【ミリオン】新刊セットと薄い本
「じゃあ、新刊セットは1000円っス!」
「じゃあ、お札で」サッ
「ありがとうございます!」
「いやぁ、今日も裕美ちゃんに売り子を助けてもらって助かったっス」
「もう比奈さんったら……あれ?由愛ちゃんとこの本一冊分だけ在庫が合わないですよ?」
「あ、もしかして……」
「……比奈さん?」
「話し込んでいて…その…………間違えて売ったみたいっス」テヘペロ
「どうするんですか!あれ……あれは……」
「18禁なんですよ!!」
むつみ「出陣」由愛「こ、コミック」乃々「マーケット……」凪「96!」
から続く、薄い本シリーズ番外編の田中琴葉誕生日編になります
こちら未来が薄い本が大好き等、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします
未来「ただいまー」
シーン
未来「ふっふっふ、静香ちゃんがいないのは百も承知。……今のうちについでに買ってきた同人誌を読みますか」ペラッ
ガチャ
星梨花「おはようございます」
育「おっはよーございます!」
桃子「おはようございます……あれ?未来さんだけなの?」
未来「おっ!お、お、お……おはよう!」
育「どうしたの?なんか上擦ったような声なんか……」
桃子「あーっ!また未来さんが薄い本を読んでいるよーっ!」
育「いけないんだよーっ!」
未来「こ、こ、これは……その」
星梨花「薄い……本?」
三人(やば……)
育(星梨花ちゃんが汚れちゃうよ!)
未来(ヒドイ!)
桃子(普段どんなモノばかり読んでいるか思い出してみて)
未来(こ、今回は普通の本ばかりだから大丈夫だよ……)
未来(……多分)
桃子(本当?……)
ペラリ
桃子(ちょっと偏ってるけど、また読めない内容じゃないわね)
育(何々?ワイルドライガーとセリバリオンの関係?)
未来(あは……あはは)
星梨花「えっと……皆さん、内緒のお話ですか?」
未来「い、いやぁ!本当は小鳥さんに頼まれて買ってきた本だけど、二人も読みたいって言うから……あははは」
桃子「ちょ!」
育「ん……私達には難しいかな?」
星梨花「えっと、この本は……大日本帝国が生んだグルメ…………グルメ……」ジュルッ
未来「やば……中の人が出てきてる?!」
桃子「メタい……でもどうするの!」
恵美「しじみ汁一年分よりはマシよ」
琴葉「でも……あら、みんな?」
星梨花「……あ、おはようございます!」
桃子「元に……」
未来「戻った……?」
育「これも中の人ネタなのかな?」
恵美、琴葉「?」
恵美「また未来ちゃんの薄い本なのかな?」
未来「こ、今回は違うからね!」
恵美「どうだか……ふむふむ、白雪千夜とラブラブになる……面白そうね」
未来「でしょ。あ、琴葉さん。ちょうどよかったです!」
琴葉「そういえば、私も未来ちゃんに用事があったけど、何かな?」
ゴソゴソ
未来「これ、誕生日プレゼントの缶詰牛乳です!」
琴葉「缶詰……」
恵美「……牛乳?」
全員『間宮アイスっ!!』
未来「ひっ!――――」
未来「ふぇ……」
桃子「はぁ……アイスクリームメーカーだけがあっても材料がないんじゃね……」
育「あとはお砂糖だけだけど、それなら飲物使うからあるよね」
恵美「そこで、未来ちゃん提供のエバミルクと」
琴葉「薄い本に載っていたレシピで作るわよ!」
星梨花「わー」パチパチパチ
未来「もしかして……まさかの薄い本が、人のために役に立ったのかな?」
恵美「あとはフリーザーの中に入れるだけ!」
琴葉「意外に簡単なのね……」
琴葉(これなら、私のプロデューサーさんと二人きりの時に……」
桃子「ちょっと琴葉さん?誰が私の…なの?桃子のお兄ちゃんなんだからね!!」
琴葉「……へぇ。桃子ちゃんも狙ってるんだね」ハイライトオフ
未来「ま、まぁまぁ!二人とも落ち着いて!」
恵美「そうそう……ほら、この本でも読んで、みんなに何か作って」ペラッ
未来「あ……そ、それは……」
―凛世が上着を脱いで床に落とす音が聞こえる。……なのにどこか遠くの出来事に感じた
杜野凛世「……プロデューサー……様……」
―声のする方を振り向くと、白いシルクの下着だけを見に纏った……雨で濡れている為、薄いピンクの秘部が透けて見える……ような気がする
凛世「いかが……でしょうか。凛世の……すべてを……」
―まるで、美術館の展示品のような美しさ。と同時にシャボン玉より簡単に壊れそうなその姿に目を背ける
凛世「プロ……デューサー……さ、ま――――」
―まるで悪魔がささやくように耳元から声が聞こえる……意識が薄れているのか。まずい――――
凛世「この凛世……何気ない毎日に……幸せはあると教えられました。ですから……」
―駄目だ、近づくんじゃない……今の俺は優しくなんて――
―そして意識は無くなり、再び気がついた時には二人共全裸だった
恵美「」
琴葉「恵美っ!恵美ぃぃぃ!」
桃子「あ、お兄ちゃん?また未来さんが……うん、うん。今日の犠牲者は恵美さんだよ」
桃子「とりあえず、お仕置き隊が来るまで捕まえていてだって」
未来「あの……でしたら、そろそろを正座を」ジンジン
育「まだダメっ!」
未来「とほほ…………」
~Fin?
琴葉(ふーん……)ペラリ
恵美(まず、雨に降られるなりして、緊急に服を脱がないといけない状況を作ると)
桃子(下着はなるべく高級そうな……でも色気のあるのを)
育(そして、襲われてもプロデューサーさんの成すがままになる。これで事案成立……っと)
星梨花「皆さん、熱心に未来さんの本を読んでますね」
未来「あは、あはは……でも、星梨花にはまだ早いかな?」
未来(ふぇーん、私の薄い本がぁぁぁぁぁぁ)
桃子(誰かにお水をかけてもらわないといけない……しかもお兄ちゃんがいる時に)
琴葉(普通はそんな機会なんてない。でもウチにはうってつけの人物がいる!)
恵美(それは……)
春香「びえっくしょん!」
春香「んー、風邪かな?スパクロにプロデューサーさんも出るって話だったし、わた春香さんを応援してくれるんだよね」
コンコン
春香「はーい」
to be continued……
ちっともお祝いしてなくてごめんなさい。いつもミリシタではしじみ汁ばかりなので、たまにはアイスでお祝いしてやりたくて……
とりま、いつもの薄い本のお話でした
ちなみに、作中で出た艦これ間宮のレシピ本は、現在売り切れているそうですのでごめんなさい
なお、途中であったシャニマスキャラの続きの話は次回辺りにでも
ではありがとうございました
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