【モバマス】加蓮「夏だし泳ぎたい!」
加蓮「うん。Pさん、泳げるって聞いて」
P「ま、そりゃ泳げはするけど…人に教える程上手いわけじゃ」
加蓮「それでもいいの!お願いっ!」パンッ
P「…そもそも何で泳げるようになりたいんだ?」
加蓮「ほら、今度水着でグラビア撮るじゃん」
P「あぁ、もうそろそろだったか、そういや」
加蓮「だからその…折角だし、ちょっと泳いでみたいの」
加蓮「…泳げないの」
P「へ?」
加蓮「水に浮けないの!だから…恥ずかしくて…」
P「カナヅチって事か…意外だな」
加蓮「そもそも、まともに泳いだことないから」
加蓮「プールどころか、水泳の授業はいつも見学だったし」
P「ふむ…ってことはつまり、水に慣れてないわけだ」
加蓮「Pさんだから言ったんだからね?普通、恥ずかしいから言えないし…知られたくないし」
加蓮「本当?」
P「あくまで基礎だから、泳げるようになるとかじゃないぞ」
P「水が平気になる、程度だな」
加蓮「それで充分だよっ、お願いPさん!」
P「…しかしなあ、問題は場所なんだよな」
P「仮にもプロデューサーとアイドルだし…」
ちひろ「話は聞かせてもらいました!」バァン
P「うおっ!?」
加蓮「ち、ちひろさん!」
ちひろ「いやあ、水くさいじゃないですか~、こういう話こそ私を頼ってくださいよ♪」
P「お金ならないですよ…?」
加蓮「お母さんがくれたお小遣い…あとどれくらいかな…」
ちひろ「いきなり失礼すぎません?」
ちひろ「確かPさん、昔水泳やってましたよね?大会にも出てたはずですし」
加蓮「えっ!?」
P「ちょ、ちひろさん…今、関係ないでしょそれ」
ちひろ「確か遠泳で5キロくらいなら泳げるはずでは?謙遜することないじゃないですか」
P「盛りすぎですよ!その半分くらいです!」
加蓮「すごーい!Pさんそんなに泳げるんだ!」キラキラ…
P「ああもうほらぁ…可愛いじゃないですか困りますよ可愛いなあ」ナデナデ
加蓮「えへへ♪」
ちひろ「何に困ってるんですか一体…とりあえずです」
ちひろ「要は、人に見られず泳ぎを教わりたいと、そういう訳なんですよね?」
P「まあ、はい…見られなければ、な?」
加蓮「そうそう」
P「あ」
加蓮「貸してくれるの?」
ちひろ「流石に今回は必要かと思いましたので」
P「まあ、それならありがたいな」
加蓮「うん、助かるよね。ありがと、ちひろさん」
ちひろ「た、だ、し!」ズイッ
P「な、なんすか?」
ちひろ「くれぐれも水着の加蓮ちゃんにやらしいことしないでくださいね?」
P「なっ!?」
加蓮「Pさんなら…別に私は…///」
P「加蓮さん?おい?」
ちひろ「いいですか?ラキスケもToLOVEるも禁止ですからね?」
ちひろ「うっかり転んで顔を突っ込んだり、うっかり胸に触ったりしようものなら」
ちひろ「 搾 り 取 り ま す よ 」
P「気を付けます、はい…」ダラダラダラ
加蓮「あ、これシャレにならないやつだ…」
ちひろ「とりあえず水に慣れるくらいでしたら、ちゃんとしたプールより浴槽くらいがちょうどいいとは思うんですけどね」
P「俺もそう思いますけど、でもプールの方が色々と出来ることもありますから」
ちひろ「無理はさせないでくださいね?」
P「誰に言ってるんです、曲がりなりにも加蓮のPですよ、俺」
加蓮「Pさん…」
加蓮「ふんっ!」フミッ
P「あだだだだ!?足、踏んでる踏んでる!」
加蓮「Pさんこそ見くびりすぎ!私、これでも体力付いてきてるんだからね?」
加蓮「誰かさんのおかげで」
P「誰かさんの足踏んでるから…痛いからちょっとどいて…」
加蓮「で、いつからやる?」
ちひろ「色々と準備もありますからね、2日後くらいからなら…」
P「2日後は俺が予定あるし、翌日は加蓮も別件で撮影だろ」
加蓮「早くて4日後かぁ…」
P「さいわい、その日なら一日オフだしな。俺は仕事だけど…ちひろさん?」
ちひろ「多少の融通なら。あ、有給貯まってますよ?」
P「ならそれでどうにか。どうせ自分からは使う暇ないしなぁ」
ちひろ「承りました♪」
加蓮「4日後…わくわくしてきちゃった♪」
P「はぁ…とりあえず、期待はするなよな?」
