犬耳少女剣士「私のお尻、何か変ですか?」ペロンッ
犬耳少女「そうですか? なんだか皆さん様子が変というか、ずっとお尻見てません?」ヒラヒラ
男性メイジ「何でも無いよ!///」
男性プリースト「気にしないでっ!///」
犬耳少女「ならいいですけど……」チラチラ
男性アーチャー(あの娘、気づいてないのか……///)
男性メイジ(さっきからずっと、尻尾でスカートがめくれて……///)
男性プリースト(純白のパンツが……///)
男性メイジ「君、女の子なのにすごく強いんだね! さっきのボスだって瞬殺だったし」
男性プリースト「最初はちょっと不安だったけど、下手したら俺たちよりも強いんじゃない?
犬耳「いえいえ。皆さんのサポートがあったからで、私なんてまだまだですよ!」
男性アーチャー(いい子だなぁ)
男性メイジ(謙虚だなぁ)
男性プリースト(無垢だなぁ)
犬耳「はい! こちらこそ、いつでも声をかけてください!」
男性メイジ「じゃあこれ、俺たちの連絡先のメモね」
男性プリースト「君ならいつでも大歓迎だから!」
犬耳「わぁ、ありがとうございます!」
男性×3「またねー!」
男性×3「……」
男性アーチャー「……おい、見たか?」
男性メイジ「見た見た」
男性プリースト「バッチリ」
男性メイジ「戦闘中にパンチラする奴なら割といるけど、道中から見えてたもんな!」
男性プリースト「いやぁ、目の保養になったわ!」
男性×3「獣娘最高だな!」
犬(まったく、男の人ってホント単純なんだから)
犬(ちょっとパンツ見せてあげるだけで、あんなにチヤホヤしてくれて)
犬(消費アイテムは全部奢ってくれたし、素材も報酬も一番多く貰えたし)
犬(楽な仕事だなぁ)
犬(たかが布切れ1枚に、あんなに鼻の下伸ばしちゃってさ)
犬(何が『別に何でもない』だか。あんな露骨な視線、気付かないはずないのにね)
犬(アーチャーの人は狙い外しまくるし、メイジの人は呪文噛みまくるし、プリーストの人は回復する前に自分が死んでるし)
犬(ふふっ、みんな私のパンツに目が釘付けだったのかな)
犬「……私のパンツ、喜んでもらえたかなぁ」
犬(この街は敵も味方もレベル高くないし、そろそろ潮時かな)
犬(街の人全員が私のパンツを見慣れちゃっても困るもんね)
犬(来週には隣街に行ってみよっと。あそこは賞金稼ぎのレベルも高いらしいし)
犬(うわぁ、凄い。歩いてる人がみんな強そうだ、この街)
犬(なんか見た事ない装備の人とかウヨウヨいるし)
犬(何だあの禍々しい眼球。どんな敵倒したらあんなの落とすんだろう)
犬(よしよし、これは寄生のし甲斐がある)
犬(えーっと、ギルドは……あっちかな?)
犬(あとはこの辺に立って時々尻尾を揺らして、スカートの中をチラチラさせてれば)チラチラ
犬(そのうち下心を持った誰かが声を掛けて……)
男性パラディン「す、すいませーんっ!」
犬「っ! はい、私で……」
猫耳少女暗殺者「えっ、何々? 私の事?」
男性パラディン「そうですっ! あの、ちょうど軽戦士が居なくて困ってて、その、よかったら、一緒にパーティ、組んでくれたり……///」
猫耳少女暗殺者「いいよー! よろしくねっ♪」
犬「……」
犬(……私じゃなかった)
犬(あっ、スカートが……)
男性パラディン「あ、あっちです///」ジロジロ
猫耳少女「おー、みんな強そう! 私はそんなに強くないけど、仲良くしてね!」ヒラヒラ
犬(……なんか、同類の気配がする)
-数十分後-
男性スナイパー「いやー、疲れた疲れた」
男性スナイパー(スナイプするまでもなくパンツ丸見えだったなぁ)
男性メディック「大丈夫? 怪我はないかい?」サワサワ
男性メディック(うわー、脚柔らかい! なんかお日様の香りがするぞこの娘!)
