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女騎士(33)「悪いがあそこにある私の腕をとってきてくれないか?」

1:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 18:10:13.680 ID:nVYz6qUed

はい



12:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 18:20:35.807 ID:KeTaa7190

女「悪いがあそこにある私の腕を取ってきてくれないか?」

ショタ「ひぇっ」

女「ん? ああ、見ての通り足が悪くてな」

ロリ「お母さんったら! んもう、びっくりしてるでしょ」

女「あ、そうか。はは、すまないな」

ロリ「ごめんね。お母さん、大雑把だから」

ショタ「う、うで」

ロリ「うん、まぁね。お母さん、前にちょっとね」

女「ではまたな、少年」

ロリ「ばいばーい」

ショタ「……」



17:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 18:24:29.725 ID:KeTaa7190

ロリ「駄目だよお母さん? これ特注品なんだから、大事にしないと」

女「面目ないな、ははは」

ロリ「あの子もびっくりしてたし」

女「指のないのや片目のないのと寝食を共にしてた所為か、どうやら感覚が麻痺してるな。ははは」

ロリ「はははじゃなくって!」

女「悪かった悪かった、気を付けます」

ロリ「よろしい」

女「ははは」

ロリ「ふふっ」



21:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 18:27:47.073 ID:KeTaa7190

ショタ「ねえおかあさん」

母「なあに、坊や?」

ショタ「ひとって、うでがなくてもいきていけるの?」

母「どうしたの急に?」

ショタ「きょうね、そんなひとがいたの」

母「そう……そうねえ、腕がなくても生きて行くのよ、人って」

ショタ「……?」

母「生きてる内は、生きて行くしかないのよ。大切なものを失ってもね」

ショタ「んー」

母「まだ難しいかしらねえ、ふふっ」



22:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 18:32:54.557 ID:KeTaa7190

ショタ「おはよー……」

母「おはよう、坊や」

ショタ「おなかすいたー」

母「ふふ、もうすぐ出来ま……あら」

ショタ「?」

母「ごめんね坊や、ちょっとお使い行ってきてちょうだい。パンを切らしていたわ」

ショタ「はーい」

母「はい、このお金で買ってきて。いつも食べてる、硬くて、長ーいパン、分かるわよね? パン屋のおばあちゃんに、硬くて長ーいパンくださいって言うのよ」

ショタ「いってきまーす」

母「寄り道しちゃダメよー」



23:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 18:35:40.700 ID:KeTaa7190

ショタ「えーっと、とおりにでて」

ショタ「それからえーっと……みぎ?」

ショタ「みぎにいって、つきあたり! うん、そうそう」

ショタ「あれ?」

ショタ「おばあさーん、おじいさーん」

ショタ「……」

ショタ「あいてないや」

ショタ「……」

ショタ「? パンのにおい、あっちから」

ショタ「くんくん……こっちだ」

ショタ「くんくん、くんくん……」



24:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 18:38:14.301 ID:KeTaa7190

ショタ「パンやさんだ!」

ロリ「いらっしゃい! あら?」

ショタ「あ」

ロリ「昨日の。おはよ!」

ショタ「お、おはよう」

ロリ「何、お使い?」

ショタ「……うん」

ロリ「あー、もしかして私のこと怖い?」

ショタ「……」

ロリ「……」

ショタ「……うん」

ロリ「あはは、参ったな」

ショタ「あの、パン」

ロリ「ああお使いに来たんだっけ、どんなパンがいいの?」



25:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 18:44:43.790 ID:KeTaa7190

