武内P「姉を望んだ末路」
・武内Pもの
・武内Pもの
武内P「どうしたものでしょうか……」
ガチャッ
未央「たっだいまー♪」
武内P「本田さん、お疲れさまでした」
未央「仕事は疲れていないけど、この暑さにはうんざりかな? もう蒸して蒸して」パタパタ
武内P「……本田さん。気持ちはわかりますが、男性のいる場でそのように胸元を開いてはいけません」
未央「あ、ごめ――んんっ!? プロデューサーは大きなオッパイの谷間が蒸して、汗が流れる気持ちがわかると!?」
武内P「……ッ!? いえ、これは! 私も暑い時はネクタイを緩めたくなることがあるからで!」
未央「へっへっへっ。だったらこの未央ちゃんが、プロデューサーをクールビズにしてやんよ」
武内P「ほ、本田さん?」
未央「ネクタイがほどけかけている途中って、なんかエ口いよね。でもプロデューサーは元からエ口いから、エ口要素が増えても問題ないよね?」
ジリジリ
武内P「どうか落ち着いて、頭を冷やしてください。言っていることが支離滅裂です」
未央「よいではないか、よいでは――ん、これ何?」
本田未央
未央「へえ、いいんじゃない? 美嘉ねぇはよく莉嘉ちーのこと楽しそうに話すし、みりあちゃんは妹じゃなくて姉だけど、私みりあちゃんみたいな妹がいたら絶対かわいがるもん」
武内P「はい。加えてこの番組はゴールデンタイムのものですし、普通に考えれば受けない理由は無いのですが……」
未央「普通じゃない理由があるってこと?」
武内P「この企画が好評となれば、今後番組の準レギュラーを狙えるかもしれません。そこまでいかなくとも、他局が似たような企画を考えた時などに声をかけてもらえるでしょう。そうしていくうちに、妹系アイドルとして定着しかねません」
未央「えーっと、つまり……今でも妹系アイドルとしての側面はあるけど、その割合が濃くなる。というかそっちの方ばかり注目されて、他の魅力を無視されかねない?」
武内P「考えすぎだとは思うのですが、お二人の今後の可能性を狭めることになりかねません。それに一度妹系アイドルとして認識されると、それは五年後十年後、場合によってはもっと長い期間影響することがあります」
未央「十年後の二人が妹系アイドル……私は普通にアリだと思うけど、莉嘉ちーは美嘉ねぇみたくカッコイイ仕事をやりたがるだろうから、確かに問題だね。みりあちゃんだってそうなるかもしんないし」
武内P「仕事は選り好みできるものではありませんし、先の事ばかり考えて今を疎かにすれば本末転倒になります。ですが私は、できる限り皆さんが望むアイドルとしての姿を守りたいと思っています」
未央「プロデューサー……」
未央「では莉嘉ちーたちにチャイルドスモックを着せた事案について、一言お願いします」
武内P「……あんなことになるとは、夢にも思っていませんでした。私のあずかり知らぬうちに方向性を変えられ、気づいた時には修正しようがなく……」
未央「でもそんな状態でも莉嘉ちーは自分らしさを出したんだよ。妹系アイドルって枠に収められたぐらいで大人しくなる二人じゃないと、未央ちゃんは思うんだけどなあ」
武内P「……ッ!」
未央「私たちのこと、何年も先まで考えて心配してくれるのは嬉しいけど……信じてくれたっていいんだよ」
武内P「……ありがとうございます本田さん。心配するあまり、大切なことを見失っていたかもしれません」
未央「もう、そんなお礼なんか言わなくってもいいって。私なんか普段からプロデューサーのお世話になって、さんざん甘えてるんだから!」
未央「と・こ・ろ・で! プロデューサー自身は妹系アイドルってどう感じるの?」
武内P「私が……ですか? そうですね一人っ子だったので――」
『そんなに寂しがらないでください、駿ちゃん』
『大丈夫です。お姉ちゃんは行っちゃいますけど、東京と千葉は近いですから。それにすぐにアイドルデビューしてテレビに出られるようになってみせます』
『だから〇〇がテレビに出られるぐらい有名になれるように、応援してください!』
未央「プロデューサー?」
未央「むむっ。つまりプロデューサーは妹系じゃなくて姉系が好みだと?」
武内P「いえ、決してそのような意味では」
未央「まあそうだよね。プロデューサーの年齢で姉の方がいいって、余裕で三十歳超えてるし」
未央「ね、お兄ちゃん♪」
武内P「……ッ!?」ガタッ
未央「ほほう……これはこれは。予想以上に効果が抜群のようですな」
武内P「いや、これは突然のことに驚いてしまっただけでして」
未央「照れない照れない! お忘れかもしれませんが、この未央ちゃんは三人兄弟のまんなか――つまり姉と妹を兼ねた究極生命体なのです!」
未央「プロデューサーが一人っ子で兄弟や姉妹に憧れ、もとい妹萌えというのならば! この未央ちゃんが一肌脱いで差し上げましょう!」
武内P「ち、違います! 私はそういった考えは――」
未央「ねえ、お兄ちゃんってば」ギュウッ
武内P「~~~~~ッ」
未央「未央ちゃんが妹じゃ、イヤなの?」
武内P「い、嫌であるか否か以前の問題でして。その……」
未央「プロデューサーってば、心配性で過保護なところあるよね。でも兄が年頃の妹に対して心配性で過保護なのは問題ありません! むしろ未央ちゃんは歓迎するから、ね」
ガチャ
莉嘉「たっだいまー☆」
未央「お兄ちゃん♪」
武内P「あ」
莉嘉「え?」
未央「ん?」
莉嘉「未央ちゃん……? え、なんでPくんをお兄ちゃんって呼んで……え?」
未央「り、莉嘉ちー! こ、これはその場の流れとノリというか、その」
莉嘉「……れた」
武内P「じょ、城ヶ崎さん?」
未央「……莉嘉ちー?」
莉嘉「Pくんはアタシのお義兄ちゃんになってくれる人なのに、未央ちゃんに寝取られたー!!!」
取られたー――
れたー――
城ヶ崎莉嘉
――三日後
武内P(ドアの手前、つまり声がよく響きわたる廊下での城ヶ崎さんの叫びは、多くの人に聞かれてしまいました)
武内P(城ヶ崎さんの誤解を解き終わった頃には、既に話は尾ひれがついて回ってしまい――)
武内P「双葉さん。そろそろスタジオに着く準備をお願いします」
杏「ええ~、もう少しゆっくりしてからでいいでしょ。お兄ちゃん」
武内P「その……お願いですから、その呼び方は止めてもらえませんか」
杏「おおう? 特に深い意味もなく、皆もそう呼んでいるからなんとなく真似しただけなんだけど、予想外にダメージ受けてるね」
武内P「わずか三日で妹が何人もできれば、誰だってこうなってしまいます」ハァ
杏「それはどうだろう? からかうのが目的でお兄ちゃんって呼ばれるならともかく、可愛いアイドルたちが甘える口実でお兄ちゃんって呼んでくれるなんて、もはやシスタープリンセスと互角以上だね」
武内P「甘える……ですか? 私が妹を欲しがっていると誤解して気を遣ってくれているのではなく?」
杏「ふーん、そういう風にとらえてたか。皆がどんな風に妹しているか、ちょっと教えてよ」
武内P「え? それは、その……」
杏「いいじゃん別に減るもんじゃないし。じゃあ話しやすいように、杏が質問したタイプを答えていこうか」
武内P「……質問しながら、準備をしてもらえるのでしたら」
杏「ちぇっ。準備のことは忘れていなかったか。それじゃあ第一問!」
杏「一番“これはないなあ”と思った妹は?」
武内P「……お兄ちゃんっと呼ばれて困りはしましたが、誰もが妹として魅力的――」
『ねえお兄ちゃん、今夜一緒に飲もうよ♪ 飲む予定だった菜々さんに仕事が入っちゃってさ』
『それでねーヒック! いつになったらお兄ちゃんはさー、カワイイカワイイあたしの妹の幸子ちゃんに手を出すのさー』
『あーお兄ちゃん、ジョッキを空にしちゃダメじゃん。はいどうぞどうぞ』
