【けもフレ】キュルル(アメリカ産)「アメリカに帰りたいぜ」 カラカル「アメリカ?」
カラカル「ゆーえすえーちほー? ってのは知らないけど……アンタ、なんのフレンズなの?」
キュルル「オレはオレさ。ただの記憶喪失のアメリカ人だぜ」
カラカル「意味わかんない」
キュルル「オレだってそうさ。最悪な休日だぜ」
キュルル「What!?」
カラカル「あ、あれは……」
セルリアン「――」
カラカル「セルリアンよ! 逃げるわよ!」
キュルル「おいおい、カラカル。ハトのフレンズが5.56ミリ弾喰らったような顔してどうしたんだい?」
カラカル「アレはヤバイ敵なの! 捕まったら食べられちゃうんだから!」
キュルル「そいつぁ一大事だな!」HAHAHAHA
カラカル「笑ってる場合じゃないでしょ!」
サーバル「あはっ!」
キュルル「!」
カラカル「サ、サーバル!」
キュルル「……ビューリホー……綺麗だ」
カラカル「はぁ?」ギス
キュルル「君はいったいなんのフレンズなんだい? 今度ゆっくり、シャンペンでも傾けながら……」
ドォン!!
セルリアン「――」
カラカル「も、もう一体いるわよ!!」
カラカル「なんでそんな落ち着いてるのよ!」
キュルル「あいにくとオレにスケッチブックはないが、シンプルな解決方法がある」
スチャッ
カラカル「な、なにその棒!?」
キュルル「レミントン870ちゃんだ」BANG!
カラカル「す、すごい…倒しちゃった」
サーバル「すっごーい!!」
キュルル「なんだ、もう終わりかい?」ガシャコンッ
カラカル「ア、アンタ何者なの?」
キュルル「言ったろ? 記憶喪失で寄る辺ない子猫ちゃんのような心持ちの……ただのアメリカ人さ」
カラカル「3体目!? どんだけいるのよ!?」
サーバル「すっごーい!」
カラカル「凄くないわよ! サーバル、キュルル、逃げるわよ!」
キュルル「shit! どうもオレはイカれた世界に目覚めちまったらしい!」
カラカル「毒づいてないで早く逃げるの!」タタタッ
キュルル「気の強い女は好きだぜ」タタタッ
キュルル「ん? そこの茂みにあるのは……」
キュルル「いい感じのを見つけたぜ! hey! 子猫ちゃんたち! いいニュースだ!」
カラカル「なによ!」
キュルル「オレはこいつを動かせる。さっさと乗り込んで、ここからオサラバしようぜ!」
カラカル「う、動かせるの!? 中々やるじゃない!」
キュルル「……」
サーバル「どうしたの? キュルルちゃん」
キュルル「悪いニュースだ……」
カラカル「な、なによ」
キュルル「エンジンがかからない……!」
カラカル「はぁ!?」
セルリアン「――」
カラカル「ま、まずい……! もうじき来るわよ!」
キュルル「かかれ……!」
…ブォオオン!
キュルル「! よーし、いい子だ!」
サーバル「すっごーい!」
ブォオオン! ブロロロロロ!!
カラカル「う、動いた! ア、アンタって本当に何者……?」
キュルル「今夜ベッドの上でなら教えてやれるぜ? ハーハン?」
カラカル「はぁ?」ギスッ
キュルル「Oh……どうも振られちまったらしい」
サーバル「元気出してっ! キュルルちゃん!」
キュルル「HAHAHAHA! このジャパリバーガーは中々美味いな!」
カラカル「今日は大変だったわ……」
サーバル「火って、こっわーい!」
キュルル「焚き火は初めてかい? それは大変だ。
今すぐ火を消して、オレが君の温もりになるよ……熱い夜を過ごしてな」
カラカル「あたしのトモダチ口説いてんじゃないわよ!」
キュルル「Sorry……カラカル。それより、相談があるんだが、いいかい?」
カラカル「なによ?」
キュルル「今日のセルリアンとの戦闘でもう、ショットガンシェルがなくてな!」
カラカル「て、てことはあの魔法みたいな技は使えなくなるの!?」
キュルル「グロックが一丁しかないぜ!」HAHAHA!
