの身体に触らせてもらうつもりだから」

良子「ええっ///い、いいけど…///」

良子「や、優しくしてください…///」カアァァ

ミカン「…どこかケガでもしてるの?まぁそんなに強く触ったりはしないけど」

ミカン(ふむふむ。あまり栄養取れてないんじゃないか心配だったけど、身体つきも健康そうね)ペタペタ

ミカン(むしろ同い年の子達と比べても発育いいんじゃない?お姉さんゆずりのご立派様の兆しが…)

ミカン(これならエーテル体への変換もスムーズにいきそう…)

良子(良は今日、大人の階段上るどころか大人の軌道エレベーターで急上昇してしまうのでは…///)

ミカン(よし、問題なし!むしろこれ以上ないってくらい魔法少女向きの逸材だわ!)



71:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 00:23:52.184 ID:Sgi+RiJB0

ミカン「はいおしまい。色々ありがとう良ちゃん。それでね、話というのは、その…」

良子「は、はい」ゴクリ

ミカン(う~ん…でも、いざ勧誘となるとなかなか言い出しづらいものね…)

ミカン「その、ね…良ちゃんにも立場があるだろうし、急にこんなこと言われても戸惑っちゃうかもしれないけど…」

良子(間違いない…!この焦れったい空気は…!)

良子(ミカンさん、告白しようとしてる///良たち両想いだったんだ///)

ミカン「もちろん、嫌だったら断ってくれてもいいのよ?ただ、良ちゃんがOKしてくれたら私はとても嬉しい」

ミカン「つまりね、話というか…お願いというのは…」

良子(ミカンさん言いづらそう…こういう時は良の方がリードしてあげなきゃ!)



73:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 00:27:48.848 ID:Sgi+RiJB0

良子「大丈夫だよミカンさん。良、ミカンさんの言いたいことちゃんと分かってるから」

ミカン「ほんと!?それなら話が早いわ!単刀直入に、良ちゃんの今の気持ちを聞かせて欲しいのだけど」

良子「…良としては、ミカンさんさえよければ是非ともお願いしたい///」

ミカン「いいのね!?嬉しいわっ!もちろん大歓迎よっ!」

良子「こ、今後とも末永くよろしくお願いします…///」

ミカン「はい、こちらこそ。ああ、今日はなんていい日なのかしら♪」

良子「良も幸せ…///」

ミカン「嬉しいけど、少し困ったわね…今日のところは打診してみる程度のつもりだったのに、ここまではっきりとした返事を貰えるなんて」

ミカン「ひょっとして良ちゃん、前から興味あった?」

良子「きょ、興味というほどじゃないけど、本とか映画のポスターとかで見て、知ってはいたから///」

ミカン「あら、やっぱり最近は一般的になってきているのね」

良子「良、イケナイ子だよね…///」

ミカン「別にイケナくはないと思うけど…?」



75:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 00:32:49.505 ID:Sgi+RiJB0

ミカン「良ちゃん、私から誘っておいてなんだけど、やっぱりこういうのって私達二人だけの問題じゃないと思うの」

ミカン「結論を出しちゃう前に、一度シャミ子や桃も交えてちゃんとした話し合いの場を持ちましょう?」

良子「お、お姉だけならまだしも桃さんにまで教えちゃうんだ///」

良子「は、恥ずかしいからしばらく二人だけの秘密じゃダメ…?」

ミカン「ダメよ!こういうことは後々の為にもちゃんとしておかないと」

ミカン「あ、だからそのうち良ちゃんのお母さんにもご挨拶に伺うことになると思う」

良子「お、親公認のお付き合い///それってもう…///」プシューッ

ミカン「うふふ。そうね。その時はスーツ着てみかん饅頭持って『娘さんを私にください!』ってなものよ!」

良子「///」



76:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 00:35:29.869 ID:Sgi+RiJB0

良子「嬉しい。良とのこと、そこまで真剣に考えてくれてるんだ…///」

ミカン「当然でしょ?将来有望な可愛い後輩のためなんだから」

良子「……後輩?」

良子「恋人じゃなくて?」

ミカン「こ、恋人!?恋人とは…この場合いわないと思うけど…」

良子「えっ?」

ミカン「えっ?」



77:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 00:41:23.164 ID:Sgi+RiJB0

ミカン「あの、良ちゃん…?改めて確認したいのだけど、今なんの話をしているかお分かり…?」

良子「…もちろん分かってるよ?良がミカンさんを好きで、ミカンさんも良が好きというお話でしょ///」

ミカン「な、なぜそんなことにっ!?違うわよっ!」

ミカン「って、違わないけど…私だって良ちゃんのことは大好きよ。でもそうじゃなくて…」

良子「ほらやっぱり!もちろんライクじゃなくラブの意味でだよねっ!?」

ミカン「食い気味できたわねっ!?そ、そうじゃなくて!今は魔法少女へのお誘いの話をしてるのよっ!」

良子「えっ…魔法…少女……?」

ミカン「えっ…らいくじゃなく…らぶって……?」

二人「え、え、えええええええええええええええええ─────っっっ!!?」



79:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 00:46:33.735 ID:Sgi+RiJB0

良子「わわわわ…///どどど、どうしようどうしよう…///」

良子「魔法少女ってなに…!?良、勘違いでとんでもなく恥ずかしいことをっ…///」

ミカン「そ、そ、そんな…///良ちゃん、あれもこれも、ずっとそういうつもりで話してたってこと!?」

ミカン「どどど、どうしましょう…年上としてこんな時どう答えれば…///」

ミカン(!?い、いけない!動揺したら呪いが…!)クラクラッ

良子「み、ミカンさんどうしたの!?お腹痛いの?」

ミカン(来ちゃダメ良ちゃん!巻き込んじゃう!)