『幸子ちゃんはねー、この前気づいたんだけどねー、あの歳で既に体つきがカワイイんじゃなくてエ口カワイイんだよー。っていうかあの背で実はCカップ――ねえちゃんと聞いてるお兄ちゃん?』
『今はちゃんと首位だけど、なんだかんだで課題は多いからねえ。とにかく中継ぎを整備しないと』
『……あれれヒック。なんで一岡君がカープにいるのお兄ちゃん? 一岡君はキャッツの選手なのに? あ、強奪したのか! いーけっないんだ! いけないんだ! カープは一岡君をキャッツに返して、もっと弱体化しないと! 代わりに大竹あげるからさ』
武内P「……強いてあげるならば、姫川さんでしょうか」
杏「残当」
姫川友紀
杏「それもうユッキじゃないし」
武内P「私がキャッツファンの呑兵衛なら、これ以上ないぐらい理想的な妹なのでしょうが……」
杏「まあうちの事務所は個性で殴り合える色物を集めている側面もあるから、多少はね?」
杏「じゃあ次の質問! 意外に妹キャラが合ってたのは誰?」
武内P「……そうですね。予想外だったのは――」
『ねえ聞いてよ兄貴。みくったらひどいんだよ。私はみくのこと考えて言ってあげたのに、なんでか怒りだしちゃって』
『あ、これ? 良く気づけたね。このブランドのヘッドホンはまだ手を出してなかったんだけど、新しいのが評判良くて買ってみたんだ。兄貴も聴いてみる?』
『それでね、兄貴。ついにあのライトハンド奏法ができるようになったんだ。見ててね』
シャカシャカシャカ、ジャーン!
『どう!? もうカンペキでしょ! エアギター!』
『……ん、どうしたのなつきち? へ? わ、わかったらさ、ちょっと落ち着いてよ。言うから』
『ね……姉ちゃん?』
『う、うわああああああぁぁ!!? 兄貴!? なつきちが、なつきちが突然倒れて!? 血がこんなに!?』
武内P「多田さんでしょうか」
杏「やっぱりキュートじゃないか(呆れ)」
武内P「あの可愛らしい顔で、“お兄ちゃん”ではなく“兄貴”と口にする姿はとても愛らしいと思います」
杏「付け加えるなら李衣菜って絶対育ちが良いよね。なんだかんだで言葉遣いはしっかりしているし、料理は手間がかかるやつもできる。そんな娘に恥じらいながら“姉ちゃん”って言われたら、そりゃあ鼻血ぐらい出るよ」
多田李衣菜
武内P「一番欲しいといいますか……一番後遺症が大きかったのは――」
『それでは行ってきます、兄さん』
『大丈夫です。最初は緊張してうまく言葉が出なかったり、体が震えちゃうかもしれないけど……兄さんがいるから、私は頑張れます』
『兄さんが見守ってくれていること、私はちゃんと知っているから』
『それに私は、一人じゃありません。杏ちゃんがいて、かな子ちゃんがいます』
『見ていて心配になるかもしれないけど……私が皆と一緒に頑張るところ、見てください』
『その……それで、もしうまくいったら――』
『――はい! 一緒に探してください、四つ葉のクローバー』
武内P「緒方さんですね。仕事を終えて家に戻っても灯りはついて無く、生活感も男一人のみ。自分は一人暮らしで、今はまだはかなさがありますが、前を向いて少しずつ強くなっていく妹など私にはいない現実を突きつけられて――心が折れそうになりました」
杏「しっかりしてよお兄ちゃん! お兄ちゃんには杏がいるでしょ? 大きくなったら結婚して週休八日の暮らしをさせてくれるって約束した、目に入れても痛くないしニートでも許せる妹がいるでしょ?」
武内P「双葉さん……」
杏「そうだよね、お兄ちゃん♪」
武内P「あの……心が折れかけた時を思い出して落ち込んでいる時に、そのような甘い囁きは止めてください。本気で折れてしまいます」
杏「折れてくれたら週休八日が実現できたんだけどなー。まあそこは置いといて。杏にはいいけどさ、一人暮らしが寂しくて辛いとか、間違っても他の女性陣に聞かれちゃダメだよ」
武内P「そういうものですか?」
杏「そういうものなの」
杏(婚姻届けを用意したアイドルが次々と押し寄せてもいいなら、いいんだけどね~)
緒方智絵里
武内P「城ヶ崎さんですか?」
美嘉『……ねえ、アンタ。アイドルたちに“お兄ちゃん”って呼ばせているらしいけど……』
武内P『……誤解で――』
みりあ『それじゃあ行ってきまーす! お兄ちゃん、美嘉ちゃん!』
美嘉『はーい、気をつけてねー★』
武内P『……行ってらっしゃい』
美嘉『呼ばせているじゃん』
武内P『……違うんです。これは、これは――』
美嘉『……フフ』
武内P『城ヶ崎さん?』
美嘉『ごめんごめん、こんなことで困るアンタが面白くって。事情なら莉嘉と未央から聞いてるから』
武内P『そ、そうでしたか。城ヶ崎さんにまで誤解されたかと思うと』
美嘉『……うん! アタシはアンタと付き合いが長いからね、アタシ“まで”誤解することなんてそうそうないから★』
美嘉『と、ところで……アンタは昔、妹じゃなくてお姉ちゃんが欲しかったって話は本当なの?』
武内P『本田さんにした話でしょうか? 正確に言えば、子どもの頃に近所のお姉さんに良くしてもらったことがありまして、それは今でも大切な思い出だということです』
美嘉『そ、それじゃあさ! どちらもすごく魅力的な姉妹がいるとしてさ、アンタはどっちの方がいい?』
武内P『は、はあ。そう言われましても、色んな姉妹がいるのでその条件だけでは選びようがありません』
美嘉『え、えっとじゃあ質問を変えて。そうだ! アンタここ数日たくさん“お兄ちゃん”って呼ばれたけど、まんざらでもなかったでしょ? 困りもしただろうけど』
武内P『……そうですね。皆さん遊び半分なのでしょうが、嫌っている相手にそのようなことはしないと思うので、その点では嬉しかったですね』
美嘉『あーもう、そういうかたっ苦しいのじゃなくて。アタシは莉嘉に懐いてもらうのが嬉しいし、これが他の年下の子――未央やみりあちゃんでも嬉しいよ』
美嘉『た、例えばだけどね! もし莉嘉がアンタの妹だったとしたら……どう?』
武内P『そうですね……面倒を見るのが楽しすぎて、かえって鬱陶しがられるかもしれません』
美嘉『なにそれぇ? それじゃ兄妹じゃなくて、年頃の娘を持った父親じゃない。フフ』
城ヶ崎美嘉
美嘉『まあともかく、莉嘉みたいな妹がいたら過保護になりかねないぐらい嬉しいんだ。うんうん、気持ちはわかる★』
美嘉『で、アンタの昔話を聞く限り、面倒見の良いお姉さんに憧れもある――と』
武内P『それは……深く考えたことはなかったので、なんとも言えませんが』
美嘉『多分それで合ってるんじゃない? 年下の子の面倒を見る女性に惹かれるなんて、別に不思議でもなんでもないんだから』
美嘉『そ、それでね!』グイッ
武内P『は、はいっ』
美嘉『り、莉嘉みたいな理想の妹と、年下の子の面倒を見るのが得意な女性……りょ、両方ね……その』
武内P『城ヶ崎さん? ……あ』
美嘉『り、莉嘉もきっと喜ぶ……というか、あの子の提案なんだけど、あ、アタシと!』
奏『こんにちはプロデューサーさん。それと耳が真っ赤なカリスマギャルさん』
武内P『こんにちは速水さん』
美嘉『……か、かな……かなで?』
奏『あら、同じユニットのメンバーなのに私がわからないのかしら? そうね、遠目から見ても様子がおかしかったから声をかけたのだけど……お邪魔だったかしら?』
美嘉『はあーっ? おおお邪魔とか、突然何言ってるかわかんないし! ただ普通に雑談してただけだから!』
奏『雑談、ねえ。声をかけられただけでそこまで慌てる雑談といえば……あら、そういえばここ数日妙な噂が流れていたわ。そうでしょ、お兄様?』クイッ
武内P『は、速水さん……?』
美嘉『なっ……!?』
美嘉(ね、ネクタイなんか急につかんで何する気なのよ奏ったら!?)
