死闘の末に力を失い逃げて倒れ込んでるところをたまたま通りがかった男に持ち帰られた気高い妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「この手と足の鉄枷をいい加減外してくれんかのう。動きにくくてしょうがなくての」
妖狐ちゃん「一日中こうしてじっとしておるのもちと切なくてのう。のう、お主」
妖狐ちゃん「お主、いいじゃろ? 心配せずとも、もう悪さをする力も失っておるわ」
妖狐ちゃん「こんな死にかけの化け狐畜生にわざわざ大袈裟な警戒を施すこともなかろ?」
妖狐ちゃん「なあ、なあ。いいじゃろ? 殺生じゃ、こんなの。畜生とて、これほどの扱いは受けんだろうに……」
妖狐ちゃん「後生じゃ、後生じゃ。私を開放しておくれ。こんな薄汚い場所にいては、気が滅入るばかりじゃ……ん?」
妖狐ちゃん「……ああ、お主、ここに住んでおるのか……これは、失礼した」
妖狐ちゃん「おお、言われてみれば、お主の匂いが染み付いておるの、うん。私の下に敷かれているのは、やや、布団じゃな」
妖狐ちゃん「いや、両手両足を拘束されてここに放り込まれてから、周りを見る余裕が無くてな、薄汚いなどとすまんかった。怒らんでくりゃれ」
妖狐ちゃん「あー……それなら、昨晩はどこにおったのじゃ? まさか、まさかとは思うが、私の居場所を知らせにいっていたのではあるまいな?」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「誰に、か。ふう、そりゃ、そうじゃろうな」
妖狐ちゃん「……何でもない」
妖狐ちゃん「お気づきじゃとは思うが、私は見ての通り化け物の類でな。ああ、化け物とはいっても、大した力はありゃせんよ」
妖狐ちゃん「精々人を驚かして胸をすかす程度の可愛い可愛い狐風情じゃ。なーんにも、害なんてありゃせん、くくく」
妖狐ちゃん「それを、それをなぁ、世にはつまらんことを気にする連中がおってなぁ。わざわざ大勢を引き連れて私を成敗しにきたのじゃ」
妖狐ちゃん「酷かろう? 酷いじゃろう? こんなか弱い狐を寄ってたかって虐めたのじゃ。ああ、酷い、酷い」
妖狐ちゃん「それを何とか、命からがら、こうして逃げ延びてきたわけじゃ」
妖狐ちゃん「お主がここに連れ込んでくれなければ、見つかって殺されていたかもしれんなぁ」
妖狐ちゃん「そう、つまりお主は私の命の恩人なわけじゃ。ありがたいことじゃのう」
妖狐ちゃん「それで、恩を受けついでに、もう一つ頼み事があるのじゃ」
妖狐ちゃん「ああ、図々しいとはいわんでおくれ。私を哀れと思うのなら、どうか、頼まれてくれんか」
妖狐ちゃん「……なにとぞ、なにとぞ、私を開放してくれんかのう?」
妖狐ちゃん「のう、誓ってもいい。お主に危害は加えん。なんだったら、力を取り戻した暁には恩を返してやってもいい」
妖狐ちゃん「先は大した力はないと言ったがな、お主の役に立てる力はあると思うのじゃ」
妖狐ちゃん「例えば、そうじゃのう……お主を悪く言う奴に憑りついたり、お主の邪魔になる奴をちょいとどかしたりなんぞ、できるぞ」
妖狐ちゃん「おらんか? そういう、邪魔な人間の一人や二人。それなら、私はお主の役に立てると思うのじゃがなぁ」
妖狐ちゃん「金が欲しいでもいいぞ? お主の望むだけ、欲しいがままに与えることとて可能じゃ。力が戻ればな」
妖狐ちゃん「そーら。いちまんえんさつ、じゃ。5枚だけじゃがな。今はこれでも、力が戻ればこの十倍にも百倍にもできるぞ?」
妖狐ちゃん「さあ、さあ、わかったら、私を早く解放……あっ! な、なんで破るんじゃ……あ」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……お主。これはな。決してお主を化かそうと思ったのではない」
妖狐ちゃん「力が戻れば、この葉を永劫の間いちまんえんさつにすることもできるし、実際に呼び込むこともできるのじゃぞ?」
妖狐ちゃん「力が戻れば、せめて、一割とて戻れば、このような小細工など……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……のう。のう、お主? 聞いておるのか?」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……なぜ、なぜ服を脱ぐ?」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……落ち着いてくりゃれ。私も、そういうことに、やぶさかではありゃせんが」
妖狐ちゃん「……ただ」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……そうなると、この、鉄枷が邪魔じゃろう?」
妖狐ちゃん「そうじゃ。手も縛られ、足も縛られているとなると、やることも、やれんじゃろう?」
妖狐ちゃん「解いてくりゃれ。そうすれば、お主の満足いくようにできると思うんじゃがのう?」
妖狐ちゃん「……ん」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……のう、のう、お主。聞いておるか?」
妖狐ちゃん「……そうやって、まさぐっているうちは、いいだろうが」
