町娘「ひぃ…助けて」俺ゴブリン「ぐへへ、どうしてくれようか」お前らゴブリン「>>4(野球するぞ)」
俺ゴブリン「今度ある種族対抗野球大会の面子が足りないのさ」
町娘「私、ルール分からないです…」
俺ゴブリン「去年は初戦でサイクロプスチームに負けてしまった。今年は勝ちに行きたいんだ」
町娘「だったら、他の人を誘うべきですよ!」
お前らゴブリン「>>15」
俺ゴブリン「勇者?何処に居るんだ?」
勇者「ここだ!町娘さん、助けに来ましたよ!」
町娘「勇者様が助けに来てくれました!これで助かりました!」
俺ゴブリン「助けに来た?つまり野球の助っ人に!」
お前らゴブリン「>>20」
俺ゴブリン「おう!」
町娘「はぁ…はぁ…私こんなに体力ないんですよ。野球なんて無理ですよ…」
勇者「一緒に甲子園行くって約束したじゃないか!」
町娘「初耳です!」
俺ゴブリン「休むな!走れ!」
勇者「さーせん!」
勇者は思い出していた。勇者になる前に自分が野球少年だった時代を
勇者(バットを手放して剣を持ったが再びバットを振れるなんてな)
町娘「もうヘトヘトですよ…」
お前らゴブリン「>>25」
町娘「勇者様のなら…是非」
俺ゴブリン「勇者様はそんな気はないようだぞ」
勇者「99…100…素振りしたりないぜ!」
町娘「…次は何をすれば良いのでしょう」
お前らゴブリン「>>30」
町娘「フェアじゃないですね…」
俺ゴブリン「ギリギリデッドボールだな」
相手チーム、グールの巣
町娘「あの…これ差し入れです。皆さんで食べてください」
グール「グガゴゴガゴゴ」
町娘(ゴブリンと違って話せないのかな)
町娘「置いてきました」
ゴブリンB「ヨクヤリマシタ」
ゴブリンC「絶対勝つぜ」
ゴブリンA「俺達の力見せてやろうぜ」
ゴブリンD「優勝するぞ」
俺ゴブリン「町娘のポジションを決めてなかったな」
お前らゴブリン「>>39」
勇者「だったら出番無いな。俺が完封してしまうからな」
町娘「そうであって欲しいです」
俺ゴブリン「いよいよ明日だな」
その勝負は散々だった
グール「グガゴゴガ!!!」
勇者「どうした?腹押さえてたら俺の球は打てないぜ」
グール「グゴゲグゴ!!!」
俺ゴブリン「三回コールド勝ちか。つまらんな」
ゴブリンA「去年の俺らみたいだな」
ゴブリンB「さいくろぷすノ192kmノタマハヤスギマス」
町娘(良かった、出番なくて)
俺ゴブリン「次の相手はどいつだ?」
お前らゴブリン「>>45」
俺ゴブリン「何っ!」
ゴブリンA「まさか…」
ゴブリンB「アナタテキノすぱいだったデスネ」
女騎士「そういうことだ」
おっさん騎士「そのお前らゴブリンは俺達のメンバーさ」
見習い少女騎士「いざ尋常に勝負です!」
イケメン騎士「ゴブリンが僕達に勝てるとは思えないけどね♪」
俺ゴブリン「まさかお前らゴブリンが裏切るなんて」
勇者「メンバーが不足したな…」
町娘「私のポジション、決まりましたね。四番セカンド。勤めさせて頂きます」
おっさん騎士「さて、プレイボールっと」
女騎士「そんな重そうな鎧着て1番とはな」
お前らゴブリン「>>53」
おっさん騎士「ガハハ、バッチリだ。その後に腹を下したがしっかりとその分も栄養補給したぞ」
女騎士「私も久し振りにお通じが来て快調なんだ」
イケメン騎士(トイレが埋まっていてノグソしたなんて言えない)
見習い少女騎士「私は…お腹いっぱいで食べられませんでした」
おっさん騎士「安心しろ。その分は俺が食べた。さて、行ってくる」
勇者(相手はパワーがありそうだな…内角を攻めるか)
ゴブリンC「任せるぜ勇者!」
女騎士「次は私だ」
勇者(変化球で…)
女騎士「読めたぞ!」カキン
町娘「くっ、ファースト!」
塁審「セーフ!」
イケメン騎士「僕の番だね。何を狙えば良いかな?」
お前らゴブリン「>>60」
イケメン騎士「ふっ、あそこが弱点なんだね♪任せてくれたまえ」
ストライークバッターアウト
イケメン騎士(くっ、腹の調子さえ悪くなければ…)
女騎士「次のバッター、任せたぞ」
カイザーフェニックス「ヒヒーン」
勇者「馬だと!馬鹿にしやがって」Vスライダー
カイザーフェニックス「ヒヒーン(鹿ではない!)」カキーン
勇者「馬鹿な…2ランホームランだと…」
俺ゴブリン「ドンマイドンマイ」
町娘「勇者様!裏で取り返しましょう!」
そんな感じで試合が進んでいった
7騎士団 ゴブリン4
おっさん騎士「よし、このまま逃げ切るぞ」
女騎士「逃げるなんて騎士のすることではない!」
見習い少女騎士「ほんとに逃げるわけではないです。お姉様」
お前らゴブリン「>>66」
見習い少女騎士「一体なんの事です?」
ナレーション「ピッチャー、おっさん騎士に代わりましてカイザーフェニックス」
ゴブリンチームは敗退した
俺ゴブリン「あいつの狙いを読めなかった俺の責任だ」
ゴブリンB「キリカエテイキマショ、ゴハンノジカンデス」
ゴブリンC「芋煮作ろうぜ」
町娘「私も手伝います」
オーガ「ウガァァァァ」
サイクロプス「ウゴォォォォォ」」
ゲームセット
サイクロプス「くっ、負けたぜ」
オーガ「危ない戦いだった」
試合は進んでいき、決勝戦を前に控えた
イケメン騎士(このままでは…何もしてないじゃないか今回)
