【ポケモンhgss】イブキ・ゴールド「マント」
時系列がぶっ飛んでいますが、ネタが降ってきたので書きました
二人が付き合い始めてからしばらく経ったころの話
独自設定の塊だけど、情報足りてないし多少はね?
前作↓
【ポケモンhgss】イブキ「ありがとう」
あらすじ:イブキとゴールドが付き合い始めた。
ゴールド(今日は数少ないジムの休業日)
ゴールド(それを利用して、ぼくとイブキはコガネ百貨店を訪れていた)
ゴールド「買い物はこれで全部?」
イブキ「まだあるわ。とりあえず、フスベに戻りましょ」
ゴールド「わかった」
ゴールド「ボーマンダ、チルタリス!そらをとぶ!」
ボーマンダ「ギャーオ」バサッバサッ
チルタリス「ピギョオ!」バサバサ
バサッ……バサ……ズン……
ゴールド「ありがとう、ボーマンダ。もどれ!」
イブキ「チルタリスも、ありがとう」
ゴールド「それで、残りの買い物は?」
イブキ「新しいマントが必要なの」
ゴールド「言われてみれば、少しくたびれていた気がするね」
イブキ「普段着ならいいけれど、ジムで羽織るものがボロボロだったら、ジムリーダーの沽券に関わるわ」
ゴールド「確かに……」
イブキ「あなたに選んで欲しいのだけど……お願いできるかしら?」
ゴールド「ぼくで良ければ」
イブキ「……ありがとう。さ、行きましょ」
マント職人「いらっしゃい……おお、イブキちゃんか」
イブキ「おばさま、こんにちは」
マント職人「今日は、彼氏さんといっしょかえ」
ゴールド「はじめまして、ゴールドです……」
マント職人「長老さんから聞いとるよ……いっつも、らぶらぶで、うらやましいのう」
イブキ「もう!おばさま!からかわないで下さい!」カアァァ
マント職人「おほほ、何かあったら、呼んでくれな~」
イブキ「困ったものね……それより、どのマントがいいかしら?」
イブキ「今使っているのは、黒とアズキ色のマントだけれど……」
ゴールド「思い切って白いマントとか、どう?」
イブキ「いいわね……この紺色のはどうかしら?」
ゴールド「うん、似合うと思うよ!とりあえず、両方とも試してみたら?」
イブキ「そうするわ」
ゴールド「似合ってるよ!白いマントが、ドラゴンポケモンの神聖なイメージとマッチしていて良いと思う」
イブキ「こっちはどうかしら?」バサァ
ゴールド「紺色も似合う……イブキの凛々しいところが引き立つ気がするよ」
イブキ「あまり褒められると……照れるわ///」
ゴールド「奥のほうも見てみようよ」
イブキ「そうね。それから決めましょ」チラ
イブキ(あら、あのマント……)
ゴールド「イブキー!このマントはどうー?」
イブキ「今行くわ!」
・
・
・
イブキ「6万円ね」
ゴールド「あ、ぼくが出すよ」
マント職人「つれないねぇ」
イブキ「おばさまの冗談が古いからですわ」
ゴールド「ここのマントは素晴らしいですね。マントには詳しくないですが、そう感じます」
マント職人「おほほ、彼氏さんは素直だねぇ」ニコニコ
マント職人「イブキちゃんも、こんくらい素直になれればねぇ……」
イブキ「さ、帰るわよ」
マント職人「おお、また来てなぁ」フリフリ
ゴールド「ありがとうございましたー!」フリフリ
イブキ「……」フリフリ
イブキ(でも……そういう話は聞いていないのに……)
イブキ(誰のマントかしら……?)