妖狐ちゃん「いざ、事に及ぼうとするなら、足の鉄枷は邪魔、じゃろう?」
妖狐ちゃん「抵抗は、せん、せんから、や……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……ん」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……後生、後生じゃから、堪忍、しておくれ」
妖狐ちゃん「せめて……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……無理矢理は、止めてくりゃれ」
妖狐ちゃん「女として、これほど情けないことはない」
妖狐ちゃん「布団の上で事に及ぶだけの気遣いはあるんじゃろ……? なら、もう一つだけ……」
妖狐ちゃん「後生じゃ……情けをおくれ」
妖狐ちゃん「私とて、お主と事に及ぶだけであれば、やぶさかではないのじゃ」
妖狐ちゃん「若い男にこうして熱烈に求められれば、悪い気もせん」
妖狐ちゃん「でもこうしていると、邪魔じゃろう? 動きにくかろう? 触りにくかろう?」
妖狐ちゃん「これだと、気持ちよくないじゃろう……?」
妖狐ちゃん「……あ」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……ふぅ」
妖狐ちゃん「有難いのう、窮屈なのがのうなったわ……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……ああ、汚らわしい。鳥肌が立ったわ」
妖狐ちゃん「おお、汚らわしい、汚らわしい。湯でも浴びて綺麗にしたいのう」
妖狐ちゃん「実に腹立たしいが、ここで殺すのはまずいかの……? だが、このままには」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……気安く腕を握るな、たわけが」
妖狐ちゃん「んん? ……この期に及んで押し倒そうというのかの? く、くくくく……」
妖狐ちゃん「哀れよのう……猿のような知能じゃ。卑しい人間如きが、化け物の力に敵うと思っておるのかのう?」
妖狐ちゃん「どれ……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……思ったよりも、力が残っておらぬ、が」
妖狐ちゃん「……く、ぐっ」
妖狐ちゃん「うっ、ぐぅ……はぁ、はぁっ……」
妖狐ちゃん「このっ、くそっ、このっ……はあっ」
妖狐ちゃん「ぐ、ぐぐぐ……うあっ、あうっ!」
妖狐ちゃん「……はぁっ、はぁ、はぁ」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「あ、あれ……?」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……あ」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……はぁっ、はぁ」
妖狐ちゃん「はぁ……ぅ……」
妖狐ちゃん「……んぅっ」
妖狐ちゃん「……む、ん、ふぅ、ふっ、んむ、ん、んぅ……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……ぷぁっ」
妖狐ちゃん「はぁっ……はぁ、こ、この」
妖狐ちゃん「あっ、も、もうやめ、あっ、や」
妖狐ちゃん「わ、わかった、もう、わるいことはせん、かいしんするからっ」
妖狐ちゃん「な、なんでもする、なんでもしますから、だから、あ、あ、あ、あ」
妖狐ちゃん「う、うそじゃない、ほんと、ほんとに、げぼくでも、なんでも、なりますからっ、やっ」
妖狐ちゃん「け、けいやくでも、なんでもするからぁ! ゆるしてぇ!!」
妖狐ちゃん「……はぁ……ん」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……今月分の、金じゃ」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……うるさいのう。これで十分じゃろうが、ほっつき歩いて遊んでるだけのくせに」
妖狐ちゃん「……つべこべ言うでない。下等な人間の分際で。私の金じゃ、ぞ、」
妖狐ちゃん「ぐぎっ!」
妖狐ちゃん「……ぐ、ぐぐ」
妖狐ちゃん「下僕の、分際で、過ぎた口を、きいて、しまい……」
妖狐ちゃん「……すみま、せん、でした!」
妖狐ちゃん「はぁっ、はぁっ……」
妖狐ちゃん「くうぅ……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「うるさいのう!! 飯ならそこに用意しておる!! 勝手に食え!」
妖狐ちゃん「生意気じゃと~? お前が生意気なんじゃい!! いいか、私はもう力を取り戻してるんじゃからな、本当ならお前なんぞ」
妖狐ちゃん「あ、し、仕置きはやめてくりゃれ。悪かった、悪かった、私が悪かったから!」
妖狐ちゃん「……くぅ~」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……あ、あ、当たり前じゃろう」
妖狐ちゃん「この私に、お前、こんな、こんな、ああ? ……誰がお前じゃなくて主様じゃ!! お前なん、ぞ、ぐ、ぐぎぎ」
