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男「幽霊にストーカーされてる…助けて」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:39:25.40 ID:L93X+lHuO

男「本当なんです。いつも気がつくと幽霊が僕をじっと見てる」

医者「はぁ」

男「昼夜問わず。神出鬼没なんです」

医者「はぁ」

男「おかげでどこへ行くにもビクビクして…ちなみに今はいないみたいですけど」

医者「はぁ」

男「(…やっぱりここもダメか…僕は頭がおかしくなってしまったんだろうか)」

男「…はぁ」

医者「はぁ」



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:43:52.40 ID:L93X+lHuO

○月×日(月)

今日も病院へ行ってみたけどやっぱりダメだった。
僕はどうやら本格的に頭がおかしくなってしまったようだ。

病院からの帰りにもあの幽霊を見た。
電柱の影から僕をにらんでいた。
叫び声をあげて周りの人に変な目で見られた…。
やっぱりアレは他の人には見えないらしい。

お気に入りの写真集を見ながら寝ることにしよう。
少し落ち着かなきゃ。



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:45:32.17 ID:L93X+lHuO

翌朝 火曜日

男「…あ」

男「時間…寝坊しちゃった…」

男「もういいや…今日は大学さぼっちゃおう」


男「ふぁ~~ぁ…」

男「……今日は外に出ないから幽霊見ないですむな…」

幽霊「そうはいかない」

男「!!!!!」



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:46:18.91 ID:L93X+lHuO

男「うわぁあああああああああああああああああああ」

幽霊「あぁびっくりしてるね」

男「ああああああああああああああああああああああ」

幽霊「話し掛けるのは初めてだもんね」

男「ああああああああああああああああああああああ」

幽霊「家の中で会ったのもね」

男「ああああああああああああああああああああああ」

幽霊「ちょっとお前うるさい」

男「ごめん」



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:48:01.55 ID:L93X+lHuO

男「あなた…いつも僕のこと…その…ストーカーしてる…」

幽霊「そうです私がストーカー幽霊です」

男「あああああ」

幽霊「幽霊です」

男「いやあああああ」

幽霊「あんた霊感あるくせに怖がりね」

男「だって急に部屋ん中に出てきたりするから…」

幽霊「え?前からたまに来てたよ?」

男「きゃああああ」

幽霊「見つかんないようにしてた」

男「いやぁああ恥ずかしいいいい怖いぃいいいい」

幽霊「(…いろいろと見させてもらったことは黙っておこう)」



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:49:26.31 ID:L93X+lHuO

幽霊「でも話かけるのは今日が初めてだね」

男「なんで普通に話せるの君幽霊なのに」

幽霊「幽霊が話せちゃいけないの」

男「いけなくないけど…急に出てきて話し掛けたら僕がびっくりしちゃうでしょうが!あなた常識ないんですか!」

幽霊「だって私が見えたらあんたいつも走って逃げたじゃない。話かける暇なかったもん」

男「怖いもの!あなた怖いもの!!」

男「ものかげからじと~っとにらまれたら怖いもの!もう本当やめて!!」

幽霊「(にらんでるつもりは…なかったんだけどな…)」



13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:50:54.49 ID:L93X+lHuO

男「えっと…もうアパートには入って来ないでください」

幽霊「えー」

男「あと出ていってもらう前にいくつか質問があります」

幽霊「うん」

男「答えたら速やかに退室してください」

幽霊「ううん」

男「まず一つ。なんで僕のことストーカーするんですか?」

幽霊「あんたしか私のこと見えないもん」

男「やっぱり僕だけしか見えないんだ」

幽霊「うん」

幽霊「私のこと見えないやつにちょっかい出したって意味ないでしょ」

男「確かに」

幽霊「OK!次!」

男「yeah」



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:52:34.99 ID:L93X+lHuO

男「ネクスト!行くぜ!〇〇県のラジオネーム幽霊に好かれた男さんからの質問!」

幽霊「OK!good boy!!」

男「あなた幽霊ですよね?」

幽霊「YES幽霊です。うらめしや~」

男「全然怖くない。じゃあなんで足があるんです?」

幽霊「えっ足ある?嘘?」

男「ほんとほんと。ほら、スカートちょっと上げてみ」

幽霊「…あっ」

男「でしょ?」

幽霊「ほんとだねー!」

男「ほんとでしょー?」

幽霊「うふふ」

男「えへへ」

男「……」

男「…なにこれ」



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:54:47.16 ID:L93X+lHuO

男「危ない危ない…雰囲気でこのまま受け入れそうだった」

幽霊「チッ」

男「うわっ今の顔怖いです!もう…」

幽霊「ちょっ…一応女の子なんだからやめてそういうの」

男「ごめんなさい」

幽霊「幽霊だってなぁ怖い怖い言われてたら凹むっちゅーの」

男「はぁ」

幽霊「幽霊だってなぁもっとおしゃれしたり友達とパフェ食べたり」

男「はぁ」

幽霊「プリクラ撮ったりお祭り行ったりパフェ食べたりしたいっちゅーの」

男「あーパフェが食べたいんだ」

幽霊「うん」



18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:57:45.40 ID:L93X+lHuO

幽霊「解決!OK!次!質問!come on!」


男「yeah…いやもういいよ」

幽霊「?」

男「もういいです。出ていってください、あとそれから」

男「もう僕のこと付け回すのやめてください」

幽霊「やだ!」

男「ダメです」

幽霊「やだやだやだ!」

男「だめだめ」

幽霊「やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ」

男「だめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめ」

幽霊「…やだぁ…」グスッ

男「ちょっ…泣くのは…」

幽霊「うう…やだ…」ズズッ

男「え…なにこれ…僕が悪いのこれ」



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:58:56.40 ID:L93X+lHuO

男「泣くのやめて僕が悪かったからやめて」

幽霊「何よあんた…あたしの気持ちなんて全然わからないくせに…」グスッ

男「いや…泣かせたのは悪かったなぁと…すみませんでした」

男「死んでいるとはいえ女の子は女の子だし…泣かしちゃいけないですよね、女の子は」

男「ごめんなさい」ペコッ

幽霊「……」ズズッ

幽霊「(…こいつ…もう少し押したらいけるな)」



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:00:27.85 ID:L93X+lHuO

幽霊「私ね、一人ぼっちなの」グスッ

男「…」

幽霊「誰も私のことに気付いてくれない」

男「うん…」

幽霊「寂しくって…だからついあなたのことを付け回したりしたの…」

男「そうだったんですか…」

男「…なんか僕、君のこと誤解してたみたいだ…ごめんなさい、冷たいことを言ったりして」

幽霊「ううん、いいの」ニコッ

男「(あ)」

男「(笑うと可愛い…)」



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:01:38.52 ID:L93X+lHuO

幽霊「あなたいい人ね、私みたいな幽霊の話ちゃんと聞いてくれるなんて…」

男「いえいえそんなとんでもない」

幽霊「あなたみたいな人とずっと一緒にいられたらいいのにな…」

男「!!!!!」

男「ええっ!?何!?どっどういうこと!?」

幽霊「私…あなたのこと好きになっちゃったみたい」

男「」

幽霊「?どうしたの?」

男「(うっ生まれて初めて告白されてしまった…!)」



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:02:34.17 ID:L93X+lHuO

男「(幽霊とはいえ…可愛い女の子に……)」

幽霊「あなたと一緒にいたいの…だめ…?」

男「(いやダメだ!!僕にはもう心に決めた人が…!)」

男「いや…でも…うぅ」

幽霊「(…もう一押し)」

幽霊「お願い…」ウルウル

男「う…わかった!わかりました!!好きなときに出入りしていいから…」

男「そ…そんな目で見つめないで…もう…」

幽霊「(計画通り!!!)」



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:04:18.16 ID:L93X+lHuO

幽霊「よっしゃおらぁああ!!!じゃあ今まで通りこの部屋は私も出入りOKてことで!よろしく!!」

男「へ?あれ?」

幽霊「いい暇つぶしになるわー!わーい」

男「あれ?さっきまでメソメソしてたのに」

幽霊「ねえ私専用のスペース作ってよ!」

男「急にキャラ変わった…?」

幽霊「あんたアホね」

男「へ」

幽霊「女の涙の80%は嘘でできています」

男「するってえとなるほど、ぼかぁ騙されたんだな」

幽霊「そうなんだな」

男「えへへ」

幽霊「えへへ」

男「何でこんなことに」



25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:05:21.30 ID:L93X+lHuO

○月×日(火)

今日幽霊が家に来た。
ショック死するかと思った。

彼女は僕の家に居座るつもりらしい。

好きだなんて言われて舞い上がってしまって
つい出入りを許可してしまった。

やっぱり出ていけと言ったら追い出せば呪い殺すと脅された。

しょうがないからしばらく一緒にいてみようと思う。

大学は休んだ。



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:06:37.06 ID:L93X+lHuO

翌朝 水曜日

幽霊「おはようございまーす!」

男「zzz」

幽霊「おはようございまーす!!」

男「zzz」

幽霊「おはようございみゃーす!!!」

男「zzz…ムニャ…」

男「ん…ちょっとお~…人前でベタベタするなって…ウフフ…」

男「可愛いお口にクリームがついてるよ…僕が舐めとってあげる…ウヒヒ…」

幽霊「うわっ」

幽霊「なにコイツきっしょ…」

幽霊「もう知らない!大学遅刻しちまえ!!」ペシッ

男「フガッ!…zzz…」

幽霊「チッ」



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:08:01.22 ID:L93X+lHuO

男「ちょっとぉおー!!」

幽霊「なに」

男「何で起こしてくれなかったんですか!!」

幽霊「あ゙!?起こしたでしょうがこのクサレ寝癖があ!!!」グイッ

男「痛てて!ちょっ引っ張んないで!寝癖はしょうがないから引っ張るのやめて!!」

幽霊「あんた!気持ち悪すぎんのよ!何あの寝言!!」

男「ね、寝言?」

幽霊「現実世界でうまくいかない奴に限ってああいうサムい寝言言うのよ!!ちくしょう!何この切ない気持ち!!」

男「朝からあんまり怒鳴らないでください…はぁ…」

幽霊「頑張れよ!もっと現実の世界で頑張れよ!!」

男「…やっぱり」

幽霊「夢は見るものじゃなくて叶えるものだろーが!!もっと本気出せお前馬鹿!!バーカ!」

男「夢じゃなかった…はぁ…」



29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:09:06.89 ID:L93X+lHuO

男「今日も休んじゃうか…」

幽霊「大学行かないの?」

男「朝から怒鳴られて行く気失せました…なんだか疲れちゃったし」

幽霊「あ?なんでも人のせいか?おうコラ」ポキポキ


男「や…やめてくださいよそういうの…」

幽霊「まぁいいや。じゃあ今日は一日私に付き合ってくれるわね?」

男「へ?」

幽霊「ふふふ…」

男「………」ゴクリ



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:10:51.97 ID:L93X+lHuO

幽霊「…」

男「…」

幽霊「……」

男「……」

幽霊「………」

男「………」

幽霊「…………」

男「…………」

幽霊「……………」

男「……………」

幽霊「………………」

男「………………王手」パチッ

幽霊「あああ!!ちょっ!ちょっとタンマ!!」

男「だめです」

幽霊「あぁっ…」



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:11:42.53 ID:L93X+lHuO

幽霊「…」

男「…」

幽霊「……」

男「……」

幽霊「………」

男「………」

幽霊「…………」

男「…………」

幽霊「……………」

男「……………」

幽霊「………………」

男「………………ダウト」

幽霊「あぁっ!」

男「やっぱり」

男「ていうかコレはもっと大人数でないと…」



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:13:06.73 ID:L93X+lHuO

幽霊「…」

男「…」

幽霊「……」

男「……」

幽霊「………」

男「………」

幽霊「…………」

男「…………」

幽霊「……………」

男「……………」

幽霊「………………」

男「………………1ニョッキ」

幽霊「うわっ!にっ…2ニョッキ!っぁあ!!!」

男「これも2人では…」



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:13:52.47 ID:L93X+lHuO

幽霊「…」

男「…」

幽霊「……」

男「……」

幽霊「………」

男「………」

幽霊「…………」

男「…………」

幽霊「……………」

男「……………」

幽霊「………………」

男「………………やったーいちばーん」

幽霊「あぁっ!またビリ!」

男「バナナばっかり踏むからですよ。それから逆走しすぎ」

幽霊「アイテムかと思っちゃうんだもん…次は私がマリオとる!私がマリオ!!!」



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:15:46.96 ID:L93X+lHuO

男「幽霊さん幽霊さん」

幽霊「はいはいなんですおじいさん」

男「誰がおじいさんですか…ちょっとこれ見てください」

幽霊「?」

男「お昼になるとうちのベランダにご飯食べに来るんです。」

幽霊「うわあ!可愛い!」

男「でしょ?」

幽霊「猫太郎~こっちおいで~」

猫「にゃーん」

男「猫太郎はやめてあげて」

幽霊「おらおらー猫じゃらしーうおー」

男「(こうして見ると普通の女の子なんだけどなぁ)」



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:18:48.83 ID:L93X+lHuO

○月×日(水)

今日も大学を休んだ。

幽霊さんと将棋をしたりトランプをしたり
たけのこニョッキをしたりマリオカートをやったりした。

全部僕が勝った。
ゲームが下手くそですね、とからかったら
ちょっぴりシュンとした顔で「どれもあまりやったことがないみたいだから」と言った。
悪いこと言っちゃったかな。

幽霊さんが僕の猫エリーに『猫太郎』なんて変な呼び名をつけた。
エリーは女の子なのに。やめろ。

幽霊さんは変わった幽霊だ。今はあまり怖くない。



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:20:00.60 ID:L93X+lHuO

翌日 木曜日

男「ふぁ~あ…」

男「んーっ!今日は…」

男「よし!寝坊してない」

シーン

男「…」

男「幽霊さん?」

男「幽霊さーん?いないんですかー?」

シーン

男「…」

男「大学行くか…」



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:20:39.52 ID:L93X+lHuO

大学

男「…」

--でさー昨日の飲み会でさー ペチャクチャ

男「…」

--やべレポートやってねーwお前やった?見してー ワイワイ

男「…」

--てかさーマジきもくない?だよねーありえねーw ザワザワ

男「…」

男「(大学…つまんないな…)」



44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:22:27.72 ID:L93X+lHuO

男「…」モグモグ

男「これから梅雨になるなぁ…」

男「そしたら屋上でこうやってお昼食べれなくなっちゃうなー…」

男「…」

男「そしたら便所飯でもするか!ハハハ!」

男「ハハハハハ!…」

男「はぁ…」

男「…」モグモグ



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:24:12.22 ID:L93X+lHuO

男「ただいまー」ガチャ

男「…」

シーン

男「誰もいないのか…」

男「一人暮らしなんだからいないの当たり前か」

男「………」

幽霊「あ!おかえりー」

男「あっ」

幽霊「今ねえ猫太郎が来ててさ!」

男「幽霊さん」

幽霊「猫太郎、猫パンチ繰り出してたよ!猫パンチ!」シュッシュッ

男「…ヘヘヘ」

幽霊「何笑ってんの」

男「何でもないです。ただいま幽霊さん」

幽霊「あいおかえりなさいー」



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:25:26.33 ID:L93X+lHuO

○月×日(木)

