【まちカドまぞく】シャミ子「桃の匂いで白米が捗ります」」クンカクンカ
桃「シャミ子、いつも言ってるけど私の匂いで白米食べるのやめてくれないかな?」
シャミ子「でも私のお弁当白米のみでオカズありませんし…」
桃「っ……だからって普通、自分の体臭でご飯食べられたら嫌だよね?私がシャミ子の匂いでご飯食べてたらどう思う?」
シャミ子「それは嫌ですけど…でも桃の匂いは良い匂いです!とってもご飯に合うんです!」
桃「人の気も知らないで……駄目なものは駄目。ご飯中に私の匂い嗅ぐの禁止!」
ミカン「まったく、桃も心が狭いわね。匂いくらい嗅がせてあげればいいのに」
シャミ子「そうです!」
ミカン「ところでなんでシャミ子はお茶碗片手に私の部屋に?」
シャミ子「いえ、桃があんなこと言うから夕飯はミカンさんの匂いをオカズにご飯を食べようかと」
ミカン「ええっ!?私の匂いでご飯を食べるなんてあなた正気!?」
シャミ子「大丈夫ですミカンさん。ミカンさんからは柑橘系のいい香りがしてるのでご飯にもきっと合うと思います」
ミカン「えっ!?私って柑橘系の香りなの?」
シャミ子「はい、少しすっぱい感じのする爽やかフレグランスです」
ミカン「そ、それならしょうがないわね。柑橘類の前にご飯を我慢しろというのが無理な話だし」
シャミ子「そうですよ。それではいただきまs」
ガチャッ
桃「何やってるのかな?シャミ子」ジトッ
ミカン「ヒィッ!」ビクゥッ
桃「なんで普通にご飯を食べるのにミカンの匂いを嗅いでるのかな?」
シャミ子「こうすると柑橘系のいい香りがしてご飯が進むんです」
桃「ご飯が進むのは桃の香りじゃなかったの?」
シャミ子「桃も進みますが柑橘系もいい感じです」
桃「シャミ子はそんなにオカズの推しをホイホイ変える尻軽まぞくだったのかな?」
シャミ子「貴様私をなんだと思ってる!尻軽まぞくだなんて酷いです!」プンスカ
桃「でも私からミカンに乗り換えてるじゃない」
シャミ子「…だって桃が匂いを嗅がれるのが嫌だって言うから」
桃「そういう問題じゃないよね?」
シャミ子「何かおかしいですか?」
ミカン「さあ?みかんご飯はメジャー料理だし普通よ。むしろ桃ご飯なんて聞いたこともないわ」
桃「ミカンは黙ってて」
ミカン「はい…」
桃「私が言いたいのは桃は白米よりパンやケーキとかジュースや紅茶に合うってこと」
シャミ子「そうなんですか!?」
ミカン(そこなんだ)
桃「試しにコーラを買ってきたから、私の匂いを嗅ぎながらこれを飲んでみるといいよ」
シャミ子「えっ、いいんですか?ありがとうございます。いただきます!」クンカクンカ ゴクゴクゴク
桃「どうかな?」
シャミ子「桃のフレーバーがコーラの甘さに合いつつ、さらにシュワシュワと一緒に鼻腔を擽り刺激的な桃の香りを演出してますッ!」
ミカン「それって柑橘類でもよくないかしら?」
桃「ミカン?」
ミカン「はい…黙ります…」
シャミ子「もう一回!もう一回いいですか!?」
桃「うん、いいよ」
シャミ子「はぁはぁ」クンカクンカ ゴクゴク
桃「美味しい?」
シャミ子「最高です!病みつきです!普通のコーラも美味しかったですけど、桃の匂いでこんなに変わるとは」ゴクゴク
桃「フィルター?」
シャミ子「一回桃を経由して飲みたいんです。そうすればもっと香りが強くなるはず!」
桃「さすがに口移しは……まだ早い…かな」
シャミ子「?口移し?桃の手を煩わせる必要はありませんよ?桃の使ってるハンカチとかでいいんです」
桃「ハンカチ……うん、そうだね…」
シャミ子「?」
桃「じゃあはい、これでいいかな?」
シャミ子「ありがとうございます!」クンカクンカ
桃「手を洗った時に拭くくらいだし、汗とか拭かないから」
シャミ子「もっと桃の体臭のしみ込んだ…お布団のシーツとかタオルケット希望です」
桃「そんなの持ち歩いてないよ」
シャミ子「分かりました!パンツです!桃!パンツを脱いでください!」
桃「流石にそれは無理かな」
シャミ子「なんでですか?桃のパンツはきっといい香りですよ?」
桃「じゃあ私のパンツをあげるから、私もシャミ子のパンツを貰っていい?って言ったらどうする?」
シャミ子「うーん、それは無理な相談です」
桃「ほら、無理でしょ?」
桃「え」
シャミ子「なぜかここ最近、洗濯もので干してる私のパンツだけ風に飛ばされて消えるんです」
桃「……きっと天狗の仕業に違いないよ」
シャミ子「それで底をつきまして……今は良のパンツを借りてる次第なんです!」
桃「えっ、底?たった3枚で…」
シャミ子「あれ?無くなったのが3枚って言いましたっけ?」
桃「……最初に言ったよ?」
シャミ子「そうでしたっけ?と、そんなわけでパンツ以外のものと交換というわけにはいきませんか?」
桃「な、なんか大変そうだし、私のパンツでよければあげるよ。あとパンツ買いに行こう。お金は私が出すよ」
