さくら「大変!純子ちゃんがたえちゃんに食べられちゃった!」【ゾンビランドサガ】
さくら「純子ちゃんが…」
サキ「ついに食われちまった…」
愛「そんな……純子ぉ…(泣)」
リリィ「返してよたえちゃん!タエチャン!」
ゆうぎり「食い散らかされてバラバラでありんすなぁ…」
リリィ「うわーん。たえちゃんのバカー」
さくら「どどど、どやんす!? どやんす!?」
リリィ「そうだね…」
愛「明日のライブの練習…しなきゃ」
さくら「みんな現実逃避せんで!」
たえ「げっぷ」
さくら「それに明日のライブは純子ちゃん抜きじゃ…」
リリィ「さくらちゃん。残念だけど…リリィたちは一度死んでるゾンビィだから…」
サキ「こうして一度生き返っただけでも奇跡やけん」
愛「純子はきっと現代でアイドル活動ができて幸せだったよ…」
さくら「そう思うしか…ないのかな…」
ゆうぎり「さくらはん!」
さくら「!?」
さくら(えぇ、私は諦めてないんだけど……)
サキ「姐さん…なんか策があるとよ!?」
ゆうぎり「わっちらは皆ゾンビィ…この通り胃腸は働いてはござりんせん」
サキ「つ、つまり!!? つまり!?」
愛「純子は消化されてないってこと」
サキ「うおーー!」
ゆうぎり「…」コクリ
さくら「純子ちゃんはまだ…たえちゃんのお腹の中にいる!?」
たえ「げぷっ」
愛「ねぇでもそれって純子なの? ただの咀嚼物じゃないの」
サキ「おーい純子ー! 返事せんとぶっ殺すぞ」
たえ「ヴァーヴァー」
リリィ「たえちゃん静かに!」
愛「返事するわけないでしょ!」
??「みなさ~ん……」
全員「!?」
リリィ「リリィも聞こえたよ!」
サキ「腹ん中か!? いまかっさばいて出してやっからな!」
さくら「やめなよサキちゃん! たえちゃんも人権あるんだよ!」
??「そっちじゃありません~…こっちですー…」
ゴロゴロ
愛「ひぃっ! なんか転がってくる!」
純子(生首)「おはようございます」
愛「きゃああああああ!! なんだ純子か……」
さくら「あぁ…純子ちゃん…よかったぁ生きてたんだ」
純子(生首)「死んでますけどね」
純子(生首)「体は食べられたんですけど、頭だけ切り離して、間一髪のところで逃れたんです」
サキ「びっくりさせんな」
純子(生首)「そうですね…このまま首だけでは不便です…」
愛「不便とかそういう問題じゃないでしょ。アイドルできないじゃない」
ゆうぎり「まだ体は残ってるでありんす」
さくら「でも腕が一本…」
サキ「足が一本!」
リリィ「えっと、これ胴体の一部かなー? うえーん全然たりないよー」
ゆうぎり「でしたら、純子はんの残りを…」チラ
たえ「ヴァー」
ゆうぎり「たえはんの体内から取り出せばで良いでありんす」
サキ「おー! さっすが姐さん! よし、たえ! 今ここでうんt」
愛・純子「「アイドルはうんちしない!」」
サキ「しとるやんいつも」
さくら「あっ、だめだよリリィちゃんそんなに強く抱きついたら」
リリィ「たえ゙ぢゃああああん!!」ギュウウウ
たえ「ヴォっ!?ヴォオオオオ!!」
ブビュビュビュビュビュ
さくら「うわぁあ! たえちゃんの穴という穴から純子ちゃんが!」
愛「こっち飛んできてる! 汚い!」ペチャ
純子(生首)「汚くないです!」
サキ「やべぇぞ皆! はよかきあつめろ!」
純子(生首)「おねがいします! 私の大事な体なんです(泣)」
・・・
リリィ「これで全部かなー?」
さくら「たぶん……一応たえちゃんからかきだしたし…」
サキ「よし、じゃあくっつけようぜ!」
さくら「えー私達でやると?」
サキ「アイツにできるけん! あたしらでも出来るにきまっとーやろが」
愛「とりあえず、体になるようにならべてみよっか」
リリィ「パズルみたいで楽しそう!」
純子(生首)「お願いします」
ゆうぎり「これはどの部分でありんす?」
愛「うーん…胃? ぐちゃぐちゃすぎてよくわからない」
純子(生首)「あ、それは肝臓ですね」
さくら「わかるの!?」
純子(生首)「あ、はい。さわられた感じでなんとなく…」
純子(生首)「あうっ、そ、それは…///」
サキ「おい、純子! コレは!? どこばい!!」グニュグニュ
さくら「ちょっとサキちゃん! 真面目にやって」
純子(生首)「あんっ…私の体で遊ばないでください」
愛(どうみてもグロいのに、だんだん慣れてきた自分が怖い)
たえ「…」ジュルリ
