姉弟子(♀)「お前はなかなかにどうしようもないやつだが、それゆえに愛らしくもある。」
姉弟子「剣を振らせても駄目。槍も斧も駄目。弓を取らせればかえって自滅する始末。お前は、根本的に才能ってやつがないんだろうな。」
姉弟子「フフ……聞こえはあれだが、私は別に馬鹿にしてるつもりはないぞ。そこまで駄目ながらも、こうして生き延びているんだから。そういう意味じゃ天才かもな。」
姉弟子「このご時世、いつ背中からバッサリいからても何ら不思議じゃない。腕の立つやつが呆気なく首を落とされる光景を、私は何度も見てきた。」
姉弟子「そんななかでお前だけはなんの力も持たずにこうして私にいじめられてるわけだ。ほんと、大したやつだよお前は。」
姉弟子「とはいえ、これからもその悪運が続くとは限らん。だが、私が来たからにはもう安心だぞ。これからは私がお前を守ってやる。」
姉弟子「なに、弟弟子の面倒を見てやるのも姉弟子の務めというやつだ。死んだ師匠も、きっと同じことを言っただろうさ。」
姉弟子「ま、そういうわけだ。これからよろしくな。身の回りの危険は私が排除してやるから……お前はせいぜいその豪運で、私を守ってくれ。」
姉弟子「期待しているぞ、大将?」
それ以上いけない
弟弟子の絶対的なヒーローになるために親殺しをするなんてそんなことあってはならないぞ
いけないいけない
とはいえ戦時中にかつての仲間と再会する展開っていいよね
姉弟子「まったく、姉遣いの荒いやつめ。これでも私はお前と再会するまでそれなりに名の知れた傭兵だったんだぞ?そんなやつにこんな雑用させるなんて、いいご身分だなぁ。ええ?」
姉弟子「フフ……冗談だよ。私はもうお前の駒だ。好きに使えばいいさ。荷物運びも人殺しも、もちろんそれ以外でもいいぞ?試しになにか言ってみろ。お姉さんが何でも聞いてやる。」
姉弟子「……まったく、欲のないやつめ。こういうときは大抵身体を求めるのが定石というものだぞ。お前は男で、私は女なんだからな。」
姉弟子「戦争やってるあいだの大将なんて、溜まりに溜まってるものだろう?それとも、私じゃ不満か?……どうなんだ…?」
姉弟子「…………フフフッ、あんまりからかってやるのも可哀想か。ま、お前からそんなこと求められたら思わず刀に手が伸びてしまいそうなもんだ、勘違いする前にやめとくか。」
姉弟子「……ん?…………へぇ、気になるのか。私にそんな経験があるのかどうかが。…………どっちだと思う?」
姉弟子「お前は、私が他の男の慰みものになっていたら……嫌か?それとも、戦時中ならそれも仕方がないと割り切れるか?」
姉弟子「…………ククッ……お前ってやつは、本当に…。」
姉弟子「……ま、言わないけどな。お前にそんなことを話す義理はないってことだ。……こらこら、残念そうな顔してどうする。」
姉弟子「そんなに気になるなら……お前が直接試してみたらどうだ?肝っ玉の小さいお前に、そんな度胸があればだがな。フフフッ。」
姉弟子「……そんなところでなにをしているんだ?…………ああ、なるほど…。」
姉弟子「そんなもの、やめてしまえ。お前がそんなところで辛気臭い顔をして祈ったところで、死んだやつが戻ってくるわけでもない。とっとと立ち直れ。」
姉弟子「……お前、今私たちがどういう状況か分かってるか?私たちは戦争してるんだよ。毎日……いや、毎時間。毎分。毎秒。どっかの誰かが誰かに殺されて、誰かが誰かを殺してる。」
姉弟子「そのうちの“誰か”が、たまたまお前の身の回りにいる人間だった。ただそれだけのことだろう。いい加減に慣れろ。」
姉弟子「……冷たい、か。…………お前も剣を習っていた人間だろう。その剣は何のためにある?どう言い繕ったところで、結局は誰かを殺すために存在するものなんだよ。」
姉弟子「一度でも剣に触れたお前が、人を冷たいだなんだと言えたことか。人を殺すために稽古をしていたくせに。」
姉弟子「……本当、お前に剣の才能がなくてよかったよ。中途半端に恵まれてたら、あっという間に死んでいた。自分の無才に感謝するんだな。」
姉弟子「…………大丈夫。お前のことは、私が守ってやる。お前に剣の才能がないなら、私がお前のぶんまで戦ってやる。だからお前は、私に守られてさえいればいい。」
姉弟子「きっとこいつも同じ気持ちだったんじゃないか。お前が死なずに済んで、こいつも本望だろうよ。お前にはそれだけの魅力がある。」
姉弟子「…………慣れろよ。人が死ぬことにも、人を殺すことにも。私に守られることにも、私が誰かを殺すことにも…な。」
責任感じて看病してくれる姉弟子さん
???「……なんだか最近身の回りをコソコソ嗅ぎ回ってるやつがいると思ったら…………そうか……あんたか…。」
???「まったく、悲しいね。せっかく同じ釜の飯を食う仲間じゃないか。疑われるのも、探られるのも……悲しい悲しい…。」
???「…………で……そいつをどうするつもりだ…?あちこち回ってようやく見つけたんだろ?私のあれやこれや……あいつには絶対に明かせない、私の秘密を…。」
???「……別に、あんたのことは嫌いじゃあなかったさ。……だがな、万が一にもそいつはあいつのめには触れさせたくない。そんなものを手に入れちまったあんたを……私は見過ごすわけにはいかない。」
???「……フフ…………駄目だよ、返そうとしたって。中身はもう知ってるんだろ?その頭んなかに、しーっかり焼き付いてるわけだ……。…………なら……」
???「その頭をスッ飛ばしちまうのが、一番手っ取り早いよな。…………フフッ……逃げられないよ。背中……もう壁だぞ?」
