テッラ「ほう…私が禁書キャラと戦うスッドレですか」
- 2019年07月12日 09:10
- SS、とある魔術の禁書目録
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テッラ「現時点で私達『神の右席』がいないのは、恐らく後から私を目玉として追加する魂胆でしょうかねー」
テッラ「しかし他のメンバーはともかくとあるシリーズの重要キャラである私を省くとは笑止千万」ポイッ
テッラ「この憤りを>>4を倒して解消するとしますかねー」
垣根「そうですか、今初めて知ったんですが……というかあなたは誰ですか?」
テッラ「粛清対象です」スッ
垣根「全く…何の因縁かはわかりかねますが」
垣根「レベル5を、あまり甘く見るんじゃない」バサッ
テッラ「いきますよ」ダッ
全てが白く染まった少年の鋭利な翼が全身緑の魔術師へと向かっていく。
テッラ「優先する。──刃を下位に、小麦粉を上位に」スパーン
しかし、『優先』を受けた男のギロチンは、その純白の翼の数々を打ち落としていく。
テッラ「こんなものは肩慣らし、そうでしょう、第二位」
垣根「当然です」
モコモコモコ
白い少年の未元物質が怪しく蠢き、各々の姿を形成する。
翼、数々の兵器、カブトムシ、とあるクローンの少女、そして、垣根帝督自身。
垣根「私の『未元物質』に、常識は通用しません」
テッラはその能力の性質上、多角的な同時攻撃に弱い。
しかし、数々の戦いを越えた彼には、その弱点がわかっている。
テッラ「ふん」
緑の男は鼻で笑い、垣根へと向かいながら一言告げる。
垣根「ッ」
スパーン… スパーン! スパーン!!
その一言を受けた小麦粉の破壊力は言葉で語るまでもなく。
少年の作りあげたそれらを一蹴した。
テッラ「恐らくあなたは、私の最初の優先を見て、設定できる範囲が『刃』程度だと勘違いしたのでしょうねー」
テッラ「しかし私の優先の指定範囲そのものは決して狭くなどありません。『魔術』という大雑把な括りでも『1つ』というカウントですからねー」
告げる男は次々と未元物質を破壊していく。
垣根「……なるほど、私のミスリードを読んだわけですか」
テッラ「そういうことです」
テッラ「さて、そうこうしている内に残りはあなた一人ですよ」
垣根「……なるほど、良い能力だ。しかし」
モコモコモコモコ
垣根「私は他の能力者とは違い、人格が能力を、能力が人格を生み出すメビウスの輪を形成している」
瞬く間にテッラの視界が白一色に染まる。
垣根「よって今の私に死の概念はありません。私が最も得意とするのは持久戦ですから」
垣根(もっとも…相応のリスクはある、あくまでハッタリですが)
テッラ「………ふん」
テッラ「その程度の不死性で、私を攻略した気にならないことですねー」
垣根「………」
テッラ「本当に能力から生まれたそれは、100%同一の人格なんでしょうかねー」
垣根「……っ」
テッラ「簡単なことです。あなたという司令塔が指示しているのではなく、司令塔なんて『存在しない』のであれば」
スパーン
テッラ「『あなたがあなたでなくなるまで殺せばいい』、違いますか?」
垣根「く……」
明確な弱点を指摘した緑の男の殺戮が始まった。
そして。
そして。
そして。
垣根1『はははははははは!!第一位にやられた人格が、戻ってくるのがわかるぜ!!』モコモコモコモコ
垣根「っっ…、この……」パキパキパキ
垣根2『ったく、いい加減屈しろよ、カブトムシ05!!』
垣根3『あームカついた』
テッラ「……どうやら、私の相手をしている余裕はなさそうですねー」テクテク
テッラ「というか…近づき難い絵面ですねー」
──────────
テッラ「次の相手は>>23です」
安価下
テッラ「出番が1巻内のみの分際で、私を差し置いてゲームにボスとして登場しているとは……信じがたい事実ですねー」
アウレオルス「疑問。一体如何なる思考にて、私の思想に異を唱えるか」
テッラ「ふん。それはあなたの胸に聞くといいですねー」スッ
テッラ「いきますよ」ダッ
アウレオルス「滑稽。答える思考もなく己が傲慢に自惚れるか」スプッ
オールバックの男は針を刺し、一言。
アウレオルス「感電死」
バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチチチチチ!!