ミカン(もうムリ抑え切れない…!呪いの説明してる暇もないわ…良ちゃんだけはなんとか逃がさないと…!)

良子「大丈夫…?」

ミカン「ち、近付かないでっ!!」

良子「えっ」

ミカン「いいから!私から離れなさいっ!早くっ!!」

良子「は、はいっ!」ビクッ


良子「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…!」タタタタタ…

良子(どうしよう!良が勘違いであんなこと言ったからミカンさんに嫌われた…!嫌われちゃった…!)



82:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 00:52:45.356 ID:Sgi+RiJB0

~同時刻 たまさくら商店街~


桃「…なにもこんな遅くなってから明日の朝食の買い出しなんて、別によかったのに」

シャミ子「いけません!桃は少し目を離すとすぐジャンクなごはんで済まそうとするんですから」

シャミ子「まったく…ミカンさんは一緒に住んでいて何も言わないんですか?」

桃「ミカンは朝はフルーツしか食べないから」

シャミ子「ぐっ…さすがミカンさん、恐るべき女子力…」

シャミ子「でもやっぱり、朝はしっかりした物を食べるべきだと思います。一日のエネルギーになるんですから」

桃「別に一食抜いたくらいで死にはしないよ…」

シャミ子「きさま私を怒らせたいのか!桃は一流の筋力トレーナーなんですから、ちゃんと食にもこだわりを持ってください!」

桃「私、魔法少女なんだけど…」

桃「あ、良ちゃんがいる」


良子「くすん」トボトボ



83:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 00:59:21.270 ID:Sgi+RiJB0

シャミ子「ほんとだ、良です。でもミカンさんは一緒じゃないんですね」

桃「それに、図書館からシャミ子の家への帰り道なら、この商店街は通らないはずじゃ…」

シャミ子「良ー!待ってくださーい!」

良子「…あ、お姉に桃さん」ゴシゴシ

シャミ子「良、図書館はもう済んだんですか?どうして商店街に…ミカンさんとお買い物中ですか?」

良子「ううん。ミカンさんは……先に帰ったから……」

桃「帰った?良ちゃんを残して?」

良子「そ、そう…」

シャミ子「それなら良はこんなところで何してるんです?もう暗いんだから寄り道なんてしてちゃダメじゃないですか」

良子「…そうだね。ごめんなさい。そうする」フラフラ



84:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 01:06:16.926 ID:Sgi+RiJB0

桃「…シャミ子、良ちゃん、ミカンとなにかあったみたいだよ」ボソッ

シャミ子「やっぱり桃もそう思いますか?良の表情、だいぶ沈んでます」ボソッ

桃「とりあえず、どこか落ち着ける所に連れて行ってあげた方がいいんじゃないかな?」ボソボソ

シャミ子「そうしましょう」ボソボソ

シャミ子「良。まぁこうして外で会ったことですし、桃と三人でお食事して行きましょうか」

良子「うん…別にいいけど……」

シャミ子(うわ。だいぶ心ここにあらずです…)



85:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 01:08:59.611 ID:Sgi+RiJB0

~ショッピングセンターマルマ フードコート~


シャミ子「良、ここのおうどんすごく美味しいんですよ。前にもお友達と食べに来たことがあるんです」

良子「ふぅん…」

シャミ子「おすすめはちくわ天です!特別に私のを丸々一本進呈しちゃいましょう!」

桃「良ちゃん、私のかしわ天も1個どうぞ」

良子「ありがとう、二人とも…でも大丈夫。良、あんまり食欲ない…」

シャミ子「そ、そうですか…」

良子「はぁ…」

桃「シャミ子、ちょっと向こうで話せるかな?」ボソッ

シャミ子「あ、はい」

シャミ子「良、お姉ちゃん達ちょっと向こうでお話してきます」

シャミ子「食欲なくてもちゃんと食べなきゃダメですよ。良は寒い中を歩いて身体が冷えてるんですから」

良子「うん…いってらっしゃい…」チュルル

シャミ子「…」



88:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 01:13:01.251 ID:Sgi+RiJB0