奏『もう、いけないじゃないお兄様。最愛の妹を、他人行儀に苗字で呼ぶだなんて。これは……お仕置きが必要ね』
武内P『あの……速水さん、冗談はその程度で――』
奏『冗談?』
グイッ
武内P『~~~~~ッ!!?』
奏『この距離を、冗談ですませちゃうの?』
速水奏
奏『何って? 強引に唇を奪おうにも、プロデューサーさんったら背が高すぎるんだもの。でもこうしてネクタイを引っ張れば……吐息がかかるぐらい目の前まで持ってこれるわ』
美嘉『な、なるほど……じゃなくて! からかうのは止めて離れて離れて! アンタも! 何ボーッとしてんのよ!』
武内P『も、申し訳ありません』
奏『ふーん。何だか怒っているようだし、お兄様をからかうのはこの辺にしておこうかしら』
美嘉『怒られる前に止めなさい! だ、だいたいさっきのだって、もう少し勢いが強かったら……き、キスになりそうだったでしょ』
奏『いいじゃないそれぐらい。風変わりな魅力を持つお兄様とのキスなら、いつでも歓迎だわ』
美嘉『なっ……!?』
奏『美嘉は違うのかしら?』
美嘉『ななっ……!?』
武内P『あの……私だけでもなく、城ヶ崎さんもからかうのはその辺りで』
奏『……お兄様ったら、妹の前で他の女の肩を持つなんて――そんなにさっきの続きがしたいの?』
武内P『……ッ!?』ゾクッ
美嘉『離れなさい! うちのプロデューサーはそういうの苦手なんだから誘惑しないで!』
奏『うちのって……美嘉、あなた担当だったのはもう一年以上前じゃない』
美嘉『言葉の綾よ! いいじゃない別に!』
奏『まあ“アタシの”って言わないあたり、自制は効いているのかしら』
美嘉『クゥ~~~~~』
武内P『あ、あの……お二人とも本当にこの辺りで』
――ふーん。まあ、私は“あなたの”プロデューサーですからって言われたのはわた渋谷凛ちゃんだけだから
武内P(……ッ!? 幻聴……ですか?)
美嘉『ちゃんと変わるんでしょうね……』
奏『美嘉と結婚した男性は、莉嘉ちゃんが義妹になるのよね』
美嘉『……!? ソ、ソウナルワネ!』
奏『それをダシに男を堕としちゃったら……本当の意味で独り占めはできないんじゃないかしら?』
美嘉『――――ッ!!?』
武内P『……?』
奏『別に姉妹で仲良く分け合うのも一つの形だとは思うけれど、美嘉が惚れこむ男が姉妹二人に手を出して悩まない性格なのか……それについても少し考えたほうがいいんじゃないかしら』
美嘉『そうね……うん、ちょっと早まってたかも』
奏『思いとどまってくれたようでよかったわ。……まあ経験が無いうえに考え足らずで突貫した美嘉のあられのない姿も見たかったから、少し残念でもあるけど』
美嘉『ほ、豊富だもん! 奏よりあるもん!』
奏『仮に私より多くても豊富とは言えないのだけど……そうそうプロデューサーさん。私だからこの程度ですんだけど、クローネの部屋に来るときは覚悟しておいてね。人をからかうのが生きがいって娘が複数いるんだから』
武内P『……肝に銘じておきます』
美嘉『クローネが、っていうよりLiPPSじゃん! タチが悪いの! 奏もその一人!』
奏『ふふっ、それじゃあ私は行くけど気をつけてねプロデューサーさん。私がいなくなると、タチが悪いっていうLiPPSと二人だけ、二人きりで……特別なことに、なんてね』
美嘉『かッ……かなッ、かなッ、かなぁ~~~ッ!!』
奏『フフ……セミかしら♪』
スタスタスタ
武内P『……結局、なんだったのでしょうか』
武内P「――何か私に伝えたいことがあったようなのですが、途中で速水さんが来たため話が変わってしまい、よくわかりません」
杏(うわぁ。あんだけスペックが高くてプロデューサーとの付き合いも長いうえに、姉妹をテーマにした今回で押し切れないとか――これが、カリスマ処女の力……ッ!?)
