超かわいい女の子「助けて!テロリストが攻めてきたの!」屋上で昼寝中の俺「なんだって?」
―屋上―
俺「ふわ~あ。良い天気だねぇ」
俺「こんな日に机にかじりつく連中の気がしれませんよ…っと」
俺「すやすや」
バタン!
俺「うん?どうやら屋上の扉が開いたようだが…」
女「俺くん!こんなところで白河夜船?!」
女「お願い!俺くん!わたしたちを助けて!」
俺「おやおや。開口一番、随分と剣呑な台詞だねぇ。何かあったのかい?」
女「テロリストが攻めてきたの!」
俺「なんだって?」
むくり。
俺「他にも世界的なすごい企業に雇われてスパイまがいの仕事をしていたこともある」
俺「しかし学園では目立つことを嫌うため、俺のすごい経験は隠している」
俺「そんな俺に助けを求めるとは…女さん。君は只者ではないね?」
女「思い過ごしだよ。杞人天憂だよ」
俺「そうかい?いや…そもそも俺にとってはどうでもいい話…だが」
くしゃり。
女「きゃあ!急に頭を撫でられたから、恥ずかしくて顔が赤くなっちゃった!」
俺「やれやれ。とにかくこう見えても俺は…」
俺「困っている少女を見捨てるほど、アレじゃないんでね」
テロリスト「おらあ!てめえら全員伏せろ!」
ドドドド!
俺「ふうん。奴が持っているのマシンガンはカリンザ社の最新モデルGFK205型のようだな」
女「俺くん、見ただけでわかるの?博覧強記だね」
俺「一目瞭然さ。だがあのマシンガンは地下組織を介した闇ルートでしか入手できないってシロモノさ」
俺「もちろん、名前をググッたところで出てきやしない」
女「ググっても出ない情報を知っている俺くん!すごい!」
俺「さあて、それじゃあ“ゴミ掃除”といきますか」ニヤリ
テロリスト「!? いきなり扉を蹴破って入ってきた貴様は何者だ!」
俺「名乗るほどのものじゃありませんよ…っと」
俺「ん?そこにいるのはいじめっ子くんじゃないか」
いじめっ子「なっ、お、俺?何しにきやがった!」
俺「君はいじめっ子であるが俺はいじめられたことはない」
俺「本当だ」
俺「繰り返す。俺はいじめられていない」
いじめっ子「転校初日に生意気だったお前をシメてやろうとダチを集めたのに」
いじめっ子「あっさり返り討ちにされたことは忘れちゃいねえよ…」
女「(天衣無縫だなあ。俺くんって)」
俺「ふっ。そんなこともあったね」
俺「俺の人生とはおよそ関係のない…実につまらないことなので忘れていたよ」
いじめっ子「チッ…」
俺「フフ、そううなだれるなよ。みっともない」
いじめっ子「なにがだよ」
俺「なに。普段は威勢の良い君が震えているのがいささか滑稽に見えるので…ね」
俺「ふふっ」
いじめっ子「なんだと!」
いじめっ子「俺だって!」
女「(面従腹背?!)」
テロリスト「貴様!」
ズキューン!バキューン!