テッラ「ごっがああああああああああ!!?」ドサッ
アウレオルス「笑止。何ゆえ貴様は、この『黄金錬成』に挑んだのか」
──────────
テッラ「ハッ⋯⋯!?」
テッラはそこで目を覚ました。
テッラ「全く……何をされたかよくわかりませんでしたねー」
テッラ「予め溜めた電気をノーモーションで放電する能力ですかねー?」
テッラ「さて、気を取り直して次へ行きますか」
次>>30
テッラ「普通の……背丈以外は普通の、教師のように見えますねー」
テッラ「まああの町の教師ですし、写○眼持っていそうな名字ですし、何かあるかもしれませんがねー」コンコン
小萌「こんな遅くにノック?……はいはーい、今開けるのですよー」ガチャ
テッラ「小萌先生、あなたの命をいただいたいのですがねー」ニコッ
小萌「ひっ…!?せっ、先生はこんな生徒を受け持った覚えはないのですよー!!」バタンッ
テッラ「私はゲームの件でも用があるんですがねー」スパーン
小萌「あわわわわわわ…」
テッラ「あなた、好評?配信中のとあるIFにおいて、チュートリアルを利用し全国のプレイヤーに『リセマラ』なる行為の妨げをしているようですねー」
小萌「え、えぇ…」
テッラ「何か反論等はありますかねー?」
小萌「え、えっと、私はあくまで初めてプレイする人への配慮をしているのであってですね、実際にリセマラするかどうかはその人達次第というか……」
テッラ「ほう……」
テッラ(正論すぎて何も言えませんねー……悔しいですねー)
────────
結標「はー今日も疲れたわ……ん?何かあったみたいね」
────────
ガシャーン!!
結標「……どうみても襲われていたからその辺の瓦とか色々上から落としたけど、邪魔だったかしら?」
小萌「む、む…結標ちゃーん!!」ギュッ
結標(………ショタ以外に抱きつかれても嬉しくないわね)
────────
テッラ「ありがとうございます……」
テッラ「あのロリ教師……無能力な素振りを見せて何らかの飛び道具を有しているようですねー」
テッラ「次回はもっと警戒すべき対象ですねー」
テッラ「では次に>>37でも倒すとしましょうか」
まるで初めからそこにいたかのように、突如として銀髪褐色の包帯女がその姿を現した。
テッラ「っ!?」ビクッ
テッラ「……その台詞、その魔力……まさか」
ネフテュス「『魔神』ネフテュスよどうぞよろしく。魔神だからってオティヌス『程度』と一緒にしないでちょうだいね?」ニコッ
テッラ「…………」
テッラ(ど、どうする……そもそも何をどうすれば勝利なんだ……)
ネフテュス「あら。そんなに警戒しなくてもいいのよ、誰も本気で戦うだなんて言っていないもの」
テッラ「……っ、所謂『舐めプ』ですか」
ネフテュス「世界の方が持たないと言ってちょうだい。さぁ……どこからでもかかってきなさい」
テッラ「くっ……いきますよ」ダッ
スパーン
中距離で放った小麦粉は、その言動とは裏腹にネフテュスの片腕を断ち切った。
テッラ(効いた?いや……)
ネフテュス「神がわざわざ守りの姿勢を取るとでも?」
褐色の女神はくつくつと嗤う。その時既に、肢体は元に戻っていた。
ネフテュス「私があなたを倒すのに、指一本動かす必要もない。もちろん、『位相を上書きして存在ごと消す』なんてつまらない方法ではなく、ね」
片腕を腰に当てて突っ立ったままの魔術の神はただ呟く。彼女のルーツ、そしてその力の一端を。
ネフテュスの右の目尻から、宝石のような一粒の涙が伝った。
テッラ「涙…?」
ネフテュス「我が身は随伴を求める死の王と共に埋められし者達の集合、自己を女神の神格と重ね合わせる者なり。もって始源の女神の力をここに引き出せ、我はすでに、ネフテュスなのだから……」
ネフテュス「対象:左方のテッラ、『ブースト』」
グンッ
テッラ「あっ、ぐっ…あぁぁぁぁぁああああああ!!?」メキメキメキメキ
ネフテュス「これは、『伝播』の涙」
ネフテュス「私の持つ無限の力を、あなたの内に託し伝えた。それじゃあね」ヒュン
言い終える頃には、彼女の姿はどこにもなかった。
テッラ「ああぁぁぁあああああッ!!」グチャッ
緑の魔術師だったものが、辺りに散らばっていく。
──────────
テッラはそこで目を覚ました。
テッラ「全く……以前といい今回といい、明らかにオティヌスの力を越えた真性の魔神が闊歩しているのはどういうことですかねー」