ショタ「えと、かたくて……かたいパン」

ロリ「硬いパン……うーん、お母さんかお父さんは、ブールとかカンパーニュとかバゲットとか、そんなのは言ってなかった?」

ショタ「……?」

ロリ「硬いパン、硬いパンだけかぁ、ええとどうしようかな……おばさーん! 硬いパンって言ったら何思い浮かぶー!?」

おばさん「そりゃバゲットだよー!」

ロリ「だよねー! うん、それじゃ取り敢えずバゲット渡しておくから、はい! で、間違ってたらまたおいで、取り替えたげる!」

ショタ「……うん」

ロリ「あーちょっとちょっと! おーかーね! はいはい、ひぃふぅ……はいお釣り、気を付けてねー」

ショタ「ばいばい」

ロリ「バイバーイ! ふふっかーわいい♪」



26:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 18:51:09.772 ID:KeTaa7190

ショタ「ただいまー」

母「おかえりー、遅かったけど注文に手間取った?」

ショタ「これ?」

母「そうそうこれこれ、ちゃんとお使い出来て偉……あら? このクープの数、いつものお店に行かなかったの?」

ショタ「しまってて」

母「そう、じゃあどこの?」

ショタ「んー、あっち」

母「ああ、駒鳥亭の。へえ、あっちのパン屋さんもいい腕してるみたいねぇ。ほら坊や、いい香りねえ」

ショタ「おいしそう……あ、おつり」

母「お釣り? 安いのねえ、今度覗いてみようかしら?」

ショタ「おなかすいたー」

母「そうだったわ、すぐにご飯にしましょうね」



27:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 19:12:37.672 ID:KeTaa7190

ロリ「いらっしゃい! あっ」

母「こんにちは。ほら坊や、隠れてないでご挨拶は?」

ショタ「こ、こんにちは」

ロリ「はい、こんにちは。この子、この間一人でお使いしてましたよね? 偉いですねー」

母「ふふ、お姉ちゃんに褒められちゃったわねえ。この子、ちゃんと注文出来てたかしら?」

ロリ「そりゃもう、バッチリ! ね?」

ショタ「……う、ん」

母「こっちは野花亭より随分安いのねぇ」

ロリ「そりゃもう、お客さま第一ですから! なーんて、おじさんの受け売りですけど」

母「うふふ、バゲットもとっても美味しかったしこっちに乗り換えちゃおうかしら」

ロリ「あ、じゃあこれどうぞ! まだ練習中ですけど!」

母「エピ? ほら坊や、半分こしましょ」

ショタ「……おいひい!」

ロリ「ふふ、ありがとっ」

母「これ、貴女が? あ、もしかしてあのバゲットも?」

ロリ「あはは、エピは私で、バゲットはおじさんです。まだまだ修業中で」

母「うふふ、将来有望ねぇ」

ロリ「マ……母にもよく言われます」

ショタ「ま?」

ロリ「あー……ほんとはママって呼んでるけど、変えようと思ってるの。もう大人だし」

母「あら、ママでもいいじゃない」

ロリ「私、早く大人になりたいんです! 大人になって立派な一人前になるんです!」

母「ふふ、何だか面白いパン屋さんね」



29:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 19:17:00.706 ID:KeTaa7190

ロリ「ただいまー」

女「お帰り。おや、降られなかったか」

ロリ「丁度雨足が弱まってて」

女「慌てて湯を沸かすこともなかったな」

ロリ「あ、沸いてるんだ? なら先にお風呂入っちゃうね、ありがとマ……お母さん」

女「ママでいいのに」

ロリ「ありがとうお母さん!」

女「はいはい、どういたしまして」

ロリ「……あの、やっぱりお母さんもいっしょに」

女「なんだ、結局ママに甘えたいんじゃないか」

ロリ「じゃなくて! ほら、足とか……腕とか」



30:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 19:20:46.098 ID:KeTaa7190

女「なに、大丈夫さ。私も早くこの生活に慣れないといけないからな」

ロリ「そ、か……」

女「ははは、ありがとうな」

ロリ「別に、お礼言うようなことじゃ」

女「よくここまで優しく育ってくれた、私は嬉しいぞ」

ロリ「……ママのお陰だよ、えへへ」

女「ふふーん、ぎゅっとな!」

ロリ「ちょっ、ママ!? 急に何!?」

女「なんでもなーい」

ロリ「なんでもなくないでしょー!?」

女「なんでもなくなくなーい♪」



31:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 19:30:35.156 ID:KeTaa7190

