白魔導師(♀)「あれ、久しぶりだね。元気だった?」
白魔「なに、単に昔話でもと思ってね。思い出話に花を咲かせて感傷に浸るというのも、なかなかいいものだろう?」
白魔「ところで、なんだけどさ。ひとつ聞いてもいいかな。」
白魔「なんでキミ、こんなとこにいるの?」
白魔「私は、○○はもう剣を握ることはないって聞いてたんだけど。それどころか、魔王を倒してすぐ心を病んで、まるで廃人みたいになったって。」
白魔「なのに、どうしてここに○○がいるの?廃人なんだから、大人しく家に引きこもっていればいいのに。」
白魔「せっかく私が訪ねて昔話でもしながら、キミの心を取り返しのつかないようにしてやろうと思っていたのに。まったく、人の計画を邪魔しないでよ。」
白魔「いいか、○○は多くの魔物と人間を殺した大罪人なんだ。キミが意固地になって戦いを続けなければ、今頃復興も終わって、人々の心にも……」
白魔「……なにかな、今彼と大事な話を……」
白魔「へぇ、キミが彼を焚き付けた子か。どうも、初めまして。私は昔彼と一緒に旅をしていた者だよ。」
白魔「私たちは4人の魔王討伐部隊のうちの2人でね、共に協力して艱難辛苦を乗り越えたものさ。いやぁ、懐かしいなぁ。」
白魔「残りの2人?……ああ、彼から聞いてないのか。ま、言えるわけもないよね。」
白魔「残りの2人はね、彼が無謀な戦いをして死んだんだよ。彼を守るために、盾になって死んでいった。」
白魔「一応名目上は名誉ある戦死ってことになってるけど……あれで果たして、名誉がどうとか言えたものなのかね。」
白魔「ま、そういうわけで、彼はそうした自分が人間を殺したっていう罪を背負いながら郊外で隠居してなきゃいけないんだ。彼が苦しむことで、死んでいった罪のない人たちへの贖罪になる。」
白魔「そういうわけだから、キミも彼のことを放っておいてやってくれないかな。いい歳してなにをはしゃいでいるのかは知らないけどさ、彼は……大罪人なんだから。」
白魔「…………○○も、行くよ。これ以上罪を重ねる前に、はやくあの埃臭い家に戻ろう。どうせろくに掃除もしてないんでしょ?手伝ってあげるからさ。」
白魔「……キミもしつこいな。彼はね、もう、駄目なんだよ。キミがこいつにどんな期待をしているかは知らないけど、必ず裏切られる。」
白魔「戦力になりそうなやつなら私がいくらでも紹介してやるから、彼のことはもう諦めてくれ。金輪際、近づかないでね。それじゃ。」
白魔「よく見てみなよ、キミの両手を。今までどれだけの血を吸ってきた?赤や青や緑、キミがこれまでどれだけ流してきた?」
白魔「こんな安物の剣を担いでいった時点で、もう長続きするはずないって分かるよ。結局キミは逃げたいんだ。自分の犯してきた罪を、新しく活躍すればどうにか帳消しにできると思い込んでる。」
白魔「今にも叫び出したいくらい外の空気が恐ろしいのに、キミが活躍なんてできるわけがない。旅に出たところで、また新しく罪を重ねたうえ……キミまで死んでしまうのが関の山だよ。」
白魔「……それを、あの子はどうやってキミをその気にさせたのか…。まさに悪魔の囁きだね。キミはもう、罪を受け入れる以外に救われることなんて決してないのに。」
白魔「……可哀想な○○…。自らの背負った罪の重さに、今にも潰れそうになってるんだね。……大丈夫。崩れそうになったときは、私が支えてあげるから。」
白魔「キミのことを一番理解しているのは、あの子でもなければ、キミ自身でもない。この私なんだよ?私はキミがしてほしいこと、しなければならないこと、全部分かってるから…。」
白魔「……大丈夫。これからは、私がいるよ。キミがもう馬鹿な気を起こさないように、私がしっかり見張っていてあげるから。」
白魔「誰が来ても、絶対にキミに会わせたりしない。……罪を背負い続けて苦しむキミは、他の誰にも見せられないから。仮にも、救国の勇者……だしね。」
白魔「でも、そんな肩書きなんて、誰かが都合よく与えたものに過ぎない。ただキミは、必要以上の命をこの大地から消滅させた。それ以上でも、それ以下でもないんだから。」
白魔「大丈夫。私が、キミの傍にいるよ。だから…………ふふ……キミの苦しむ姿を、もっと私だけに見せてごらんよ…。」
