【モバマス】チョコ以外の告白方法
――バレンタイン当日
菜々「あ、あの……プロデューサーさん、ちょ、チョコをどうぞ」
モバP(今回は菜々P。以下P)「お、おぉ……あ、ありがとう」
菜々「い、いえ……プロデューサーさんのおかげて菜々は……その」
P「そんな。菜々さんが頑張って来てこその結果ですよ」
菜々「いえいえ、プロデューサーさんが……」
ちひろ「いつまで続ける気ですか、このバカップルは」
あかり「これが都会の告白のやり方んご」
ネネ「まってちがう」
とりあえず、7歳ではぁとさんの娘でも、37歳で美優の母親でもなく、27歳(処女)の菜々さんということでお願いします
舞「くっついて欲しいといつも思いますが、どうも……」
若葉「互いが互いを意識しすぎてますから、どうにも」
ちひろ「今時中学生でももう少しマシですよ」
ネネ「まぁまぁ……」
あかり「難しいんご……」
桃華「あかりさんも、好きな殿方ができればすぐにわかりますわよ」
あかり「そうなんご……」
「ん?」
「そうすると、みんな好きな人がいるんご?」
みんな『っ!!』
舞「そ、そ、そんな……」
若葉「す、好きな人だなんて……」
ちひろ「あは、あははは……」
ネネ「ま、まぁ、そういうことで……」
あかり「??」
(危なかった…………付き合ってるのがバレたかと思った)
(でも……だからかな…好きな人がいるという幸福は、分かち合いたいです)
ガチャ
ありす「おはようございます」
由愛「おはよう……みなさんどうかしましたか?」
あかり「んご……わからないんご」
ありす「まるで、桃色空間ですね」
由愛「っ!」
(……そういうことかぁ)
ナデナデ
ありす「んなっ、な、なんで頭を撫でるのですか?!」
由愛「えへへ、なんとなく……かな?」
若葉「そうだね……みんなヤキモキしちゃってるし」
ちひろ「ただ、二人とも5月の8代目シンデレラの戴冠式までは……って考えみたいで」
舞「ご、五月まで……ですか」
桃華「耐えられませんわ!皆さま、どうにかして二人を伴侶にしようではありませんか!」
ありす「も、桃華さんが燃えている?」
由愛「桃華ちゃんもお世話好きなんだねぇ……」
「で、いい考えってあるのかな?」
…………
……
桃華「というわけで、どうなんですか!?」
菜々「ふぇっ!あ、えと……えと、ナナはシンデレラですので……その……」
舞「そういう建前はいいんです!」
若葉「そうですね。みんな菜々さんのことを心配して」
菜々「本音は?」
ちひろ「いつまでたってもくっつかないので、じれったくて……」
菜々「もー――っ!!」キー
ネネ「まぁまぁ」
由愛「でも、二人とも好き合ってるみたいですし、もっと互いが本音を出してもらってもいいと思いますよ」
菜々「まぁ……そりゃあ、そうですけど」
あかり「会話が既に近所の井戸端会議のおばちゃんだんご」
ありす(……私もいつか好きな人と)
ちひろ「もう、そんな事言って、今度のプロデューサーさんの休みの日に一緒にデートする約束があるのは調べてありますよ!」
菜々「いつの間に?!」
桃華「いつも菜々さんの手料理で締めてお別れするそうですね」ペラリ
菜々「桃華ちゃんとこの黒い服の皆さんの仕業ですか!!」ガタッ
舞「じゃあ、あとはいい雰囲気を作るだけと」
ネネ「ここは菜々さんの気合の入った手料理で一気に告白まで持って行くべきですね」
菜々「でも……ナナの料理はちょっと……おしゃれじゃないですし」
若葉「肉じゃがとか味噌汁とかがおいしいって聞きましたよ」
菜々「心ちゃんに楓ちゃんめぇ……」
由愛「いえ……志乃さんと礼子さんです」
菜々「一体、いつの話ですか……あの二人が来たのはたしか……」
「じゃなくて、やっぱりナナの料理だけじゃ……その……」
ちひろ「大丈夫ですよ。そうかと思ってある番組のゲストに、菜々さんに出てもらいますよう段取りをつけてますから」
菜々「え゛?」
唯「千枝に」
菜々「あかりと」
あかり「菜々んご!」
四人「ぽてとまっしゃー料理帖!」
唯「はいはーい、バレンタインも終わってカレのハートは掴んだカナ?どうでしカナ?」
千枝「あ、あの……唯さん。もしかすると友チョコとかかもしれませんし」
唯「そうだねー。じゃあゲストの二人と一緒に作ってもらう料理はこれだー♪」
テロップ【メンチボールのホワイトソースかけ】ババン
あかり「メンチボールんご?」
菜々「メンチカツのまぁるいバージョンですね」
唯「あとは、バターとホワイトソースだね。あ、ホワイトソースの代わりにチーズでもいけちゃうよ☆」
あかり「まずはじゃがいもを茹でます。次に挽き肉に、玉葱と人参をすりおろして……あれ?」カチャカチャ
菜々「茹でたじゃがいもをマッシュポテトを作るように潰しておいて挽き肉とかと混ぜますね」マゼマゼ
唯(ナイスフォロー!)
菜々(任せてください!)