俺「胸に二発。正確な射撃だ。即死だな」
いじめっ子「」
俺「マシンガンを抱えていたにも関わらず何故拳銃を用いたのかはともかくとして」
俺「さて…と」ギロリ
テロリスト「ひいっ!なんて殺気のこもった目だ!」
テロリスト「こんなすごい目は戦場でも見たことがない!」
俺「大して仲が良くはなかったとはいえ…」
俺「よくも俺の級友をかわいがってくれたな」
俺「今から…その礼をしてやろう」
俺「たっぷりと…な?」ニヤリ
テロリスト「お助け!」
俺「これで十五人目…残りはお前だけだ」
テロリスト「はわわ!」
俺「さて…と。心優しい俺は貴様に選択肢を与えてやろう」
テロリスト「せせせ選択肢?」
俺「そうだ。1【生きる】2【死ぬ】」
俺「簡単だろう?」
テロリスト「こ、殺さないでくれ!」
俺「了解した。では死なない程度に与えてやろう」
俺「お前の方から死にたくなるほどの痛みを、な」ニヤリ
テロリスト「キヤアアア!」
そうして俺のすごい活躍によって学園の平和は保たれたのであった。
俺「やあプリンセス。無事だったかい」
女「うん…みんな殺しちゃったの?」
俺「一人だって殺しちゃいないさ」
俺「何故なら…命とは尊いものだから」
俺「確かにこいつらは唾棄すべきクソゴミ虫だ」
俺「しかし人はみなすべからく持っているものさ」
俺「生きる【権利】ってやつを…ね」
女「俺くん…」キュン
俺「すべからく…ね」
女「すべからく…だね」
俺「守れなかった級友がいたこと…」
俺「だがそれも今は詮無き話」
女「うん。そうだね。それはどうでもいいよ。枝葉末節だよ」
俺「はは。女さんには敵わないな」
俺「さあて、それじゃあ警察にでも連絡しようか」
女「俺くーん!」
俺「やあプリンセス」
女「あれから大変だったね」
俺「ああ。俺の知己でもある警視総監が随分と慌てていたよ」
俺「あとこれもまた俺の友人である政治家的なえらい人とかもね」
女「そうなんだすごい!」
女「だけど…結局なんでテロリストに狙われることになったんだろう」
俺「さて、皆目見当もつかない…が」
俺「その原因もあるいは…俺だったのかもしれない」
俺「そう。かつての凄惨極まるとにかくすごい戦場で一個師団を全滅させたこともある俺だ」
俺「あまりにすごい動きを見せることから【稲光戦士(ライトニングソルジャー)】とも呼ばれていた」
俺「そんな俺の戦闘力を畏怖していたのかもしれない…ね」
女「そう…なんだ…」
女「ところで俺くん」
俺「なんだい?」
女「一個師団って、なあに?」
俺「…」
女「もう!舌先三寸でごまかさないで!」
俺「ごめんごめん」
俺「とにかく、すごい数の人間ってことさ」
女「そうなんだ! やっぱり俺くんはすごいね!」
俺「ふふ。詳細な人数などが気になるならばググッてくれたまえ」
女「俺くんは知らないの?」
俺「ハハハ。そんなまさか」
俺「ハハハ」
がたんごとん。
女「今日は空いていてよかったね」
俺「ああ。窓の外をご覧よ」
女「わあ。綺麗な夕日。暮色蒼然だね」
俺「いや、そうじゃない」
女「えっ?」
俺「ほら、あそこさ」
女「あそこ?」
俺「そう」
俺「忍者が人家の屋根を走っているだろう?」
女「すごい!」
忍者「ニンニン。窓の外から失礼するでござる」
女「きゃあ!忍者がやってきた!」
忍者「主殿。大変なご活躍をなさったそうでござるますな」
俺「はは。忍者くんも耳が早い」
俺「ところで忍者くん」
忍者「なんでござるますか」
俺「君と俺の関係性もいまいちよくわからないし」
俺「世界観もアレになりつつあるからとっとと失せてくれないか」
忍者「かしこまりつかまつったでござる。ニンニン」
女「あっ。また屋根の上を走ってる」
俺「忍者とは目的なく、常に家の屋根を走っているものなのさ」
女「博識洽聞だね、俺くん」
俺「はは。そう褒められるといささか照れるね」
女「それじゃあ、私はここで」
俺「ああ。君の夢でまた逢おう」ウインクッ☆&指で銃の形バーン
女「えっ…?」キュンッ
俺「フフ。顔が赤いよ、プリンセス」
女「///」
俺「それではごきげんよう」
スタスタ
女「俺くん…」
女「俺くん!!!」
俺「んっ?……おっと!」
抱きしめあう二人!!!!!!!!!!!!!!!