カラカル「笑い事じゃないでしょ!」
サーバル「明日はちくりんだね! あれ? 手、擦りむいちゃってる……セルリアンと戦ったときかな?」
キュルル「見せてごらんハニー」
カラカル「スキットルで何飲んでんのよ」
キュルル「ウイスキーさ」ゴクゴク
キュルル「ブゥゥウウウウウ!!」
サーバル「!」
カラカル「あたしのトモダチに酒吹きかけないで!」
キュルル「消毒だ」ビリビリー
カラカル「シャツ破いて包帯代わりにしないで!!」
イエイヌ「貴方がヒトであることには変わりないんですから」ニパッ
キュルル「!」キュルッ
キュルル「なんてステキなレディだ…記憶喪失の、パーリィでの口説き文句と銃の撃ち方しか思い出せないオレでもいいのかい?」
イエイヌ「はいっ!」
カラカル「は?」ギス
この世の奇跡ギュッと詰めて、君と出会えたんだ」
イエイヌ「キュルルさん///」
カラカル「ちょっと待ちなさいよ! おうちはどうするのよ!」
イエイヌ「!」
キュルル「Oh……おうち……か」
キュルル「確かに、オレとしたことが忘れてたぜ」
イエイヌ「そんな……」
カラカル「アンタ本当は記憶喪失してないんじゃないの!?」
キュルル「言っただろ? アメリカ人さ」
サーバル「すっごーい!」
イエイヌ「そんな……じゃあ、キュルルさんは行ってしまうんですね……」
イエイヌ「え……?」
キュルル「ましてや、サイコーにホットなカワイコちゃんを置いてくだなんてな!」HAHAHAHA!
イエイヌ「キュルル、さん……!」ジワァ
カラカル「ふんっ! 本当キザ」プイッ
サーバル「あれー? カラカル、なんか嬉しそー!」
カラカル「べ、別に嬉しくなんかないわよ! キュルルがかっこつけて、イエイヌが笑顔になったって嬉しくなんかないんだからね!」
キュルル「イエイヌ……いつか、オレと帰ろう、アメリカにな」
イエイヌ「……はいっ」
キュルル「C'mon baby アメリカ」ニコッ
イエイヌ「はいっ! その時は紅茶を淹れてあげます!」
カラカル「ふん……ちょっとはいいとこあるじゃない」ニパッ
――――――――――――
――――――――――
――――――――
ロードランナー「早く! このホテル、もうすぐ沈んじゃうって!」
ザバァアアアン!!
カラカル「!」
サーバル「な、なにあれなにあれー? でっかーい!」
船型セルリアン「――」
カラカル「あ、あれは……!?」
ロードランナー「プロングホーン様ぁ! なんかヤバそうですよぉ!」
ロードランナー「早く! このホテル、もうすぐ沈んじゃうって!」
ザバァアアアン!!
カラカル「!」
サーバル「な、なにあれなにあれー? でっかーい!」
船型セルリアン「――」
カラカル「あ、あれは……!?」
ロードランナー「プロングホーン様ぁ! なんかヤバそうですよぉ!」
サーバル「あっ!」
カラカル「ねえサーバル、今のって!」
サーバル「キュルルちゃん!」
キュルル「みんなぁ!連れてきたぜ!」
博士「連れてきたって……」
助手「一体……?」
メガネカイマン「私、嫌な予感が……」
ヒョウ「うちもや……」
イリエワニ「まさか……」
キュルル「このジャパリハリアーちゃんをな!」
カラカル「キュルルぅ!?」
サーバル「すっごーい!!」
リョコウバト「キュルルさんが……! 空飛ぶ乗り物に……!」
ロードランナー「す、すげぇ……!」
キュルル「最高にゴキゲンなショータイムだ」ゴォオオオオ…!
ダダダダダダン!!
カラカル「フ、フレンズ型セルリアンが……」
チーター「一掃されていくわ!」
サーバル「でも、まだあのデカイのが残ってるよー!!」
キュルル「任せろ!」カチッ
キュルル「ShIT! ミサイルが出ねぇ!」
キュルル「FUCK! 機関砲も弾切れだし…かくなる上は……!」
カラカル「キュルル? なによ!」
キュルル《……イエイヌに、すまないと伝えてくれ》
カラカル「え……?」
キュルル《弾もねぇし、ミサイルは機能しない。研究施設にあった古いやつを急遽動かしたからな……》
カラカル「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!! それじゃアナタまるで!」
キュルル《Shut up(黙りねィ)!》
カラカル「!」
キュルル《いい子だから、聞き分けてくれ。……サヨナラだ、カラカル》
ゴォオオオオ!!!
