魔人(♀)「私はずっと待っていたよ。キミが私のもとへ来てくれる時を、ずっとね。」
魔人「…………そうも、言ってられないか。なにせキミは、私を殺しにきたのだからね。のんびりキミの英雄譚を聞いていられるわけもない、か。」
魔人「残念だな。私は、キミを愛しているのに。ずっと前から、はるか昔から、私はキミとこうして会える日を心待ちにしていたんだ。」
魔人「キミに課せられた下らない使命のために、愛する二人は剣を交える……なんという悲劇だろうね…。」
魔人「でも……現にキミは私の首を刈り取ろうとしている。それがキミの意志ならば、私はそれを尊重したいと考えている。」
魔人「だけどね、私もここで死ぬわけにはいかないんだ。必ずキミを、狂った使命から解放してあげよう。そのためなら、多少手荒な真似をしても……致し方ないよね。」
魔人「さあ、おいで。キミの剣を真っ向から受け止めてあげる。そのうえで、キミの心を粉々に砕いて、私の傍にいてもらうよ。」
魔人「私はそのために、ここまで生きてきたんだ。いずれこの世に生まれてくるキミを、愛しむために、私は悪魔と呼ばれながらもなんとかここまで生きてきた。」
魔人「所詮数十年生きてきただけのキミに負けるほど、私も無駄に時を過ごしてきたわけじゃない。魔人の力、見せてあげるよ。」
魔人「さあ……どこからでも、かかっておいで。」
どんなんてすかあ
デレデレしてる時に病みが見える時だけど
普通にヤバそうなので前者のパターンが見て見たい
魔人「まだ少し、ボーッとするかな。……無理もない。あれだけ体力を消耗したんだから、人間の身体では回復に時間がかかるよね。」
魔人「キミが回復するまで、ここでゆっくり休むといいよ。……まあ、私としては快復したあともずっとここにいてほしいけど。」
魔人「……ん、どうしたのかな。……あれ、もしかして気づいていなかったのかい?私だよ、キミが殺せなかった私。」
魔人「ほら、驚いたからってあんまり急に動くものではない。傷口が開いてしまうよ?……ごめんね、出来るだけ怪我はさせたくなかったんだけど。」
魔人「…………そうか。まあ、それもいいだろう。キミが回復したら、また私の命を狙えばいい。私はキミの気が済むまで、何度だって付き合ってあげるよ。」
魔人「そうして何度かしているうち、キミも気づくだろう。こんなことをしても、私には傷ひとつつけられないということを。」
魔人「それに気づいて、自分で納得してくれたなら……今度こそ、ゆっくりお茶でも飲もうね。私たちには、まだ時間があるんだから。」
魔人「だから……まずは、キミは体を癒さないとね。何事も体から、だよ。」
お世話もしてくれる
逆に死んでも問題無いよね?みたいな感じでぶっ殺されそう
あーもうダメダメじゃんみたいな感じで普通に胴体切断してきそう
で良いです
あと数千年若ければそれくらい過激なこともしたかもしれないな
チッ年増がッ
って陰口言いたい
数千年以上愛してきた人に言われる陰口はどんな感じなんだろ
かわいそう
この魔人さんとエ口いことになる未来が寸毫程も想像できない
というか怒りの日のハイドリヒ卿が頭に浮かぶ
なんやかんやあって消えて生きつつメインヒロインちゃんとの幸福な生活を祝福するタイプの負けヒロイン臭さがある
好きな人以外とは手も繋げないような乙女だとギャップで萌えられないだろうか
「SS」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (8)
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- 2018年11月27日 17:16
- ユベルかな?
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- 2018年11月27日 17:28
- パーサーナックスおじいちゃん好き
アルドウィン倒した後も時々冒険を話しにいってる
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- 2018年11月27日 17:38
- 一億回…理解者…みんなが幸せな世界…
うっ頭が
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- 2018年11月27日 19:10
- ママァ…!
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- 2018年11月27日 19:53
- ジズーでしょ
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- 2018年11月27日 21:01
- パーサーナックスたそ~
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- 2018年11月28日 01:43
- あ、好き
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- 2018年12月21日 10:33
- まおゆうかな