騎士団長「それはまた厄介な」

警備兵長「まだ怪しい影を見た、と言う程度の、しかも噂話ですがな」

騎士団長「火の無い処に煙は立たんでしょう」

警備兵長「やはりそう見ますか」

騎士団長「民の心の不安が見せた幻影ならば、それはそれで問題でしょうが……どうもきな臭さを覚えますな」

警備兵長「巡回の頻度を増やしてみてはいますが、今の所は何も」

騎士団長「となると地下」

警備兵長「でしょうな」

騎士団長「はぁ、彼処は酷い臭いで出来れば勘弁願いたいのですが……そうも言ってられませんな。近い内に」

警備兵長「ええ、溝浚いと行きましょう」



32:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 19:39:38.536 ID:KeTaa7190

町娘「ねえ聞いた?」

ロリ「また『ねえ聞いた』が始まった」

町娘「ちょっとー、お客に対してその言い草はないんじゃないのー?」

ロリ「お買い物のご予定がないならお引き取り下さいませお客様」

町娘「何よ、ナマイキ言ってて食べられちゃっても知らないんだから!」

ロリ「食べ、何?」

町娘「ふふん、聞きたいー?」

ロリ「はいはい、聞きたい聞きたい……」

町娘「それじゃあ教えてあげましょう! 最近待ちで噂になってる月の男の話を!」

ロリ「はーん?」



33:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 19:46:48.206 ID:KeTaa7190

町娘「月の明るい夜に女の子が一人で歩いているとね、カツーン、カツーン……」

ロリ「釘打ち?」

町娘「靴音よ! 女の子の後ろからカツーン、カツーンって石畳を蹴る足音が着いてくるの」

ロリ「ふぅん」

町娘「でね、最初に振り返った時は小麦粒くらいの大きさだったのが、振り返る度にどんどん近付いて来て」

ロリ「……それで?」

町娘「ガッ!」

ロリ「ひっ!?」

町娘「と肩を掴まれてこう聞かれるんですって……『美味しい食べ物はどこですか?』って」

ロリ「そ、それで?」

町娘「自分が生きてきた中で一番美味しいと思った食べ物と場所を言えば助かるけど……上手く答えられなかったらその場で頭から、バリバリムシャムシャ!!」

ロリ「キャー!!」

町娘「ほんと良い反応するわー。って訳だからあんたも気を付けなさいねーほほほ」

ロリ「け、結局何も買って行かなかったし……ぐすん」



34:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 19:53:07.540 ID:KeTaa7190

ロリ「ただいまー」

女「おかえり、なんだか疲れた顔をしているな」

ロリ「ちょっとね。そう言うマ、お母さんは何してるの?」

女「見ての通り、装備の手入れだ」

ロリ「……もう戦わなくていいんだからやめなよ」

女「どうにも習慣付いてしまっていて、やらないと落ち着かなくてなぁ」

ロリ「その戦斧なんか、もう振り回せないでしょうに」

女「何度も危機を潜り抜けた戦友だからなぁ、どうにも、ははは」

ロリ「なら片手でも扱える様に加工してもらえば?」

女「おお、それは名案だな!早速明日にでも工房へ頼みに行こう。ん、何をそんなにむくれている?」

ロリ「……言っても分かんないよ、んもう」



35:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 20:07:45.931 ID:KeTaa7190