女「好き…俺くんのことが大好き!」
女「実は…ずっと俺くんのことを見てたの…」
俺「へえ?」
女「だから知ってる。戦争経験があることも…宝くじで一等当てたことも…異世界転生したことも…」
女「タイムリープ能力があることも透明人間になれる薬や催眠アプリや時間を止める時計を持ってることも」
女「義務を負う国や枯れない桜がある島にいたことがあるのも…」
俺「待て待て待て待てプリンセス」
俺「それ以上は、その…いけない」
俺「…まいったね」
女「あっ…いいの。私の気持ちを押し付ける気なんてないから」
女「そばにいるはずなのに、一衣帯水の言葉通り私たちはどこか離れている」
女「それでも知ってほしかった。百古不磨の愛…比翼連理を望む心…いえ、そんな言葉では表せない」
女「私の、本当の、気持ち」
女「そう…それは言うなれば…」
女「なんていうか、こう」
女「とても、すごい気持ち…」
俺「プリンセス」
女「えっ?」
俺「心配ないさ。だって俺はすごいから」
俺「君の気持ちなんて、とうにわかりきっていたさ」
女「あっ…」カァァァァ(←顔が赤くなる音)
女「えっ?」
俺「そういう大切な言葉は」
俺「そういうすごい言葉は…」
チュッ
俺「男である俺の方から…言わせてもらいたかった…な」ニコリ
俺「フフ。まだ顔が赤いね、プリンセス」
女「もう!からかわないで!」
女「一言居士だよ!俺くんたら!」
俺「はは。ごめんごめん」
女「…でもね、今から楽しみだね」
俺「うん?…ああ。明日のことかい?」
女「そう…明日は学園祭…」
女「テロリストの襲撃日に何故か通常通り開催される学園祭…」
女「一緒に…回ってくれるんでしょう?///」
俺「もちろんさプリンセス」
俺「ただ…」
女「ただ?」
楽器演奏の代わりを頼まれていたんだった…か」
女「やっぱり俺くんはすごい!絶対見に行くね!」
俺「はは。まったく、女さんには敵わない…な」ニコリ
HAPPY END
多少フェイクは入れましたがおおむね実体験です!
ちな現在の筆者はすごい年収のタワマン住みです!
最近のおすすめエ口ゲはぬきたしです!さよなら!
元スレ
超かわいい女の子「助けて!テロリストが攻めてきたの!」屋上で昼寝中の俺「なんだって?」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1565504851/
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コメント一覧 (23)
-
- 2019年08月11日 18:14
- 管理人はどんな顔してこのスレをまとめたんだろうか?
-
- 2019年08月11日 18:27
- たぶん世界の平和を願ってまとめたと思うよ。
-
- 2019年08月11日 18:57
- コブラだと思えば納得
-
- 2019年08月11日 19:30
- 俺を適当な名前にすれば量産できますな
しかし俺でないなら意味がない物語だよ
-
- 2019年08月11日 19:40
- あれ?トラックは?
-
- 2019年08月11日 19:47
- 長い
俺なら1レスで終わらせられる
-
- 2019年08月11日 20:28
- 四字熟語書きたいだけのSS
-
- 2019年08月11日 20:44
- 現代が舞台の新手のなろう
しかもつまらん
-
- 2019年08月11日 21:06
- 面白かった
-
- 2019年08月11日 21:39
- このマジレスの多さ・・・
なろうが流行るワケだわ
-
- 2019年08月12日 10:42
- >>10
なろうを見すぎてネタかマジなのか区別がつかなくなっちゃったんだよ…
-
- 2019年08月11日 21:50
- >女「義務を負う国や枯れない桜がある島にいたことがあるのも…」
あとがきで急にエ口ゲの話になったけどこれの回収か。
車輪の国とダ・カーポやん。コレ作者三十代だろ。
-
- 2019年08月11日 21:52
- いじめッ子殺しちゃ駄目だろ。
-
- 2019年08月12日 10:26
- 四字熟語が気になり過ぎて話が頭に入れなかったわい!
-
- 2019年08月12日 11:38
- 駄作なのにパワーがある
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- 2019年08月12日 13:58
- 作者はタワマン住みなのか
すごいなあ
-
- 2019年08月12日 14:01
- どっかの少年兵上がりの戦争ボケの軍曹殿は、勉強の大切さを知ってるから任務で高校行く事になったら物凄く真面目に勉強してたな。施設破壊とかで悪評のが酷かったが
-
- 2019年08月12日 17:27
- 勢いって大事だな
読んじゃった
-
- 2019年08月13日 01:22
- ぬきたしとかいうゴミ好きとかセンスねーわ
だからこんなおもんないの書けんだろうな
-
- 2019年08月13日 22:36
- 勉強になった
-
- 2019年08月15日 18:22
- 出来れば最後都内タワマン85階住みって入れてほしかったw
-
- 2019年08月25日 18:36
- なんか痛いSSあるある(とエロゲネタ?)を誇張したパロディっぽいな
すべからくも無意味に強調してる辺り誤用はわざと臭い
取り敢えずクソ要素をまとめてそれっぽくしても結局クソの塊でしかないなと思いました
-
- 2021年04月23日 11:35
- なんかこのコメ欄イタイやつ多くね?
脳内学校いつもテロリストに占拠されてそう