今日はちゃんと大学に行った。

朝起きたら幽霊さんがいなかった。
そういえばいつも気がつくといなくなっていることがあるな。
僕の家にいない間はどこへ行っているんだろうか。

帰ってきたらいつも通りいたけど。
エリーの猫パンチが見れたのがよっぽど嬉しかったみたいだ。

せっかく大学行ったのに僕の愛しの先輩は今日はいなかった。
明日の講義には出るだろうか。



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:26:56.21 ID:L93X+lHuO

翌日 金曜日

幽霊「ねえ!起きて!」

男「ん~…zzz…」

幽霊「うわぁー!!火事だあー!!!」

男「zzz」スヤスヤ

幽霊「う…うわあー!地震だあー!!」

男「zzz」スピー

幽霊「チッ」

幽霊「…お前の日記を拡大コピーして大学の掲示板に張りつける」

男「」

幽霊「全ページ」

男「」ガバッ



49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:27:40.25 ID:L93X+lHuO

男「なんて目覚めの良い朝」

幽霊「でしょうね」

男「幽霊さんとびきり清々しく起こしてくれてどうもありがとう」

幽霊「いいってことよ」

男「はぁ…今日も学校行くか…」

幽霊「行く!私も!!」

男「へ」



51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:28:27.47 ID:L93X+lHuO

幽霊「行くの私も。学校!!」

男「僕の大学に?」

幽霊「うん」

男「僕と一緒に?」

幽霊「うん」

男「……いいですよ一緒に行きましょう」

幽霊「本当!?やったー」

男「(どうしようちょっと嬉しい)」

幽霊「わーいわーい」



53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:29:24.48 ID:L93X+lHuO

―大学―

男「…」

幽霊「…」

ザワザワ

男「…」

幽霊「…」

ワーワー

男「…」

幽霊「…」

キーンコーンカーンコーン

男「…はぁ終わった」

幽霊「(うわぁ…大学って全然面白くない…)」



55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:30:43.29 ID:L93X+lHuO

男「ただいまー」

幽霊「ただいま…」

男「あれ?元気ないですね幽霊さん」

幽霊「ん…」

男「どうしたんですか?大学行って疲れました?」

幽霊「あんたさぁ…」

幽霊「友達いないんだね…」

男「う…それは…いないような…いるような…いないような…」

幽霊「いないんだね…」

男「…はい…」



56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:32:24.65 ID:L93X+lHuO

幽霊「なんか今日学校でのあんた見てたらね」

幽霊「自分が生きてた時のこと思い出したの」

男「幽霊さんが生きてた頃?」

幽霊「うん…よくわからないけど…なんかあんたによく似た状況のような気がするんだ…たぶん」

男「幽霊さんちょっと待って」

男「なんか曖昧だよ。『気がする』って?どうして推測なの?」

幽霊「実はね」

幽霊「私生きてた頃の記憶がないの」



57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:34:20.37 ID:L93X+lHuO

男「予想外の展開」

幽霊「でしょうねえ」

男「そういえば幽霊さんは自分が生きてた頃のこと、1度も僕に話したことないですよね?」

幽霊「うん」

男「つまりそれは自分でもわからないから?」

幽霊「そう。思い出せないから」

男「わあ」

幽霊「気付いたらこうだったの。自分の名前も歳も住んでたところもわからない」

幽霊「ただ確かにわかるのは死んでるってことだけ」

男「わあ」



59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:36:13.43 ID:L93X+lHuO

幽霊「でも今日一つ思い出せたような気がするよ!」

男「それ…幽霊さんにも友達が」

幽霊「いないってこと」

幽霊「でもあんまり嬉しい情報じゃないな、ニシシ」

男「幽霊さん…」

幽霊「まぁいいじゃないの!ぼっち同士仲良くやりましょ!」

幽霊「ほら!マリオカートやるの!はやくこっち座って!!」

男「幽霊さん…」

幽霊「早く早く!!」



60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:37:07.41 ID:L93X+lHuO

○月×日(金)

今日は幽霊さんと一緒に学校に行った。

幽霊さんはつまんなさそうにしてた。
でも僕はいつもよりは楽じかった。

帰るときあの子がチラッと見えたけど
幽霊さんがいたので何も出来なかった。

幽霊さんは自分の生きていた頃のことを何も知らないと言った。

僕と同じに友達があまりいないみたいだ。
わかっているのはそれだけ。



61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:38:06.00 ID:L93X+lHuO

翌日 土曜日

男「幽霊さーん?」

男「おはようございまーす幽霊さーん?」

シーン

男「いないのかな…?」

カリカリカリ ゴソゴソ

男「おっ」

男「なんだ幽霊さんベランダにいたんですか」ガラガラ

猫「にゃーん」

男「…なんだお前かあ」



62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:39:36.24 ID:L93X+lHuO

男「今日は休みだから一日中将棋の相手してやろうと思ったのに」

猫「にゃーん」

男「僕が暇な時はほったらかしかよ、なあ?」

猫「にゃーん」

男「はぁ…」

男「まぁいいや!せっかくの休みだし」

男「幽霊さんがいない内にやりたかったこと色々やっちゃお!!」

猫「にゃーん」



64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:42:04.96 ID:L93X+lHuO

………
……


幽霊「(あれ)」

幽霊「(ここどこだ)」キョロキョロ

幽霊「…」

幽霊「あのアパートじゃない…」

幽霊「…うわっ!趣味悪い壁紙…薄暗くて気持ち悪い。幽霊出そう」

幽霊「ん…?私…この部屋知ってるなぁ」

幽霊「えーと…!どこだっけ…!?」

幽霊「思い出せ思い出せ~!」



65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:45:44.75 ID:L93X+lHuO

幽霊「う~~~~~~~っ」

幽霊「ダメだ…わかんない」

幽霊「なんだか…くらくらしてきた…なんだろ」

幽霊「足が…重たい…動かない…うぅ」

幽霊「あ…あれ…?」

幽霊「あそこで寝てる人……どっかで見たことある…!!」

幽霊「う…」

幽霊「(あの人に聞けば何かわかる…気がする…)」

幽霊「…!……!!」

幽霊「(…ダメだ……!別の場所に…飛ばされちゃう…うあ…)」


……
………



66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:49:06.17 ID:L93X+lHuO

○月×日(土)

今日は幽霊さん一度も顔見せなかった。
一体どこ行ったんだろ?

せっかくだから久しぶりにコレクションの整理とかエ口画像収集とか
最近撮った写真でアルバム作ったりとか
あ~あとは…えーと
まぁいいや!充実した休日だった!

