彡(゚)(゚)「バッバが認知症になった」
彡(゚)(゚)「ワイも出来る限り手伝うで」
(●▲●)「迷惑をかけるわね」
J( 'ー`)し「迷惑じゃないわよ母さん」
(●▲●)「孫のやきうにも迷惑をかけちゃうわね」
彡(゚)(゚)「子供の頃に可愛がってくれたからな その御礼や」
この頃のバッバは軽度の認知症だった
しかし月日が経つにつれ悪化した
(●▲●)「ねぇ内子 杉蔵は何処?」
J( 'ー`)し「母さん 杉蔵は死んだのよ」
(●▲●)「そうだったわね」
J( 'ー`)し「…」
(●▲●)「杉蔵は何処 杉蔵」
彡(゚)(゚)「バッバどうした?」
(●▲●)「あら居るじゃないの杉蔵」
彡(゚)(゚)「ワイは孫のやき…」
彡(^)(^)「杉蔵やで どうした」
(●▲●)「もう何処にも行かないで」
彡(^)(^)「ずっとここに居るで」
J( 'ー`)し「やきう…」
J( 'ー`)し「糞出杉蔵は私の弟 やきうの叔父にあたる人よ」
J( 'ー`)し「杉蔵は中学生の時に交通事故で他界したの」
J( 'ー`)し「やきうと杉蔵は似ているの おばあちゃんが間違えるのも無理はないわね」
彡(゚)(゚)「ワイは孫のやきうじゃない 息子の杉蔵としてバッバいや母さんの世話をする」
J( 'ー`)し「やきう ありがとう」
J( 'ー`)し「疲れたわ 母さんが寝ているし少し休もう…zzz」
(●▲●)「杉蔵は何処」
(●▲●)「杉蔵を探さなきゃ」
J( 'ー`)し「…ハッ 寝てしまった」
J( 'ー`)し「母さんは起きたかしら」
J( 'ー`)し「あれ 居ない」
J( 'ー`)し「玄関が開いてる まさか外へ」
(o'ω'n)「おばあさんのお名前は?」
(●▲●)「杉蔵は何処?」
(o'ω'n)「杉蔵さん?」
J( 'ー`)し「母さん 勝手に外に出たらダメじゃない」
J( 'ー`)し「さあ帰るわよ」
(●▲●)「イヤ 杉蔵と帰る」
J( 'ー`)し「母さんいい加減にして」
(o'ω'n)「杉蔵さんというのは?」
J( 'ー`)し「実は…」
(o'ω'n)「なるほど ではやきうさんに来てもらう事は出来ませんか?」
彡(゚)(゚)「もしもし バッバに何かあったか?」
彡(゚)(゚)「わかった 直ぐ行く」
(*^◯^*)「どうしたんだやきう君」
彡(゚)(゚)「実は祖母が…」
(*^◯^*)「直ぐに行ってあげなさい」
(*^◯^*)「それと今日はおばあさんの側に居てあげなさい」
(●▲●)「ああ杉蔵」
彡(゚)(゚)「さあ家に帰ろう」
(o'ω'n)「よかったですね おばあさん」
J( 'ー`)し「ご迷惑をおかけしました」
(o'ω'n)「いえいえ」
(●▲●)「杉蔵と一緒だから大丈夫よ」
(●▲●)「杉蔵覚えている? 小学校の入学式での事」
彡(゚)(゚)「何やっけ?」
(●▲●)「漏らしたのよ」
彡(゚)(゚)「まさか」
(●▲●)「ウ○コを漏らしたのよ」
J( 'ー`)し「そんな事もあったわね」
(●▲●)「お父さんも貰い脱糞して大変だったのよ」
彡(゚)(゚)「…(ワイの肛門が緩いのは遺伝だったのか)」
彡(゚)(゚)「はいお陰様で」
(*^◯^*)「やきう君 自宅勤務にしないか?」
彡(゚)(゚)「お心遣いありがとうございます」
彡(゚)(゚)「ではお言葉に甘えて自宅勤務にします」
(*^◯^*)「仕事と介護の両立で大変だろう あまり無理をしないようにな」
彡(゚)(゚)「ありがとうございます」
彡(゚)(゚)「介護も今以上に手伝う マッマも少し楽になるやろ」
J( 'ー`)し「やきう…」
(●▲●)「杉蔵 杉蔵」
彡(゚)(゚)「母さんが呼んでいる」
彡(^)(^)「どうした母さん」
やきうは仕事と介護の両立で疲れていた
しかしバッバの話す杉蔵との思い出話が楽しみだった
(●▲●)「杉蔵覚えている? 遠足の時」
彡(゚)(゚)「覚えているよ(漏らしたな)」
(●▲●)「運動会で」
彡(゚)(゚)「漏らした」
(●▲●)「本当に杉蔵はウ○コ垂れだったわ」
(●▲●)「お父さんとソックリ」
(●▲●)「お父さんはね私とお見合いした時に漏らしたの」
(●▲●)「結納の時も漏らした」
(●▲●)「結婚式でも漏らした」
認知症は数十年以上前のことは思い出せるんやぞ
それ以降は家族のことだろうがなんだろうが全部忘れる
J( 'ー`)し「私の結婚式でも漏らしたわね」
彡(゚)(゚)「さすがに漏らし過ぎや」