リリィ「…たえちゃんはもう食べちゃだめ!」
~1時間後
愛「無理ね。諦めてレッスンいきましょう」
純子(生首)「そんな~~!」
さくら「わたしたちお医者さんじゃないし、これ以上はわからんとよ」
ゆうぎり「ごめんなんし」
サキ「これは?! おーい純子これはー!?」グニュ
純子(生首)「……」
サキ「おい無視すんな。うえっ、なんだこのパーツ」
さくら「どやんす?」
愛「……はぁ、あいつにバレるのは嫌だったけど。こうなった以上しかたないか」
【巽の部屋】
幸太郎「なんじゃいそのゴミ袋」
愛「ゴミじゃない。純子の体!」
サキ「たえが食っちまったけん」
幸太郎「……」
さくら「それをなんとかみんなで取り戻したんですけど……」
リリィ「リリィたちはがんばってくっつけようとしたんだよ! でも余計にぐちゃぐちゃになっちゃった!」
愛「だからなんとかしてよ。あんたならできるでしょ」
純子「巽さんお゙願゙い゙します~(泣)」
幸太郎「……ふ。しかたないな。純子の体はなんとか明日のライブに間に合わせる」
さくら「幸太郎さん……」
幸太郎「だが純子にも練習はきっちりとしてもらう」
愛「ちょっ、純子は生首なのよ! 無茶いわないでよ! 何考えてんの!」
幸太郎「愛、すこし目をつぶっていろ」
愛「は!?」
愛(え……な、なんなのいきなり…)
ぐちゃ
愛・純子「え…?」
幸太郎「新種のツインヘッドゾンビィじゃい! お前らはさっさと練習してこんかーい!」
愛「ちょっ! なにするのよ」
リリィ「すごーい!双腕重機アスタコみたい!」
純子「これが愛さんの体……」
愛「う、動きづらい…純子勝手に動こうとしないで…」
純子「す、すみません…」
愛「なんでどっちにも体の支配権あるの! こんなの無理よ!」
幸太郎「そんなもん瞬間心重ねてユニゾンせんかいこのユニゾンビィ!」
1時間後
さくら「はい、よっかはい、よっかよっかはい」
さくら「すごい! 愛ちゃんと純子ちゃん息あってきたね」
ゆうぎり「いつにもまして切れのあるダンスでありんすなぁ」
愛「いくわよ純子!」
愛「ワン・ツー・ここで支配権チェンジ」
純子「はい!」クルッ
純子「ワン・ツー・愛さんスイッチ!」
愛「ナイス」クルッ
サキ「いやそれ本番でやんねーやろ!」
さくら「体が間に合わなかったらまた手品ってことにしよっか」
サキ「ゾンビィ隠す気ないやろ!」
リリィ「たのしそー! リリィもユニゾンビィやってみたいかも!」
その夜
愛(なんか…ずっと真横に純子の顔があると寝付けないな)
愛(ていうか横むいたら普通に当たるし…)
純子「愛さん……」
愛「な、なに」
純子「お手洗い行きたくありませんか」
愛「……。勝手に行ってきたら…って私の体か」
純子「ふふっ。不便ですね」
愛「そうね…全部純子に筒抜けなんだもん」
愛「明日、体治ってるといいわね」
純子「今日はありがとうございました」
純子「私、この世に蘇って愛さんと友達になれてよかったです」
愛「私もよ」
純子「どきどき」
幸太郎「入れ」
純子・愛「「失礼します」」
ガチャ
サキ「おおー! 治っとるやん!?」
サキ「見ろ! 純子の体治ってっぞ!」
幸太郎「母さんが夜なべした編んだ肉体だ。大切につかえ」
さくら「純子ちゃーん! 新しい体よ!」
ロメロ「あんあん!」
愛「よかったわね」
純子「はい! でも愛さんと分かれるのはちょっと名残惜しいです」
愛「こんな経験生きてる人間にはできないものね」
スポン
純子(生首)「巽さんありがとうございます」
幸太郎「礼ならお前の体をかき集めてくれた仲間達に言え」
幸太郎「仲間を想う美しい友情…これがフランシュシュの目指すべき姿じゃい(涙)」
幸太郎「はいナイスゾンビィ! 今週のナイスゾンビィ」パチパチ
純子(生首)「みなさんありがとうございます」
リリィ「純子ちゃんいくよー! パイルダーオン!」ガシャーン
純子「ふぅ…」
純子「やっぱり自分の体はおちつきま……あれ?」
さくら「どうしたの純子ちゃん」
純子「なんか…少し違うような。重たいです…主に胸のあたりが」
サキ「ずっと愛の体におったけんな。まだしっくりきとらんのやろ」
愛「純子…その…なんか、おっきくなってない?」
純子「え?」
ゆうぎり「以前より、目に見えて体つきが膨よかになっているでありんすなぁ」
純子「ええええ!? ほんとです」
リリィ「さくらちゃんくらいあるねー」