明日は幽霊さん来るだろうか



67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:50:19.49 ID:L93X+lHuO

翌日 日曜日

猫「にゃーん」

男「あっエリーダメだよ!部屋の中には入るなって」

猫「にゃーんにゃーん」

男「ん?」

男「幽霊さん!!」

幽霊「やぁやあ」



68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:51:18.40 ID:L93X+lHuO

男「昨日はどこ行ってたんですか!?もういつも急にいなくなるから…」

幽霊「わかんない」

男「へ?」

幽霊「わかんないの。いつも気がつくといろんな場所にいるんだけど」

幽霊「昨日行った所は…私が生きてた頃に、行ったことがある場所だと思う」

男「え?え?」

幽霊「あの部屋で眠ってた人…私どこかで会った…」

男「ちょっ…なに?なんか怖い!ちょっとタンマタンマ」



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:52:40.69 ID:L93X+lHuO

男「要するに」

幽霊「要してください」

男「ゴホン。幽霊さんは今までひょいといなくなることがあったけど」

幽霊「ん」

男「それは幽霊さんの意志で出かけているわけではないと」

幽霊「ん」

男「そして昨日たまたま行った場所に見覚えがあったと」

幽霊「ん」

男「…」

幽霊「…」

男「さっぱりだ」



70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:55:24.27 ID:L93X+lHuO

幽霊「こんだけ説明してもさっぱりかコンニャロ」

男「それどころか僕謎を一つ発見しちゃいましたもん」

幽霊「なんだ?言ってみろコラ!ちゃんと目ぇ見て言えよホラ!あぁ!?」

男「やめて!圧力をかけるような相づちならいらない!」

幽霊「ソーリー」

男「僕ね、この疑問は一番最初に持つべきだったと思うんですけど」

幽霊「う…なんか怖い」



72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:56:58.91 ID:L93X+lHuO

男「なんで幽霊さん成仏できないでいるの」

幽霊「さあ?」

男「何か無念な死に方したとか?」

幽霊「あっそれじゃないたぶん」

男「じゃあどうやって死んだの?」

幽霊「…覚えてない」

男「うん」

幽霊「あっ…そうじゃなくて…残してきた人達が心配で昇れないとかじゃないたぶん」

男「誰が心配なの?」

幽霊「…わかんない」

男「うん」



73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:57:44.45 ID:L93X+lHuO

幽霊「じゃぁさ…歯医者の予約入れといたのに死んじゃって行けなくなったからそれが無念で…とかじゃないたぶん」

男「覚えてる?」

幽霊「…覚えてない」

男「うん」

幽霊「じっ…じゃぁ…!」

男「もういいですもういいです」

幽霊「はぁん」

男「幽霊さん、成仏したい?」

幽霊「え?」

男「成仏、したいですか?」



74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:58:50.62 ID:L93X+lHuO

幽霊「なに…何で急にそゆこと言うの」

男「だって成仏できないでいるの辛くないですか?」

幽霊「辛くないもん!そりゃあ」

幽霊「誰も私に気付かないで独りぼっちだった時は辛いけど…」

幽霊「でも今は辛くないもん!あんたも猫太郎もいるから寂しくないもんね!ばか!」

男「幽霊さん…」

幽霊「意地悪な質問するな!バーカ!!」



77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:00:43.45 ID:L93X+lHuO

男「幽霊さん、ありがとう」

男「嬉しいです。でも、幽霊さん大事なことを忘れてる」

幽霊「はて?」

男「さて。僕もエリーも、今は幽霊さんと一緒にいられます」

幽霊「猫太郎ね」

男「はいはい…でもその先は?」

幽霊「先って?」

男「僕も猫太郎も生きてます。ということは、死にます。そうすると普通は成仏しますよね」

幽霊「…あ…」

男「ところが幽霊さんは成仏できない。
僕らが死んで天に昇ったあとも、幽霊さんはここに残らないといけないわけです」

幽霊「…1人で…?」

男「…たぶん一人で」



78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:01:30.43 ID:L93X+lHuO

幽霊「そんなぁあああああああいやぁあああああああああああ!!!!!!!」

男「落ち着いて幽霊さん落ち着いて!エンダァアア―!の歌みたくなってるから落ち着いて!!」

幽霊「私もうあんな独りぼっちいや…」

幽霊「ずっとあんな風にこの世をさまようんなら…死んだほうがマシ…」グスッ

男「いやまぁ死ん…ね、うん…それはもうね、アレなんだけど…」

幽霊「やっぱり成仏したい…みんなと同じところに行きたいよ」

男「うんうん、よく言った」



79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:05:18.43 ID:L93X+lHuO

男「そこでですね、僕思うのですけど」

幽霊「はい」

男「普通成仏できない魂というのは何かこの世に強い想いを持っているものです」

男「念というんですかね」

幽霊「おぉさすが霊感少年、詳しい」

男「フフフ…霊能力ボーイ僕…」

幽霊「調子乗んな早く次!話して!」

男「……」



80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:07:21.69 ID:L93X+lHuO

男「ゴホン。それでは幽霊さんの念とは何なのか」

幽霊「さぁ今夜の第一問です参りましょう不思議!発見!!」

男「ボッシュート!僕が思うにそれは記憶がないことと関係してます」

幽霊「板東さんのお答えは『記憶がないから成仏できない』ということですが」

男「ぼかぁねぇ~ゆでだまごがぼんっばに好きでねぇ…ちょっ僕意外と似てるじゃないですかやらせないで下さいよ」

幽霊「まず顔が似てるよね」

男「声だろ!だからつまり、生前の記憶がなくてモヤモヤする!!思い出さないと成仏できない!…っていう状態だと思うんです」



81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:08:06.64 ID:L93X+lHuO

幽霊「じゃぁ、もしそうだとしたら…」

男「幽霊さんの生前の記憶を思い出すことが出来れば、たぶんですけど」

男「成仏できる」

幽霊「成仏…」

男「…怖いですか?」

幽霊「…すごい不安」



82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:08:57.82 ID:L93X+lHuO

男「僕もです」

男「記憶喪失の幽霊なんて一体どうやって治していいやら」

幽霊「私頑張る!思い出せるように頑張る!!」

男「うん!」

猫「よしその意気だ!!」

男「え」

幽霊「え」

猫「え」



83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:10:36.27 ID:L93X+lHuO

―大学―

「えりちゃーんバイバーイ」

女「ばいばーい」ニコッ

「えりまた明日ねー」

女「うんまた明日ー」ニコッ


「えりてあの人?」

「そうそう。うちの大学のミスだよ」

「あーかわいいなーえりちゃん」

「よせよwお前みたいのじゃどうせ無理だから」

「噂によると年上の超絶イケメンエリートと婚約済みらしいぜ…」

ヒソヒソ


女「………」



84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:12:28.76 ID:L93X+lHuO

女「…ふう」

女「(なーにが超絶イケメンと婚約済みよ)」

女「(勝手に変な噂流してんじゃないわよ)」

女「…」

女「なんか疲れちゃった」

女「(家帰って借りといた呪いのビデオ見よっと)」

♪~♪~♪

女「うあ、電話だ」

女「はいもしもしー、あ、お母さん」

女「何?…え!?今日心霊特集やるの!?ちょっおいまじで!?」

女「うわ!絶対間に合わない!ビデオ撮ってビデオ!」

女「お母さん?先週のアンビリバボーのビデオは使わないでよね!?心霊写真のコーナーまだ見てないから!!!」



85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:13:22.26 ID:L93X+lHuO

女「(早く帰って心霊特集見なくっちゃ!)」カツカツカツ


女「あぁもう!歩きづらい…!何よこの高いヒール!!誰が考えたんじゃ!!アホか!市ね!」

女「本当はスニーカーの方が履き慣れてるのに…!」

女「でも大学では私のイメージを壊さないようにしなくちゃいけないもんね」

女「苦労して気付きあげたモテカワ愛され系人気No.1の地位を守らなくちゃ」

カツカツカツ

女「…ん?」

女「…?もしかして…」

女「あれおばけじゃね?」



86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:14:20.18 ID:L93X+lHuO

女「…」

ジーッ…

女「…」

ジーッ…

女「…」

女「う~~ん…」

女「幽霊なのに足がある…?」

女「…しかし…あの幽霊…まるでストーカーね」

女「電信柱に隠れて誰かをじーっと見てるわ…」

女「怖いはずなのになんか可愛い…なにあの新種…//」



87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:15:02.81 ID:L93X+lHuO

女「私も後をつけていることを幽霊に気付かれないようにしなくちゃ…!」

女「これはまたとないチャンスよ!もしあの幽霊を写真かビデオに押さえられるなら」

女「私…!死んでもいい!死んでも撮りたい!」

女「しかしあの幽霊まだ幼い感じがするわねぇ」

女「いくつで死んじゃったんだろ」

女「……」

女「…なんか罰当たりなことしてる気がしてきた…」



88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:16:11.04 ID:L93X+lHuO

女「とりあえず写真は撮ってしまおう」

女「セイチーズ」カシャッ

女「どれどれ…」

女「……………」

女「なにこれ…え…?」

女「ちょっと…こんな心霊写真初めてだわ…」

女「この子くっきり写りすぎ」

女「人かお前は」



90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:17:02.99 ID:L93X+lHuO

女「これじゃ心霊写真じゃなくてただの少女の隠し撮りだよ!!」

女「私完全に危ない人だよ!何これ!!」

女「クッソ~~~~!普通は火の玉とか顔とか手とか足とか」

女「部分ぶぶんで写るだろ!何でお前全身くっきり写っちゃってんだよ!馬鹿か!!」

女「これじゃ逆に心霊写真て言っても信じてもらえないわ…」

女「チッ」



92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:21:30.31 ID:L93X+lHuO

女「しょうがない…せっかく撮ったんだし…いっそパソコンで加工して…ブツブツ」

警察「ちょっと」

女「足1本くらいもげさせたら不気味にはなるわね…」

警察「ちょっと!お姉さん」

女「いややっぱり足とか腕よりもいっそ思い切って頭を取っ…」

警察「ちょいとそこの愛されカールのフワモテ系お姉さん」

女「はいなんでしょう☆」キラッ☆

警察「いやキラッ☆じゃなくて…君さっきから何を一人でブツブツ言っとるんだね」

女「あ…えと…これはですね…」



94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:23:11.07 ID:L93X+lHuO

○月×日 ☆月曜日☆

今日はすごいことが起きた!

学校からの帰り道で、
本物の幽霊を見つけた!( ゚∀゚ )ワーイ!

なんかまだちっこい女の子だった、いくつくらいかな?見た目は高校生くらいだと思うけど…

ちゃんとカメラで押さえたのはよかったけどなんか超クッキリ写って驚いちゃった(οдО;)逆にありがたくない…

しかもそのせいで警察に職質とかされるし…なんとか逃げれたけど…


それにしてもあの子、男の人のあと付けていったけどマジでストーカーなんかなぁ



95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:24:09.22 ID:L93X+lHuO

翌日 火曜日

「えりーおはよー」

女「おはよ」ニコッ

「えりちゃーん!今度デートしてーん!」

女「(誰がてめえなんかとデートするか)オッケェー♪」ニコッ

友「あっ!えり!」

女「あーおはよーさーん」

友「あんたねぇニコニコ愛想ふりまいてる場合じゃないよ!」

女「あ、ばれてた?アハッ」

友「アハッじゃないわよもう!あんた!ストーカーされてるよ!」

女「ほぇ?」



96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:27:10.12 ID:L93X+lHuO

女「え?ストーカー?マジ?」

友「ハァー…やっぱり気付いてなかったね」

女「別になんにもされてないけど?」

友「無言電話かけたり付け回したりするだけがストーカーじゃないの!」

友「あんたスキありすぎなのよ!全然気付かないわけ?」

女「あ」

女「そういえば…最近よく持ち物無くしてるよ!!」

友「どこまでがストーカーの仕業かはわかんないけど…可能性はある」

女「おのれストーカーめ」



97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:27:52.11 ID:L93X+lHuO

女「ううむ」

女「ストーカーか…」

女「どんな奴がストーカーしてるんだろ…見つけて引きずりだして」

女「罵ってひっぱたいて泣かせたい…はぁん」ゾクゾクッ

女「…おっといけないドSの本性が出ちゃった…」

女「オバケちゃんを待ち伏せしてるんだから…また警察に職務質問されちゃ困る困る」

女「昨日と同じ場所…来るかなぁ…まだいない」

女「………………」

女「あ!?あれ!」

女「来た!オバケちゃん再来!!!」カシャカシャ

女「うぉおおおおおお!!撮るで!ワシャ撮るでぇえええええ!!!!!!!」パシャパシャパシャパシャパシャ



98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:28:48.86 ID:L93X+lHuO

○月×日 ☆火曜日☆

今日もおばけちゃんに会った!!!!

すごいすごい!こんなに高確立で会えるオバケは初めて!!

でもあい変わらず写真ははっきり写りすぎて幽霊に見えない。

今日はあの男の人の家らしき所に向かうオバケちゃんの後をつけて、
アパートの前まで尾行に成功した!!

おばけちゃんなんだかウキウキ楽しそうに見えた。気のせいかな?
ストーキングしている男の人が大好きなんだろうな。

それからなんか私にストーカーがいるらしい。
友達が言うには私の持ち物をもっていった奴はそいつだとか。

うむう。見つけて引きずりだしていじめて泣かせたい。



100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:29:26.20 ID:L93X+lHuO

翌日 水曜日

「えりさんおはようございます」

女「ええお早よう」ニコッ

「えりちゃんおはようー」

女「おはよう」ニコッ

友「まーたあんたは性懲りもなく愛想ふりまいて歩く!もー!」

女「もう癖みたいになってるの!あんたもおはよ!」ニコッ

友「まったく…」



102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:30:41.06 ID:L93X+lHuO

友「そんなんだからストーカーするような奴にも期待持たせちゃうんだよー?」

女「ありがと、気をつけるよ」ニコニコ

友「…これ噂だから信じるか信じないかはあんた次第だけど…聞く?」

女「まるで都市伝説ですな。一応聞くけど」

友「あんたね、そのストーカー君に大量の写真隠し撮りされてるらしいよ。」

女「うおまじで」

友「マジよ。写真集が出来上がるくらい」

女「いいけど撮った写真はチェックさせてほしいなぁ」

友「あと、どうやら飼ってる猫にあんたの名前をつけてるらしいわよ…」

女「うっそーんそれは引く!キッモ!!キンモ!!ちくしょう腹立ってきた!」

友「そっちなんだ」



103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:31:32.76 ID:L93X+lHuO

女「………」

女「……………」

女「……………………」

女「…………う~~~~!!!!来ない!!!」

女「オバケちゃん来ない!!!」

女「今日はストーカー活動お休みかなのなぁ…」

女「それにしても…死んでもストーカーするなんて…よっぽど好きなんだね…その人のこと」

女「私のストーカーも私のことそれくらい好きなんだろうか」

女「………」

女「捜し出してひっぱりだして脇腹に蝋燭のろうをぽたぽた垂らして
泣き顔を堪能した後十字架に縛って私のどこが好きなのか英語で説明しろって小一時間問い詰めたい…!」ゾクゾクッ



104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:32:14.34 ID:L93X+lHuO

○月×日 ☆水曜日☆

今日はオバケちゃんに会えなかった。

長い間外でオバケちゃんを待ち伏せしていたもんだから
なんだか少し寒気がする。風邪かな?

友達がいうには私のストーカーは隠し撮りをたくさんしていて
それでアルバムを作っているらしい。

別に隠れて撮らんでいいのに。堂々と来いよ男ならよ。
半目の写真とか不細工に写ってるのがアルバムの中に入ってたら殺す



105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:33:02.12 ID:L93X+lHuO

翌日

女「うぅ…ゴホッ」

女「か…風邪ひいた…」

女「豚フルじゃないでしょうね…これ…」

女「あー……」

女「こういう時に一人でいるのは心細いな」

女「………お母さん早く帰ってこい…」

女「誰かお見舞いに来てくれないかな…ゴホゴホ」

女「プリンと春雨ヌードル食べたい…」

女「………無理よね私友達いないもん…」

女「言いよってくる男共からもなんの連絡もないし…」

女「眠って寂しさをやり過ごそう…」

女「…………」

女「…zzz」スースー



106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:33:42.37 ID:L93X+lHuO

女「ックシュンッ!!!」

女「あーまだ寒気はぬけないか」

女「熱は下がったけどぶり返しに注意だな」

女「はぁ」

女「…今日…オバケちゃん来るかなぁ…」

女「………」

女「ちょっと見に行くだけ!ちょっとだけ!」

女「今日はいるといいなー…!!」



107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:34:45.18 ID:L93X+lHuO

女「う~」ズビッ

女「オバケちゃん…ハァハァ」

女「早く…出てこい…」

女「今日は動く姿を捉えてやるわ!」

女「写真だったらくっきり普通に写っててもビデオだったら…」

女「映画リングで貞子が見せたような…おぞましい動きをするかもしれないもの…!」ゾクゾク

女「うおーオラワクワクしてきたぞ」

女「それにしてもこれ…なんか大造じいさんとガンみたいになってきてるけど大丈夫かしら…ガンと一戦を交えるたびワクワクして……あっ!」

女「来た…!」



108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:36:26.56 ID:L93X+lHuO

幽霊「フンフンフフーン♪フンフンフフーン♪」

女「!?」

幽霊「泣-いてばかりいるそね子さんー♪」

女「なん…だと…!?」

女「(歌…幽霊なのに声がはっきり聞こえた…!!)」

女「(幽霊の声なんて初めて聞いた…!うめき声やら断末魔の声やらじゃなく)」

女「(歌…だと…!?…ハッ!驚かしてくれるじゃねえか…オマケにおもっクソ歌詞間違えてやがる…!!)」

幽霊「~♪」トタタタ

女「(チッ…そね子さんの身に何があったか気になるところではあるが…しょうがねえ!)」

女「奴のあとを追うぜ!!」 ダッ



109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:37:52.98 ID:L93X+lHuO

幽霊「猫太郎!すぐベランダにおいでね?おいしいカリカリがあるよ?」

猫「にゃーん」

幽霊「んしょっ」スゥ…

女「(…!ドア擦り抜けて入っていった…)」ゴクッ

女「(…ふむふむなるほど…)」

女「(オバケちゃんはここにいつもストーキングをしに来ているわけね…)」

女「(ここ…うちの大学が借りてる学生アパートだ…)」

女「(オバケちゃん…うちの大学の人をストーカーしてたのね…!)」

女「実に興味深い」

猫「…」



115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 05:01:49.08 ID:L93X+lHuO

さるさんでしたー♪



○月×日 ☆木曜日☆

風邪引いて学校休んじゃった。
それなのにオバケちゃんのところはしっかり見に行ってきた。

今日は大収穫!
オバケちゃんの声も録音できたし、彼女がストーカーしている人の部屋の前まで尾行に成功!
部屋番号は303号室。忘れないように書いとく。

あれは学生用のアパートだった!
オバケちゃんはうちの大学の学生に恋してる!間違いない!
必ず誰か捜し出してやる!

私自身のストーカー問題はあまり進展ナシ。というか特に困ってもないので気にしてない。



116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 05:03:07.15 ID:L93X+lHuO

翌日 金曜日

女「みんなーおはよー」

「あーエリちゃんおはよー」

「えりー風邪はよくなったのー」

「エリちゃん今日もかわいいねーヒューヒュー」

「えりー教科書貸してくんねー今日さー忘れちってーキャハハ」

「メアド教えてくださいえり先輩ー」

「えりー聞いてるのーえりー」

「ケータイの番号教えてよーえりー」

女「…はあ…」



118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 05:04:13.47 ID:L93X+lHuO

女「やっと静かになった…」

女「なんなのアイツら…いちいち集まって来んな…夜の虫か」

女「あーぁ」

女「あんなに私の名前読んでくれる人いるのに」

女「私はあの人達の名前知らないなぁ…」

女「…」

女「(今日の放課後もオバケちゃん出没スポット行ってみよっと!!)」

女「…ん?」

女「んん??????」



119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 05:05:36.90 ID:L93X+lHuO

女「あれは…!」

女「オバケちゃん!?」

女「学校に来るなんて…なんてアグレッシブ…!ちょっと近くまで行ってみよう!!」

――

キーンコーンカーンコーン

男「…はぁ終わった」

幽霊「…」

幽霊「(大学って全然面白くない…)」

――

女「(さては…!隣の男がオバケちゃんの好きな人…)」

男「…」チラッ

女「…」

女「(うぉいやっこさんこっちを見たぜ!!)」ドキドキ



120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 05:07:06.90 ID:L93X+lHuO

女「(あの男の子…なんか見たことある顔だと思ったら…いくつか一緒の講義を受けてる子だ!!)」

女「(物静かでいつも本読んでる子だ…地味過ぎて逆に覚えてる)」

女「(あの男の子が好きだったんだね…おばけちゃん)」

女「ハァ」

女「青春しとるなぁお若いの」



122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 05:08:51.40 ID:L93X+lHuO

○月×日 ☆金曜日☆

驚いた。大学でオバケちゃんを見た。
あんなにたくさん学生がいたのに、アタシだけが見えてたんだろうなぁ。

オバケちゃんがストーカーしてた人も今日初めて知った。
名前知らないけど顔は見たことある人。

アタシにとってはこの学校の友達、そんな人ばっかりだけど…

もう寝る。まだ少し風邪でだるい。



124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 05:09:35.05 ID:L93X+lHuO