ロリ「お母さん、私今日は遅くなるかもだから適当に食べて先に寝ちゃって」

女「そうか、棚卸しでもあるのか?」

ロリ「うん、月初めの大掃除」

女「分かった、それじゃあたまにはバルにでも行こうかな」

ロリ「飲み過ぎて道端で寝ないでよー?」

女「そんなに飲まないさ、私は酔い潰れたことなんて一度もない」

ロリ「どの口が言うんだか……最近、夜道は物騒みたいだから、本当に気を付けてよね」

女「ああ、心配ないさ。私を誰だと思ってる」

ロリ「はいはい、余計な心配でございました。行ってきまーす」

女「行ってらっしゃい、気を付けてな。さて、私もそろそろ行くか」



38:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 20:18:36.271 ID:KeTaa7190

鍛冶屋「これ本当に研ぎ直しにしちまうんですかい?」

女「ああ」

鍛冶屋「だって姐さん、こりゃもう奴の首を落とし生き血を浴びた、謂わば伝説の戦斧ですぜ? それを研ぎ直しにしちまうなんて……」

女「何度も言っているが、その姐さんっていうのをやめろ」

鍛冶屋「へい、すいやせん……」

女「頼む」

鍛冶屋「あ、頭を上げて下せえ!」

女「どうしても駄目なら他へ持って行く」

鍛冶屋「どうしても、とは言いやせんが……」

女「煮え切らんな、鍛冶屋ならやるかやらないか、ハッキリ決めたらどうなんだ!」

鍛冶屋「……へい、わっかりやした。溶山亭、一世一代の大仕事と心得させて頂きやす。おう、母ちゃん! 今日はもうこれ一本に掛り切りだ! 看板下げて来い!」

女「毎度、迷惑を掛けるな」

鍛冶屋「オイラも男だ、やると決めたからにゃ最高の仕上がりにしますんで楽しみにしてて下せえ……!」



40:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 20:24:23.666 ID:KeTaa7190

女「おお、見違えたな……!」

鍛冶屋「へ、へへっ。どんなもんだい」

女「いや、素晴らしい。素晴らしいな、溶山亭の。感謝する!」

鍛冶屋「ふぃー、疲れたのなんのったらないや」

女「ああ、苦労を掛けたな。支払いは」

鍛冶屋「やー、もうそんなのは」

女「む?」

鍛冶屋「請求書はまた明日にでも書きますんで、今日のところはもう帰って下せえ」

女「ああ、そういうことか! 分かった、では後日」

鍛冶屋「毎度ありー。母ちゃん、飯だー!」



41:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 20:31:07.352 ID:KeTaa7190

女「この輝きと来たら月にも負けぬ……美しい」

女「やはり町鍛冶にしておくには惜しい男だ、これ程の腕前ならば何処にでも抱えて貰えるだろうに」

女「ふっ」

女「ふっ、はぁ!」

女「……」

女「うむ、手にしっくりと馴染んで、ははは! これならまだまだ戦えそうだ!」

女「……いや」

女「いや、いかん。いかんな。私はもう騎士ではない。民ではなく彼女一人を守る母だろう、そうなると決めただろう」

女「全く、化け物に比べて未練のなんと断ち難い……」

女「……」

女「夜道は物騒だから、か」

女「うむ。酒はやめにして、二人で帰るとするか」



42:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 20:45:53.911 ID:KeTaa7190

母「あら、またパンを切らしちゃったわ」

ショタ「おなかすいたー」

母「はいはい、すぐに買って来ますからね。坊やは良い子でお留守番しててちょうだいね」

ショタ「やー!」

母「あらまぁ、でも一人置いていくのも心配よねぇ。うん、一緒に行きましょうか」

ショタ「うん!」

母「えーっとお金、あら……細かいの、細かいのー……やだわ、こっちも切らすなんて」

ショタ「?」

母「うーん、駒鳥亭は繁盛してる様子だったし、お釣りもきっとあるわよね、うん。さ、行きましょう坊や」

ショタ「はーい」



44:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 21:02:31.541 ID:KeTaa7190