白魔「ふぅん、昔はそれなりにシャキッと起きてたのにね。……ま、それも昔の話か。」
白魔「食事、もう出来てるよ。といっても、もう冷めちゃってるだろうけど。」
白魔「それにしても、なんの食材も置いてないってどういうことなの?おかげで朝から市場に駆け込むはめになっちゃったよ。まったく。」
白魔「まあ、別にいいけどね。おかげでこの辺りの地理も少し知れたし。これから頻繁に来るようになるんだから、しっかり覚えておいておかないとね。」
白魔「……ん、どうしたの?食べないの?…………昔は、私が料理当番のときは喜び勇んで食べてくれてたのにね。今はそういう態度、取るんだ。ふぅーん。」
とかされたい
もう普通の恋人には到底なれないであろう関係っていいよね
「へぇ、戦士ちゃんとしてたときはもうちょっと可愛い声あげてたのにね?」
とか言われたい
見習い魔導師さんの助けを呼ぶ声に反応して駆け出しちゃったから
一人取り残される白魔導師ちゃんかわいい
白魔「……ちょっと、待ってくれるかな。」
白魔「やあ、こんにちは。久しぶりだね。そっちは……昨日ぶりだけど。」
白魔「……困るんだよなー。金輪際近づくなって、前に言わなかったっけ?変に誘惑されると困るんだ、そいつ頭が悪いからホイホイついてっちゃって。」
白魔「だから……ここで終わり。……さ、帰るよ○○。キミ、帰ったら分かってるよな。」
白魔「……ん……ごめん、聞こえなかった?帰るよ、って言ったの。なにぼーっとしてんの?はやく来て。」
白魔「…………まだ、本当に……分かってないんだなーぁぁぁ……!!」
白魔「あーもう、いいよ。それだけ言うんだったら、力づくにでも連れて帰る。四肢の1本や2本消し飛んでも、それはキミが悪いんだからな。言っとくけどそこのガキも一緒だ。」
白魔「ほら、またキミのワガママのせいで前途ある若者が傷者になろうとしてる。やっぱり、駄目なんだよ。キミは歩くだけで不幸を招く。」
白魔「それを私がどうにか抑えてやろうって言ってるのに……っ、分からないんだったら……殴ってでも聞かせるしかないじゃないか…!」
ってな具合で序盤~中盤のボスとして現れそう
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コメント一覧 (8)
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- 2019年02月23日 16:45
- クルルとファリス死んだんかい
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- 2019年02月23日 17:19
- ※1
一応ネオエクスデス戦で死んだまま放置するとそのキャラはエンディングで行方不明扱いになって出てこなくなるぞ
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- 2019年02月23日 17:23
- 1を見てパンツ脱いどいたのにどうしてくれるんだ
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- 2019年02月23日 17:34
- でもおま●こは真っ黒がいいです
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- 2019年02月23日 18:52
- 今回は良い塩梅っすわ
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- 2019年02月24日 03:29
- はい好き
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- 2019年03月03日 10:53
- 良い感じ
鬱になったけど性欲は回復しつつある中
なんだかんだ色々世話してくれる白魔導士ちゃんを押し倒しちゃって獣のようにセックスしたい
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- 2019年03月08日 01:19
- 久々にドストライク