探偵(♀)「……へぇ?キミの方からわざわざ出向いてくるなんて珍しいじゃないか。」
探偵「で、どうしたの?もしかして、私の顔が見たくなったとか?だったら大歓迎だよ。心ゆくまで私を見つめるといい。」
探偵「……冗談だよ。だからそんなに睨まなくてもいいじゃないか。好きな人から睨まれるのも嫌いじゃないけどね。ふふふ。」
探偵「……それで、今日はどういったご要件で?仕事なら請け負うよ。当事務所は今日も閑古鳥が鳴いてる状態だからね、顔馴染みってことで安くしとくよ。」
探偵「…………おや、それはそれは、ふふふ。相も変わらずおモテになるようで。…………へぇ、そんなことまで。なるほどねぇ。」
探偵「まったく、許せないな。この私を差し置いて、キミをつけ狙う輩がいるなんてね。……あ、そこじゃないって?これは失敬。」
探偵「ま、要するに。ストーカー被害に遭っているからそいつの正体を暴いて欲しい、と。…………了解、力になるよ。」
探偵「料金は成功報酬で7万円。ストーカー野郎の写真やその証拠をキミに持ってくれば任務完了と。それでいいかな?」
探偵「おや、心外だな。これでも安くしといたのに。相場からみても良心的だと思うよ?これが飲めないなら他のとこに…………なんて、もう逃がさないけどね。」
探偵「せっかくキミがこの私を頼って来てくれたんだ。絶対に他のとこには渡さないよ。もうこの案件は私が請け負う。」
探偵「それくらいいいじゃないか。一度は私のもとから逃げた男の依頼を頼まれてやるんだ。せめて仕事でくらい、私のところにいてくれよ。いいだろう?」
探偵「…………ま、お金がないようならしばらく待ってやってもいいよ。個人的にもそのストーカーとやらに興味もある。半ば趣味のようなもの、でもあるからね。」
探偵「それじゃ、交渉成立ということで。大丈夫、いい報告が出来るように努力するよ。だから、キミは安心して私の帰りを待っているといい。」
探偵「出来ることならこのまま一生私の帰りを待ってくれると嬉しいんだが……っと、冗談だってば。そう怒らないで。冷静に冷静に。」
元ストーカーってイメージで書いた
「私を差し置いて彼をつけ狙うなんて生意気だ許せない」みたいな
やっぱこの人可愛いなとか思いたい
とか言って執着されて捕まりたい
って抱きつかれたい 俺はベッドに縛られている
基本探偵さんが強いけど突っぱねたりしたらふとした顔や動作から「悲しんでいる」ってのがわかってあまり悲しませたくないなって気持ちになりてえよおおおおおおおおお
探偵「…………ん?」
探偵「……ん、まあ、そうか。気持ちだけは受け取っておくよ。」
冗談のつもりで「うん大好き」って言ったら自分の方から距離取りそうなそんな難しい乙女心
本心では嫌いなんだろうな
「好き」という言葉と概念には魔法がある
まあ極端な嫌いってのは好きよりも強い執着よ
復讐されにされつくしてボロボロになった場合骨は拾ってくれるのかな
片時も忘れたことはないし新たなストーカーに抗いがたい嫉妬心も向けている
これ半分好きってことだよね
もどかしい関係だ
もっともっと進んだ所が気になる
探偵「はいはい、どなたかなっと……ふふふ、またキミかい。グッドタイミングだったね。」
探偵「おっと、どこへ行くんだい?せっかく来たんだからゆっくりしていきなよ。さあ、ほらほら。」
探偵「ふふっ……すまないね、こんな見苦しい格好で出迎えてしまって。しかし相手がキミでよかったよ。これが見ず知らずの人間だったら、今頃どうなっていたことか…。」
探偵「アポイントメント?……ふむ、そんなものあったかな。よく覚えていないが、ともかくこうして会えたんだからよかったじゃないか。」
探偵「さて……それじゃあキミも、はやくシャワーを浴びてくるといい。……大丈夫、ベッドは私が暖めておくから…。」
探偵「…………ふふふ。キミは面白いよね、ほんと。」
ふーんえっちじゃん
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コメント一覧 (7)
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- 2019年01月23日 14:26
- 全くそういうキャラじゃないのに、どういうわけか繭墨あざかが思い浮かんだ
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- 2019年01月23日 19:04
- 佐々木を思い出した
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- 2019年01月23日 22:58
- 最高だ
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- 2019年01月24日 00:44
- んー、百点!
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- 2019年01月24日 12:30
- 久しぶりに当たりやな
プリコネのネット弁慶探偵ちゃんも早く実装したってや
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- 2019年01月24日 20:04
- あーすきすきすき
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- 2019年01月25日 04:43
- これがいつか書くと言っていた独占欲MAXの探偵さんか