シャミ子「良、いったいどうしちゃったんでしょう。ミカンさんと喧嘩でもしたんでしょうか…」

桃「あの二人が喧嘩になんてなると思う?」

シャミ子「確かに想像できません」

桃「仮に喧嘩があったとしても、面倒見のいいミカンが小学生の良ちゃんをこんな時間にほったらかして一人で帰すなんてありえないよ」

シャミ子「そうなると、あとは…」

桃「まぁ、考えられる可能性で一番が高いのは、またミカンの呪いが出たんだろうね」

シャミ子「やっぱりそうなんでしょうか…」

シャミ子「あれ?そういえば良ってミカンさんの呪いのこと知りませんでしたっけ」

桃「うん。良ちゃんには伝えそびれてるってこの間ミカンが言ってたから」



89:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 01:16:37.743 ID:Sgi+RiJB0

シャミ子「もし呪いが原因だとして、図書館でそんなにミカンさんが動揺することってありますかね?飛び出す絵本でも読んだのでしょうか」

桃「いや、そのことなんだけど…少し気になる事があって…」

シャミ子「なんです?気になる事って」

桃「うん…良ちゃんのプライバシーに関わる事だから黙ってようと思ったんだけど…仕方ないか」

桃「あのね、良ちゃんは多分ミカンのことが…」ゴニョゴニョ

シャミ子「え…えええっ///そんなっ///」

シャミ子「そ、それ確かな情報なんですか?良がミカンさんに想いを寄せてるって…///」

桃「本人に直接聞いたワケじゃないから言い切る事は出来ないけどさ」

桃「ただその…良ちゃんもなんやかやでシャミ子と同様、分かりやすいところは本当に分かりやすいから…」

シャミ子「うっ…確かに心当たりはある…」



90:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 01:20:06.216 ID:Sgi+RiJB0

桃「今日、良ちゃんは何かしらのかたちでミカンに想いを打ち明けた。それを受けてミカンは動揺してしまった」

桃「呪いを抑えるのに必死なミカンは、良ちゃんを逃がそうとした。でも事情を知らない良ちゃんには拒絶されたようにしか思えない」

桃「そう考えれば、良ちゃんのあの落ち込みようも説明がつくんじゃない?」

シャミ子「まるで見てきたように言うんでうね。確かにありうる説ですが…」

シャミ子「でもやっぱり信じられません。良はまだ小学生ですよ?そもそも女の子同士じゃないですか」

桃「なに言ってるの。恋に歳の差も性別も関係ないんだよ!」キリッ

シャミ子「……桃、今のって自分で言って恥ずかしくなっちゃうヤツじゃないですか?」

桃「自分で言って恥ずかしくなっちゃってるヤツです///お願いだからスルーしてください///」



92:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 01:25:34.782 ID:Sgi+RiJB0

シャミ子「あの、確かなことはミカンさんに連絡して直接聞いてみればよいのでは?」

桃「ダメ。さっきから何度もかけてるけど出ない。たぶん図書館にいたから着信音切ってるんだと思う」

シャミ子「そうですか。どうしましょう…とりあえず桃の説が正しいなら良の誤解は解いてあげたいです…」

桃「そうだね。でも良ちゃんが何があったか言いたがらないのに、唐突に呪いの話をするのも…」

シャミ子「なにか不都合ありますかね?」

桃「いや、今の良ちゃんは失恋の傷を負ってるんだよ?ミカンの呪いを説明するとなると、その事にも触れなきゃいけなくなる」

桃「失恋したことなんて、自分の姉や、ましてや姉の友達になんか知られたくないのが普通だと思うんだ」

桃「これはかなりデリケートな問題だから、下手なことをするとかえって良ちゃんの心の傷を広げかねない…」

シャミ子「それなら、私達が会話のなかでさりげなくミカンさんの呪い体質について触れるのはどうでしょう?」

桃「悪くないアイデアだと思うけど…シャミ子に『さりげなく』なんて出来るの?」

シャミ子「み、みくびるなあーっ!キサマこそおくれを取るなよ!ゆくぞっ!」



94:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 01:31:38.621 ID:Sgi+RiJB0

シャミ子「いやぁ、どうもどうも、お待たせしちゃって」

桃「一人にしちゃってごめんね良ちゃん」

良子「おかえり…」

シャミ子(おうどん全然減ってない…)

桃「…と、ところでシャミ子さん!最近朝晩すっかり冷え込むようになりましたね!」

シャミ子「そ、そーですね!朝なかなかお布団から出られませんものね!」

桃「私、乾燥肌な体質だから、この時期お肌がカサカサしがちなんだ!いやぁ、せっかくのピーチスキンも形無しだね!」

シャミ子(桃!演技がワザとらしすぎです!ヘタクソかっ!)

シャミ子「そ、それくらい全然マシな方ですよ。私なんか頭部から角が生えてる体質なものだから、寝返りもロクに打てなくて!」

桃(シャミ子!大根役者にもほどがある!ヘタクソかっ!)



97:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 01:37:06.878 ID:Sgi+RiJB0

良子「…」チュルン

シャミ子「え、ええっと…」

桃「そ…そうそう!体質といえばミカンの──」

良子「…お姉と桃さんは、本当になかよしなんだね」

桃「えっ?ま、まぁ…なかよしと言われれば、そう、かな…」

シャミ子「宿敵同士ですけどね。は、はは…」

良子「そう…宿敵同士なんだよね。まぞくと魔法少女って…」

良子「それでもお姉は、桃さんとずっと仲良くできるの…?」

シャミ子「良…?」



98:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 01:41:51.976 ID:Sgi+RiJB0

良子「だってそうでしょう?良たちの封印を解くには魔法少女の生き血が必要なんだよね」

良子「…もし、良が封印を解いてってお願いしたら、お姉は桃さんやミカンさんを倒してくれるの…?」

シャミ子「な、何を言い出すんですか…突然…」

良子「良とおかーさんか、桃さんとミカンさんなら、お姉はいざという時どちらか選べるのか教えて欲しい」

桃「…」

シャミ子「良…それ以上言ったらお姉ちゃん怒りますよ…!」ワナワナ

桃「シャミ子落ち着いて。良ちゃんが言いたいのは多分そういう事じゃなくて──」

良子「…いつかそういう決断の時が来るって分かってても、お姉は桃さんとなかよしでいられるの?」

シャミ子「黙りなさい!見損ないましたよ!良がそんな子だとは思いませんでした!」

シャミ子「なんですか失恋くらい!ミカンさんに振られた腹いせにお姉ちゃんをけしかけようたって、そうは問屋がおろしませんよっ!」

桃(全部言っちゃったーっ!?)



100:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 01:47:01.945 ID:Sgi+RiJB0

良子「し、失恋って…お姉、なぜそれを…?」

シャミ子「侮らないでください。良のことは、お姉ちゃんぜーんぶお見通しです」

桃(見通したのは私なんだけどなぁ…)

シャミ子「いいですか良、確かに私と桃は宿敵同士です」

シャミ子「もちろん、いつの日か必ず決着はつけます。でもそれは桃が憎いからじゃなく、桃に認めて欲しいからです」

桃「///」

シャミ子「それから封印解除の方法については、何か他の方法を探させてください」

シャミ子「その代わり、良が今の生活に不自由を感じているなら、お姉ちゃんもっとバイト増やして良の欲しい物なんでも買ってあげますから」

シャミ子「桃とはずっとなかよしですし、いつか決着もつけます。魔法少女の生き血の要らない封印解除の方法も探すけど、良に不自由もさせません」

シャミ子「あっちをたてればこっちが立たず、なんて知ったこっちゃありません。まぞくは欲張りに生きてこそです!」

良子「お姉…」



102:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 01:51:33.546 ID:Sgi+RiJB0

シャミ子「だから、さっきみたいな悲しい事はもう言わないでください。いつものいい子の良に戻ってください、ね」

良子「う…ううっ…」ジワッ

桃「…違うんだよシャミ子。良ちゃんはね、自分がまぞくだから魔法少女のミカンに受け入れて貰えなかったんじゃないかと不安になったんだ」

桃「それで、シャミ子と私の絆に嘘がないか、確かめたかったんだよね?」

良子「……うん」コクン

シャミ子「ええっ!?そ、そういうことだったんですか…ごめんなさい良。怒鳴ったりして…」

良子「いいの。お姉が魔法少女の桃さんのために本気で怒れるんだって分かったから」

シャミ子「良…」

桃「良ちゃん、私の親友のことを好きになってくれてありがとう」

良子「///」

良子「でも良、さっきミカンさんに嫌われちゃったから…」

桃「そうじゃないんだよ。実はミカンはね──」



103:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 01:54:25.168 ID:Sgi+RiJB0

良子「そうなんだ…そんな呪いが…」

良子「ミカンさん、可哀そう……」

良子「だけど、嫌われたんじゃなかったんだ…」

良子「よかったぁ…よかったよぉ……」ジワッ

桃「ミカンは、そんな風に良ちゃんの気持ちをないがしろにするような子じゃないよ」

良子「うん。そうだよね。ミカンさんが優しい人だって知ってた筈なのに…」ゴシゴシ

桃「さっき、やっとミカンと連絡が取れてね。マルマに居るって伝えたから、今こっちに向かってるんだって」

桃「あの子、良ちゃんのことすっごく心配してたよ」



105:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 02:00:27.755 ID:Sgi+RiJB0

良子「ミカンさん、ここに来るんだ…」

桃「気まずい?」

良子「すこし…」

桃「わかるよ。でも、いま良ちゃんのミカンへの気持ちって宙ぶらりんになっちゃってるよね?それって、一番ツライ状態だと思う」

桃「余計なお世話かもしれないけど、もう一度正直な気持ちを伝えて、ミカンの返事を貰うべきだと、私は思うな」

良子「桃さんがそう思うなら、そうしてみようかな…」

桃「よし。いいこ」ナデナデ

良子「///」

桃「……ほら、意中の人が来てくれたよ」


ミカン「良ちゃん!ケガはなかった!?」


良子「ミカンさん…」

良子「うん。ミカンさんが気遣ってくれたからなんともなかったよ」



106:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 02:03:55.013 ID:Sgi+RiJB0

