狐耳娘「おにーちゃん……、油揚げ買おうよ……、そんなものも買えなくって恥ずかしくないの?」
狐耳娘「私がのじゃとかコンコンとか言わないからなの?それともお稲荷さんが作れないからなの?私そんなの気にしないよ?」
狐耳娘「もしかして一回言っちゃった事を取り消すのは恥ずかしい!とか思っちゃってるの?私そんなこと気にしないよ?」
狐耳娘「……もしかしてキャラ付けの為に油揚げ欲しがってるとか思ってる?そう言う邪推するからお兄ちゃんは童貞なんだよ」
狐耳娘「……ねぇ、もしかしてお兄ちゃんって100円すら出せない貧乏だったの?だったらAmazonで変な物買ったりしないでよ」
狐耳娘「いやだなー、このままだったらお兄ちゃんの事嫌いになっちゃうかもなー」チラッ
狐耳娘「えへへ、ありがとお兄ちゃん、赤いきつねは美味しいよね、油揚げがちゃんと中まで味染みてるもん」
狐耳娘「お兄ちゃんが作ったきつねうどんはそこがダメなんだよねー、ちゃんと前の日から油揚げは味付けとかないと」
狐耳娘「帰ったら一緒に食べようね、おにいちゃんっ♪」
お兄ちゃん怒っちゃうよ
狐耳娘「……はぁ、おにいちゃんって自分の意に沿わない事があったらすぐ脅すよね」
狐耳娘「そんな性格だからモテないんだよ、……友達にも噂されてるし、妹として恥ずかしいんだけど」
狐耳娘「……?どうしたの、ハサミなんか取り出して」
狐耳娘「……あははー、冗談だよね?ね?」
狐耳娘「わ、わぁ!……わ、私にこれくれるの?おにいちゃん大好きっ♪ありがとっ!」
狐耳娘「私がきつねうどん作ってあげるから、一緒に食べようね、お兄ちゃんっ!」
狐耳娘「こんなにいいお兄ちゃんを持てるだなんて、私は幸せ者だなー!えへへっ」
狐耳娘「ちょっと待っててね、すぐにきつねうどん作ってあげるからっ♪」
狐耳娘「……はぁ、私の部屋に来て真っ先に言うことがそれってどういうことなのかな?」
狐耳娘「妹としてお兄ちゃんの将来が心配でーす、……頭の病院に連れて行った方がいいかも?」
狐耳娘「ふつうさー、妹に詰られたいとか言わないよ?……何も悪い事してないのに」
狐耳娘「お兄ちゃんは昔っから変な事言うよね、ケモミミがどうかとか狐はどうだとかさ」
狐耳娘「そんな人の妹に産まれて恥ずかしいよ……、しっかり反省してね、私のお兄ちゃん」
狐ちゃんちゅっちゅ
狐耳娘「うげぇ……今日のお兄ちゃん変だよ?特に頭の所が」
狐耳娘「くっ付かないで欲しいんだけど、抱き着かないで、顔を近づけないっ」
狐耳娘「……もう、変な事してたら警察に通報しちゃうよ?お兄ちゃんが変な事してきまーすって」
狐耳娘「そんなことしてたらすでにお先真っ暗のお兄ちゃんの人生がもっとブラックになっちゃうでしょ?」
狐耳娘「お兄ちゃんはそれでいいかもしれないけど、被害者兼家族になる私はお断りなんです」
狐耳娘「分かった?バカなおにいちゃん」
狐耳娘「お、お兄ちゃん……なんと言うことを……」
狐耳娘「そ、それはっ、邪道だよっ!やったらいけない事なんだよっ!」
狐耳娘「全国油揚げ連盟の人たちが怒ってるよっ!猛烈にっ!……ま、まあ食べない事は無いけどっ!」
狐耳娘「いやっ、そんな油揚げをお兄ちゃんに食べさせるわけにはいかないから、私が全部食べるっ!」
狐耳娘「次からこんなことしたらダメだよ、お兄ちゃんっ!」バタンッ
狐耳娘「は、はぁ?言うに事欠いてエキノコックスって酷いよおにいちゃんっ!」
狐耳娘「それを言うんだったら私だって言いたいことがいっぱいあるんだけど!」
狐耳娘「ばか!引きこもり!くそにーと!どーてー!お兄ちゃんなんて大っ嫌いなんだけど!」
そんなマジギレするっておまえ本当に寄生虫が…
狐耳娘「……うぅ、お兄ちゃんがそんなこと言うからじゃん……」
狐耳娘「エキノコックスネタは狐の間では禁句なんだよ?そんなことも知らないなんて常識知らず!ばか!どーてー!」
狐耳娘「それに、お兄ちゃんだってかかるかもしれないんだよっ?……私がもしエキノコックスだったら、お兄ちゃんも死ぬかもしれないんだけど」
狐耳娘「……そんなの嫌でしょ?……だったらそんなこと言わないでよ、おにいちゃん……」
狐耳娘「……え?買ってくれるの?やったー♪おにいちゃんだーいすきっ!」
狐耳娘「ふへへー、これは何にしようかなー、やっぱり油揚げの刺身かなー?それとも……きゃっ!」