妖狐ちゃん「……主、さま」
妖狐ちゃん「……ぐぐぐ」
妖狐ちゃん「……今に見てろ、契約を破った暁には、今までに味わったことのないくらいの苦痛を味あわせてやる!」
妖狐ちゃん「絶対にじゃ!」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……ん、く」
妖狐ちゃん「やぁ……」
妖狐ちゃん「……飯、食っとる、じゃろうが……本当に、いつも、盛りおって……!」
妖狐ちゃん「……だ、だれが、誘ってなんかぁ……っ!」
妖狐ちゃん「んぅ……」
妖狐ちゃん「く、しっぽ、さわるなぁ……」
妖狐ちゃん「ああ、う。う、恨めしい……恨めしいぞ、主様、んあ」
妖狐ちゃん「……な! う、浮いた言葉を……そんなことを、言われても、じゃな、ん、んむ」
妖狐ちゃん「んむ、むう、んんぅ……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「んぁ、あ、あ、あ」
妖狐ちゃん「ああ、うあ、や、そ、そんな、こと、いわれても、あ」
妖狐ちゃん「ふあっ、あ、あう」
妖狐ちゃん「あ、や、だめ、だめだめ、そんなの、そんな」
妖狐ちゃん「あ、あう、あうあ」
妖狐ちゃん「あ、んあっ! あ、や」
妖狐ちゃん「はぁ……」
妖狐ちゃん「……ん」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……うらめしいのう」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……なんじゃい」
妖狐ちゃん「……なんじゃいなんじゃい! また金使い果たしたんかい」
妖狐ちゃん「……はー」
妖狐ちゃん「……毎度毎度、のう」
妖狐ちゃん「……いい加減にせんかい、全くもう」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……ま、まあ……でも、しょうがないのう」
妖狐ちゃん「……まあ……金なんぞ、いくらでも手に入るからのう。今回だけじゃぞ、全く」
妖狐ちゃん「……主様はやはりどうしようもない人間じゃの」
妖狐ちゃん「……ふん」
妖狐ちゃん「……安心せい、主様の嫌いな物は入れておらぬ」
妖狐ちゃん「……全く、面倒な手間じゃ。好き嫌いなぞ、子供のようじゃな、くふふ」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……言われたくないのなら、何でも食えばええじゃろ」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……の、のう」
妖狐ちゃん「……あ、いや、その」
妖狐ちゃん「……な、なんというか」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……その、今日は……どうなんじゃ?」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……そ、そうか」
妖狐ちゃん「……まあ、そういう日もあるじゃろうが」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……しかし、最近、ご無沙汰じゃのう」
妖狐ちゃん「あ、い、いや! べ、別に!? 期待してるわけじゃ、ないんじゃがの!?」
妖狐ちゃん「主様なんぞ下等な人間じゃし? いずれ主様なんぞ、殺すつもりじゃからどうだっていいんじゃがの!?」
妖狐ちゃん「……でも、毎日のように、盛っておるくせになあ、と」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……なんじゃい」
妖狐ちゃん「……そう言えば主様、最近、帰ってくるのが遅いのう」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……いや、まあ、そんなの主様の勝手じゃがの」
妖狐ちゃん「でも疲れてるんだよって、主様遊んでるだけじゃろ。ぱちんこがどうとかそんなの」
妖狐ちゃん「な、なんじゃい。怒鳴らんでもよかろ……」
妖狐ちゃん「わ、わかった、もう詮索せんよ……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「い、陰気な顔なんかしとらんわ……」
妖狐ちゃん「なんじゃい……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「あ……ちょ……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……ご飯、冷めるじゃろうが」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……この部屋も、私物が増えてきたのう」
妖狐ちゃん「ふふふ……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……もしかして」
妖狐ちゃん「……主様、帰ってこないつもり、なんじゃろうか」
妖狐ちゃん「……いや……まさか、な」