杏「あいよー。……そういえばプロデューサー、杏を送った後はクローネに顔を出すんだっけ?」
武内P「…………………………はい」
杏「大丈夫? 今日は凛ちゃんもアーニャちゃんもいないんだよ。さらにクローネの良心ともいえる奈緒ちゃんもトライアドの仕事でいないし、妹スキーという汚名を貼られているプロデューサーにとってあそこは今魔窟みたいなもんだよ」
武内P「それでも……それでも橘さんなら……っ」
杏「小学生が最後の希望なのか(呆れ)」
武内P「いえ……純粋でまだ幼い橘さんなら、アイドルに妙な呼ばせ方をしている変質者と恐怖する可能性も」
杏「最後の希望……あっけなかったね。杏が仕事さぼってついてってあげようか? さぼりたい気持ち八割、ガチで心配な気持ちが二割です」
武内P「お心遣いはたいへんありがたいのですが、この程度のことで双葉さんを頼るわけにも、仕事に穴をあけるわけにもいきません」
――この程度のことで
――後にこの判断を悔いることになる。侮っていた……というより、信じたかったのです。クローネの皆さんを
――信頼は、想像を絶する形で裏切られることになる
――底なし沼に飲み込まれる中、ほんの数時間前のはずなのに、遠い出来事に思える双葉さんの提案が脳裏をよぎる
――愛らしい妹の笑顔が、これから正気を失う私の最後の追憶……
武内P「……なんですか、今のナレーションは」
杏「フラグを立て過ぎることでかえってフラグを消せないかと思って」
武内P(双葉さんをスタジオに送った後、覚悟を決めてクローネルームに行こうとした矢先のことでした)
武内P(もう一つ私には難関があったことを、嬉々とした彼女の表情を見た瞬間に気づかされました)
由里子「CPのプロデューサー発見!! ショタっ子に“お兄ちゃん、お兄ちゃん♪”と呼ばれながら、カワイイ顔に似つかわしくない凶悪なモノでガンガン突かれたいって話は本当ですか!?」
武内P「……そのような事実は一切ありません」
由里子「涼ちんや咲ちゃんにトゥンクしたことは?」
武内P「……彼らの個性は非常に魅力があるものとは思いますが、性的な目で見たことは一切ありません」
由里子「……なるほど」
武内P「わかっていただけましたか?」
由里子「やっぱりまゆPのように頼もしい男性を“兄貴”って呼ぶ方なんだじぇ!!」
武内P「」
由里子「大丈夫、ユリユリは最初っからわかっていたから! 総受けのCPのプロデューサーが弟分を欲しがるはずないことは確実! そうコーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実なんだじぇッ!」
武内P「あの……大西さん?」
大西由里子
秋月涼(♂)
水嶋咲(♂)
武内P「……前々から誤解されているようですが」
由里子「あ、当然CPのプロデューサーがまゆP一筋であることはわかっているから! 複数のむくつけき男に無理矢理されたり、関係先に枕を強要されても、心は常にまゆPにあるって知っているから!」
武内P「……確かに私とまゆPは同期ということもあり仲は良いですが、決して大西さんが考え『腸内(なか)が良い!!?』……お、大西さん?」
由里子(なぜ……なぜCPのプロデューサーがまゆPのア○ルの良さを知っているんだじぇ!? まさか……まゆP×武内Pではなく、武内P×まゆPだったのですか!? そんなはずない……だって、CPのプロデューサーは総受け……たとえ相手がショタっ子でも……)
由里子「おかしい……こんなことは許されないんだじぇ……」フラフラ
武内P「大西さん? しっかりしてください大西さん!?」
由里子「助けて神様……」
――逆に考えるんだ
由里子「……ッ!?」
――リバカプも楽しめてお得だピヨ!
由里子「……なるほど!」
武内P「お、大西さん……?」
腐敗と掛け算の女神コトリサバス(音無小鳥)
教義:汝の掛けたいように掛け算するがよい
由里子「お……オオッ! 女神よ……なんという尊い啓示を……ッ!」
武内P「お……大西さん?」
由里子「……大丈夫だじぇ。答えは得た。CPのプロデューサーはまゆPに掘られていない……そう言いたいんですね?」
武内P「……ッ!? やっとわかっていただけましたか!」
由里子「フフ。今にして思えば、CPのプロデューサーには散々失礼なことをしてしまいました。申し訳ないじぇ」
武内P「いえ、わかっていただけたのなら問題ありません」
由里子(逆リバの押しつけなんて、腐協和音でしかない最低な行為をしたユリユリを許してくれるだなんて……ウホッ! いい男だじぇ)
由里子(せめてものお詫びに、ユリユリができることといえば――)
由里子「CPのプロデューサー! 突然だけどユリユリにはやらなければいけないことができたじぇ! それを終えてから、改めて謝らせてもらいます!」
武内P「は、はい。そんなに気にされなくていいのですが……」
由里子「それではユリユリが納得できないんです! それじゃあ失礼します!」
タタタタタッ
由里子(一刻も早くCPのプロデューサーが総受けという間違った認識を正さないと……ッ! 真実は武内P×まゆP!)
武内P(ついに来てしまいました……クローネルーム)
武内P(今日お話しする相手は四人……速水さんはいないはずですし、きっとなんとかなる)
武内P(ひょっとすると、アイドルに妙な呼ばせ方をしていると冷たい目で見られる程度ですむかもしれません!)
コンコン
武内P「失礼しま――」
フレデリカ「あっれー、お兄ちゃんだお兄ちゃんだ! フレちゃんね、お兄ちゃんが今日来てくれるのを楽しみに待って、待ちきれなくって、ソファに座ったり立ったりお菓子食べたりお昼寝してたんだよ! あ、そういえば今日お兄ちゃんが来る日だったねー、お兄ちゃんのために用意してたお菓子があるんだよ。あ、フレちゃんのお腹の中だったメンゴメンゴ♪ あれー、お兄ちゃんどうしたのドアの前で固まってフリーズしてプリーズなシルブプレ?」
武内P「」
フレデリカ「シューコちゃん、シューコちゃん。我が忠実なる上の妹よ―。フレちゃんたちのお兄ちゃんがドアの前でフリーズしたのどうしよう。このままじゃフレちゃんたち生き埋めだよ?」
周子「んーとね、フレ姉ちゃん。フリーズした機械はチョップすれば直るんだよ」
フレデリカ「えー、こないだそれで止め刺したじゃん。大丈夫~?」
周子「大丈夫~。アレは機械が小さくって弱かっただけだから。兄君さまはでっかくて強いからいけるって。多分、きっと、メイビー、メルシー」
フレデリカ「めるしーぼくー? それじゃあさっそく、お手を拝借。せーのっ!」
周子「チョップチョップチョップチョップ!」
フレデリカ「チョップチョップチョップチョップ!」
ぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシ――
武内P(……双葉さん……もしくは前川さんと一緒に伺うべきでした。このテンション、どう対応すればいいのかまるでわかりません)
武内P「あの……お二人とも」
周子「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!」
武内P「……ッ!?」
フレデリカ「動いたよシューコちゃん! チョップで直るってホントーだったんだねー」
周子「まだだよフレ姉ちゃん。なんだか動きがまだぎこちないからソイヤッソイヤッソイヤッ!」
フレデリカ「テイヤッテイヤッテイヤッ!」
ぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシぺシ――
宮本フレデリカ
塩見周子
「な、何をしているんですか二人とも!」
武内P「……ッ!?」
ありす「部屋に入るや否や頓珍漢なことを言い出した挙げ句、CPのプロデューサーさんが手を出せない性格なことを良いことに……ああもう、信じられません!」
周子「げえっ、ありすちゃん!!」
フレデリカ「う、上の妹よ~。反抗期な下の妹がフレちゃんのこと睨んでるの助けてー」
周子「……フレ姉ちゃん。触れるものみな傷つける反抗期の時こそ、包み込むような愛が必要なんだよ」
フレデリカ「い、妹よ!? そうだね……ありすちゃん、寂しかったんだね」
ありす「あの……二人とも? ものすごく腹が立つ目で私を見るのは止めてくれませんか」
フレデリ周子『おいで、ありすちゃん。皆でお兄ちゃん(兄君さま)をチョップしよう』
ありす「……CPのプロデューサーさん。あちらの椅子――文香さんの隣に座って待っていてください。この問題児どもは、今日という今日こそ矯正してみせます」
周子「今日こそ矯正……ふふ」
ありす「……ッ」
フレデリカ「まあありすちゃんってば、文香ちゃんというお姉ちゃんがいながら楓さんのマネするだなんて! フレ姉ちゃんオコだよ!」
ありす「……速く行ってください」
武内P「は……はいっ」
<ALICE・セキュリティ、起動
<ウワーン、アリスチャン怖ーイ!