ミカン「そう。私の呪いのこと、桃から聞いたのね…教えてなくてごめんなさい。驚いたでしょう?」

良子「ううん。良の家だって封印があるし、呪いも似たようなものでしょ?気にしないでいいと思う」

良子「良の方こそ、知らなかったとはいえミカンさんを動揺させるようなこと言っちゃってごめんね」

ミカン「い、いいのよそのことは///そこを謝られちゃうと…ねぇ…///」

良子「えへへ///」

桃「…良ちゃん、ちょっと場所を変えようか。あと、少しだけミカン借りるけどいいかな?」

良子「あ、うん。いいよ」

桃「それじゃミカン、ちょっと顔貸して貰おうか」ズイッ

ミカン「な、何かしら桃…?顔が恐いわ…私シメられるの…?」



108:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 02:07:31.375 ID:Sgi+RiJB0

~ショッピングセンターマルマ 屋上~


桃「さっきの電話の話だけど」

ミカン「え、ええ…」

桃「良ちゃんを魔法少女に勧誘したんだって?」

桃「なんで勝手なことするのかな。その件は二人で話し合って決めていこうって言ったはずだよね?」

ミカン「ごめんなさい…私ったら、ひとりで浮かれちゃって…」

桃「はぁ…まぁ今はこの話は置いておこう。もっと大事なことがある」

ミカン「ええ…ところで桃、なぜに屋上なのかしら?すこし寒いんだけど…」

桃「寒いのは浮かれて肩なんて出してるからだよ。ミカンは今から良ちゃんの告白を受けるんだから、フードコートじゃムード出ないでしょうが」

ミカン「そうなのよね…私、良ちゃんになんて言って応えてあげれば…」



109:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 02:11:35.881 ID:Sgi+RiJB0

桃「…ミカンは良ちゃんのことをどう思ってるのかな」

ミカン「そりゃ大好きよ。可愛いし、いい子だし、本当の妹みたいに思ってるわ!」

ミカン「妹みたいに、思ってるのよ……」

桃「その気持ちが、この先恋に変わる望みはない?」

ミカン「……酷なようだけど、女の子を本気で好きになれるほどノーボーダーにはなりきれないわね」

ミカン「だいたい、良ちゃんはまだ小学生じゃない」

桃「最近はそういう年頃の子が好きな人達も珍しくないみたいだけど」

ミカン「そういう年頃の子が好きな人達と一緒にされるのは心外だわっ!」



111:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 02:15:24.289 ID:Sgi+RiJB0

桃「…壊しちゃいけない笑顔もあるって思わない?」

ミカン「思うけど、私にはその笑顔を最後まで責任もって守り切る自信がないもの…」

ミカン「そもそも、良ちゃんの私に対する想いだって、本当に恋と呼べるものなのかしら…」

桃「どういうこと?」

ミカン「ほら、あの年頃の女の子にはよくありがちじゃない」

ミカン「美人でなんでもそつなくこなせる年上のお姉さんに対する憧れを、恋心と勘違いしちゃうこととか」

桃「…それ、自分で言っちゃうんだ」

ミカン「自分で言っちゃったわよっ!もうっ///」



113:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 02:22:26.664 ID:Sgi+RiJB0

桃「はぁ。もうミカンの中で答えは出ちゃってるんだね。ならもう何も言わないけど」

桃「それならそれで、ミカンの気持ちはきちんと伝えるべきだと思う」

桃「良ちゃんを傷つけたくないとか、そういう考えはいらない」

桃「小さな子だろうと、ちゃんと対等の相手として認めて接してあげないと」

桃「そうしないと彼女は、本当のところが分からなくて、もっともっと傷つくことになる」

桃「その傷って、成長してもいつまでもずっと心に残ってしまうものだから…」

ミカン「桃…」

ミカン「あのね桃…桜さんはきっとあなたのことを…」

桃「…今は良ちゃんの話をしてるんだよ」

ミカン「……そうだったわね」

ミカン「まかせて、しっかりやってくるから。ありがとう親友。いいアドバイスだったわよ」

桃「そうそう。とはいえ、くれぐれも良ちゃんを闇堕ちさせるような断り方はしないこと。あの子にもまぞくの血が流れてるんだから」

桃「あと、良ちゃんに何かキュンとくること言われても、呪いを抑えなきゃダメだよ?」

ミカン「な、なんでわざわざプレッシャーかけるようなこと言うのよっ!」



114:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 02:27:29.628 ID:Sgi+RiJB0

シャミ子「……良はミカンさんのことが好きだったんですね。お姉ちゃん、鈍感だから気付いてあげられなかった」

良子「ううん…良の方がお姉やおかーさんに気付かれないよう隠してたんだもん」

良子「だってお姉、変に思うでしょ?女の子なのに女の子のことが好きだなんて…」

シャミ子「変なんかじゃありません。前にも言ったでしょう?誰かを好きになる事がいけない筈がない、って」

良子「…うん。お姉が本気でそう思ってくれてるなら、良は自分の気持ちに自信が持てるよ」

シャミ子「私、実はとっても嬉しいんですよ。良がそこまで好きになれる相手を見つけてくれて」

シャミ子「良はいつも私の為になろうと頑張ってくれて感謝しています」

シャミ子「でも、ほんとはね…良にはなるべく、良自身が心から好きになれる物事や誰かに巡り合って欲しいと思っていたんです」

良子(…お姉のお手伝いだって、良はそれが好きだからやってるんだけどな)



115:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 02:31:37.438 ID:Sgi+RiJB0

シャミ子「そういえば、桃から聞きましたよ。ミカンさんに魔法少女に誘われたって」

良子「う、うん。でも良は…」

シャミ子「……なってもいいですよ。魔法少女」

良子「えっ」

シャミ子「大好きなミカンさんのそばで、桃ともいっしょに、良もこの街を守る事に協力してあげてください」

シャミ子「必要なら、おかーさんやごせんぞのことも私がちゃんと説得してあげます」

シャミ子「なぁに、遠慮は要りません。なにせお姉ちゃんは、良が魔法少女になったからといって態度を変えるような器の小さなまぞくではないからな!」

良子「お姉…なんでそこまで…」



117:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 02:35:56.871 ID:Sgi+RiJB0

シャミ子「良には幸せになってほしいんです。私のたったひとりの大切な妹なんですから」

良子「あ、ありがとう。お姉……」

良子「良、今ので気持ちが固まった」

シャミ子「……それはよかったです」

シャミ子「あ、あちらのお話も終わったみたいですよ」


桃「ごめん二人とも。待たせちゃったね」

桃「ほら、ミカン」

ミカン「え、ええ。後でまた連絡するから下で待ってて」

桃「ゆっくりでいいよ。それじゃ行こうか、シャミ子」

シャミ子「はい。良、しっかりやるんですよ!」

良子「うん。お姉、応援してて」

桃「良ちゃん、ミカンに思ってること全部ぶつけちゃっていいからね」

良子「桃さんもありがとう…」



119:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 02:40:34.710 ID:Sgi+RiJB0

ミカン「///」

良子「///」

ミカン「あ、あのっ…!良ちゃん、呪いのこと伝えそびれていて、本当にごめんなさい」

ミカン「いつだったかしら、映画館の前であなたに会った時に言っておくべきだったのよね。なのに私、くだらない見栄を張ってしまって…」

ミカン「そのせいで良ちゃんを危ない目に遭わせるところだった。ダメよね…」

良子「それはもういいの」

良子「でもそういえば、あの時本当はなんの映画を見ていたの?」

ミカン「ああ。ゾンビ映画よ。ゾクゾクしたり、ビクッとするシーンがたくさん映るでしょ?」

ミカン「それで、時々度胸をつける為にああやって映画館に通っているのよ」

良子「そうだったんだ」

ミカン「おかしいでしょ?良ちゃんから見ればだいぶ年上の私が、そんな風にこそこそ特訓してるなんて」



120:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 02:46:07.126 ID:Sgi+RiJB0

良子「なんで?自分の苦手なこと克服しようと頑張ってるんでしょ?」

良子「全然おかしくなんてない。むしろ素敵。良、ミカンさんのこともっと好きになった」

ミカン「良ちゃん…///」

ミカン「おほん。そんないいものではないわよ。私、良ちゃんが思ってくれてるようなデキる女じゃないと思う」

ミカン「根が小心者だから、ちょっとしたことですぐ取り乱して周りに迷惑かけてばかりだし…」

良子「そんなこと言わないで」

良子「それに、その言い方は良に自分のことを諦めるよう誘導してるみたいに聞こえるよ?」

ミカン「そ、そんな風に聞こえた!?そういうつもりで言ったんじゃないのだけど…」ギクッ

良子「それじゃあ良の気持ち、受け止めてくれるの!?」ズイッ

ミカン「ぐ、ぐいぐい来るのね…ちょっと落ち着きましょうか…」タジタジ

良子「良ね、これからは欲しいものを手に入れる為ならとことん貪欲に行動しようと思うんだ」

良子「まぞくは欲張りに生きてこそだって、お姉が!」

ミカン「そ、そう…」



121:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 02:48:54.081 ID:Sgi+RiJB0

ミカン「その、改めて聞くけど、良ちゃんが私に望んでいる関係って、具体的にどういったものなのかしら?」

良子「えっとね…///」

良子「目下のところでは、ミカンさんとちゅーがしたい!」

ミカン「んなっ///」

良子「あと、良が働いてお金を稼げる年齢になったら、二年間の同棲を経てお互いの理解をさらに深めたい!」

ミカン「ど、同棲の期間までもう決めているとは…」

良子「そしてその後、二人でオランダ国籍を取得しよう!」

ミカン「なぜにオランダ…?」

良子「むこうは同性婚に理解のある国で有名なの!」

ミカン「そ、そう…良ちゃんとお話するとなにかと勉強になるわ……」

良子「///」

ミカン(具体的に教えてとは言ったけど、すでにそこまで具体的なヴィジョンが出来上がっているとは…)



123:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 02:54:33.217 ID:Sgi+RiJB0

