前川みく「三人で回転寿司にゃあ……」
のアフターストーリーみたいなものだけど別に読まなくていいよ
ざっくり説明しておくと五十嵐さんはイガ地さんもしくはオナ嵐さんだったって話だよ
以上を踏まえた上で始めるね
泰葉「す、すみません! みくさんがお魚が苦手ということを失念していて……」
みく「うん、まあいいよ……。天丼とかあるし……」
みく「っていうかそこは響子チャンが止めるべきだったよね?」
響子「いい機会じゃないですか! アレルギーならともかく、ただの好き嫌いなんだからちゃんと直さなきゃですっ!」
みく「いいじゃん……別に困ることもないし」
響子「お魚のタンパク質や脂は肉とは質が違うんですよ! 栄養はバランスよく多種多様にとらないと! ね、泰葉ちゃん!」
泰葉「えっ、私ですか!?」
泰葉「えっと……こほん。そうですね、芸能は身体が資本ですから、栄養管理に関しては特に入念であるべきだと思います」
泰葉「特にみくさんは私達より体を使うお仕事が多いですから……ね?」
みく「味方がいなくなったにゃあ……」
響子「もう! 文句を言うんじゃありませんっ!」
みく「ええ……」
泰葉「す、すみません……回転寿司、私のリクエストなんです」
泰葉「その、来たことが無かったものですから。こういう機会にでも是非、と……」
響子「え、そうなんですか?」
泰葉「はい。普通のお寿司屋さんなら幼い頃お仕事の関係でよく連れて行ってもらったんですが、そのせいか家族も気を遣わせてしまったようで……」
泰葉「家族揃って外食する機会があっても、こういうお店はなんとなく避けてたんですよね」
響子「ま、回らないお寿司……」
みく「……それって本当に普通のお店?」
泰葉「……? はい。銀座の……名前はたしか」
みく「ああいいや、なんとなく察したから……」
響子「すんなり桃華ちゃんとユニットを組めた理由が分かった気がします……」
泰葉「?」
泰葉「失念していた理由の一つでもあるんですが……私てっきり、『お魚が苦手な猫』というキャラ付けで活動しているものとばかり……。申し訳ありません」
みく「キャーラーじゃーなーいー。お魚嫌いは地なのっ」
みく「っていうか、猫も地っ!」
泰葉「す、すみません……」
みく「もう……」プリプリ
泰葉「…………」キョロキョロ
響子「本当に初めてなんですね」クスッ
泰葉「っ、は、はい……。初めて見るものばかりです……」
泰葉「ちょ、ちょっと忙しなかったですかね? 落ち着かなきゃ……」
泰葉「…………わぁ」ソワソワ
みく「…………」
泰葉「はいっ」
みく「泰葉チャンは知らないかもだから言っとくけど、このレーンたまに逆回転するから気をつけてね」
泰葉「そ、そうなんですか? 凄いんですね……」
響子「何ウソ教えてるんですか! 泰葉ちゃん、そんなことありませんから大丈夫ですよ? もう……」
みく「ご、ごめんごめん。まあ、ちょっとしたお返し?みたいな……」
みく「まさかそんな素直に信じるとは思わなくて……ごめんね」
泰葉「いえ、気にしないでください。それにしても色々流れてくるんですね。あ、シューアイスだぁ……」
響子「デザートは食後に。ですよ?」
泰葉「はい。ふふっ、分かってますよ」
みく「とにかく、これでチャラってことで! せっかくのご飯なんだから楽しもー!」
泰葉「はい!」
響子「……ふふ」ニコニコ
泰葉「そうなんですか?」
響子「はい。うちは家族が多いですから。大勢でワイワイ集まって食べるにはちょうどいいんですよ。色々ありますし、好きなものを自由に取れますから」
みく「実はみくもちょくちょく連れて来られたんだよね。ほら、お魚以外にも色々あるでしょ?」
泰葉「みたいですね……。カレーに天丼に、お肉が乗ってるお寿司もあるみたいだし……わっ、ラーメンまで」
みく「お魚嫌いをからかうには最適ってワケ。一人だけ何も食べれないまま終わりってはならないからさ」
みく「Pチャンとにゃんにゃんにゃんでよく来たなぁ……。アーニャちゃんは道民だしのあにゃんもグルメだから、二人きりの時は回らない方に行くみたいだけど」
泰葉「やっぱりお値段の分、グレードはいくらか下がるんでしょうか?」
響子「そこはまあ……。でも、最近はクオリティ上がってるみたいですよ?」
みく「サイドメニューも日々増えてるしねえ」
泰葉「なるほど……企業努力ですね」
響子「ああ、回転寿司はセルフサービスなので……」
みく「その蛇口で手を洗って、おしぼりで拭くなんてからかわれたこともあったなー」
泰葉「なるほど。それは嬉しいサービスですね」
響子「ちょちょちょ! ダメですよ、火傷しちゃいますよっ! もうみくちゃん、泰葉ちゃんは初心者なんですからそういうこと言わないでください!」
みく「ご、ごめん……。泰葉チャン、それはお茶を淹れる用の熱湯が出てくるところだからなるべく触らないでね。ほら、そこに緑茶の粉末があるでしょ?」
泰葉「あ、本当ですね。へぇ、お寿司屋だからお茶用のサーバーがあるんだ……」
みく「あはは……」
泰葉「えへ、取っちゃいました」
みく「みくは……えっと」ピッピッ
泰葉「……みくさんは先ほどからずっとパネルの方で注文してますね?」