『ですので人工呼吸と言うのは軽はずみに行うものではないのですね、吐瀉物など、逆流してくる場合もありますので、その際は気道を…』
『次に心臓マッサージですが、これも肋骨が折れてしまう場合があります。逆に申しますと、それ程の力が必要になるわけで、生半可な力では効果が…』
『さて、最後にもう一度、AEDの使い方からおさらいしておきましょう…』
P「だいぶ忘れてるもんだな…こういう機会でもないと、まず見ないしなあ、これ」
P「ライフセーバー講習会のビデオ…まあ、そもそも泳ぎにいく時間もないしな、最近は」ピッ
P「キスしておっぱい揉んで生き返るなら世話ないんだがなあ」
P「まず、必要になるとも思わないけど…とりあえず、久々だからな…俺だって他人事じゃないし」
P「プロのアスリートだろうが、溺れるときは溺れるしな…体作りはしておくべきか、最低限」
P「せめて今日からでも走り込みくらいしておくか…付け焼き刃でも、やらないよりましだろ」
P「トレーニングパンツは…っと」ガサゴソ
凛「でも、まさか朝に偶然ばったりなんてね」
聖來「会いそうで会わないよね、アタシ達」クスッ
凛「散歩のコースとか、わりと似てるのにね」
ハナコ「ワンッ」わんこ「バウッ」
聖來「ねー♪ わんこもまた一緒にお散歩したいって」
凛「今度は優さんも誘ってみよっか?あ、朝早いと迷惑かな」
聖來「んー、どうだろ?アッキーだけ押し付けられたりして…」
~イメージ図~
優『朝早いよアッキーだけ持ってって…』
アッキー『!?』
~~~
聖來「いやぁ……まさか、ねぇ…?」
聖來「あ、本当…って、あれは…」
P「だから俺は怪しいもんじゃないんですってば~!?」
警官「嘘つけ!早朝から女の子を追いかけ回すとはふしだらな!待ちなさい!」
悠貴「お、おまわりさん、その人は違うんです~っ!」
凛「…また追われてる…」
聖來「あはははは!朝から何してるのPさんったら!」
凛「止めなくて大丈夫かな」
聖來「いくよ、わんこっ」
わんこ「バウッ!」
P「だから信じてくださいって~!」
悠貴「本当に大丈夫ですってば!この人は事務所のプロデューサーさんなんですっ!」
警官「しかしなあ…」
P「はぁ…慣れない事はするもんじゃないなあ…とほほ…」
P「……ってわけで、昨日は大変な目に逢いましたよ…」
ちひろ「気を付けてくださいね、ただでさえ最近は色々と物騒なんですから」
ちひろ「変な風評とか、ゴシップとかは勘弁ですよ?」
P「気を付けます…で、今日はブーブーエスでしたよね」
ちひろ「李衣菜ちゃんと泰葉ちゃんと…あ、途中で志保ちゃんと未央ちゃんも拾ってくれますか?」
P「了解です。美羽と卯月の方は、確か若葉に任せて良かったですよね?」
ちひろ「張り切ってましたよ、若葉ちゃん」フフッ
P「美世に任そうとしたら私もできます!運転!できます!って跳ねるんですもん」
ちひろ「流石の美世ちゃんも笑って譲りますね」
ちひろ「?」
P「おーい、もりくぼー、行ってくるからな」
乃々「ひうっ!?も、もりくぼは今日は留守ですけど……」
P「声がするぞ森久保ォ!ルームになら三人はいると思うから、寂しかったらそっち行ってなさい」
乃々「は、はいぃ…でも、できたらそっとしておいてもらえると…」
裕美「プロデューサーさん、乃々ちゃんこっちに…あ、いた」
P「裕美?あれ、お前今日は…」
裕美「前のユニットの皆がいるって聞いて、来ちゃった」
裕美「ん、行こう、乃々ちゃん」
乃々「あぅ…なるべくおとなしくしています…」
P「じゃ行ってきます」
ちひろ「お気を付けてー」
裕美「いってらっしゃい」
乃々「ぶじをいのってます…」
P「うーす」
加蓮「ってわけで北条加蓮のピュアリィハート、お相手は北条加蓮と」
奏「ゲストの速水奏でした。皆、また会いましょう?」
加蓮「番組ではリスナーからのおたよりとか、あと凛がもうすぐ誕生日なんでお祝いメールとかあると嬉しいかも」
加蓮「そんな感じで、また来週もよろしくっ。バイバイ。」
アシタヲオモイナガラ ユビサキマデキレイニー
奏「お疲れ様。モノクロームリリィとしては、久しぶりの活動だったわね」