ミカン(はぁ。やっぱり良ちゃんは色んな意味でしっかりしてる…)

ミカン(桃の言う通り、子供だましな返事なんかしても、きっと簡単に見抜かれてしまうでしょうね)

ミカン(欲しいものの為にとことん欲張りになる、それがまぞく流…か)

ミカン(それなら私も、魔法少女として誠意をもって良ちゃんの気持ちに応えなきゃいけないわ)

ミカン(本当のことを知らされないまま想いのやり場を失ってしまった桃と同じ傷を、良ちゃんにも負わせてしまわない為に……)



124:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 02:58:13.067 ID:Sgi+RiJB0

ミカン「良ちゃん、私はね」

良子「う、うん…」ゴクリ

ミカン「私は、良ちゃんのことを、お友達とか、妹みたいにしか見られない」

ミカン「正直それ以上の関係は私には考えられないの。ごめんなさい」

良子「……」

良子「そう、だよね。やっぱり、良とミカンさんとじゃ、色々と無理があるよね……」

良子「…ありがとう、ミカンさん。はっきり答えが聞けて、よかった」

ミカン「良ちゃん…私、お友達としてのあなたは本当に大好きで…」

ミカン(ああ…!こんなフォローしてもきっと意味がないわ…)



125:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 03:01:19.079 ID:Sgi+RiJB0

良子「そうだ、ミカンさん。良もお返事しないと」

ミカン「えっ」

良子「良、お姉とお揃いのまぞくがいいから、魔法少女にはなってあげられない。ごめんなさい」

ミカン「…そう。わかったわ」

ミカン「ふふっ。私の魅力も大好きなお姉さんには敵わないみたいね」

良子「うん。そこは譲れない、かな」

良子「それが良の正直な気持ちだから…」

ミカン「はっきり言ってくれるわね。そこは素直に妬けちゃうかな」

良子「…その言葉が聞けただけで、ミカンさんに想いを伝えてよかったな」

ミカン「…あのね、良ちゃん。辛い思いをさせてしまったのなら、今は無理しなくても──」


良子「ミカンさん」

ミカン「は、はい!何かしら」ドキッ


良子「良の想いを知ったとき、呪いが出るほどドキドキしてくれて、嬉しかったよ」

ミカン「///」

ミカン「……不意打ちでそういう破壊力高いこと言われたら、また出ちゃうわよっ///」



127:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 03:04:21.869 ID:Sgi+RiJB0

~魔法少女のかえりみち~


桃「…もう少しゆっくり話してきてもよかったんだよ?」

ミカン「そのつもりだったのだけど、良ちゃんの方から切り上げられちゃって」

ミカン「『フラれた子が、いつまでも未練たらしく相手の厚意に甘えてちゃいけないの』だって」

桃「…まったく、たいした子だよ良ちゃんは」

ミカン「ほんとよね」

ミカン「桃、誰かを振るのって、とても苦しいものなのね…」

桃「…そうなんだ」



128:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 03:07:25.036 ID:Sgi+RiJB0

ミカン「あの後、良ちゃんに色々言葉をかけてあげたけど、すべて上滑りしている気がしたわ…」

ミカン「それどころか私、良ちゃんが闇堕ちしちゃわないか、そればかり気にしてたと思う。嫌な女よね…」

桃「でも良ちゃんは、闇堕ちなんてしなかった」

ミカン「ええ。きっと泣き出したかったでしょうに、気丈に堪えてるみたいだった…」

ミカン「あの年でなかなか出来ることじゃない。本当に素敵な子だと思うわ」

桃「…逃がした魚は大きいって思ってる?」

ミカン「そうかもね…」

桃「今さら後悔したって遅いよ」

ミカン「…なんだか今日の桃、トゲがあるわね」

桃「みんなの妹の良ちゃんを悲しませるようなヒドいお姉さんには相応しい仕打ちだよ」

ミカン「…はい。甘んじて受け入れます」



129:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 03:11:51.871 ID:Sgi+RiJB0

桃「そうだミカン、もう一度聞くんだけど」

ミカン「なにかしら」

桃「どうして良ちゃんをそこまで積極的に魔法少女に勧誘しようとしてたの?」

桃「良ちゃんの素質がずば抜けていたからって理由だけ?あまり穏健派のミカンらしくないと思ったんだけど…」

ミカン「それは…」

ミカン「良ちゃんが魔法少女になったら、きっと昔のあなたみたいで可愛いと思った…だから誘ってみたのよっ///」

桃「そ、それだけ…?」

ミカン「それだけよっ///悪いっ!?」



130:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 03:16:45.864 ID:Sgi+RiJB0

