【モバマス】奈緒「正月太りをぶっ飛ばせ!」
奈緒「うわぁぁぁぁああああっ!?!?」
奈緒父「どうした奈緒!?」ガラッ
奈緒「入って来んなああああっ!!!!」ドゲシッ
奈緒父「ひでぶッ」
加蓮「嘘ッ!?」
――渋谷家
凛「なっ……!?」
奈緒「はぁ……マズい……これはマズいぞ……」
加蓮「完ッ全にやっちゃったよね、これ……」
凛「油断……お餅を食べ過ぎた……!? ……いや、そんな……食べ過ぎという程じゃ……」
奈緒「なんだ、二人ともか。……やっぱり、その……ウェイトが……?」
加蓮「うわぁぁぁ! やめて!! 認めたくないいいっ!」
凛「加蓮はいいでしょ元々ガリッガリなんだから」
奈緒「正月は油断しやすいなんてよく言うけど……こんなハッキリ形に出ちまうとはなぁ」
奈緒「ひィッ!?!?」ビクゥ
加蓮「ま……まーまー、大丈夫だって! どうせ何日か経てば体型戻ってるよ!」
奈緒「そ、そうだよな! ウチはたとえ事務所が爆発四散したって翌日には元通りになってんだから!」
凛「でもさ……この姿をプロデューサーが見たら何て言うかな……?」
加蓮奈緒「!!!」ビクッ
奈緒「だ、だな! それにPさんは絶対に人を見た目で判断しないタイプだし!」ダラダラ
P「おいコラかな子ォ!!!!」
3人「!?!?」ビックゥ
P「どう見たって増えてんだよコラァッ! 俺の目を欺けると思うなよ!?」
かな子「そ、それにPさん言ってたじゃないですかぁっ! かな子の美味しそうに食べてる姿が好きだって!!」モグモグ
P「それとこれとは話が別だろうがァ! 外見の維持が出来ないなんざアイドルっていうか一芸能人として失格だろうが!!」
P「っていうかさっきから食うのをやめろォ!! 説教中だぞ!?!?」
P「お前はコキュートスコース行きだ! 担当外されたくなけりゃ体重ちったぁ戻せ!!!!」
かな子「ひ~~ん!!」
加蓮「マズいマズいマズい!! 担当外すとか言ってるよ!?」
奈緒「痩せるぞ!! 今すぐに!! どうにかして!!」
凛「け、けど今からどうやって!?」
凛「今日はたまたま顔出しに来ただけだけど四日後には仕事が入ってるんだよ!? それまでに体重戻すなんていくらなんでも……!」
奈緒「い、いや……アタシに考えがある……!」
奈緒「頼むよ晶葉! いつもみたいに道具出してパパッと解決してくれよ!」
晶葉「まるで私をネコ型ロボットのように……。まぁそれは良いが、して何時までに体重を戻したいんだ?」
凛「そ、それが……四日後にはもう仕事が入ってるんだけど……」
加蓮「い、いくらなんでも無理だよね……け、けどそれでもいいからもうなんでもいいからとにかく早く何とかしたいっていうか……」
晶葉「…………はぁ、いいだろう。丁度面白い試作品を一つ完成させたところなんだ」
奈緒「おぉ! さっすが世紀の大天才!」
晶葉「へへん♪ もっと褒めろ! そしてついてこい、この天才に!!」
3人「おぉー!!」
凛「い、一体ここは……?」
加蓮「薄暗っ……まるで夜中の病院だよ……」
晶葉「ここだ」
奈緒「これって……ドア?」
凛「それもまた随分物々しいというか……シェルターみたいな」
奈緒「な、なあ晶葉……アタシらはダイエットの相談をしに来たんだぞ? なのにこの部屋は一体……」
晶葉「ふふふ……君たちは期待通りの反応をしてくれるな」
晶葉「何を隠そう、この部屋こそが私の新・発・明! その名も……」
晶葉「『精○と時○部屋』だ!!!!」
凛「そ、それなんか聞いたことある! たしか部屋の中は外界と時間の進み方が異なっていて、部屋の中で1年過ごしても外界では1日しか経ってないというあの……!」
晶葉「これも藍子のユルフワニウムの応用さ! 時間の流れをちょいとねじ曲げてやったんだ!」
奈緒「け、けどあの部屋ってすっごく過酷な環境になってて、サ○ヤ人でも相当苦しいんじゃ……?」
晶葉「安心しろ、この空間は時の流れをねじ曲げただけのただの部屋だ」
晶葉「便宜上伝わりやすい名前を付けておいただけでそんな厄介なリスクなど何一つ発生しないのだ! 科学者が求めるのは完璧! 危険な代物などそう作らん!」
加蓮「○神と時の○屋!?」
凛「そ、それなんか聞いたことある! たしか部屋の中は外界と時間の進み方が異なっていて、部屋の中で1年過ごしても外界では1日しか経ってないというあの……!」
晶葉「これも藍子のユルフワニウムの応用さ! 時間の流れをちょいとねじ曲げてやったんだ!」
奈緒「け、けどあの部屋ってすっごく過酷な環境になってて、サ○ヤ人でも相当苦しいんじゃ……?」
晶葉「安心しろ、天才はそんな危険なだけのリスキーな代物など作らん」