イブキ(少し、気になるわね)
------
ゴールド「必要なわざマシンは買ったし、道具の補充もしたし、あとは……」
「やあ!ゴールドくん!」
ゴールド「この声は……ワタルさん!」
ワタル「久し振りだね!元気にしてたかい?」
ゴールド「本当にお久しぶりです!」
ワタル「前回会ったのはいつだったか……」
ゴールド「せっかく会ったんですし、バトルしますか?」
ワタル「いや、今は手持ちがないからまた今度ね。まあ、休憩がてら、世間話でもしないか?」
・
・
・
ワタル「はい、サイコソーダ」
ゴールド「ありがとうございます」プシュッ
ワタル「しかし、きみがカントーまで足を延ばしてくるなんて、珍しいじゃないか」プシュッ
ゴールド「コガネでは売っていないわざマシンを買いに来たんです。ワタルさんは?」
ワタル「おれは、頼んでいたマントを受け取りに来たんだ」
ゴールド「マントを?」
ゴールド「そうなんですか!」
ゴールド「……そういえば、常々気になっていたことなんですけれど」
ワタル「なんだい?」ゴクゴク
ゴールド「ドラゴンつかいの方々って、マントを神聖視していますよね?」
ワタル「そうだね」
ゴールド「何か、特別なマントだったりするんですか?」
ワタル「いや、大抵のトレーナーは、市販のものを使っていると聞いているよ。あとは、おれのように特注する人もいるね」
ワタル「もちろん、需要はそんなに多くないし、最近の若いドラゴンつかいたちは、マントを嫌がる人も多いからね……限られた店にしか置かれていないよ」
ゴールド「ジムリーダークラスのドラゴン使いでも、マントは羽織らない人もいますしね」
ワタル「よく知っているね。でも、フスベにはいくつかのマント専門店があるから、入手しやすいというのは知っているよね」
ゴールド「はい。この前イブキと行きました」
ワタル「あとは、フスベでしか手に入らないマントというのもある」
ゴールド「フスベでしか手に入らないマント?」
ワタル「儀礼用、いわゆる冠婚葬祭で使うためのマントさ」
ゴールド「冠婚葬祭……」
ゴールド「へ~!初めて知りました!」
ワタル「まあ、知らないのも無理はないさ。マントが高額だというのもあるし、さっき言った通り、最近はマントを使わず、タキシードなどで済ませてしまう人も多いからな」
ゴールド「伝統が廃れていくのは悲しいですね……」
ワタル「特に慶事のためのマントはすごいぞ!見事な刺繍がされているのさ。大昔のものは文化財として今でも大切に受け継がれている」
ゴールド「どんな刺繍なんですか?」
ワタル「ドラゴンポケモン……そのトレーナーに最もなついているドラゴンポケモンの刺繍さ。おれならカイリュー、ゴールドくんだったらボーマンダだろう」
ボーマンダ「ギャオ?」
ゴールド(イブキならキングドラかなぁ……)
ワタル「もしかしたら、きみも……」チラ
ゴールド(イブキと、結婚……///)
ワタル(……ほう)
ワタル「まあ、こういうことは、おれよりも、イブキのほうが詳しいだろう。いろいろ聞いてみるといい」
ゴールド「……!そ、そうですね」
ゴールド「今日はありがとうございました」ペコ
ワタル「じゃあ、また会おう。カイリュー、そらをとぶ!」
カイリュー「ギャーウー!」バサッ
ゴールド「マントか……」
ゴールド「あ、もうこんな時間だ!早く帰らないと夕飯に間に合わない……」
ゴールド「ボーマンダ、ちょっと急いでくれ!」
ボーマンダ「ギャーオ!」ビューン!
------
イブキ「ワタル兄さんがそんなことを……」
ゴールド「いろいろ勉強になったよ」
ゴールド「でも、ドラゴン使いのマントだから、イブキはともかく、ぼくにはあまり関係のない話じゃないかな?」
イブキ「関係、あるかもしれないわ」
ゴールド「どうして?」
イブキ「必ずしもドラゴン使い同士で結婚するとは限らないからよ」
ゴールド「?」
ゴールド「ふ~ん」
イブキ「もちろん、フスベの外の人が、ドラゴンポケモンを連れているとは限らないから、その時は一番なついているポケモンの絵を刺繍するの」
イブキ「伝統といっても、そのあたりは、けっこう柔軟にできているのよ」
ゴールド「へ~!イブキは物知りだなぁ」
イブキ「そうでもないわよ」
イブキ「……そうだわ、確かここに……」ガサゴソ
ゴールド「ふ~ん」
イブキ「もちろん、フスベの外の人が、ドラゴンポケモンを連れているとは限らないから、その時は一番なついているポケモンの絵を刺繍するの」
イブキ「伝統といっても、そのあたりは、けっこう柔軟にできているのよ」
ゴールド「へ~!イブキは物知りだなぁ」
イブキ「そうでもないわよ」
イブキ「……そうだわ、確かここに……」ガサゴソ
イブキ「そうね。おじいさまの若いころの写真」ペラペラ
ゴールド「当たり前だけど、若いね……」
イブキ「昔はこんな見た目だったらしいの」
イブキ「これが結婚式の時の写真よ」
ゴールド「フスベの結婚式ってこんな感じなんだ」
ゴールド(もしかしたら、ぼくもこんな風に……?)