みく「食べられるものがなかなか流れて来ないからねー。泰葉チャンも一緒に何か頼む?」
泰葉「……回転寿司なのに、それでいいんでしょうか。せっかく回ってるのに……」
響子「まあほら、パネルで注文すると握ったばかりの新鮮なお寿司が来ますから。ねっ?」
泰葉「私は回るお寿司を取ります」プク
響子「……ふふっ」クス
泰葉「あ、なんで笑うんですか」
響子「いえ、かわいいなーって」
泰葉「……?」
みく「お、ローストビーフあるんだ……」ピッピッ
泰葉「あ、それはそうですね。実際、食べたいものがなかなか来ませんし……」
響子「泰葉ちゃんの好きなネタって何ですか?」
泰葉「そうですね……アジにイワシ、ブリも好きですよ」
響子「見事に青いですね……」
泰葉「たしかに……関係あるかは分かりませんが、私の地元は青魚の名産地なんだそうです」
響子「地元というと長崎ですか……ご飯が美味しいというのは有名ですねっ」
泰葉「私は長崎にはほとんどいなかったんですけどね。遺伝子レベルで好みが刻み込まれてたり?」
響子「あははっ、かもしれませんね。私の地元だと……梨でしょうか」
泰葉「梨」
響子「本当だ。フェアの限定商品ですね」
泰葉「私、アワビ好きなんです」
響子「私もです! と言っても、あまり食べる機会がありませんけど……」
みく「…………」
響子「あとは……あ、アイナメがありますね。珍しい……」
泰葉「あっ、イカが来ました!」
響子「ああ、それは取らない方がいいですよ。それ、かなりカピカピになってますし」
泰葉「あ、本当ですね。このイカ、カピカピです……」
みく「…………」
響子「回転寿司はずっと流しっぱなしなので、こういうことがあるんですよ。あまりカピカピ過ぎると処分になるみたいですが……」
泰葉「それはなんだかもったいないですね……。ちょっとくらいは我慢しましょうか。お醤油を多めにつけましょう」
響子「だからやめとけばよかったのに……」
泰葉「まあ、いいです。これも醍醐味ですよね」
響子「あんまり意地張らなくていいんですからね? お腹壊したら大変ですし」
泰葉「そうですね」
響子「イカは新鮮なのが一番ですっ」
響子「やっぱり粘りけたっぷりの新鮮なイカが美味しいですよねっ」
泰葉「ですね。粘っこくて……それでいてのどごしが良くて」
みく「…………」
泰葉「でも私、干したイカも好きですよ? あの独特の匂いがクセになるというか……」
響子「ああ、分かります。なんだか、生命って感じがしますよねっ」
みく「……………………」
響子「白子もありますよ。私、これ頼もうっと」
みく「…………」
泰葉「白子、好きなんですか」
響子「はいっ。食べると元気が出ますよね!」
泰葉「いいなあ……。私も白子お願いしていいですか?」
響子「分かりました!」
泰葉「あ、おいなりさん! 私おいなりさん好きです!」
響子「いなり寿司ですか。渋いですね」
泰葉「周子さんに凄く美味しいおいなりさんをおしえてもらったことがあって、それ以来好きになったんですよ。お汁たっぷりのものを口いっぱい頬張って食べるのがいいんです」
みく「~~~~~~~~っ」
響子「スジコですね。じゃあ私は……」
響子「あっ、とびっこにしようっと!」
みく「わざとやってんのかァッ!!!!!!」
泰葉「!?」
響子「!?」
泰葉「え、急にどうしたんですか……!?」
みく「だ、だからさっきから! 何なの! ツッコミ待ちなの!?」
響子「えっ? ………………あ」
響子「……あ、あわっ……あわわ……!」プルプル
みく「アワビだの白子だのおいなりさんだの……カピカピのイカて! 干したイカの匂いて!!」
響子「ぽぁだッ!」
泰葉「? ……?? ……???」オロオロ
みく「知らんよ新鮮なイカの粘りけとか!!」
みく「挙げ句よりによって響子チャンの口からとびっこって!!」
響子「~~~~~~~~~~~っ!?!?!?」カアアアッ
みく「まったく、もう……」
響子「…………」プルプル
響子「………………っ、ぽッ」プルプル
響子「――ぽんぴあッ」
みく「何て!?」
響子「わ、わわっ、私はそんなつもりなんてこれっぽっちも……!」
みく「尚更タチが悪い! アイドルなんだから気をつけなさいっ!」
響子「いっ、いちいちそういう方向に結びつけるみくちゃんにも問題があると思いますっ!」
みく「はぁ!? みくは一般論をだね……!」
泰葉「お二人とも、周りの迷惑になるので少しお静かに……」
みく「っていうか泰葉ちゃんもだよ!?」
響子「泰葉ちゃんにそういうつもりが無いのは分かってるじゃないですかぁ! 私は泰葉ちゃんと普通にお話してただけですっ!」
みく「響子チャンはこの間の件があるでしょうが! 尚更とびっこなんて狙ってるとしか思えんわ!」
響子「え!? なんですか!?」
みく「させるかぁ!!」
ギャーギャー…
泰葉「はぁ…………」
泰葉「……あ、甘エビだぁ♪」
完
完全に一発ネタのつもりだったんだけどこの間書いたのがあまりにも楽しかったからまたやっちゃった
あと個人的にちょっとつらいことがあったから多少のヤケも入ってる
泰葉Pなら是非必修科目にしたいところだね
何の話かって?