晶葉「便宜上伝わりやすい名前を付けておいただけで、あの部屋とかまったく異なる代物だ!」
晶葉「なんとこの部屋で一泊すると同時にループ時空が発生し! 部屋を出る頃にはその1日の生活を365回繰り返した状態になっているのだ!」
加蓮「これさえあれば楽勝だよ! たったの1日で体型を元通りにできる!」
晶葉「ふはははは! 褒めろ、称えろ! なでなでも許すぞ!」
晶葉「ただし気をつけるんだぞ。何せ一年分だからな。たとえば絶食なんかしようとしたら一年間飲まず食わずで過ごしたことになる」
晶葉「そうなったら……死、あるのみだ」
凛「!」
奈緒「わ、分かった……まずはしっかり作戦を立てて、計画的に使うよ」
加蓮「そうと来ればさっそく作戦会議だね! 大丈夫、一日で取り戻せるんだから時間は沢山ある!」
加蓮「って言ったってあたしそういうの苦手なんだよなー。ねぇ、凛は何かいい考えある」
凛「私? うーん……」
凛「ここはやっぱり、運動あるのみじゃないかな」
有香「押忍! つまり皆さんのたるみきった体を引き締めればいいんですね!」
真奈美「任せてくれ。私達にとって鍛錬は日常の全てだからね。必ずや君たちの体に覇気を取り戻して見せよう」
奈緒「おお! なんて頼りになる人選なんだ!」
加蓮「二人の考えたメニューなら気合い入った体になること間違い無しだね!」
凛「トレーニングメニューは考えてもらってあるよ。二人の生活を参考にしたこのメニューなら大丈夫……なはず」
凛「やり過ぎた……ッ」ムキーン
加蓮「そりゃあの人らと同じように生活してたらこうなるよね」ムキムキーン
奈緒「分かってんなら途中で止めてくれよぉっ!?」ガチムチーン
凛「ひどくない?」ガチムチーン
奈緒「そういう加蓮は何か良い考えがあるのかよ?」ムキムキーン
加蓮「もうね、鍛えるって発想自体が間違ってるんだよ」サイドチェスト
加蓮「ここはスポ根組なんかより、体型維持の成功者に聞くべきだと思うね」フロントダブルバイセップス
奈緒「ポージングやめろよ鬱陶しいな」ムキーン
加蓮「まーまー、見てなって♪ あの二人に聞けば理想のボディ間違いなしだからさ!」
奈緒「あの二人って…………あぁっ、アレは!」
愛梨「美味しかったですね~♪」
志保「あっ、私まだ行ってみたいお店あるんですよ! ほら、ここなんですけど今お正月限定のスペシャルメニューやってるらしくて~♪」
凛「CGプロが誇るセ○クスシンボル……いくら食べてもカロリーが都合の良い所にしか向かわない奇跡のダイナマイトボディコンビ・愛梨&志保!?」
奈緒「なるほど! 常に暴力的なカロリーを摂取していながらグラビア撮影常連のあの二人ならきっとためになる生活スタイルを知ってるはず!」
加蓮「そういうこと! じゃ早速話聞いてくるからさ、先に部屋に向かってなよ♪」
加蓮「…………」ドスッ ドスッ
凛「…………」ドシンドシン
奈緒「…………」デプンデプン
凛「これどうすんの!?!? 完全に悪化したんだけど!?!?!?」
加蓮「まさか食べて普通に仕事するだけの暮らしだったとは……あれはもう神に愛された体質としか思えない……」
凛「正直運動量が人並みとしか言えない時点でおかしいとは思ったよ……」
奈緒「マジでどうするんだよぉ! もうあと二日しかないんだぞ!?」
凛「さ、最終手段……?」
奈緒「ああ。この方法だけは使いたくなかったけど……」
奈緒「もう一人の『天才』の力を借りるしかない……!」
――――
奈緒「だぁーっ!! 志希のヤツ、どこ探してもいねえよー!」
加蓮「ホント、普段あれだけ散々場をかき回しておいて肝心な時にいないんだから……!」
凛「はぁ、はぁ……この体で動き回るの本当にキツい……」
瑞樹「どうしたの貴女達!?」
奈緒「なんでもいいけどこのままじゃマズいんですよ! 志希の居場所とか知りませんか!?」
瑞樹「し、知らないわよ……。にしても本当に緊急事態みたいね。志希ちゃんはいないけど、代わりにこれならあるわ」コト
凛「これは……?」
加蓮「見た感じサプリメントみたいだけど……ラベルが見当たらないね。何の薬?」
瑞樹「これは私が志希ちゃんを脅迫……コホン、もといお・ね・が・いして作ってもらった安心安全最強サプリメントよ」
瑞樹「これ一つで一日に必要な栄養素が全て摂取できるし、それだけじゃなく美容と健康に効果的な成分がこれでもかとばかり詰め込まれているわ」
瑞樹「1年も継続して使い続ければマイナス10歳のアンチエイジングが期待できる。これをうまく生活に取り入れればきっとそんな体型だって元に戻せるはずよ」