シャミ子「いいんですか桃!ありがとうございます!」
桃「うん、お礼はいいよ」
桃「いや、あげるとは言ったけど」
ミカン「あ、私のことは気にしないでいいわよ」
シャミ子「わくわく」キラキラ
桃「仕方ない…」ヌギヌギ
桃「…はい」スッ
シャミ子「わぁ、ありがとうございます」クンカクンカ
桃「私の前で嗅がないでくれるかな」
シャミ子「はぁ~、良い香り。うっとりします」
桃「やめて」
シャミ子「それではコーラの飲み口に被せて…いただきます」ゴクゴク
桃「本当に口付けちゃうんだ」
シャミ子「あーこれは駄目です。これはまぞくを駄目にする飲み物です」メガトロン
ミカン「これ酔っぱらってない?」
桃「シャミ子大丈夫?」
シャミ子「らいじょーぶれふ。これはアルコールじゃにゃくてエーテル体なのれ法には触れましぇん」
桃「そういうことじゃなくて」
ミカン「猫にまたたび、シャミ子に桃パンね」
桃「そこ、新しいことわざ作らない」
シャミ子「もも…うま……」zzz
桃「ペットボトル片手に寝ちゃったか」
桃「ミカン、さすがにそれは引くよ?ただのパンツ越しにコーラ飲んでるだけだから」
ミカン「っていうか桃っていうほど桃の香りしなくない?」
桃「それはシャミ子が私のエーテル体の波動を桃の香りとして認識してるから」
ミカン「え?じゃあ私も実のところ柑橘系のいい香りなんてしてないの?…それは残念だわ」
桃「いや、ミカンは普通に柑橘系臭いよ?」
ミカン「送り狼にならないのよー」
翌日
シャミ子「聞いてください桃。昨日、不思議な夢を見たんです!」
桃「へー」
中略
シャミ子「それで起きたら私が履いてたはずの良のパンツが手元にあって、紛失していた私のパンツを履いていたんです」
桃「きっと天狗の仕業だよ」
シャミ子「でも一つ残念なことがあって…夢の中で桃のパンツを手に入れてたんですけど、それは手元になかったんです」
桃「夢だからね。しょうがないあきらめよう」
桃「えっ?」ビクッ
シャミ子「夢で嗅いだ桃のパンツよりももっと濃厚で脳が蕩けるような桃の香りと甘さでした」
桃「そ、そうなんだ…」ガタガタ
シャミ子「きっと飛んでいったパンツがジュース工場の濃縮還元された原液とかに浸かっちゃったとかそんな感じだと思います」
桃「そうだよね……そうだよ…」プルプル
シャミ子「それはもう濃厚な桃のとろっとろのジュースに間違いありません。一度や二度洗っても落ちないくらいいい香りでした」
桃「チャントアラッタノニ…」プルプル
シャミ子「どうしたんですか桃?さっきからおかしいですよ?」
桃「オカシクナイヨ?」
桃(でも私のしみ込んだパンツをシャミ子が履いてるなんて…それはそれで)
シャミ子「お弁当箱の代わりに例のパンツで包んできました。桃のジュースが染みてきっとおいしいはずです!いただきます!」
桃(シャミ子が私のしみ込んだご飯を食べようとしている……でもあれはもともとシャミ子のパンツなわけで…シャミパンおにぎりともいえるわけで……)グルグル
シャミ子「どうしたんですか桃?そんなにおにぎりを見て…食べたいんですか?」
桃「シャミ子のパンツでくるんだおにぎり一つくれるかな?私のパンツと交換で」キリッ
おわり
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コメント一覧 (13)
-
- 2019年09月25日 10:38
- 頭おかしい
-
- 2019年09月25日 10:52
- クソッ
マジキチSSじゃねえかw
清い桃はよ
-
- 2019年09月25日 10:59
- シャミ子が悪いんだよ…
-
- 2019年09月25日 13:07
- >>3
実は本編では言ってない定期
-
- 2019年09月27日 10:30
- >>6
本編で言ってないだけで言ってる定期
-
- 2019年09月26日 00:36
- >>3
これはシャミ子が悪いわ
-
- 2019年09月25日 12:09
- 流石常識が通用しない街
-
- 2019年09月25日 12:15
- みかんジュース飲みたい(直球)
-
- 2019年09月25日 21:39
- これは素晴らしい
-
- 2019年09月26日 03:10
- 桃汁と蜜柑汁を混ぜたミックスジュースのほうが
きっと、とてもうまい
-
- 2021年03月04日 00:30
- >>9
桃xミカン派か貴様
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- 2019年09月30日 13:21
- 原作だと本当に桃の匂い嗅ぎながら白米をたべてるという
-
- 2019年10月18日 01:50
- エーテルだから問題ない