千枝「では、混ぜたのにつなぎでパン粉と玉子を混ぜて、小さく分けて……100gぐらいかな、これを丸くまとめて小麦粉に転がして衣をつけます」
あかり「えっと、バターをフライパンに熱してジュージュー言うようになったら、入れておき両面に焼き色が付いたら弱火にして蒸し焼きにします」ジュージュー
菜々「少し冷めたら、ホワイトソースを万遍に塗って」ペタペタ
唯「焼きゴテで……」ジュー
千枝「好きな文字を入れますね」
菜々「L、O、V、E……ラブですか」
あかり「焼きゴテが難しいなら、さやえんどうとかで文字を作るのもいい……んご」
唯「キャラ弁みたいだねー☆」
あかり「りんごを使った皿だを作るんご!」
唯「りんごをお皿にしたサラダだね」
菜々(これを考えたのは楓ちゃん?美羽ちゃん?)
?(ふふっ、内緒が一緒ですよ)
菜々(楓ちゃん!!)
あかり「まず、りんごを四角く切りとります……んご」シャリシャリ
菜々「切った方はサラダに混ぜますので切り刻んでおきますね」トントン
あかり「それから芯をくり抜いて……塩水につけておくんご」
菜々「あとは刻んだりんごを、マカロニや人参とかと一緒にマヨネーズやドレッシングで和えて」
あかり「このりんごの容器に飾るんご」サッ
二人「りんごの皿だ完成です」
……
シュウロクオワリマース
オツカレー
オワリダヨー
唯「どうかな、どうかな?参考になった?」ピョンピョン
菜々「えっと……えへへ」
あかり「これってもしかして、都会にあると聞いた、萌文字ライスっていうのですか!!」
「……んご」
菜々「燃えも地雷っす?!」
唯「まってちがう」ヒヤヤカ
千枝「……えっと、オムライスに字を書くあれですよね?」
あかり「そうそう、オムライスんご!」
菜々「……オムライス以外にもこんなやり方があるなんて……ハンバーグでもできますよね?」
唯「もっちろーん!」
千枝「頑張ってください!」
菜々「はい。菜々、頑張ります!」ダブルピース
菜々「じゃ、じゃあ今日は菜々のおうちに……」
P「お、おう」
トンテンカンカン
ギィィ
P「おじゃましまーす」
菜々「どうぞ。出来上がるまで待ってて下さいね」
P「あぁ、楽しみだな。菜々の料理は」
菜々「えへっ」
「……」
(みんなの声援、勇気のカケラに変えさせてもらいます!)
ペタペタジュージュー
P「うまそうな匂いだな……ハンバーグかな?」
P「お、待ってました」
菜々「……」
P「ん?どうした?」
菜々「……プロデューサーさん」シンケン
P「お…………んっ」シンケン
菜々「この料理は……」
カチャ
菜々「ナナの……安部菜々の真剣な想いです」
P「……」
(そのハンバーグには)
(ピースアンドラブと書かれていた……PさんLOVEというわけか)
「……」
「いただきます」パンパン
菜々「は、はい!」
(返事がない……)
(呆れちゃったんでしょうか……)
(……)
カチャ
P「ごちそうさま」
菜々「あ、はい。お粗末さまです」
P「それでだが……」
菜々(来たっ……)
「なんでしょうか……」
P「その……な、今まで七年頑張って来て、菜々をようやくシンデレラにすることができた」
菜々「あ、はい……」
P「もちろん、菜々の頑張りがあったからだが、……その頑張っている姿を見て……なんだ……」
菜々「はい……」
P「あー、うまく言葉にできん!!以下略だ!」
菜々「ずごー!」
「……もー、雰囲気ブチ壊しですよ!!」
「せっかく……頑張ったのに」
P「すまん……で、だ」
「こんな俺でいいんだな?」
菜々「は?」
P「今から菜々を抱きたいと思う。その前にこんな男に抱かれたいかと……一応、その……聞いておきたくて」
菜々「あ……はい。その菜々は」
「優しく……してください」
「ああっ、下着!まだ脱いでません!!」
「ま、まだするんですか?!も、もう二時間は……」
「責任……取って幸せにしてください」チュッ
菜々「ふぇぇ……まだお腹と腰がおかしいですよぉ」ズキズキ
ガチャ
菜々「お、おはようございます」ヨタヨタ
唯「おはよー!……およ、その歩き方は?」
若葉「わぁ……おめでとうございます!」
桃華「少し歩きにくいんでしょうが直に慣れますわ」
舞「とりあえず座ってください。あと、足は開けていた方が楽ですよ」
菜々「ど、どうも……って、何故、桃華ちゃんと舞ちゃんがそれを知ってるんですか?」
ネネ「さぁ?……ね」
由愛「ふふっ、大好きな人がいるってことですよ」
菜々「うぅ……はぐらかしてるけど、みんなそういうことですか?」
ちひろ「そういうことです」
あかり「……どういうことんご?」
ありす「あ、あかりさんも恋人ができたら、わ、わかりますよ」アセアセ
千枝「今はただ、知らんぷりをするのが一番ですよ」ドキドキ
あかり「んー?」
「……やっぱりありすちゃんも好きな人がいるんご!?」
ありす「それは……その……は、はい」ドキドキ
あかり「ニヤニヤ」
千枝「ニヤニヤ」
ありす「っ!……ち、ちなうんです!きっとこれはちなうんですよ!!」カミカミ
千枝「噛んでるありすちゃん可愛い」ニヨニヨ
あかり「そっかぁ、ありすちゃんも年頃なんだねぇ」シミジミ
ありす「だーかーらー――!!」
(o・▽・o)&(●・▽・●)おわりだよー
久々に書いたけど、カンを取り戻すので精一杯。精進しないと
ではありがとうございました
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コメント一覧 (2)
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- 2019年02月17日 03:31
- こんなオバサンよりやっぱり唯とエッチしたいよね
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- 2019年02月17日 10:06
- 186人Pが居るのは気持ち悪いんご……