奈緒「おぉ! なんだよ志希のヤツいいもの作ってるじゃんか!」
凛「ねぇ今脅迫って」
加蓮「川島さんのお墨付きなら安全性も問題なしだね。もう時間も無いし一か八かこれに懸けてみよう!」
凛「ねぇ今脅迫って」
なお(7)「わぁ~い失敗だぁ~☆」
かれん(6)「本当に若返るとか誰が予想できるってのよ……」
りん(5)「瑞樹さんならマイナス10歳でも何の問題も無いんだろうけど、私達のマイナス10歳ってそれもう幼児化だもんね……」
なお(7)「どうすんだよこれ!! もうダイエットとかそんなレベルの問題じゃなくなってんぞ!?」
かれん(6)「そ、そんなことあたしに言われても~……」
りん(5)「……待って、二人とも」
りん(5)「容器の一番底に説明書みたいなのが入ってた。これを読む限りでは、飲むのを何日かやめるだけで効能はリセットされちゃうみたい」
なお(7)「つまり……部屋に戻れば出る頃には元通りに!?」
りん(5)「みたいだね……。でも、ただそれだけじゃダメ。次こそ完全に体型を元通りにしないと。明日がタイムリミットなんだから」
かれん(6)「どうしよう……これ以上失敗は許されないのに……」
泰葉「……子供? なんでこんな所に……」
千秋「あなた達、どこから迷い込んだの? お父さんかお母さんはどこにいるのかしら?」
さんにん「!!」
千秋「この事務所、つくづく小説より奇なりを地で行ってるわね……」ビキ
かれん(6)「やめてぇっ! そんな可哀想なものを見る目で見ないでっ!」
なお(7)「と、とにかくアタシ達には時間が無いんだ! 頼む、Pさんに言うのだけは勘弁してくれ!」
泰葉「ですが、この様子ではどうやっても明日のお仕事に響くでしょうし……。Pさんには報告せざるを得ないのでは……」
りん(5)「…………そうだ!」
かれん(6)「どういうこと!?」
りん(5)「私達は一刻も早く痩せたいあまりに行き過ぎた手段ばかり選んできたけど、そうじゃないんだ」
りん(5)「何事も普通が一番。その点泰葉と千秋はCGプロが誇る常識人にして自己管理の鬼……」
かれん(6)「なるほど……日常生活をベストコンディションに保つために費やしている二人なら、極めて堅実な計画を提案してくれるはず!」
なお(7)「た、たしかにこの二人に任せるのが一番普通かつ一番安心だ! 不安要素がまったく無い!」
かれん(6)「よっ! さすがCVサ○ウユキ&CV遥○ら!」
千秋「最後の方で意味は分からないけどそこそこバカにされた気がするわ」
泰葉「そうなんですか……?」
加蓮「ん~~~っ、元に戻った~っ!」
凛「何事も結局は規則正しい生活と適度な運動、適切な食事だね。健康的な生活のありがたみが身に染みて分かったよ」
加蓮「いやぁ、よかったね奈緒!」
奈緒「…………っ」
加蓮「…………奈緒?」
奈緒「なんでアタシだけスタート時の体重に戻ってんだよぉっ!?」
凛「え、うそ?」
加蓮「あたしら完全にプロフ通りの数字に戻ってんだけど?」
凛「最初から計り間違えてたとか?」
奈緒「そんな訳ないだろ!? アイドルになってからなるべく毎日体重チェックするようにしてたし! そ、それに!」
奈緒「ブラだってキツいし、なんでアタシだけ~!」
凛「…………は?」
加蓮「ちょっと失礼」
もみゅんっ
奈緒「あぅ?」
奈緒「って何すんだばかぁ!」
加蓮「ふむ…………」
加蓮「ねえ、奈緒」
奈緒「え?」
加蓮「凛、メジャー」
凛「なんで私が……」
加蓮「うん、間違いなく胸だけ膨らんでる!」
加蓮「いや~参ったね! まさかまだ成長期なんて! このこの~♪」モミモミ
奈緒「うぅ、無闇に揉むのやめろよぉ!」
凛「…………」
加蓮「そういえば凛って泰葉とカップ数まったく同じなんだっけ? こりゃ凛もまだまだ大きくなるかもよ!」
加蓮「凛? ……りーん?」
凛「………………」
凛「………………」サスサス
凛「………………」
凛「………………」フニフニ
凛「………………」
凛「………………」
凛「………………」
凛「………………」
凛「…………くそっ」
完
あけましておめでとうございます
女主人公ものギャグマンガで絶対に一回は挟まれるダイエット回が大好きな者です
大晦日から三が日にかけて熱を出して寝込んでましたが私は元気です
新年一発目のSS、『ストライクかピンク色のピンを倒すと様々なエ口ゲヒロインに扮した五十嵐響子・前川みく・岡崎泰葉の三人がキスしてくれるボウリング』とどちらで行くか迷いましたがボツにして正解だったと思いました
「シンデレラガールズ」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (18)
