教皇(♀)「私を愛しなさい。それがこの世の定め。」
教皇「しかし、私はそのような弱者にこそ手を差し伸べたいのです。……さあ、どうぞ……私の手を取り、今まで重ねてきた罪を懺悔なさい。」
教皇「……………。」
教皇「……ふふ………うふふふふっ……っははは……!」
教皇「……お前は、本ッ当に罪深い人間ですね…。せっかく与えられた私からの救いの手を、よもや払い除けるとは…。」
教皇「…………ッ!!」
教皇「よろしいですか……私は、この世のすべてを統べるべき存在なのです。すべての国、すべての民族、すべての産業、すべての思想……すべて、私のとのになるのです。」
教皇「それを……そんな、私の手を……お前、ごときが…………振り払って、いいわけが…………ないでしょうッ!!!」
教皇「こうしてッ、私の前で頭を垂れてっ!殴られることしか出来ないお前があッ!誰の手を振り払った!?ああッ!?愚か者がぁあ!!」
教皇「本来ならお前のような下賎な輩を直々に救済するなんてことありえないんだよっ!!それなのにお前はそんな私の親切心を踏みにじったんだ!!そんなっ、馬鹿な事が会っていいわけがないのよおおッ!!!」
教皇「…………さあ……さあ……!今からでも、遅くはありません…。はやく、私に忠誠を誓い……私を、愛しなさい…。」
教皇「それがこの世の定め!この世の秩序!この世の真理!…………お前にも、すぐに分かるようになりますよ…。」
シャランシャランと荘厳な音を鳴らすような重そうな杖で頭をガンガン殴ってくる
教皇さまのホーリーパワーと適齢期によって妊娠確実
そらそうよ
教団を興したのも金と地位と名誉のためみたいなことあるし好きな男さえ手に入ったらもう隠居よ
ホーリー卵子に補足されちゃってるなー
むしろあちらの方から精子を喰いに来るみたいなところあるしもう要注意だね
下手すりゃおち○ちんでホーリー妊娠しかねない恐怖
首締めてきそう
教皇「ふふふ……似合っていますよ、○○。やはり私の見立て通りでした。お前には白い服がよく合うと思っていたのです。」
教皇「とてもいい気分ですよ。お前の穢れた心を、私の“白”で染められたと思うと、人々を正しく導く指導者冥利に尽きるというものです。」
教皇「その調子で、お前のすべてをも……私のものにしていきますよ…。そう時間はかからないでしょう。もう少しの辛抱です。」
教皇「……ふふ、憎まれ口を叩いてはいけません。…………ここでは私が絶対。私が基準。私こそがすべてなのです。それなのに、私に楯突こうとするなら…………ッ…。」
教皇「こうして…………自分が苦しむことになるのですよ……?私が直接手を下さずとも、私を信奉する何者かが…………お前を必ず殺すでしょう……。」
教皇「…………ふふ。それが嫌なら、黙って私に従っておくことです。ひいてはそれがあなた自身のためにもなるのですから。」
教皇「……お前は、苦しそうな顔が一番似合いますね…。…………これから、身の振り方には気をつけなさい。」
すぐ暴力に走る教皇さまマジエレガント
ネクタイで締め上げられたいね
物理的に限らず精神的にも追い詰めてきそうでかわいい
ふつうノータイムで手取って丹念に指フェラするよね
そんなもんいくらでもあるでしょ!
恋人を殺されたとか宗教臭いの嫌いだとか透けて見える教皇さまの根っこの卑しさに反吐が出るとか
そういうのいいよね
もともと貧しいとこ出身で暴漢に襲われそうなところを助けてもらったとかで
それだけならよかったけど生来の自己愛の強さとか独占欲とかが働いて「あいつは絶対に自分のものにする」とかなんとかかんとか
しかしある時期から都の方で始まった騒ぎが私たちの土地にも影響を及ぼすようになる。というのも、この世界における支配的な宗教の中から新興の宗派が現れ既成秩序を大きく揺さぶっていたからだ
普通、異端者が現れたところで正統派がすぐに弾圧するので、長くても一年経てば、異端の痕跡は跡形もなく消えるのだが、しかし新たなる異端は話が違った
なぜなら本物の「聖人」がいるからだ
……そのような話を以前耳にしたことがある
当時は遠い場所のことだと思って話し半分に聞いていたが、けれども「聖人」の出現を実感しないではいられない事件が間もなくして起こった
中央貴族の一つが「聖人」を支持したのだ
宗教が政治と強く結びついている時代のことである。当然、正統派も、正統派と癒着している諸々の王や貴族たちも、この背信を許すわけがない。そして「聖人」の、国家秩序への挑戦が始まった
「聖人」支持派の貴族は配下である領主と共に聖戦を開始した。千年もの間、正統の教えに忠実だった我々にとって聖戦がもたらした衝撃は驚天動地そのものだったと言える
それからすぐに領主たちによる王侯からの離反が多発するようになった。彼ら彼女らは従来の国家制度に不満を抱えていて、これを機に長年の支配を終わらせようとしていたのだ
私の祖父もその一人だった
正統派と「聖人」派の支配領域が地図の上でモザイク状に入り乱れる中、私たちは自ら甲冑をまとい東西を奔走した。私もまた自ら聖戦に参加したのだ
「聖人」派の先勝報告は毎日のように届いた。揺るぎなきものと思われた既存の社会を破壊するのは「聖人」がもたらした奇跡であり、新たな世界へと人々を導いてく様はまさに「聖人」が「聖人」たる所以だった
この頃には、私は熱に浮かされるように「聖人」を信仰するようになっていた
無邪気な信仰心は、
鉄と血によって砕かれた
聖戦が我らの有利で終結が見えてきた、そう思っていた矢先のことである。正統派の死を覚悟した襲撃によって私たちの陣は総崩れとなり、祖父も、父も、兄弟も殺されてしまった
数はこちらが有利であったから、正統派の集団を囲って全滅させることはできたが、代償は大きい。私たちは叔父を中心として軍隊を再編成しなければいけなくなった
しかしその地は以前から交易路として活躍した地域で、戦時においては片側からもう片方へ軍隊を送るときには必ず通る道であった。その立地が災いする。正統派の大軍隊が足並みを揃えてこちらへ向かっていた
「聖人」派に奪われた都を奪還しに遠方へ逃れていた王侯が残存の領主たちを集めて最後の作戦に打って出たのだ