桃「わ、悪いって…悪いでしょ、それは…」

桃「だ、だって要するにミカンは、良ちゃんを通して昔の私を見てたって事になるじゃないか…」ヒクヒク

ミカン「桃…?」

桃「そ、そういうのって…よくないと、思うよ…///」ニヨニヨ

ミカン「な、なにその『怒りたいのかニヤけそうなのか微妙な表情』は…」

ミカン「…ごめんなさい。正直かなりキモいわ」

桃「キモい!?」

桃「……そういえばミカン、晩ご飯まだだったね」

桃「私達だけ先に食べちゃったから、帰ったらお詫びに私が何か作ってあげるよ」

ミカン「ちょ…!それって怒ってるの?労ってるの?どっち?」

桃「そんなの自分でも分かんないよ」

桃「…女心はフクザツなんだ」



131:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 03:21:29.995 ID:Sgi+RiJB0

~まぞくのかえりみち~


シャミ子「良、もうすこしゆっくり帰りませんか」

良子「でも、遅くなるとおかーさん心配しちゃうから…」

シャミ子「お家にはさっき連絡しておいたから、少しくらい大丈夫ですよ」

良子「だけど、明日は学校もあるし…」

シャミ子「…良、明日くらいは学校休んでもいいんですよ?」

良子「どうして?良、ズル休みはしないよ」

シャミ子「どうしてって…」

良子「~♪」

シャミ子「…良、本当に平気なんですか?」

良子「……」

良子「平気なワケ、ないでしょ…!」ポロポロ

シャミ子「良…」



132:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 03:26:43.918 ID:Sgi+RiJB0

シャミ子「そうですよね…当然です。お姉ちゃん、バカなこと聞いちゃいました…」

良子「ひっく…ミカンさんに断わられた時、良すっごく悲しかった…泣き出したかった…」

良子「でも、良が泣いたりしたらまたミカンさんを動揺させちゃうから、ずっと我慢してたの…!」ポロポロ

シャミ子「……本当にミカンさんのことが好きなんですね」

良子「うっ…ひぐっ…」ポロポロ」

シャミ子「…よしよし。良は立派です。お姉ちゃん、良のことが誇らしいです」

良子「違う…ぜんぜん、立派なんかじゃない…!」

良子「良、甘かった……」

良子「これだけミカンさんのこと想ってるんだから、きっと受け入れて貰えるって、心のどこかで期待してた…!」

良子「いつもみたいに落ち着いて判断できなくなってた…子供だった…」

良子「良、もっともっと色んなこと上手くこなせるようになりたい…!大人になりたい…!」

良子「そうじゃなきゃ良、将来お姉を支える立派な参謀になんてなれっこない…!」ポロポロ



133:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/15(日) 03:30:26.703 ID:Sgi+RiJB0

シャミ子「……なに言ってるんですか。良はまだ子供です。今はそれでいいんです」ギュ

シャミ子「お姉ちゃん、まだまだ早く走れません。良ばかりどんどん先に行かれたら不安になっちゃいます」

良子「お姉…」

シャミ子「私を支えてくれるつもりなら、どうせならすぐそばにいて支えてください」

シャミ子「お姉ちゃん、そうしてくれた方がずっとずっと嬉しいです」

良子「お姉ぇ…」ジワッ

良子「うわああああぁぁぁぁぁ…!うわああああぁぁぁぁぁん…!」



頑張ったな良子!今日の経験はいつかきっと君を優しく強い女性にしてくれる!

ともあれ今日のところはお姉ちゃんにたっぷり甘えて心身の回復を図るんだ!



元スレ
吉田良子「ミカンさん素敵だな///」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1576325448/
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         コメント一覧 (17)

          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月15日 13:43
          • 長かったぜ…
            ミカ良という新しい可能性だったね…
            桃ミカンの魔法少女タッグにフォーカスしてるのも珍しい
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月15日 15:05
          • 安直にくっつける作者が多い中ちゃんとしてて良いなと思った(語彙力が足りない)
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月15日 15:10
          • 尊かった‥
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月15日 16:30
          • この桃はできるもんも
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月15日 17:51
          • 時来てるぞ!!
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月15日 20:13
          • これなら本来の意味での同人誌が一冊書けるぞ
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月15日 20:45
          • すげえクオリティ高いな
            もんもが格好良くて濡れる
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月15日 21:11
          • ポテサラの辺りで詳しいなおいと思って草生えた
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月15日 22:04
          • 良ちゃんは肩を出した状態でウインクすれば大抵のまぞくと魔法少女は落ちるよ
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月15日 23:14
          • 素晴らしい作品だぁ…
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月15日 23:51
          • 尊切ない…
            シャミ桃の安定感も合わさってとても素敵だった
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月16日 02:49
          • 桜さんとの関係に言及する部分でただもんじゃねえなって。いや全体的にただもんじゃねえわ
          • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月16日 03:21
          • 良い雰囲気で読んでて心地良かった…
            ありがとう
          • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月16日 12:11
          • 関係ないがアニメだと良ちゃんのご立派様って控えめだよな
          • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月18日 18:42
          • 短いネタSSが多いまちカドまぞくSSの中でこれくらい読み応えあるのがくると嬉しい。ネタも好きだけど。
          • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月23日 01:00
          • なんだこれ。クオリティ凄いな。表紙描いてコミケに出そう。出していこう。
          • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月29日 17:52
          • 良作(うまいこと言った)ですわ
            うまく言えないけどセリフが原作でもありそうで好き

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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