加蓮「ねー。うちユニット多いから。奏、このあと暇?」
奏「ちょうど退屈しているところだけど。お誘いかな?」
加蓮「うん、お腹すいたし、どっか寄っていこうよ」
奏「いいわね、バーガーショップ?」
加蓮「んー、今日はやめとく、普通に美味しいとこ知らない?」
奏「そうね、だったら駅前の…」
加蓮(明日はPさんと…だし。きちんと食べとかなきゃ)
奏「加蓮」
加蓮「ん?」
加蓮「聞きたい?」
奏「胸焼けしない程度にお願いね。駅前の中華、わりと濃いんだもの」
加蓮「りょーかい♪ あのね、明日ね…」
加蓮(たのしみっ)
事務所の地下プール…
加蓮「う…いたたた、Pさん痛いから、押しすぎっ」
P「そうか?柔軟ちゃんとやらないと足つるからな」
加蓮「はーい…っていうかPさん」
P「ん?」
加蓮「…競泳水着じゃなくてもいいよね、別に」
P「まあ、気分の問題だな。俺はこれしか持ってないしな」
加蓮「…私まで競泳水着なのは…」
P「ユニフォームみたいなもんだよ。恥ずかしいのか?」
加蓮「Pさんだって…それ…かたちが…」
P「…あのなぁ、今さら裸にびびる仲でもないだろ」
加蓮「それとこれは違くない!?ってか自覚あるなら変態だよPさんのエッチ!」
P「ばか野郎、男なんて皆すけべで変態だよ」
加蓮「もういいや…早く始めよ」
加蓮(Pさんの見てたら、そっちの気分になっちゃうし…うん)
P「真っ赤だぞ」
加蓮「うっさい!」ボスッ
P「ビート板!?」ベシッ
加蓮(流石にこれくらいなら家のお風呂でも…)
加蓮「むぐっ!」
P「ん?」
加蓮「ぷはっ、は、鼻に水入ったぁ!」
P「あー、痛いよなぁ」
加蓮「ちょっとタンマ、ツーンて、ツーンてする…うう…」グス
P「よし、少し休憩、焦りは禁物だよ」
加蓮「いたい…」
加蓮「座って足だけばたばたして、本当に泳げるようになる?」
P「基本だからな、覚えないとまず始まらん」
P「ほら足曲がってるぞ、もっとぴーんっとして」
加蓮「…思ったのと何か違うなぁ…」ムー
P「べたべたしに来たわけじゃないだろ、ほら、ばたばたしなさい」
加蓮「はーい」
加蓮「やっぱり怖いよ…」
P「大丈夫だって、ビート板あるからまず沈まないし」
加蓮「離したら浮けないよ!沈むよ!」
P「そしたら引き上げるから、ほらやるぞ」
加蓮「絶対だよ?離したら怒るからね?」
加蓮「ほ、ほんと?私、ちゃんと進めてる?」
P「ああ…そりゃもう、全速力で」
P「後ろに…」
加蓮「何で前にいかないの~っ!!」
加蓮「ひゃっ、Pさん!///」
P「照れてる場合か、ほれ」パンッ
加蓮「いたい!Pさん…お尻触りたいだけでしょ…?」
P「そんなわけあるか、俺は真剣に…」
加蓮「競泳水着だからわかりやすいんだけど。ムスコさんお元気みたいですね」
P「……生理現象だよ」
加蓮「やーいセクハラ」
P「お、お前だってちらちら見てただろ!」
加蓮「仕方ないでしょ気になるんだもん!」
P「夜…せめて夜までは真面目にやろう」
加蓮「そうだね、夜までは…うん、そうしよう」
加蓮「……夜になったら普通に寝てるけどね、私」
P「…疲れるしな、水泳」
P「うん、いい感じじゃないか。楽しそうに撮れてる」
加蓮「でもせっかくだし泳いでるとこも撮りたいよね~」
P「危ないぞ?波だってあるし…」
加蓮「何かあってもPさんがいるし、大丈夫大丈夫♪」
P「フラグにしか聞こえないんだけど…」
加蓮「じゃあいっきまー…」ザバン
加蓮「きゃあああ~っ!?」
P「かれええええんっ!?」
加蓮「…………………」
P「おい、嘘だろ、目を開けろよ…」
加蓮「…………………」
P「く…こうなりゃ、人工呼吸しか…」
加蓮「///////」
P「いいな、今から人工呼吸して心臓マッサージするからな?ちゃんと目をさますんだぞ」
加蓮「……………」ドキドキドキドキ
P「いくぞ………んっ」
加蓮「んっ…………」
モミモミ…チュパチュパ…モミモミ…
P「目を…開けたか、加蓮…」
加蓮「うん、ありがとPさん…けど、体がうまく動かないんだ」
加蓮「もっとちゅー…人工呼吸しなくちゃね?」
P「そうだな…心臓マッサージもな…」
加蓮「…えへへ」
P「ふっ…」