犬「はい!ナイトさんが守ってくれたおかげで、大丈夫です!」
男性ナイト「ははは、俺が盾になるまでもなかったけどな……」
男性ナイト(前に出てたせいであんまりパンツ見れなかった……)
犬「えっ、こんなにいいんですか?」
男性メディック「君が一番貢献してくれたんだから当たり前だよ」
男性ナイト「そうそう」
犬「ありがとうございます! また誘ってくださいね♪」
男性メディック「水色だったな」
男性スナイパー「レースの縁取りがやたら凝っててエ口かったわー」
男性メディック「おー、流石の視力」
男性ナイト「俺、後衛職に転職しよ……」
犬(でも敵も結構手強かったな。まともに食らったら一撃で死ぬかも)
犬(私はどんな攻撃でも避ける自信あるけど、パーティメンバーのためにも蘇生アイテムは多めに持ち歩いてた方が良さそう)
犬(今日組んだ人達も結構強かったけど、途中からみんな私のお尻に夢中になって動きが鈍かったし)
犬(どんなに凄腕の人でも、やっぱりパンツは見たくなっちゃうのかな)
犬「……今日も色んな人に見られちゃったなぁ」
猫耳「凄い凄い! 皆すっごく強かったね!」ピョンピョン
男性パラディン「いやぁ、ははは……///」
男性ネクロマンサー「た、大したことないって。なぁ?///」
男性アルケミスト「そ、そうだな///」
犬(スカートはそこまで短くないけど、尻尾のせいで……)
犬(……ピンクだ)
犬「あっ」
犬(目が合った)
猫「……」ジーッ
犬(なんか見てくる……)ジ-ッ
猫「……」クルッ
犬(あっ、行っちゃった)
犬(今日も誰か誘ってくれないかな)キョロキョロ
犬(あっ)
猫「……」キョロキョロ
犬(あの娘もいる)
犬(来たっ!)
犬「私ですか?」
男性モンク「そうそう。君可愛いね! 暇だったら俺らとパーティ組まない?」
犬「はい! よろしくお願いしますね♪」
犬(よし、今日もいっぱい見てもらおっと)
猫「……」ジ-ッ
犬「ありがとうございました!」
男性モンク「また一緒に行こうね!」
男性ウィザード「お疲れー」
男性ガンナー「色々ご馳走様……うっ!」
犬(……ん? あそこにいるのは……)
猫「えー、私だけこんなに報酬貰っちゃっていいの?」
男性ドルイド「いやぁ、君が一番活躍してたし、当たり前だって」
男性サモナー「俺たち全員接近戦が苦手だから、助かったよ」
男性シャーマン「お陰でいいものも見れたし」
男性ドルイド「おいっ、余計な事言うなよ!」
男性サモナー「き、気にしないでっ! こっちの話だから!」
猫「ふーん、まあいいけど……」
犬(ふふっ、気付いてる癖に)
犬「わっ」
犬(また目が合った)
猫「……」ジーッ
犬(すごく見てくる……)ジ-ッ
猫「……」クルッ
犬(あっ、行っちゃった)
犬(今日も誰か誘ってくれ……)キョロキョロ
猫「ねえ、そこの君」
犬「はい……えっ!?」
犬(男じゃなかった! ……っていうか、いつものパンチラ姫ムーブの娘だ!)
犬「わ、私とですか?」
猫「そうそう。一度君と二人で話してみたくて」
犬「話? うーん……」
猫「あっ、もしかしてもう誰かと約束しちゃった? それならまた今度でも……」
犬「いや、そう言う訳ではないんですけど……」
猫「クエストも簡単なのにするから……ダメ?」
犬(意図は読めないけど、敵意はなさそう?)
猫「ホント? やったー! 頑張ろうね!」ピョンピョン
犬(ああ、そんなに飛び跳ねたら後ろにいる人達から……いや、わざと見せつけてるのかな)
男性ウォリアー「イエ口ー……」ジ-ッ
男性シーフ「水玉……」ジ-ッ
猫「えへへ、改めてよろしくねー。この先の道はよく知ってるから安心していいよ!」
犬「それはどうも」
犬(女の子と話すの久しぶりだから、いまいち勝手が分かんない……)
猫「もう、さっきから余所余所しくない?」ギュッ
犬「わっ! そんな急に抱きついたり……」
猫「普通にタメ口でいいって! 女同士だし、歳も同じくらいでしょ?」
犬「そう? じゃあ、遠慮なく」
犬「ところで、私と話したい事って?」
猫「ふふっ、分かってる癖に」
犬「まあ、何となく想像はつくけど……」
犬(話題の想像はつくけど、意図の想像がつかないんだよね)
猫「それ、わざとでしょ……さっきからずっと、パンツ見えちゃってるよ?」
犬(ほら、やっぱり)
猫「仲間だっ!」ギュッ
犬「わわっ」
犬(えっ、またハグ? なんで?)