翌日 土曜日

女「オバケちゃんとコンタクトがとりたい」

女「どうにかして彼女に、アタシにはあなたが見えている!ということを伝えなければならん」

女「きっと…あの男の子はオバケちゃんの可愛い目も鼻も声も」

女「か細くて抱き締めたら折れてしまいそうな手足も見えていないんだわ」

女「おぉかわいそうなおばけちゃん!愛に!気付いて!くだ!さあああ!!!いああああいああ!!!!」

女「ハァ…ハァ…お姉さんがなぐさめてあげたい…」

女「そして年上という立場を利用して散々イビり倒したあと優しく慰めてあげて先輩のおかげで一人前になれましたと感謝され身も心も捧げられたい」ゾクゾクッ

女「うあ…そっちもアリかも…//」



125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 05:10:22.44 ID:L93X+lHuO

女「またここに来ちゃった…」

女「初めてオバケちゃんを見たのここだったなぁ…」

女「ちっこい体を電信柱の影に隠して…可愛かったなぁ、フフフ」

女「ただあの男の子を追う目だけはゾッとさせられるものがあったけど…たまに張られてる目がでかい怖い画像みたいな…」

女「…今日はここにはいないのか」

女「ん?」

女「あの猫…オバケちゃんと一緒にいたやつかな?」



127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 05:11:46.15 ID:L93X+lHuO

女「おいおい、猫くん」

猫「?」

女「今日はお一人ですか?」

猫「にゃーん」

女「そっかそっか、オバケちゃんはどこかへお出かけなのね」ナデナデ

猫「にゃーん」

女「いい子いい子」ナデナデ

女「…会いたかったなぁ…オバケちゃん…」

猫「呼んでこよっか?」

女「えっいいよいいよ!彼女もなにかと忙しいだろうし…」

猫「明日はあのアパートにいると思うよ」

女「そっか…じゃまた出なおそっかな!ありがとね、猫くん」ナデナデ

猫「なんのなんの。礼には及びませんよ」

女「ん?」

猫「ん?」



145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 08:37:01.87 ID:L93X+lHuO

女「えっまってちょっと待って」

猫「にゃん?」

女「にゃん?じゃねえよお前…ちょっとこっち来い近くに来い」

猫「あっやだやだー首根っこはやめてよ子猫じゃないんだからー」ジタバタ

女「猫くんよぉ」

猫「ちなみに女だよ。メ・ス!」

女「猫さんよぉ…あんた…何者?宇宙人?」

猫「えっえっ何?もしかしてこれ猫に見えないの?もしもしー?ヒャハハw」

女「あれれ…?なんだろう―…このムカムカする気持ち…剥ぎ取ってやりたい!この子の分厚い毛のコート…!!」

ムシッ ブチチッ



146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 08:38:01.93 ID:L93X+lHuO

女「こいてたよな?」

猫「はい…調子こいてました…本当すみませんでした」

女「いやいいんだよ?別に…こっちはあんたがどんな腐った大人になろうと知ったこっちゃないから…ねぇ?」

猫「いえもう自分が間違ってました!目が覚めました!!」

女「ふーん…別に…一生寝てろって感じなんだけどぉー…」

猫「ぐっ…!」

女「お?何?やっぱそういう態度?あーれぇ?目が覚めたとか行ってたのどこのハゲ雌猫?キャハハww」

猫「…!」プルプル



147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 08:38:50.94 ID:L93X+lHuO

女「まぁ落ち着けよハゲメス」

猫「…!誰のせいでハゲたと思ってんだぁあ!!このブス!殺す!噛み殺す!!!」

女「ノンノン」チッチッチッ

女「チミの軟弱なアゴでは何年かかっても噛み砕けはしないよ。赤ちゃん用の白い味なしせんべいでもかじってろ」

猫「でもあれ結構おいしいよ」

女「あっわかるー!?アタシもあれ好きなんだー!!遠足のお菓子に持ってってどん引きされたー!!」

猫「…もうやだ…何なのコイツ…」

女「中2の一番多感な時にだよー!超ウケるー!!」



148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 08:39:41.55 ID:L93X+lHuO

女「歩み寄ろうじゃないかハゲの貴婦人よ、お話が全く進まない」

猫「お前が歩み寄る気ねーだろふざけんな!!!貴婦人つけたからって別に変わらないよ!知ってた!?」

女「まぁまぁ」

猫「もういいお前みたいなアホ、忠告してやったり話し掛けてやったり…」

猫「色々世話やいてやったのによ!恩知らず!!」

女「世話…はて…?」

猫「わかんねーだろ。へん!教えてやるよ!」

猫「お前にストーカーのこと教えてやったのはアタイだよ!友達のことも忘れちまったとは言わせないよ!!」

女「お…うぇ?」



149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 08:41:45.13 ID:L93X+lHuO

女「…」ポクポクポクポクポク

女「…」ポクポクポクポクポク

女「!」チーン!

女「台詞の前に『友』ってついてた人!」

猫「うんまあ…当たり…当たりだけど、」

女「でもこれが一番わかりやすい!」

猫「そうだね!君は間違ってないよね!!!」

女「正直ずっと前から知り合いのような…そうでないような…ちゃんと実在する微妙な友達かと思ってた…」

猫「だろ。そこんとこをうまくぼかすのがアタイ等は得意なんだ」

女「じゃぁアタシは騙されてた、ってわけか…」

猫「いや…騙すっていうか…」

女「フーン…」

猫「……」

猫「す…すみませんでした…」



150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 08:42:43.61 ID:L93X+lHuO

女「それで結局のところ猫さん…ハゲさんは何者なの?」

猫「いやなんでわざわざ言い直したの…もういい、ハゲでいい」

女「何者なの?」

ハゲ「アタイと話せるのはごくわずかの人間だけなんだ」

女「何者なの?」

ハゲ「あんた、あの幽霊の女の子見えるよな?」

女「何者なの?」

ハゲ「あの子が見える奴は普通の奴と違う」

女「チッ…何者なの?」

ハゲ「アタイは死神だ」

女「2点」



151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 08:46:42.31 ID:L93X+lHuO

○月×日 ☆土曜日☆

なんか今日オバケちゃんに会いに行ったら変な猫が喋りかけてきて
生意気でムカついたから頭部の毛を一握りむしってやった。

オマケにそいつアタシの友達もやってて死神とか言う出すからマジ失笑(笑)
卍解でもしてろ(笑)

滑ってんだよって教えてやったら走って逃げやがった。
でも明日オバケちゃんに会えるようにしてくれるっていうから、まぁ許してやるか。

オバケちゃんにうまく自分のこと喋れるかな…
仲良くなれたらいいな…☆



152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 08:47:35.21 ID:L93X+lHuO

翌日 日曜日

女「お…落ち着いて」ドキドキ

女「人という字を3回書いて飲む…ウゥ」

女「アッアタシ…服変じゃないかなあ!?!?」

女「ゆるフワモテカジュアル~同性にも好かれる女の子になりたい編~から特にお気にのコーデを抜粋して来たけど」

女「これじゃ気合い入れすぎKYコーデ!?アタシ一人だけ結婚披露宴参加者!?」

女「う~~やっぱ帰ろっかな」グスッ

猫「いーけないんだいけないんだー約束破るのかよ?」

女「!ハゲ!」



154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 08:48:40.87 ID:L93X+lHuO

猫「2人には話つけといた。行くぞ」

女「やっ…待って!」

女「一回お家帰って着替えてくる!!!」

猫「勘弁してくれよー面倒臭ぇ」

女「…」

猫「や……その…」

猫「そのカッコのままの方が…すごくよくお似合いですので…」

女「ほっ…本当!?引かないかな?オバケちゃんひかないかな!?」

猫「う…うん…」

猫「(誰コイツ…)」



159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 09:25:16.99 ID:L93X+lHuO

女「あっ!いけない…!私ったら!!」

猫「今度は何だよ」

女「手土産を何にも準備していないわ!!!」

猫「へ」

女「ちょっ買ってくるから10分繋いどけハゲコラァァアア!!!」ダッ

猫「待って!いいよ!手土産いい!!」ガシッ

女「離せぇえ!何ハゲ散らかしてんだお前!離せぇえ!!」

猫「お前がやったよ!お前の仕業だよ!!行かないで!」

猫「今頃2人ともビックリして放心状態だから早く行ってあげて!!」ゼェゼェ

女「!?」



160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 09:26:16.96 ID:L93X+lHuO

……



男「幽霊さん」

幽霊「なあに」

男「僕達に今必要なものは何だと思う?」

幽霊「酒」

男「おぉ…そっちか」

男「飲みたい気持ちもわかるけど」

男「…まず深呼吸しよっか」

幽霊「吸って吐きましょうか」

男「」スーハー

幽霊「」スーハー



161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 09:29:29.36 ID:L93X+lHuO

幽霊「うあああああああああああああ猫がしゃべりよったあああああああああ」

男「ああ…僕あとどれくらい精神科まわるんだろう…ウフフ…」

幽霊「流暢にしゃべりよったぁあああああああああああああああああああああ」

男「ていうか幽霊なのにこういうのはビックリするんだ…フヒヒ…」

幽霊「たたりじゃぁぁああああああああああああああああああああああああああ」

男「はぁ…」



162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 09:32:28.79 ID:L93X+lHuO

男「ふぅ」

幽霊「ふぅ」

男「たくさん声出したら落ち着きました?」

幽霊「うんもう普通」

男「僕も。幽霊と暮らしてたんですから…このくらい全然余裕です」

幽霊「悪ぃな相棒」

男「かまわんよ」

幽霊「それはそうと猫太郎が言っていたことが本当なら…」

男「うん…なんか大変みたいですね、エリー」

幽霊「猫太郎」

男「…大変みたいですね、猫太郎」



164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 09:37:16.32 ID:L93X+lHuO

男「猫太郎の話によると」

幽霊「なんか死神だーとか言ってたね」

男「うん言ってた…本当かな?」

幽霊「でも喋ったよ猫太郎!猫なのに」

男「うーん…猫かなアレ…」

幽霊「それに猫太郎、いつもベランダから家に入ってこようとしてたよ」

男「よく考えたらこの部屋303だからそれもおかしいな…」

幽霊「あともう一つ…」

男「幽霊ちゃんが普通の幽霊とは違うって言ってた」

幽霊「ハッ!全く馬鹿げておる!」



165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 09:38:33.95 ID:L93X+lHuO

男「僕もそう思う。見たところ君はごく一般の幽霊です」

幽霊「いえいえそんな!私なんてまだまだですぅ」

男「でもそれに生前を思い出すヒントが隠されてるとしたら…」

幽霊「…」

男「…」

幽霊「わかんね」

男「ぼーくも」



166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 09:39:34.93 ID:L93X+lHuO

幽霊「猫太郎、誰か連れてくるって言ってたね」

男「うん。誰でしょうね?」

幽霊「鬼の手持ってる人」

男「シャーマン」

幽霊「死神化できる人」

男「霊ガン打つ人」

幽霊「ぬらりひょんの孫」

男「現役女子高生のイタコ」

幽霊「ゴーストスイーパー三神レイコ」

男「たけしのばあちゃん」

幽霊「ええ~もうわかんないよー」

男「ブブーじゃぁ僕の勝ちー」

幽霊「あーぁ」



167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 09:41:21.65 ID:L93X+lHuO

コンコンコン

男「!来た」

幽霊「なんの音ー?」

男「今そういうのいいですから」

「風の音ー」

幽霊「あーよかった!」

男「!!」

男「(え…この声…!?でも…まさか…えっなんで!?)」オロオロ

猫「おい!連れてきた!ドア開けてやって!」ピョン

幽霊「あっ猫太郎はベランダから入ってきた!飛んだの?おかえりござるー」

猫「飛んだの!ただいまござるー!」

男「…!…!…!…!」ダラダラダラ

幽霊「?どうしたのすごい汗…早く開けなよ」



179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 10:57:15.19 ID:L93X+lHuO

さるさんでしたー♪



ガチャ















女「あ、ども」

男「あふん」バタッ



180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 10:58:11.75 ID:L93X+lHuO

幽霊「あらら」

女「あらら」

猫「あらら」

男「」ピクピク

女「倒れちゃった」

幽霊「無理もないよ、ずっと片思いしてた憧れの人が急に訪ねてきたんだから」

女「へっ」

猫「けっ」プイ

女「もしかして…おいハゲ」

猫「そうだよ。コイツがお前のストーカーなの!」

幽霊「…なの」

女「Oh」



182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 10:59:59.45 ID:L93X+lHuO

女「えっ?えっ!?」

女「お前ちゃんともっかい最初から説明しろ…してちょうだい」

幽霊「うん。ぜひそうしてちょうだい」

猫「(この女急にブリっこしやがって…)簡単な話だよ」

猫「この男はずっとお前のこと付け回してたの!写真撮りまくったり!もちろん許可なしの盗撮で」

女「この野郎!!アタシの微妙顔ショットだけは出せ…出してくださいコラァァアア!!!」ゴキュッ

男「ウゥ-ッ…」

猫「やめて殺すのは勘弁してあげて!…アレ!この発言おかしくない!?アタイの設定死神だったよね!?」

女「じゃ私のものがいろいろ無くなってたのもそいつの仕業!?」

猫「ねえ!アタイ死神だったよねぇ!?設定が曖昧!自分がわからない!!」

幽霊「それはちがう」

女「!」

猫「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 11:02:42.18 ID:L93X+lHuO

女「おっ…オバケちゃん」

幽霊「確かに写真は無断で撮ったけど…その他にひどいことなんてやってないの!ほんとです!」

女「…」

幽霊「この人は写真を撮るのが好きだっただけなんです!特にあなたは被写体としても女の子としても魅力的で…」

女「///」ポッ

猫「YOUは!SHOCK!!我輩は猫である。まだ死神ではない」

男「―」



186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 11:04:42.35 ID:L93X+lHuO

幽霊「あなたがあんまり魅力的だったものだから…たまに自分の教科書とあなたの教科書をこっそり取り替えてニタニタしたり、」

幽霊「すれ違いざまあなたの髪の香りを嗅ごうとしてニタニタしたり、」

幽霊「あなたの家を突き止めて、夜あなたの部屋の電気が消えるのを見届けた後ニタニタしながら帰ったり、」

幽霊「あなたがコンビニに入って雑誌を立ち読みしてる時は、お店の外のガラス1枚向こう側からあなたの顔を眺めてニタニタしたり」

幽霊「他にも家であなたの写真を眺めてニタニタしたりペロペロしたりクチュクチュしたりニギニギしたり…
ニギニギしたと思ったらズチュズチュしたりそれを持ちかえたり押しあてたりあてがったり挟んだり…
そりゃもうすごいことしてるんです!!!」

女「…///」



191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 11:07:19.95 ID:L93X+lHuO