???「──────ッ!」
姉弟子「……おっと、こりゃあ想像以上に酷いな…。…………お前は見ないほうがいい。吐くぞ。」
姉弟子「密偵をしてた先でドジ踏んで殺されたか……はたまた行きずりの賊にでも殺られたか……。まあ、いずれにせよ下手人はかなりの手練だな。……そんなことはどうでもいいか。」
姉弟子「……戦時中ってのは、どこもかしのも治安とやらが悪くなる。金もなければ人もないからな。昨日まで稲を刈ってた百姓が、次の日にはその鎌で人を殺す。……嫌な世の中だ。」
姉弟子「…………こんな馬鹿なことを二度と起こさないためにも、とっとと終わらせないとな。……大丈夫だよ、私がいればササッと終わるさ。」
最低かよこの人
飼い慣らせてる今のうちがある意味一番平和なのかもしれない
敵の行動範囲内に置いとくだけでキルソードで片っ端から斬り殺してくれる頼りになる回避壁系お姉さんほんと頼りになる
姉弟子さんが死ぬとき
「あーあ……どうして、こうなったんだか……。……私は、ただ……お前と…………お前、と…………ふた、りで……並んで…………歩き………」
みたいな感じで事切れそう
形見のクソ強い刀ドロップしそう
お仕置きされたい
姉弟子「……浮つくのは構わないが、今が殺し合いの最中だってこと…………忘れないようにな…。」
とか言って睨んで牽制かけてきそう
でも姉弟子さんとはなんの問題もなくニコニコウキウキしながら親睦を深められそう
姉弟子「昔は師匠との稽古でたんこぶを作らされる度にこうして私の胸に泣きついてきたものだが……一軍を率いる大将になってもまだこの甘え癖が抜けんとは。……フフッ、他の連中には見せられないな?」
姉弟子「ま、私としてはかえってこの方が落ち着くがな。いくら図体がデカくなろうが、お前はいつまで経っても私の知っているお前のままでいるようで…。」
姉弟子「……変わることも強さではあるが、変わらないこともまたひとつの強さの形だろう。……お前は強いよ。よしよし。」
姉弟子「これでもう少し腕っ節が強ければな…。……だが、お前に守られるというのもなんだか気持ち悪い話だな。フフフフッ。」
抱きつくだけでめっちゃ上機嫌
自分が久しぶりに会った弟弟子だと分るや否やあっさりこっちの勢力に寝返って元傭兵仲間を無表情でバッサバッサと斬り伏せるんだよね
いいよね
姉弟子「すまんな。どんな相手でも斬り殺すと最初に言ったが、可愛い弟弟子は流石に無理だ。」
姉弟子「今まであんたらには随分世話になったが……どうやらそれもここまでみたいだな。」
姉弟子「あいつがあんたらを殺したがってる。だから、私はあんたらを殺す。悪く思うなよ。」
っつってザクザク殺してそう
あらかた片付いたあと返り血で真っ赤になった顔でニッコリ笑って「よーう!」とか言いそう
元スレ
姉弟子(♀)「お前はなかなかにどうしようもないやつだが、それゆえに愛らしくもある。」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1566324114/
姉弟子(♀)「お前はなかなかにどうしようもないやつだが、それゆえに愛らしくもある。」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1566324114/
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コメント一覧 (8)
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- 2019年08月21日 17:31
- は?いいじゃん
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- 2019年08月22日 05:39
- よか
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- 2019年08月22日 10:58
- ガルバトロンとメガストーム
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- 2019年08月22日 12:01
- 僕はリシテアちゃん!
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- 2019年08月22日 12:33
- 最近のどうよは有能だな
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- 2019年08月22日 18:27
- ええやん……!
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- 2019年08月28日 23:05
- 最高だな
刹那で忘れちゃった まぁいいかこんなくたばり損ない
へぇ、お前大将になったの?そんで皆を死なせないってか?
無駄だってば
やめろ無駄無駄やめちまえ無駄やめれば無駄やめ時は今無駄骨終わり無駄無駄徒労に終わり無理無理終わり終わり駄目駄目先なんかないやめろやめろやめろ無駄やめちまえもうやめちまえやめろ無駄無駄やめちまえ無駄やめれば無駄やめ時は今無駄骨終わり無駄無駄徒労に終わり無理無理終わり終わり駄目駄目先なんかないやめろやめろやめろ無駄やめちまえもうやめちまえ
戦争に勝つのなんて簡単Deathよ。みんな悪魔になればイイんDeathよ
挑んでくる気さえ起きないほど徹底的に心を折ればいい 全員折ればオレが一番高い