犬「同好の士、ねえ……」
猫「ねえねえ、色々話聞かせてよ! これまで何人の男をたぶらかしてきたのか! あと友達になろ!」
犬「いや、たぶらかすとかそんな所までは……」
犬(よかった、とりあえず友好的みたいだ)
犬「……で、そのハンターの男の子が『これ穿いて戦ってください』って顔真っ赤にしながらスパッツを手渡してきて……」
猫「うわっ、いいなー少年ハンター! 可愛い!」
-数分後-
猫「……で、私がサービスのつもりでちょっとしゃがみ込んであげたら、もう動けなかったはずのソードマンの人が何もしてないのに回復し出して……」
犬「すごい、魔法もアイテムもいらないんだ!」
猫「やっぱり踵落としが一番目立つんだけど、味方からは見えないんだよね~。わざわざ私の前まで回り込んで覗きに来る人もいなくもないけど」
犬「回し蹴りだといい感じにスカートがヒラッってなってくれるよ」
猫「おー、そっちの方がわざとらしくなくていいかも!」
犬「両手に剣と盾持ってると、風が強い日とか……」
猫「あー、分かる。私も両手がダガーで塞がってるから……」
突風「ビュオオッ!」
犬「きゃあっ!」ブワッ
猫「やんっ!」バサッ
猫「エッチ~っ!」ヒラヒラ
犬「……みたいな事大声で叫ぶよねー!」
猫「絶対周りの注目集めにいくよねー!」
犬「恥ずかしそうに脚とかくねらせるよねー!」
猫「隠そうと思えば隠せるけど絶対隠さないよねー!」
犬「今すごいタイミングで風吹いたねー!」
猫「空気読んでくれたんだねー!」
猫「敵もだいたい倒し終わったし、そろそろ帰ろっか」
犬「うん、そうしよう」
犬(もっと話してたかったなぁ……)
犬「他の人って、つまり……」
猫「そう、男の人。私達二人でいっぱい見せつけてあげるの!」
犬「……楽しそう!」
猫「だったら、頑張ってる人にだけ一緒に見せてあげよっか。そうしたらみんな頑張ってくれるんじゃないかな?」
犬「あっ、それいい!」
犬「本当にねー!」
猫「どんなに知らんぷりしてても、視線は絶対お尻に向いてるもんねー!」
犬「本当にねー!」
犬「本当にねー!」
猫「見せパンとも知らずにねー!」
犬「本当に……えっ」
猫「ん? 見せパンとも知らずに、って」
犬「えっ」
猫「えっ」
猫「まさかとは思うけど……生パンなの?」
犬「……なんで!?」
猫「私のセリフなんだけど!」
猫「いや、だから周りには普通のパンツに見えてるっていうか……」
犬「みんなを騙してたの!?」
猫「騙すって、その、そんなに怒んなくても……」
猫「えっと、普通に貯金?」
犬「暗殺者が堅実に貯蓄してるんじゃない!」
猫「それは別に良くない!?」
犬「そんな事してる暇があったら下着の1枚でも買って来なさい!」
猫「いや、だって見せる予定ないし……」
猫「な、何が……?」
犬「私と戦え、三下」
猫「なんで!? 怖いんだけど!」
猫「ちょ、ちょっと待っ……」
犬「うるさいっ! 勝負だ、行くぞぉっ!」
猫「ひぃぃ、こっち来ないでっ!」
犬「実力は伯仲していたけど、それでも勝ったのは私。どうして自分が負けたのか分かる?」
猫「モチベーションの差?」
犬「そうじゃない。生のパンツを見られる覚悟があるかないか、それだけの違い」
猫「そんな覚悟別にいらな……」
犬「は?」
猫「何でもないです」
猫「そ、そんな勝手な……!」
犬「もしまた見せパン穿いてたら、みんなの前で脱がすから」
猫「うぇぇ……」
犬(ちゃんといるかな?)