女「もっもう…大丈夫…十分わかりました…」」

幽霊「あなたはまだ全然わかってない!!こんなもんじゃないんです!!
もっとすごい時はそれをおもむろに―ムガッ」

女「あぁっもうやめてお腹いっぱいだから…もうなにも詰め込めないから」ギュム

幽霊「~~~」もごもご



192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 11:08:23.24 ID:L93X+lHuO

幽霊「―プハアッ」

女「あぁっ!大丈夫?オバケちゃん」

幽霊「うん大丈夫です…フゥ」

女「オバケちゃんの気持ちはよくわかったよ」

女「あの男の子のことがとっても大事なんだね」

幽霊「…そんなんじゃないやい…//」

女「(うあ可愛い)」



193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 11:09:05.21 ID:L93X+lHuO

女「あのね、アタシもオバケちゃんに謝らなきゃいけないことが…」

幽霊「?」

女「アタシ…アタシは…」

幽霊「怒らないです大丈夫。言ってください」

女「アタシは…オバケちゃんをストーカーしてました」

幽霊「ひえっ」



194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 11:10:03.93 ID:L93X+lHuO

女「最初はそんなつもりはなかったの!」

幽霊「(えっでも女の人なのに…?)」

女「ただオバケちゃんをカメラに収めたいという一心で…」

幽霊「(女の人同士でもそういうこと…あるんだ)」

女「そうやって通いつめているうちにだんだんこう…後ろを付け回したくなってしまって…」

幽霊「…///」

女「なんか弁解すればするほど自分の変態ぶりを自覚させられる…泣きたい…」

幽霊「…へ…変態でもいいと思いますっ!!人それぞれですから…////」

女「うあああああああああ何この子いい子だよおおお可愛いよおおありがてぇよおおおお」ジョボジョボ



195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 11:12:34.46 ID:L93X+lHuO

女「ウゥ…ありがと…あんた…あんた魂がべっぴんさんや…」グスッ

幽霊「よしよし」ナデナデ

女「…ハァ、それじゃあ空気になった1人と1匹を元に戻しましょうか」

幽霊「そうしましょうか」
男「―」

幽霊「…お前の日記を拡大コピーして大学の掲示板に張りつける」ボソッ

男「」

幽霊「全ページ」

男「」ガバッ



197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 11:14:51.07 ID:L93X+lHuO

幽霊「大体これでイケます」

女「すげえ」

男「うんすげえ」

女「あんた」

男「ひぃ!すみません!」

女「怒ってないから後でアタシの盗撮写真集見せなさい」

男「へ」

女「そんで気にくわないのは没収と撮り直し!いいわね?」

男「!はい!!僕は誰よりもあなたをきれいに撮る自信があります!!!」

女「よし気にいった!」

幽霊「……」

幽霊「あの~…猫太郎が変になってますよ~…」

幽霊「(…チェッ)」



199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 11:16:00.99 ID:L93X+lHuO

猫「ブツブツブツ…」

女「うわっ怖いそしてキモい」

猫「ブツブツブツブツブツブツブラマヨノブツブツブツオモシロイブツブツブツ…」

幽霊「猫太郎心に傷を負ってる」

女「大丈夫治す!見てて」

女「猫ちゃん!散髪の時間だよ!頭部こっちもってこいコラ」ボソッ

猫「」パチッ



205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 11:49:42.25 ID:L93X+lHuO

猫「さっきも2人には言ったけど」

女「あ?アタシ聞いてないんですけど」

猫「今から言う。巻き糞ヘアーは黙ってろ」

女「ちぇめブッ殺…」

幽霊「ダメダメ!喧嘩だめ!猫太郎は汚い言葉使い禁止!」

男「幽霊さんおとなだなー」



206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 11:51:19.01 ID:L93X+lHuO

猫「続き。幽霊ちゃんね、あんた普通の幽霊じゃないよ」

幽霊「うっそーん」

猫「本当。おい坊主」

男「丸刈りじゃないけど僕?」

猫「そうだよお前。お前霊感あるみたいだけど」

男「おぉよくわかりましたね。うんあるみたいですよ、なんかよく見ちゃう」

猫「今までそういう連中と話たりコンタクトとったことは?」

男「……ないです」



208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 12:03:36.96 ID:L93X+lHuO

猫「じゃぁそういう連中に触ったことは?」

男「ないです。もちろん」

男「…あ」

猫「気付いた?」

猫「幽霊ちゃん普通に触れるよね」ピト

幽霊「ひゃぁあ肉球気もちいっ//」

女「(おぉ…)」ドキドキ



209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 12:04:46.26 ID:L93X+lHuO

猫「あとは…」

猫「普通の幽霊は写真とかビデオとかそういう類のものにおぞましーく恐ろしーく写るけど」

男「けど?」

猫「幽霊ちゃんは普通の人より少し透けた…くらいで写るはず」

男「あっカメラありますよ!撮って確かめてみますか?」

幽霊「えっちょっと待って!前髪変じゃない?ねえ?」

女「その必要はありません」

男「ん?」

幽霊「前髪…!」

女「アタシずっとオバケちゃん撮ってたので!」

幽霊「Oh」



211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 12:07:05.10 ID:L93X+lHuO

女「あんまりハッキリ写ってるもんだから正直イライラした☆」キラッ☆

幽霊「う…なんかごめんなさい」

猫「キラッ☆じゃねえんだよ次行くぞ」

男「どぞ」

猫「それで…なんでアタイここに来たと思う?」

女「オス漁り」

幽霊「虚魂狩り」

男「落としたノートを探しに」



212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 12:09:07.29 ID:L93X+lHuO

猫「全員顔伏せて~今ちょっとふざけた奴は手挙げろ」

サッ サッ サッ

猫「うん全員だね!わかってたよわかってた」

猫「…まぁ何しに来たかはわからんでもしょうがない」

男「で何しに来たんですか?」

猫「道案内」

女「ナイス!チョボラ!一人でやってろ」



213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 12:10:21.51 ID:L93X+lHuO

幽霊「私を案内しに来たの?」

猫「お嬢ちゃんみたいな、成仏できない幽霊を案内する仕事をしてるの」

猫「フラフラしてる間、そうとう淋しかったでしょ」

幽霊「…うん」

女「かわいっ!よしよし」ナデナデ

猫「この手の霊魂は見えない人がほとんどなんだ。しかしどういう訳か…」

猫「お嬢ちゃんの場合は2人も」

幽霊「らっきー」



217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 12:14:27.06 ID:L93X+lHuO

ギリギリまで投下




男「幽霊さんはどうやったら成仏できますか!?エリー!」

幽霊「成仏したい!猫太郎!」

女「できればずっといて欲しいけどしょうがない!ハゲ太郎!」

猫「うーん…」

猫「誰今ハゲ太郎って言ったの」

女「おい今この汚いハゲにアタシの可愛い名前読んだ奴いたな」



218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 12:15:30.39 ID:L93X+lHuO

男「口から鉄の味がする!ぶたれたのになぜか幸せ!」

幽霊「チッ」

女「で?どうやってアタシのオバケちゃんを成仏させるの」

猫「お嬢ちゃんさあ」

幽霊「なあに?」

猫「生きてる時の記憶ないよな」

幽霊「うん、ない」

猫「そんで時々ふっといなくなってたよな」

幽霊「うん、ハッと気付くとさっきいた場所と違うとこにいるの」

猫「それだよ」



219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 12:17:39.56 ID:L93X+lHuO

猫「どんな場所?パターンは?」

幽霊「ある。何パターンか…」

男「えっでもいつも僕のことを影から見ていたような気がしたけど…」

幽霊「何回も知らないとこを見るうちに頭の中でつながってね、」

幽霊「そいでそのうちこの近辺でしか移動してないことに気付いたの!それでアチコチ駆けずり回りながらストーカーしてた!」

女「さすが!根性ある」

幽霊「エヘン」

猫「ここ近辺か…」



221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 12:19:04.32 ID:L93X+lHuO

猫「お嬢ちゃんそこさ、ここら近辺の知らない場所って実は…」

猫「どこよりもよく知ってる場所なんじゃないの?」

男「へ?」

女「へ?」

幽霊「へ?」

猫「お嬢ちゃんの霊魂をひっぱるものがそこにあるから、何度も引き付けられるんじゃないの?」

男「この世に霊魂を縛り付けてるもの…」

幽霊「え―…知らないよ」

女「わかった!」



246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 16:21:36.03 ID:L93X+lHuO

猫「答えわかったのか!!?」

女「違う。実際にオバケちゃんに案内してもらって見て回ればいいじゃん」

女「ここでうんうん唸っててもわかりっこないでしょ」

男「賛成!全面的にエリさんに賛成!!!」

女「行くぞうぉら!ついてこいカスども!」

女「オバケちゃん案内頼んだ!」

幽霊「ラジャです!」



250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 16:24:19.90 ID:L93X+lHuO

…………
………
……


男「うーん」

女「手がかり未だ0か…」

幽霊「ご…ごめんなさい…」

女「いいの!きっと何かわかるよ!がんばろ!」ニコッ

男「(エリさん…素敵だ…!)」

猫「次!お嬢ちゃん、どこらへんだ?」

幽霊「あそこにあるお家…」



251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 16:26:29.06 ID:L93X+lHuO

男「普通の民家みたいですね」

女「人住んでるね…入り込んで調べるわけにもいかないなぁ」

猫「アタイちょっくら回ってくる」タッ

女「おうおう猫ちゃんはお散歩気分でいいねぇチクショウ」

幽霊「…もう見つかんないんじゃないかな…」

男「幽霊ちゃん?」

幽霊「みんなに手伝ってもらって…こんなにアチコチ調べてみたのに」

幽霊「なんにもわからない…」グスッ



252:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 16:30:02.84 ID:L93X+lHuO

男「幽霊ちゃん、成仏するんだよね?」

幽霊「したいよ」

男「みんなといっしょのところに行きたいんだよね?」

幽霊「いきたい」

男「じゃぁまだ頑張れるよね?最後まで僕らも付き合うから!ねっ?」

女「うんうん!」

幽霊「…ありがと」

女「(悔しいけどこの2人結構お似合いだ)」



253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 16:31:16.10 ID:L93X+lHuO

猫「ただいま」トタタ

女「てめぇ冒険気取りか?いつまでも遊んでんじゃねえよ」

猫「…フン」

男「どうでした?様子は…」

猫「普通の家だけど、ちょっと引っ掛かるとこがある。2階の部屋なんだけど」

猫「カーテンが閉まってるからよくは見えないんだけど、隙間からのぞいたらスゲー悪趣味な壁紙が張ってあって…」

幽霊「え!」

猫「お嬢ちゃんと同じくらいの子がいて…」

幽霊「あ!」

幽霊「ここ!私あの部屋!前来た!」



254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 16:32:01.81 ID:L93X+lHuO

ピーンポーン

ガチャ

「はあいー…あら、どちら様?」

女「突然すみません!あの、実は…」

「はあ」

女「私たちの飼っている猫が、お宅の2階のお部屋のベランダに巣を作ろうとしてまして…」

「え!?巣!?」



255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 16:32:57.23 ID:L93X+lHuO

女「そうなんですの…ほら、あそこに登ってしまって…見えますでしょ?」

「あぁ本当。え…なにあれ…お宅の猫ちゃん変わったヘアスタイルねぇ」

女「ああ!アレはあの子が自分でブチ抜いたんです、ミステリーサークルの番組を見ましてね、かっけぇ!とか言って…オホホ」

「ずいぶんと変わった猫ちゃんをお持ちなのねえ…テレビ見たり…巣をつくるなんて…え?かっけぇって言ったの?」



276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 19:15:28.21 ID:L93X+lHuO

女「奥様、本当にすみませんが、2階のベランダにお邪魔させてもらっても?
すぐにあのハゲの性欲にまみれた巣を片付けてまいりますので」

「ああいいんですよ。私がいって片付けておきますから…わざわざご丁寧にどうも」

女「いいえ!奥様!とんでもございません!そんな危険なことなさらないでください!!」

「えっ危険なの?」



277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 19:17:42.36 ID:L93X+lHuO

「はい!そりゃもう!家のさかりのついたハゲ雌猫は、巣に近づくものがあれば一瞬で」

女「―ッシュッ!ですから」

「あらあらそれはなんだか痛そうな効果音だわ」

女「でしょう?だから奥様、本当に突然でご迷惑おかけしますが、ほんの2~3分ほどベランダにあがらせていただいても…?ほんの10~20分程…」

「ああそういうことなら、どうぞどうぞ、何だか時間が大分アバウトだけれどどうぞ!」

女「(よっしゃ!)」グッ

男「(僕いる意味ある?)」



278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 19:19:09.57 ID:L93X+lHuO

女「侵入成功!オバケちゃんとハゲは?」コソコソ

男「もう2階のベランダで待機してます。例の部屋側のベランダです」コソコソ

「家の中散らかっていてごめんなさいねえ」

男「いえいえとんでもないです」

「あらあなたいたの?女の子ひとりだと思ってたわ!」

男「…」

女「(コイツの凹んだ顔そそるな…)」ジュルッ



281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 19:21:03.53 ID:L93X+lHuO

「ここがさっきのベランダに出られる部屋です」

女 男「ありがとうございます」

「せっかくだからコーヒーでもいかが?あなた方のおもしろい猫ちゃんのお話をもっと聞きたいわ」

男「ありがとうございます、是非」

「それじゃ私準備をしてきますので」

「あっ、それから部屋の中には娘がおりますが眠っているのでお気になさらずに。それでは巣の駆除頑張ってくださいね」



282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 19:23:52.15 ID:L93X+lHuO

カチャ…

男「うわ…」

女「ほんとだ壁紙の趣味悪っ!」

男「ちょっエリさん!シー!」

女「壁一面ウォーリーを探せだ……怖いなんか」

男「もはや探す気すら起きないですね…」

女「本当にウォーリーがいるかどうかも疑わしいな…こうも規模がでかいと…」

男「ウォーリーが落とした鍵とか絶対探せないですよ…」



284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 19:25:56.07 ID:L93X+lHuO

男「あ…」

男「あそこ…娘さん寝てます…」

女「本当だ」

男「起こさないように…でも窓は開けさせてもらって…」

男「猫太郎と幽霊さんに部屋の様子を見てもらわなくちゃ…エリさん?」

女「ちょっと」



285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 19:27:15.26 ID:L93X+lHuO