<兄君サマー、行カナイデ置イテカナイデDVダヨー
橘ありす
文香「あ、あの……」
武内P「鷺沢さん?」
文香「ああなってしまったら落ち着くまで時間がかかってしまうので、その……ここでよければ、腰を下ろしませんか?」
武内P「そうですね。ではお言葉に甘えまして」
武内P(良かった……鷺沢さんの様子は少し緊張しているように見えますが……アイドルに妙な呼ばせ方をしている凶悪な人相の男が近くにいるのです。この程度の態度ですませてくれることに、感謝しかありません)
武内P(鷺沢さんの性格を考えれば、怯えた目で見られたり、関わり合いを持つことへ抵抗を覚えられても仕方ないと思っていたのですが……)
文香「に……」
武内P「……何か?」
文香「――兄さま」
武内P「」
鷺沢文香
通算四度目のご理解(①ふみふみ②ランラン③楓さん④ふみふみ)
武内P「な……なるほど。鷺沢さんはそのように解釈されるのですね。しかし、誤解があるようなのですが……」
文香「誤解……やはり、私のような暗い女が妹では、迷惑なだけですよね」
武内P「それは違います!」
文香「……プロデューサーさん?」
武内P「美しく教養があり、それでいて感受性も豊かな鷺沢さんを暗い女などと、私は一度たりとも思ったことはありません。担当ではありませんが、鷺沢さんが不慣れなことに勇気をもって挑戦していることは私も知っています。そんな方がもし妹だとすれば、誇りこそすれ迷惑に思うなど、断じてありません」
文香「ほ……本当ですか?」
武内P「もちろんです。むしろ私の方が兄として不甲斐なさを感じることになりそうです。で、ですから……無理に私のことを兄と呼ぶ必要などありません」
文香「いえ……私もありすちゃんを妹のように思っているので、プロデューサーさんの気持ちは良くわかります」
武内P「あ、あの……」
文香「そ、それに……実は私にも、兄さまと呼びたい理由がありまして」
武内P「鷺沢さんがですか?」
文香「……私は人見知りなところがあります。アイドルになって、このままではいけないと挑戦はしていますが……相手が女性ではなく男性だと、どうしても体がすくんでしまうこともあって」
武内P「それは……思うに急に克服できることではないでしょう。焦らずに一歩ずつ、少しずつ慣れていくべきかと」
文香「……はい。でも一人だけ、恥ずかしさと緊張に身を震わせてしまいますが、しっかりとお話できる男性が一人だけできました」
武内P「おめでとうございます。その調子で焦らずにゆっくりと、鷺沢さんのペースで行きましょう」
文香「……プロデューサーさんのおっしゃるとおり、焦らずに少しずつ慣れていくべきなのでしょう。でも……せめてその方とだけは、もっとうまくお話できるようになりたいんです」
武内P「鷺沢さん……?」
文香「胸が……熱く苦しいのです。皆についていけるかと不安に襲われるレッスンとも、ファンの期待に答えられるか脚が恐怖で震えるライブの時とも違う、身を焦がす様なこの想い。焦燥感だけがつのり、どうすればいいのだろうかと思い悩んでいた時に今回の噂を……プロデューサーさんが妹を欲しがっていると耳にしたんです」
文香「妹なら……妹を演じられれば……その方ともっとうまく話せるのではないか。私が妹なら……その方はもっと私に目を向けてくれるのではないか。突拍子の無い考えだと、自分でも思います。けど試さずにはいられなくて……」
文香「プロデューサーさんがご迷惑でなければ……兄さまと、お慕いしてもよろしいでしょうか?」
武内P「……」
武内P「……私などでよければ」
文香「いいん……ですか。ありがとうございます、兄さま!」
武内P(今は話しやすい男性が私だけですが、他の男性とも話せるようになれば私を兄と呼ぶことも無くなり――やがて呼んでいた事じたい無かったことになるでしょう。それまでの、ほんの数ヵ月ほどの間のことなら許されるはずです)
武内P「ところで鷺沢さん」
文香「……」
武内P「……鷺沢さん?」
文香「……文香です」
武内P「え?」
文香「文香……文香と呼んでください、兄さま」
武内P「……? ……………ッ!!?」
文香「わ、私は兄さまの妹ですから……妹を苗字で呼ぶのはおかしいことだと思います」
武内P「ま、待ってください鷺沢さん! そ、それは流石に……っ」
文香「……やはり、私なんかは妹として見れない……妹失格なんですね」
武内P「ちがっ、違います!」
文香「でしたら……どうか、お願いします。慈しみと愛しさを込めて、私の名を呼んでください――私の兄さま」
武内P「ふ、ふふ……ふ」
文香「……っ」
武内P「ふみ――」
フレデリカ「フンフンフフーンフンフフー、ふみふみかー♪」
文武両道『!!?』
ありす「ぐふぅ……すみません、文香さん。時間を……稼ぎきれません……でした」
文香「あ、ありすちゃん……っ!? こんな……全身をくすぐられて……」
フレデリカ「聞いて聞いてよシューコちゃん。我が忠実なる上の妹よ! なんとフレちゃんファミリーに、フミカちゃんという新たなシスターが加わりました」
周子「イェーイ♪ 美人四姉妹の誕生だねー。兄君さまも大喜びだよー」
フレデリカ「だからシューコちゃん。ユーは忠実なる上の妹から真ん中の妹へ格下げだ」
周子「なん……だと……? バカな……シューコちゃんはキミの右腕だったはず……ッ」
フレデリカ「右腕? フレちゃんの右腕はここにいる」ポンポン
文香「あの……フレデリカさん?」
http://i.imgur.com/wArUtr8.jpg
http://i.imgur.com/qXt32Tw.jpg
武内P「え?」
周子「兄君さまは文姉ちゃんより、シューコちゃんの方が可愛いもんね?」
文武両道『……ッ!!?』
周子「かまってー、かまってー。フレ姉ちゃんの分もかまってよー。妹を寂しがらせると目が曇ってヤンデレになって包丁で刺しちゃうんだよー。死にたくなければかまってー」チョップチョップ
武内P「か、構えと言われましても……」
文香「に、兄さま……」
武内P(どう構えばいいのかわかりませんし、鷺沢さんの前で塩見さんに構うのも良くないように思われます)
武内P(宮本さんはこの状況を楽しんでいて、最後の希望である橘さんは息も絶え絶え……この状況は、いわゆる“詰み”では?)