イブキ「……それで、これが」
ゴールド「ワタッコのマント……もしかして長老の奥さん?」
イブキ「そうよ。キレイでしょ?」
ゴールド「さすがはイブキのおばあさん……すごい美人だ」
イブキ「もう!マントの話よ……///」
ゴールド「あ、そ、そっか……」
ゴールド「マント……にしては小さいけれど」
イブキ「フスベではね、子供が生まれた時にもマントを作るの」
ゴールド「健康な成長を祈って、みたいな?」
イブキ「そうね。フスベではドラゴンポケモンたちが子供を守ってくれる、という伝説があるのよ」
ゴールド「あ、これが小さいころのイブキの写真かぁ」ペラ
ゴールド「お、タッツーやミニリュウもいる」
ゴールド「みんなかわいいなぁ」
イブキ「うれしいこと、言ってくれるわね」
ゴールド「今のイブキもかわいいよ」
イブキ「もう///」
ゴールド「へ~!よく見るとミニリュウみたいな刺繍がある……ん?」チラ
イブキ(……やっぱり、話したほうがいいわよね)
ゴールド「どうしたの?イブキ」
イブキ「言わなければいけないことがあるのよ」
ゴールド「?」
イブキ「儀礼用のマントがある、ってワタル兄さんから聞いたでしょ?」
ゴールド「うん」
イブキ「それについて、トラブルがあって……」
ゴールド「トラブル?」
ゴールド「実は?」
イブキ「……実はもう、あなたのマントが、ほとんど完成しているのよ……」
ゴールド「マントって、どのマント?」
イブキ「こ、婚礼用のよ……///」
ゴールド「…………」
ゴールド「は?」
------
マント職人「イブキちゃんのはともかく、ムコ殿のマントを、勝手に作ってしまっても、いいのかえ?」
長老「彼は、数少ない、わしの見込んだ子じゃ。」
長老「気変わりすることは、無かろう」
マント職人「まあ、長老さんがそう言うなら、信用いたしましょ……あたし共で腕によりをかけて縫いましょうか」
長老「うむ、頼んだぞ」
長老「こんなこともあろうかと、ゲンゾーに焼き増しさせておいた分が……」
マント職人「ほうほう、このボーマンダが……」
長老「こっちはイブキのキングドラの……」
マント職人「なぁるほど。任せとき……」
------
イブキ「この前、一緒にマント屋に行ったことがあったでしょ?」
ゴールド「その時に?」
イブキ「ええ。少し怪しいところがあったから、あとで問いただしてみたのよ」
イブキ「そしたら、こんなことが……」
ゴールド(文化財で外堀を埋められてしまった……)
ゴールド「というか、人の写真を勝手に渡したら駄目でしょ、ゲンゾーさん……」
イブキ「おじいさまにもいろいろ言ったけれど、もう手遅れで……」
ゴールド「大丈夫だよ。イブキが謝らなくても」
イブキ「困ったものね、おじいさまも、町の人たちも」
ゴールド「放っておけない性格なんだろうね」
イブキ「周りばっかり先走って、迷惑よね……?」
ゴールド「全然迷惑じゃないよ。むしろ……」
ゴールド「あっ」
ゴールド(これじゃあまるで、プロポーズしてるみたいじゃないか……!)