抗戦は熾烈を極めた
「聖人」派の援軍を待っていたら、正統派が勢いそのままに領地が侵略してしまう。こちらもまた命を賭けることになった。誰もが家を守るために敵の首に向けて武器を振るった。それと同じように正統派の兵士たちも無我夢中で我々の首へと剣を突き立てる
戦場のただ中で、私は何度も何度も敵を屠った
しかし、私には仲間のように戦いに身を投じる理由はもうなかった
大切な家族が、殺された。私の、目の前で。その時、私の「聖人」に対する信仰もまた息の根が止まる。それは冷や水をかけられたような気分だ。信仰では、家族を守れなかった
けれども、私は剣を振るっていた
闇雲に人を殺していく。そのたびに心がすり減っていく。信仰によって殺人を正当化できるならばどれほど幸せだったか
「聖人」を信じても救えないものがあるとわかった今、人殺しの言い訳など言えるはずがない。私にとっての言い訳は敵にとっての納得なのに、だ。私に殺される人々に、殺されても納得いくような理由は一切ない。彼らは意味もなく殺されるのだ
なのになぜ私は死なない?
この悪運はなんだ
これこそが「聖人」の奇跡か?
こんなもの、望んでいない
半日経って、援軍がやって来た
彼らが来るまでの間、敵と抗戦していた「聖人」派の生き残りは私を含めて片手で数えきれるだけしかいなかった。援軍は消耗した敵に突撃を仕掛け、それから数時間後に戦いは終わる
それから一ヶ月後に「聖人」派の勝利で聖戦の幕は閉じた
私は「聖人」がいます都を守るために敵の大軍勢を食い止めた英雄として扱われ、都へ呼ばれることになった
この栄誉は、なんら慰めにもならない。ただ家族が眠る墓に供える褒賞を得るために、私は官庁が手配した馬車に揺られていた
何日かして、ようやく都入りを果たす
「聖人」が教皇の就任することによって聖戦は終結を迎えた。つまりこの戦争は始まりも終わりもすべて「聖人」の手によってなされている。もしかしたら私には、家族のためにも、家族を戦争へと導いた「聖人」が何者だったのか確認する義務があるのかもしれない
都合のいいことに、私は英雄として教皇に謁見する名誉を賜っていた
そして、ついに「聖人」のもとへやって来た
一目見た瞬間、身震いする。たしかに彼女は「聖人」なんだと、理解せざるを得ないほどの、圧倒的なオーラを全身で受け止める。不気味なほどの聖性だった
けれども礼儀に沿って、うやうやしく、一歩一歩前に進む。横で補佐官が儀式の言葉を述べている。「聖人」は言葉を発さない。聖なる御仁は喋る言葉すら宝であり、ゆえに不必要に物を言う行為はもったいないのだ。我々とは格が違う
だが下賜儀式においては、教皇が御物をたまうときに相手に声をかける。それはすなわち御物と共に言葉も下賜するということだ
補佐官の長い言葉が終わりを迎える
顔を上げ、改めて彼女を見やる
「聖人」は私に向けて微笑んだ
そしてこう言った
「貴方の家族は私に使い潰されてとても幸せですね」
私は……
私は、補佐官から儀礼用の剣を奪い、そして「聖人」に振り下ろ──
これめっちゃいいじゃん
教皇さんクソッタレにもほどがあって興奮する
なんなら自分は皇配
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コメント一覧 (11)
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- 2019年07月19日 12:39
- ○ナル弱い(確信)
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- 2019年07月19日 14:08
- さだめとあれば 心をきめる
そっとしておいてくれ
明日に ああ つながる 今日ぐらい
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- 2019年07月19日 15:50
- 最後は炎上し崩壊していく大教会の奥で初めて「聖人」らしい笑みを浮かべる教皇に剣を振り下ろしたい
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- 2019年07月19日 18:08
- 教皇になれる頃にはババアだよね。解散!
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- 2019年07月19日 18:23
- >>4
聖なる力でどうにかなるぞ。集合!
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- 2019年07月20日 11:38
- >>5
聖なる力wwww
クソワロタwwwwww
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- 2019年07月19日 19:34
- ヴィヴィエンヌよりもカサンドラの方が好き
真面目系ロマンチスト女騎士教皇とか属性過多を通り越して飽和してるわ
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- 2019年07月19日 20:04
- タイトルでカリギュラってゲーム思い出したわ
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- 2019年07月19日 20:48
- 途中の長文空気読めてないにもほどがあるけど内容は好き
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- 2019年07月19日 22:58
- 長文の内容に関わらず、流れぶった切って不快なんだよなあ。
長文誇示ニキはなろうにでも行って、どうぞ。
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- 2019年07月22日 01:17
- これが、二代目みたいなのどうよ作者さんですか