――杏が仕事さぼってついてってあげようか? さぼりたい気持ち八割、ガチで心配な気持ちが二割です
武内P(――ああ)
――底なし沼に飲み込まれる中、ほんの数時間前のはずなのに、遠い出来事に思える双葉さんの提案が脳裏をよぎる
――愛らしい妹の笑顔が、これから正気を失う私の最後の追憶……
武内P「……なんとか助かりました」
奏「だから言ったじゃないお兄様。うちに来るときは覚悟しておいた方がいいって」
武内P「流石にあのような事態は想定外でした……」
奏「あら? 年頃の女の子のしでかすことを想定できるほど、お兄様は女に慣れていたのね」
武内P「……今の言葉、とても胸に来ました」
奏「別に止めを刺すつもりはなかったのだけど……今回はたまたま私が立ち寄って事なきを得たわけだし、少しお兄様には懲りてもらってもいいかもね」
奏「それじゃあねお兄様。女に慣れたくなったら私に声をかけてちょうだい」
武内P「お疲れ様です、速水さん」
武内P「……ふぅ」
武内P(身から出た錆とはいえここ数日……特に今日はたいへんな目にあいました)
武内P(気持ち悪がられたり、怯えた目で見られないことにはむしろ感謝しなければならないのでしょうが……妹のフリをしてもらって癒されるというより、胃が痛いというのが本当のところです)
武内P(そもそも私は妹を望んだわけではなく、強いて言えば姉を……そうです。まだ小学生だった頃によくしてくれた、あの人を思い描いて――)
「駿ちゃん?」
武内P(……そうです。二十年前も、こんな穏やかな声音で――)
菜々「大丈夫ですか? 疲れ切った顔になっていますけど」
武内P「……お姉ちゃん?」
安部菜々
武内P「……すみません、無性にあの頃が懐かしくなってしまって」
菜々「あの頃の駿ちゃんはカワイかったですねえ。冬でも短パンをはいて、ナナを見かけたら駆け寄ってくれて。まるで弟ができたみたいで、ナナは嬉しかったです」
菜々「だから……アイドルを目指して東京に行くとき、今にも泣きそうな駿ちゃんと別れるのは辛かったです」
武内P「……迷惑をかけてしまって」
菜々「そんなことはありません。駿ちゃんは偉いから泣くのを我慢して、お姉ちゃん頑張ってねと見送ってくれました。なかなか……本当になかなかデビューできずに心が折れそうになったことは何度もあります。でも泣くのを我慢して見送ってくれた駿ちゃんに情けない姿は見せられなくて……頑張れたのは駿ちゃんのおかげです」
菜々「まあ途中で東京の家賃がきつくなって千葉に戻っちゃったんですけどねアハハ」
武内P「……お姉ちゃんのCDデビュー前に私が業界人になるとは、夢にも思っていませんでした」
菜々「この子はナナが気にしていたことを……ッ」
武内P「……子どもの頃に慕っていたお姉ちゃんが、永遠の17歳を名乗り始めた時の気持ちも察してください」
菜々「あの小さくて短パンが似合っていた子が、警察に何度も連行されるようになったお姉ちゃんの気持ちも察してください!」
疑惑の17歳コンビ『……フフ』
武内P「ありがとうざいます。なんだか元気が出てきました、“安部”さん」
菜々「……若いころの気持ちに戻れていたので少し残念ですが、元気になられたのなら何よりです、“プロデューサー”」
武内P「……ええ」
菜々「――さて。元気になったのなら、さっそくお説教と行きましょう」
武内P「お説教……ですか?」
菜々「プロデューサー。たくさんのアイドルたちに“お兄ちゃん”だの“お兄ちゃま”だの、挙句の果てに“ご主人様”と呼ばせているそうですね」
武内P「ち、違います! 後半は完全に違いますし、別に私は呼ばせているわけでは……っ!」
菜々「呼ばせているわけじゃなくても、呼ばせるのを止めないといけませんっ。最初のうちに注意しようと思ったら急な仕事ができて、ウサミン星から仕事を終えて戻ったらこのありさま。お姉ちゃ――じゃなくてナナは情けなくって、涙が出そうです」
武内P「も、申し訳ありません」
菜々「だいたい一言ですむ話じゃないですか。私は“お姉ちゃんっ子”ですって」
武内P「そ、それはいくらなんでも恥ずかしいですし、私にも立場が」
菜々「今以上に恥ずかしくって、今以上に立場がボロボロになるんですか?」
武内P「……ここまでの事態になるとは、想定外でした」
菜々「……まあこんな事態になってしまったのは、プロデューサーだけの責任ではないですね。ですけど……」
ガミガミ、ウサウサ、ミミミン♪ミミミン♪ウーサミン★
武内P(……この感じも、懐かしいです)
武内P(どうやら私は、いい歳してお姉ちゃんっ子のままなんですね)
アイドル達『……』
――翌日
武内P(安部さんに言われた通り、今日からは皆さんに“お兄ちゃん”と呼ぶのを止めさせます……ッ!!)
ガチャ
武内P「みなさん、おはようござ――」
未央「おっはよー、駿ちゃん♪ 未央お姉ちゃんだよー!」
莉嘉「おはよう駿くん☆ カブトムシいるでしょ?」
杏「おはよう駿輔ー。飴ちょうだーい」
友紀「駿輔ー、野球しようぜー」
李衣菜「シュン! おはよう!」
智絵理「おはようございます、駿ちゃん。今日はお姉ちゃんと一緒にいましょうね」
美嘉「おは、おはよう! しゅしゅシュンちゃん!」
奏「おはよう駿輔ちゃん。朝の挨拶にキスをせがんでくれない?」
フレデリカ「ヒャッハー! 念願の弟だー!」
周子「駿ちゃん。あのお姉ちゃんは飽きたらポイするから、シューコ姉ちゃんにしといたほうがいいよー」
文香「……しゅ、駿輔くん。おはようございます」
ありす「……え、なんですかコレ?」
武内P「」
~おしまい~
まゆ「グス……ヒック……う、うう」
まゆP「ま、まゆ……? どうした、まゆ!? 何があった!?」
まゆ「プロデューサーさん……まゆは……まゆは」
まゆP「こんなに泣いちゃって……もしかして誰かにいじめられたのか? 俺に話してくれ」
まゆ「ち、違います。いじめられたわけじゃありません。けど……とても悲しい事を聞いてしまって」
まゆP「悲しいこと? それはいったい……」
まゆ「プロデューサーさんが……」
まゆP「俺が?」
まゆ「プロデューサーさんがホモのネコだって」
まゆP「…………………………ん?」
まゆ「由里子さんが……CPのプロデューサーさんから直接確認したから間違いないって」
まゆP「え? うん? 猫?」
まゆ「CPのプロデューサーさんの、【武内君の実年齢の数字】センチのモノが……」
まゆP「何言ってるまゆ!?」
まゆ「プロデューサーさんの……グス……プロデューサーさんに……何度も出入りして……」
まゆP「出入り!? どこを!?」
まゆ「う、ウワアアアーーーンッ! まゆのプロデューサーさんが……よりにもよって、男の人に汚され……う、うう」
佐久間まゆ
まゆP(武内がそんなウソをつくはずがない。ウソをついているのは大西――いや、まゆが俺についてのウソで騙されるとは思えない)
まゆP(となると大西自身はそれを本当だと信じてまゆにウソを吹き込んだか。おおかた武内の言葉を都合のいい様に解釈してヒートアップしたんだろう)
まゆP(まったく大西のヤツ、まゆを泣かせやがって。とりあえず俺がホモじゃないと俺自身が否定すれば――いや、待てよ)
まゆP(このまま俺をホモだと思い込ませたら、まゆに俺の事を諦めさせることができる……ッ!?)