ゴールド「……」
イブキ「……」
ゴールド・ゴールド「ねえ」ハモリ
ゴールド「……」
イブキ「……」
ゴールド「……そろそろ、寝ようか」
イブキ「…………そうね」
ゴールド「……」
ゴールド(眠れない……そして気まずい……)
ゴールド(イブキも……)
イブキ「……」
ゴールド(寝てないか)
ゴールド(どうしよう……)
ゴールド(……)
ナツメ(予感は3年前からあったのよ!)
ゴールド(違うそうじゃない)
ゴールド(直接訊けば、すぐに分かることだ……)
ゴールド(でも……)
ゴールド(確信が、持てない)
ゴールド(イブキは、本当に、ぼくと一緒に居たいと思っているのか)
ゴールド(そもそも、自分にその覚悟があるのか)
ゴールド(核心に近づくのが怖い)
ゴールド(この関係を壊したくはない)
イブキ「……ねえ」
ゴールド「……」ドキッ
イブキ「まだ、起きてるんでしょ」
ゴールド「……うん」
イブキ「そっちに行っても、いいかしら」
ゴールド「……」
イブキ「いいわね」
ゴールド「……」ドッドッドッ
イブキ「……」
ゴールド(せ、背中にイブキのが当たって……)
ゴールド(おおお落ち着け、こういう時はヤドンのしっぽを数えるんだ!)
イブキ「ゴールド……」
ゴールド「ん?……」
ゴールド(直球で来たーっ!?)
ゴールド「……」
イブキ「わたし、ときどき考えるのよ」
ゴールド「……?」
イブキ「わたしは、あなたにふさわしくないかもしれないって」
ゴールド「……らしくないね、世界一のドラゴン使いが」
イブキ「世界一でも、何でもないわ」
イブキ「わたしは、あなたに守られてばかりで、自分の気持ちにも素直になれなくて」
ゴールド「そんなこと、ないよ」
イブキ「それに、怖いの」
イブキ「ある日、あなたがどこかへ旅立って、消えてしまうかもしれない」
イブキ「あなたが明日もいる保証はどこにもないわ」
イブキ「わたしたちを縛るものは、何も無いから」
ゴールド「それが、あのマントか……」
イブキ「あなたは優しい人だから、多分、周りの勢いに乗せられたら、断れないわ」
イブキ「でも……それってフェアじゃないわよね」
イブキ「それに、ひとの力に頼ってあなたを手に入れたら、わたしがみじめになるでしょ?」
ゴールド「……」
イブキ「だから、がんばって伝えるわ」
イブキ「あの日のあなたのように」
イブキ「やっと、こっちを向いてくれたわね」ニコッ
ゴールド「……背中で聞くわけにもいかないからね」
イブキ「……ふふっ」
イブキ「……」スー、ハー、
イブキ「ゴールド……」
ゴールド「イブキに、『がんばって』って言って欲しい」
ゴールド「ぼくもイブキに、『頑張って』って言いたい」
ゴールド「たとえ、きみがぼくを疑うようなことがあっても」
ゴールド「ぼくは、イブキを嫌いにならないよ」
ゴールド「絶対に、イブキの前からいなくなったりしない」
ゴールド「だから」
ゴールド「それで、お揃いのマントを着よう……!」
ゴールド「……?」
イブキ「うぅ……っ」グスッ
ゴールド「……」ギュッ
イブキ「ごめんなさい……」ヒグッ
ゴールド「いいんだ、いいんだよ」
イブキ「うれしくて、あんしんして、それで……」
ゴールド「うん、うん」サスサス
ゴールド「ぼくは待つよ。だから、好きなだけ泣こう」
イブキ「う……っ……」グスッ
・
・
・
ゴールド「はい、熱いから気をつけてね」
イブキ「……ありがとう」
コク……コク……
ゴールド「落ち着いた?」
イブキ「ええ、あなたのおかげね」
ゴールド「どういたしまして」
イブキ「……」
ゴールド「……」
コク……
ゴールド「……夢じゃ、ないよね」
イブキ「……らしくないわね。チャンピオンになった時も、しれっとしていたのに」
ゴールド「ワタルさんから聞いたのか」
イブキ「そうよ」
ゴールド「……あの時より緊張したよ」
ゴールド「だって、応援してくれる人がいなかったから」