狐耳娘「わ、わたしの油揚げがっ!無いっ!うぅ……とんびやろうめ……」
狐耳娘「お兄ちゃんッ!あいつに石投げつけて撃ち落とせないのっ!?」
狐耳娘「……うわー、美味しそうな油揚げ、どしたのこれ?」
狐耳娘「へぇー、お兄ちゃんが買ったんだ、ね、ねー、分けてくれたり……しないのかなぁー?」
狐耳娘「お兄ちゃんはイケメンだなー、カッコいいなー、モテモテだなー……」
狐耳娘「ぐぅ、お兄ちゃんめ……」
狐耳娘「うぅ……かわいいかわいい妹を無視して油揚げを私の目の前で食べるとは……」
狐耳娘「うぬぬ……この童貞!不細工!わからずや!お兄ちゃんなんて大っ嫌いなんだけど!」
どん兵衛のキツネ食えよ
狐耳娘「はぁ?何分からない事言ってるのかな?カップ麺と言えばどん兵衛のキツネうどんなんだけど」
狐耳娘「それにー、油揚げは油揚げでみんな美味しいし貴重なんだよ?」
狐耳娘「馬鹿舌なんて言わないで欲しいですー、お兄ちゃんなんてノンフライ麺の代わりに揚げられたらいいんですーだ」
狐耳娘「う、た、確かにそれはそうだけど……」
狐耳娘「この前栃尾の油揚げ食べ過ぎて晩御飯が食べきれ無かったからって言ってもう買わないって言ったじゃんかぁ」
狐耳娘「うぅ……お兄ちゃんがそんなこと言うから食べたくなってきた」
狐耳娘「ってわけで、栃尾の油揚げ買ってよ、お兄ちゃん!……おねがいっ」
狐耳娘「た、たぬきを私の目の前に出すとは……お兄ちゃん煽りのセンスあるね……」
狐耳娘「でも、私の方が一枚上手なんですー、私の方がー」
狐耳娘「ふふっ、まずお兄ちゃんから奪った揚げ玉をうどんに乗せるでしょ?」
狐耳娘「それでー、昨日作って鍋で味を染みさせてたこのきつねを……ってあれ?」
狐耳娘「ま、まさかお兄ちゃん、ここに置いてた油揚げ、食べたの?」
狐耳娘「ぐぅ……ばーか!お兄ちゃんなんて知らない!このたぬきうどんでも食べてろっ!ばーかばーか!!!」
狐耳娘「ま、まさかこれは……伝説の鼠の油揚げっ!?」
狐耳娘「もはやお目にかかれないと思ってたのに……お兄ちゃん、これまさか自分で作ったの?」
狐耳娘「ふおぉ……お兄ちゃん、ありがとう、これでもう黄泉の国に旅立てるよ……」
狐耳娘「じゃ、じゃあちょっと食べるから、ちょっと待ってね、お箸持ってくるからっ!」
狐耳娘「抱く?って何を?」
狐耳娘「それにー、店員さんにそんなこと言ったってタダでもらえるわけが無いじゃん、お兄ちゃんってバカなの?」
狐耳娘「はぁ、お店ではお金を支払わないと物は買えないんだよ?物々交換の時代じゃ無いんだから、しっかりしてよ、おにいちゃん……」
狐耳娘「買ってくれるの?やったー、ありがとお兄ちゃんっ♪……えーっと、それって本気で言ってるのかなぁ?」
狐耳娘「のじゃとかコンコンとかさ、属性として古いんだけど、狐耳界隈に対する偏見なんだけどー?」
狐耳娘「まぁ、なんちゃらは一時の恥って言うしー、言ってあげても良いけどさぁー……もいっこ油揚げね」
狐耳娘「こほんっ……おにいちゃんのどーてーなのじゃー、こんこんっ」
狐耳娘「こんなこと言わせるどーてーお兄ちゃんなんて嫌いなのじゃー、こんこんっ」
狐耳娘「こんこーん」
狐耳娘「はぁ、これで満足かな?おにーちゃん?」
狐耳娘「……そう言えばお兄ちゃんって狐耳生えてないよねー、お兄ちゃんにも狐耳生えてたらきっと油揚げが好きになってたのになー」
狐耳娘「そしたらおそろいだったから良かったのになぁ……」
狐耳娘「あ、でもそれだったら私の油揚げ食べられてたかも、お兄ちゃんって強欲だし」
狐耳娘「やっぱりお兄ちゃんはそれで良いよ、そのままのお兄ちゃんばんざーい」
狐耳娘「……だからー、この1枚500円の高級油揚げほしいな、おにいちゃんっ♪」
今回は狐耳娘が油揚げを提供する代わりにぼくに抱いてもらえるサービスを受けるわけだね
狐耳娘「……ッ!お兄ちゃん、妹に何言ってんのっ!ばかっ!しねっ!」
狐耳娘「お兄ちゃんにはもう油揚げあげないっ!しねっ!油揚げの代わりに地獄で揚げられてろっ!」
狐耳娘「……はぁ、お兄ちゃんって長生きできるタイプじゃ無いよね」
狐耳娘「だってほら、そうやってすぐ妹を馬鹿にするじゃん?狐の恨みは怖いよ?」
狐耳娘「……だーかーらー、お兄ちゃんは長生きせずに死んじゃうの、ご愁傷さまでした」