まゆP「その……どうやら、バレてしまったようだな」
まゆ「そんな……っ!? ウソだと言ってくださいプロデューサーさん!」
まゆP「……ッ」
まゆP(耐えろ俺! これはまゆのためだ! ああ、でもまゆを泣かせてしまったでもまゆのためだから誰か俺を殺せいや死ぬのはウソを貫き通してからだ! まゆのためまゆのためまゆのために鬼になれ俺!)
まゆP「……本当だ。まゆに嫌われたくなくて、隠していたけど……俺は武内と」
まゆP(……あれ? これ武内も巻き込んでる?)
まゆP「俺は武内と愛しウプッ……愛し合っているんだ」
まゆP(まあいいか。ついでにアイツもホモと思われとけば安全だし、落ち着いてから一緒に婚活か街コンにでも行けばいい)
まゆ「そんな……そんなことって……っ」
まゆP「……まゆ。身勝手な願いかもしれないけど、俺たちを祝福してくれないか? 昔よりそういったことに寛容になりつつあるとはいえ、世間の眼はまだ冷たい。でもせめて、身近な人からの理解は――」
ゴトン
まゆP「……え?」
まゆ「……」
まゆP「まゆ? これはいったいなに――ッ!!?」
――ペ〇パン(全長28㎝、太さ7.7㎝)
まゆP「」
まゆP「ま、まゆ? ちょっと落ち着こう、な? な?」
まゆ「落ち着いたら、取られるじゃないですか! まゆは、まゆはプロデューサーさんのためならなんだってするつもりでした。でも……他の人と結ばれるのを祝福するのは……プロデューサーさんの幸せのためだって、自分にどれだけ言い聞かせても……できなかったんです」
まゆ「でも途中で気が付きました。あ、まゆがプロデューサーさんを幸せにすればいいんだ! まゆが満足させられたら……何の問題も無いですよねアハハ」
まゆP「あるよ! 問題しかないよ! 何これ!? デカすぎるでしょ!?」
まゆ「こういうのよくわからないので、取り急ぎ通販で一番高いのを購入しました。一番高いモノなので、きっと満足できますよウフフ」
まゆP(まずい! あんな茄子と見間違うような色とデカさを俺の処女にぶち込まれたら死ぬ! ここはウソだったと……)
まゆ「グス……これで、これでプロデューサーさんを取り戻せるなら……まゆは、まゆは」
まゆP「……まゆ」
まゆP(そうだ……泣いて悲しむまゆを、俺は慰めるどころか突き放すチャンスだと利用して……まゆのためだと言っておきながら、いざ我が身が危うくなった途端に止めるなんて、許されるはずがない!)
まゆP(こんな天使みたいな娘に、こんなことをさせるほど追い込んでしまったんだ。グダグダとケツの穴が小さいこと考えるなら、拡張されて当然だ!)
まゆP(まゆのためなら俺は……俺は……)
まゆP(――処女を捨てる!!!)
まゆP「……わかったよ、まゆ。じゃあ一度だけ試して……それでも無理だった時は、諦めて俺たちを祝福してくれ」
まゆ「……わかりました。それではプロデューサーさん、四つん這いになってください」
まゆP「応ッ!!」シュバッ
まゆP(さようなら――俺の処女)
カシャ――
まゆP「……ん?」
まゆ「どうしましたかぁ、プロデューサーさん?」
まゆP「今カメラの音がしなかったか? でもまゆの手にはカメラもスマホも……ないよな?」クルッ
まゆ「ありませんねぇ。まゆの方から撮影したら、プロデューサーさんとまゆが同時に写るように撮れませんから」
まゆP「ふーん?」
まゆP「……うん?」
ギュッ
まゆP「~~~~~ッッッ!」
まゆP「ま、まゆ! に、握るのはやめ……っ」
まゆ「涙を流しているまゆを慰めるどころか、むしろまゆの想いを諦めさせるチャンスだと思ったこと」
シュシュシュシュッ――
まゆP「ん……ぁ」
まゆ「そして何より……本人が本当だと信じ込んでいたとしても、プロデューサーさんについての虚言をまゆが見破れないと思ったこと」
まゆP「……ッ!? まゆ……おまえ、最初から気づいて――」
まゆ「うふふ。ちゃんとプロデューサーさんが由里子さんの話を否定してくれたら、話はそれで終わったんですけど……」
まゆ「でもいいんです。プロデューサーさんは間違ったことをしましたが……まゆのためにしようとしたことだから」
シュシュシュシュシュシュッ――
まゆP「ァ……やめ……止めてくれ、まゆ」
まゆ「だぁめ♪ プロデューサーさんが二度とこんな考えを持たないように、二人で一緒に引き返せないところまで進みましょう」
まゆ「斜め前にある棚を見てください。あそこに隠しているカメラで、しっかりプロデューサーさんの恥ずかしい姿を撮っているんです」
まゆP「お、俺は……オマエのためを……思って……」
まゆ「……プロデューサーさんが本気でそう思っていることはわかります。でも――」
ギュウッ
まゆP「~~~~~ッッッ!!?」
まゆ「まゆにしたいことが、たくさんある……これも本当」
まゆ「――未成年の担当アイドルにお尻を突き出しながら大切なところをさすられて、そして最後には……もう、言い訳なんかできません、させません、逃がしません。たとえまゆのことを想ってのことでも――遠くになんかいかせません」
まゆP「だ……だとしても!」
まゆ「……プロデューサーさん?」
まゆP「まゆのためにも、俺は屈しない」
まゆP「絶対まゆなんかに負けたりしない!!(キッ」
まゆ「……ふーん」
シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュッ――
まゆP「あっ……ちょ、ちょっと待って」
シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュッ――
まゆP「クッ、ころ――」
シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュッ――
まゆP「~~~~~~~~~~ッッッッッ」
――
――――
――――――――
まゆP「まゆには勝てなかったよ……」
まゆ「♪」
~Happy End~
しばらくSSを書く予定は無かったのですが、ふみふみをご理解してしまったため取り急ぎ書くことに
しかしふみふみメインの話をストックしていなかったため、出番がそこそこあるお話にしました
よりふみの話を一から考えようかとも思ったのですが「よりふみは遊びじゃねえんだよ」という某プレインズウォーカーの迷言を思い出して断念
ちなみに私が一番妹にしたいアイドルはユッキです
酒を飲んでお互い煽り合いながら野球観戦やパワプロをしたい
ちなみに私が妹にしてはならないアイドルは未央・ランラン・幸子・小梅ちゃんです
間違いをおかす自信しかない
次の投稿ですがXVの放送中にシンフォギア、気が向いたらMTG(青はクリーチャーが弱い色というカラーパイを無視した不届き者たちを、さまようものがお説教)、血迷ったらバキのガチホモを書きます
多分年内にデレステのSSを投稿することはありません
ご理解したら話は別ですが、ご理解するほど回す可能性があるのは三週目小梅ちゃん・茜ちゃんぐらいだし、二人ともオバロとライフ回復でスタメンだから三週目が来ても多分無償石分しか回さないでしょう
ランラン四週目? 多分まだ来ないでしょ。来たら死にます
ホモネタをやりすぎてちひろさんにキュートP認定された末路
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- モバP「最近、文香が積極的になった」
- 渋谷凛「クリスマスプレゼントの定番って、なんだと思う?」
- モバP「……はぁーっ」
- キリト「…なんだこの本?」
コメント一覧 (49)
-
- 2019年07月15日 18:29
- 武内君の実年齢サイズって放送当時と現在どっち基準なんですかね…
-
- 2019年07月16日 10:29
- >>1
回答:年々進化する。だと思う
……てかその『大人のおもちゃ』は『男狩り』のあの人のサイズでつか?