ロリ「ありがとうございましたー、お気を付けてー」

おばさん「ありがとねえ、また寄っとくれよー!」

ロリ「ふー」

おばさん「ほらほら、終わり際でもまだ仕事中だよ。溜息なんて裏でやっとくれ」

ロリ「えへへ、はーい。あ、いらっしゃいませー!」

母「こんばんはー」

おばさん「いらっしゃい! じゃ、もうちょっとなんだから、最後までキッチリね」

ロリ「はーい、こっちは任せて下さい!」

母「閉店間際にごめんなさいね、バゲットを一つお願い」

ロリ「はーい。今夜の晩ご飯ですか?」

母「ええ。この子、ここのパンがとっても気に入ったみたいで」

ショタ「……あぅ」

ロリ「かーわいい♪」

母「お代、大きいのしかなくて……お釣りは大丈夫かしら?」

ロリ「大丈夫ですよ、うちは銅貨だけはたっぷり用意するようにしてますから!」

母「ありがとう、ごめんなさいね」

ロリ「いえいえ、ありがとうございました。はい、お釣りです。お気を付けて」

母「ええ、また」

ショタ「わっ」

男「……」



45:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 21:04:24.121 ID:KeTaa7190

ロリ「あ、いらっしゃいませ!」

母「坊や、大丈夫? ごめんなさい、不注意でしたわ」

男「……」

ロリ「あの、お客さん? どうかしました?」

男「……こですか」

ロリ「はい?」

男「……は、どこ……ですか?」

ロリ「ええっと、何です? あ、パンの種類?」

男「おいし、い……は、……です、か」

ロリ「えーとバゲット、ブールにカンパーニュ、エピとバタールとー、あといつもはフィセルもあるけど今日はもう売り切れて」

男「おいしい、たべ、ものは、どこで…すか」

ロリ「――――えっ」



46:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 21:16:32.729 ID:KeTaa7190

男「おいいいしいたべもの、どこでええすううか?」

ロリ「マ、ママのご飯! ママとはじめて一緒に家で食べたご飯!!」

男「お、お、おお、お……いしいもの、たべたやつ、おいしくな、っる? う、おお、おっ、ご」

ロリ「ひっ、身体が……!」

狼男「おお、お……っ、お、おぉーーーん!」

ショタ「おかあさぁん!」

母「坊や!」

狼男「がるるふる、る! にが、さないいい」

母「ぎゃ!? う、ぐぅ……!」

ショタ「おかあさん、おかあさん!」

狼男「ぐけ、ぐけ、ぐけ」

おじさん「な、何だァ!?」

おばさん「一体どうし」

狼男「おぉーーーーん! がううる、ぐぅあるる!」

おじさん「うわあぁ!」

おばさん「あぅ!?」

ロリ「おじさん! おばさん! あ……あ、血、血がっこんな」



48:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 21:43:21.520 ID:KeTaa7190

おじさん「逃げ、ろ、お前だけでもっ」

ロリ「そんな」

おばさん「いいから早く!」

ロリ「おじさん、おばさ」

狼男「にいい、くぅ、わかああ、いいいいいい」

ショタ「おかあさん! おかあさん!?」

母「お願い、お願いだからこの子だけは……お願いします、この子だけは」

ロリ「……!」



49:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 21:49:17.211 ID:KeTaa7190

ロリ「えい!」

狼男「がう?」

ロリ「う、うちの自慢の、バババゲット! まだ食べ足りないなら、折れるまで食らわせてやるわ!」

狼男「がううるる……」

ロリ「それでも足りないならパン切り包丁であんたなんか、ミンチにして、ハン、ハンバーグにしてっ、マフィンに、は、さんで」

狼男「すん、すんすん……おまえ、う、まそう」

ロリ「ピクック、ピクニックに持って、行って、それで、ワインと一、緒に、たべ、たべ、た」

狼男「たべええてやああるう、おまえ、からあ」

ロリ「た……」

狼男「ぐけ、ぐけ、ぐけけっ」

ロリ「っ、助けてママァー!!



50:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 22:01:38.880 ID:KeTaa7190

狼男「がぅがふるる!」

ロリ「きゃあ!?」

狼男「すんすん、すん……血いいわかああい血」

ロリ「い、いやああ! こっち! 来るな! 来るなあ!」

狼男「がう、ぐ、ぐるる」

ロリ「そ、それ以上近付いたら、鼻先からスライスよ……!」

狼男「ぐる……」

ショタ「おかあさん……おかあさん」

母「早く逃げ、て、早く……!」

ショタ「う、うぅ、うああーん!」

ロリ「……よし、あの子はこれで」

狼男「おぉーーーーん! がうるる!」

ロリ「きゃっ」

狼男「ぐけ、ぐけ、ぐけ、ぐけけけ」

ロリ「! その爪、包丁も切れるなんてすごいわね……うちに欲しいくらい」

狼男「ぐけけけっ!」

ロリ「分かった、もうお手上げよ。食べやすいようにしてあげる」

狼男「ぐ?」

ロリ「邪魔でしょう? 服なんて、ほら……どんどん、美味しい匂いが」

狼男「ぐけけ、ぐけ、はぁうるる、はぅ、はぅ、がふっ」

ロリ「ね、これで、もう……あとは、仕留めるだけだよ! ママ!!」



51:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 22:07:57.385 ID:KeTaa7190

女「っだああ!!」

狼男「かっふ」

女「はぁ、はぁ、はぁ……つつつ」

狼男「……」

女「生首になってまで睨むなよ。ふう、討伐完了かな」

ロリ「ママ!」

女「ああ、ははは。大丈夫、もう大丈夫だ、怖かったな、よく頑張ったな」

ロリ「う、うう、ぐす、うぁあ……!」

女「よしよし、ほら、そんな格好じゃ風邪を引くぞ。ああ、こんなに大きな傷が……すぐに手当て、を?」

ロリ「ふえぇ、うぅ、うう……」

女「この服を持って下がってなさい」

ロリ「ふぇ?」

女「早く!」

狼男「ご、ぽ……が、ぷるる、がふっごぼ」



52:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 22:20:47.720 ID:KeTaa7190

狼男「ご、お、おお、おぉーーーーん!」

女「これはまた、言い伝えよりも手強そうな、っ」

狼男「ぐるるるるうう」

女「歯で受け止めるなんて、躾がなってないなあ!」

狼男「ぁおおあ!? ぎゃっぎゃおおるるあ!」

女「ははは、そら!」

狼男「ぎゃう、ぎゃうるるらうう! がうふるる!」

女「くっ、あっという間か! やはり銀が、ぐ!?」

狼男「はぁうるる、はぅ、はぅ、がはぅるううるるう」

女「……さっきより、力強いな? 手を抜いてっ、いたのか?」

狼男「ぐるるるるううるるう!」

女「っ、そっちは生憎、模造品だ!」

狼男「ぎゃうん!? はが、はがああう、がうるる……」

女「なんとか戦えるが、キリがないな、全く」

ロリ「ま、ママ! これ!」



53:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 22:28:09.755 ID:KeTaa7190

女「でやああ!」

狼男「がう、がるる、ぐけっ」

女「何が、可笑しい!」

狼男「ぐけ、ぐけ、ぐけ!」

女「この、はあ!!」

狼男「が、ぎ、ぎひいいいうううるる……」

女「はぁ、はぁ……癖の悪い口だ」

狼男「ぎけ、ぎけけ、ぎけけ」

女「その気味の悪い笑い声をやめろ、化け物め!」

狼男「っがぎ!!」

女「な、私の戦斧が、ぐぶっ!?」

狼男「がぎ、ぎ、ぎぐるる、ぐぅうるるぐるふう」

女「ごほっ……けほ、げほっ、はぁ、はぁ……」

狼男「ぐけ、ぐけ、ぐけ、ぐけけけけけ!」

ロリ「ま、ママぁ……!」



54:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 22:53:30.741 ID:KeTaa7190