猫「そろそろかなカーテン開くの」

幽霊「…猫太郎」

猫「?」

幽霊「私前にこの部屋に来たとき、誰かもう一人いたよ」

猫「アタイもさっきカーテンの隙間から見た。誰か知ってる人?」

幽霊「ううん…わからない…その人に色々聞こうとしたら別の場所に…」

猫「もうじききっとわかるよ」

猫「あっ、ほら窓が開くよ」



286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 19:28:06.62 ID:L93X+lHuO

シャーッ カラカラカラ…














猫「!」

幽霊「へっ」



287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 19:29:05.99 ID:L93X+lHuO

少女「…」zzz

男「これ…この子幽霊さんだよね…?」

女「オバケちゃんだよ…生きてる…!!」

少女「…」zzz

猫「お嬢ちゃんが…」

幽霊「私が…」

猫 幽霊「生きてる」

一同「…………………?」



297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 20:12:12.59 ID:L93X+lHuO

幽霊「どういうこと!?」

少女「…」zzz

男「生きてた…?」

女「うそー!?!?!?」

猫「魂だけが体から抜け出してフワフワしていたわけか…」

幽霊「えええ!?私がいる!?生きてる!?寝てる!!じゃあ私は一体何なの!?!?えぇっ!?」



298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 20:18:46.87 ID:L93X+lHuO

男「じゃ…幽霊さんは…」

猫「そうだな」

猫「…生霊だな。どうりで成仏できないわけだ…死んでないもの」

幽霊「うぇえ」

女「オバケちゃんはどうして生霊飛ばしてたりしてるの!?なんなの!?特技なの!?可愛い!」

幽霊「うぇえ」



301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 20:30:47.45 ID:L93X+lHuO

男「幽霊さん、大丈夫?落ち着いて」

幽霊「ファー…ブルスコファー…」

女「オバケちゃん…大丈夫だよ!!」ギュッ

幽霊「私は何私は何私は何」カタカタ

女「あなたはアタシの奴隷よ…安心して」

猫「できるかアホ。嘘刷り込むな」

男「とりあえずこの女の子を起こしちゃうのは…どうですか…?オバケちゃん自身に聞いてみれば何かわかるかも」





302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 20:33:46.35 ID:L93X+lHuO

猫「待て」

男「はい」

猫「その子を起こすと幽霊のお嬢ちゃんが消えるぞ」

女「!!」

幽霊「!!」

男「消える!?」

猫「消えるつっても一時的で、身体に戻った後もまた霊魂だけふらふら出てきちゃうだろうけど…」

猫「一時的に魂が入ってないそれはただのカラッポになった入れ物だ」

猫「人形みたいなもんだ。死にゃあしないが生きてもない。
ちょっと大きめのキン肉マン消しゴムだと思ってくれていいよ!」



303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 20:37:03.20 ID:L93X+lHuO

幽霊「キン肉マン消しゴム…」

男「そうか…キン消し起こしてもなぁ…」

幽霊「へのつっぱり…」

猫「問題はキン消しの身体にお嬢ちゃんが戻ったとき、生霊の間あったことは覚えていないことだな」

幽霊「ええ!?」

男「じゃぁ幽霊さん僕らのこと何も覚えてないの!?」

猫「うむ」



305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 20:44:15.13 ID:L93X+lHuO

幽霊「そんな…」ジワッ

男「あぁっ!幽霊さん泣かないで…あああ」

幽霊「うぅ~!やだぁー!じゃあずっと生霊でいいよぉー!!!」

猫「いやそうもいかない。魂が戻らないと身体がとてももたないんだ。今までもそうだったはずだよ」

男「…あ…そう言われると…幽霊さんちょくちょくいなくなってしばらくしてから帰ってきてたな…」

男「あれは身体に引き寄せられて戻りに行ってたのか」

猫「そう。長い間魂のままでいると身体が弱っていくからな」




307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 20:51:41.67 ID:L93X+lHuO

猫「そして見るとこ」

幽霊「う…」

猫「もう限界だな。ほとんど毎日魂が身体から抜け出てたもんだから、見てみろよアレ」

男「…?」

女「キン消し…オバケちゃんの顔、真っ青だね…こっちが本物の幽霊みたいだよ」

猫「もうこれ以上続けたら…」

猫「ポックリ!だな」

男「いやぁああ!!」



308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 20:53:05.27 ID:L93X+lHuO

幽霊「私…本当に死んじゃいたい」

男「ぃええ!?」

幽霊「本物の幽霊になれば…成仏できるし…もし成仏できなくても」

幽霊「みんなが死ぬまではずっと一緒にいられる…」

男「幽霊さん…そんな…」

女「オバケちゃんちょっとこっち見ろ」

幽霊「ん」

女「せぇえええい!」パンッ!



312:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 20:57:52.65 ID:L93X+lHuO

女「怒りの鉄拳!これはさっきの優しいあなたのお母さんの分!」ジンジン

幽霊「痛ぁあああ!…あれ…痛みは感じないんだった…でもなんかつらい」

女「そして!これは!アタシの分んぁあああああ!」

男「エリさんやめてください!自分の分の時だけグー使うのやめてください!!」ガシッ

幽霊「ヒィイ」

女「離せ!!コラ!!ウオオ!!」

猫「(人間て怖いな…)」



314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:00:23.21 ID:L93X+lHuO

女「オバケちゃんはずるい!」

幽霊「!?」

女「何!?死にたいって!アホかお前!死んでなくてよかった☆ワーイワーイ☆だろがそこは!!」

幽霊「でも私は…死んでてもいいからこうやっとみんなと…」

女「それが違うって言ってんだよ沸いてんのかお前のアタマはよぉおお!!!!」

女「そんなもんはまた最初っから始めればいいでしょうが!!」

男「(こわっ…)」

猫「(こわっ…)」



315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:03:10.72 ID:L93X+lHuO

男「先輩の言うとおりだよ、幽霊さん」

男「また一から仲良くなればいいじゃない!!」

幽霊「うぅ…」ポロポロ

男「それに僕は幽霊さんが生きてるって知って、とっても嬉しいんだよ」

男「先輩もいっしょ。だからあんな風に君を叱るんだよ」

女「んだとコラァアアアア糞ビッチ猫コラァアアア!!!」

猫「お前あの子張り倒したあと恍惚の表情だったぞ!この変態!公然わいせつ!!」

男「………」



316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:05:11.75 ID:L93X+lHuO

女「ごめんね、やりすぎちゃった…でもわかってくれるよね?死にたいだなんて言わないで」

幽霊「うん…ごめんなさい」ギュッ

女「よしよし」ギュ

猫「顔!あいつの今の顔!見て!アタイ間違ったこと言った!?」

男「いや…うん…猫太郎は間違ってないよ…」

女「(これだ…!ハァハァ…!)」



318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:10:08.41 ID:L93X+lHuO

幽霊「私、もう生霊になってみんなに会いに行かないようにする…うまくできるかわからないけど…」

少女「…」zzz

幽霊「寝てる私の顔…真っ青だ」

女「…せっかくの可愛い顔が台無しね」

幽霊「ごめんね、私がしょっちゅうフラフラしてるせいだね」

猫「もう限界なんだよ。身体にも負担が大きいんだ。もう今日でラストにしなきゃ本当に危ないぞ」

男「しかしエリ先輩の怒鳴り声聞いてても起きないとは…」



321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:13:25.14 ID:L93X+lHuO

女「ん?」

幽霊「?」

女「んんん?」

男「どうしたんですか」

女「オバケちゃんが…薄くなってる!!」

幽霊「あ!」

猫「魂が身体に戻るんだ!」

男「あ…やっぱ騒々しかったんだ…」



322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:15:39.06 ID:L93X+lHuO

幽霊「うぁあ」

男「幽霊さん!」スッ

男「あれ…触れない…!!」

猫「お嬢ちゃん、大丈夫だ。あんたが身体に戻って記憶がなくなってからも、コイツ等がついてる」

猫「あんたがまた生霊になってフラフラしなくちゃいけないような、さみしい思いはさせないはずだよ」

幽霊「うん…!ありがとう、猫太郎」ニコッ

女「おい…コイツ等ってお前…」

猫「アタイの役目はおしまいだよ。霊魂が納まるべき場所に納まる」

猫「さよならだ」



324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:18:21.68 ID:L93X+lHuO

女「『さよにゃらだ』キリッ だってープププ」

猫「てめぇ最後の最後まで本当むかつくな…もう逆に清々しいな」

男「本当にありがとう、君のおかげで幽霊さんを助けることができた」

男「それから猫としての間も…短い間だったけど、君がお昼にベランダにやって来てくれるの嬉しかった」ニコッ

男「またいつか会おうね」ナデナデ

猫「フン…気がむいたらな…」

女「あっ触っちゃだめだよ!?ノミとかいるからばっちいよ!?」



328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:22:04.26 ID:L93X+lHuO

猫「じゃあな!」トン

男「あっ」

幽霊「猫太郎!!」

フッ‥

女「あれ?消えた…」

幽霊「猫太郎…さようなら」

女「へん!行っちまえバカ猫!いなくなっていせいすらあ!」

男「先輩…耳がぴくぴくしてる」

男「それ嘘つくときの癖だ」

女「ち…ちがわい!」

幽霊「さすがベテランストーカー……あ」

幽霊「私ももう行かなくっちゃ」



331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:23:49.11 ID:L93X+lHuO

幽霊「なんか苦しくなってきたの。私の身体が早く戻ってほしいみたい…」

女「オバケちゃん…!」

男「幽霊さん」

幽霊「大丈夫!今度は私、キン消し…じゃないや、生きてる私で2人に会いに行く!!」

男「うん、待ってる」

女「約束だよ!」

幽霊「うん!約束」ニコッ

幽霊「じゃ…ぁ…ね……」

スウッ

……

男「消えた…」



332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:26:11.91 ID:L93X+lHuO

少女「…んっ…うんん…」モゾモゾ

女「!」

男「身体に戻ったみたいだ…!」

女「部屋から出よう!!早く!」

男「?」

女「ある日目が覚めたら自分の部屋に見知らぬ男と超絶かわいいピュアガールがいたら、あんたどう思う!?早く行くよ!」

男「あっそうか…びっくりさせちゃう」



335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:27:35.50 ID:L93X+lHuO

男「下に降りてさっきの…幽霊さんのお母さんに挨拶しましょっか…」

女「ん」

トントントン‥

女「奥さま!ありがとうございます、無事に済みました!!」

母「あらもう終わったんですか?随分早く済んだんですねぇ」

女「ええ。娘さんのお部屋にあまり長くお邪魔するわけにも行かないので…超マッハで巣を潰してきました」

母「でもちょうどいいわ、コーヒーが入ったの。いかがかしら?」

男「いただきます、どうもありがとうございます」



338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:29:01.40 ID:L93X+lHuO

女「いただきまーす」

男「おいしいです!手作りケーキ!」

母「お口に合ってよかったわ!たくさんありますよ、どんどん召し上がって」ニコリ

男「(笑った顔が幽霊さんにそっくりだ…)」

女「わーいいただきまーす」

母「あなたたち、ここの近くの大学の方かしら?」

男「そうです」

女「ふぉうふぇす」



342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:36:37.60 ID:L93X+lHuO

母「あらそう!いいわねぇ大学生!青春ねえ~」

母「…うちの娘の部屋…さっきご案内した2階の部屋ね、あの部屋の窓から学生さん達がよく見えるんですって、」

母「あの子一日中窓にへばりついて、『大学は楽しいかなあ』『あの人この前も見た』『あの人いつも同じ服』『お母さんあの人女の人隠し撮りしてた』とかっ言って…楽しそうにしてたわ、ウフフフ」

女「(…それコイツのことじゃないか)」

男「(…それ僕のことじゃないか)」



344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:38:39.85 ID:L93X+lHuO

女「…娘さんはおいくつなんですか?」

母「今年高校3年生になりました」

男「(幽霊さん…僕のことずっと見ててくれてたんだ…)」

女「すごく可愛らしいお嬢さんですねぇ!もう私…あの寝顔穴が開くほど眺め回しましたよ~」ジュルリ

母「いえいえそんな…えっ?穴?」

女「いやいやお気になさらずに」

男「(なんか…嬉しいな…)」



347:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:42:02.74 ID:L93X+lHuO

母「それにしてもあの子の部屋の壁紙!驚いたでしょう?あの子が退屈しないように、って私がやったんですけど、我ながら趣味悪いわよねぇ!アハハハ!」

女「本当!あれは無いですよ奥様~!ウォーリーどこにもいませんでしたよーアハハハハハ!!」

男「ん…?」

母「それがね!ウォーリーはどこにもいないんだけれど、赤白の服着たマスオさんはいるのよ~おかしな話よねえ!アハハハハハハ!」

女「奥様それウォーリーじゃね?アハハハハハハ!アハハハハハハ!」

男「一日中…?娘が…退屈しないように…?」



350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:46:33.94 ID:L93X+lHuO

男「あの…娘さんはどちらの高校に通ってらっしゃるんですか…?」

母「学校…娘は…ここのすぐ近くのかさぶた高校に通ってます」

女「私はできたらすぐ剥がす派ですわ」

男「何の話ですか」

母「でも…お恥ずかしい話、あの子今学校行ってないんです…」

男「…不登校ですか」

母「ええ…」

女「ちなみに人のも見つけると剥がしたくなります」



352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:48:21.05 ID:L93X+lHuO

母「情けない話ですが…私は母親としてあの子の何の力にもなってあげられない」

女「だからって奥様…あの壁紙はやり過ぎですわ」

男「まぁあれは正直…うん…アレですけど…あの、もしよければ娘さんの話を聞かせてもらえないでしょうか?」

母「えっ?」

男「僕達は娘さんと歳も近いし…何かアドバイスしてあげられることもあるんじゃないかと思うんです。」

女「奥さまどうでしょう?彼ああ見えて結構頼りになるんですよ」

母「…ありがとう」



355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:50:22.68 ID:L93X+lHuO

母「あの子…娘は…」

母「少し前に事故にあいました…」

男 女「(え…!?)」

母「命に別状はありませんでした。ただ、」

母「あの子はもう2度と…自分で歩くことが出来なくなりました」

男「そんな…」

女「(予想外の展開にNO!NO!NO!!!)」



357:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:52:08.28 ID:L93X+lHuO

母「ここに引っ越してきたのも、娘をかさぶた高校に転校させるためです。」

母「かさぶた高校はバリアフリーが進んでいて、車椅子の学生も受け入れてくれますから」

男「そうだったんですか…」

母「でもどうやら車椅子の転入生というだけで…妙に注目を浴びてしまったようで…」

女「(車椅子じゃなくたって…転入生があんだけ可愛かったら注目浴びるわ)」

母「あの子はだんだん学校に行くのを嫌がりました。友達もうまく作れないし、みんなにジロジロ見られるのが嫌だって…」



359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 21:55:58.38 ID:L93X+lHuO