-
- 2019年07月15日 19:00
- ユッキはリアルに妹なんだよなぁ
だりーなの兄貴呼びもなかなかだったがチエリエルの兄さん呼びの威力がヤバかった
そしてとうとうユリユリの元に掛け算の女神コトリサバスが降臨なさってしまった…
ここからが本当の地獄だ
-
- 2019年07月16日 15:57
- >>2
あの教義的にもうファラリス教だろ
俺は詳しいんだ
-
- 2019年07月16日 20:23
- >>34
人の善意を信じた祈りの教義だったのに、呪いに変えられたんだ。
-
- 2019年07月16日 21:57
- >>34
ファラリス:正直……『アレ』と一緒扱いはマジ勘弁して下ちぃ
-
- 2019年07月15日 19:18
- フェス限ふみふみはどうした
-
- 2019年07月15日 19:21
- 復刻の限定文香の直後にまたフェス限文香きてるはずですが、そっちはどうなったんだろう?
-
- 2019年07月15日 19:26
- 後半のまゆパート気持ち悪い
-
- 2019年07月15日 19:35
- ホ妄想でとちくるってる大西を押し倒してメスにしたいだけの人生だった
-
- 2019年07月15日 19:48
- こういう時に蒼い娘さんが暴れないSSって最近珍しいな
口リコンで姉萌えな俺的に若葉ちゃんに姉になってほしい
-
- 2019年07月15日 19:56
- そういやジャックウエストウッドって今も活動してるの?
-
- 2019年07月15日 19:57
- ヘソ下卯月が出てきたらどうなっていたんだろうか
-
- 2019年07月15日 19:59
- 楓さんがさすおに言ってくると思ったらなかった
-
- 2019年07月15日 20:10
- 赤緑が好きかな
-
- 2019年07月15日 20:12
- 蒼と緑とへそ下がいないなんて追い込みが足りませんよ!追い込みが!
-
- 2019年07月15日 21:47
- >>12
蒼と緑とへそ下は今頃、刑務所の中だよ。
-
- 2019年07月15日 21:01
- この話の流れで楓さんのさすおにが無いのは何故…?
-
- 2019年07月15日 21:07
- クローネルームに顔出したのに唯いなくてウケルー☆
-
- 2019年07月15日 21:11
- まゆPが堕ちていくのを見ると興奮するじぇ…
-
- 2019年07月15日 21:57
- 平和なSSだったな(白目)
蒼と臍下が出てきたら収集つかなくなるから多少はね?
-
- 2019年07月15日 22:24
- とりあえずそのらんらん、幸子ちゃん、小梅ちゃん、ちゃんみおの四人を纏めて武内Pの処に送ろう(勿論、妹として)
幸子も確かにあの背丈であのスリーサイズならユッキの言った通りだよな(幸子エロカワイイよ幸子)
しかし……今回のユリユリは本当にひでぇ、最低最悪だコイツ(大草原状態で)
(最後に……今年中にらんらんの出撃&ご理解が有る事を魂から祈る音)
-
- 2019年07月16日 20:16
- >>18
なんなら7月末水着蘭子とか8月末アニバ蘭子とかあるやろ。前回のフェス限魔王が4月末だから1年ちょい経つし
-
- 2019年09月05日 20:13
- >>37
(今日来たから祈りを捧げる音)
-
- 2019年07月15日 22:34
- つまりもっとご理解させればもっと書いてくれるって訳だな?
-
- 2019年07月15日 23:52
- ユリユリ強すぎへん?
-
- 2019年07月15日 23:55
- 「いつだって想定外は想定内」
こいつ、早速XVネタをッッ!
-
- 2019年07月16日 00:36
- 『涼なら突きたいが、咲なら突かれてもいいかも』と一瞬思ってしまった自分は何だッ!
目を覚ませ! 目を覚ませッ!
千秋さん一筋だっただろうがッッ!!
-
- 2019年07月16日 01:04
- 唐突な文武両道に鎖
-
- 2019年07月16日 05:10
- バキのガチホモを書け
-
- 2019年07月16日 07:11
- ふみふみありきだったからか今回はこの人のSSのボス格たる楓さん卯月凛小梅あたりは全員お休みか
そのせいかいつもより平和な感があるがかわりにまゆPが…
-
- 2019年07月16日 07:22
- まゆPまたしてもまゆに敗北か。
-
- 2019年07月16日 09:23
- 花山×アンチェインでどうか一つ…
-
- 2019年07月16日 09:47
- こんな妹萌えの※欄になんか居られるか!
俺はさとみんの実家にご挨拶に行くぞ!
-
- 2019年07月16日 11:02
- まゆPとかいうバリネコケツモロカンノンケ。これは大西の餌ですわ…
兄さま呼びするふみふみで鼠径部の辺りがゴリゴリした。この路線でssもっと書けコラタココラ
-
- 2019年07月16日 11:16
- お?ウサミン参戦か?
-
- 2019年07月16日 12:54
- この人の場合SSより水着文香を引けたか気になる
-
- 2019年07月16日 13:55
- ラクシア在住でもあるのか……
-
- 2019年07月16日 16:00
- このフレデリカ世紀末仕様入り過ぎだろww
-
- 2019年07月16日 19:53
- 今回最優の妹だったのは文香、時点はだりーなということでよろしいか?
-
- 2019年07月16日 20:32
- 完全勝利のウサミンw
-
- 2019年07月16日 21:59
- 行こう……此処も直ぐに腐界に沈む(ユリユリを見ながら)
-
- 2019年07月17日 01:03
- 天井まで行ったら投稿してくれるのか、ここまで他人の不幸を願う気持ちになったのは初めてだ。無料のブーストもあるし是非アニバで天井しやがれください
-
- 2019年07月17日 01:19
- 文武両道草
-
- 2019年07月18日 03:59
- クローネなのになぜ唯をはぶいたし
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- 2019年07月19日 21:29
- この作者さん絶対杏推しだろ、絶対杏推しだろ(大事なことなので(ry
フレヒャッハーさんの、文章と添付画像のギャップががが
-
- 2019年07月24日 07:09
- 姉であり妹のみおすき
-
- 2019年08月10日 14:22
- 途中の文香SSRゲットした画像は必要だったんですかねぇ
-
- 2019年09月06日 13:37
- 限定ランランと限定茜ちゃんが同時にきちゃいましたねぇ・・・ご理解いっちゃう?(ゲス顔