純子「なっ、ど、どうしてですか!? 私もっと凹凸の少ない体だったんですけど」
幸太郎「うむ。お前たちに渡されたパーツを一応すべてつなぎ合わせたのだがな」
幸太郎「なんか余ったから盛っといた」テヘッ
サキ「てめぇ女の体に適当なことやってんじゃねぇぶっ殺すぞ!」
愛(ずるい…)
さくら「でも…不思議やね。なにが余ったんやろ…」
さくら「パーツ足りんのはありえるけど、余るってことある?」
サキ「確かにな」
ゆうぎり「……? あぁぁ、もしかしたら」
ゆうぎり「たえはんは純子はんを食べる前に、何か他のもんも食べとったかもしれんでありんすなぁ」
さくら「なるほど、それで量が増えちゃったんだ」
純子「……他のもの?」
リリィ「あっ! じゃあそれきっとリリィのイカゲソだ!」
リリィ「一袋全部たえちゃんにとられちゃったの!」
たえ「ヴァー…」
純子「げ、ゲソ…? 私の体に…ゲソ!?」
愛「……混じってるの?」
幸太郎「……てへっ☆」
純子「いやああああああああ!!!」バタッ
サキ「あ、今度こそ死んだ」
・ ・ ・
愛「私は食べないの。なんで純子だけ…」ツンツン
たえ「ヴァウ?」
愛「食べてみない? おいしいかもしれない」グイグイ
たえ「ヴァー?」カプ
愛「ふふっ…」
愛「あ、その前にイカゲソ食べさせないと…いっぱい…たっぷり食べなさいね…ふふ」
愛(これで純子よりも…!)
END
「SS」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (23)
-
- 2018年12月07日 07:43
- >>1
死んでますけどね
-
- 2018年12月07日 07:57
- >>1
作者が死、ねば作品も死、ぬだろ
-
- 2018年12月07日 00:33
- 🙆🙆🙆🙆🙆
-
- 2018年12月07日 00:54
- ユニゾンビ言いたかっただけやろw
-
- 2018年12月07日 00:58
- こういうの大好き
もっとちょうだい(過食)
-
- 2018年12月07日 01:12
- 純子ちゃんの胸を盛るな😡
-
- 2018年12月07日 01:19
- >>5
そうだよな。盛るなら尻だ。
-
- 2018年12月07日 01:15
- さくら「やめなよサキちゃん! たえちゃんも人権あるんだよ!」
ゾンビと吸血鬼と喰種に人権なんてねぇよ、バカゾンビィ。
-
- 2018年12月07日 02:24
- 狂ってんのにかわいいな……
-
- 2018年12月07日 03:35
- てっきりたえちゃんの首を取って純子ちゃんの首を乗せて誤魔化すんかと思ったw
-
- 2018年12月07日 03:45
- 本編よりワロタ
-
- 2018年12月07日 06:28
- つまり巽は純子ちゃんの胸を直揉みしたって事か
-
- 2018年12月07日 08:59
- まさか本編でさくらが食べられるとは……
-
- 2018年12月07日 10:19
- ユニゾンビってレベル1チューナーかな?(KONAMI感)
-
- 2018年12月19日 06:37
- >>15
レベル3チューナーな?
隠者ユニゾンビからのΩは鉄板
-
- 2018年12月07日 11:55
- こういう勢い好き
-
- 2018年12月07日 20:01
- ゾンサガは2次創作やりやすいんだろうな
キャラがそれぞれ濃い上に役割もすでに決まってるし、無茶苦茶な展開やトンデモ設定でも話をまとめられる。 ただ巽幸太郎は再現できなさそう
-
- 2018年12月08日 03:01
- 花魁言葉と佐賀弁(?)が難しそうな気がする
だからSSのような二次創作も同人誌も愛と純子がメインになると予想する
-
- 2018年12月08日 04:56
- サガゾンビィ達は首取れても体遠隔操作出来るし、これと言った弱点ないし、栄養摂取しなくてもいいし、それなのに(1人除いて)知性は完全に生前のまま、強い(確信)
-
- 2018年12月08日 08:52
- 純子って全身からイジメたくなるオーラ出てない?
-
- 2018年12月11日 01:34
- 如月千早「その手があったか!」
-
- 2018年12月11日 12:52
- 双腕重機アスタコからのユニゾンビィで変な声出た
ゾンサガssでは今回が1番面白かったわ
首もいでも、脳破壊しても生きてるし
何したら死ぬんだろ