ちひろ「もしもーし…撮影再開しますよー、おーい」
このあとめちゃくちゃ怒られた。
おわれ。
お目汚し、失礼をば。
「SS」カテゴリのおすすめ
- 女騎士「くっ、殺せ!」オーク「子宮パーンチ!!」ドゴオッ
- モバP「朝起きたら女になってた……」
- カズマ「これからずっとずっと一緒だからな」めぐみん「はい!」
- マリオ「次の仕事は>>5で行こうと思う」
- 杏子「ほっかほかご飯! どうやって食おうか」
- 魔法使い「わ…私に愛の魔法を教えてください!///」
- 斎藤「あっ…!!!マーくんと身体が入れ替わった!?」
- レイトン「そうだ、お○ぱいと言えばこんなナゾがあるよルーク」
- P「アイドルのお股に顔押し付けて深呼吸してみる」
- まど神「ほむらちゃん、ガサ入れだよ!」
- P「やよい様スイッチ?」
- ギル「貴様が我のマスターか」 両津「そうだ金ピカくん」
- 城島「邪馬台国やねん」
- ノンナ『カチューシャはいつも可愛いですね』カチューシャ「日本語で話なさいよ!!」
- 小鳥「お父さん、お母さん」P「はい?」春香「えっ?」
「ランダム」カテゴリのおすすめ
- 京子「暑いから脱ごっと」
- あかり「こんにちは、おじさんっ!」 スネーク「……」
- 本田未央「プロデューサーとのごはん」【前半】
- キリコ「所詮、遊びだ」 セシリア「何ですって?」【前半】
- ルーク「二週目?」
- 優花里「熊本に帰る!?」みほ「うん」
- 律子「んんwwwwwwwプロデューサー殿wwwwwwwwwww」
- 魔女「仕返ししてやる」
- P「どしゃ降りの雨、ドアの前に春香」
- 【ガヴドロ】ヴィーネ「ねぇガヴ、好きな人とえっちしたいっておかしくないよね?」
- 【モバマス】巴「楽しい楽しい村上組」
- 信長「あー…天下統一とかダルい…光秀、今夜儂を暗殺してくんね?」
- 古泉「ゲームを作ってみたんですが」
- (デレマスSS)モバP「チーズカツカレーとメロンソーダ」
- 武内P「ハンバーグを食べにいきましょう」蘭子「ほぇっ」
コメント一覧 (18)
-
- 2019年07月22日 07:19
- 予想通りの展開で朕のお朕々も満足よ
-
- 2019年07月22日 07:26
- 消えろイレギュラー!
-
- 2019年07月22日 07:39
- >>加蓮「競泳水着だからわかりやすいんだけど。ムスコさんお元気みたいですね」
こういうのいらないんだよなぁ
-
- 2019年07月22日 07:40
- イチャイチャしやがって!
-
- 2019年07月22日 08:38
- Pとカレンはデバイスの刑に処すべき。
-
- 2019年07月22日 09:39
- 蒼&眉毛「なんか加蓮ばっかイチャイチャSS多くない?」
-
- 2019年07月22日 10:12
- >>6
Pさんと加蓮さんは公式で恋人設定だからね。
当然だよ
-
- 2019年07月22日 10:48
- 夜にいったいナニがあったんでしょうねぇ
-
- 2019年07月22日 11:06
- これは蒼い正妻が出動して、蒼き制裁を発動する案件だわね…
-
- 2019年07月22日 11:43
- 紅い良妻による
鮮 血 の 結 末
-
- 2019年07月22日 12:19
- 相変わらず気色悪いのばっかり書くのな
-
- 2019年07月22日 12:42
- ちひろさん出てきた辺りから文章が臭くなって読むの辞めたけど正解っぽい?
-
- 2019年07月22日 16:02
- なんや作者害の者やったんか
害のオ.ナに使われたアイドル可哀想やわ
-
- 2019年07月22日 16:52
- これ、かれんじゃないです
-
- 2019年07月22日 19:10
- ※3
俺なんてその1文だけで抜いたってのに
-
- 2019年07月22日 20:04
- >>15
早すぎぃ
-
- 2019年07月22日 23:40
- ※3
なろう小説やちょっと気取って滑り倒しているラノベ(主にイヅル)でよく見る文章
-
- 2019年07月23日 01:00
- これ…加蓮のやつ、最初からこれを狙ってたんじゃ…