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- 2019年01月10日 07:43
- マッチョ加蓮、なんか幸せそうだったような…
しっかしあの志希にゃんも屈する脅迫とは一体?
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- 2019年01月10日 08:07
- とっていいと思いました。(KONAMI)
で、エロゲヒロインニ扮した三人がキスしてXXXXして〇〇してくれるSSはまだですかね? この時期全裸は寒いもので...
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- 2019年01月10日 09:54
- 泰葉が出るまで遥○らPだと気付けなかった自分が悔しい
「精○と時○部屋」の○に射と子を入れたやつは素直に調教してもらいましょうブヒィ
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- 2019年01月10日 10:07
- 精射と時子の部屋...?
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- 2019年01月10日 10:26
- 身長考えると凛は小さいからなあ(ガン見)
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- 2019年01月10日 11:14
- 誤差でなく「太った」と確信出来、且つ、数日ではとても戻せない増加した体重
本人の体質や考え方にもよるが数百グラム程度でここまでは狼狽しないはずだろうし1〜2kgと考えられる
ググった結果、両乳房のみの重量で1〜2kgはF〜G相当なので、これが奈緒の83に全て充填されると…
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- 2019年01月10日 11:42
- 凛の身長は奈緒と加蓮よりも10cm以上も離れてるんだよな。凛が高すぎるというよりはなおかれんがやや低い感じだが。
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- 2019年01月10日 11:51
- ボーリングも読みたいなぁ
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- 2019年01月10日 16:37
- そこは両方書くところでしょうw
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- 2019年01月10日 17:41
- 精神と時の部屋の材料提供した人がその胸分けてほしいとか言いそう
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- 2019年01月10日 21:51
- あとがきがくどい
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- 2019年01月10日 23:16
- それをボツにするなんてもったいない! ぜひ書きましょう、さあ早く!
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- 2019年01月10日 23:54
- トレーナー四姉妹はかな子に勝てるの?
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- 2019年01月11日 03:06
- 貧◯神が!
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- 2019年01月11日 14:49
- 胸ネタは蒼の系譜の宿命 凛は頻度低いけど
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- 2019年01月12日 00:18
- ※5が俺と全く同じ発想してて草生えた
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- 2019年01月12日 20:31
- >>17
むしろそれは※4じゃないかい?
もうこうなったらずっと森久保と組むしか…でも成長した乃々に追い越される未來が見える