狼男「がう」

女「ぐあっ!」

狼男「がうるる」

女「かはっ」

狼男「ぐううるるうはう」

女「あ、ぉ……!」

ロリ「もうやめてよ……ママを殺さないで、傷付けないで……!」

女「はぁ、はぁ、はぁ……」

狼男「ぐけ、ぐけ、ぐけけ」

女「はぁ、はぁ……す……き、あり」

狼男「が、ぁっふ?」

女「私の……相棒、は、竜も殺したんだ……破片でもお前の、ごほっ! 薄皮なんて、造作……も、ない」

狼男「ぐ、ぐけけ」

女「は、ははは! ごほっ、げほっ……もう治らん、さ……お前は……はぁ、はぁ……革袋だ……ただの財布、だ」

狼男「ぐけ、ぐ、ぐる、ぐるるるるううるるうあああ! おぉーーーーん!」

女「う、ぐう!? がは、っ、ぎ! ぅ、ぐ!」

狼男「おぉーーーーん! おぉーーーーん!! ぐううるるくるううるるうう!」

女「はは、ははは! ごほっごほ!そうらもう治らない! げほげほっ! ははははは、ごほっ、かはっ!」

狼男「がう、ぐるる、っがうるる!! ご、ぐ、ううるる、おぉーーーーん……!!」

警備兵「こっち、こっちだー! 大丈夫ですか!?」

女「はぁ、はぁ、はあ、はぁ……は、ははは。遅過ぎだ、バカ」



55:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 23:11:37.481 ID:KeTaa7190

警備兵長「本当にありがとう、君がいなければどうなっていたことか……!」

女「まあ、そうですね。誰一人助からなかったでしょう」

警備兵長「目星を付けていた通り奴は地下水路に潜伏していた、もう少し早く我々が討伐、いや調査にさえ乗り出していれば」

女「乗り出していれば誰も怪我を負わずに済んでいたのに、随分とゆっくり事を進めていたようですね」

騎士団長「お、おい」

警備兵長「いや、いいんだ。もっともな意見だ。私達警備兵隊の至らぬばかりに」

女「全くもってその通り、一般市民の手で始末がついた後で漸くのご到着とは恐れ入りました」

騎士団長「ばっ」

警備兵長「返す言葉もない! 全ては警備兵隊、つまりはその長たる私の責任だ! 許しを請うのも烏滸がましいが恥を忍んで頼む、どうか許してほしい!」

女「……許してその後どうなるんです?」

警備兵長「それは勿論、貴君の功績を称え勲章に称号に一財産に」

女「私は悠々自適な生活を得て、町はまた元通り。警備兵の不甲斐なさは改善されないまま、民は安全の保証のない、いつもの生活に戻るんですね?」

警備兵長「…」

騎士団長「ぅオッホン、つまり?」

女「重くて振れない武器は、研ぎ直す必要がある、ということです」



56:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 23:24:38.587 ID:KeTaa7190

新人騎士「あ、本当に帰ってきたんですね」

古参騎士「見るに見かねて、だとさ」

新人騎士「警備兵?」

古参騎士「警備兵」

新人騎士「城壁より内側なんだから経験が浅くなるのはしょうがないでしょうに」

古参騎士「その『しょうがない』を警備兵長も言ったらしくてな。しょうがないで娘に一生モノの爪跡残されたのかって大噴火さ」

新人騎士「あー……」

古参騎士「ほら、俺らも訓練に戻るぞ。ボーッとしてたらこっちにまで飛び火だ」

女騎士「立て!」

警備兵「も、もう無理です」

女騎士「無理か、なら寝ていろ、っ!」

警備兵「ひ、痛! や、やめて下さい!」

女騎士「そんな言葉で敵が手を止めると思うか!」

警備兵「ひ、ひぃい!」

女騎士「もう無理なんだろう! 寝ていろ腑抜け!」

警備兵「うわああ! ……ふーっ、ふーっ!」

女騎士「ふん。よーし、訓練を続けるぞ!」



59:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 23:33:43.176 ID:KeTaa7190

