友達(♀)「私と一緒に死ぬか、私が死ぬのをそこで見届けるか……どちらかを選んで。」
友「うん……そう、この前ふたりで忍び込んだ、保健所の……安楽死用の薬物。盗んできたの。」
友「これさ……飲もうよ、一緒に。そしたら私たち……死ねるよ、きっと。」
友「私さ、考えたんだ…………どうせ、生きていてもつまらないだけなら……こんな世界、いない方がいい。」
友「それならいっそ……天国へ……それか、地獄……そっちの方がきっと楽しいよ…………きっと。」
友「キミだって、いつも気だるそうにしててさ……いつもボーッとしてて…………ひとつも面白くないって、そう思ってるでしょ?」
友「……はじめは…………なにかを盗んで、スリルを味わえれば、少しは楽しいかなって……そう思ったんだけど…………ふふ……駄目だった…。面白くなかったんだよ、これっぽっちも。」
友「それで、試しに安楽死を待つ犬を、殺した…………それでも、やっぱり満たされなかった……ははは……全然心が、震えなかったよ…。」
友「そのとき、この小瓶が目に入ってね…………それなら……いっそのこと死ねば、少しは面白いのかなって……ねえ…。」
友「だから…………一緒に、一緒に死のうよ…。私、キミとなら……天国でも地獄でも、きっと大丈夫……キミがいてくれたら、どこだって……寂しくないよ。」
友「でも……キミが死ぬのが嫌だって言うなら、私は…………死ぬよ…。ちょっと、寂しいけど…。」
友「…………お願い……一緒に、私と死のうよ……!ここで、私が死ぬとこ、見ててよ……っ!…………それなら、独りで死ぬことになっても……寂しくないから…。」
友「………………お願い…………。死なせて…っ……!」
だとしたら窒息死させるから薬置いてなくね
そうだったのか…
友「…………………。」
友「…………はあ……。」
友「……やっぱり、引っかかってくれないんだね…。私、結構がんばって、演技したんだけどな…。」
友「…………ふふ、冗談だよ。ぜーんぶ嘘。死にたいっていうのも、盗んだっていうのも、ワンちゃん殺したっていうのも…………それが毒だってことも、全部でたらめ。驚いた?」
友「ふふふっ、ホッとした顔してくれるんだね…。……そんなに私が死ぬこと、嫌だった?………………いいよ、答えなくても。」
友「でもさ、私の演技、結構迫真だったでしょ?あははっ、騙されちゃってバカだなー。あーあ、私女優にでもなろっかな。どう思う?」
友「…………うん、帰ろっか。付き合わせちゃってごめんね。ちょっと、楽しかったよ。またやろうね。……だめ?」
友「あ…………そうだ。この小瓶、片付けなきゃね。……ああ、これ?ふふふ、駄菓子のラムネを水に溶かしただけの、ただの砂糖水だよ。ちょっと白みがかっててそれっぽいでしょ?」
友「捨てちゃうのもなんだか勿体ないし、飲んじゃおっか。…………はい、どうぞ。」
友「…………飲まないの?」
友「……………………。」
友「……そっか。それじゃあ、勿体ないけど捨てちゃおっか。あーあ、私の50円無駄になっちゃったなー。」
友「それならさ、キミが弁償してよ。今から一緒に駄菓子屋さん行って、お菓子買って?いいでしょ?」
友「ふふふ……ありがと。やっぱりキミ、いい人だ。」
友「それじゃあ行こう。……今日もまた、ふたりだね。」
注射薬だ
ただしスイスだと自殺ほう助しか出来ないので自分から毒薬を飲まなければならないという事情もあって飲み薬らしい
友「キミに殺されるなら……きっと、平気……だからさ…。」
友「…………死ぬ瞬間に、キミの顔が見られるなんて……この世界で……こんな、つまらない世界で見た、最期の……私の見る光景が……。」
友「……ふふ……うふふっ…………そんな顔してくれるキミの姿だなんて…………はあぁぁ……っ………私は……本当に、幸せ者だなあっ……!」