絶対言わないよモバゲーから大好評配信中のアイドルマスターシンデレラガールズとは毛ほども関係無いし
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コメント一覧 (26)
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- 2018年11月17日 09:36
- まあ猫科は基本あんまり魚食べないし…(日本は近年まで肉喰いは流行らなかった為)
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- 2018年11月17日 09:46
- みくにゃんは猫密林の可能性が…?
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- 2018年11月17日 09:50
- エビはロシア語で…
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- 2018年11月17日 11:41
- >みく「キャーラーじゃーなーいー。お魚嫌いは地なのっ」
みく「っていうか、猫も地っ!」
アニデレでみんなは何キャラでいくって言ってたけどな
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- 2018年11月17日 11:55
- きょこたん「マッジで!?」
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- 2018年11月17日 12:13
- とびっこってそういう意味もあるのか
今ググって初めて知ったわ
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- 2018年11月17日 12:44
- みんな高知に来い!
ゆずソフト クリーム食おうぜ!
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- 2018年11月17日 13:04
- ※7を自転車の後ろに載せて~
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- 2018年11月17日 13:15
- ゆっくり~ゆっくり~下ってく~(火葬場に)
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- 2018年11月17日 13:18
- これ次ゲはタイラーさん一強だった・・
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- 2018年11月17日 14:10
- 泰葉「特にみくさんは私達より体を使うお仕事が多いですから……ね?」
すっかりバラドルが板に付いてる様だね。
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- 2018年11月17日 15:40
- みくは「お魚嫌い」なだけでエビ・カニ貝類魚卵はいけるのでは?
公式だとすりみ鰹だしはいけるらしいので(ツナ缶とか練り物も?)、生臭さがダメなんだろうね
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- 2018年11月17日 16:14
- >>12
椅子に縛り付けて1つ1つ口に突っ込んで試してみよう。
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- 2018年11月17日 16:22
- (※13を椅子に縛り付けてドリアンと臭豆腐とホンオフェを一つづつ口にねじ込む音)
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- 2018年11月17日 16:55
- >泰葉「……? はい。銀座の……名前はたしか」
のあさんが牛丼屋から見てる
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- 2018年11月17日 21:46
- とびっこならさて本体はどこで震えてたのやら
響子のマ○コに付いてたなら大惨事だったけどなwwww
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- 2018年11月17日 21:58
- ※16
破廉恥な話辞めい!
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- 2018年11月17日 21:59
- タイラーさんwこんなところでまでネコかぶって家庭的アピールしても意味ないですよwww
......別人? え、だって声がおな地もとい同じに聞こえ
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- 2018年11月17日 22:11
- ところで、まさか、まさかだとは思うんですが、ここの響子ちゃんは実はパッd
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- 2018年11月17日 22:31
- あれ、※16勉強会の方に※したつもりだったのに
こっちだと本体とかとびっことか話が合うようで合わねぇ
しかし響子がマン○にとびっこ付けてると想像するとヤヴァイものがあるよね
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- 2018年11月18日 03:44
- 下ネタだと気づかなかったわ
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- 2018年11月18日 04:25
- 響子ちゃんの年代がとびっこなんで分かるわけないだろ!w
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- 2018年11月18日 19:09
- ※22
前作の勉強会では持ってる設定なので……
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- 2018年12月31日 17:56
- とびっこって二人以上で使ってナンボだよな
と言うことは響子は普段から誰かとそういうプレイを…
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- 2019年02月02日 15:02
- 綾地さんのこと響子って言うのやめろよ
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- 2021年10月11日 23:47
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