(●▲●)「糞塗れの人生だった」
(●▲●)「けれども退屈はしなかった みんなのお陰で楽しい人生だった」
(●▲●)「それもお終い お迎えが来たわ」
彡(゚)(゚)「何を言ってるんや母さん」
(●▲●)「もういいのよやきう」
(●▲●)「本当にありがとう やきう 内子 元気でね」
J( 'ー`)し「母さん 母さん」
彡(;)(;)「バッバ バッバ」
薬の開発は進んどるな
進行遅くしたりするので今は精一杯
( ・`ω・´)「遅くなったな(ブリュ)」
ミ(・)(・)「また漏らしたな親父(ブリュリュ)」
(●▲●)「まったくしようのない親子ね(ブリュリュリュ)
~浣~
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コメント一覧 (16)
-
- 2019年07月14日 11:58
- 認知症の介護は終わりの無い撤退戦ってコラムがあったな
まともに向き合い過ぎたら自分が疲れちゃうから、重く考えないようにしないといかん
-
- 2019年07月14日 12:01
- ※1
レベルと症状によるな。
ワイ実家の近くの家は、徘徊と奇声を上げるのが
まったく止まらなかったので、家族が見る間にやつれて
いつの間にか空き家になっていたわ。
認知症の爺さんと家族の行く末は知りたくない。
-
- 2019年07月14日 12:08
- うちのジッジも認知症になって最初は家族で面倒見てたけど警察に二回お世話になってからはケアホームのロングステイに預けっぱなしだわ...
ホント大変
-
- 2019年07月14日 12:14
- あえて突っ込んだる
完の字がちがあう
ケツの穴だけに
-
- 2019年07月14日 13:36
- 日本じゃ何故か介護は家族でやるべきみたいな風潮あるけど、プロ(ハウスキーパーとかケアハウスとか)に任せる事も考慮に入れた方がいいぞ
少なくとも介護の手腕についてはプロの方がずっと上なんだから
-
- 2019年07月14日 14:38
- 正直毎日コロ助を我慢して面倒見てるから自宅はオススメ出来ない
最悪逃げろ
-
- 2019年07月14日 14:48
- パッパが急死してからマッマがこうなって唖然とした
なお長男でないため逃げたもよう
-
- 2019年07月14日 15:19
- おやがこうなっちゃったら素直に老人ホームとかに任せるわ…
いくら育ててもらったからとはいえ、話聞いてると最終的に殺意抑えられそうにない
-
- 2019年07月15日 12:39
- >>9
老人ホームも順番待ちの上、認知症のレベルによっては入れんからな
施設に預ければええって考えてるやついるけどある程度のレベルになるまでは家族でやりくりせんとアカン
-
- 2019年07月14日 15:37
- うちのひいじいちゃんがそうなった時、じいちゃんが日記を付けてたんだが途中から感じがどんどん減ってたんだ
最終的にはひらがなも間違えるくらいでな…辛いよな
-
- 2019年07月14日 20:51
- カネとコネあるなら最速で施設放り込むべきだな
思い出大切にしたいなら放り込んだ時点でタヒんだ扱いで葬式まで放置
身内の姿したナニカ(凶暴性UP+行動予測立たない)を24時間年中無休で面倒見るって
修羅場極まれりよ、よほどうまくやらないと普通に面倒見る側が崩壊する
最初は甘いこと考えるの多いけど現実そんなに甘くはない
-
- 2019年07月14日 23:25
- 孫のあなたが生まれた時も漏らしたで落とせばよかったな
-
- 2019年07月15日 00:59
- うちのジッジも亡くなったけど徘徊するわバアバに暴力振るうわで何回か通報沙汰になった
子供の頃は好きだったけど認知症になってから嫌いになって自分でも何か悲しかったで
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- 2019年07月16日 00:23
- こんなにハッピーエンドにならんぞ
-
- 2019年07月18日 14:01
- もうちょい在宅介護の実態に切り込んだ内容かと思って読んでたけど、あっさり締めたわね
このケース、早い段階でやきう民が次男役をかって出たのはファインプレーや。そのお陰でバッバは"息子と暮らしてる"安心感を得られたんやから
親が認知になったとき、自分がちゃんと介護できるか不安やわ