ドガァァァアアアアン――パッカーン!
ざわざわ…!
カラカル「そ、そんな……」
サーバル「キュルルちゃん……空飛ぶ乗り物ごとセルリアンに突っ込んで……」
リョコウバト「そんな……」
アムールトラ「ガァァァ……」
カラカル「!」グッ
カラカル「イエイヌとの約束はどうすんのよ! アンタ、いつかあの子とアメリカに帰るんでしょ!?」
カラカル「いっつもヘラヘラ笑って変なジョーク飛ばして……!
このぐらい、いつだってどうにかしてきたでしょうが!!」
カラカル「このくらいでしぬなんて……アンタらしくないわよ!!」
サーバル「!」
??「やれやれだ……うちの子猫ちゃんにも困ったもんだ。ゆっくり寝かせてももらえないらしい」
??「まぁ、葉巻に火をつけるのに、ちょうど火が欲しかったんだ。ちょっと火力が強すぎたけどな! HAHAHA!」プカー
カラカル「あ……あぁ……」ジワァ
ガラッ……!
キュルル「ふぅ、オレがタフガイじゃなきゃ死んでたところだぜ!」
カラカル「キュルルぅ!」ダキッ
\U・S・A!!/ \U・S・A!!/
チーター「ま、まさかあの爆発で生きてるだなんて!」
キュルル「あいにく、地獄とはとことんソリが合わなくってね」ボロ…
ゴリラ「キュルル!」
プリンセス「キュルル!」
イワビー「ロックだぜ!」
イエイヌ「……」コポコポ…
イエイヌ「キュルルさん……無事でしょうか」
イエイヌ「あの方はすぐに無茶をするから、心配です……」
イエイヌ「っと……紅茶をくせで、いつもより多めに淹れてしまいました」
イエイヌ「ここには、私一人しかいないのに」ショボン
イエイヌ「!」パッ
ガチャリ…!
キュルル「知ってるか? 地球は丸いんだ。だから、歩いてればいつかきっとまた出会える。
おんなじ星(ふね)の旅人さ……!」
イエイヌ「キュルルさん! ど、どうしたんですか? 酷い怪我……」
キュルル「心配しなくたっていいステーツじゃこのくらい日常茶飯事さ。
それより……紅茶、オレにもいいかな?」
イエイヌ「で、でもこの紅茶はもう冷えて……」
キュルル「いや、それがいいんだ」ニコッ
イエイヌ「キュルルさん……やっぱりもう冷めて……」
キュルル「いーや……あったかいよ、イエイヌ」
イエイヌ「キュルル、さん……!」
キュルル「今まで飲んだ紅茶の中で……一番あったかいさ」HAHAHA
イエイヌ「……グスンッ」
イエイヌ「もちろんですっ」ニパッ
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コメント一覧 (14)
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- 2019年05月01日 22:27
- こんなキュルルならカバンさんの人気を追い越してたかもな
-
- 2019年05月01日 22:38
- >>1
口説き堕としたんじゃない?
-
- 2019年05月01日 23:28
- こいつ実はコブラじゃね?
-
- 2019年05月01日 23:33
- めちゃくちゃ好き 軽快でいいな!
-
- 2019年05月01日 23:34
- U・S・A! U・S・A!
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- 2019年05月02日 00:01
- 確かにアメリカ人っていうよりコブラだなw
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- 2019年05月02日 00:03
- このキュルルちゃんきっと記憶失う前は未来から送り込まれたアンドロイドだったり筋肉モリモリマッチョマンの変態だったりしたんだろうな
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- 2019年05月02日 00:16
- いいキャラしてるけど日本人が考えるステレオタイプなアメリカ人とは少し違う気がするw
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- 2019年05月02日 00:45
- こいつの正体は毒蛇のフレンズさ
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- 2019年05月02日 06:53
- もうキュルカスじゃないやん
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- 2019年05月02日 09:30
- なだぎ武のディランで声が再生される…
-
- 2019年05月02日 17:42
- DIE YABOO!
-
- 2019年05月03日 03:21
- 最初からカラカルを雑に扱ってる割に1番重要な役をカラカルに頼むアメキュルルすき
-
- 2019年06月16日 16:28
- ええやん