妖狐ちゃん「ふぅ……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「いや何しとるんじゃ私」
妖狐ちゃん「なんじゃ? なんでこうなっとる?」
妖狐ちゃん「いかん、頭がおかしくなりそうじゃ」
妖狐ちゃん「今なら出ていけそうなんじゃぞ。主様が消極的にも契約内容を否定しとるんじゃから」
妖狐ちゃん「そうと決まれば、よし。善は急げじゃ」
妖狐ちゃん「出かける前に料理にらっぷかけて、紙に書かんとな、電子れんじで、温めて、ってちゃうわ。ちゃうわ」
妖狐ちゃん「必要ないわ。こんなん放っとけばええんじゃ」
妖狐ちゃん「よし出てくぞ、戸締り、確認、よし!」
妖狐ちゃん「ってせんでええんじゃそんなのぉ!!」
妖狐ちゃん「なんか、こう、胸が締め付けられるような、なんじゃこれ」
妖狐ちゃん「これは、きっと、怒りじゃな。そうじゃ、最近主様の帰りが遅くて、って、って」
妖狐ちゃん「どうでもええわ! ええわどうでもそんなの……」
妖狐ちゃん「どうでもええわ」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……くそう、どうなっとるんじゃ……齢〇〇〇年で初めての感覚じゃ……うぅ」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……そう言えば主様、財布持っておらんじゃないか」
妖狐ちゃん「……心配じゃのう、こんな夜に、一体どこへ行くというのじゃ」
妖狐ちゃん「心配じゃ、心配じゃのう」
妖狐ちゃん「主様はのう、面倒ごとばかり引き起こすからのう」
妖狐ちゃん「だから、後始末がいつも大変なんじゃ」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「お金だって、私があげんと駄目じゃし……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「主様は、主様は……」
妖狐ちゃん「……私がいないと、何もできんのじゃ」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「か、帰ってきたんじゃな……あ、ああ。そうじゃな、当たり前じゃな……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……頭冷やしてきた? そ、それって、もしかして私のために、かの……?」
妖狐ちゃん「はう……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……の、のう、主様」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……さ、先は、私が悪かった……その、詮索し過ぎじゃったな……主様にも、失礼じゃった」
妖狐ちゃん「……で、でものう」
妖狐ちゃん「……でものう、でものう」
妖狐ちゃん「……連絡くらいは、くれんかの」
妖狐ちゃん「何かあったかと、心配になるんじゃ……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……え? なんじゃ?」
妖狐ちゃん「聞こえんぞ、何じゃ、何を……きゃっ!」
妖狐ちゃん「……な、ななな、何じゃ、急に、何じゃ、何を抱き着いてきておるんじゃ!」
妖狐ちゃん「何を、してくるんじゃ、全く……!」
妖狐ちゃん「……あ、甘えたいんじゃな? 私に、甘えたいんじゃろ? 全く、主様は、全くもうじゃな!」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……あ」
妖狐ちゃん「……ん、もう」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……しょうがないのう」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……今日は、その、凄かったのう」
妖狐ちゃん「ふふふ……」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「……んー?」
妖狐ちゃん「……いいじゃろ、別に。引っ付きたい気分なんじゃー」
妖狐ちゃん「むふふ」
妖狐ちゃん「……はー」
妖狐ちゃん「……」
妖狐ちゃん「幸せじゃのう」
妖狐ちゃん「なんかもう、こうしていられれば、他はいらんのう」
妖狐ちゃん「……もう、満足じゃ」
妖狐ちゃん「……むふふ」
無職転生アニメ化ってマジ?
4クールかけてじっくりやってパウロとの仲直りまでやって欲しい
パウロとの会話もなるべく削らないでほしいなぁ
もう寝ます
元スレ
死闘の末に力を失い逃げて倒れ込んでるところをたまたま通りがかった男に持ち帰られた気高い妖狐ちゃん「……」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1552749505/
死闘の末に力を失い逃げて倒れ込んでるところをたまたま通りがかった男に持ち帰られた気高い妖狐ちゃん「……」
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てかこれ典型的なdのv男に騙されてるやつじゃ