母「それであの部屋に閉じこもるようになったんです…」

男「…なるほど…」

母「あの子の唯一の楽しみは、窓から楽しそうにしている大学生を眺めること」

母「あとウォーリー親衛隊を探すこと…全部探せたら違う壁紙に変えるって約束なんです」

女「奥様そっちはたぶん楽しみじゃない」

男「(幽霊さん、僕といっしょに大学行ったとき言ってたなあ…)」

男「(僕と同じ状況…友達がいないような気がするって)」



362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 22:02:29.03 ID:L93X+lHuO

女「最近娘さんに何か変わった様子は見られませんでした?」

母「変わった様子…?」

女「ボーッとしたり…白目むいてたり…よだれ垂らしてたり…魂が飛んでっちゃってたりするような様子は…」

母「そういえば最近は眠ってばかりいます…顔色も悪くてねぇ…あの子…」

男「今も寝てましたね…」

母「えぇ…やっと起きたと思ったら、『いい夢を見た、続きを見たいからまた寝る』って…」

女「ほほぅ…」



365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 22:05:41.02 ID:L93X+lHuO

母「あなたたちに話を聞いてもらったら…なんだか少しスッとしたわ」

男「よかった」

女「お母さん、もしよかったらまた娘さんに会いに来てもいいですか?今度は起きている時に!」

母「!ええ!もちろん!仲良くなってあげてください!あの子きっと喜ぶわ、あなた達大学生に憧れているみたいだから」

男「…はい!きっとまた…仲良くなれると思います…!」

母「また?…あなた娘に会ったことが…?」

…少女「おかあさーん!!お母さんトイレ!行きたい!」

母「あら!娘が起きたみたいだわ!」



383:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 22:51:25.54 ID:L93X+lHuO

女「起きた」

男「あ…えっと…僕たち…」

母「はいはーい!今行くよーちょっとお客さんだから待ってー!」

母「アハハ、ごめんなさいねぇ騒がしくって」

男「いえ…あの、僕たち失礼したほうが…?」

母「いいのよいいのよ!ゆっくりしていってくださいな!」

母「なんなら今娘と遊んでやってもらいたいくらいですよ!アハハ!」



384:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 22:52:25.67 ID:L93X+lHuO

女「あっ!それいいですねぇ!!」

母「あら本当!?なら会ってくださるかしら!?」

女「はい!是非!!」

男「ちょっ…と…」

女「なにビビってんのよ!また会おうね、って言ってたじゃないのアンタ!」コソコソ

男「だ…だって…」

男「幽霊さんのあの顔で…あんた誰とか言われたらもう…僕は…」ゴニョゴニョ



389:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:01:15.21 ID:L93X+lHuO

女「喝!」ブシッ

男「あぶゅんっ!!」

母「あらあら!2人とも仲良しなのねぇ!いいわね~」

母「じゃあ私あの子連れてくるわね!少し待っててくださいな」

女「はーい!待ってまーす!」

男「おぅふ…目が見えない…真っ暗だよ?誰か電気消した?」



390:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:02:15.79 ID:L93X+lHuO

女「…見えた?」

男「あぁ…少しずつ見えてきました…」

女「そりゃよかった」

男「僕あんな目潰し食らったの生まれて初めて」

女「あなたの初めて貰っちゃった☆」

男「なぜだろう今は少しもときめかない」

女「字余り」

男「(ストーカーしてた頃はこんな人だって知らなかったな…)」



391:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:04:12.43 ID:L93X+lHuO

男「それにしても…幽霊さん僕らを忘れてしまってるんですよ?」

女「うん」

男「ちゃんと前みたいに仲良くなってくれるかな…先輩みたいな綺麗な人はともかく」

男「僕みたいな奴と…」

女「バーカ」

トントントン…

男「おっ…降りてきた…」



394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:08:43.63 ID:L93X+lHuO

母「フゥ!家はエレベータがあるわけでもないんだから」

母「1階の部屋にいなさいって言うんだけどこの子聞かなくって…よいしょっと!」トスッ

少女「だって2階の部屋じゃないと外見えないもん!」

母「さ!こちらがあんたの憧れのキャンパスライフを送る、うおのめ大学のお二人よ!」

女「初めまして!」

男「はっ…初めませて…」



395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:09:43.85 ID:L93X+lHuO

少女「!」

母「びっくりした?さっきね、あんたの部屋のベランダに猫が…」

少女「私…この人たち知ってる…」

母「え?」

男「!」

女「!」

少女「私…夢で…見た」



397:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:11:18.03 ID:L93X+lHuO

母「なんだ夢かよ~オイ!びびらせんなってマジで!」

母「じゃあ母さんあんたの分もおやつ用意してくるから、ちょっと待ってなさい」

母「フンフフーン♪米が異なると書いてフン♪」

スタスタスタ…

男「ゆ…幽霊さん…?」

女「落ち着け。今はオバケちゃんじゃない」

少女「うぁ…」



400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:14:10.61 ID:L93X+lHuO

少女「あなたたち…えっと…」

少女「そこの女の人が私のことをストーカーしてて…男の人は女の人をストーカーしてて…?」

男「あぁっタンマ意味わかんない」

女「つまり知り合いなの、アタシ達。記憶はそのまま残った…!?思い出してくれたの!?」

少女「私…さっき夢を見ていたの。夢に私が出てきた…」

男「(幽霊さんだ!)」 

女「(オバケちゃんだ!)」



404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:18:59.30 ID:L93X+lHuO

少女「夢の中の私が言ったの。2階の窓からいつも見てた男の人と、その人がいつも写真に撮っていた…きれいな女の人が家にいるよ、って」

少女「2人は私にとって大事な人なんだよって言ってた…」

男「そうか…幽霊ちゃんはずっと見てたから知ってたんだ…!」

男「僕のことも、僕がずっと見てた先輩のことも」

女「さっきお母さんが言ってたの、やっぱりあんたのことだったのね」

少女「え?…あの、それは…顔だけは知ってました、いつも覗いて見てたから…」



406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:20:07.26 ID:L93X+lHuO

少女「私、2人と話がしてみたかった」

男「何で僕みたいな奴のこと…見てくれてたの…?」

少女「羨ましかったんです」

少女「…みんなと混じらずに一人でいても、あなたはいつも楽しそうに見えた」

少女「好きな人を追い掛けて…生き生きしてた。特に写真を撮ってる時は」

女「チッ…許可とれや」ギロッ

男「すみません…」



407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:21:18.40 ID:L93X+lHuO

少女「私は…どうしてだかあなた達と初めて会う気がしない…」

少女「なんだかすごくホッとするんです」

男「うん、僕らも同じだよ!ね?」

女「うん!それに、会うのは初めてじゃないんだよ」

少女「えっ」



420:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:35:38.98 ID:L93X+lHuO

女「実は―…」

男「ちょっと待った!」ギュム

女「ん゙ー!ん゙ー!」

男「言っちゃっていいんですか!?自分が生霊になって徘徊してたなんて知ったらYOUはshock!ですよきっと!」コソコソ

女「ん゙ー!ん゙ー!」ジタバタ

少女「(仲良しなんだなぁ…いいなぁ…)」



422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:38:12.64 ID:L93X+lHuO

女「ップハァ!!」

男「ごめんなさい、つい…」

女「苦しかった!さぁ!それじゃあ君の頭部の毛をむしり取ることにするね!」

男「するね!じゃない!やめて!いや!やめて!」

少女「頭部の毛…ん?なんか…頭に毛がない猫を見たような気がする…?」

女「逃げんなコラァアア!!ミステリーサークル見せてやんよぉおおお!!!!」

男「毛狩り隊だ!ボーボボ呼んで!ボーボボ呼んで!!いやぁああああああああ」

少女「大変!助けて首領パッチー!!!」



424:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:39:42.10 ID:L93X+lHuO

男「ハァハァハァ…し…死守…」

女「チッ」

少女「ミステリーサークル見たかったです」

男「やめて…」

女「話の続き。あのね、私たちあなたに話しておきたいことがあるの」

男「…信じてもらえるといいんだけど…」

女「ちょっとショックなことかもしれないし、信じられないことかもしれないけど…聞いてくれる?」

少女「…わかりました!」

少女「ドンと来い!です!」



426:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:42:03.32 ID:L93X+lHuO

女「実は…アタシはご主人様、あなたは性奴隷で―…」

男「捏造はんたーい!記憶の捏造はんたーい!!!」

女「チッ」

女「実は…かくかくしかじか」

男「うわあー便利な表現!!僕日本語大好き!!」

女「…というわけなの。
どう…?私の話…信じてくれる…?」

少女「…」



427:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:43:19.38 ID:L93X+lHuO

少女「私…幽霊に…生霊になってたんですか…!?」

男 女「YES」

少女「そんな…」

男「ごめんね、驚かせてしまうようなことを言って…」

少女「信じられない…!だって私自分で歩けないからずっと家にいたし…その間の記憶もちゃんとあるもん!!」

女「ここでアタシの出番です☆」キラッ☆



431:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:45:14.22 ID:L93X+lHuO

女「お友達に、『オマエこないだ生霊になって徘徊してたぜ~』と言ってもなかなか信じてもらえない!こんなこと、よくありますよね!」

男「あるある~」

少女「…」

女「そんな時はコレ!携帯電話~~!!!これを使えばわからず屋のお友達も一発で素直に真実を認めます!」

男「おぉ~」

女「使い方は簡単!これで撮った写真をお友達に見せるだけ!」

男「へぇ~」

女「腰を抜かしたお友達が、『このメス豚を抱いてください』なーんて言ってくる日もそう遠くないかも!」

男「…」

少女「…」



433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:47:17.22 ID:L93X+lHuO

女「そぉら見ろ!これがあなたが生霊だった時の霰もない姿よ!!どーん!」

少女「…」ジ-ッ

男「だ…大丈夫…?」

少女「う…確かに私…」

女「へへん!どうだどうだ!可愛く撮れてるだろう!」

少女「でも今時こんなのいくらでも加工できるもん!」

男「うぉ…言い返した」

女「ほほう?」



434:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:48:42.56 ID:L93X+lHuO

女「このアタシにたてつくつもりかい…?」

男「ちょっと…乱暴はよしてくださいよ」

女「よしちょっとみんなでアレ歌おう!犬のおまわりさん!」

男「へ?」

女「ハイ!迷子の迷子の子猫ちゃん~♪」

男「あ…あなたのお家はどこですか」

少女「お家ーを聞いてもわからないー♪」

女「名前ーを聞いてもわからない~♪」

男「ニ…ニャン…ニャン…ニャニャーン…ニャン…ニャンニャ…ニャーン」

少女「泣ーいてばかりいる……」

女「ストップ!!!」

少女「!?」

男「!?」



436:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:51:29.37 ID:L93X+lHuO

女「その可愛いお口にチャックをしな…お嬢さんよ…こっちは分かってんだ…」

女「あんたは次に『そね子さん』と言う…そうだな?」

少女「なっ…!なぜそれを…!!」

少女「(母の陰謀で…小さい頃からそね子バージョンの歌詞で歌わされていたことを知っているというのか!?この女っ!!)」

女「フフフ…それではこちらをお聞き頂こう。」ピッ



437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:52:24.85 ID:L93X+lHuO

~…「フンフンフフーン♪フンフンフフーン♪」

~…「泣-いてばかりいるそね子さんー♪」

男「!?」

少女「これは…私の声!?」

~…「猫太郎!すぐベランダにおいでね?おいしいカリカリがあるよ?」

~…「にゃーん」

~…「んしょっ」

女「…お分り頂けただろうか…」



441:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:53:51.48 ID:L93X+lHuO

女「それではもう一度…」→Replay

男「もういいもういい」

少女「私の声だった…」

女「どう?これあなたが生霊になって、そいつのアパートに入っていく時に録音したの」

男「大丈夫…?」

少女「…私…本当に幽霊になってたんだ…」



443:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 23:57:47.96 ID:L93X+lHuO