騎士団長「いや、貴君の功績は増えるばかりだな」

女騎士「特例に次ぐ特例で復帰を認めて頂けただけでも敬服の極み、その上余りにも勿体ないお言葉です」

騎士団長「本音は?」

女騎士「最近、娘が私の凄さに気付き始めてとても嬉しいです」

騎士団長「……貴君も、随分と柔らかくなったな」

女騎士「しなやかになったのです」

騎士団長「外への遠征は難しいだろうが、街の中ならということで、警備兵長にとの声もあるが」

女騎士「私は一度折れた人間です、次代を磨く砥石が関の山。まとめ上げるなどとてもとても」

騎士団長「そうか」

女騎士「はい」

騎士団長「……そうか」

女騎士「では失礼します」



60:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/01(木) 23:45:17.441 ID:KeTaa7190

女騎士「さて、帰るかな。む、っとと……はぁ、またやってしまったか。特注品の割に、一人での付け外しに難のある……ああ、それにまたよく転がる」

ショタ「……あの」

女騎士「お、少年。その後母上の具合はどうだ?」

ショタ「ほ、ほねもくっついたから、もうすぐおうちにかえってくる……」

女騎士「ははは、そうかそうか。私も脚を折って二度と歩けないかと思った日もあったが、ほら、この通り! くっついたならもう心配ないぞ」

ショタ「う、うん」

女騎士「なんだ、何か言いたいことがあるのか?」

ショタ「あの、その……」

女騎士「?」

ショタ「つよく、な、なりたいです!」

女騎士「……どうして?」

ショタ「おかあさんを、まもれなかったから、ちゃんとまもりたいから、だから」

女騎士「そうか。そうか!よし、特例として君の入団を認めよう! 私が責任を持って、君を強く、そして人を助けられる人間にしてあげよう!」

ショタ「わあ……! やったー!」

女騎士「ごほん、では最初の指令だ」

ショタ「はい!」



女騎士「悪いがあそこにある私の腕をとってきてくれないか?」

おわり



元スレ
女騎士(33)「悪いがあそこにある私の腕をとってきてくれないか?」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1564650613/
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         コメント一覧 (12)

          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年08月02日 01:34
          • 安西先生……!

            ふたなりのドS巨乳天使が、通学路で貧乳の友人天使に、学校でお世話好きの悪魔に、家に帰れば普段は導ってる大きな胸の悪魔からお返しにと、三人の友人達に甘く優しくいじめられてビュービューしちゃうSSが書きたいです……。
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年08月02日 02:08
          • 女「ふっ」

            女「ふっ、はぁ!」

            まーたクソ漏らしの話かと思ったけどまともな話で良かったです。
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年08月02日 02:50
          • 続きものなら前の話もリンク貼ってー。
            途中まで気づけなかった。
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年08月02日 02:52
          • ※1
            それなんてガヴリールドロップアウト?
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年08月02日 04:15
          • クッソつまらん
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年08月02日 05:39
          • 短くまとまってて正しくSSだわ。好き
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年08月02日 10:13
          • 戦斧のあれよな
            結構すき
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年08月02日 10:50
          • 5 33歳なんて年齢書いて持ってくるやつはこいつしかおらんさ‥


            平和にはなかなかほど遠いな
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年08月02日 11:10
          • 戦闘シーンが分かりにくい
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年08月02日 15:30
          • >>9
            同意
            それ以外が良かっただけにちょっと残念
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年08月02日 23:42
          • DIOかな?
            スチュワーデスがファースト・クラスの客に酒とキャビアをサービスうんぬん
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年08月03日 03:54
          • >>11
            怯えながらも拾ってきてくれたショタをズギュンズギュンしてオークに開けられた腹の穴を治すんだな
            補給は完了ってわけか

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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