って泣きそう
友「……………!」
友「キミは…………あは、あはははっ……やっぱり、そうだったんだね……!」
友「うんっ……うんっ……!ふたりで、一緒に死のう…?こんなところから、ふたりで脱出するの…………私とキミで、ふたりだけで…!」
友「きっと……絶対楽しいよ…!私たちを縛り付けるルールも、薄い膜を張ったようなこんな気色悪い感覚も……なにもない!私たちの、本当の居場所に行ける…………ううん……帰れるんだ…!」
友「……キミが私のことを、信じてくれた…。それだけのことが、なにより嬉しい…………うふふっ……こんな場所に生まれ落ちた意味は、きっとこれだったんだね…。」
友「さあ…………それじゃあ、これを持って…。……せーので、一緒に飲もう…。…………すうぅぅ………はぁ……はぁぁ……!」
友「……はは………大丈夫……大丈夫だよ…。そんなに、怖がらなくても……苦しいのは、一瞬だけ………今まで生きてきた、この苦しみに比べたら……ほんの…………ほんの少しのあいだだけだから…。」
友「苦しいのが、終わって……もう一度目を覚ましたら、そのときは…………うふふ…………きっと、楽しいところだよ……。」
友「………あれ………あははっ。キミ、なんで泣いてるの……?おかしいなぁ……へへ…………あ……あれ…?」
友「な……なんで私も、泣いてるんだろ……。やだな、へんなのっ…………あはっ……な、涙が…………止まらないよぉ……っ。」
友「…………うんっ…………もう、大丈夫……。…………死ぬ前に、キミの泣き顔が見られるなんて………へへ…………最期にちょっと、いい経験したな…。」
友「…………………うん……もう、大丈夫だよ……。」
友「…………また……うん…………あっちでね…。…………ばいばい…。」
友「………すうぅぅううっ……………はぁぁぁぁぁぁ………すぅうううぅっ…………はあぁあぁぁぁ…………………………………行くよ……っ。」
友「…………………っ…!!」
友「…………ッヴ!!っ、ぐ……があッ……!かはッ……げはあッ!!……ぶごっ、ごほっ………ぐ、が………ァ……あ……ッ!!」
友「……○○……ッ、ぐが……ァ…………○○………ッ………!」
友「…………………。」
友「…………………………。」
…………………………………………………。
時々髪の毛を少量の束にしてつまみ、はむって口に含みたい
「そんなに食べたいなら、切って食べてもいいんだよ?」って言われたい
いただきます
友「…………おいしい?」
友「……ふーん…。」
友「…………それじゃ、私はキミのを食べてみよっかなー。」
友「おいしいんでしょ?私にも食べさせてよ。それにキミの、食べ応えありそうじゃん。」
友「いっただっきまーす。……はむ。」
友「………………。」
友「…………ぷは。…………うーん…。」
友「………正直、おいしいとはこれぅぽっちも思わないなぁ。…………あ、でも……」
友「……気分は、いいかもね。へへへ。」
髪の毛の味は独特で、自分の髪の毛をハサミで細かく切って食べてみたことがあるけれど、別の食べ物にはなんとも例えがたい
ただその味からはすごく生が感じられた。髪の毛は生きた記憶だった。口に含んだとき髪の毛と再び一つになって生きてるって感じがすごいした
でも友達の髪の毛はどうなんだろうか?
死に向かってる子の髪の毛ってどんな味なんだろう。ボクとは違うのかな。彼女はボクの髪の毛を食べて気分がいいと言ってくれた。一つになりたい
一つになりたがってる
今度はやすりで削った爪の粉を食べさせたい
これは普通に美味しいから
ほのぼのメンヘラ系なのか時々発狂するタイプか
くさくもないが特段いいにおいもしなさそう
とはいえお前の貴重な体験のおかげでまた新しい知識が増えたぞ
つまり髪の毛を食べるのはエッチなことだってことだな?