猫「……///」モジモジ
犬(いたいた。偉い偉い)
犬(スカートは……今日は尻尾下ろしてるんだ)
猫「ひっ!」
犬「今日はスカート捲れてないけど、いいの?」
猫「いや、だって……///」
犬「えいっ」ピラッ
猫「ひゃああっ!?///」
猫「やだっ、やめてよぉっ!///」
犬「ふふっ、ごめんね。でもみんな、スカートの中が気になってるみたいだよ?」
猫「みんなって……」チラッ
男性レンジャー「おお、縞々……」
男性ファイター「なんか今日、いつもより恥ずかしそうにしてない?」
男性ガーディアン「可愛いなぁ」
猫「~っ!///」
猫「最悪……///」メソメソ
犬「大丈夫だよ。私も見られてるから恥ずかしくないない」
猫「恥ずかしくなくない!///」
犬「そうだなぁ……まあ全然恥ずかしくない訳じゃないけど、パンツぐらいなら見てもらっても良いかな、みたいな感じかな」
猫「そこは抵抗持ちなよ……今もパンツ見られてるんだよ?」
犬「うーん……そんなに嫌じゃないし」
男性クレリック「おっふ、ライムグリーンとはなかなか……」
猫「嫌じゃないって……」
犬「今度は何?」
猫「昨日、ハンターの男の子にパンツ見せてあげた話ししてたでしょ?」
犬「したね」
犬「全然」
猫「報酬はどのくらいだった?」
犬「大した事なかった気がする」
猫「じゃあさ……なんでその男の子と組んだの? パーティ組むメリットないのに」
犬「……言われてみれば何でだろ。気分かな」
犬「もしかして?」
猫「……パンツ見られるの、手段じゃなくて目的になってない?」
犬「……どういう事?」
猫「なんていうか、お金稼ぎ目的とかじゃなくて、パンツを見られる為にこんな事を続けてるんじゃ、っていう」
犬「いや、そんな変態みたいな扱い……」
犬(……あれ? でも色々思い返してみると……)
犬(そんなに強くない人と組んだ事も結構多かったし……)
犬(よく受注したクエストも、良い素材を落とす敵よりも良い感じに風を起こしてくれる敵とかだったし……)
犬(クエスト中じゃなくても、街中でわざと脚を伸ばしたまま屈んで落としたものを拾ったりしてたし……)
犬(……)
犬(寄生プレイのためでも、みんなにチヤホヤされたかったからでもない)
犬(みんなにパンツを見てもらいたかったんだ)
犬(だから昨日は、あんなに本気の怒りがこみ上げてきたのかもしれない)
犬(みんなには、いつだって本物のパンツを見て欲しかったから)
犬(いつも私のパンチラに喜んでくれる人達を、馬鹿にされたような気がしたから)
犬(私はただ……色んな人にスカートの中を晒されて、覗かれて、ドキドキして欲しかったんだ)
猫「いや、そんなに考え込むほど深い事言ったつもりは無いんだけど……怖いから何か喋ってよ」
犬「……」ギュッ
猫「へっ!? 突然何!?」
猫「な、何が……?」
犬「私、パンツを見られるのが好きみたい」
猫「えっ? ……えっ!?」
猫「話が全然見えない……」
犬「せっかく自分の隠れた願望に気付いたんだから、それに忠実に生きていける仕事に就きます」
猫「結構強かったのにもったいないなぁ」
猫「え、えーっと、近接戦闘職だと……ストライカー?」
犬「もうちょっと注目される感じの奴」
猫「じゃあ、ダンサーとかバードとか」
犬「お、いい線いってる」
犬「正解は……アイドルでした!」
猫「えっ、そんなのあったっけ?」
犬「この上ない天職でしょ! みんなに注目されて、味方にバフかけて、敵のヘイトを一手に引き受けるの! しかもステージの上に立つから、ローアングルから覗かれまくり! いい事づくめ!」
猫「さっきからテンション高過ぎない……?」
犬「新しい自分を発見した事にちょっと舞い上がっちゃって。舞い上がるのってスカートだけじゃないんだね!」
猫「私はちょっと引いちゃってるけどね」
猫「うん、行ってらっしゃい」
犬「何言ってるの、ほら」ガシッ
猫「ひっ! なんで私の腕掴むの……」
猫「違っ、それそういう意味で言ったんじゃなくて、っていうか離して……!」ズルズル
犬「衣装はもちろんスカート状で、重ね穿きはもちろん厳禁にして……でも、露骨すぎるのもアレだし、時々見えちゃうぐらいの方がいいかなぁ」ブツブツ
猫「ちょっと、誰かぁー! 助けてぇぇぇ!」ズルズル
この後アイドルとしてデビューした二人は、なんだかんだで結構人気になりましたとさ。
終わり
「SS」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (6)
-
- 2019年01月23日 10:22
- そのしっぽはどこから生えてるんですか?
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- 2019年01月23日 10:27
- ※1
マナリアフレンズを見れば分かると思う。あれは絶対に歩く度に見える。
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- 2019年01月23日 10:38
- 猫アイドルがわざとパンツ見せつけてるなんて失望しました
ミクにゃんのファンやめます
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- 2019年01月23日 11:09
- 時々ご褒美としてみえるから尊いんだよな
白い三角定規さんを見習いなさい
-
- 2019年01月23日 12:10
- 私のお尻がおかしいって
見せすぎるって意味だよな?
-
- 2019年01月23日 18:19
- でもアイドルって見せパンというかアンスコというかそんな感じのやつ必須なんでしょ?