おっさん騎士「相手は強敵だ。心して掛かるぞ」
決勝戦
デーモンチーム VS 騎士団
俺ゴブリン「ほら、食え食え」
サイクロプス「旨いな。ゴブリンの芋煮はよ」
オーク「おら、ビール持ってこい」
町娘「少々お待ちください」
町娘(なんで、こんなにお客さんが)
俺ゴブリン「敗北者の芋煮会は恒例なのさ」
オーガ「負けたってこの芋煮食えば勝者なのさ」
見習い少女騎士「ふぇぇ、芋煮美味しそうです」
おっさん騎士「安心しろ。優勝しても食える!いくぞ」
お前らゴブリン「>>73」
おっさん騎士「なんだと…」
女騎士「そんな…」
見習い少女騎士「ふぇぇ…」
カイザーフェニックス「ヒヒーン…」
芋煮が食べられない現実に絶望した騎士団は嘘のような敗北をした
女騎士「芋煮が…」
イケメン騎士「準優勝だな♪屋敷で宴会でも開こうじゃないか」
見習い少女騎士「ごめんなさい…そんな気分にはなれないです…」
町娘「そろーり、皆さん居ますか?」
おっさん騎士「あんたはゴブリンの所の」
町娘「内緒ですよ?」
女騎士「これは…芋煮!」
見習い少女騎士「芋煮です!」
町娘のお陰で騎士団に笑顔が戻った。
美味しい食べ物は笑顔を作る
運動した後に大空の下食べる芋煮は最高に気持ちのいいものだ
皆が集まり楽しみ、そしてご飯を食べる
このような幸せ消えない事を願いたい
芋煮で幸せになる権利は誰にでもあるのだから
end
元スレ
町娘「ひぃ…助けて」俺ゴブリン「ぐへへ、どうしてくれようか」お前らゴブリン「>>4」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1576153609/
町娘「ひぃ…助けて」俺ゴブリン「ぐへへ、どうしてくれようか」お前らゴブリン「>>4」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1576153609/
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コメント一覧 (15)
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- 2019年12月13日 04:48
- カイザーフェニックス!!
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- 2019年12月13日 06:35
- >>2
···今のはメラゾーマでは無い···、メラだ···。
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- 2019年12月13日 05:30
- グールは「死肉」を食うんじゃ無かったっけ?
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- 2019年12月13日 11:10
- >>3
俺の世界のグールは下剤入りの弁当が主食なんだよ!
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- 2019年12月13日 06:08
- 相変わらず芋煮の重要さよ…
途中で野球の試合展開入れたのがグダったか
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- 2019年12月13日 09:16
- 芋煮の偉大さ
タグできるな
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- 2019年12月13日 10:31
- イイハナシダナァ
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- 2019年12月13日 12:06
- 芋煮会は世界を救うはっきりわかんだね
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- 2019年12月13日 13:48
- 結局芋煮かよぉ!(歓喜)
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- 2019年12月13日 18:57
- 元ネタわからんSS多いから、こういうやつのが面白いと思ってる自分がいる
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- 2019年12月13日 20:50
- 芋煮で優しい世界www
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- 2019年12月14日 00:37
- どこのリトルバスターズだ
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- 2019年12月15日 10:37
- これはイッチが無能という珍しいケース
-
- 2019年12月17日 02:50
- オールスターで笑う
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