今、久々に食ってみたんだけど、人間みが感じられていいね。ちょっとちくちくするところとかも、人間を食うことに対する抵抗感を具体化して演出しているようで面白い
髪の毛くらいすぐ食えるから、やってみるといいよ。あと燃やすとすっごいくさいらしい
えっちです。食べたあとはちゃんと生産者さんにありがとうございましたを忘れずにね
二人だけで家の中に閉じこもって、風呂にも入らず怠惰に過ごし、一週間ぐらいしてからボクだけお風呂に入って、友達の前で思い切り深呼吸したい
えへへへへへへへへへへへへへへへってなりそう
友「んー……すんすん……。」
友「……キミってさぁ、結構独特な匂いがするよね。……ああ、別にくさいってわけじゃないよ?でもさ……くんくん…。」
友「……うん、やっぱりへんな匂い。」
友「私、キミのへんな匂い、嫌いじゃないな。」
体臭を肯定できる間柄っていうのは、あまり意識することはないけれどけっこう親密な証だよね
もうずっと離れないで、お風呂やお便所やお布団に行くときも一緒でいたい。お便所に行くときも、ね
やば
今度試そうと思っていたけどやめておこう……
>>44
髪の毛を食べたら喉の奥がいがいがするのを、いがいがし出してから思い出した
好きな相手のものを食うとき以外はやめた方がいいね
虚栄心が無いならもっとクズになってそう
焦げた匂いと微かに硫黄の匂いがした
一人で死なれてたい
「元気でね」は、彼女が残酷な世の中に抗って言った精一杯の祝福の言葉だった
嫉妬心が、ない、友達
たしかにそんなことしそう
言われた瞬間なんか嫌な予感していきなり抱きしめても淋しそうに微笑んでどこかへ行っちゃいそう
こんなんトラウマになって残りの人生ズタボロだよ
と思って自殺したらあの世で友ちゃんが嬉しそうに「ふふ、はやかったね。」って待っててくれそう
いつ来るかもわからない相手をしっかり待ち続けているところ本当に好き
かっこいい
惚れる
好き
あの世があってよかった
毎日眠るとき「あっこれ明日目覚めないかもな」って思ってちょっと寝れなくなる呪いとかかけてきそう
というか友ちゃんが向けてくれる感情はLIKEなのかLOVEなのか
こっちが寝てる間、ずっと胸の上で友達が座ってる
友「……って言っても、やるしかないか…。……ほら、数学と生物化学持ってくよ。で、はい。こっちはよろしく。」
友「んー……英語はどうしよっか。期末はどっちの方が成績よかったんだっけ?…………あ、キミか。」
友「じゃ、よろしくー。ふふふ、苦手だから助かったよ。」
一緒にいることが当たり前すぎてもはや宿題とかは完全分業だといいよね
友ちゃんは国語とか苦手そう
重い空気に耐えられないから無意識にこういう方向性に持っていきたがるのかもしれないけれど、
でも女の子の笑顔っていいものだもんね。それを見たいと思う気持ちに後ろめたさなんてあるはずがない
というかどうせ死ぬなら死ぬタイミングくらい選ばせてちょんまげ。あともう少し優しい死に方で
雰囲気があったかいのと、あと自殺する夢の安心感とかぶる。いい夢が見られそう
元スレ
友達(♀)「私と一緒に死ぬか、私が死ぬのをそこで見届けるか……どちらかを選んで。」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1563731512/
友達(♀)「私と一緒に死ぬか、私が死ぬのをそこで見届けるか……どちらかを選んで。」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1563731512/
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- P「アイドルと一緒にネットの評判を見て改善していこう」
コメント一覧 (11)
-
- 2019年07月22日 13:41
- ※1
猛虎弁
誰も聞いてない妄言垂れ流し
満貫っすわ
早口で言ってそう
-
- 2019年07月23日 09:00
- >>2
~マンガンて役4つやから事例を4つ上げて言うネタやでw
頭悪いって悲しいよな
-
- 2019年07月23日 09:37
- >>8
猛虎弁で3翻、妄言垂れ流しで2翻くらいついてるんじゃないの?
-
- 2019年07月22日 15:03
- 今回のどうよスレ濃いめだな
-
- 2019年07月22日 15:08
- なんだこのスレは…たまげたなぁ…
-
- 2019年07月23日 00:43
- だが待ってほしい。
それが友達♂だったらどうなのよ?
-
- 2019年07月23日 01:33
- 隠しきれない本性
-
- 2019年07月23日 01:55
- ♂だったら考え直せと説得してみる
♀だったら何も言わず顛末を見届ける
どちらでも他人の自死に便乗はしない
ちなみに俺は♂
-
- 2019年07月25日 00:53
- やべーやつわらわらで怖い
-
- 2019年07月26日 10:43
- ※2
自らなんJ民と自白してて草
なおオチ以降gdgd続いているレスは読まずコメに書き込んでいるもよう