コク……
ゴールド「……夢じゃ、ないよね」
イブキ「……らしくないわね。チャンピオンになった時も、しれっとしていたのに」
ゴールド「ワタルさんから聞いたのか」
イブキ「そうよ」
ゴールド「……あの時より緊張したよ」
ゴールド「だって、応援してくれる人がいなかったから」
ゴールド「そ、そうじゃないけど……」
イブキ「ふふっ、分かっているわよ」
ゴールド「と、とにかく!」コホン
ゴールド「ありがとう。イブキ」
イブキ「ありがとう。ゴールド」
------
ゴールド「ちょっと……窮屈だな……」
ゴールド「儀礼用だから、尚更なのかな……?」
ゴールド「でも……」
(いろいろ着せられているボーマンダ)
ボーマンダ「グゥ……」
ゴールド「きみの方が窮屈か」
ゴールド「ごめんな~、キングドラと違って、お前は陸にいられるからなぁ」ナデナデ……チラ
(鏡に映るマント)
ゴールド「ははっ、お揃いだよ、ボーマンダ」
ワタル「どうだい、ゴールドくん!ドラゴン使いの格好は?」
ゴールド「ワタルさん!……ちょっと、動きにくい気がします」
ワタル「初めてだから、それは仕方ないだろう。じきに慣れるさ」
ワタル「そのマントも似合ってるじゃないか」
ゴールド「ありがとうございます」
ワタル「おれがボーマンダの相手をしているから、イブキに見せてきなよ」
ゴールド「そうしてきます!」ダダダッ
ワタル「走るなよー!」
ワタル「…………兄さん、って呼んでくれてもいいんだぞ。なあ?」
ボーマンダ「ギャオ?」
・
・
・
イブキ「いいわよ!」
ガチャッ
ゴールド「おお……」
イブキ「どうかしら?」
ゴールド「何度見てもすごいね……そのマント」
イブキ「あら、マントだけ?」
ゴールド「もちろん、イブキもきれいだよ」
ゴールド「かなり、古風な雰囲気だね」
イブキ「おばあさまの時と同じ髪型なのよ。この方が、伝統を感じられるわ」
ゴールド「イブキは、そういうこと大事にするもんね」
イブキ「それもあるけれど、憧れていたのよ」
ゴールド「結婚式に?」
イブキ「そうね、おばあさまの写真を見てからずっと」
イブキ「夢だったのよ。こうやって、好きな人と一緒に、並んでマントを羽織る日が」
イブキ「巡り巡って、このマントが、わたしたちの背中を押してくれたのよね」
ゴールド「長老のおかげ、だね」
イブキ「ダメよ。おじいさま、褒めるとすぐつけあがるんだから」
ゴールド「はははっ!」
イブキ「……ねえ」
ゴールド「なあに?」
イブキ「わたし、幸せよ」
ゴールド「ぼくも、幸せだ」
イブキ「ゴールド……」ジッ
ゴールド「イブキ……」スッ……
「そーゆーのは、あとでやってくれや!」
ゴールド「み、ミカンさんに……アカネさん、いつの間に!?」
ミカン「……『古風な雰囲気』、のあたりからです」
ゴールド「ほぼ最初からじゃないですか!」
アカネ「とっくに時間過ぎてるで!」
イブキ「……続きは夜までお預けね」
ゴールド「そうだね」
イブキ「さ、行きましょ」
ゴールド「みんなが待ってる」
イブキ「今日が、わたしたちの始まりなのよね」
ゴールド「これからも、色々なことが起こるだろうけど、二人なら乗り越えて行ける」
イブキ「ええ、そうね」
イブキ「あなた」
-終-
しかも告白編の次がプロポーズ編という()
個人的には(文化財で外堀を埋められてしまった……)というこのセリフ、すごい気に入っています
マントの刺繍が実際どんな柄なのかは各自想像していただければと思いますが、自分はモンハンの図鑑イラストのような、デフォルメされたポケモンの絵だと考えています
また何か降ってきたら、あいだの話や続きの話も書きます
読んでくれた方、ありがとうございました
またどこかで会えたら
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- 2019年02月23日 12:38
- すこすこのすこ