女「少々荒療治だったか…ごめんね」

男「ごめんね…」

女「でも私たち、あなたが幽霊だった時とても楽しかったよ。それを知ってほしかったの」

男「うん!僕、ほとんど毎日君と一緒にいたけど、」

男「君のおかげですっごく楽しかった!!」

少女「そ…そうですか…」ウルッ

女「泣ーかしたー泣ーかしたー!!!」

少女「教えてくれてありがとう…」グスッ

男「僕、また君と一緒に将棋したり、トランプしたり、
タケノコニョッキしたり、マリオカートしたりしたいよ」

少女「ウゥ…あっ…ありがとう…」

女「せぇえええんせいにィィイイ言っちゃぁおおおおおお!!!!!!!!!!!!」



446:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:00:42.01 ID:kV+wp+6bO

男「でも魂はね、本来は身体から抜け出ちゃいけないものなんだ」

少女「うん…」

女「何かよっぽど強い気持ちがあったから、生霊になってフラフラしてたのよね?」

少女「強い気持ちか…」

男「心当たりある?」

少女「たぶん、私自分の足で歩きたかったんだと思う。
自分で歩いて、あなたと話したかったから…生霊になったんだ、たぶん」

男「おぉ…」



449:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:02:26.21 ID:kV+wp+6bO

少女「事故にあって車椅子になってからは、ほとんど家にこもりっきりで…」

少女「学校も…行かなくなって…」

男「そっか…一人で寂しかったんだ…話相手を探しに、自分の足で外に出たかったんだね」

少女「うん…もういい加減ウォーリー親衛隊を探すのにも嫌気がさして」

女「あれは探さなくていい。ほっとけ親衛隊なんて」



451:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:04:39.45 ID:kV+wp+6bO

男「でもこれからはもう生霊になったりしちゃいけないんだ」

少女「どうして?私車椅子無しで歩けるならそっちの方が…」

女「絶対だめ!!これ以上続けるとあなたの身体がもたないの。ハゲの貴婦人が言ってた」

少女「え?誰?」

男「僕たちの友達だよ。君を助けてくれた猫…死神」

少女「…うさんくさっ」

女「いいぞもっと言え」

男「まーたそういうこと言う」



456:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:06:34.68 ID:kV+wp+6bO

男「とにかく!君は自分で外に出るべきだよ!素敵な車椅子もあるし、誰も君を笑ったりしないよ!!」

少女「でも…」

女「大丈夫!アタシたちも一緒にいるから!」

男「このまま一生、壁紙とにらめっこするつもり?」

少女「…」

少女「そんなの嫌だ!」

男「でしょうね」

女「でしょうね」



458:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:08:27.16 ID:kV+wp+6bO

母「お待たせー!!…あら?」

母「どこ行ったのかしら…いなくなっちゃった、帰ったのかな」

トントントン…

少女「あっお母さん!」

女「すみません、お嬢さんのお部屋にあげてもらっていました」

男「降ろすね、大丈夫?ゆっくり…」

少女「大丈夫ありがと」

母「あらあら!あんたは!も~すみません!おんぶまでしてもらって…アラアラ…ありがとうございます」



460:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:10:09.74 ID:kV+wp+6bO

男「それじゃあ、僕たちはこれで」

女「ばいばい!また明日ね!!」

少女「うん!ばいばい!!また明日!!」

母「はーいどうもありがとう~またいらっしゃいね!」

…バタン

母「帰っちゃった…なんだかおもしろい子達だったわねぇ」

母「…そういえば巣作った猫、ちゃんと持って帰ってくれたかしら」



461:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:13:52.28 ID:kV+wp+6bO

少女「お母さん」

母「あんたもケーキ食べな?せっかく持ってきたから!コーヒーもあるよ!」

少女「お母さん」

母「このケーキねえ~母さんが焼いたのよ~我ながら上手!!あんたミルク入れる?砂糖は?」

少女「そね子さん」

母「何」

少女「うん…お母さん、いつもありがとう…ごめんね」

母「どうしたの急に改まっちゃって」

少女「んーん。何でもないの。いただきまーす」パクッ



463:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:15:27.30 ID:kV+wp+6bO

母「あんたあの子達と仲良くなれたかい?二人とも礼儀正しいいい子だったねぇ~」

少女「うん!明日ね、遊ぶ約束したの!外で!!」

母「へえ!!ほんとに!!えっ外!?マジ!?」

少女「うん外…出てみようかなって、久しぶりに」

母「……」

少女「お母さん?」



467:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:17:39.68 ID:kV+wp+6bO

母「あんた…無理してるんじゃない…?」

母「もう少しゆっくり、心と相談しながらでいいんじゃないの…?」

少女「大丈夫!もう平気!」

少女「だって私の魂がそうしたいって叫んでるの!」キリッ

母「(あれ…?このこっ恥ずかしい感じ…これ…ちゅ…厨ニ…)」

母「か…母さんにはそれは治せないな…」

少女「?」



468:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:19:21.38 ID:kV+wp+6bO

母「まぁあんたがそう決めたんなら、行っといで」

少女「うん」

母「いいお友達ができてよかったわね!」

少女「うん!!」

少女「あっ…お母さん!」

母「?」

少女「壁紙!変えて?約束したでしょ?」

母「あんたまーた適当なこと言って~!あの中からウォーリー親衛隊探すのはまだまだ無理でしょう!」

少女「ヘヘヘッところがどっこい」

少女「3人だと探せたんだもん!」




470:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:22:13.51 ID:kV+wp+6bO

○月×日(日)

何から書けばいいかわからない。
今日はいろんなことがありすぎた。
でもここ最近で一番いい日だ!!


とりあえず明日が楽しみ!!!
明日は学校休むぞ!
寝る!!



471:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:23:12.39 ID:kV+wp+6bO

○月×日 ☆日曜日☆

今日は濃い日だった!
パックして寝る!
ネイルはまた今度!









明日は大学さぼっちゃう!楽しみ!楽しみ!!



472:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:24:54.72 ID:kV+wp+6bO

翌日 2回目の月曜日

ピンポーン

母「はーい…」ガチャ

男「お早ようございます」

女「おはようございまーす!」

母「おはよう!わざわざ迎えに来てくれて…どうもありがとうございます」

男「いえいえ」

母「今呼んできますね、ちょっと待ってて…お友達来たわよー!…」



478:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:37:58.62 ID:kV+wp+6bO

少女「おはようー!」

男「おはよう!晴れてよかったね!」

少女「うん!」

女「やん!ポニーテールかわいい!!」ナデナデ

母「じゃあ、気をつけていってらっしゃい!何かあったら連絡して!」

少女「はーい」

母「今日一日、この子のことよろしくお願いします」ペコッ

女「まっかせてください!」



481:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:39:37.98 ID:kV+wp+6bO

男「ここでいつも僕のこと見てたよ、ジーッて」

少女「へぇ!いかにも幽霊っぽい!電柱の影から…」

女「そうそう!怖い顔でこう…ジーッと…」

少女「他には?他にはどんな場所にいた?幽霊の私!」

男「一緒に大学の授業受けたよ」

女「あーアタシそれ見たよー!超ギガバイドびっくりしたし!!」

少女「大学!行ってみたい!!!」



485:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:41:40.79 ID:kV+wp+6bO

―大学―

少女「いっつも見てたけど…初めて入った!うおのめ大学!」

男「僕…ほんとは今日講義あるんだけどな…」

女「うんアタシも…あんまり教授に見られたくない光景だな…」

少女「見て!学校の中にレストランがあるよ!?見て!!」

男「うん…見てるよー…あるねー」

女「あれ学食っていうからねー」



486:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:42:39.36 ID:kV+wp+6bO

女「おもしろい?大学探険は」

少女「うん!楽しい!高校と全然違う…広くてきれいで…」

男「楽しんでくれてるならよかったよかった」

少女「私も…この大学に通ってみたいなぁ…」

女「通えば?」

少女「えっ?」

女「通えばいいよ!今年高校3年性でしょう!?」

男「なんかいやらしい高校生になってますよ…ちょっと」

少女「でも…私学校行ってないの」

少女「…みんなにジロジロ見られるのが…怖くって」



490:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:44:37.41 ID:kV+wp+6bO

少女「だからきっと受験もダメなんじゃないかな」

男「…」

少女「それに車椅子の子が入れるような校舎じゃないと通えないし…」

女「あーもう!ウジウジ何言ってるのこの子は!!」

少女「ヒィ」

男「ヒィ」



492:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:46:07.10 ID:kV+wp+6bO

女「ここの校舎はバリアフリーだしきっと楽しいから!大学はここ受けなさい!いいわね!返事は!?」

少女「ハイ」

女「そのためにはまず高校戻りなさい!学校の何が嫌なの!?」

少女「み…みんなが私をジロジロ見るところ…」

女「よしじゃあ全員の目ェ潰してやる!他には!?」

少女「あっありません…」

女「解決!!!!!」



493:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:46:47.16 ID:kV+wp+6bO

女「っしゃぁああ!かさぶた高校の奴ら皆殺しじゃぁああああ!!!!!!!!」

男「行かないで!もう誰も傷つけないで!!」ガシッ

少女「あわわわ」

女「戦争じゃぁああああ!ジロジロ見る奴は全員処刑!!!!!!!!!!!!」

男「僕せんぱいがニュースに出るの見たくない」グスッ

少女「わっわかりました!大丈夫!私見られても平気ですから!」



496:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:49:38.68 ID:kV+wp+6bO

少女「ちょっ…聞いて!私もう大丈夫!」

少女「私のために、全校生徒の目ん玉潰してやる!とか言ってくれる人がいるって…わかっただけで勇気が出てきたから!」

男「せんぱい聞いた!?今の!!ちょっ…僕の目はやめて!治りかけだからやめて!!いやぁあ!!」

少女「私の車椅子を素敵って褒めてくれた…だから私もうメソメソしない!!」

少女「堂々と車椅子で!高校卒業して…この大学に入ります!!」

女「それでいい…それでいいんだ…!」

男「目がぁあああ!また誰か電気消した!?」



497:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:50:52.10 ID:kV+wp+6bO

○月×日(月)

今日、エリ先輩と幽霊ちゃんと一緒に、
幽霊ちゃんの出没スポットを回ってきた。
ほとんどが僕のアパート周辺だったけど、
すごく楽しかった。

幽霊ちゃんは高校に戻る決意をして、かならず僕らと同じ大学に入るって約束してくれた。

僕も明日から学校だ。
立派な先輩になって幽霊ちゃんを出迎えてあげなくちゃ。

遅刻しないようにもう眠らなくっちゃ!
寝る!!



499:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:51:46.27 ID:kV+wp+6bO

―翌年4月―

少女「あ!いたー!おーい」

男「先輩!幽霊ちゃんいたよ!あっち!」

女「オマエいいかげんその呼び方やめろよ…あー!オバケちゃん!!やん!スーツかわいいー!!!」

男「そっくりそのまま返すぜ!!」

少女「エヘヘ、子供がスーツ着せられてるみたいで恥ずかしいなぁ」

男「そんなことない、よく似合ってるよ」

少女「ありがと!!」



500:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:52:33.52 ID:kV+wp+6bO

男「ほんとによくがんばったね、今まで!偉い!」

女「うん!さすが生霊を飛ばすほど魂が熱い女!!」

少女「いやぁやめてくださいよ~」

女「いよっ!執念深い女日本一!!」

少女「いや…やめてくださいよ…」

男「うん…やめてあげて…」



503:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:54:38.02 ID:kV+wp+6bO

「あっエリさんだー」

「エリさーんこっち向いてーヒューヒュー」

女「うっさい!用もないのに話し掛けんな!」

「うおー怒られた…//」

「さすがドSの女王様…」

「前とキャラだいぶ変わったけど俺今のほうが好きだよーwギャハハw」

「今度踏んでねーエリ様ー!」

女「うっせ!地雷踏んどけ!ハゲ予備軍どもが!!」



508:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:56:37.82 ID:kV+wp+6bO

男「まーた先輩は…もう!汚い言葉使い禁止ですよ!」


「ねぇあの人エリさんの彼氏?」ヒソヒソ

「どれ?隣にいるヒョロヒョロ?地味くね?」

「あ~…違うよあれはエリさん専属のカメラマン」

「カメラマン!?」

「芸能人かよw」

「でも噂によると、あの人に撮ってもらうと誰でもすっごいきれいに写るんだって…」

「私…今年成人式だ…」

「試しに撮ってもらおうかなー…なんて…」


男「写真撮りましょう写真!2人とも並んでー」



509:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 00:58:28.35 ID:kV+wp+6bO

少女「(2人とも…人気者なんだなぁ…)」

少女「(行列できてる…あっちは撮る方)」

男「あのですね…だから…!僕が撮ってもそれなりの人はそれなりでして…!」

少女「(あっちは撮られる方)」

女「誰がてめぇみたいなのとツーショット撮るか!!大体アタシを撮れる奴は一人だけなんだよ!失せろ!!散れ!!!」

少女「いいなー…」

少女「……」ポツーン

少女「私も大学生になれたんだ…!いっぱい楽しまなくちゃ!4年間!!!」




513:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 01:01:39.44 ID:kV+wp+6bO

男「ハァ…ひどい目にあった…フィルムが…枚数一気に消えた…うぅっ」グスッ

女「あー疲れた!アイツらのあの執念なんなの…ゾンビかチクショウ…髪引っこ抜きすぎて指が痛ぇっつの」

男「またミステリーサークル作ってきたんですか…」

女「でもアイツら何やっても喜ぶからさー…腹が立ってしょうがない!あ゙ー!!!」

男「あの人たちは特殊ですから…あっ!ごめんね待たせちゃって…!」

少女「ううん!いいの!二人ともおかえり」ニコッ



517:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 01:04:16.63 ID:kV+wp+6bO

男「どうしたの?ごきげんだね?ずっとニコニコしてる」ニコニコ

女「あんたも鏡見て来い。…そりゃそうだよねー?ずっと見てきた大学の生徒になるんだもんね!!」

少女「うん!」ニコニコ

猫「よく頑張ったな」

首領パッチ「よくハジけたな」

男「え」

女「え」

猫「え」

首領パッチ「え」

猫「お前誰だよ」

首領パッチ「去年あの子に呼ばれた者でござる!」

少女「帰っていいよ」

首領パッチ「バイバイ…」



521:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 01:07:01.61 ID:kV+wp+6bO

男「エリ…ゴホン!猫太郎!!帰ってきたの!!」

猫「仕事だよ!アタイは忙しいの!ついでついで!」

少女「猫がしゃべった」

男「あっ…!これはね、えーと…」

女「友達なの!オバケちゃん、思い出せない?」

猫「(こいつ…アタイのこと友達って言った…!)」

少女「う~!…君は…!」

少女「…あ!!」

少女「…ハゲあたま猫太郎!!おかえりっ!!」




          オワーリ



592:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 14:41:42.87 ID:kV+wp+6bO

続きはない。オマケ投下




―1年後―

男「せーんぱい!帰りますよー」

女「あー待って!オバケちゃんがまだ練習終わってないみたい」

男「今日も練習ですか!?頑張りますね~幽霊ちゃん」

女「アタシらいい加減この呼び方やめない?死んでねえよあの子…まぁいいけど…あんた、練習してるとこ見たことある?」

男「んーん」

女「すごいよ…!!」

男「何が?」



593:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/25(月) 14:43:27.49 ID:kV+wp+6bO

―体育館―

「声だして!!動きにぶい!もっと速く!そこ止まんな!!」

「パス出せ!遅い!次!!」

「オラ!そこ!もっとあたってけ!!」

「まだまだ!ボールまわせ!!声だせっつってんだろ!!!」

部員「ハイッ!!!!!」

少女「よしもう1本ー!!腕もげるまでやれー!」

男「なにこれ…」

女「オバケちゃん、入学して車椅子バスケ始めたでしょ?」

女「メキメキ上達しまして…今ではチームコーチやってます」

男「」





―…後に車椅子バスケ界の神様と呼ばれる、佐藤よねこ誕生の瞬間であった


  完



元スレ
男「幽霊にストーカーされてる…助けて」
http://takeshima.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1243100365/
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         コメント一覧 (7)

          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月18日 00:20
          • ノリが寒い上に全13pってとこで脱落
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月18日 02:08
          • ねこです

            ねこはいます

            ねこはどこにでもいます

            どこにでもいるねこは

            そこにもいます。
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月18日 02:24
          • 5 面白い
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月18日 21:10
          • こんなのを13pに渡って書いてあるのか…ガチホラーだわ…
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月19日 09:25
          • 確かに今見たら寒いネタ多いけど、昔のSSこういう感じだったし懐かしかったで。
            てか、これ2009年のなんやな(笑)
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月27日 08:01
          • >>5
            あー10年も前のやつなのか
            それなら納得
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月28日 23:13
          • 俺はこのノリ面白かったわ
            たしかに多少長かったけど10年たっててもまとめられるだけはあると思った

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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