狐耳娘「まぁ、今から油揚げをお供えしたら許してあげない事も無いですけど」
狐耳娘「……あ、厚揚げかぁ……」
狐耳娘「いや、嫌いじゃ無いけどさぁ……油揚げが食べたいなぁ……たったの100円だよー?」
狐耳娘「あ、豆乳もあるんだ……逆に何でそれがあって油揚げが無いのか?って話だよね……」
狐耳娘「ま、まぁ、厚揚げも半分に切って揚げなおしたら油揚げになるから良いよね」
狐耳娘「お兄ちゃんは豆乳でも飲んでて反省してね?」
狐耳娘「お、おにいちゃんっ!妹にそんなこと言うとかセクハラだよ?」
狐耳娘「私はむしろ痩せてるんです!お兄ちゃんだってもっと筋肉付けたら良いんじゃ無いの?」
狐耳娘「大豆は畑のお肉って言って蛋白質もたくさん含まれてるんだよ?おにいちゃんよりよっぽど役に立ってるよね!!!」
つ厚揚げ
狐耳娘「はぁ……それは厚揚げって言って、油揚げとは別物なんだけど?」
狐耳娘「そんな偽物で私を騙そうとするなんて、お揚げくらい甘いよお兄ちゃん」
狐耳娘「確かに厚揚げの方がお値段は高いかもしれないよ?でもね、私は油揚げが食べたいの」
狐耳娘「だってさ……、狐が油揚げじゃなくって厚揚げで我慢したとか、なんかちょっと恥ずかしいじゃん……///」
狐耳娘「分かる?妹のこの繊細な気持ち」
元スレ
狐耳娘「おにーちゃん……、油揚げ買おうよ……、そんなものも買えなくって恥ずかしくないの?」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1546517275/
狐耳娘「おにーちゃん……、油揚げ買おうよ……、そんなものも買えなくって恥ずかしくないの?」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1546517275/
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コメント一覧 (9)
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- 2019年01月04日 03:49
- 冒険者「1つぐらい、食べてもバレへんか」
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- 2019年01月04日 04:14
- いなりが入ってないやん!いなりが食べたかったから注文したの!
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- 2019年01月04日 05:28
- 実の兄妹ならお兄ちゃんも狐耳なのかも。
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- 2019年01月04日 05:55
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いいね
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- 2019年01月04日 08:32
- どうよもたまにはこの方式やってみてよ
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- 2019年01月04日 09:15
- 成りきり型か、いいじゃない
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- 2019年01月04日 09:46
- ええやん
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- 2019年01月04日 10:25
- キツネの好物はネズミの油揚げと言われているけど、
稲荷神のお使いのキツネの場合、お供え物は後で人間が食べる(直会)ため、食品の油揚げになったらしい。
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- 2019年01月04日 11:54
- 吉岡里帆で再生した
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