テッラ「っ…流石に自信を無くしてきましたねー」
テッラ「しかし私は挫けませんよ、次の相手は>>45です」
テッラ「ほう…」
吹寄「…………」
テッラ「…………」
テッラ「なるほど……良い乳ですねー」
吹寄「警察呼ぶわよ全身緑の口裂け男」
テッラ「」ムカッ ブンッ
ガンッ
吹寄「うっ…っ…」ドサッ
テッラ「まだ初対面の紳士左方のテッラにその言い種はありえませんねー」
────────
テッラ「さて、相手はともかく貴重な勝ち星を上げることができましたねー」
テッラ「>>51で最後としましょう、連勝して気持ち良く終わりたいところですねー」
テッラ「…………」ジー
神裂「まさかイギリス清教の探査を掻い潜って……」
テッラ「…………」ジー
神裂「こ、ここまで生き延びて……」
テッラ「…………」ジー
神裂「あ、あのですね!それは、その目は敵対者に向けるものではないのですが……!」カーッ
テッラ「…えぇ、えぇすみませんねー」
テッラ「しかし、そのような格好をしておきながら見るなというのはいささか問題と言いますか」
神裂「っ…こ、これは土御門の身勝手な趣味であってですね…!」
テッラ「ほう……あのアロハ魔術師、中々良い趣味をお持ちのようですねー」
神裂「この……ッッ!!」
神裂「だったらまだ良いんですけどね…!!」
テッラ「その麗しき乳を無きものにするのは惜しいですが、そろそろ開戦といきましょうかねー」スッ
神裂「こんな恥ずかしい任務、早々に終わらせていただきます……!!」スッ
テッラ「いきますよ」ダッ
テッラ「優先す──」
神裂「──『七閃』」
スパーン!!
テッラ「っ、ぁ…ごふっ」ドサッ
テッラの優先より遥かに早く、七天七刀の一太刀に見せかけた七本のワイヤーが音速で襲いかかった。
数瞬遅れて、全身緑な変態紳士の意識が途絶えた。
────────
オティヌス「ヘンタイ」
世界のどこでもない場所で、隻眼の少女は蔑みの目を向けた。
オティヌス「何のためにわざわざ『左方のテッラが生きていた世界』をやり直していると思ってるんだ…」
テッラ「(´・ω・`)」
オティヌス「……左方のテッラから垣間見のテッラにでも改名したらどうだ」
テッラ「それは少々勘弁願いたいですねー」
オティヌス「なら真面目に戦うことだな」
オティヌス「さて、そんな変態紳士の称号を得たお前には、やはり私自身が性根を叩き直す必要があるらしい」
テッラ「というと?」
オティヌス「お前が勝つ度に私が直々に殺しに行くと言っているんだ、人間」
テッラ「ヒッ」
オティヌス「楽しみだなぁ……更なる無限地獄」ニヤニヤ
魔術の神は、獰猛な牙を見せる。
終わり
見た感じシリーズっぽいし過去作も気になる
今までの対戦成績
テッラ「ほう…私が禁書キャラと戦うスッドレですか」
上条 ×
アックア ×
上条 ×
アックア ×
オティヌス ×
アレイスター[エイワス] ×
佐天さん ×
バードウェイwith禁書目録 ○
メイザーズ ○?
テッラ「ほう…私が禁書キャラと戦うスッドレですか」
火野神作 ×
ローラ=スチュアート ×
初春[御坂] ×
白垣根 ×
麦野 ×
木原数多 ×
ローラ ×
佐天さん ○
テッラ「ほう…私が禁書キャラと戦うスッドレですか」
ヴェント ×
アックア ×
一方通行 ×
オルソラ ×
寮監様 ×
僧正 ×
スフィンクス[上条] ×
テッラ「ほう…私が禁書キャラと戦うスッドレですか」
アレイスター ○?
ダイアン=フォーチューン×
警策看取 ×
ステファニー=ゴージャスパレス ×
姫神 ○
削板軍覇 ×
打ち止め[一方通行] ×
コロンゾン ×
なんで戦績まとめなんてあるんですかね……
設定ミスとかもあるし恥ずかしいですねー……
まあ戦績は書き手が恥ずかしがるからやめるとして
今までの対戦相手は重ならないようにスレを見たら
出しておきたいですね
で集計してみると対戦回数が一番多かったのがアックアの3回
まあ妥当とみるべきか、2回が上条・アレイスター・ローラ・垣根で
後は1回と思っていたよりバラけていました(上条・一方は助っ人でも出ていましたが)
では完結編を期待しつつ乙。
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コメント一覧 (1)
-
- 2019年07月12日 12:19
- オイオイオイかと思った。